BECK (漫画)
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[編集] 概要
1999年から2008年まで月刊少年マガジン(講談社)にて連載されていた。2002年に第26回講談社漫画賞少年部門受賞。2004年10月から2005年3月までアニメが放送された。
『ゴリラーマン』、『ストッパー毒島』で知られる作者が手がける音楽漫画。作者にとって初の少年向け漫画でもある。KCDXサイズで2008年3月現在で32巻まで発売され、累計発行部数は1200万部を突破した。
作品の世界は『ゴリラーマン』や『バカイチ』、『ストッパー毒島』と同一の世界であるとの設定を持っており、その後の京浜アスレチックスの行方など各作品の登場人物が脇役的に登場している。
有名ジャケット写真やビデオクリップをパロディ化した扉絵にも定評がある。
[編集] あらすじ
漫画の世界では珍しい音楽をメインテーマにした作品。平凡な毎日に不安を持っていた主人公の少年・田中幸雄(通称:コユキ)は謎の人物・南竜介との出会いによって音楽の世界に入り込むことになる。南竜介・田中幸雄を中心に才能溢れるメンバーが揃って結成されたバンド:BECK(ベック)・別名(アメリカデビューする際にレコード会社に勝手に命名された):M.C.S(= Mongolian Chop Squad:モンゴリアン・チョップ・スクワッド)が数々の試練に失敗・挫折を繰り返しながらも、メンバーはバンドに対する確固たる自信を原動力にわずかながらも前に進んでいく。その中でコユキは歌唱力・作曲の才能を生かしてバンドに貢献しながらもギターの技術では足を引っ張る場面も多く、南竜介の父違いの妹で恋人の真帆に支えられながらバンドを中心に普通の高校生とは違う青春を駆け抜ける。
[編集] 登場人物
[編集] BECK(Mongolian Chop Squad)
南竜介がシリアル・ママ解散後、「最強のバンドを作る」というコンセプトの下に結成したロックバンド。結成時のメンバーは竜介、千葉、平、東郷だったが、東郷が家業を継ぐために脱退。その後、コユキとサクがサポートメンバーとして参加し、後に正式加入。バンド名は千葉がベック(犬)の姿を見て(仮)として命名する、海外では実在のミュージシャン(ジェフ・ベック、ベックなど)との重複を避けるため、モンゴリアン・チョップ・スクワッド(元ネタはオランダのミクスチャー・ロックバンド、アーバン・ダンス・スクワッド)を名乗る。業界で強大な権力を持つ蘭の怒りを買ったため、国内の活動は制限されており、知名度は知る人ぞ知るレベルを抜け出せていない。しかし幾多の困難を乗り越えて次々と奇跡を起こしていく。
- 田中幸雄(コユキ)/Vocal&Guitar(たなか ゆきお)
- 声:浪川大輔/Vo:平林一哉(ex:HUSKING BEE)
- 登場時14歳。平凡な中学生活を送っていたが、竜介と出会ったことにより音楽の世界へのめりこむ。天性のヴォーカルの才能と、日々の努力により着実につみあげてきたギターで晴れてBECK入りを果たす。主なギターはフェンダー・テレキャスターなど。コユキの由来は年上に同姓同名がいたので背が小さいことからコユキと呼ばれるようになる。バンドのおかげで志望校には行けず、なんとか入れた高校もバンドを優先にすべく中退する。サブギターに運送屋のバイト中に拾ったギブソン・SG(廉価版のSGジュニアをカスタムしたもの)、イギリスの楽器屋で購入したフェンダー・ムスタングも使用する。オアシスのリアム・ギャラガーの影響なのか、ギターを持たずに歌う時は手を後ろに組んで歌う。
- 名前の由来であるプロ野球・北海道日本ハムファイターズの田中幸雄選手も、先輩に同姓同名の投手がいた事から「コユキ」と呼ばれた。
- なお、フェンダージャパンからコユキモデルのテレキャスターが発売されており、漫画のキャラクターのシグネイチャーモデルギターが発売されたのは史上初の事である。
- ちなみに登場人物の中でも所持(現在所有ではないものも含め)していたギターが一番多い。ギブソン・L48(のニセモノ)→ティブソン(ギブソンのバッタモノ)・レスポール→グレッチ・ホワイトファルコン→フェンダー・テレキャスター、ギブソン・SG、フェンダー・ムスタングなど
- 南竜介(竜介、Ray)/Guitar (みなみ りゅうすけ)
- 声:上野裕馬
- 登場時16歳。NYに暮らしていた帰国子女。義父との確執から家出し釣堀で住み込みして生活している。暮らしぶりは借金・女泣かせといわゆるロクデナシであるが、音楽のことになると決して妥協を許さない。自由自在の多彩なテクニックとエモーショナルな音色は評価が高い。過去の問題などからバンドを様々な問題に巻き込む事になる。主なギターはギブソン・レスポール(ルシール)など。左手でもギターが弾ける。エディなど外国人からは竜介という名前が発音しにくいため、「Ray(レイ)」の愛称で呼ばれる。
- モデルは同名でミュージシャンとして活動している南竜介。
- 千葉恒美(千葉)/Vocal, MC(ちば つねみ)
- 声:大畑伸太郎/Vo:TATSUZO(from YKZ)
- 登場時16歳。喧嘩早く、曲がったことが大嫌い。しかし繊細な性格を持つ人物。登場人物の中で一番人間的なキャラクター。バンドのムードメーカーでもあり、ライブではその人を惹きつける魅力を発揮する。実はコユキの高校の先輩で級長を担任から推薦されるほどの秀才(ただし学内でのみ)。ラップの才能も申し分ないが、コユキの台頭から自分の居場所に悩む傾向にある。ラップのコンテストに出場したりと修行を重ね、徐々に千葉独自のヴォーカルスタイルを確立し、人種、宗教、国境を超える実力を身につけ始めている。『ゴリラーマン』にも登場したコンドルラーメンでアルバイトをしていた。
モデルは実在する南竜介のバンド「バッキンガム宮殿」のメンバーである千葉大輔。 - 平義行(平)/Bass (たいら よしゆき)
- 声:野島健児
- 登場時18歳。冷静、聡明で音楽業界にも詳しく、メンバーの中で一番年上ということもありバンドの中でまとめ役であり精神的主柱。メンバーには尊敬と親しみをこめて「平くん」と呼ばれ信頼が厚い。しかしライブでは日本人離れしたファンキーなプレイをする、それはアフリカンアメリカ人からファンキーだといわれるほどベースの技術は一級品。その才能はプロアマ問わず、様々なバンドから誘いの声があるが、自分のフィーリングにしたがいBECKへ加入する。メインベースはミュージックマン・スティングレイ。継父は自動車修理業を営んでいるが、実の父親はジャズミュージシャンである。上半身裸で演奏する事が多かったり、演奏スタイルから、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーに影響を受けていると思われる。
- 桜井裕志(サク)/Drums (さくらい ゆうじ)
- 声:奈良徹
- 登場時14歳。コユキと同級生でいじめで学校生活に苦しんでいたコユキの唯一の味方。兄の影響により七歳からドラムを始め、メンバー、プロ、観客も認めるほどの技術を持っている。エディの言葉に影響を受け、自分の信念を貫いて生きる強い人物。コユキと同じ高校へ進むが両親の転勤で転校させられる。しかし家族の反対を押し切って再び戻ってくる。
モデルは桜庭和志、名前は桜庭とプロレスラー永田裕志から。
[編集] BECKの協力者たち
- ベック
- 声:麻生智久
- 犬版ブラック・ジャックのようなつぎはぎだらけの犬。竜介の飼い犬で、バンド名「BECK」の由来でもある。性格はコユキに対してのみ獰猛。元々はレオン・サイクスの飼い犬で竜介がルシールと一緒に盗んできた。レオンの元にはキースという似たようなつぎはぎ犬がもう1匹いる。ベックとキースがつぎはぎだらけの姿をしているのは元々3匹いたレオンの飼い犬が瀕死の重傷を負い、ヤミ医者の手術でそれぞれ無事な身体の部位を繋ぎ合わせた結果である。この経緯は月刊少年マガジン掲載版ではアメリカ遠征編においてレオンが竜介に語っているが、コミック版ではカットされており、アバロンフェスティバル終了後のコユキの質問に対してレオンが語る形になっている。
- 南真帆 (みなみ まほ)
- 声:斉木美帆/Vo:Sowelu
- 南竜介の父違いの妹でありBECKの熱烈なファン。コユキの才能にいち早く見出し、常にコユキの支えとなっている。兄・竜介に優るとも劣らない行動力でコユキを惑わす。優れたヴォーカルの才能を持ち、たまにライブ出演もするが、本人は歌を歌うのは好きではない。そのルックスから芸能関係の誘いも多く、一時期グラビアで水着姿を披露していたが、将来は映画監督になる夢を尊重し、イギリスへ留学する。日本ではBECKの物販スタッフ、イギリスではレコードデビュー交渉の通訳として縁の下を支える。
- モデルはDJの南美布。実在の南竜介の実妹。南美布の名前は『ゴリラーマン』でも何回か登場する。
- 益岡弘美 (ますおか ひろみ)
- 声:山川琴美
- コユキとサクが入学した高校の同級生の女の子。始め軽音楽部に入部するが、半休部状態なのと自分のギターの才能の無さを考えて新体操部へ転部。アルバイト先が隣同士だったことがきっかけで、コユキにギターを習うようになる。そしてコユキを通してサクと知り合いとなり、後にサクと両思いになる。よくBECKの物販などの手伝いをしている。
- 斉藤研一 (さいとう けんいち)
- 声:掟ポルシェ(from ロマンポルシェ。)
- 登場時44歳。影の主役。コユキの水泳・ギターの師匠でコユキを自らが経営する「斉藤紙業」のアルバイトとして雇っている。元五輪強化選手の経歴を持ち、風俗が大好きな独身貴族。とんでもない男だがコユキを後ろから援助する。強烈なキャラクターで物語になくてはならない人物。斉藤さんがいなければ今のコユキはなかった。古き良きブリティッシュミュージックが好き。ギターの無いコユキに練習用としては贅沢すぎるグレッチの最高機種とされるホワイトファルコンを貸す。他にもリッケンバッカーやティブソン(ギブソンの偽物)のレスポールタイプのギターを所有している。その縁もあり、コユキの中学時代の担任の桃子先生と婚約するが、浮気され破局する。
- ペイジ
- 声:エナぞう(ex:ロリータ18号)
- 斉藤さんが飼っているオウム。ベックと並ぶ本作のマスコットキャラクター。演奏に合わせてさえずるという特技を持つが、一流の演奏にしか反応しない。オウム嫌いの桃子先生に一度はネットオークションで売却されるが脱走して戻ってくる。名前は斉藤さんが好きなジミー・ペイジから。
- 石黒泉 (いしぐろ いずみ)
- 声:丸山美紀
- コユキのあだ名の名付け親でコユキよりも1歳年上。コユキの通う書道教室ではやんちゃな女の子であったが、中学校で再会した時は水泳部のエース兼学校のアイドルとして遠くの存在に感じるようになる。The Dying Breedの熱烈なファンでコユキにダイブリの存在を紹介した事でその後の音楽活動に影響を与える。音楽や竜介との仲立ちで楽しい思い出ができたもののコユキの実力ではかなり難しい進学校へ入学する。その後コユキとは別々の高校になったため最近は疎遠。
- ミッちゃん
- 声:江川央生
- 竜介らの行きつけのバー「REMEDY」のマスター。前科持ちの強面で怒ると手がつけられない。調理師免許もない彼の作る料理はかなり不味いようである。BECKのライヴには度々足を運んでいる。趣味は草野球。音楽の知識も豊富。
- 小林紗耶香 (こばやし さやか)
- 女子高生。BECKのライヴ告知を見て参加、その後コユキと交流を深める。コユキに対して微妙な感情を抱く。千葉の大ボラをきっかけに眼鏡をかけるようになる。
- 高野拳児 (たかの けんじ)
- 声:松本吉朗
- イングヴェイ楽器店長。プロデビューするまで髪を切らないらしく、現在は腰まで伸びている。ヘヴィメタルバンド・クレイジートレインズのリーダーでもあり、ケガの竜介に替わりBECKのサポートを務めたことも。名前の由来はプロレスラーの高野拳磁。モデルはギタリストのイングヴェイ・マルムスティーン。使用ギターはギブソン・レスポール・ザック・ワイルドモデル。
- 佐藤和緒(オバちゃん) (さとう かずお)
- 声:高乃麗
- グレイトフル・サウンドを主催するイベント会社メタルグルーの社長。BECKにグレイトフル・サウンド出場を依頼し、その後も支援を行っている。グレイトフル・サウンドは彼女の亡き姉(モデルはオノ・ヨーコ)が作り上げたもの。顔は…だが、「どうしても目が行っちゃうね」と平達に苦笑させるナイスバディの持ち主である。
- 川久保 (かわくぼ)
- ラスト・フォー・ライフレコード(イギー・ポップのLust For Lifeに由来)の社員。かつて大手インディーレーベルに所属し、いくつものバンドをプロデュースし成功を収めてきた。オバちゃんの依頼でBECKのプロデュースを手掛ける。BECKの活動方針を巡って社長と対立、独立して新レーベル、ナポリタン・スミスを立ち上げる。生まれた子供に「雷音(ライドン)」、「須虎馬(ストラマー)」などと名付ける予定だったが女の子が生まれたため「小雪」と名付けるなど、BECKには思い入れがある様子。大きなホクロが特徴。蘭とは旧知である。ビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント)の社員ディレクターからロック評論家に転身した小野島大がモデルとの説もある。
- 山ピー (やまぴー)
- ラスト・フォー・ライフレコードの社員。BECKを高く評価し活動のサポートを行う。川久保に追随し退社。中学時代にリズム感がなかったため自ら結成したバンドを追い出されている。ロスト・ピエロズのファン。麻雀が非常に強い。
- 大石 円 (おおいし まどか)
- エンジニア。かつて川久保とのコンビで活躍したが、現在はキャバクラのピアニスト。川久保の依頼でBECKのエンジニアを引き受ける。口は悪いがバンドの潜在能力を引き出す事に長けている。川久保と同じく大きなホクロが特徴。関西弁で話す。柿ピーを好む。
- ジム・ウォルシュ
- 登場時28歳。全米で注目を集める映画監督。The Dying Breedのドキュメントムービーの撮影のために共に来日。数年後、BECKのプロモーションビデオの監督を無料で引き受ける。(その後”ある事”を報酬にしようと考えた様子、BECKは冗談と受け取っていたが。彼自身は本気のようである。)記憶力に優れる。
- モデルは映画監督のジム・ジャームッシュ。
[編集] The Dying Breed (ダイイング・ブリード)
全世界で3000万枚以上のセールスを誇るアメリカのロックバンド。日本での略称はダイブリ。竜介、コユキをはじめBECKのメンバーに多大な影響を与えるが、エディの死により解散。活動期間中にリリースされたアルバムはわずか3枚であった。エディ、マットの他に2人のメンバー(ドラマーの名前はクリス)がいるが、作中では一切台詞がない。
- エディ・リー
- 声:Jamie Vickers
- 全米でカリスマ的ロックバンド・The Dying BreedのGuitarで竜介のNY時代の親友。本名はエドワード・リー。竜介にギターを教え、バンドを組んだり、一緒に悪さをしたりと竜介にとって一番の親友といっていい。コユキ、BECKにも影響を与える。エリカ・ブライジとは一時、恋人関係にあった。ハイプのレコーディングスタジオに向かう途中に、車の故障により助けを求める振りをしていた男に発砲され死亡。(ちなみに犯人の名前ホセ・ゴンザレスはブルーザー・ブロディを刺殺した犯人から取られている。)その死の悲しみは世界中を駆け巡った。
- マット・リード
- 声:ブライアン・ユル
- The Dying BreedのVocal。奇行癖があり、酒癖が悪い。コユキの声を気に入り、自分のライブの舞台に上げるほど。エディ以外の人間は信用できず、エディの言うことのみ耳を傾ける。エディの死後、即The Dying Breedの解散を決定する。その後はドラッグなどに溺れていたようだが、コユキ達との再会によりソロ活動を開始する。
[編集] Belle Ame (ベル・アーム)
竜介がBECK結成前に組んでいたバンド「シリアル・ママ」のギタリスト、栄二が「最強のバンドを作る」と言い結成したバンド。蘭の権力により一気にメジャーデビューをし、日本武道館、東京ドームをソールドアウトさせるなど日本を代表するバンドとなる。ダイイング・ブリードの日本でのシークレットライブの際には、栄二がステージに上がったときダイブリのボーカル・マットによって、ギターに火をつけられたり、竜介に「これがお前の言ってた最強のバンドか」と言われるなど、他のバンドからの評価はよくない。一時蘭と袂を分かちセルフプロデュースを試みるが、音楽面では大幅な改善があったものの(アルバムをコユキが試聴して「すごい音楽」と評している)、CDセールスが振るわなかった等の理由から現在は蘭の傘下に戻っている。
- 木村栄二 (きむら えいじ)
- 声:渋谷茂
- ベル・アームのGuitar。以前は竜介と共にシリアルママというバンドを結成していたが、方向性の違いやマンネリ化により解散。プロデューサーに元ノワールの蘭を迎え、一気にトップバンドへとのし上がった。竜介との絶交と平に加入を断られた恨みからかBECKに対して執拗な嫌がらせをする。ギターの腕はかつては竜介に引けを取らない程の実力を持っていたが、ベル・アーム結成以降は「フィーリングを失った」と平に評されている。使用ギターはフェンダー・ストラトキャスター(1959年製。後にマットに燃やされる)やアイバニーズの7弦など。
- 宮沢学 (みやざわ まなぶ)
- 声:SOTA
- ベル・アームのVocal。竜介と栄治からそれぞれバンドの誘いを受けるが、栄治を選ぶ。軽い性格で、趣味の草野球では色々なプロ野球投手の真似をして投げるがノーコンだったため、千葉にぶつけて乱闘騒ぎになった。
- 蘭 (らん)
- 声:ROLLY
- 元ノワールの人気音楽プロデューサー。業界の大物がバックについており、強大な発言力を持つ。ベル・アームのプロデュースを手掛ける。ダイブリ来日公演での一件をきっかけにBECKを敵対視し、執拗な妨害工作を仕掛けるがアバロンフェスティバルのBECKのパフォーマンスを見てついにコユキを認め自身が影響を受けた晋作のSGを譲ってもらうことを条件に妨害工作から身を引くことをコユキ、川久保に告げた。
- 風貌はX JAPANのYOSHIKIに酷似している。
[編集] F.V.E
アメリカのロックバンド。グレイトフル・サウンド5におけるベストアクトと評された。同じグレイトフル・サウンドに出場していたBECKのライブに感銘を受け、アメリカ対バンツアーのオファーを出す。バンド名の由来はプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックの頭文字から。
- デビッド・エリック
- 登場時24歳。F.V.EのVocal。BECKにオファーを出した張本人。気さくな性格。名前の由来はプロレスラーでエリック兄弟の三男、故・デビッド・フォン・エリック。
- ケビン・エリック
- デビッドの兄。F.V.EのGuitarでバンドのリーダー。妥協を許さない性格でアメリカツアーで不調のBECKを毛嫌いしていたが、竜介の復帰したBECKのプレイに圧倒され和解。コユキにビッグ・マフをプレゼントし、後にコンピレーション・アルバム制作のオファーを出す。主なギターはポール・リード・スミス。
- 名前の由来はプロレスラーでエリック兄弟の次男、ケビン・フォン・エリック。
[編集] 死亡遊戯
関西インディーズシーンを代表するバンド。日本の音楽シーンを変えるべくBECK、ROOM13、チャイニーズ・ブッキーなどの同志を集め「ヘルフェスト」「36th Chamber」などのイベントを主催している。名前はブルース・リーの映画から。
- 金本健時(タケちゃん) (かねもと たけとき)
- 死亡遊戯のVocal。その道に片足を突っ込んだ事があるらしく、舎弟がたくさんいる。BECKを高く評価し、特に千葉とは仲がいい。カンフー映画好きでバンド名やイベント名などもそこから取られている。
- 名前の由来は阪神タイガースの外野手、金本知憲。下の名前は極真の伝説的空手家で、キックボクシングの名コーチとしても知られる黒崎健時から。
- 片岡段平 (かたおか だんぺい)
- 死亡遊戯のbass。イカつい外見とは裏腹に腰が低い。
- 名前の由来は阪神タイガースの内野手、片岡篤史。
- 佐久本裕也 (さくもと ゆうや)
- 死亡遊戯のdrums。サクも含めて多くのドラマーからリスペクトを得ている。実家は自動車整備工で会社の倉庫で弟子入り志願者(何故かノゲイラやミルコにそっくり)が日夜特訓をしているが、何故か格闘技のトレーニングしかしていない(その後のサクの進歩から一応効果はあるようである)。
- 名前の由来は横浜ベイスターズの投手、佐久本昌広。
- 笹川 (ささがわ)
- 死亡遊戯のプロデューサー。野外ロックフェスティバル「BUZZ IN BALLPARK」をグレイトフル・サウンドに匹敵するまでに育て上げた実力者。チャイニーズ・ブッキーのイベント起用を巡って一度は死亡遊戯と袂を分かつが後に和解。
[編集] ROOM 13
天才ギタリスト・小野晋吾率いるバンド。タケちゃんによって発掘される。結成間もないが、その初ライブは「事件」と呼ばれた程の実力を持ち、専門誌で表紙を飾るなどインディーズシーンでBECK以上の頭角を表す。BECKとは対立関係にあったが、次第にライバルとして実力を認め合っていく。
- 小野晋吾 (おの しんご)
- ROOM 13のGuitar。弱冠18歳でベテランバンドのサポートを務めた経験を持つ。愛器はGibsonのSG。眼鏡を掛けた大人しい外見とは裏腹にそのプレイは本能的で「変態的」と評される。趣味は神社・仏閣巡りで、この趣味をきっかけにBECKとの距離が縮まった。
- 名前の由来は千葉ロッテマリーンズに在籍する同名の投手、小野晋吾。
- 黒木哲生 (くろき てつお)
- ROOM 13のVocal。背中に「草魂」と彫っている。喧嘩っ早い性格。そのボーカルは唄ではなく、もはや絶叫。名前の由来は千葉ロッテマリーンズの投手、黒木知宏。また草魂は、元近鉄バファローズ投手・監督の鈴木啓示の座右の銘である。同じく武闘派であるBECKの千葉とは犬猿の仲だったが、無意識に協力して乱闘を制するなど少しずつ認め合っていく。
- ちなみROOM 13のモデルとされるブラック・フラッグ(このバンドはROOM 13と言う曲を発表している。)のメンバーであったヘンリー・ロリンズは短パン一丁で裸足で絶叫しながら歌うスタイルと、黒木と非常に似ている。
[編集] チャイニーズ・ブッキー
タケちゃんが発掘したバンド。第1回36th Chamber参加時点で結成8週間。演奏技術は未熟ながら、楽曲の才能がタケちゃんやBECKのメンバーから高い評価を受けている。雄太の女性人気も手伝い、人気やセールスにおいてはBECKを上回っている。後に雄太が脱退し、チェ・今江が加入。
- 伝馬薫 (でんば かおる)
- チャイニーズ・ブッキーのBass/Vocal。演奏技術は未熟ながら、優れた作曲センスがタケちゃんの目に止まりイベントに参加。ジェネレーション69の大ファンで弟と共にバックステージに潜り込んだこともある。見た目はバナナマンの日村勇紀にそっくり。名前のモデルは元中日ドラゴンズの仁村薫か。
- 伝馬徹 (でんば とおる)
- チャイニーズ・ブッキーのDrums。コユキと同い年。演奏技術はメンバー中でも最も未熟。兄と同じくジェネレーション69の大ファン。名前のモデルは元中日ドラゴンズの仁村徹か。
- 五十嵐雄太 (いがらし ゆうた)
- チャイニーズ・ブッキーのGuitar/Vocal。伝馬弟の友人でコユキと同い年。コユキを尊敬し、ギターを師事する。イケメンで女性人気が高く、バンドの人気が出始めてから次第に自惚れが強くなり、蘭に誘われTHE FUTUREというバンドでメジャーデビューする。
- 名前の由来は東京ヤクルトスワローズの投手、五十嵐亮太。
- チェ・今江 (ちぇ・いまえ)
- チャイニーズ・ブッキーの新Guitar/Vocal。元プラチナ・ベリーズ。エフェクターを使わずにバリエーション豊かなプレイができるなどテクニックは一流。一方、ライブ中に下ネタを連呼するため女性には不人気。ただしこれは伝馬兄に作られたキャラクターで普段は気の弱い人物。チェ・ゲバラを尊敬している設定だが本人はゲバラを知らない。
- 名前は千葉ロッテマリーンズの今江敏晃から。
[編集] ジェネレーション69
千葉や伝馬兄弟に影響を与えた日本ロック界のカリスマバンド。バンド名はパンク・ロックバンド、ジェネレーションXとシャム69を合わせたもの。モデルはTHE HIGH-LOWS。アニメではハイロウズの「不死身のエレキマン」を演奏している。漫画版で千葉がライブで「不死身のエレキマン」を演奏しようとしていた事からもBECKの世界にもハイロウズは存在されると思われる。
- ヒロちゃん
- 声:甲本ヒロト
- 人気ロックバンド、ジェネレーション69のvocal。モデルは甲本ヒロト、アニメ版では甲本本人が演じている。
- マーちゃん
- ジェネレーション69のguitar。BECKが一時解散していた時期の平と交流を持ち、BECKを自身のイベントに招待する。モデルは真島昌利。
- 平野健 (ひらの けん)
- ジェネレーション69のDrums。グレイトフル・サウンドでサクのドラミングを高く評価する。モデルはHi-STANDARDの横山健だが、本人とはパートは異なる。
[編集] ミュージシャン・音楽関係者
- レオン・サイクス
- 声:Ryu
- RJレーベルをまとめる人物。様々な人種の血が流れているため、孤立した少年時代を過ごす。昔、竜介・エディがレオンの車からベックとルシールを盗み出したことで竜介・エディそしてコユキにも関わる事になる。徹底した拝金主義で自分の利益の為には手段を選ばず、殺人容疑で逮捕されるが無罪判決を受け釈放。無一文となり表舞台から姿を消すが、西海岸のギャングと手を結び復活を狙う。ゴールディーという金歯のボディガードを連れていたが何者かの銃撃によって重傷を負い、現在は甥のドギー(モデルはスヌープ・ドッグ)を連れている。
- エリカ・ブライジ
- RJレーベル所属のカリスマ歌姫。人気絶頂の最中、謎の自殺を遂げるが、実際には恋人のラッパー、マルコムを売り出すためにレオンらの策略で暗殺されたと考えられている(この疑惑でレオンは逮捕されているが無罪判決となっている)。エディとはかつて恋人関係にあったが、人種の壁を超えられず破局している。エディの死後、エディとエリカの共作曲を収録した未発表音源が取引で竜介からレオンの手に渡っている。外見のモデルはローリン・ヒル、名前はエリカ・バドゥとメアリー・J・ブライジから。
- ジョン・リー・デイヴィス
- レオンの叔父。知る人ぞ知る名ブルースマンで伝説のブルースマン、サニーボーイ・ウォータースの弟子。竜介とのセッションを通じてその才能を認め、師の形見であるルシールを改めて託す。モデルはジョン・リー・フッカーとマイルス・デイヴィス。
- 片平哲也 (かたひら てつや)
- 日本最高のロックバンドと呼ばれたものの解散したラウド・クライム・シティのドラマー。名古屋弁で話す。モデルは元BLANKEY JET CITYの中村達也。高野と交友があり、BECKのライブにも足を運んでいる。
- ガイ・セクストン
- 登場時19歳。ダイブリと肩を並べるアメリカの人気バンド、パワーゲートのvocal。BUZZ IN BALLPARKでエディの死を「偽善者にふさわしい犬死」と罵り、BECKのメンバーの反感を買う。BUZZ IN BALLPARKとグレイトフル・サウンドを天秤にかけてギャラを吊り上げるなど、ビジネスが上手い。外見はリンプ・ビズキットのボーカルフレッド・ダーストに酷似している。
- デクスター・アダムス
- ザ・ハイプのvocal。天才と評されるUKロックシーンのカリスマ。文学的で世界観の深い歌詞が人気を博している。生前のエディとも交流があった。物静かで聡明な性格。容姿や生い立ちなど、レディオヘッドのトム・ヨークに共通している。
- 吉田 晋作 (よしだ しんさく)
- 伝説のインディーバンド、ロスト・ピエロズ(モデルはVocal宮城宗典の急逝で活動を休止した、ヒルビリー・バップス。 )のメンバー。川久保プロデュースの元、一大シーンを築き上げ、山ピーや蘭にも影響を与えたが、謎の自殺を遂げている。コユキの持つSGの元の持ち主と言われている。
[編集] その他の登場人物
- カヨ
- 声:エナぞう
- 泉の従姉妹。優等生タイプの泉とは対極の性格。泉と一緒に竜介のバンドを追っかけしていた。
- 田辺(たなべ)
- 声:岩田光央
- コユキの友人。好色で盗撮や水着泥棒などと行った犯罪行為に走る事も。意中の女性を射止めるためにコユキやサクと文化祭でバンドを組むが、兵藤の妨害に怖気づき逃亡。その後は泉ちゃんと同じ高校に通っているようである。『ゴリラーマン』にも「ベカちゃん」(桂べかこ=現・桂南光に顔が似ている事から)という名前で登場している。
- 鬼形 (きがた)
- コユキの友人でコユキとは中学・高校と同じ学校に通う。新聞配達のアルバイトをしている。何故かレスリング部に入部し、サクからグリーン・デイのCDを借りていた。由来はつのだじろう『恐怖新聞』の主人公。
- 兵藤マサル (ひょうどう まさる)
- 声:森田成一
- コユキの中学の同級生で軽音楽部に所属。先輩の力也とは幼馴染でそれを笠に学年内で強い権力を持つ。ギタープレイは一級品で父親はバームクーヘンというバンドのギタリストだったが両親が離婚して母方に引き取られている。コユキを目の仇にし、執拗な嫌がらせを繰り返すが文化祭での演奏を通じてライバルとしてその実力を認める。高校進学後も音楽活動を続けているようだ。
- 北沢力也 (きたざわ りきや)
- 声:津田健次郎
- コユキの中学の1年先輩で番長格。肩にチェ・ゲバラのタトゥーを彫っている。軽音楽部に所属しているがギターの腕前は今ひとつ。コユキが誤って破損してしまったギターの持ち主(実際には知り合いから借りていただけ)で、それを兵藤に利用される。短気な暴れん坊だが曲がった事を嫌い、兵藤が自分を権力の笠にしている事を知ると制裁を加える。竜介と栄二が組んでいたバンド、シリアル・ママのファンだった。後にグレイトフル・サウンドでコユキと再会している。
- 諸積ヨシト (もろづみ よしと)
- 声:天田真人
- 俳優で真帆のアメリカンスクールでの同級生。出演ドラマがヒットして売れっ子に。かなりの嫌味な性格で、真帆を巡ってコユキをライバル視する。ベルアームとのコラボレーションでグレイトフル・サウンドに出場するが歌は下手。
- 国吉ちえみ(くによし ちえみ)
- 声 & Vo:佐伯美愛
- コユキが好きなアイドル。コユキが14歳の時は知る人ぞ知る程度のアイドルだったが現在はヨシトと主演映画で共演する程の売れっ子。性格はあまりよくない。沖縄県出身。
- 東郷 (とうごう)
- 元シリアル・ママのdrums。シリアル・ママ解散後は竜介の誘いでBECK結成に参加するが、家業を継ぐために脱退。ドラムの腕はサク曰く「イマイチ」。
- 哲平 (てっぺい)
- シリアル・ママの元メンバー。バンド解散後は写真家を目指しニューヨークに渡る。BECKのアメリカツアーの際にはアパートに宿泊させるなど世話を焼いている。しかしエディの死後、渡米して酒に溺れる竜介に愛想を尽かし家から叩き出している。力也の知り合いの「ベースの山岸くん」と同一人物かどうかは不明。
[編集] 用語
- アバロンフェスティバル
- かつてイギリスで開催された伝説のロック・フェスティバル。数十年ぶりに復活が発表される。モデルは、開催されてる場所や、歴史的な経過から見て、レディング・フェスティバルと思われる。
- クリスティ作石
- グレイトフル・サウンド
- 毎年夏に開かれるロック・フェスティバル。株式会社メタルグルーの主催だが現在は蘭に運営権を奪われている。モデルはフジ・ロック・フェスティバルで自然に囲まれた場所で開催される。平の話によると作中の世界にもフジ・ロックは存在するらしい。第2回の開催が台風で中止になったという話から歴史はフジ・ロックそのものである。
- 蜀の居酒屋チェーン
- 全国展開している居酒屋チェーン。BECKがよくライブの打上げに利用している居酒屋のひとつで、各店名は三国志に登場する武将や文官の名前が使われている(関羽、張飛、錦馬超など)。ライバルチェーンに「魏チェーン」がある。「呂布」は蜀から独立したらしい。
- 私立一枝学園高校
- コユキ、サク、千葉、弘美、鬼形が通っていた高校。コユキ、サクは中退。千葉は卒業したのかどうか不明。ストッパー毒島に登場する火野勝の母校でもある。
- ソリッド・ロック
- 日本の音楽専門誌。渋谷陽一そっくりの編集長がいる事から、おそらくrockin'onがモデル。
- ナフ・レコーズ
- イギリスに本拠を置く大手インディーズレーベル。モデルはラフ・トレード。
- BUZZ IN BALLPARK
- グレイトフル・サウンドと対をなすロックフェスティバルで死亡遊戯のプロデューサーである笹川の手で大きくなった。モデルはサマーソニックでその名の通り、メインステージは野球場である。
- モンゴリアン・チョップ・スクワッド(Mongolian Chop Squad)
- BECKの音源がシカゴのインディーレーベルから発売されるにあたって、海外では同名のミュージシャン(ベック・ハンセン、ジェフ・ベックなど)がいるため、レーベルの社長(何故かモリッシーにそっくり)が適当につけたバンド名。アヴァロンフェスティバルではモンゴルの民族楽団と紹介されていた。
- 夢
- 死んだロックスター達がロックフェスティバルでBECKのライブの後片付け(ゴミ拾い)をしている、という内容の夢。BECKのメンバー全員が何度も見ており、BECKを導いていく。千葉だけは他のメンバーから遅れておりグレイトフル・サウンドの後に初めて見た。ジョン・レノン、シド・ヴィシャス、ボブ・マーリー、ブライアン・ジョーンズ、カート・コバーン、フレディ・マーキュリー、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリックス、ジョン・ボーナム、マーク・ボランがゴミ拾いをしている。エディも死後その夢に現れるようになる。
- ルシール
- 竜介がメインで使用しているレスポール。元々は伝説のブルースマン、サニーボーイ・ウォーターズのもので、ステージの上で恋敵に銃殺されたためにボディに7つの弾痕が刻まれている。その後、サニーボーイの弟子であるジョン・リー・デイヴィスが譲り受け、さらに甥のレオン・サイクスに渡るが少年時代の竜介とエディが車上荒らしで偶然発見し盗んで現在に至る。ピックアップが弾痕で壊れているにも拘らず、並みのレスポールなど歯牙にもかけぬ程の良質な音を奏でる。名前の由来はB・B・キングが愛用のギターを「ルシール」と呼称しているエピソードから。
[編集] 作中で登場する楽曲
- BECK
オリジナル(コミック版のタイトル:アニメ版のタイトル:現実でのタイトル:アーティスト)
- TABASCO:SPICE OF LIFE:SPICE OF LIFE:TYPHOON24 feat.TAtsuzo of YKZ
- HUMAN FLY:ENDLESS TRAVERING MAP:UP HOLD(原作のみ)
- baby star:brightest:brightest:HUSKING BEE
- SISTER:FACE:FACE:SISTER
- OUT OF THE HOLE:slip out:LITTLE MORE THEN BEFORE:10-FEET
- エレクトリック・シープ
- DEVIL'S WAY
- コインランドリー(仮)
- brainstorm:brainstorm:Big Muff:TROPICAL GORILLA(アニメのみ)
- like a Foojin:like a Foojin:TYPHOON24 feat.TAtsuzo of YKZ(アニメのみ)
- by her:ENDLESS TRAVERING MAP:UP HOLD(アニメのみ)
- 原作とアニメを比較するとHUMAN FLYとbrainstormはほぼ同じ位置にあるが原曲が異なる。
- アニメで使用されたby herは歌詞が原曲ENDLESS TRAVERING MAPと異なり、またこちらはHUMAN FLYをモチーフにして作られた。
- DEVIL'S WAYはもともとTHE DYING BREEDの未発表曲だがBECKの手で完成。
カバー及びアレンジ
- I'VE GOT TO FEELING/THE BEATLES
- ロクデナシ/THE BLUE HEARTS
- STREET FIGHTING MAN/THE ROLLING STONES
- All along the watchtower/JIMI HENDRIX
- アンカー/THE DYING BREED
- THE DYING BREED
- SWIMMING BARE(MOON ON THE WATER)
- JOHN SAYS
- CITY
- FASTLANE DRIVE
- アンカー
- 国吉ちえみ
- 元気を出して
- その他(カバーなど)
- Heartbreaker/LED ZEPPELIN
- GET BACK/THE BEATLES
- I AM THE WALRUS/THE BEATLES
- 妖怪人間ベム
- TRAVELING RIVERSIDE BLUES/ROBERT JOHNSON
- アニメでは同アーティストの「Sweet Home Chicago 」らしき曲が演奏されている。
- WHITE RIOT/THE CLASH
- TOMMY GUN/THE CLASH
- PEOPLE GET READY/THE IMPRESSIONS(作中ではカーティス・メイフィールドの曲として紹介)
- MACHINE GUN/JIMI HENDRIX
- SEARCH AND DESTROY/IGGY AND STOOGES
[編集] テレビアニメ
2004年10月6日から2005年3月30日まで、テレビ東京系列6局で全26話が放送され、原作第1話からアメリカ遠征編直前までを描いた。原作で登場した楽曲は権利の関係でビートルズの「アイヴ・ガッタ・フィーリング」以外は使用されず、オリジナルのものが使用された。
[編集] スタッフ
- 企画:大月俊倫(キングレコード)、中山晴喜 (MMV)、丸山正雄(マッドハウス)
- エグゼクティブプロデューサー:森山敦(キングレコード)、片岡義朗・松本慶明 (MMV)
- プロデューサー:宿利剛(キングレコード)、中嶋嘉美(ビッグショット)
- シリーズ構成・脚本・監督:小林治
- 助監督:増原光幸
- キャラクターデザイン:堀元宣、小林治
- 美術監督:上原伸一
- 色彩設計:こしかわよしみ (DR TOKYO)[~21話]、こしかわよしみ・堀川佳典 (DR TOKYO)[22話~]
- 撮影プロデューサー:奈良井昌幸 (DR TOKYO)
- コンポジットディレクター:尾崎隆晴 (DR TOKYO)
- 編集:木村佳史子 (DR TOKYO)
- 音響監督:長崎行男
- レコーディングエンジニア:松岡義昭
- 音楽総合プロデューサー:ヒダカトオル (BEAT CRUSADERS)
- 音楽製作:DefSTAR RECORDS
- アニメーションプロデューサー:笠井信児[~18話]、諸澤昌男[19話~]
- 制作協力:DR TOKYO
- アニメーション制作:マッドハウス
- 製作:BECK製作委員会
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「HIT IN THE USA」 BEAT CRUSADERS (DefSTAR RECORDS)
作詞:ヒダカトオル、作曲・編曲:BEAT CRUSADERS
- エンディングテーマ(~20話)「My World Down」 meister (DefSTAR RECORDS)
作詞:Tim Jensen、作曲・編曲:Ryo Matsui
- エンディングテーマ(21話~)「MOON ON THE WATER」 sowelu (DefSTAR RECORDS)
作詞:ヒダカトオル、作曲:BEAT CRUSADERS
[編集] サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 制作協力 |
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Live 1 | 14歳の風景 | 小林治 | 小林治 | 堀元宣 | ||
Live 2 | LIVE HOUSE | 松本文男 | オフィスていくおふ | |||
Live 3 | MOON ON THE WATER | 浜崎博嗣 | 三宅綱太郎 | 高橋昇 | ベガエンタテイメント | |
Live 4 | Strum the guitar | 窪岡俊之 | 宍戸淳 | 渡辺和夫 | イマジン | |
Live 5 | BECK | 小林治 | 花井信也 | 日向正樹 | アートランド | |
Live 6 | 兵藤とジャガー | 小田原男 | 鎌仲史陽 | 青木真理子 | オフィスていくおふ | |
Live 7 | ルシール | 若林漢二 | 堀元宣 | |||
Live 8 | 校内放送 | 小林治 | 田中雄一 | |||
Live 9 | LIVE前夜 | 増井壮一 | 三宅綱太郎 | 高橋昇 | ベガエンタテイメント | |
Live 10 | FACE | 小田原男 | 宍戸淳 | 渡辺和夫 | イマジン | |
Live 11 | Summer holidays | 小林治 | 花井信也 | 日向正樹 | アートランド | |
Live 12 | シークレットライブ | 浜崎博嗣 | 浜津武広 | |||
Live 13 | シエル・ブリュ | 増井壮一 | 鎌仲史陽 | 青木真理子 | オフィスていくおふ | |
Live 14 | Dream | 篠崎康行 | 梅津泰臣 | スタジオ旗艦 | ||
Live 15 | Back to school | 駒井一也 | 駒井一也 松本憲生 |
|||
Live 16 | インディーズ | 小林治 | 三宅綱太郎 | 高橋昇 | ベガエンタテイメント | |
Live 17 | スリーデイズ | 柳沼和良 | 宍戸淳 | 渡辺和夫 | イマジン | |
Live 18 | レオン・サイクス | 小林治 | 花井信也 | 日向正樹 | アートランド | |
Live 19 | ブルース | 米田光宏 | 浜津武広 | |||
Live 20 | グレイトフルサウンド | 田中雄一 | 鎌仲史陽 | 青木真理子 | オフィスていくおふ | |
Live 21 | Write Music | 増井壮一 | 増原光幸 | 日向正樹 (Aパート) 高田晴仁 (Bパート) |
アートランド (Aパート) |
|
Live 22 | 前夜祭 | 柳沼和良 | 松竹徳幸 | |||
Live 23 | FESTIVAL | 増井壮一 | 郷敏治 | 渡辺和夫 | イマジン | |
Live 24 | サードステージ | 小林治 堀元宣 |
堀元宣 | 浜津武広 | ||
Live 25 | Slip out | 小林治 | 加藤裕美 | |||
Live 26 | America | 日向正樹 | アートランド |
テレビ東京 水曜25:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
BECK
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AT-X 木曜9:00/20:00、月曜13:00/23:00(60分2話) | ||
BECK
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[編集] サウンドトラック
- 『original soundtrack"BECK"』
- 『original soundtrack"KEITH"』
- 参加アーティスト
- BEAT CRUSADERS
- HUSKING BEE
- 10-FEET
- TATSUZO(YKZ)
- TROPICAL GORILLA
- UP HOLD
- TYPHOON24
- Sowelu
[編集] その他
- 単行本限定版に付属したコユキのフィギュアに合わせたスケールでギブソン等のギター・ベース・ドラム(第三弾)のミニチュアが、2008年6月現在第4弾まで発売されている。漫画のファン以外に楽器愛好家にも好評のため連載は終了したが存続の声がある。
[編集] 外部リンク
- BECKオフィシャルサイト
- TV東京による公式サイト
- PS2用ゲーム BECK THE GAMEオフィシャルサイト
- 月刊マガジンオフィシャルサイト
- BECK Guitar Collection公式サイト BECKに出てくる楽器のフィギュア
講談社漫画賞少年部門 |
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