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糸井重里 - Wikipedia

糸井重里

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

糸井 重里(いとい しげさと、1948年11月10日 - )は、日本コピーライターエッセイストタレント株式会社東京糸井重里事務所代表取締役社長

目次

[編集] 人物・経歴

群馬県前橋市出身。父親は司法書士であった。糸井の生誕後に両親はすぐに離婚し、父親の元で、祖母に育てられる。小学校3年の時に、父親が再婚。なお、実母に初めて会ったのは、1981年だという。

幼少時から漫画好きで、漫画家に憧れていた。中学時代は北杜夫に熱中した。

群馬県立前橋高等学校に入学。高校に入ると、文学青年の友達ができ、アングラ文学などに目覚める。また、バンカラをきどって、一本歯のゲタで学校に通った。高校1年の時にバンドを組みたくなり、お金を稼ぐため、オルガンやピアノのセールスマンの下請けをやり、10台売ったという。また、文化祭の企画で「ハプニング」的なことをやりたくなり、江戸川乱歩の「赤い部屋」を再現したり、ベトナムの僧侶の焼身自殺を真似たりした。

法政大学文学部日本文学科に入学するが、すぐに学生運動に身を投じる。だが、内部抗争の陰険さが嫌になり、1年半で退学。1年ほど、ガテン系のバイトをする。寺山修司唐十郎横尾忠則らが当時のヒーローだった。

知人に薦められて「宣伝会議」のコピーライター養成講座に通っているうち、1968年デザイン事務所に就職。1969年、栗田工業主宰のTVCFアイディア賞で銀賞を、1971年には金賞を取る。1973年に勤務先の会社が倒産してフリーとなる。

1975年東京コピーライターズクラブ新人賞受賞。コピーはジーパン会社ウェルジンの「このジャンパーの良さがわからないなんて、とうさん、あなたは不幸な人だ!」だった。

同1975年、イラストレーター湯村輝彦に出会い、彼の主宰のORIGINAL FLAMINGO STUDIOの創設に参加。

1976年、湯村とともに製作した、やはりウェルジンの広告で、東京アートディレクターズクラブ賞(ADC賞)を受賞。また、湯村と共作の絵本『さよならペンギン』(すばる書房)を刊行する。

また、同1976年から、漫画雑誌『ガロ』の編集者の南伸坊からの依頼で、糸井が原作、湯村が画の、ヘタウマ漫画の金字塔である「情熱のペンギンごはん」シリーズを発表し始める。かわいいペンギンが登場するが、ストーリーは陰惨な内容というパンクな作品であった。1975年に漫画家デビューしていた渡辺和博とともに、1980年代におきるヘタウマブームの先駆となる。

また、『ガロ』の編集部にいた、南伸坊渡辺和博らを介して、「赤瀬川原平人脈」との親交が始まる。

1978年には、矢沢永吉の自伝本『成りあがり』のゴーストライターをつとめ、同書をベストセラーとさせる。

1979年、沢田研二の「TOKIO」を作詞を担当。また、スナック等で、ちり紙やマッチなどで行う、気の効いた「芸」をまとめた著作『スナック芸大全』を刊行。自身の名義での処女出版となる。

また、この年、「東京糸井重里事務所」を設立する。すると、糸井事務所のスタッフの友人だという理由だけで、当時美大生のみうらじゅんが盛んに出入りするようになり、みうらを『ガロ』編集部に紹介。みうらの漫画家デビューの切っ掛けをつくった。

1980年9月から、サブカルチャー雑誌『ビックリハウス』において、読書投稿ページ「ヘンタイよい子新聞」を担当。その「意味のない面白さ」で読者を熱狂させ、若者たちの教祖的存在となる。また、『ビックリハウス』に関係していた、当時、新進気鋭のミュージシャン、アーティストとの交際も始まる。

なお、「ヘンタイよい子」という名称からわかるように、のちに吉田戦車が漫画作品で展開することになる、「言葉自身が持つ語感のおかしさ」に、糸井は非常に敏感であった。例として、「痔の、ひらかな表記はなぜ”ヂ”なのか?」という記事。その微妙な言葉の使いかたが、糸井の文章や企画の面白さを生んでいた。

1982年5月には、新聞終刊記念イベントとして、「ヘンタイよいこ白昼堂々秘密の大集会」を、糸井と鈴木慶一らで企画。「ヘンタイよいこバンド」(忌野清志郎チャボ矢野顕子坂本龍一鈴木さえ子、どんべで構成)をはじめ、井上陽水高橋幸宏篠原勝之立花ハジメ南伸坊合田佐和子栗本慎一郎仲畑貴志ムーンライダーズ、ブッチャー・ブラザース、コント赤信号浅葉克己東京乾電池三遊亭円丈等が出演。司会は和田又八だった。

また、1982年4月から1985年3月まで、NHKの若者向け番組「YOU」の司会も担当。

その後、西武百貨店の「不思議、大好き。」(1982)「おいしい生活」(1983)などのキャッチコピーで、コピーライターとしても脚光を浴び、コピーライターという職業を世間に認知させた。雑誌「広告批評」が創刊されていたこともあり、仲畑貴志川崎徹らとともにメディアからも注目を集め、「コピーライター・ブーム」が到来する。糸井はのちに、スタジオジブリの諸作品のキャッチコピーも担当している。

1983年からは『週刊文春』において、自ら「家元」と名乗り、「糸井重里の萬流コピー塾」を連載開始。毎回、「お題」を決めてそれにあわせたコピーを読者が書いて投稿し、糸井が講評を加えるというもの。雑誌に投稿が掲載されてポイントをためれば「名取」になり、自分の名前の一部に「井」「重」「里」の文字をいれた「萬名」を名乗ることが許された。さらにポイントがたまると「師範」をゆるされた。この、「現代によみがえった、江戸時代の俳諧遊び」のような楽しさに、投稿者たちは熱狂し、川上宗薫山藤章二すがやみつるなども一投稿者として参加した。また、刊行元であるネスコ編集者の名女川勝彦(現・文藝春秋社取締役)が「番頭」役として、参加していた。1988年に連載は終了。

萬流コピー塾の師範出身者には、「萬名・小林井秀雄」(本名小林秀雄。のち、プロのコピーライターとなり、代表作は「私、脱いでもすごいんです」)、「萬名・重亀海昌次」(本名亀海昌次。糸井より年上のアートディレクター)、「萬名・戸井田招吾」(本名戸田昭吾。作詞家となり、ポケモンの主題歌を作詞)、「萬名・吉田浩之里」(お笑いプロデューサーになり、ペンネームヒロ吉田)、「萬名・原囲一也」(本名原口一也、さくまあきらの弟子のゲーム・ライターとなった)等がいる。

1984年には、有楽町マリオンの完成記念イベントとして「夕刊イトイ」を企画。糸井が編集局長で、各号の編集長を、久住昌之みうらじゅん、島地勝彦、渡辺和博天野祐吉南伸坊、秋山道男、蛭子能収川上宗薫石原真理子泉麻人鈴木慶一巻上公一、小林井秀雄に依頼し、自由な誌面を作ってもらった。

1989年には、ゲーム製作のための会社「APE(エイプ)」を設立。

他に、作詞、ゲーム(『MOTHERシリーズ』)の制作、テレビ番組のコメンテーター、声優(『となりのトトロ』)、絵本の翻訳、脚本・エッセイの執筆、徳川埋蔵金の発掘作業と称するテレビショーの司会に至るまで、幅広く活躍するマルチクリエイターである。著作は多数あるが、好奇心が強い性格で、近年は専門家との対談本が多い。

日本モノポリー協会会長。民放の全国放送のゴールデンタイム枠ドラマで、単発ではあったが、主演で出演したことがある。フィールズ株式会社社外取締役。

自身が代表を務める「東京糸井重里事務所」が運営するウェブサイトほぼ日刊イトイ新聞」は、一日の総ページビューが約80万の有名サイトで、1998年に開設された。

著名人やクリエイターなどの連載、オリジナルグッズの販売などが主なコンテンツで、執筆陣は清水ミチコ鳥越俊太郎渡辺真理春風亭昇太天海祐希など多彩で、タモリ萩本欽一矢沢永吉松本人志イチロー谷川俊太郎明石家さんまなど多数の有名人との対談も掲載されている。サイト内での糸井の愛称は「ダーリン」。

本人は「今日のダーリン」やコラム・対談などで、自分の考えは、吉本隆明に影響を受けていると言っている。これは糸井が全共闘世代であるためで、吉本は当時、新左翼の間でのカリスマ的存在であった。

親交が深い中沢新一にも自分の考え方を語り意見をもらっている。この考え方に関してほぼ日刊イトイ新聞でもコーナーを設けている。


2001年には、雑誌「インパク」の編集長を務めて、話題となった。

趣味はバス釣りで、日本テレビバラエティ番組ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」で年に1度開催される「芸能人釣り選手権」に糸井は毎年参加。開会式で田中直樹ココリコ)から「C級コピーライター」と罵倒されるのが恒例となっている。

ただし、バス釣りについては、1995年の「笑っていいとも」で木村拓哉が「趣味でやっている」と発言したことでブームになったが、糸井もそれで興味を持ってはじめ、一時は木村と一緒にバス釣りに行っていることを吹聴し、「バス釣り」ブームを仕掛けたことで批判をあびた。1996年12月に刊行された糸井の著書『誤釣生活』は、雑誌『SINRA』に連載されたが、連載時の第1回の題名は「キムラくんに誘われて釣りに行くまで」となっていたが、単行本化時は木村サイドに拒否されて、その題名をつかえなかったという[1]

また、プロ野球・巨人のファンとしても有名で、「ニュースステーション」ではファン代表としてキャッチコピーをつけたりしたが、1991年にはシーズン開幕前の同番組で「今年優勝を逃したら六本木一丁でランニングする」と宣言、そのシーズン巨人は優勝を逃したためにランニングする羽目になった。これは11月の深夜に行われ、「こんな愚かな真似はもう二度と繰り返さないでほしい」とコメントした。同番組ではそれ以前にも1989年久米宏が同様の賭け(巨人が優勝したら坊主になる)を行い丸坊主になっているが、これ以降そうした賭けは行われていない。

妻は女優樋口可南子。離婚歴があり前妻との間に娘がいる。愛犬はジャック・ラッセル・テリアのブイヨン。

本名である重里(しげさと)はスタンダールの小説「赤と黒」の主人公ジュリアン・ソレルにちなんで名付けられた(ジュリアン→ ジュリ→ 重里)。

ほぼ日』のなかの、『それでもボクはやってない』に関しての周防正行監督との対談で、父は司法書士であったと明かしている(なお、そのことは1981年に雑誌『宝島』でのロングインタビューで、既に明かしている。単行本『ザ・ヒーローズ』(JICC出版局 1982年刊行)に収録。)

[編集] 評価

80年代(特に前半)におけるサブカルチャー界における存在感は、絶大なものがあった。また、糸井が多くのコピーを手がけた西武百貨店は、社長の堤清二が「カルチャー路線」をとっており、糸井は「1980年代の西武・セゾン文化」の象徴的存在だったといえる。(糸井をカリスマ的存在にした、雑誌「ビックリハウス」も、西武グループの、パルコ出版から刊行されていた。)

90年代以降は、バブル崩壊もあり、西武グループのカルチャー路線も崩壊。糸井も相対的に低迷期となる。

(テレビタレントとしての糸井についてだが)1995年にナンシー関をして、「誰かが『もうおもしろくねぇんだよ』とでも突っ込んでくれたら、どんなに気が楽になるだろう。糸井重里がテレビで尊重されている大きな理由のひとつに『80年代を捨てきれない大人になったヘンタイよいこ』というのがある気がする。『イトイ的なカンジ』にひかれた子供が、現在30代半ばになり、『あの、イトイさんと』の思いを遂げている結果が、『糸井重里よくテレビに出てる』ではないのか。」と、批判させた。

だが、1998年の「ほぼ日刊イトイ新聞」創刊後の、自身は後景にさがっての「面白い人の意見」を聞く姿勢により、糸井は新しいポジションを掴んだといえる。なお、活動当初からの「言葉自身が持つ語感のおかしさへの、敏感 さ」はいまだに持っており、「ほぼ日」の「おとな語」シリーズは糸井のその感性が生きた、好シリーズである。

なおナンシーによる批判は、糸井にとって耳が痛かったようで、1998年に「ほぼ日」において、「たしかにぼくは『視聴者のちょっと知ってる人』という役割でしかテレビに貢献してない。こういうことを目ざとく発見するのが、ナンシー関という人の恐ろしいところである。自分で、『オレ、面白くなかったんだ!』とかなり痛いところに気づいてしまったのも、彼女のせいというかお陰なのである。」と発言している[2]

なお、筑紫哲也による対談集『若者たちの神々(Part1)』(1984年)において、糸井は既に、「自分は『場所を作る存在』で、その場所でみんなで遊んでもらえばいい」と発言している。「ヘンタイよいこ」「萬流」「ほぼ日」と続く、「場所を作る」という考え方では、糸井は一貫しているといえる。

[編集] 出演番組

[編集] テレビ

[編集] ラジオ

[編集] 映画

[編集] CM

[編集] 雑誌連載

[編集] 代表的なキャッチコピー

  • 「くう ねる あそぶ」 - 日産自動車セフィーロ
  • 「ロマンチックが、したいなあ」 - サントリー・レッド
  • 「あったかいなぁあったかいなぁって、兄貴は頭まであったかくなっちまった」- オンワード
  • 「いまのキミはピカピカに光って」 - ミノルタ MINOLTA X-7(宮崎美子出演)
  • 「エンディングまで泣くんじゃない」 - ゲームソフト『MOTHER
    糸井のコピーだと思われがちだが、サテラビュー番組内で違うと発言。
  • 「おとなもこどもも、おねーさんも」 - ゲームソフト『MOTHER2
  • 「奇妙で、おもしろい。そして、せつない。」 - ゲームソフト『MOTHER3
  • 「TRAiNG」 - 東日本旅客鉄道
  • 「君にクラクラ」 - カネボウ
  • 「よろしく。」 - 矢沢永吉・ポスター
  • 「やたッ。」 - RCサクセション・ポスター
  • 「僕の君は世界一」- パルコ・ポスター
  • 「あそんで、ねむれ」- パルコ・ポスター
  • 「センチメンタル50%ジャーニー。」 - サンヨーレインコート
  • 「オランジェ・デ・キドル」- 資生堂・レシェンテ
  • 「本当の主役は、あなたです。」 - 日本テレビ『24時間テレビ』番組内コピー
  • 「イノセンス、それはいのち」 - イノセンス

[編集] スタジオジブリ作品キャッチコピー

[編集] 西武百貨店

  • 1980年「じぶん、新発見。」
  • 1981年「不思議、大好き。」
  • 1982年1983年「おいしい生活。」
  • 1984年「うれしいね、サッちゃん。」
  • 1985年「情熱発電所」
  • 1986年「元禄ルネッサンス」
  • 1987年「じゃない。」
  • 1988年「ほしいものが、ほしいわ。」
  • 1989年「より道主義だ。」
  • 1990年「いいにおいがします。」

[編集] その他

  • 1989年藤田元司読売ジャイアンツ(巨人)監督に復帰した際、巨人の野球を「噛めば噛むほど味が出る『スルメ野球』」と評した。
  • ユニクロ野菜「SKIP」のプロデュース。
  • 2005年創部の萩本欽一がオーナーと監督を兼任する社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」の命名。
  • マーケティング、世代研究者の三浦展は、かつてマーケティング会社に勤務していたころ、糸井に会った際の印象が、よほど悪かったようで、著書『団塊世代を総括する』で、以下のように糸井のことを記している。
    • コピーライターXは、マスコミに登場する時はいつも飄々として、毎日趣味で生きていますという風情であるが、裏ではがっちり金儲けをしている。
    • コピーライターXをセミナーの講師に招いたところ、軽井沢の会場に、彼はポルシェに乗って、当時まで不倫相手だった美人女優とやってきた。彼のコピーが描く世界のイメージとポルシェとがどうしても結びつかず、私は困惑した。が、きっと彼は本来、ポルシェと美人女優が欲しい人間であって、マスコミに登場する時の、肩の力の抜けたとぼけたイメージのほうが虚像なのだろう。

[編集] 備考

以下のコピーは「糸井作」のものだと紹介されることがあるが、2007年7月10日、公式サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の日替わりコラム「今日のダーリン」内で、本人自らが否定した。

[編集] 作詞

  • 『パパの歌』(歌&作曲:忌野清志郎
  • TOKIO』(歌:沢田研二、作曲:加瀬邦彦
  • 恋のバッド・チューニング』(歌:沢田研二、作曲:加瀬邦彦)
  • 『嘘はつけない』(歌:沢田研二、作曲:加瀬邦彦)
  • 『クライマックス』(歌:沢田研二、作曲:沢田研二、編曲:松任谷正隆
  • 『春咲小紅』(歌:矢野顕子、作曲:矢野顕子
  • 『TVの国からキラキラ』(歌:松本伊代、作曲:筒美京平
  • 『雪列車』(歌:前川清、作曲:坂本龍一
  • 『いまのきみはピカピカに光って』(歌:斉藤哲夫、作曲:鈴木慶一
  • 『花咲く乙女よ穴を堀れ』(歌:ムーンライダーズ、作曲:鈴木慶一)
  • 『ニットキャップマン』(歌:ムーンライダーズ、作曲:岡田徹
  • 『地平線を見て育ちました』(歌:安全地帯、作曲:玉置浩二
  • 『自転車でおいで』(歌:矢野顕子、作曲:矢野顕子)
  • 『ふりむけばカエル』(歌:矢野顕子、作曲:矢野顕子)
  • 『夢のヒヨコ』(歌:矢野顕子、作曲:矢野顕子) 
  • 『あなたは「おもしろマガジン」』 (歌:榊原郁恵、作曲:水谷公生
  • 『ワンナイト・ショー』 (歌&作曲:矢沢永吉
  • 『天使たちの場所』 (歌&作曲:矢沢永吉)
  • 『ピンナップ ベイビー ブルース』 (歌:シーナ&ロケッツ、作曲:鮎川誠

[編集] ゲーム

[編集] 音楽

  • 『ペンギニズム』(1980年レコード発売。1995年CDで再発。2006年再々発)。
鈴木慶一細野晴臣矢野顕子沢田研二など豪華メンバーが曲を提供し、糸井が全曲作詞、歌唱したアルバム。

[編集] 著書

  • さよならペンギン(糸井原作、湯村輝彦画の絵本) すばる書房, 1976.7
  • スナック芸大全 ごま書房, 1979.10
  • 情熱のペンギンごはん(糸井原作、湯村輝彦画のヘタウマ漫画の金字塔) 情報センター出版局, 1980.6
  • 明日は 騒乱罪 学校にない教科書(戸井十月編、糸井重里、岡留安則笠井潔亀和田武、田家秀樹、田村光昭、生江有二、橋本治、森永博志、三橋俊明) 第三書館 1980.9
  • ペンギニストは眠らない 文化出版局, 1980.12
  • 悔いあらためて(橋本治との共著) 北宋社, 1980.6
  • コピーライターの世界 世の中、ぜんぶ広告なのだ。(編著) 誠文堂新光社, 1981.4
  • 夢で会いましょう(村上春樹との共著) 冬樹社, 1981.11
  • 私は嘘が嫌いだ 話の特集, 1982.1
  • ヘンタイよい子新聞 月刊ビックリハウスより(責任編集) パルコ出版, 1982.7
  • 話せばわかるか 糸井重里対談集 飛鳥新社, 1983.7
  • 俺たちはノイズだ(栗本慎一郎との共著) 冬樹社, 1983.9
  • 牛がいて、人がいて 徳間書店, 1983.2
  • 糸井重里全仕事 大増補大改訂版 マドラ出版, 1983.10 (広告批評の別冊3)
  • こども用 One dozen adult stories(糸井文、湯村輝彦画) 松文館 1984.1
  • 糸井重里の萬流コピー塾 文芸春秋, 1984.3
  • 糸井重里の萬流コピー塾U.S.A. 文芸春秋, 1984.9
  • 夕刊イトイ(糸井重里、久住昌之みうらじゅん、島地勝彦、渡辺和博天野祐吉南伸坊、秋山道男、蛭子能収川上宗薫石原真理子泉麻人鈴木慶一巻上公一、小林井秀雄) リブロポート 1984.12
  • 糸井重里の萬流コピー塾0880 文芸春秋, 1985.4
  • こう生きるのが正しい! 糸井重里のオトナ相談室 小学館, 1985.4
  • CHIKUWA 糸井重里画報(チクワ編集委員会と糸井重里 図画構成:赤瀬川原平) 学習研究社 1985.4
  • 糸井重里の萬流コピー塾 ワニ版 文芸春秋, 1986.3
  • 家族解散 新潮社, 1986.10(小説)
  • 糸井重里の萬流コピー塾(基本編) 文芸春秋, 1987.2
  • 糸井重里の天然の萬流コピー塾 文芸春秋, 1988.3
  • 真夜中の本音トーク 今夜なに色?(よみうりテレビ永六輔浜村淳山本コウタロー稲川淳二藤本義一上岡龍太郎、糸井重里、立川談志横山やすし野坂昭如) プラザ 1988.6
  • おめでとうのいちねんせい(糸井が詩、日比野克彦絵) 小学館, 1989.12
  • 85点の言葉(知的で口べたなあなたに)糸井重里【萬流コピー塾】ネスコ, 1989.4
  • トイレをたすけたさるこ(トイレの絵本シリーズ 高畠純画) TOTO出版 1990.9
  • 糸井重里のイトイ式コトバ論序説 マドラ出版, 1992.9
  • マリオペイント 任天堂公式ガイドブック(企画・編集) 小学館, 1992.8
  • 完本 情熱のペンギンごはん(湯村輝彦絵) 筑摩書房, 1993.7
  • ビリーブ・ユー 信じる信じない信じたい。(柴門ふみ絵) 小学館, 1993.2
  • あるとしか言えない 赤城山徳川埋蔵金発掘と激闘の記録 糸井重里&赤城山埋蔵金発掘プロジェクト・チーム 集英社, 1993.2
  • 誤釣生活 バス釣りは、おもつらい ネスコ, 1996.12
  • 豆炭パソコン 80代からのインターネット入門 糸井重里 世界文化社, 2000.11
  • 詩なんか知らないけど 糸井重里詩集(中川いさみ画、水内喜久雄編) 大日本図書, 2000.2
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ(邱永漢との共著) PHP研究所, 2001.3
  • ほぼ日刊イトイ新聞の本 講談社, 2001.4
  • 悪人正機 Only is not lonely(吉本隆明著、糸井聞き手) 朝日出版社, 2001.6
  • インターネット的 PHP研究所, 2001.7
  • ピーコ伝 ピーコこと杉浦克昭(糸井が聞き手) 日経BP社, 2001.11
  • ダーリンコラム 朝日出版社, 2001.11 (ほぼ日ブックス)
  • 個人的なユニクロ主義(柳井正との共著) 朝日出版社, 2001.11 (ほぼ日ブックス)
  • 胸から伝わるっ ピーチ・ジョンがふくらんでいく物語(野口美佳,佐藤知代との共著) 朝日出版社, 2001.11 (ほぼ日ブックス)
  • ポンペイに学べ(青柳正規との共著) 朝日出版社, 2001.11 (ほぼ日ブックス)
  • 海馬 脳は疲れない(池谷裕二との共著) 朝日出版社, 2002.6 (ほぼ日ブックス)
  • 経験を盗め(鼎談集) 中央公論新社, 2002.8
  • Mother 1+2どせいさんのほん。(監修) エンターブレイン, 2003.7
  • オトナ語の謎。 オレ的にはアグリーできかねるんだよね。(監修) 東京糸井重里事務所ほぼ日刊イトイ新聞, 2003.12 (ほぼ日ブックス)
  • 言いまつがい 教授だって社長だってアメンボだって。(監修) 東京糸井重里事務所ほぼ日刊イトイ新聞, 2004.2 (ほぼ日ブックス)
  • 智慧の実を食べよう。(詫磨武俊、吉本隆明藤田元司小野田寛郎谷川俊太郎述。糸井聞き手) ぴあ, 2004.1
  • キャッチボールIchiro meets you イチローに糸井重里が聞く ぴあ, 2004.4
  • 学問は驚きだ。智慧の実を食べよう(岩井克人松井孝典山岸俊男川勝平太述。糸井聞き手) ぴあ, 2004.10
  • 糸井重里のつくって食べようおいしい野菜 糸井重里,永田照喜治,こぐれひでこ,NHK「糸井重里のおいしい野菜つくっちゃいました」制作班 日本放送出版協会, 2005.4
  • さらに経験を盗め(鼎談集) 中央公論新社, 2005.7
  • 続々と経験を盗め(鼎談集) 中央公論新社, 2006.1
  • 小さいことばを歌う場所 東京糸井重里事務所ほぼ日刊イトイ新聞 - 書店販売はしておらず、サイトでの直販のみ。

[編集] 翻訳(絵本)

  • ミッケ! いつまでもあそべるかくれんぼ絵本(ジーン・マルゾーロ文 ウォルター・ウィック写真) 小学館 1992.8
  • ミッケ!びっくりハウス おとなもこどももあそべるかくれんぼ絵本(ジーン・マルゾーロ文 ウォルター・ウィック写真) 小学館 1993.10
  • ミッケ!クリスマス みんなであそべるかくれんぼ絵本(ジーン・マルゾーロ文 ウォルター・ウィック写真) 小学館 1993.12
  • ミッケ!ミステリー たんていになってあそぼうかくれんぼ絵本(ジーン・マルゾーロ文 ウォルター・ウィック写真) 小学館 1994.12
  • ミッケ!ファンタジー おとこのこもおんなのこもかくれんぼ絵本(ジーン・マルゾーロ文 ウォルター・ウィック写真) 小学館 1996.1
  • ジミーとジャネット、ふたりはふたご(B.クリアリー作 やまわきゆりこ絵) あかね書房 1997.4
  • ミッケ!ゴーストハウス こわいけどおもしろいかくれんぼ絵本(ジーン・マルゾーロ文 ウォルター・ウィック写真) 小学館 1999.1
  • ミッケ!たからじま わくわくさせるかくれんぼ絵本(ジーン・マルゾーロ文 ウォルター・ウィック写真) 小学館 2002.1
  • ミッケ! がっこう あたらしくてなつかしいかくれんぼ絵本(ジーン・マルゾーロ文 ウォルター・ウィック写真) 小学館 2003.5
  • チャレンジミッケ!1(おもちゃばこ) ウォルター・ウィック作 小学館 2006.1
  • チャレンジミッケ!2(ゆめのまち) ウォルター・ウィック作 小学館 2006.3
  • チャレンジミッケ!3(コレクション) ウォルター・ウィック作 小学館 2006.10
  • チャレンジミッケ!4(サンタクロース) ウォルター・ウィック作 小学館 2006.12

[編集] 賞歴

  • 1975年 TCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞
  • 1976年 東京アートディレクターズクラブ賞(ADC賞)
  • 1979年 TCC(東京コピーライターズクラブ)特別賞「あったかいなぁあったかいなぁって、兄貴は頭まであったかくなっちまった」
  • 1981年 TCC(東京コピーライターズクラブ)特別賞「いまのキミはピカピカに光って」
  • 1982年 TCC(東京コピーライターズクラブ)賞 「不思議、大好き」
  • 1984年 第1回ベストジーニスト賞(協議会選出部門)
  • 1989年 第6回日本アニメ大賞・アトム賞 声優部門特別演技賞
  • 2000年 第6回AMD Award 功労賞
  • 2001年 第3回eAT KANAZAWA 名人賞
  • 2007年 谷川俊太郎賞 受賞

[編集] 参考文献

  • ザ・ヒーローズ 宝島ロング・インタビュー集 JICC出版局 1982年
  • 糸井重里全仕事 大増補大改訂版 マドラ出版, 1983.10 (広告批評の別冊3)

[編集] 脚注

  1. ^ 『噂の真相』1997年2月号
  2. ^ ほぼ日刊イトイ新聞-糸井重里の脱線WEB革命 http://www.1101.com/itoi/1998-09-04.html

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