池谷裕二
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池谷裕二(いけがやゆうじ、1970年 - )は、静岡県出身の脳科学者。海馬を対象にして脳の可塑性について研究している。その傍ら、主に脳科学に関する一般向けの著作を数多く著していることから世間一般でも広く認知を得ている。
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[編集] 略歴
静岡県藤枝市に生まれる。静岡県立藤枝東高等学校卒業。東京大学理科一類に入学するが、興味対象の変化により同大学薬学部に編入学する。同大学大学院薬学系研究科、日本学術振興会特別研究員を経て、海馬の研究により1998年に薬学博士号を取得する。東京大学大学院薬学系研究科助手、アメリカ合衆国コロンビア大学生物科学講座客員研究員、東京大学大学院薬学系研究科講師などを経て、現在東京大学大学院薬学系研究科准教授(2007年8月1日 - )。日本薬学会会員、日本神経科学会会員、日本神経回路会会員、日本生理学会会員、北米神経科学会会員、日本薬理学会学術評議委員。
勉強法に脳科学の考え方を積極的に取り入れている。
[編集] 著書
- 記憶力を強くする(講談社) ISBN 4062573156
- 最新脳科学が教える 高校生の勉強法(ナガセ) ISBN 4890852425
- 進化しすぎた脳(講談社)ISBN 4062575386
- 脳はなにかと言い訳する(祥伝社)ISBN 4396681135
- 怖いくらい通じるカタカナ英語の法則(講談社) ISBN 4062575744
[編集] 共著
- 海馬(新潮社)糸井重里 ISBN 4101183147