東京ミュウミュウ
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東京ミュウミュウ | |
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ジャンル | 魔法少女アニメ |
テレビアニメ | |
監督 | 阿部記之 |
アニメーション制作 | ぴえろ |
放送局 | テレビ東京系列 |
放送期間 | 2002年4月6日 - 2003年3月29日 |
話数 | 全52話 |
漫画: 東京ミュウミュウ | |
作者 | 征海未亜・吉田玲子 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | なかよし |
発表期間 | 2000年8月 - 2003年1月 |
巻数 | 全7巻 |
漫画: 東京ミュウミュウあ・ら・もーど | |
作者 | 征海未亜 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | なかよし |
発表期間 | 2003年3月 - 2004年1月 |
巻数 | 全2巻 |
ゲーム: はめパネ 東京ミュウミュウ | |
ゲームジャンル | パズルゲーム |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | タカラ |
発売日 | 2002年7月11日 |
レイティング | 未審査 |
ゲーム: 東京ミュウミュウ 登場 新ミュウミュウ! みんないっしょにご奉仕するにゃん♥ |
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ゲームジャンル | コンピュータRPG |
対応機種 | プレイステーション |
開発元 | ウィンキーソフト |
発売元 | タカラ |
発売日 | 2002年12月5日 |
レイティング | 未審査 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
ウィキポータル |
漫画作品 |
日本の漫画作品 |
漫画家 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『東京ミュウミュウ』(とうきょうミュウミュウ)は、征海未亜による少女漫画作品、またそれを原作にしたテレビアニメ。
目次 |
[編集] 概要
「なかよし」(講談社)の2000年9月号から2003年2月号まで連載された。続編の『東京ミュウミュウあ・ら・もーど』は、2003年4月号~2004年1月号まで同誌で連載された。5人で戦う美少女戦隊ものと呼ばれるジャンルのメディアミックス作品。
なお、「なかよしなつやすみランド」(なかよし2000年8月号増刊、講談社)で、予告編的な読みきりが掲載されていた。
この作品は読み切りであった『Tokyo黒猫娘』がベースになっている。
オリジナルの『東京ミュウミュウ』(第1部に相当)は原案:講談社・シナリオ:吉田玲子・まんが:征海未亜。ただし、原案のクレジットはアニメ化決定前後からつけられるようになった。『東京ミュウミュウあ・ら・もーど』(第2部に相当)および『ぷちみゅうみゅう』(番外編)は原案:講談社・まんが:征海未亜。
タカラ(現在はタカラトミー)から発売されたプレイステーション対応のロールプレイングゲームのタイトルでもある。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] あらすじ
[編集] 東京ミュウミュウ
桃宮いちごは同級生の青山君のことが好きな中学生。いちごは念願の青山君とのデート中に遭遇した地震の直後、数人の女の子と光に包まれ、ネコが自分の体に入るかのような感覚に襲われる。それ以降、眠気にいつも襲われたり、体が異様に身軽になったり、魚を見るとくわえてしまうようになってしまったいちご。その不思議さに悩むいちごを心配してくれた青山君に告白しようとしたら、今度は目の前に巨大なネズミが現れて襲い掛かる。そこに突然現れた青年に「たたかえ」と言われたいちごは、「ミュウミュウストロベリー メタモルフォーゼ!」と言って猫耳としっぽをつけた姿に変身してしまった。
実はその青年・白金稜は、地球の動物達に寄生して生物兵器「キメラアニマ」に変えようとしているエイリアンに対抗するため、レッド・データ・アニマルの遺伝子を打ち込んで死滅させる「μプロジェクト」を赤坂圭一郎と共に進めていた。しかし地震によって誤っていちご達にそれが打ち込まれてしまい、いちごはイリオモテヤマネコの遺伝子と合体し、生物兵器(キマイラ)「ミュウミュウ」なる正義の味方になってしまったのだった。
キメラアニマを倒したいちごは白金と赤坂からエイリアンの目的が地球侵略であるとともに、ほかに4人の仲間がいることを知らされる。そこでいちごはエイリアンと戦うために他の仲間を探しつつ、情報収集のために白金たちのアジトである「カフェ ミュウミュウ」でウェイトレスとして働くことになった。だが、いちごは心に負担がかかると野性の本能でアニマル化してしまうようになってしまい、エイリアンを全滅させて自身の能力が退化するまで青山君に告白することができなくなってしまっていたのだった。
[編集] 東京ミュウミュウあ・ら・もーど
エイリアンとの事件が一段落してミュウミュウはその使命を終え、能力も退化しはじめていた。いちごは青山を追ってイギリスへ留学し、残った4人がたまに現れるキメラアニマの残党を処理するだけの、平和な日々が戻ってきた。しかしμプロジェクトの研究を続けていた白金が、またもや誤ってアマミノクロウサギとアンデスヤマネコのDNAを白雪ベリーに打ち込んでしまい、新たなミュウミュウが誕生する。
[編集] ぷちみゅうみゅう
ミュウミュウの5人(後にりんご・ベリーも加わる)が半獣人世界の幼稚園児という設定の、パラレルワールド的短編作品。おもに『なかよし』増刊に掲載された。
[編集] Tokyo黒猫娘
本作のプロトタイプとも言うべき読切作品。コミックス4巻巻末に収録。女子中学生安曇緋姫(あずみ ひめ)が宇宙犯罪捜査官に任命されてエイリアンと戦う。彼女の変身中の姿は基本的にはミュウイチゴの色替で、髪やスーツの色は黒になっている。
[編集] 登場人物
[編集] ミュウミュウ
基本的にミュウミュウの苗字には「色」、名前には「植物(食用になる)」の名前が入っている。
- 桃宮 いちご(ももみや いちご / ミュウイチゴ)
- 声 - 中島沙樹
- 原作第1部、アニメの主人公。中学1年生(以下、年齢は注釈がなければ第1部当時)。身長152cm。3月15日生、O型。
- 恋に戦いに奔走する明るい女の子。少々ドジっ子で天然ボケの慌てん坊だが、カフェ内では物凄い働き者で、戦いとなると一気にリーダーっぷりを発揮する。その明るさと優しさはどんな凍てついた心も溶かす。ドキドキしたりビックリすると猫耳と猫尻尾が出てしまい、更にドキドキすると完全に猫化してしまうが、誰かとキスすると元に戻る。
- イリオモテヤマネコのDNAが入っている。アザの位置は右太ももの内側の、股の付け根。武器はストロベルベル(他のミュウミュウの武器と合体させるとバージョンアップする)。技名は『リボーンストロベリーチェック』(バージョンアップすると『リボーンストロベリーヒーリング』等)。イメージカラーはピンク。変身すると語尾にやたらと「~にゃん」が付く。
- 家族構成は両親のみ。一人っ子であるため、兄弟はいない。
- PSゲームのみ、二段変身があった。二段変身後は、スカート部分が変化し、髪形がツインテールになっている(しかし、強さにあまり変わりはない)。また、手袋が少々長いものになる。
- 第1部で波乱の恋模様を展開した末に青山君とめでたく結ばれた。第2部では青山君と共に留学に行っていたイギリスから帰ってきて途中参戦。力が弱まったので(しかもミュウミュウでいられるのは3分…のはずがラストの方ではいつまでもミュウミュウでいられた)、ベリーに主人公とリーダーの座を譲ったものの、まだまだ大きな活躍を見せ、またベリーに恋のアドバイスもしてあげるなど先輩ぶりを発揮している。
- 藍沢 みんと(あいざわ みんと / ミュウミント)
- 声 - かかずゆみ
- ミュウミュウの仲間。中学1年生。身長145cm。10月3日生、A型。
- 藍沢財閥のお嬢様。少しキツい口調(いちごに言わせると「かなりキツい」)と高飛車な性格で、「~ですわ」が口癖。カフェ内では働き者のいちごとは対照的にいつもさぼってばかりでよく文句を言われている。だが、根は優しくて仲間思いで、いちごのことは特に大切に思っている(が、素直じゃないので普段口に出す事はない)。少々野次馬根性が強い。特技はバレエで、戦闘時はその身軽さが十分生かされている。原作では日本舞踊も習っている。たびたび登場する愛犬ミッキーとは大の仲良し。第21話ではざくろが指示し、ミッキーが囮になって、東京ミュウミュウを脱退しようとしたみんとの心を動かした。
- 普段の髪形はシニヨン付きツインテール(お団子2つ)にしているが、髪を下ろすとウェーブのかかったショートヘアになる。髪を下ろした姿は作中にもたびたび登場している。
- 家族構成は両親と兄一人。だが、両親と会う機会があまりなく、その分兄が大好きなブラコン。
- ノドジロルリインコのDNAが入っている。アザの位置は背中。武器はミントーンアロー。技名は『リボーンミントエコー』。イメージカラーは水色。
- ざくろに一目惚れ (?) してからは、ざくろを「おねーさま」と呼んで憧れている。
- 第2部でもベリーを的確に援護していた。
- 碧川 れたす(みどりかわ れたす / ミュウレタス)
- 声 - 佐久間紅美
- ミュウミュウの仲間。中学2年生。身長161cm。4月29日生、B型。
- ミュウミュウの一人になるまではグループのパシリで、グループから陰湿なイジメを受けていた。おどおどした性格で照れ屋。人付き合いが苦手。しかし性格は優しく、それでいて芯が強い。常に引っ込み思案であるが、キレると手に負えなくなるタイプ。眼鏡っ子で、ギャグフェイスの時は眼鏡レンズが真っ白になる「お約束モード」がある。裸眼の視力はかなり低く、眼鏡をはずすと数字の「3」を二つ並べたような眼で、全てがぼやけて見えにくい。ミュウレタスに変身すると眼鏡は無くなるが、視力は一気に向上する。水が苦手でカナヅチだが、ミュウレタスになると水の中では人魚のように下半身がスナメリに変形し泳げるようになる。
- 家族構成は両親と弟一人。本人も含めて、家族全員が眼鏡を着用している。
- スナメリのDNAが入っている。アザの位置は胸元(鎖骨の下辺り)。武器はレタスタネット。技名は『リボーンレタスラッシュ』。イメージカラーは緑。
- 豪華客船に乗った時に優しくしてくれた白金がちょっと気になっていたようだ。しかしその後の行方は語られていない。
- 黄 歩鈴(ふぉん ぷりん / ミュウプリン)
- 声 - 望月久代
- ミュウミュウの仲間。小学6年生。身長138cm。8月7日生、O型。
- 元気一杯でやんちゃな、猿みたいな女の子。「~なのだ」口調。メンバー最年少であり、メンバーのことを、必ず「○○○のお姉ちゃん」・「○○○のお兄ちゃん」と呼ぶ。超身軽。大道芸が得意でお金好き。よくカフェの皿で皿回しをしては割りまくっている。惚れ薬や眠りのお香などを持っている。
- 家族構成は、中国系統の家らしく、父は世界中を旅する格闘家。母は数年前病気で倒れ、入院先の病院で他界した。兄弟姉妹が多く(6人いるなかで一番上)、長女なので実は面倒見が良い。
- ゴールデンライオンタマリンのDNAが入っている(本人は“ゴールデンライオンタマリンのDHA”と勘違いしていた)。アザの位置は額。武器はプリングリング。技名は『リボーンプリングリングインフェルノ』(原作では「リボーン」の部分がない)。イメージカラーは黄色。
- 第1部ではその持ち前の元気と無邪気さでタルトの心を揺り動かし、良い感じになった。
- 因みに歩鈴の名前には、例外的に植物の名前が入っていない。
- 藤原 ざくろ(ふじわら ざくろ / ミュウザクロ)
- 声 - 野田順子
- ミュウミュウの仲間。中学3年生。身長173cm。9月6日生、AB型。
- とてもクールで冷静な性格のモデル。仕事中は穏やかで笑顔が素敵な感じを見せているが、実は冷徹な性格で人付き合いに関しては淡白で愛想がなく、仲間もうっとうしいと思うほどであった。他のミュウミュウ達の必死の行動によって無事仲間入りをしてからは、頼りになる強いお姉さんキャラになる。6ヶ国語が話せる。
- 家族構成は両親がいるが、現在別居中のため一人暮らし。おそらく一人っ子と思われる(作中に兄弟のいる描写が無いため)。
- ハイイロオオカミのDNAが入っている。アザの位置はお臍の周り。武器はザクロスホイップ。技名は『リボーンザクロスピュア』。イメージカラーは紫。
- みんとに一方的に「おねーさま」と呼ばれて憧れられているが、当の本人は何のその。まあ悪い気はしないようだ。
- 赤井 りんご(あかい りんご / ミュウリンゴ)
- 声 - 川田妙子
- PSゲーム(と、ぷちみゅうみゅう)にのみ登場したミュウミュウ。7月6日生、O型。歩鈴と同じ小学6年生。
- ある島に兄の赤井真潮と共に住んでおり、兄からは大切にされている。「~なのぉ」口調でぼんやりのほほんとした性格。いちごに懐いている。夜間の散歩が趣味で動物を分け隔てなく愛している。
- 家族構成は兄一人。母は既に他界。父に関しては不明。
- 武器はアップルティック。技名は『リボーンアップルポップ』(攻撃技ではなく回復技)。イメージカラーは赤。
- フンボルトペンギンのユキちゃんと友達。母親の形見であるペンダントの力を借りて、そのユキちゃんと合体してミュウミュウになるため、いちごたちと違いアザは持たない。
- PSゲームでは終わった後でもミュウミュウの一員として続けることになっていたが、これはゲームだけのストーリーのため、原作の第1部・第2部とアニメには登場しない。
- 白雪 ベリー(しらゆき べりー / ミュウベリー)
- 第2部から登場する、第2部の主人公。中学1年生(第2部。学年は歩鈴と同じ)。1月5日生、O型。
- 制服に憧れて白金台にある私立女子校に進学するも、お嬢様学校だったため、クラスでは猫を被っている。
- 決めゼリフの漢字が平仮名になっているあたりに幼さがうかがえる。
- 日本とフランスのクォーター(父方・母方のどちらかは不明だが、「祖父がフランス人」)。性格は明るく元気で前向き、少々甘えん坊。いきなりミュウミュウになってしまい戸惑うが、他のミュウミュウやいちごの助けもあってなんとかリーダーとしての務めを果たしている。ウサ耳に猫尻尾。フランス語が話せる。ケーキが好き。
- 家族構成は父のみ確認。
- アマミノクロウサギとアンデスヤマネコのDNAが入っている。アザの位置は不明。武器はラブベリーロッド。技名は『リボーンラブベリーチェック』(いちごと組んだ『リボーンダブルベリーチェック』という技もある)。イメージカラーは白。変身すると語尾にやたらと「~みゃ」が付く。
- ふとした事故で会った白金にちょっと惚れるが、最後にはいつも傍にいて守ってくれた侑と結ばれる。
- いちご同様通常時でも、ウサ耳に猫尻尾が出ることがある。さらに、完全に獣化してしまったこともあったが、その時の姿は猫と兎の合体動物である。
- なお、第1部の最終回の最後の部分で姿を見せて登場している(アニメには登場していない)。
[編集] 仲間・サポートメンバー
この項目のキャラクターは、苗字に「東京都の地名・東京メトロの駅名」が入っている者が多い。
- 青山 雅也(あおやま まさや)
- 声 - 緒方恵美
- 第1部のヒーロー。いちごの好きな男の子。剣道部のエースで女の子にモテていたが、いちごと両思いになってからはいちごにしか目もくれない。優しい性格で、それでいて気性の激しさと冷淡さも併せ持つ。
- いちごが命をかけて守りたい存在であり、また雅也にとってもいちごは命をかけて守りたい存在。小さい頃から孤児院で育ち、養子として育てられ、俊才を演じねばならない事情もあって周囲に冷めていた彼にとって、いちごだけが鮮やかな色を放つ女の子であった。第1部ラストでは一度息絶えた後にいちごに救われ、いちごを救い、無事結ばれた。第2部ではいちごと共にイギリスに留学し、ベリー援護の為にいちごを先に日本に帰した上で、自分も後でいちごを追って日本へ帰った。
- 実は「青山雅也」としての姿の他に「蒼の騎士」、「ディープブルー」という3つの姿を持っている。ちなみに全て「青」に関する名前が含まれている。
- 白金 稜(しろがね りょう) / アルト
- 声 - 遠近孝一
- μプロジェクトを始めた張本人。白金博士。父の下で小さい頃から生物科学を学んできた天才。
- 第1部ではいちごと良い感じになった。至る所でいちごを助け、また猫のアルトになっていちごの猫化のピンチを救ったことも少なくない。アルトになったのは、自らをイリオモテヤマネコのDNAの実験体にして失敗した為。長い間(原作では10分以上)猫のままでいると、元に戻れなくなるらしい。
- 第2部では最初のみベリーと近付いたが、それからは全く音沙汰無し。それどころか、まだいちごに未練があるようにも思える。
- 赤坂 圭一郎(あかさか けいいちろう)
- 声 - 緑川光
- 子供だった白金の世話をしていた、白金の父に仕える助手。原作の回想シーンでは後ろ髪を肩の辺りで切りそろえていた。白金と共に白金の父が遺したμプロジェクトを始動させる。普段はカフェミュウミュウのパティシエをしていて、お菓子作りが得意。女性に優しく、タラシっぽいところがあるジェントルマン。しかし、白金の身を第一に考えている優しい人でもある。ミュウミュウを白金にとりなすことも多い。
- アニメ版では過去に彼女がいて、再会して別れを告げる話もある。
- 目黒 侑(めぐろ たすく)
- 第2部のヒーロー。ベリーの幼馴染み。
- お調子者で元気一杯で、インラインスケートで走り回る身軽な少年。ベリーに抱きつく癖がある。ベリーに会いにベリーの学校(※女子校)に忍び込み、途中でセーラー服で変装してベリーを助けたり、カフェミュウミュウでウェイターをしたりなど、とにかくベリーを助けたい一心で行動している。小さい時からベリーといつも一緒にいて、ベリーに何かあった時はいつも励まし笑わせてくれた。ベリーが一番守りたい相手。また、侑もベリーをずっと守りたい。守りたいが故に、自分の性的な情動を抑えきれない自分に戸惑った。
- ラストでは聖薔薇騎士団(セントローズクルセイダーズ)に操られ、ベリーを苦しめた。だが、無事最後は結ばれる。
- 赤井 真潮(あかい ましお)
- 声 - 緒方恵美
- PSゲームでのみ登場。赤井りんごの兄で普段は野生動物保護を目的とするレンジャーの活動をしている。妹のりんごを大切にしており、りんごがミュウミュウ達と共に戦うのをやめさせようとしたが、後にりんごの固い意志を尊重して承諾している。
- 尚、外見はいちごの恋人である青山雅也に瓜二つで性格もよく似ている。
- マシャ(R-2000)
- 声 - 野田順子
- 白金が作ったロボット。いちごのペットのような存在。いちごが大好きで、いちごのイギリス留学にまで付いていった程である。原作ではミュウアクアと合体してミュウアクアロッドになったり、エイリアンを回収する役目を持っている。言葉は片言しか喋れない。34話ではフリーマーケットに来た女性客にぬいぐるみと間違われ、あわや買い取られそうになる一幕も(いちごが「売り物ではないですから!!」と売却を拒否した)。
- 征海未亜の前作品『Tokyo黒猫娘』にもマシャは出ていたが、設定が異なる。安曇緋姫をパートナーに任命した宇宙犯罪捜査官で、赤と白の色彩が反転している上に、地球の言葉を流暢に喋っている。
- ウチャ(R-2003)
- 白金が作ったロボットでマシャの後継型。ベリーの初変身時にマシャはいなかった(いちごの留学についていった為)ので、代わりに作られてベリーのお供に付かせた。いちごにウサギの顔と耳と手足がくっ付いたようなスタイルをしており、こちらは流暢に江戸っ子喋りをする。先代に付加されなかった『Tokyo黒猫娘』のマシャの後継をしているようにも思われる。
- ラブベリーロッドに姿を変えることが出来る。即ちベリーはウチャがいないと攻撃出来ない。
[編集] エイリアン
基本的に、エイリアンの名前は「料理(洋菓子)」が基になっている。完全な悪ではなく、ミュウミュウ達と衝突を繰り返すが終盤はかなり美味しい活躍も見せてくれる男前。この手の悪役にしては珍しく、新幹部が登場しても殉職者が一人もでず最終回まで共闘した。
- キッシュ
- 声 - 阪口大助
- 敵キャラのエイリアン。かなりのサディストである。そしてヤンデレ。サイを武器とする。いちごを溺愛しているが(それも歪んだ愛情を抱いている)、同時に何度も自分の前に立ちはだかり作戦を失敗に追い込んだ彼女に激しい憎悪を抱いてもおり、その独占欲はかなり歪んだ形となって現れる。まさに愛憎入り乱れる表裏一体の感情を持った存在。
- 何度もいちごを自分の方に引き入れようとするが失敗し、他のエイリアンがいちごを攻撃すると逆に助けるなど、かなり精神的に不安定な点が見られる。いちごのファーストキスを奪ったのも彼である。その後は、ミュウアクアの探索に失敗した事を理由にディープブルーに見放され、情緒不安定は悪化の一途をたどることになる。
- タルト
- 声 - 浅井清己
- 容姿も性格もかなり子供っぽい敵キャラ。幹部中最年少。終盤は歩鈴と仲良しになる。アメリカンクラッカー風の武器「宝来球」を使用する。歩鈴から「タルタル」と呼ばれている。
- パイ
- 声 - 神奈延年
- 長身の男。冷静沈着な性格でディープブルーに忠誠を誓っており、勝手な行動をとるキッシュとは度々衝突していた。秘密作戦が漏れるという理由でタルトとキッシュに蚊帳の外に置かれ怒りを滲ませた事もある。巨大な一対の扇「空雷扇」を武器として使用。毒素を凝縮し醜悪に変身する人魚型キメラアニマなど、美と醜悪の双面を備えたセンスを見せる。れたすとの間に関係が芽生えたようであったが、結局結ばれることなく終わる。
- ガトー・デュ・ロワ
- 声 - 置鮎龍太郎
- PSゲームでのみ登場。キッシュ達と同じエイリアンでディープブルーの命令には忠実。何事にもエレガントさを求める。眼鏡を着用。
- キッシュとの相性はあまり良くなく、ゲーム中での作戦では別行動をとっていた。エイリアンの中でも戦闘力は高く、ゲーム中の舞台である島を汚染させようとミュウミュウ達を苦しめた。
- ディープブルー
- 声 - 緒方恵美
- エイリアンたちの首領。その正体は意外な人物の本体であった。
[編集] 聖薔薇騎士団(セントローズクルセイダーズ)
第2部の敵。初期の頃、エイリアンが残していったキメラアニマを改造した怪物に、ベリーを襲わせたり、メンバー自らがベリーを狙ったりなど「白いミュウミュウ」の抹殺を試みる。また後期にはテレビのフィルムをサブリミナルフィルムにしたり、裏から手を回してグッズなどを作ったりして、ミュウミュウブームを起こし、それを崩壊させることでミュウミュウを倒そうとする。かつて、超能力を持っていることを気味悪がられ、全寮制の学校に送られた少年達だった。
- ロイヤルハイネス
- ベリーの前に現れた第1のメンバー。中世の貴族のような恰好をしている少年。秋月友禅先生としてベリーの学校にやってきて、ロールシャッハテストでクラスメイトと担任を操り、クラスメイトにベリーを襲わせる。同時にベリーを襲ったが、ミュウミュウの加勢を受けて変身したベリーの攻撃を受けてキレる。「白ぬりのおにーちゃん」(歩鈴談)。
- ハッピーチャイルド
- キレたロイヤルハイネスの前に現れた第2のメンバー。奇妙な服装をしており、他のメンバーよりやや幼い印象の少年。一旦はロイヤルハイネスとともに引き揚げるも、その後、ベリーだけを狙って攻撃を仕掛ける。叫ぶととんでもない音が周囲に響き渡るようで、その力でウサギの聴覚を持つベリーを苦しめる。しかし、ミュウイチゴの攻撃を食らい、その後獣化したいちごと合体して(猫化したいちごがベリーの兎耳をつかんでふさいだだけ)攻撃したベリーに笑わせてもらったといって去る。
- ブルーバユー
- 「聖薔薇騎士団の肉体派」を名乗る少年。メンバーのスイートジュリエットと組んで、人がたくさんいるドーム球場を襲って、わざとミュウミュウに負ける。しかし、これはミュウミュウをメディアに引っ張り出すための芝居であった。
- スイートジュリエット
- おかっぱ頭の少年。衣装と小道具でどんな人物にでもなることができる天才俳優のようだ。しかし反面、やや鈍いところがあるらしい。
- 公爵(デューク)
- 長い髪を頭の上部で縛っている謎の男。校舎を爆破させる計画を立てている幼少時の4人の前に突如現れ、協力を乞う。当時からその容姿は変わっていないようだ。人の心を操って新たな世界を創造するのが夢。
[編集] サブキャラクター
- 本条 みわ(ほんじょう みわ)
- 声 - 金田朋子
- 柳田 もえ(やなぎだ もえ)
- 声 - 中川亜紀子
- ともにいちごの同級生。
- 桃宮 慎太郎(ももみや しんたろう)
- 声 - 小西克幸
- いちごの父。平凡な会社員。いちごが赤ん坊だったころからの大変な親バカである(いちごが未熟児として生まれてきたため)。
- 桃宮 さくら(ももみや さくら)
- 声 - 本田貴子
- いちごの母。専業主婦。実は剣道の有段者。
[編集] アニメ版のみのキャラクター
これらのキャラクターは特に注釈が無い限り、1話限りでの出演である。
- 青山田 マサゾウ(あおやまだ まさぞう)(アニメ登場話 第8話)
- 声 - 岡野浩介
- 藍沢 誓司(あいざわ せいじ)(第9話)
- 声 - 保志総一朗
- みんとの兄。冷徹な性格。
- 仁科 麗(にしな れい)(第14話)
- 声 - 川村万梨阿
- 赤坂の元彼女。
- 江戸紫 典弘(えどむらさき のりひろ)(第16話)
- 声 - 伊藤健太郎
- いるか(第19話)
- 声 - 折笠富美子
- 歩鈴の母(ぷりんのはは)(第20話)
- 声 - 小松里賀
- 物語開始の時点ですでに故人。回想のみの登場。
- ヘイチャ(第20話)
- 声 - 金田朋子
- チンチャ(第20話)
- 声 - 中川亜紀子
- ハナチャ(第20話)
- 声 - 谷井あすか
- ルーチャ(第20話)
- 声 - 小松里賀
- ホンチャ(第20話)
- 声 - 浅井清己
- 全員、歩鈴の弟妹。1話限りの出演ではない。
- 万里子先輩(まりこせんぱい)(第30話)
- 声 - 岡村明美
- 俊介(しゅんすけ)(第30話)
- 声 - 石田彰
- 西園寺 カンナ(さいおんじ かんな)(第31話)
- 声 - 半場友恵
- みんとをライバル視するお嬢様。
- 龍 月餅(ロン ユエピン)(第33話)
- 声 - 森川智之
- 歩鈴の許婚者。
- 碧川 英三郎(みどりかわ えいざぶろう)(第34話)
- 声 - 飛田展男
- れたすの父。大学の講師。
- 碧川 よもぎ(みどりかわ よもぎ)(第34話)
- 声 - 根谷美智子
- れたすの母。
- 上村綾乃(うえむらあやの)(第34話)
- 声 - 川上とも子
[編集] テレビアニメ
[編集] テレビアニメ概要
テレビ愛知製作、テレビ東京系列で2002年4月6日~2003年3月29日まで放送された。全52話。
地方局等ではテレビ静岡、広島テレビ、奈良テレビ、鹿児島読売テレビ、福島テレビ、仙台放送、石川テレビ、熊本県民テレビ、BSジャパン(テレビ愛知土曜朝8時枠作品では史上初)で時差ネットされたほか、CS放送ではAT-Xを経てキッズステーションでも放送された。なお碧川れたす役は当初浅田葉子に決定していたが、アフレコ前に浅田の妊娠が発覚し、放送期間内の出産が確実になった為にそのまま降板の形になり、再オーディションの結果、佐久間紅美へ交代となった。
このアニメが始まる際、他にも少女向けアニメを放送しようという局の意向から、この番組の前の7:30枠に『満月をさがして』が、後の8:30枠に『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』が、それぞれ始まることがかなり急に決まった。故にこれら3つのアニメのなかで、放送当初から玩具等の展開ができたのは、放送前から計画が徹底していた当作だけである。前評判も、高年齢層のファンが作る同人誌の数も、当作が最も高かった。
だが放映されてみると、当作は『美少女戦士セーラームーン』に匹敵する力量を見せられなかっただけでなく、絶滅動物やバイト先のカフェといった設定のぎこちなさ、後に発生した極端に作画の悪い回など、苦戦が目立った。これに対し前述の『ミルモ』は、掲載誌が『ちゃお』という事もあり全く注目されていなかったが、当作と正反対に、広い年齢層に自由度の高い設定やストーリー等が支持を得た。
その後1年たち、これら3誌の3作品は明暗を大きく分ける。『満月』は終了し『りぼん』の枠は終了。当作は1年間を乗り切ったものの、後番組の『マーメイドメロディ ぴちぴちピッチ』にバトンタッチ、『ぴっち』の方が1年9ヶ月も続く事になった。『ミルモ』に至っては1年半後、夜19時台というゴールデンタイムへの昇格まで果たしている(が、その後のスタッフ変更後の不評に伴い、打ち切られる事となる)。これらを比較してみると、当作が尻すぼみ的に終了した事実は否めない。事実、原作に於いても、当作の人気は高いほうではあったが、続編『東京ミュウミュウあ・ら・もーど』はその地味で二番煎じのようなストーリー展開から人気が急落し、連載が打ち切られている。
ストーリーはアニメオリジナルが多く、特に一話のみのキャラクターに関係したストーリーがかなり多い。原作からは、その一部がアニメ用にアレンジされて使われているだけであるため、アニメと原作とは全くの別物、という見解も多い。故に原作はファンでもアニメに関してはアンチ、という意見も少なくない。
前述の通り、同人誌の数はかなりの数に上っている。だが、そのストーリー展開や設定と、キャラクターの特異さとの乖離は大きく、いわゆる「成人男性向」の同人誌が後期になって大量に出回った。見るべき点がキャラクター、それもミュウイチゴとミュウザクロの造型以外に無い、というシビアな意見も相当多くなっている。
最終回の提供クレジットの最後の後に、[またいつか]と書いてあり、復活する可能性は残されている。が、2008年4月現在、復活はしておらず、既述の通り『あ・ら・もーど』の不人気振りから復活は無いという意見が大半を占める。
当作はアメリカでも放映され、現地に合わせるようにタイトルを『MEW MEW POWER』に変更している。ストーリーは第1話が日本の第12話を放映し、第2話以降からは日本の第1話から順に放映した。また一部のシーンに(アメリカに合わせるように)若干の変更も施されている。キャラクターも「いちご」ではなく「ゾーイ」となっている。また、韓国ではSBSで放映された。
これらの経験が、後に同路線モノで製作される「Yes! プリキュア5(ABC・東映アニメーション製作)」の成功につながることになる。
[編集] スタッフ
- 原作: 征海未亜
- 企画: 高柳明史(テレビ愛知)、関谷将人(講談社)、可知秀幸(we've)、山田昇(東急エージェンシー)、布川郁司(ぴえろ)
- シリーズ構成: 十川誠志
- キャラクターデザイン: 北山真理
- サブキャラクターデザイン: 宇佐美皓一
- キメラアニマルデザイン: もりやまゆうじ
- キーアニメーター: 中森良治
- 美術監督: 高田茂祝(スタジオワイエス)
- カラーデザイン: 上谷秀夫
- 撮影監督: 福島敏行
- 編集: 植松淳一(Production I.G)
- 音楽: 根岸貴幸
- 録音演出: 阿部記之、清水勝則
- 音響効果: 武藤晶子(サウンドボックス)
- 録音調整: 西澤規夫
- 録音助手:加藤恵美
- 録音スタジオ: 整音スタジオ
- 録音制作デスク: 森田洋介
- 録音制作:ザックプロモーション
- 音楽プロデュース: 吉村仁、唐牛秀貴
- 音楽制作: インターチャネル
- 音楽協力: テレビ愛知ミュージック
- アニメーションプロデューサー: 福良啓(ぴえろ)
- プロデューサー: 鈴木勇人(テレビ愛知)、南喜長(we've) 萩野賢(ぴえろ)
- 監督: 阿部記之
- アニメーション制作: ぴえろ
- 製作:テレビ愛知、we've、東急エージェンシー
[編集] 放送リスト
○印は原作にあった部分(但し、アニメ用にアレンジされている)
- 「ネコになる、正義の味方は恋する少女にゃん」○
- 「新しい仲間、正義の味方は超お嬢様にゃん」○
- 「学校の怪談、おばけの正体見つけ出すにゃん」○
- 「涙のデート、青山君にいえない秘密にゃん」
- 「嵐の新体操、ネコの舞で輝く星になるにゃん」
- 「心のピアノ、ときめきの舞踏会にゃん」
- 「歩鈴登場、耳とシッポも芸のうち」○
- 「温泉へ GO! 神秘の山の愛の奇跡」
- 「愛しのお兄様、思い出は写真の中に」
- 「最後の仲間、まぼろしの一匹狼」○
- 「信じる心、五人そろって東京ミュウミュウ」○
- 「バレちゃった、季節はずれの桜散る」○
- 「すれ違う心、狙われた青山くん」○
- 「赤坂の秘密、切ない恋の物語」
- 「小さな勇者、マシャ 命がけの友情」
- 「れたすの恋、一途な思いは図書館で」
- 「蒼の騎士! おまえは俺が守る!!」○
- 「真夏の恋! いちごのハートはゆらゆら」
- 「優しさの力、海の深くに願いよ届け」○
- 「母の記憶、お姉ちゃんは大変なのだ」
- 「心の火花、いちごとみんとのすれ違い」○
- 「夏よさらば、いちごの一番長い日」
- 「恋は突然! 乙女のハートをうけとめて」
- 「不思議な宝石、輝きはあなたの中に」
- 「恋のハードル、いちごの恋は障害だらけ」
- 「時よ止まれ! 胸にあふれる愛しい気持ち」○
- 「あなたが好き、青山くん衝撃の告白!」○
- 「ネコパニック、秘密のカギは乙女のくちびる」○
- 「禁断の恋? ネコの言葉がわかるニャン」
- 「素直になって、水晶玉に秘めた片思い」
- 「父の背中、いちごをかけた一本勝負!」
- 「お嬢さま対決、お金じゃ買えない正義の味方」
- 「婚約者現わる 歩鈴、運命の結婚」
- 「一番大切な事、誰かを信じる気持ち」
- 「泣かないで、ひとりぼっちの小さなざくろ」
- 「白金の過去、ミュウミュウ誕生の秘密!!」○
- 「輝きの涙、二人きりのクリスマス」
- 「聖夜の奇跡、秘密の消えた夜」
- 「盗まれた夢、ラベンダーの甘い罠」
- 「二人は友達? 歩鈴、危機一髪!!」○
- 「幸せを運ぶ風、一途な祈り」
- 「ざくろの迷い、四人になったミュウミュウ」
- 「敵か味方か? 戦ってお姉さま!!」
- 「森になった街! いちごの笑顔を守るもの」
- 「解けた謎! 蒼の騎士の真実」○
- 「新しい戦力! 地球を守る仲間」○
- 「愛のパワー! 青山君は私が守る!!」
- 「異次元の迷路!キッシュの賭け!!」
- 「青の目覚め、もうひとつの姿!」○
- 「いちごの試練!あたしはミュウミュウ」○
- 「最後の戦い! あなたの笑顔を信じてる」○
- 「地球の未来に、ご奉仕するにゃん!」(最終話)○
[編集] 番組の変遷
テレビ愛知 土曜8:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
東京ミュウミュウ
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[編集] 原作とアニメの相違点
- 原作では第1話から後にミュウミュウになる5人が姿を見せていたが、アニメでは順次登場することになる。
- 原作の最終回の最後には青山君の告白があり、白雪ベリーの姿を見せていたが、アニメの最終回の最後にはどちらもなく、白金が「新たな敵が現れた」と言って再び戦うことになるという展開だった。
- これは『Tokyo黒猫娘』のラストをアレンジしている。最終回の内容が、原作最終話と『Tokyo黒猫娘』とを組み合わせた物になっている。
- これにより一時は、復活の可能性がある事を仄めかしていたが、現在では復活は無いとされている。
- 原作では、イチゴが猫になったのを青山君が見たが、アニメでは見ていない。
- 最大の武器であるミュウアクアロッドを使ったのは、原作ではミュウミュウ全員だが、アニメではイチゴ一人しか使っていない。
- ざくろの後ろ髪の長さが、アニメと原作では異なる。(原作では胸元までだったが、アニメではウエストまである。)
- アニメでは、イチゴの髪型も変身前はツインテールかストレートのショートヘアだが、変身後はウェーブのかかったセミロングヘアに統一されている。原作ではツインテールのままの時もあった。
- また、イチゴの髪の色が、普通の時と変身中で変わっている。原作では、変身前も変身後でもピンクだった。アニメでは変身前が赤茶なのに対し、変身後はピンクに変わっている。
- 他のミュウミュウも、原作では通常時も変身中も髪の色が同じである。ミントは、アニメでは変身前がブルーグレー、変身後がインディゴブルー。レタスは変身前は緑、変身後は黄緑。プリンは変身前はゴールデンブラウン、変身後はレモンイエロー。ザクロは変身前はパープル、変身後はライトパープル。
- ミュウミュウの瞳の色は原作では変身後も変化は無いが、アニメでは変身後の瞳の色は、イメージカラーにそった物に変化している。
- ミュウイチゴを例にとると、アニメでは変身前が灰色がかったダークブラウン(か、または黒)、変身後がマゼンタ系の濃いピンク。
- 唯一、プリンのみアニメでも変化は無い。変身前も変身後でもライトブラウン。
- ミュウイチゴの変身解除シーンは原作では初戦闘の後で登場していたが、アニメではストーリーの終盤になってようやく初登場となっている。
- その後も原作では変身解除シーンは何度か登場し、さらにはミュウイチゴが青山君の目の前で変身・解除して正体を明かすシーンまで登場した。もちろんこのシーンはアニメには無い。
[編集] 書籍情報等
[編集] 単行本(コミックス)
[編集] 日本語版
絵は征海未亜、シナリオは吉田玲子。コミックスはすべて講談社より発売されている。
- 東京ミュウミュウ 1巻 ISBN 4061789554
- 東京ミュウミュウ 2巻 ISBN 4061789651
- 東京ミュウミュウ 3巻 ISBN 4061789813
- 東京ミュウミュウ 4巻 ISBN 4061789872
- 東京ミュウミュウ 5巻 ISBN 4061789953
- 東京ミュウミュウ 6巻 ISBN 406364006X
- 東京ミュウミュウ 7巻 ISBN 4063640175
- 東京ミュウミュウ あ・ら・もーど 1巻 ISBN 4063640345
- 東京ミュウミュウ あ・ら・もーど 2巻 ISBN 4063640469
[編集] 英訳版
Tokyo Mew Mewと題した英訳版がTOKYOPOPより発売されている。続編はTokyo Mew Mew a la Mode。
- Tokyo Mew Mew Vol.1 ISBN 159182236X
- Tokyo Mew Mew Vol.2 ISBN 1591822378
- Tokyo Mew Mew Vol.3 ISBN 1591822386
- Tokyo Mew Mew Vol.4 ISBN 1591822394
- Tokyo Mew Mew Vol.5 ISBN 1591825482
- Tokyo Mew Mew Vol.6 ISBN 1591825490
- Tokyo Mew Mew Vol.7 ISBN 1591825504
- Tokyo Mew Mew a la Mode Vol.1 ISBN 1595327894
- Tokyo Mew Mew a la Mode Vol.1 ISBN 1595327908
なお、英訳版では「Mew Mew」以外に「Mew-Mew」や「MewMew」と表記されることもある。
[編集] スペイン語版
Tokyo Mew Mew と題したスペイン語版が、2006年3月25日より順次Public Square Booksより発売されている。『東京ミュウミュウ あ・ら・もーど』のスペイン語版の発売は未定。
- Tokyo Mew Mew (1) ISBN 1594971552
- Tokyo Mew Mew (2) ISBN 1594971706
- Tokyo Mew Mew (3) ISBN 1594971714
- Tokyo Mew Mew (4) ISBN 1594971722
- Tokyo Mew Mew (5) ISBN 1594971730
- Tokyo Mew Mew (6) ISBN 1594971749
- Tokyo Mew Mew (7) ISBN 1594971986
[編集] 書籍
すべて講談社より発売されている。尚、重版がかからなかったこともあり、2007年6月時点では新品はほぼ流通していない。古本屋でも見かける事は少ない。
- 『テレビアニメ 東京ミュウミュウ 公式ファンBOOK』 ISBN 406330194X
- 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (1) ねこになるにゃん!』 ISBN 4063442217
- 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (2) なかまは どこにゃん?』 ISBN 4063442276
- 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (3) 5にん そろって、 せいぎの みかたにゃん♥』 ISBN 4063442314
- 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (4) きせき! ミュウアクアロッドにゃん♥』 ISBN 4063442403
- 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (5) ちきゅうの みらいに ごほうしするにゃん♥』 ISBN 4063442497
- たのしい幼稚園 テレビデラックス 『東京ミュウミュウ シールあそびえほん』 ISBN 4061781022
- たのしいおともだち ニューシールブック 『東京ミュウミュウ シールあそび』 ISBN 4063272745
[編集] DVD
全てのDVDの発売元はインターチャネル。販売元はポニーキャニオン。
- 『東京ミュウミュウ』 1巻 / 1-6話(収録話) / PCBX-50353
- 『東京ミュウミュウ』 3巻 / 7-12話 / PCBX-50354
- 『東京ミュウミュウ』 2巻 / 13-18話 / PCBX-50355
- 『東京ミュウミュウ』 4巻 / 19-24話 / PCBX-50356
- 『東京ミュウミュウ』 5巻 / 25-30話 / PCBX-50357
- 『東京ミュウミュウ』 6巻 / 31-36話 / PCBX-50358
- 『東京ミュウミュウ』 7巻 / 37-42話 / PCBX-50359
- 『東京ミュウミュウ』 8巻 / 43-48話 / PCBX-50360
- 『東京ミュウミュウ』 9巻&10巻 セットボックス / PCBX-50361
- 『東京ミュウミュウ』 9巻 / 49-52話
- 『東京ミュウミュウ』 10巻 / ノンクレジットOP/ED、および声優インタビューなど
ほか、レンタル専用のVHS版(全13巻)も作成された。発売元はDVDと同じポニーキャニオン。
[編集] CD
全てのCDの発売元はインターチャネル。販売元はキングレコード。
- 東京ミュウミュウ オープニングテーマソング 『my sweet heart』 / 小松里賀 / 2002年5月1日 / NECM-12030
- 東京ミュウミュウ エンディングテーマソング 『恋はア・ラ・モード』 / 東京ミュウミュウ(桃宮いちご(中島沙樹)、藍沢みんと(かかずゆみ)、碧川れたす(佐久間紅美)、黄歩鈴(望月久代)、藤原ざくろ(野田順子)) / 2002年6月5日 / NECM-12031
- 東京ミュウミュウ キャラクターソングス いちごのCDなのにゃん! / 2002年9月4日 / NECA-13031
- 東京ミュウミュウ キャラクターソングス みんとのCDですわ! / 2002年9月4日 / NECA-13032
- 東京ミュウミュウ キャラクターソングス れたすのCDきいてください! / 2002年9月4日 / NECA-13033
- 東京ミュウミュウ キャラクターソングス ぷりんのCDなのだー! / 2002年9月4日 / NECA-13034
- 東京ミュウミュウ キャラクターソングス ざくろのCDおききなさい! / 2002年9月4日 / NECA-13035
- 東京ミュウミュウ オリジナルサウンドトラック / 2002年9月25日 / NECA-30067
- 東京ミュウミュウ 挿入歌 『グライダー』 / 小松里賀 / 2002年10月23日 / NECM-12036
- 東京ミュウミュウ キャラクターソングス メガミックス / 2002年12月25日 / NECA-30076
- 東京ミュウミュウ オリジナルサウンドトラック2 / 2003年1月22日 / NECA-30078
- 『キラメキの海を超えて』 / 桃宮いちご(中島沙樹) / 2003年2月26日 / NECM-12043
- 東京ミュウミュウ スーパーベストヒット ‐カフェミュウミュウサイド‐ / 2003年3月26日 / NECA-30079
- 東京ミュウミュウ スーパーベストヒット ‐東京ミュウミュウサイド‐ / 2003年3月26日 / NECA-30089
なお、キャラクターソングス(ただし、NECA-1303xに該当するCDのみ)の5枚に加え、スペシャルボーナスディスク(『恋はア・ラ・モード (Love Extended Mix -Tokyo Mew Mew Edit-)』が収録されている)とボックスが添付された「東京ミュウミュウ キャラクターソングス コレクターズボックス」も存在する。これは特別限定生産の形で発表され、各CDのバラ売りに2ヶ月先立って発売された(2002年7月24日)。
[編集] ミュウ・ファイヴ
「ミュウ・ファイヴ」は、『東京ミュウミュウ』におけるプロモーション活動の一環として2001年7月25日に結成された、小中学生5人組からなるコスプレアイドルユニットである。
[編集] 配役
- 吉田有希 (役: 桃宮いちご)
- 明坂聡美 (役: 藍沢みんと)
- 松井友里絵 (役: 碧川れたす)
- 泉綾香 (役: 黄歩鈴)
- 桜井真子 (役: 藤原ざくろ)
- 三田真央 (役: 藤原ざくろ、2002年9月以降)
- 藤原ざくろ役は2002年9月に桜井真子から三田真央へと変更になっている。
[編集] 活動など
事実上の「実写版東京ミュウミュウ」として扱われ、平均年齢が12歳の少女達によって構成されたこともあり、結成時には大きな注目を浴びることになった。しかし、東京キャラクターショーをはじめとするイベントでいくつかの公演を行ったものの、その公演総回数は10回に満たず、中途で活動を休止し、自然消滅となった。
[編集] CD
- 「守りたいから」
- 2001年7月21日発売
- 作詞・作曲・編曲: 梶浦由記
発売されたCDは1枚のみである。これは「なかよしフェスティバル」をはじめとするイベント限定販売商品だったが、講談社の「なかよし」通信販売サイトでも購入できた。