かたつむり大作戦
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- かたつむり大作戦は、KBS京都によって行われていた交通遺児の救済を目的とするチャリティキャンペーン(本項で詳述)。
- かたつむり大作戦は、サッカーで自陣に引き籠もって守りを固める守備的な戦術を意味する俗語。その様が殻に閉じこもるかたつむりのようであることから、1に因んで名付けられたものと思われる。
かたつむり大作戦(かたつむりだいさくせん)とは、KBS京都主催のチャリティーキャンペーン。
1976年の開局25周年記念事業(当時は近畿放送)としてラジオ放送のキャンペーンとして発足し、1983年からテレビとの同時放送によって、全社を挙げての一大キャンペーンとして行ってきた。キャンペーンパーソナリティは地元京都出身のタレント・長門裕之と女優・南田洋子夫妻が担当。
この企画は、肉親等が交通事故によって亡くなった子どもたち(いわゆる交通遺児)のために奨学金を贈呈して勇気を与えようという趣旨で行われており、毎年ゴールデンウィークに長時間の特別番組を放送している他、関連ミニ番組をテレビ、ラジオで展開してきた。当初は2日間またぎの24時間(年によって30時間、27時間など時間を拡大したこともあった)だったが、その後は1日(9-10時間程度)のみのキャンペーンとなる。
尚、この大会は2005年の第30回記念大会を以てファイナルを迎え、その30年間を通しての募金総額(2005年4月29日のラテソン放送終了時現在)366,206,102円を集めた。