青春ベジタブル

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『青春ベジタブル』は、KBS京都で毎週日曜日に放送された若者向けの深夜ラジオ番組。 1989年4月から1995年3月まで放送。放送時間は毎週日曜22-24時。しかしプロ野球のナイター中継の延長によって放送時間が極端に縮小されたり、国政選挙等の開票速報によって放送そのものが中止されることも度々あった。尚、この番組終了後KBS京都の日曜深夜生番組枠は消滅することになる。

[編集] 出演

森脇健児

初代メインパーソナリティ。「ハイヤングKYOTO」、「フリーキャンパスKYOTO」等の番組で頭角を現し、「ざまぁKANKAN!」で関西一円に知られ始めた頃に始まった為、番組開始当初はかなり「いい人」というキャラクターを作っていた。1993年9月「京都の女子高校生の制服がわからない」という名ゼリフを残して降板。

小川恵理子

番組開始当初の初代アシスタント。後に本性を表した森脇によっていじられキャラになる。

竹井輝彦

二代目メインパーソナリティ。当初は1コーナーのみの出演だったが、森脇健児の演出によって徐々に出演時間を拡大、森脇健児がプロ野球ニュースに出演時よりメインを何度か行い、森脇の降板後、そのまま昇格することに。

この他「ベンチウォーマーズ」としてT・K・O等の松竹芸能若手タレントが多数出演。番組終了直前にはスタジオにいる出演者総勢11人全てにマイクを設置するという前代未聞の行為を行った。

[編集] 伝説

この番組は長期間に綿って放送されたという事もあり、伝説が数多く存在している。

番組前期と後期ではリスナーの層が完全に入れ替わっている。前期は「ざまぁKANKAN!」等の影響によって森脇をアイドル視した若年女性層が多かったが、番組後期は番組の方向性が変わってしまったために若年女性層よりも男性層が多くなってしまった。この傾向は森脇健児のサタデーミーティング等、現在森脇が出演しているラジオにも大きく受け継がれている。
森脇から竹井へメインが入れ替わる直前より、鴨川を主体としたイベント（通称『集会』）が多く開催される事になった。本来イベントを開催する場合は会場などを借りるなどの手段を講じるのだが、当時KBS京都はイトマン事件による影響で廃局の危機に晒されていた状態で、その予算がなかなか捻出できなかった。「集会」の開始当初は四条大橋の下が開催場所であったが、集合人数の多さ等による警察からの指導を受け、KBS京都の社屋に近い鴨川丸太町橋の下に場所を移す事になる。
- 「番組放送後の翌日早朝にラジオ体操をする」というイベントを開催した際、早朝にもかかわらず通常の「集会」とほぼ同じ規模の人数が集まってしまった。そのラジオ体操の模様が近くにあった読売テレビのお天気カメラによって撮影され、全国に放送されてしまった。
番組中期よりリスナーが出演陣に対して無茶なお願い（通称『宿題』）をするというハガキが増えた。その中から実際に出演陣が行うことも多かったが、このハガキが元で当時同時間帯に放送されていた平日枠の「はいぱぁナイト」金曜日を担当していた日高のり子を激高させることになった。翌週出演陣は日高に謝罪を申し入れる事でこの問題は解決された。
番組のメインパーソナリティでありながら、フジテレビのプロ野球ニュースのレギュラーを取った森脇に対し、生放送中に何か行動しろという「宿題」を強制したことがある。今でいう「メディアミックス」の走りではあるが、フジテレビ側には（これらの行動に対して）一切の許可を得ずにやっていた為、フジテレビの担当ディレクター達は「時々何をやっているのか判らない」と不審に思われていた。
京都のFM局・α-Stationの開局まで聴取率が80%を超えていた。
一度だけ「ラジオパラダイス」誌の人気投票で一位の座に輝いた事がある。
最終回の最後に「来年の3月26日、鴨川に集合や！」と竹井が叫んだ結果、翌年かつてのイベント会場だった鴨川丸太町橋下に元リスナー達が千人以上集まってしまった。このイベントは一部のリスナーを中心に現在も続けられている(2007年現在)。

[編集] 備考その他

森脇が出演した最後の放送では、森脇自身のリクエストとして渡辺美里の「My Revolution」がエンディングに流された。デビュー当時から思い入れのある曲として紹介され、森脇の担当した約4年間に渡る番組エピソードなども併せ、涙ながらに語られた。また、渡辺美里とは「MBSヤングタウン」時代に面識があり、お互いに「有名になりましょう！」と約束し合ったこともあったという。