Go on
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Go onは、京都府で毎週放送されているローカル番組。KBS京都テレビと関西テレビ☆京都チャンネルの共同製作番組である。
地元京都の情報を発信していこうという趣旨の番組で、京都各地の大学の学生たちが学校の枠を越えて参加する。この番組の最も特徴的な点は、番組の企画・立案・製作の全てを学生たちに任せて行われるというところ。いわば産学協働のテレビ番組といえる。
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[編集] 放送時間
KBS京都では毎週月曜23時~23時55分。京都チャンネルでは金曜深夜(=土曜未明)の1時~1時55分、土曜23時~23時55分、日曜12時~12時55分および20時~20時55分。
[編集] 司会
メインは地元京都市出身の俳優西村和彦。これにパートナーの女性タレント(下記参照)とKBS京都の平野智美アナウンサーが加わり番組を盛り立てる。
[編集] パートナー役を務めた歴代女性タレント
- 初代(2003年4月~9月) 熊田曜子
- 2代目(2003年10月~2004年9月) 夏川純
- 3代目(2004年10月~2005年3月) 海江田純子
- (この間、池田ゆか里、南波糸江が卒業生としてMCを担当)
- 4代目(2005年7月?~2006年3月) 小林由梨奈
- 5代目(2006年4月~2007年9月) 南波糸江
- 6代目(2007年9月~) 西崎華
[編集] 番組スタッフ
全員学生。短期大学や専門学校もこれに含まれる。他に「大人スタッフ」と呼ばれる、KBS京都や関西テレビの人間が加わる。
学生の参加は自由で、簡単な面接が1回ある。賃金は発生しない(経費は支給)。そのため、中心的な役割を担う学生を除き、スタッフの入れ替わりは常に激しい。スタッフになると、KBS社内への入館証にもなる「スタッフパス」が発行される。また、一部には名刺を与えられるスタッフもいる。これは、テレビを志す学生にとっても、低予算で特色ある番組を作りたいテレビ局側にとっても都合の良いシステムである。
学生は参加時期や期間に関わらず、大学卒業時に在籍していると独自に「卒業生」として認定される。認定されると、KBS京都社内にいつでも帰ってこられるという「卒業生パス」と、記念のVTRが贈られる(近年ではこちらがメイン)。
一方、一瞬だけ在籍したスタッフはもとより、ある程度の期間参加していたスタッフでも卒業時期に在籍していないと「卒業生」としては扱われず、いわば「退学」のような扱いになる。ただし、「退学」という制度そのものが存在するわけではない。
また、「退学」した学生の理由の多くは、「組織に馴染めない」、「(遠方からのため)通うのがきつい」「他にやりたいことが見つかった」「留学する」など、一般的な学生サークルによくありがちなものである。
以下に記す和田アナや竹内アナのように他社のアナウンサーに内定しその後画面に登場しなくなった例はあるが、現在「卒業生」として扱われているのか、「退学」扱いなのかは不明。
※過去のVTRを放送する時にこれらの元スタッフが名前入りで登場する時がある。
[編集] スタジオ
番組の収録は原則として京都市にあるKBS京都テレビのBスタジオ。以前はKBSホールを使って毎回公開収録が行われていた。現在でも不定期ではあるが公開収録がある。
夏休み時期を中心に1年に数回、全編外ロケになる。バスで京都府北部や滋賀県方面に向かうことが多い。
[編集] 番組出身者
番組出身者で、著名、もしくはテレビなどに継続して出演している人物は以下の通り。ただし、必ずしも「卒業生」とは限らない。
なお、この他にもテレビディレクター、吉本興業など芸能事務所のマネージャー、産経新聞など新聞記者、さらには放送作家、広告代理店営業として活躍する卒業生もいるなど、マスコミ業界に多数の人材を輩出しつつある。
[編集] その他
[編集] 西村和彦とGo on
メインMCである西村和彦にとっては、当番組がターニングポイントとなっているようである。自身が「感情のゴミ箱」という表現をしたように、2枚目俳優としての顔とは違い、3枚目的な素顔も見せている。また、俳優業よりもリラックスしているように感じられ、貴重なプライベートの一面を見せている。学生との相乗効果によって西村自身も変化しているように見受けられる。
また、当番組は、西村と後に西村の妻となる國重友美が知り合った番組でもある。ちなみに、初対面の時は、國重がゲスト出演した時である。 西村の方が惚れたようで、番組の企画中に学生を連れて國重の個展にも立ち寄るほどの熱の入れ様であった。その後、番組では披露宴の風景も流され、第1子の懐妊報告もされた。
[編集] スポンサー
番組開始当初から、スポンサーの多くを大手企業が占める。関西テレビ☆京都チャンネルとの共同制作とはいえ、独立U局としては異例である。