はなわ
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はなわ | |
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基本情報 | |
出生名 | 塙尚輝 |
出生日 | 1976年7月20日(31歳) |
血液型 | O型 |
学歴 | 専門学校東京アナウンス学院卒業 |
出身地 | 埼玉県 春日部市 |
ジャンル | J-POP |
職業 | シンガーソングライター お笑い芸人 ベーシスト |
担当楽器 | ボーカル ベース |
活動期間 | 1997年~ |
レーベル | インペリアルレコード |
事務所 | ケイダッシュステージ |
共同作業者 | CRY -叫- |
はなわ(1976年7月20日 - )は、日本のお笑い芸人(漫談家・ものまねタレント)、歌手、ベーシスト。本名は塙尚輝(はなわ なおき)。佐賀県立佐賀東高等学校、専門学校東京アナウンス学院卒業。血液型O型。公称175cm。
目次 |
[編集] プロフィール
- 1976年7月20日、埼玉県春日部市生まれ。小2まで千葉県我孫子市、その後佐賀県佐賀市で育った(自他ともに佐賀県出身としているが、「千葉県」の歌「埼玉県」の歌には、本人の出自が歌われている。なお、両親もはなわデビュー後千葉県に引っ越している)。
- 高校卒業後、上京。小さい頃から、夢は「お笑い芸人」だったが、両親の反対を恐れて言い出せず、専門学校に入るためと言って、「むりやりのように」(本人談)上京。
- 専門学校卒業後、お笑いタレントとしてデビュー。最初は、コンビを組んでいた。
- その後、芸能事務所ケイダッシュステージに所属し、「タモリのボキャブラ天国」(フジテレビ系)や数々のバラエティ番組などで、出身地の「佐賀県」を題材にしたベース弾き語り漫談で話題となる。
- 1999年、NHKの「爆笑オンエアバトル」に第1回から出演し、全国にその名が知られるようになる。この頃からツノのように髪の一部を細長く立たせたヘアスタイルがトレードマークとなる。
- 2001年、野球のバットを持って、スウィングを行い、「んー、はい」と甲高い声で言い放つ、プロ野球選手・松井秀喜の物真似(名前:松丼)で人気が急上昇する。
- 2002年、自らの漫談『佐賀県』で注目され、内村プロデュースではオープニングで使われる題字の依頼をされた。
- 2003年
- 1月、俳優として初めて出演した映画「アカルイミライ」(黒沢清監督)が公開される。
- 5月、『佐賀県』をCDシングルとして発売する。当初は2002年11月発売予定であったが、歌詞に含まれる女優2名の許可がなかなか降りず、結局、半年遅れでの発売となった。30万枚のスマッシュ・ヒットとなった。PV(プロモーションビデオ)には、佐賀県知事や原口あきまさも出演したが、地域を誇張的に中傷して売名に利用したとして、佐賀県関係者からは少なからず批判も受けた。
- 初のCCCDアルバム『HANAWA ROCK』もリリース。この中には、はなわが真面目に歌った曲も収録されている。
- 12月31日、「第54回NHK紅白歌合戦」(NHK紅白歌合戦)ではテツandトモとの合同で「なんでだろう佐賀県ヴァージョン」を歌う(視聴者より事前抗議を受け、フルでは歌わせてもらえなかった)。
- 2004年
- 第41回ゴールデン・アロー賞芸能新人賞受賞。
- 4月から日本テレビの深夜音楽番組「AX MUSIC-TV 01 はなわまおー」の司会を宮地真緒とともに務める。同年9月終了。
- 6月、「エンタの神様」(日本テレビ系)で披露された持ちネタ「ガッツ石松伝説」をCD化、『伝説の男~ビバ!ガッツ!!』をリリース。その後、ガッツ本人が出した本が売れたり2人で雑誌の対談やテレビ出演などを受けたりいわゆる「ガッツブーム」が一時期起きた。嘉門達夫の作品に酷似しており盗作疑惑が浮上したが、意図的な盗作ではなく嘉門本人とも和解した。後にはなわが問題を出しその中からおかしな回答のVTRを毎回放送するパターンとなった。この際「今日もLIVEでガッツ石松の伝説を教えよう」という歌いだしに変わっているが、本来LIVEとは生中継のことであり、はなわはそのことについて誤解していた思われる。この「ガッツ伝説は」2004年秋の2時間スペシャルで完結し、その後はムツゴロウ、松島トモ子をはじめ、さまざまな芸能人に対してガッツ伝説後半と同じようなネタを披露し、歌詞も変更されている。
- 「脳内エステ IQサプリ」で都道府県名を当てるなぞなぞを歌にした「IQ都道府県」を歌う。9月からレギュラー。答えがわからなかったパネラーから腹いせに「モヤッとボール」を投げつけられる。
- 11月、所属レコード会社「インペリアルレコード」の担当スタッフが音楽バラエティ番組「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」に出演していた縁で、司会の青木さやかの独断により、はなわの新曲プランが決められる。妻へ贈るラブソング「あのね、」を完成させ、結婚式でライブを行う企画が2005年3月現在も進行中。
- 年末に『1億3000万人が選ぶ!ベストアーティスト』に出演。観客席からステージに上がる演出で、多数の観客にもみくちゃにされ結局ほとんど歌えなかった。
- 2005年
- はなわの実弟の塙宣之も、芸能界を目指して「ナイツ」というコンビを組み修行中(とんねるずのみなさんのおかげでした「博士と助手」コーナーの企画『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』に、内海桂子師匠の物真似で出場経験がある)。銭形金太郎に貧乏芸人として出演した際実弟が「はなわの曲、特に『佐賀県』は全部自分が作った」と言い放ったところ、はなわ本人が「嘘をつくな!」とキレて登場した(弟は、はなわが登場することは知らされていなかった)。その上、はなわが稼いで親に渡したお金をこっそり貰って、そのお金で最新のパソコンなどを買っていたことが発覚、当然ながらはなわは激怒した。
- エンタの神様放送98回目には、カンニングのオンエア時間が長引いてしまったため、結局、はなわはオンエアできずに終わってしまった。
- バラエティ番組の企画で徳島インディゴソックスの応援歌も作っている。
- NHK教育テレビの野球アニメ「MAJOR(1stシーズン)」で強打者・上河内役で声優出演している。
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 自身が出演している、DHCドリームプロジェクト~はなわ・こんのひとみ 夢をかなえよう(TBSラジオ)の番組の企画にて、千葉県立東金特別支援学校の校歌の作詞・作曲を行った。
[編集] 豆知識
- 松井秀喜、金平会長、武蔵丸、美空ひばり、東国原英夫(宮崎県知事)など物真似のネタをいくつか持っている。しかし、ホリに真似されるのは快く思っていない。
- 実際に野球をするときは、本当に左打ちである。ただし利き腕は松井本人とは違い左投げである(つまり左投左打)。
- 原口あきまさは、専門学校、芸能事務所の先輩で、個人的にも親しい。原口と「原口・はなわ」というコンビを組み、演芸番組等で物真似を交えたコントを披露することがある。
- 「佐賀県」をリリースした頃、福山雅治がラジオ番組で取り上げた事がきっかけで親交が深い。
- バックバンドに俳優・妻夫木聡の実兄である妻夫木晋也がいる。
- 父親は商社マンである。かなりガリガリだが、原口あきまさの父親(元自衛官)と相撲を取り、勝った。
- 既に妻子持ちである。子供はかなり太っている。その子供が、はなわのベースを担ぎ「パパ、パパ、「残念!!」やって!『残念!!』やって!!」(波田陽区のネタ)とせがまれたことがある。また、これと同様に「『自由だ~!!』ってやって!」(犬井ヒロシのネタ)とせがまれた事もある。妻は一般人だが、紅白に出場が決まった際「何組で出るの?」と聞いたり、「前説の仕事」を「猥褻な仕事」と聞き間違えるなど、芸人のはなわを唖然とさせるほどの天然キャラ。
- 1999年6月15日に放送された人気テレビドラマ・「古畑任三郎」「最も危険なゲーム(最後の事件)前編」にストリートミュージシャン役として特別出演(ただし出番はほんの一瞬)している。
- 2003年2月8日放送の爆笑オンエアバトルで、ネタ披露中にセリフが飛んでしまい、その場はアドリブでやり過ごしたがその後の計量を辞退(ネタ後の審査は行われ、同じく収録でネタを披露したますだおかだの増田の提案で計量したところ401KBでその週のオンエア圏内であったが、この計量シーンは未放送)。後に特別編の放送でこのことが伝えられた。
- 47都道府県すべての歌を作ったと言っているが本当に全部作ってあるかどうかは不明である。実際に大分県の歌を歌って欲しいと言われたのだが、「すいません作っていないので」と言う理由で大分県の歌は歌わなかった。しかし、7月23日の「IQサプリ」では歌っている(ただし、普段から同番組で披露している県名をかけたクイズ形式の歌であってネタで歌っている曲とは違う)。
- 雑誌「ファミ通キューブ+アドバンス」で、「はにわ」と間違って表記されていた。ちなみに、地元のイベント出演時も名前を間違えられた事がある。
- 佐藤弘道をライバル視している。理由は妻が惹かれているから。女性自身10月4日号で佐藤弘道と育児対談。佐藤は、はなわより8歳年上だが、ともに男児2人の父親という共通点がある。
- 「伝説の男~ビバ・ガッツ~」の使い回しで、「解説の男~福本豊伝説~」という歌を歌ったことがある。ちなみに曲中の福本役の台詞はますだおかだの増田が担当していた。
- 歌手のやしきたかじんは彼のネタを気に入っている。他にもたかじんは波田陽区、ヒロシのネタも気に入っている。
[編集] 出演番組、出演作品
[編集] テレビ
[編集] 現在出演中の番組
- 脳内エステ IQサプリ(フジテレビ) 準レギュラー
- 体操の時間。(フジテレビ) 月曜日司会
- 原口・はなわの踊る!すまいる大御殿(RKB毎日放送)
- MTM(RKB毎日放送制作・毎日放送ネット)
- 汐留イベント部(日本テレビ・関東ローカル)
- 九州青春銀行(RKB毎日放送)
[編集] 過去・単発出演
- 新春ゴールデンピンクカーペット(フジテレビ)キャッチコピーは「佐賀もどげんかせんといかん」
- 爆笑オンエアバトル(NHK総合テレビ)
- 笑いの金メダル(朝日放送・テレビ朝日系列)
- エンタの神様(日本テレビ) キャッチコピーは「伝説の伝道師」→「スーパースターに会いに行こう」→「○○○○伝説」
- サウンドオブミュージック(GyaO)
- たかじん胸いっぱい(関西テレビ、不定期)
- デジモンセイバーズ(フジテレビ) 警官、ハグルモン
- 上田ちゃんネル(テレ朝チャンネル)
[編集] ラジオ
- JUNK2 原口・はなわの角っ歯!(TBSラジオ)
- DHCドリームプロジェクト~はなわ・こんのひとみ 夢をかなえよう(TBSラジオ)
- 原口あきまさとはなわのぐるぐるロック(FM福岡)
[編集] 映画
[編集] テレビドラマ
- 古畑任三郎(1999年・フジテレビ)
- 愛し君へ(2004年・フジテレビ 西谷陽平役)
- ラーメン発見伝(2004年・日本テレビ 本名の塙尚輝名義で出演)
- 警視庁捜査一課9係(2007年・テレビ朝日・第5話ゲスト)
- 紅蓮女(2008年2月15日・テレビ東京・第6話ゲスト)
[編集] CM
[編集] ディスコグラフィー
[編集] シングル
- 佐賀県(2003年5月21日)
- 伝説の男~ビバ・ガッツ~(2004年6月30日)
[編集] アルバム
- HANAWA ROCK(2003年10月1日)
- HANAWA PACK(2005年9月28日)
[編集] DVD
- 楽観しゅぎるライブ(2004年5月26日)
[編集] 盗作事件
- 2003年10月に日本テレビ「エンタの神様」の中ではなわが披露した「ガッツ伝説」の歌詞が2002年に嘉門達夫が発表した「ガッツ石松伝説」に酷似している」といった抗議が相次いではなわ本人が嘉門達夫公式HPの掲示板に謝罪文を書き込むといった事態にまでなった。
- 嘉門達夫本人は、特に怒った様子などはなくはなわに今後のアドバイスなどをした
- そしてその嘉門達夫はその翌年2004年に発売された自身のアルバム「人類はいつの日でもバカ」の中で「47都道府県の唄」という曲を発表し、ある意味はなわにたいして盗作されたことに対しての仕返しをした。
[編集] 関連項目
- やしきたかじん - 『大阪府』の歌詞に掲載。
- 上沼恵美子 - 兵庫県出身であるが、『大阪府』で上沼を「カリスマ」と評している歌詞がある。
- 塙宣之 - はなわ三兄弟の弟(末っ子、はなわは次男)。ナイツというコンビ芸人をやっている。
- 小脇健次 - はなわが、芸人になるきっかけになった当時のお笑い芸人。はなわは高校生の頃ニッポン放送で放送された小脇健次のネタを聞いて、お笑い芸人になろうと決意した(CX系「あっぱれさんま大教授」より)。
- 嘉門達夫 - はなわが「ガッツ伝説」を披露した時に「嘉門達夫のぱくりだ」と指摘が多数あった