アカルイミライ
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アカルイミライ Bright Future |
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監督 | 黒沢清 |
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製作 | 浅井隆 野下はるみ 岩瀬貞行 |
脚本 | 黒沢清 |
出演者 | オダギリジョー 浅野忠信 藤竜也 |
音楽 | パシフィック231 (蓮実重臣、三宅剛正) |
撮影 | 柴主高秀 |
編集 | 黒沢清 |
配給 | アップリンク |
公開 | 2003年1月18日(日本) 2003年12月3日(フランス) |
上映時間 | 115分(オリジナルバージョン) 92分(海外バージョン) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
allcinema | |
IMDb | |
『アカルイミライ』は、2003年公開の黒沢清監督・脚本による日本映画。
目次 |
[編集] 概要
2001年の映画『回路』で第54回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞し、世界的に注目されるようになった黒沢清監督の2年振りの作品で、オダギリジョーの映画初主演作である。第56回カンヌ国際映画祭(2003年)のコンペティション部門に正式出品された。日本国内で公開された115分バージョンと、海外で公開された92分バージョンが存在する。いずれも監督本人による編集である。
本作の制作過程を撮影したドキュメンタリー映画『曖昧な未来、黒沢清』が藤井謙二郎監督により製作され、2003年2月28日に劇場公開された。
[編集] あらすじ
東京のおしぼり工場で働く青年・仁村雄二(オダギリジョー)は、内に秘めた焦燥感と凶暴性を抑制しながら無気力な日常生活を過ごしていた。雄二が心を許せる存在は同僚の有田守(浅野忠信)だけであったが、ある日、守は飼っていたアカクラゲを雄二に残して突然姿を消してしまう。
呆然とする雄二の前に守の父・真一郎(藤竜也)が現れ、雄二と真一郎の奇妙な生活が始まる。
[編集] スタッフ
- 監督・脚本:黒沢清
- プロデューサー:浅井隆、野下はるみ、岩瀬貞行
- エグゼクティブプロデューサー:浅井隆、小田原雅文、酒匂暢彦、高原建二
- アソシエイトプロデューサー:藤本款
- 撮影:柴主高秀
- 美術:原田恭明
- 衣装:北村道子
- 音楽:パシフィック231(蓮実重臣、三宅剛正)
- 主題歌:THE BACK HORN
[編集] アカルイミライ製作委員会
[編集] キャスト
- オダギリジョー:仁村雄二
- 浅野忠信:有田守
- 藤竜也:有田真一郎
- 笹野高史:藤原耕太
- 白石マル美:藤原冴子
- りょう:軽部
- 加瀬亮:有田冬樹
- 小山田サユリ:美穂
- はなわ:高木ケン
- 森下能幸:森
- 松山ケンイチ:ジュン
[編集] 受賞、ノミネート
- 第56回カンヌ国際映画祭(2003年)コンペティション部門正式出品
- 第13回日本映画プロフェッショナル大賞:作品賞、監督賞(黒沢清)、主演男優賞(オダギリジョー、藤竜也)の各賞を受賞
[編集] その他
藤竜也が、車の中で宮沢賢治の『星めぐりのうた』を歌っている。