1982年のオールスターゲーム (日本プロ野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
目次 |
[編集] 試合概要
前年、後楽園シリーズを制し、8年ぶりの日本一を達成した読売ジャイアンツの藤田元司監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、パ・リーグを制した日本ハムファイターズの大沢啓二監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)の指揮を執ったオールスターゲーム。
第1戦はこの年まで12年連続盗塁王に君臨し続けた全パの1番福本豊(阪急)が初回から打ちまくり4打数4安打1四球の全打席出塁でMVP。続く第2戦、珍記録が生まれた。全セが5対4の1点リードで迎えた7回表、斉藤明夫(大洋)が登板。1死1塁で柏原純一(日本ハム)に同点打を叩かれたことから斉藤は延長11回までの5イニングを投げる事になった(試合そのものは引き分けに)。これは個人の球宴史上最多投球回記録である。第3戦も4回から2対2の同点が続き、連夜の延長も考えられた7回表、全セが1点勝ち越し、それを定岡正二(巨人)、山本和行(阪神)が守りきった。
[編集] 試合結果
[編集] 第1戦
7月24日 後楽園球場 開始18:30(試合時間:2時間35分) 観衆数/35,389人
全セ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全パ | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | X | 7 |
(セ) ●江川(巨)、都(中)、西本(巨)、山本和(神)-山倉(巨)、中尾(中)、若菜(神)
(パ) ○木田(日)、金城(南)、村田辰(近)、山内孝(南)-大宮(日)、中沢(急)
MVP 福本豊(急)
[審判] パ中村浩(球) セ柏木、パ斎田、セ丸山(塁) パ寺本、パ山本文(外)
[編集] 第2戦
7月25日 西武ライオンズ球場 開始18:32(試合時間:2時間57分) 観衆数/33,059人
全セ | 1 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全パ | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
(セ) 尾花(ヤ)、郭(中)、大野(広)、斉藤(洋)-中尾、山倉
(パ) 松沼雅(西)、杉本(西)、東尾(西)、山田(急)、江夏(日)、木田、工藤幹(日)-中沢、大宮
MVP 柏原純一(日)
[審判] セ平光(球) パ寺本、セ丸山、パ斎田(塁) セ山本文、パ中川透(外)
[編集] 第3戦
7月27日 大阪球場 開始18:30(試合時間:2時間20分) 観衆数/23,450人
全セ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全パ | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
(セ) 工藤一(神)、北別府(広)、○郭、定岡(巨)、S山本和-若菜、山倉
(パ) 山内孝、村田、●工藤幹、杉本、金城-袴田(ロ)、大宮
MVP 掛布雅之(神)
[審判] パ中川透(球) セ山本文、パ寺本、セ柏木(塁) パ中村浩、セ平光(外)
[編集] テレビ・ラジオ中継
[編集] テレビ中継
- 第1戦:7月24日
- 第2戦:7月25日
- 第3戦:7月27日
[編集] ラジオ中継
- 第1戦:7月24日
- 第2戦:7月25日
- 第3戦:7月27日
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
オールスターゲーム(日本プロ野球) 1951 | 1952 | 1953 | 1954 | 1955 | 1956 | 1957 | 1958 | 1959 |