1965年のオールスターゲーム (日本プロ野球)
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[編集] 試合概要
前年、5年ぶりの日本一を達成した南海ホークスの鶴岡一人監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)を率い、セ・リーグを制した阪神タイガースの藤本定義監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率いたオールスターゲーム。
国鉄から巨人に移籍したばかりの金田正一と巨人の王貞治が出場辞退し、例年にも増して他の選手たちが張り切った。
第1戦、のちの阪急初優勝の原動力となるダリル・スペンサー(全パ)が先制と駄目押しの一発を放った。続く第2戦、全セの山内一弘(阪神)がオールスター通算100打席(27試合)を達成した。しかし、試合そのものは全パの連勝で終わった。第3戦、1回に全パが高倉照幸(西鉄)の本塁打で先制したがその後は両軍0行進。8回に全セが同点に追いつき、そのまま延長にもつれ込むも決定打がなく、延長14回引き分けで幕を閉じた。
[編集] 試合結果
[編集] 第1戦
7月19日 後楽園球場 開始19:01(試合時間:1時間56分) 観衆数/31,693人
全パ | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全セ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
(パ) ○杉浦(南)、三浦(南)、尾崎(映)-野村(南)
(セ) ●村山(神)、宮田(巨)、城之内(巨)、高橋(洋)、渋谷(サ)-森(巨)、根来(サ)
MVP ダリル・スペンサー(急)
[審判] セ富沢(球) パ小島、セ谷村、パ萩原(塁) セ岡田功、パ中川透(外)
[編集] 第2戦
7月20日 西宮球場 開始19:00 (試合時間:2時間23分) 観衆数/26,472人
全セ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全パ | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | X | 6 |
(セ) バッキー(神)、稲川(洋)、柿本(中)、●安仁屋(広)、中村稔(巨)、渋谷-辻佳(神)、森、根来
(パ) 小山(京)、皆川(南)、○梶本隆(急)、徳久(近)、石井茂(急)-野村
MVP 高倉照幸(西)
[審判] パ川瀬(球) セ有津、パ小松、セ丸山(塁) パ萩原、セ谷村(外)
[編集] 第3戦
7月21日 平和台球場 開始19:01 (試合時間:3時間16分) 観衆数/22,992人
全セ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全パ | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
(セ) 城之内、村山、高橋、宮田、バッキー、柿本-森、根来、辻佳
(パ) 池永(西)、林(南)、田中(映)、尾崎、三浦、徳久、皆川-野村、醍醐(京)、吉沢(近)
MVP 江藤愼一(中)
[審判] セ岡田功(球) パ中川忠、セ富沢、パ小島(塁) セ丸山、パ小松(外)
[編集] テレビ・ラジオ中継
[編集] テレビ中継
- 第1戦:7月19日
- 第2戦:7月20日
- 第3戦:7月21日
[編集] ラジオ中継
- 第1戦:7月19日
- 第2戦:7月20日
- 第3戦:7月21日
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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