高橋重行

高橋重行（たかはししげゆき、1945年 5月16日 - ）は、千葉県出身の元プロ野球選手。右投右打で、ポジションは投手。

[編集] 来歴・人物

入団して2年間は1軍では投げなかったが、1964年に先発として投げて17勝をマークし、3年目で新人王を獲得。

翌年も21勝し、その後も2度の2桁勝利を記録。1972年にサンフランシスコ・ジャイアンツの3Aに野球留学する。

翌年に大洋へ復活し、9勝を挙げる。1978年からは中継ぎ投手としてプレーする。

この年にスピードガンが導入され、スピードガンの申し子といわれた小松辰雄が150kmの快速球を投げる中で、高橋は「時速30キロを出す」と公言した。その言葉どおり、ものすごく遅いスローボールを使い、大洋の中継ぎの中心選手として活躍する。

1980年に現役引退。その後は阪神タイガースで投手コーチを務めた。

現役時代は阪神タイガース戦に滅法強かったが、読売ジャイアンツ戦は苦手としていた。

年度	チーム	登板	完投	完封	無四球	勝利	敗北	セーブ	投球回	被安打	被本塁打	与四死球	奪三振	自責点	防御率（順位）
1964年	大洋	38	12	4	0	17	11	-	214.2	179	13	90	154	66	2.76（5）
1965年		59	11	5	2	21	17	-	277.1	219	14	81	173	74	2.40（9）
1966年		34	3	1	0	4	11	-	125	122	17	42	54	61	4.39
1967年		56	4	2	1	12	9	-	207	172	15	62	117	63	2.74（10）
1968年		49	8	3	1	12	15	-	226.1	207	25	67	143	93	3.70（20）
1969年		28	5	1	3	5	7	-	124.2	113	20	42	90	60	4.32
1970年		21	0	0	0	0	1	-	47.2	35	6	15	35	12	2.25
1971年		15	0	0	0	0	1	-	23.1	20	4	12	11	9	3.52
1973年		44	10	4	3	9	11	-	206.1	173	18	49	129	62	2.71（12）
1974年		35	3	0	0	7	9	2	125	144	17	43	68	69	4.97
1975年		30	1	0	0	5	12	1	135.1	135	13	48	54	48	3.20（11）
1976年		34	4	0	0	5	11	0	153.1	153	17	61	97	65	3.82（13）
1977年		56	1	1	1	6	6	4	152.1	158	22	57	90	70	4.14（14）
1978年		35	1	0	0	8	5	1	130	129	9	57	57	49	3.39（6）
1979年		33	1	0	0	7	4	0	92.1	99	8	60	52	42	4.11
1980年		14	0	0	0	3	5	0	54.1	57	5	39	39	27	4.50
通算成績		581	64	21	11	121	135	8	2295	2115	223	825	1363	870	3.41