1979年のオールスターゲーム (日本プロ野球)
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[編集] 試合概要
前年、日本一を達成したヤクルトスワローズの広岡達朗監督が全セ(オールセントラルリーグ)を率い、パ・リーグ優勝チーム・阪急ブレーブスの梶本隆夫監督が全パ(オールパシフィックリーグ)の指揮を執ったオールスターゲーム。前年のリーグ優勝を成し遂げた監督は上田利治だったが、日本シリーズ抗議事件の責任を取って辞任していた。
1979年はセ・パ2リーグ創設30周年であり、それを記念して出場選手・コーチは3本ラインの入った帽子を被った。
この年は多くの新記録が誕生した。第1戦はファン投票選出回数歴代1位タイ記録に並んだ全セの王貞治(巨人)が単独トップの通算10号本塁打を放ち、第2戦円熟の境地に達した全パの大黒柱・山田久志(阪急)が歴代トップの6勝を上げ、第3戦は1ゲームとしては最多となる8本塁打が飛び出した。
[編集] 試合結果
[編集] 第1戦
7月21日 大阪球場 開始18:37(試合時間:2時間21分) 観衆数/22,429人
全セ | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 11 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全パ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
(セ) 江本(神)、梶間(ヤ)、加藤初(巨)、○江夏(広)-若菜(神)、大矢(ヤ)
(パ) 柳田(近)、●山内新(南)、村田辰(近)、今井(急)、三浦(急)-梨田(近)、田淵(西)
MVP 王貞治(巨)
[審判] セ井上(球) パ斎田、セ岡田和、パ牧野(塁) セ久保田、パ村田(外)
[編集] 第2戦
7月22日 ナゴヤ球場 開始18:42(試合時間:2時間13分) 観衆数/28,200人
全パ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全セ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
(パ) ○山田(急)、井本(近)、松沼博(西)、S村田兆(ロ)-中沢(急)、梨田
(セ) ●星野(中)、三沢(中)、藤沢(中)、梶間、北別府(広)-木俣(中)、若菜
MVP ボビー・マルカーノ(急)
[審判] パ村田(球) セ谷村、パ大野、セ久保田(塁) パ牧野、セ井上(外)
[編集] 第3戦
7月24日 明治神宮野球場 開始18:01(試合時間:2時間29分) 観衆数/28,438人
全パ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全セ | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2x | 7 |
(パ) 高橋直(日)、三浦、村田辰、井本、●柳田-梨田、中沢、梨田
(セ) 小林(神)、遠藤(洋)、梶間、北別府、○新浦(巨)-大矢、若菜
MVP 山本浩二(広)
[審判] セ久保田(球) パ牧野、セ岡田和、パ大野(塁) セ谷村、パ斎田(外)
[編集] テレビ・ラジオ中継
[編集] テレビ中継
- 第1戦:7月21日
- 第2戦:7月22日
- 第3戦:7月24日
[編集] ラジオ中継
- 第1戦:7月21日
- 第2戦:7月22日
- 第3戦:7月24日
[編集] エピソード
この翌月、ヤクルト・広岡監督が球団本体と衝突し、8月18日に監督を電撃辞任。オールスターが花道になる恰好だった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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