西村健太朗

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西村 健太朗 読売ジャイアンツ No.30
基本情報
出身地	広島県安芸郡府中町
生年月日	1985年5月10日（23歳）
身長 体重	184cm 79kg
選手情報
投球・打席	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2003年 ドラフト2巡目
初出場	2004年7月1日
経歴
広陵高等学校 読売ジャイアンツ（2004 - ）
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西村 健太朗（にしむら けんたろう、 1985年5月10日 - ）は広島県安芸郡府中町出身のプロ野球選手。読売ジャイアンツ所属の投手。愛称は「フランケン」。

目次 1 経歴 1.1 プロ入り後 2 プレースタイル 3 エピソード 4 年度別投手成績 5 個人記録 6 背番号 7 関連項目

[編集] 経歴

• 広島中央リトルで投手に転向し、広陵高校で1年秋からエースとなり、伸びのあるストレートとスライダーを武器に白濱裕太とのバッテリーで春夏合わせて4回連続出場。2年春は2回戦で報徳学園に、同年夏は準々決勝で明徳義塾とそれぞれ優勝チームに敗れたが、3年春は横浜高校を破り全国制覇した。同年夏は2回戦で岩国高校に敗れた。

2003年将来の右の本格派エース候補としてドラフト2巡目で巨人に入団。

[編集] プロ入り後

2004年

7月1日甲子園の阪神戦にリリーフとして1軍初登板するも、6失点でノックアウトされる。7月4日には広島戦で初先発も経験した。

2005年

チームの先発陣がコマ不足に陥ったこともあって先発で7回起用され、プロ初勝利を含む2勝を挙げた。高校時代はコントロールが良いまとまった好投手といった評価だったが、トレーニングにより直球は150km/hを越えるようになった。

2006年

4月終盤に一軍昇格すると、先発14試合、中継ぎ17試合に登板した。先発ではなかなか結果が出せなかったものの、先発投手がアクシデントやKOにより5回を待たず降板後に登板した際には好投することが非常に多かった。それでもシーズン終盤は先発でも徐々に結果を出すようになり、成長の跡を窺うことができる。またシーズン終了後には、大量の辞退者が出たこともあり日米野球に出場した。2006年12月29日に婚姻届を提出していたことが2007年1月4日、明らかになる。

2007年

8月にはリーグタイ記録の月間17試合登板を達成するなど中継ぎとして活躍。シーズン後半には上原、豊田と共に勝ちパターンの継投にも組み込まれ、優勝を争う阪神・中日戦に多く登板した。結果は打ち込まれ、2点台だった防御率を1点以上悪化させシーズンを終えたものの、チーム最多の57試合に登板、緊急先発なども果たし、首脳陣に「うちの鉄人」と賞賛された。

• 東京ドーム以外では31試合で26失点と、アウェーでの成績が悪かった。
• 秋季キャンプでは槙原寛己臨時コーチの指導で、曲がりの大きいスライダーに替わる決め球としてフォークボールを習得。
• シーズン終了後のインタビューでは、先発至上主義が根強く残る巨人には珍しくクローザー願望を語り、「上原さんのように歓声のなか登板したい、ファンに信頼される投手になりたい」と告白した。上原の自主トレにも同行が決まり、上原からフォークを教わるかわりに自身のシュートを教えた。

2008年

• 5月25日の日本ハム戦に中継ぎとして登板。ここまで中継ぎのみの登板にも関わらず、最多勝タイに並ぶ6勝目を挙げる。しかし、この試合の7回に森本稀哲に死球を与え、左手小指を骨折させてしまう。翌日も中継ぎとして登板するも日ハムファンから大ブーイングを浴びた。

[編集] プレースタイル

• 時に150km/hを超える剛速球とそれ以上の球速のシュートを軸に右打者の内角を抉るピッチングを持ち味とするようになる。それからは従来武器としていた縦へのスライダーは、主にカウントを稼ぐために使われるに止まるようになった。
• 右打者の内角へのボールの威力は抜群で、打者は容易に打ち返せず、何度かファールを繰り返した後、詰まったゴロかフライに討ち取られるのがパターンになっている。
• 効果的なウィニングショットがないのが弱点であり、ファールが続いて打者を討ち取るのに時間がかかってしまうのもそのためである。またこれにより投球数が余計に増える傾向にあるため、先発投手をするには苦しいと言わざるを得ない。前述にあるフォークの習得は、弱点の克服と自身の活躍の幅を広げることを狙ったものである。
• クイック（野球用語）の技術には定評がある。
• 本人の発言によると、登板日程が開き過ぎると肩が軽くなりすぎて逆に調子が出ない体質らしい。

[編集] エピソード

• チームメイトの上原浩治が自身のブログ上で若手選手の意識や危機感の欠如についてふれた際、西村の練習への姿勢や取り組みを「その点健太朗は本当によくやっている」、「メニューを組んで黙々とこなしている」、「こういった選手にはどんどん出てきて欲しい」といった内容で賞賛している。
• 球界屈指のアニメファンである。野球選手には漫画好きが多いが、西村にいたっては特にアキバ系への造詣が深い。『このアニメがすごい!2008』（宝島社）に球界きっての好事家として登場。エロあり、萌えありのお勧めアニメベスト5を発表している。ちなみに西村が選んだ1位はサスペンス系の『ひぐらしのなく頃に解』。西村は「アニメ、ゲーム、漫画すべてのファン。とてもよくできたストーリー」と賛辞を贈っている。2位以下は『機動戦士ガンダムSEED』、『さよなら絶望先生』、『らき☆すた』、『School Days』となっている。

[編集] 年度別投手成績

年度	球団	背 番 号	登 板	完 投	完 封	無 四 球	勝 利	敗 戦	セ 丨 ブ	勝 率	打 者	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	暴 投	ボ 丨 ク	失 点	自 責 点	防 御 率
2004年	巨人	23	3	0	0	0	0	0	0	.000	29	3.2	13	2	5	0	3	1	0	9	9	22.09
2005年			12	0	0	0	2	4	0	.333	182	39.1	54	5	13	1	23	2	0	25	25	5.72
2006年			31	0	0	0	5	7	0	.417	500	117.1	113	14	40	6	83	2	0	49	46	3.53
2007年		30	57	0	0	0	1	0	1	1.00	292	66.0	68	5	24	6	28	2	0	35	32	4.36
通算成績			103	0	0	0	8	11	1	.421	1003	226.1	248	26	82	13	137	7	0	118	112	4.45

• 2007年シーズンまで
• 表中の太字はリーグ最高

[編集] 個人記録

• 初登板：2004年7月1日・対阪神18回戦・阪神甲子園球場
• 初勝利：2005年9月1日・対ヤクルト17回戦・松山
• 初セーブ：2007年9月6日・対中日21回戦・ナゴヤドーム

[編集] 背番号

• 23（2004年－2006年）
  • （2007年より23は脇谷亮太が背負うこととなったための変更）
• 30（2007年－）
  • （「かつて背番号30をつけた江川卓のようになってもらいたい」という思いを込めての変更）

[編集] 関連項目

• 広島県出身の人物一覧
• 読売ジャイアンツの選手一覧
• 佐々木貴賀（投げる同人作家）

読売ジャイアンツ 2003年ドラフト指名選手
自由獲得枠：内海哲也 / 2巡目：西村健太朗 / 4巡目：平岡政樹 / 5巡目：岩舘学 / 6巡目：山本賢寿 / 7巡目：佐藤弘祐 / 8巡目：南和彰