京極夏彦
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京極 夏彦(きょうごく なつひこ、1963年(昭和38年)3月26日 - )は、日本の作家、妖怪研究家、アートディレクター。世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)、関東水木会会員、東アジア恠異学会会員。「怪談之怪」発起人の一人。北海道出身。専修学校桑沢デザイン研究所中退。
代表作は、講談社刊行の推理小説「京極堂シリーズ」や角川書店刊行の時代小説『巷説百物語』シリーズなど。
株式会社大沢オフィス所属。公式サイトである「大極宮(たいきょくぐう)」も参照。
目次 |
[編集] 略歴
- 1963年(昭和38年) - 北海道に生誕。
- 1994年(平成6年) - 『姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)』を講談社に持ち込み、デビュー。
- 1996年(平成8年) - 『鉄鼠の檻(てっそのおり)』が第9回山本周五郎賞候補作品となる。
- 1996年5月16日(平成8年) - 『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』で第49回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。
- 1997年(平成9年) - 『嗤う伊右衛門(わらういえもん)』で第25回泉鏡花文学賞を受賞。
- 1998年(平成10年) - 『嗤う伊右衛門』が第118回直木賞候補作品となる。
- 2003年1月8日(平成15年) - 『覘き小平次(のぞきこへいじ)』が第128回直木賞候補作品となる。
- 2003年5月15日(平成15年) - 『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞を受賞。
- 2004年1月15日(平成16年) - 『後巷説百物語(のちのこうせつひゃくものがたり)』で第130回直木賞を受賞。
[編集] 経歴
- デビューの経緯
- 桑沢デザイン研究所を経て、広告代理店に勤務、その後独立し、デザイン会社を設立。1994年、講談社に投稿した『姑獲鳥の夏』でデビュー。この作品は仕事の合間に書かれたもので、小説の執筆は京極にとって初めてのこと(ただし漫画の執筆経験はある)。原稿枚数が新人賞の規定を越えていたため、手元にあった講談社ノベルス版『匣の中の失楽』の奥付を見て、投稿先を決めたという。原稿を読んだ編集者・唐木厚により、すぐに講談社ノベルスとしての発売が決定する。無名の新人であっただけに衝撃は大きく、これを機にメフィスト賞が創設された。そのため、しばしば「第0回メフィスト賞受賞者」と称される。本人曰く、暇つぶしに書いた原稿であり、作品の構想は10年前に考えた漫画のネタ。
- アニメ化
- 『巷説百物語』は、テレビドラマ版やテレビアニメ版が作られているが、そのアニメ版では声優として「京極亭」を演じた。また、すでに『ゲゲゲの鬼太郎』第4作101話で脚本および自身をモデルにしたゲストキャラ「一刻堂」のキャラクターデザインと声の出演を担当した。
- 映画化
- 『嗤う伊右衛門』は演出家・蜷川幸雄により映画化(唐沢寿明、小雪主演)、第16回東京国際映画祭に特別招待作品部門で出品される。
- また2005年7月、京極のデビュー作を原作とした映画『姑獲鳥の夏』が公開された。本人も傷痍軍人(水木しげる)役として出演している。
[編集] 作風
- 新しい推理スタイル
- デビュー作以来続く、京極の代表作と言える講談社シリーズには、憑物落し(つきものおとし)と同時に推理する、新しいスタイルの探偵が出てくる。装飾部分やサブストーリーに様々な伝承、オカルティズムをふんだんに用いながらも骨格は論理的な謎解きに徹しているため、狭義の推理小説の王道を歩むと同時に、作者いわくの「妖怪小説」とも呼び得るという、特異なシリーズとなっている。
- 分厚いページ数
- 講談社シリーズは、極めてページ数が多いのも特徴で『鉄鼠の檻(てっそのおり)』で826ページ、『絡新婦の理(じょろうぐものことわり)』で829ページ、『塗仏の宴 宴の支度』『塗仏の宴 宴の始末』で上下巻に分けて1248ページという厚さに達している。そのため、講談社シリーズ作品は「レンガ本」「サイコロ本」とも呼ばれており、合作の経験がある漫画家とり・みきには、漫画中の登場人物が京極の本をアコーディオンのように持つと言うパロディをされている。
- 装幀家
- また、作家デビューする以前からデザイナー・装幀家としての顔も持っており、綾辻行人の『眼球綺譚』や『フリークス』などではカバーデザインを担当している。
- 独自のルール
- 作品の見せ方についても、一つの文がページをまたがることのないように、ページ・見開きの末文で改行するよう構成する(文庫化などで字数が変わるとそれに合わせて適宜改行位置を操作する)など、独特のルールを遵守している。デザイナーの血がそうさせるのだとも言われるが、それは読者がページを開いたときの第一印象まで、作家の主体的な制御下に置こうという試みといえる。そのこだわりは、みずからDTPソフトAdobe InDesignを駆使して、全ページのレイアウトをこなして印刷所に入稿するレベルにまで至っている。
- 共通の世界観
- 京極の作品は様々な時系列のものがあるが、発表された全ての作品は互いに他の京極作品・シリーズとどこかしらリンクしている(登場人物、作中事件等)。
[編集] その他
- 妖怪マニア
- 妖怪に対する造詣・愛着は並大抵ではなく、妖怪漫画家の水木しげるの弟子を自称し、彼と共に「世界妖怪協会」の中核を占めて活動している。水木しげる作品はほぼコンプリートして、自宅の書斎に設けた特設の「水木楼」に収めている。その徹底ぶりは、水木作品のゲーム版を集めるために、普段はしないゲームのハードも揃えるほどという凝り様である。小説家デビューする以前から水木と面識があり気に入られていたため、小説デビューがなければ、水木プロ入社はほぼ確定だったといわれている[1]。「アシスタントの次に水木絵の模写が上手い」と語ったこともある。水木の画業60年記念に刊行された『神秘家列伝』全3巻のうち第2巻のあとがきを担当。あとがきを任されたことを「この上もない名誉」と書く。
- 和への追求
- サインは必ず、毛筆もしくは筆ペンで書くのがポリシーであることが知られている。
- デビュー当時はコスプレと思われるのが嫌という理由から着ていなかったが、現在メディアにでる際には和服を着ていることが多い。普段から和服を着ており、服に限らず日本的なものを好んでいるとのこと。理由は、日本的なものが少ない北海道で生まれ育ったことからの憧れらしい。
- 和服洋服関係なく、指の出た(革の)黒手袋を常につけていることでも知られる。その中には『必殺仕事人』にて実際に使用された物などもあり、時代劇出演者と会う際に手袋にサインをして欲しいということもある(『巷説百物語~狐者異~』DVD特典ディスク内、笹森欣蔵役の嶋田久作インタビュ-より)。
[編集] 執筆作品
[編集] 小説・物語
[編集] 京極堂シリーズ
作者のデビュー作から続くシリーズ。詳細は京極堂シリーズを参照。
講談社ノベルスより刊行。装幀、表紙妖怪画は辰巳四郎が担当。辰巳の死後、妖怪画は石黒亜矢子が引き継いだ。
講談社文庫版カバーは荒井良製作の紙人形。他に分冊版、愛蔵版が順次刊行されている。
- 連作小説集(講談社刊文芸雑誌『小説現代』増刊号「メフィスト」掲載など)
- 『百鬼夜行――陰(ひゃっきやぎょう いん)』 1999年 ISBN 4-06-182080-X
- 『文庫版 百鬼夜行――陰(ひゃっきやこう いん)』 2004年 ISBN 4-06-274852-5
- 『百器徒然袋――雨(ひゃっきつれづれぶくろ あめ)』 1999年 ISBN 4-06-182100-8
- 『文庫版 百器徒然袋――雨』 2005年 ISBN 4-06-275180-1
- 『今昔続百鬼――雲(こんじゃくぞくひゃっき くも) 多々良先生行状記』 2001年 ISBN 4-06-182221-7
- 『文庫版 今昔続百鬼――雲 多々良先生行状記』 2006年 ISBN 4-06-275420-7
- 『百器徒然袋――風(ひゃっきつれづれぶくろ かぜ)』 2004年 ISBN 4-06-182379-5
- 『文庫版 百器徒然袋――風』 2007年 ISBN 4-06-275862-8
[編集] 古典改作シリーズ
古典の怪談を、登場人物などの要素や筋立てを利用して、組み直したもの。おどろおどろしい背景と、男女の心理描写が精緻な作品群である。
- 長編小説
- 『嗤う伊右衛門(わらういえもん)』 1997年 ISBN 4-12-002689-2
- 『嗤う伊右衛門』 C・NOVELS 1999年 ISBN 4-12-500603-2
- 『嗤う伊右衛門』 角川文庫 2001年 ISBN 4-04-362001-2
- 『嗤う伊右衛門』 中公文庫 2004年 ISBN 4-12-204376-X
- ※原作は四世鶴屋南北の『東海道四谷怪談』。
- 『覘き小平次(のぞきこへいじ)』 2002年 ISBN 4-12-003308-2
- 『覘き小平次』 C・NOVELS 2005年 ISBN 4-12-500889-2
- ※原作は山東京伝の『復讐奇談安積沼(ふくしゅうきだんあさかのぬま)』。
[編集] 巷説百物語シリーズ
上記の小説に登場するキャラクターを流用し、江戸期を舞台に「仕掛け」を行う小悪党たちの活躍を描いた作品群。詳細は巷説百物語を参照。
[編集] ルー=ガルー
当初「女子高生SF小説」として構想が語られていた作品。詳細はルー=ガルー 忌避すべき狼を参照。
[編集] どすこい
小説媒体で、くだらないギャグ小説をというコンセプトの元に執筆された小説。作品タイトルからして他小説のパロディであり、作者名も毎回変名となっていた。「先に発表された小説は、次の小説内の世界で発行された小説」というウロボロスのような構造を持つなど、遊び心に富んでいる。
- 連作小説集(集英社刊文芸雑誌『小説すばる』掲載)
- 『どすこい(仮)(かり)』 2000年 ISBN 4-08-774414-0
- 『どすこい(安)(やす)』 新書判 2002年 ISBN 4-08-774597-X
- 『どすこい。』 集英社文庫 2004年 ISBN 4-08-747755-X
- 四十七人の力士
- パラサイト・デブ
- すべてがデブになる
- 土俵(リング)・でぶせん
- 脂鬼
- 理油(意味不明)
- ウロボロスの基礎代謝
[編集] その他小説・物語
- 厭シリーズ
- 祥伝社刊文芸雑誌『小説NON』掲載
- 『厭な子供』 1999年 (祥伝社文庫『さむけ』所収)
- 『厭な老人』 1999年
- 『厭な先祖』 2003年
- 南極探検隊シリーズ
前述の「どすこい」所収の「すべてがデブになる」の登場人物によるスピンオフ作品。「南極夏彦」なるダメな小説家と周辺の人物が巻き起こす騒動が描かれるギャグ小説。メタな描写や特異な仕掛けが多いが、その全てがギャグのために存在するという稀有な小説でもある。
- 集英社刊文芸雑誌『小説すばる』掲載
- 『南極探検隊 海で乾いていろ!』 (「消極的彦」名義) 1997年
- 『南極探検隊 宍道湖鮫』 (「京極メキシコ」名義) 1997年
- 『南極探検隊 夜尿中』 (「ナッチー京極」名義) 1998年
- 『帰ってきた南極探検隊 GAS NOTE』 2007年
- 『巷説GAG物語』 2008年
- 新潮落語シリーズ
古典落語をメタな自己言及的視線により読み解くというお笑い小説。
- 新潮社刊文芸雑誌『小説新潮』掲載
- 『新潮落語(小言幸兵衛の話)』 1999年
- 『新潮落語(与太郎の話)』 1999年
- 『死に神remix』(『京極噺六儀集』所収、三遊亭圓朝没後百周年記念) 2002年
- 『京極噺六儀集(きょうごくばなしだいほんしゅう)』 ぴあ 2005年 ISBN 4-8356-1560-3
- 未分類
- 連作小説集(講談社刊男性雑誌『週刊現代』掲載)
- 『豆腐小僧双六道中 ふりだし(とうふこぞうすごろくどうちゅう)』 講談社 2003年 ISBN 4-06-212214-6
- メディアファクトリー刊総合雑誌『ダ・ヴィンチ』増刊号「幽」vol.4 2005年
- 『その赤いモノ』
[編集] 選集
- 厭シリーズ
- 『グランドホテル 異形コレクション 9』 (井上雅彦 監) 廣済堂文庫 廣済堂出版 1999年 ISBN 4-331-60734-8
- 『厭な扉』
- 『さむけ』 祥伝社文庫 1999年 ISBN 4-396-32683-1
- 『厭な子供』
- 未分類
- 『エロティシズム12幻想』 (津原泰水 監) エニックス 2000年 ISBN 4-7575-0166-8
- 『エロティシズム12幻想』 (津原泰水 監) 講談社文庫 2002年 ISBN 4-06-273393-5
- 『鬼交(きこう)』
- 『稲生モノノケ大全 陽之巻』 (東 雅夫 編) 毎日新聞社 2005年 ISBN 4-620-10695-X
- 『旧耳袋 もう臭わない』
[編集] 連載中
- メディアファクトリー刊総合雑誌『ダ・ヴィンチ』増刊号「幽」
- 『幽談』
- 講談社刊文庫判文芸雑誌『IN・POCKET』
- 『本朝妖怪盛衰記・豆腐小僧双六道中』(※休止中)
- 角川書店刊文芸ムック『KADOKAWAミステリ』(※休刊により中断)
- 『明けの破鏡(あけのはきょう)』
- 上毛新聞朝刊、京都新聞夕刊、岐阜新聞夕刊
- 『数えずの井戸』
[編集] 評論・エッセイ
[編集] エッセイ
- 『妖怪旅日記』 (多田克己・村上健司 共著) 同朋舎 2001年 ISBN 4-8104-2728-5
- 『大極宮(たいきょくぐう)1』『大極宮2』『大極宮3~コゼニ好きの野望篇~』 (大沢在昌・宮部みゆき 共著/三人の公式ホームページ『大極宮』のコンテンツ『週刊大極宮』の文庫化) 角川文庫
[編集] 対談
- 『アニメ鬼太郎生誕30周年記念出版 水木しげる&京極夏彦 ゲゲゲの鬼太郎解体新書』 講談社 1998年 ISBN 4-06-330048-X ※付録として京極の担当した『ゲゲゲの鬼太郎 言霊使いの罠!』の脚本
- 『水木しげるの妖怪談義』 (水木しげる 著) Softgarage 2000年 ISBN 4-921068-56-9
- 『妖怪馬鹿』 (多田克己・村上健司 共著/荒井良 カバーの妖怪製作) 新潮OH!文庫 2001年 ISBN 4-10-290073-X
- 『異界談義』 (国立歴史民俗博物館 編) 角川書店 2002年 ISBN 4-04-883757-5
- 『安倍晴明公』 (晴明神社 編) 講談社 2002年 ISBN 4-06-210983-2
- 『ホラー・ジャパネスクを語る』 (東 雅夫 編) 双葉社 2003年 ISBN 4-575-23469-9
- 『本格ミステリ ベスト10 2004』 (探偵小説研究会 編・著) 原書房 ISBN 4-562-03718-0
- 『怪談之怪之怪談』 (怪談之怪 編) メディアファクトリー 2003年 ISBN 4-8401-0848-X
- 『ミステリー迷宮読本』 ムックy 2003年 ISBN 4-89691-775-8
- 『京極夏彦『巷説百物語』の世界』 ムックy 2004年 ISBN 4-89691-803-7
- 『多生の縁 玄侑宗久対談集』 (玄侑宗久 著) 文藝春秋 2004年 ISBN 4-16-365730-4
- 『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪百物語』 宝島社 2004年 ISBN 4-7966-4191-2
- 『闇夜に怪を語れば 百物語ホラー傑作選』 (東 雅夫 編) 角川文庫 2005年 ISBN 4-04-359802-5
- 『対談集 妖怪大談義』 角川書店 2005年 ISBN 4-04-883925-X
- 『妖怪文藝 巻之壱 モノノケ大合戦』 (東 雅夫 編) 小学館文庫 2005年 ISBN 4-09-402837-4
- 『俺たちのR25時代』 (R25編集部 編) 日経ビジネス人文庫 2005年 ISBN 4-532-19317-6
- 『ホラー・ジャパネスク読本』 (東 雅夫 編) 双葉文庫 2006年 ISBN 4-575-71312-0
- 刊行予定
[編集] 日本画
国書刊行会刊、文章
- 『絵本百物語 桃山人夜話』 (竹原春泉 画/多田克己 編) 1997年 ISBN 4-336-03948-8
- 『暁斎妖怪百景』 (河鍋暁斎 画/多田克己 編) 1998年 ISBN 4-336-04083-4
- 『国芳妖怪百景』 (歌川国芳 画/悳 俊彦 編・解説) 1999年 ISBN 4-336-04139-3
- 『妖怪図巻』 (多田克己 編・解説) 2000年 ISBN 4-336-04187-3
- 『北斎妖怪百景』 (葛飾北斎 画/多田克己・久保田一洋 編) 2004年 ISBN 4-336-04636-0
[編集] その他
- 妖怪研究
- 『百鬼解読 妖怪の正体とは?』 (多田克己 著/京極夏彦 画) 講談社ノベルス 1999年 ISBN 4-06-182101-6
- 『日本妖怪学大全』 (小松和彦 編) 小学館 2003年 ISBN 4-09-626208-0
- 『怪異学の技法』 (東アジア恠異学会 編) 臨川書店 2003年 ISBN 4-653-03846-5
- 『妖怪の理 妖怪の檻』 角川書店 2007年 ISBN 4-04-883984-6
- 戯曲
- 『京極夏彦「怪」 『巷説百物語』のすべて』 角川書店 2000年 ISBN 4-04-883618-8
- 文学
- 『綾辻行人 ミステリ作家徹底解剖』 (スニーカー・ミステリ倶楽部 編) 角川書店 2002年 ISBN 4-04-883774-5
- 『怪談の学校』 (怪談之怪 編) メディアファクトリー 2006年 ISBN 4-8401-1497-8
- 演劇
- 『狂言の自由 茂山逸平写真集』 (橘蓮二 撮影) 講談社文庫 2002年 ISBN 4-06-273573-3
- 作品集
- 『稲生モノノケ大全 陰之巻』 (東雅夫 編) 毎日新聞社 2003年 ISBN 4-620-31649-0
- 漫画
- 『のんポリズム』 (浜口乃理子 著) 講談社 2003年 ISBN 4-06-352053-6
- 『猫田一金五郎の冒険』 (とり・みき 著) 講談社 2003年 ISBN 4-06-364515-0
- 『永井豪SAGA 作品評論集』 (ダイナミックプロ 監) 扶桑社 2003年 ISBN 4-594-04190-6
- 『妖怪幻燈』 (森野達弥 監) エムディエヌコーポレーション 2004年 ISBN 4-8443-5744-1
- 格言
- 『いのちの響 こころの言葉』 (いのちの響プロジェクト 編) 徳間書店 2005年 ISBN 4-19-861999-9
- 心霊研究
- 『新耳袋 第七夜』 (木原浩勝・中山市朗 共著) 角川文庫 2005年 ISBN 4-04-365307-7
[編集] 水木しげる関連
- 季刊妖怪マガジン『怪』 角川書店
- 『ゲゲゲの鬼太郎解体新書』 (水木しげる 共著) 講談社 1998年 ISBN 4-06-330048-X
- 水木しげる作品選集シリーズ (水木しげる 著/京極夏彦 編) ちくま文庫
- 『京極夏彦が選ぶ! 水木しげる未収録短編集』 1999年 ISBN 4-480-03538-9
- 『京極夏彦が選ぶ! 水木しげるの奇妙な劇画集』 2001年 ISBN 4-480-03654-7
- 『ボクの一生はゲゲゲの楽園だ 1』 (水木しげる 著) 講談社 2001年 ISBN 4-06-330125-7
- Kodansha Bilingual Comicsシリーズ (水木しげる 著/京極夏彦 監/ラルフ・マッカーシー 訳) Kodansha International
- 『ゲゲゲの鬼太郎 1 バイリンガル版』 2002年 ISBN 4-7700-2827-X
- 『ゲゲゲの鬼太郎 2 バイリンガル版』 2002年 ISBN 4-7700-2828-8
- 『ゲゲゲの鬼太郎 3 バイリンガル版』 2002年 ISBN 4-7700-2829-6
- 『水木しげる80の秘密』 (水木しげる、荒俣 宏、多田克己、村上健司他 共著) 角川書店 2002年 ISBN 4-04-883763-X
- 『ちりめん本 水木しげる作品集』 大屋書房 2002年
- 『水木しげるポストカード・ブックシリーズ』 (水木しげる 著/京極夏彦 編) 小学館クリエイティブ
- 『水木しげるポストカード・ブック「妖怪名画館」』 2004年 ISBN 4-7780-3005-2
- 『水木しげるポストカード・ブック「鬼太郎名画館」』 2004年 ISBN 4-7780-3006-0
- 『マンガ名作講義 情報センター出版局』 2005年 ISBN 4-7958-2963-2
- 『本日の水木サン 思わず心がゆるむ名言366日』 (水木しげる 著/大泉実成 編) 草思社 2005年 ISBN 4-7942-1463-4
[編集] 京極夏彦トリビュート
- 『妖怪変化 京極堂トリビュート』 (あさのあつこ・西尾維新・原田眞人・牧野修・柳家喬太郎・フジワラヨウコウ・松苗あけみ・諸星大二郎・石黒亜矢子・小畑健 著) 講談社 2007年 ISBN 4-0621-4475-1
- 作家、映画監督、落語家、漫画家など各界の執筆陣が京極作品に挑戦した意欲作。京極夏彦自身は執筆していない。
[編集] 装訂作品
- 京極夏彦名義
- 『フリークス』 (綾辻行人 著) カッパ・ノベルス 1996年 ISBN 4-334-07186-4
- 『哲学者の密室 上』 (笠井 潔 著) カッパ・ノベルス 1996年 ISBN 4-334-07197-X
- 『哲学者の密室 下』 (笠井 潔 著) カッパ・ノベルス 1996年 ISBN 4-334-07198-8
- 「京極夏彦 with FISCO」名義
- 角川書店季刊妖怪マガジン『怪』
- 光文社旬刊文芸雑誌『GIALLO(ジャーロ)』
- 山口雅也著
- 『キッド・ピストルズの慢心』 講談社 1995年 ISBN 4-06-207867-8
- 『キッド・ピストルズの慢心』 講談社ノベルス 1999年 ISBN 4-06-182093-1
- 『キッド・ピストルズの慢心』 講談社文庫 2000年 ISBN 4-06-273005-7
- 『キッド・ピストルズの冒涜』 創元推理文庫 1997年 ISBN 4-488-41602-0
- 『マザーグースは殺人鵞鳥(マーダー・グース)』 原書房 1999年 ISBN 4-562-03206-5
- 『キッド・ピストルズの妄想』 創元推理文庫 2000年 ISBN 4-488-41603-9
- 『13人目の探偵士』 講談社ノベルス 2002年 ISBN 4-06-182262-4
- 『奇偶』 講談社 2002年 ISBN 4-06-182448-1
- 綾辻行人著
- 『眼球綺譚』 集英社 1995年 ISBN 4-08-774166-4
- 『眼球綺譚』 ノン・ノベル 1998年 ISBN 4-396-20614-3
- 『眼球綺譚』 集英社文庫 1999年 ISBN 4-08-747097-0
- 『フリークス』 光文社文庫 2000年 ISBN 4-334-72970-3
- 『セッション 綾辻行人対談集』 集英社 1996年 ISBN 4-08-747123-3
- 『セッション 綾辻行人対談集』 集英社文庫 1999年 ISBN 4-08-747123-3
- 鮎川哲也著、出版芸術社刊
- 『名探偵・星影龍三全集―I 赤い密室』 1996年 ISBN 4-88293-124-9
- 『名探偵・星影龍三全集―II 青い密室』 1996年 ISBN 4-88293-125-7
- 『鬼貫警部全事件―I 碑文谷事件』 1999年 ISBN 4-88293-169-9
- 『鬼貫警部全事件―II 不完全犯罪』 1999年 ISBN 4-88293-170-2
- 『鬼貫警部全事件―III 夜の訪問者』 1999年 ISBN 4-88293-171-0
- 『三番館の全事件―I 竜王氏の不吉な旅』 2003年 ISBN 4-88293-230-X
- 『三番館の全事件―II マーキュリーの靴』 2003年 ISBN 4-88293-231-8
- 『三番館の全事件―III クライン氏の肖像』 2003年 ISBN 4-88293-232-6
- 恩田 陸著、講談社刊
- 『三月は深き紅の淵を』 1997年 ISBN 4-06-208749-9
- 『麦の海に沈む果実』 2000年 ISBN 4-06-210169-6
- 『黒と茶の幻想 BLACK AND TAN FANTASY』 2001年 ISBN 4-06-211097-0
- 竹本健治著
- 『ウロボロスの基礎論』 講談社 1995年 ISBN 4-06-207869-4
- 『ウロボロスの基礎論』 講談社ノベルス 1997年 ISBN 4-06-181980-1
- 『入神』 南雲堂 1999年 ISBN 4-523-51402-X
- 水木しげる著
- 作画活動50周年記念出版原画集 妖鬼化(むじゃら)シリーズ ソフトガレージ
- 『第1巻 日本編(北海道・東北・関東)』 1998年 ISBN 4-921068-07-0
- 『第2巻 日本編(中部)』 1998年 ISBN 4-921068-08-9
- 『第3巻 日本編(近畿・中国)』 1999年 ISBN 4-921068-09-7
- 『第4巻 日本編(四国・九州・沖縄)』 1999年 ISBN 4-921068-10-0
- 『第5巻 世界編(アジア・オセアニア・アフリカ・アメリカ)』 1999年 ISBN 4-921068-11-9
- 『第6巻 世界編(ヨーロッパ)』 1999年 ISBN 4-921068-12-7
- 『第7巻 世界編(東ヨーロッパ・北ヨーロッパ・中国)/悪魔編』 1999年 ISBN 4-921068-13-5
- 『第8巻 あの世編/特別編』 1999年 ISBN 4-921068-14-3
- 妖かしの宴シリーズ (水木しげる 監) PHP文庫版
- 『妖かしの宴 わらべ唄の呪い』 1999年 ISBN 4-569-57350-9
- 『妖かしの宴 2 変化』 2000年 ISBN 4-569-57461-0
- 『妖かしの宴 3 御伽草子』 2001年 ISBN 4-569-57647-8
- 『水木しげるの妖怪談義 ソフトガレージ』 2000年 ISBN 4-921068-56-9
- Kodansha Bilingual Comicsシリーズ (京極夏彦 監/ラルフ・マッカーシー 訳) Kodansha International
- 『ゲゲゲの鬼太郎 1 バイリンガル版』 2002年 ISBN 4-7700-2827-X
- 『ゲゲゲの鬼太郎 2 バイリンガル版』 2002年 ISBN 4-7700-2828-8
- 『ゲゲゲの鬼太郎 3 バイリンガル版』 2002年 ISBN 4-7700-2829-6
- 作画活動50周年記念出版原画集 妖鬼化(むじゃら)シリーズ ソフトガレージ
- 必殺党編、ザテレビジョン文庫版
- 『必殺シリーズ完全闇知識 やがて愛の日が編』 2001年 ISBN 4-04-930030-3
- 『必殺シリーズ完全闇知識 瞬間(ひととき)の愛編』 2001年 ISBN 4-04-930031-1
- 化野 燐著、講談社ノベルス版
- 『蠱猫(こねこ)』 2005年 ISBN 4-06-182421-X
- 『白澤(はくたく)』 2005年 ISBN 4-06-182428-7
- 『渾沌王(こんとんおう)』 2005年 ISBN 4-06-182439-2
- 『件獣(くだんじゅう)』 2006年 ISBN 4-06-182474-0
- その他
- 『長い長い殺人』 (宮部みゆき 著) カッパ・ノベルス 1997年 ISBN 4-334-07236-4
- 『崩れる 結婚にまつわる八つの風景』 (貫井徳郎 著) 集英社 1997年 ISBN 4-08-774279-2
- 『崩れる 結婚にまつわる八つの風景』 (貫井徳郎 著) 集英社文庫 2000年 ISBN 4-08-747217-5
- 『小説・読書生活』 (関戸克己 著) 国書刊行会 2003年 ISBN 4-336-04563-1
- 「京極夏彦+坂野公一」名義
- 『暗黒館の殺人 上』 (綾辻行人 著) 講談社ノベルス 2004年 ISBN 4-06-182388-4
- 『暗黒館の殺人 下』 (綾辻行人 著) 講談社ノベルス 2004年 ISBN 4-06-182389-2
[編集] 作品提供
[編集] 映画
- 『京極夏彦「怪」七人みさき(しちにんみさき)』 2000年 (松竹公開・発売・販売、C.A.L.製作、酒井信行監督)
- 『嗤う伊右衛門 Eternal Love』 2004年 (東宝公開、角川映画発売、角川エンタテインメント販売、蜷川幸雄監督)
- 『姑獲鳥の夏』 2005年 (日本ヘラルド映画公開、ジェネオン エンタテインメント発売・販売、実相寺昭雄監督)
- 『魍魎の匣』 2007年 (原田眞人監督)
[編集] テレビドラマ
- 『幻想ミッドナイト』 第10話 「目目連(もくもくれん)」 1997年 (テレビ朝日系列放送・製作、東映製作、井坂 聡監督)
- WOWOW放送、C.A.L.製作、松竹発売・販売、酒井信行監督
- 『世にも奇妙な物語 春の特別編』 「厭な子供」 2001年 (フジテレビ系列放送、共同テレビ製作、佐藤祐市監督)
- WOWOW放送・製作、松竹発売・販売、堤 幸彦監督
- 『巻説百物語 狐者異(こわい)』 2005年
- 『巻説百物語 飛縁魔(ひのえんま)』 2006年
[編集] テレビアニメ
[編集] 漫画
角川書店刊
- 『漫画・巷説百物語』 2001年 ISBN 4-04-853306-1 (森野達弥 画)
- 『漫画・嗤う伊右衛門』 2006年 ISBN 4-04-853921-3 (しかくの 画)
- 『魍魎の匣』 2007年夏より『コミック怪』で連載開始 (志水アキ 画)
徳間書店刊
- 『ルー=ガルー』 (樋口彰彦 画、月刊COMICリュウ掲載)
[編集] 演劇
- 劇団てぃんか~べる
- 『魍魎の匣』 1999年
- 『小袖の手・鬼一口』 2002年
[編集] 演芸
- 『京極噺』 2005年
- 『小朝・茂山・昇太の京極噺』
[編集] 作中人物を演じた俳優・声優
[編集] 映画
- 『京極夏彦「怪」七人みさき(しちにんみさき)』 2000年
- 『嗤う伊右衛門 Eternal Love』 2004年
- 姑獲鳥の夏 (映画)
- 魍魎の匣 (映画)
[編集] テレビドラマ
- 『幻想ミッドナイト』 第10話 「目目連(もくもくれん)」 1997年
- 『京極夏彦「怪」七人みさき(しちにんみさき)』 2000年
- 『京極夏彦「怪」隠神だぬき(いぬがみだぬき)』 2000年
- 『京極夏彦「怪」赤面ゑびす(あかづらえびす)』 2000年
- 『京極夏彦「怪」福神ながし(ふくじんながし)』 2000年
- 『世にも奇妙な物語 春の特別編』 「厭な子供」 2001年
- 『巻説百物語 狐者異(こわい)』 2005年
- 『巻説百物語 飛縁魔(ひのえんま)』 2006年
[編集] テレビアニメ
[編集] 出演
[編集] 映画
- 『京極夏彦「怪」七人みさき(しちにんみさき)』 2000年
- 京極亭
- 『アナザヘヴン』 2000年 (綾辻行人と共に友情出演)
- テレビのコメンテーター
- 『姑獲鳥の夏』 2005年
- 傷痍軍人(水木しげる)
- 『妖怪大戦争』 2005年 (松竹公開、角川映画発売、角川エンタテインメント販売、三池崇史監督)
- 神ン野悪五郎(しんのあくごろう)
[編集] テレビドラマ
- 『京極夏彦「怪」七人みさき(しちにんみさき)』 2000年
- 『京極夏彦「怪」福神ながし(ふくじんながし)』 2000年
- 京極亭
- 『巻説百物語 狐者異(こわい)』 2005年
- 八卦見
[編集] テレビアニメ
- 『ゲゲゲの鬼太郎』 シリーズ第4作 第101話 「言霊使いの罠!」 1997年 (フジテレビ系列放送、東映発売・販売、西尾大介監督)脚本も京極自身による。
- 『京極夏彦 巷説百物語』 2003年
- 『墓場鬼太郎』 第10話 「ブリガドーン」 2008年 (フジテレビ系列放送)
- トムポ
[編集] 劇場版アニメ
- 『金田一少年の事件簿2 殺戮のディープブルー』 1999年 (東映公開、西尾大介監督)
- 藍沢浩一
- 『ブレイブ ストーリー』2006年
- トローン
[編集] ゲーム
[編集] オリジナルビデオ
語り
- 『妖奇怪談全集』 2002年
- 『新怪談残虐非道 女刑事と裸体解剖鬼』 2003年
- 『新怪談裸女大虐殺 化け猫魔界少女拳』 2005年
[編集] ラジオ
[編集] 関連項目
[編集] 妖怪関連
[編集] 怪談関連
[編集] 大沢オフィス関連
[編集] 脚注
- ^ 京極夏彦・多田克己・村上健司 『妖怪馬鹿』 新潮社、2001年、118頁。
[編集] 関連項目
- TBS「いのちの響」
[編集] 外部リンク
- 大極宮(たいきょくぐう)(エッセイ『厨子王の逆襲』連載)
- 『怪』-KWAI Network-
- WEB怪談之怪
- 東アジア恠異学会
- KADOKAWA MYSTERY-EXPRESS(閉鎖、『明けの破鏡』連載)
- 京極夏彦の世界 百怪図譜(リトグラフ展覧会)
- e-NOVELS(So-net公式サイト、「雲外鏡」「大首」のPDFファイル販売)
- 京極夏彦『どすこい(安)』
- Yahoo!ブックス - インタビュー - 京極夏彦『豆腐小僧双六道中 ふりだし』
- テレビドラマ 幻想ミッドナイト(テレビ朝日公式サイト)
- テレビドラマ 幻想ミッドナイト 第10話 「目目連(もくもくれん)」(東映公式サイト)
- テレビドラマ・映画 京極夏彦「怪」
- テレビアニメ 京極夏彦 巷説百物語(東京ムービー公式サイト)
- テレビアニメ 京極夏彦 巷説百物語(中部日本放送公式サイト)
- テレビドラマ 巷説百物語 狐者異(こわい)
- 映画 姑獲鳥の夏
- テレビドラマ 巷説百物語 飛縁魔(ひのえんま)
- シアター・てぃんか~べる
- 「怪」ラヂヲ~妖怪の周辺~
- ゲゲゲの鬼太郎 (第四作)101話「言霊使いの罠」(ファンの手による解説)
- ちりめん本 水木しげる作品集(大入公式サイト)
- 映画 妖怪大戦争
- 京極夏彦 ゲゲゲの鬼太郎80'sを語る(テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズ第3作DVDボックス公式サイト上)
- 京極夏彦が出版業界の「構造改革」を促す(アドビ公式サイト上、製品「Adobe InDesign」フィーチャー)
- 京極夏彦さんの書斎を訪問(駒村多恵公式サイト上)