扶桑社
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 〒102-80073 東京都港区海岸一丁目15番1号スズエベイディアム 4F-7F |
設立 | 1987年8月1日 |
業種 | 出版業 |
事業内容 | 雑誌、書籍などの発行 |
代表者 | 代表取締役社長 片桐松樹 |
資本金 | 68億円 |
従業員数 | 182名(平成19年5月1日現在) |
主要株主 | 株式会社フジテレビジョン |
主要子会社 | 育鵬社 |
関係する人物 | 新しい歴史教科書をつくる会 |
外部リンク | http://www.fusosha.co.jp/ |
扶桑社(ふそうしゃ)とは、東京都港区海岸一丁目15番1号に本社を置く、フジサンケイグループ傘下の出版社である。
目次 |
[編集] 沿革
- フジテレビジョンの出版事業として、株式会社リビングマガジンを創立。
- 1984年 株式会社リビングマガジンから株式会社扶桑社に商号変更。
- 1987年 株式会社サンケイ出版(産業経済新聞社出版局が分社独立して設立された出版社)と合併。
- 2000年 スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた?』(門田美鈴訳)を出版。360万部のヒットとなる。
- 2001年 新しい歴史教科書をつくる会が編集した歴史・公民教科書を出版。
- 2005年 上記の歴史・公民教科書の改訂版(2006年度使用開始分)を出版。
- 2007年 フジテレビジョンがポニーキャニオンと扶桑社の株式を追加取得、フジテレビの完全子会社となる。「つくる会」との関係を解消、「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(教科書改善の会)・「日本教育再生機構」と組む旨発表。8月1日に出版子会社「育鵬社」を設立し、教科書改善の会が新たに出版する教科書の版元とした。
[編集] 発行雑誌
[編集] 扶桑社発行・発売
- SPA!
- 別冊エッセ
- 新しい住まいの設計
- Numéro TOKYO
- 栗原はるみ haru_mi
- en-taxi
- 皇室 Our Imperial Family
- MAMOR(マモル)
- 京都~春夏秋冬~
[編集] かつて発行していたもの
- LUCi (1998年創刊。2007年2月号にて休刊。)
- Caz (1989年創刊。2006年9月11日号(8月21日売)にて休刊。)
[編集] 扶桑社発売
[編集] その他
- フジテレビジョン系列の番組関連書籍(発行・フジテレビ出版)
- ニッポン放送の番組関連書籍(発行・ニッポン放送プロジェクト=旧:ニッポン放送出版)
- 扶桑社文庫の刊行
[編集] 教科書
2001年、同社発行による新しい歴史教科書をつくる会編集の中学校向け歴史教科書の検定合格が物議を醸した。私立中学校20校と愛媛県と東京都の公立養護学校で実際に採択された。
2005年の中国における反日デモの一因に同教科書が上げられている他、白表紙本(教科書検定受審用のサンプル)が出回り、“バラ撒き”として独占禁止法違反であるとして公正取引委員会に申告されている。
同年、杉並区の区立中学校で採択されている。なお、同じく「つくる会」が編集する中学校公民教科書も発行している。また2008年度から東京都において採択率が上がった。
教科書会社番号は215であった。
2007年5月、「つくる会」との関係を解消後、教科書出版部門について、育鵬社に移管したとされるが、100パーセント全額出資の子会社である。なお「つくる会」のつくった扶桑社版教科書であるが、次期教科書が発行される2010年をもって絶版(つくる会の教科書出版社が自由社に変更になる為の措置)になる予定。
[編集] その他
[編集] フジテレビの関連番組との関係
かつては『もう誰も愛さない』『たけし・逸見の平成教育委員会』『笑っていいとも!』、『オールナイトニッポン』など、フジテレビやニッポン放送の人気番組の単行本化を売り物にしていたが、最近では、『あいのり』の本が学習研究社、『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』の本が講談社から発売されており、フジテレビやニッポン放送の人気番組の単行本化の「独占」化は崩れてきている。ただ、2005年に入ってからは『脳内エステ IQサプリ』の単行本を発売し、ヒットしているほか、ネプリーグや平成教育予備校、そして人気番組であるクイズ!ヘキサゴンIIの本も発売されている。
そして記憶に新しいのが、リリー・フランキーが、母親との半生を綴った『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』。2005年6月28日に発売以来、200万部を越す大ベストセラーとなった。もともとは、en-taxiに連載されていた。
また、関西テレビの番組「発掘!あるある大事典II」関連書籍も合わせて10冊(書籍6冊、ムック3冊、新書1冊、発行部数240万冊)発行されてきたが、同番組で情報・データの捏造事件が発覚した為に、2007年1月22日に、出荷停止措置(事実上絶版)を執った。
[編集] 関連の出版社
- フジテレビ出版
- ニッポン放送プロジェクト
- 産経新聞出版(旧:産経新聞ニュースサービス)
- 育鵬社
[編集] 外部リンク
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フジテレビ グループ |
フジテレビジョン・BSフジ・共同テレビジョン・フジクリエイティブコーポレーション・フジアール・八峯テレビ・フジライティング・アンド・テクノロジイ・ディノス・クオラス・フジミック・扶桑社(ESSE、SPA!)・フジパシフィック音楽出版・フジランド・フジサンケイ人材センター・エフシージー総合研究所・フジテレビ出版・フジテレビサービス・フジテレビキッズ・サテライト・サービス・FUJISANKEI COMMUNICATIONS INTERNATIONAL,INC.・バンエイト・共同エディット・ベイシス・バスク・セントラルインペックス・フジミック埼玉・フジミック新潟・フジプラス |
産経新聞 グループ |
産業経済新聞社(産経新聞東京本社・大阪本社、サンケイスポーツ、夕刊フジ、SANKEI EXPRESS、競馬エイト、正論、TVnavi)・日本工業新聞社(フジサンケイ ビジネスアイ)・産経デジタル、産経広告社、サンケイ広告社・サンケイ総合印刷 (東京)・サンケイ総合印刷 (大阪)・産経新聞メディックス・産経新聞出版・サンケイサービス・産経新聞開発 (東京)・産経新聞開発 (大阪)・大阪サンスポ企画・かんそく・大阪放送(ラジオ大阪) |
ニッポン放送 グループ |
ニッポン放送・ニッポン放送プロジェクト・一口坂スタジオ・フジサンケイエージェンシー |
サンケイビル グループ |
サンケイビル・サンケイ会館・サンケイビルテクノ・サンケイビルマネジメント・サンケイビルメンテ・ヒューメディアジャパン・サンケイビルクリーンサービス |
ポニーキャニオン グループ |
ポニーキャニオン・ポニーキャニオンエンタープライズ・サウンドマン・ニッポンプランニングセンター・ポニーキャニオンミュージック |
リビング新聞 グループ |
サンケイリビング新聞社・リビングプロシード・リビングくらしHOW研究所・仙台リビング新聞社・湘南リビング新聞社・静岡リビング新聞社・高松リビング新聞社 |
公益法人 グループ |
財団法人 彫刻の森美術館(彫刻の森美術館、美ヶ原高原美術館)・財団法人 日本美術協会(上野の森美術館)・財団法人 サンケイスポーツセンター・社会福祉法人 産経新聞厚生文化事業団・財団法人 国際文化交換協会・サンケイスポーツランド |
文化放送 グループ※ |
文化放送・セントラルミュージック・文化放送開発センター |
シンボルマーク | 目玉マーク |
主な友好企業 (グループ外) |
関西テレビ放送・東宝・ヤクルト本社(東京ヤクルトスワローズ)・中日新聞社(中日ドラゴンズ・東海テレビ放送など)・北海道新聞社(北海道文化放送など)・西日本新聞社(テレビ西日本など)・日本海テレビジョン放送(NTV・NNN/NNS系列)・九州朝日放送(EX・ANN系列)・スカイパーフェクト・コミュニケーションズ |
関連項目 | FNN・FNS・NRN・TBSグループ・ブロック紙・キャセイパシフィック航空・フジサンケイグループ広告大賞・高松宮殿下記念世界文化賞・放送持株会社・大阪新聞・新しい歴史教科書をつくる会 |
関連人物 |
前田久吉・水野成夫・鹿内信隆・鹿内春雄・鹿内宏明・浅野賢澄・日枝久・羽佐間重彰・村上光一・豊田皓・横澤彪・亀淵昭信・高崎一郎・村上七郎・出馬迪男・千草宗一郎・清原武彦・住田良能・俵孝太郎・石井英夫・石田弘 |
※文化放送グループは、フジサンケイグループに含める場合と含めない場合がある。 |