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MAJORの登場人物 - Wikipedia

MAJORの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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メジャー (アニメ) > MAJORの登場人物

MAJORの登場人物(メジャーのとうじょうじんぶつ)は、満田拓也の漫画作品『MAJOR』、またそれを原作としたテレビアニメ『メジャー』に登場する人物の一覧である。

表記は「人物名 / 声の出演」。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 主要人物

茂野吾郎
主人公。
佐藤寿也
吾郎のライバル。
ジョー・ギブソン
メジャーの投手。
清水薫
ヒロイン。

[編集] 吾郎の親族

本田 茂治(ほんだ しげはる)/子安武人
投手一塁手。左投左打。背番号44
吾郎の実父で通称おとさんプロ野球・横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)のバッター。もともと一軍半の投手だったが、肘を壊して打者に転向し頭角を現す。ジョー・ギブソンの渾身の球(160km/h)をホームランにし生涯のライバルとして認められるも、次の打席でギブソンの158km/hのボールが頭部を直撃し転倒した際に自分のバットで後頭部を強打。頭蓋内血腫のため翌日31歳で死亡した。
本田 千秋(ほんだ ちあき)/ 日高のり子
吾郎の実母で通称おかさん。回想シーンでしか登場しない為、人物像は殆ど明らかになっていないが、吾郎の発言から“野球好きな女性”である事が伺える。吾郎が3歳の時に突然の病気で他界。
本田 義治(ほんだ よしはる)/ 田原アルノ
茂治の兄で、吾郎の伯父にあたる。弟である茂治に野球を教えた人物(アニメ版ではカットだった)。茂治が亡くなった時に吾郎を引き取ろうとしたが、星野桃子の吾郎への愛情にほだされて預ける。家族は妻・良枝と娘2人。W杯では、日本、そして吾郎の応援をする為に現地まで駆けつける。
茂野 英毅(しげの ひでき)/ 咲野俊介
投手。左投左打。背番号17永久欠番)。
茂治の高校時代からの親友で、同じ横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)のエースピッチャー。投手として引退寸前だった茂治に打者への転向を勧める。吾郎が小学4年の時、桃子と再婚し、吾郎の義理の父に。吾郎が中3(アニメでは高2)のときに引退。W杯では日本代表の投手コーチ兼ヘッドコーチになる。桃子との間に、次男・真吾、長女・ちはるがいる。
肩を壊しているのに練習する吾郎を叱る場面や、聖秀対海堂戦で桃子を励ます場面、親を気遣いメジャーを諦めようとする吾郎を送り出す場面等、茂治に代わり重要な役割を果たしている。右肩を壊して意気消沈する小学生の吾郎に、サウスポー転向を促す場面もある。しかし、心のどこかで吾郎の実の父・茂治に対して嫉妬している面も。
作者曰く、野茂を逆にしただけという単純なネーミングで、当初は重要な役割を担う予定はなく、吾郎の父になる予定も無かったようだ。
茂野 桃子(しげの ももこ)/ 野田順子
吾郎の幼稚園時代の先生(アニメでは保育園の保育士)。後に養母。旧姓:星野。容姿が吾郎の実母によく似ており、茂治も一度見間違えたほど。吾郎を幼稚園の外の私生活でも面倒見ており、吾郎も慕っていた。本田茂治のプロポーズを受け婚約するが、結婚前に茂治は死去。吾郎を引き取り育てる。3年後、何かと面倒を見てくれる茂野英毅に惹かれ結婚し、次男・真吾 長女・ちはるを出産。、吾郎の本質はいつになっても、やはり「本田吾郎」であると考えている。W杯編では次男・真吾と渡米し、準決勝、決勝と夫と息子の活躍を見届けている。
茂野 真吾(しげの しんご)/ 笹本優子(第2シリーズ)・岩村琴美(第3シリーズ以降)
英毅と桃子の間に生まれた男の子で、吾郎の義理の弟。キャラクター図鑑によると「野球に興味はない」とされているが、実際はキャッチボールをしようと吾郎に甘えたりしているので多少の興味はある。リトルに入り野球をするようになるが、実父の英毅も兄の吾郎もプロ選手ということと自身の実力とのギャップが心の重荷になっている様子。
茂野 ちはる(しげの ちはる)
英毅と桃子の間に生まれた女の子で、吾郎の義理の妹。吾郎が高1のときに生まれる。

[編集] 三船リトル(ドルフィンズ)

清水 薫は清水薫参照

小森 大介(こもり だいすけ)/ 釘宮理恵(小学生)、宮田幸季(中学生〜)
捕手。右投右打。背番号2
吾郎に誘われて三船リトルに入る。小柄な体格で気が弱く、吾郎と出会うまでイジメられていた。しかし野球センスは抜群。吾郎の速球をいとも簡単に受けて見せた。三船東中学ではキャプテンを務めるなど、まじめでしっかりした性格。横浜リトル戦では、利き手を怪我しながらも、吾郎やチームメイトが必死にやっているのを見て、自分の怪我で迷惑を掛けていると思い、その気持ち一身で同点タイムリーを打つ。また、寿也率いる友ノ浦中との試合では吾郎の闘争心を巧みに翻弄する寿也の心理作戦にはまった吾郎に冷静さを取戻させ、技術面のみならず精神面でもチームの勝利に大きく貢献した。吾郎とともに海堂セレクションを受けるも、不合格。その後、市立三船高校に入学し、大林、山根とともに無名校をシード校にまで躍進させ自らも4番として活躍するが、聖秀に編入した吾郎と対決し惜敗する。高校卒業後は地元の大学(アニメでは日本教育大学)に進学して野球を続けている。
父は元プロ野球選手のキャッチャーで、つぶらな瞳は父親譲り。小学生の頃は短髪だったが中・高時代は坊主頭になり、大学生になるとまた小学生時代のような短髪に戻っている。清水同様、彼も吾郎を改姓後も「本田君」と呼ぶ。W杯では三船リトル当時のメンバーと試合を観戦する。
沢村 涼太(さわむら りょうた)/ 笹島かほる(小学生)、野島裕史(中学生〜)
中堅手、控え投手。右投右打。背番号8
かつて小森をいじめていたが、吾郎との出会いで自らの過ちに気付き、小森にいじめていた事を謝罪した。その小森に許され、誘われて三船リトル入団。運動神経抜群で足がかなり速い。サッカーと野球を両立させ、控えのピッチャーも務めるが制球はいまひとつ。戸塚西リトル戦ではバットを縦にして構え、相手チームのエラーを誘いこれが勝利につながった。かなりのお調子者である一面も。しかし、本当は自分に厳しく人に優しく、友情を大事にしている。三船東中学ではサッカー部のキャプテンを務めた。その後、静岡の高校にサッカーで推薦された。
清水や小森と同様に、吾郎が改姓後も、彼は「本田」と呼んでいる。W杯終盤に三船リトル安藤監督の家に三船リトルOBが集まって決勝をTV観戦している。「今もサッカーを続けているのか」という問いに関して答えを濁した場面があり、現在サッカーを続けているかどうかは不明。
前原 あつし(まえはら あつし)/ 青山桐子
遊撃手。右投右打。背番号6
出っ歯が特徴。若干マイナス思考で、諦めが早いところがある。作者は、作中のキャラクターで自分に近い人物を聞かれた際に、前原と答えている。2番打者で、チーム一のバントの達人。小森が負傷した際には3番を打っている。アニメ第2シリーズでは、顔と声は同じだが性格が正反対の弟が登場する。
W杯終盤に、三船リトル・安藤監督の家に集まって決勝をTV観戦している際、吾郎がピッチャーとして出てきた時「お、おい!来たぞ 来たーっ!!」と叫び沢村の言葉を遮ってしまう。OBの中でも一番リアクション、テンションが激しいと言ってもおかしくは無い。
田辺 誠(たなべ まこと)/ 伊藤亜矢子
一塁手。右投右打。背番号3
長い顔が特徴。6番打者。横浜リトル戦でホームランを打ち、野球の喜びを味わう。W杯終盤に、三船リトル・安藤監督の家に集まって決勝をTV観戦している。髪型がリトル時代とは違う。
長谷川(はせがわ)/ 恒松あゆみ
二塁手。右投右打。背番号4
細い目が特徴。横浜リトル戦で田辺に続きホームランを打つ。W杯終盤に、三船リトル・安藤監督の家に集まって決勝をTV観戦している。
夏目 翔太(なつめ しょうた)/ 木内レイコ
三塁手。右投右打。背番号5
キレのいい眉毛とタレ目が特徴。前原曰く目立たない地味な5番らしい。本人も根に持っている。関西の大学に進学した為、三船リトルOBとしては唯一再登場していない。
鶴田(つるた)/ 飯島美春
左翼手。右投右打。背番号7
地味で真面目な選手、眼鏡とギザギザの口が特徴。横浜りトル戦で6回2アウトで起死回生のヒットを打つ〔その後打線がつながり同点となる〕W杯終盤に、三船リトル・安藤監督の家に集まって決勝をTV観戦している。
安藤(あんどう)/ 石井隆夫
三船リトルの監督で、安藤スポーツ用品店の主人。
息子・隆文(声:斎賀みつき)を猛特訓して肘(アニメでは肩)を故障させた過去を持つ。野球人口の減少で三船リトルに入る子も少なくなり、指導も思い切って出来なくなっていたが、吾郎が入ってから監督としての態度も変わり、熱意を取り戻した。横浜リトル戦ではぎっくり腰をおして横浜スタジアム(アニメでは横浜オーシャンスタジアム)に駆けつける。
吾郎が幼稚園児だった頃、一度吾郎を硬式球で練習させ、吾郎の父・茂治に怪我の可能性を指摘された(その際に息子・隆文の肘が壊れていることが明らかになった)。
アニメでは第2、第4シリーズにも登場し、三船リトルの監督を務めていた。
W杯終盤には自宅に三船リトルOBが集まって決勝をTV観戦している。

[編集] リトルリーグ編でのライバル達

[編集] 久喜リトル

上河内(かみがうち)/ はなわ
捕手。右投右打。背番号2
夏合宿で練習試合をした、久喜リトルの強打者。性格は呑気で大食漢。小森のバッティング力を素振りだけで見抜いた。アニメ第2シリーズではその後どこかの相撲部屋に入り、力士の姿でアイスを持って、ゴローという名の犬(声:鉄拳)の散歩をしているシーンがある。

[編集] 本牧リトル

岡村 一郎(おかむら いちろう)、二郎(じろう)、三郎(さぶろう)/ 竹内順子(竹内は岡村三兄弟すべて担当)
一郎、二塁手。背番号4。二郎、遊撃手。背番号6。三郎、中堅手。背番号8。右投左打(三兄弟全員)。
三つ子の三兄弟。共に広い守備範囲と高い守備技術を持ち、「ブラックトライアングル」と呼ばれている(吾郎はトライアングルを(わざと?)カスタネットと言っている)。得意の機動力野球で戦う。
1番を打つ一郎はストライクの球を確実にカット(ファール)して相手に四球を選ばせ出塁し、2番の二郎がバントや足を絡めて繋げ、3番の三郎が強打で決めるのが本牧リトルの野球である。吾郎の打席の時は毎回敬遠だったが、満塁で敬遠する事はできなかったため、勝負するも吾郎のホームランで敗北した。

[編集] 戸塚西リトル

宇沙美球太(うさみ きゅうた)/ 加藤優子
投手。左投左打。背番号1
剛速球とフォークが武器。小学6年にして、すでに最強のフォークボールを操ることができる。打撃もよく、流し打ちまでできる。起用法を巡り、父である監督と対立する。試合中、吾郎に野球ロボと言われストレートで勝負。速球に強い吾郎も空振りさせられるほどのボールを投げ込む。
宇沙美(うさみ)/ 内田直哉
球太の父で戸塚西の監督。勝つためなら息子の球太に対しても妥協しない。球太にサッカーで遊ぶのを禁止し、ゲームも野球系のものに限らせ、友達と関わるのも禁止した。決まりを破ると容赦なく球太を殴る。その方針は最終的に三船ナインだけでなく、チームメイトや観客までも敵に回し、審判からも「あなたが行っているのはスパルタでは無く恐怖政治なのでは」とまで言われる事態に。勝利第一主義から開放された球太のストレートを見て自らの過ちに気付いた。

[編集] 横浜リトル

佐藤 寿也は佐藤寿也参照

真島(まじま)/ 水沢史絵
三塁手。右投左打。背番号5
横浜リトルの4番。中学1年生。吾郎からホームランを打つ強打者。吾郎の実力と野球に対する熱意を認めている。プライドが高く、三塁手としての腕前は本物である。
江角(えすみ)/ 松本さち
投手。右投右打。背番号1
横浜リトルのエースピッチャー。カーブが最大の武器だが、バッティングセンターでカーブ打ちの練習をしていた三船リトルに攻略され打ち込まれ、初回で4点を失ってしまい、2番手の菊池に交代させられる。
菊地(きくち)
投手。右投げ。背番号10
三船リトル戦で江角に代わって登板した。自分では「10番が横浜リトルのエースナンバー」と発言してるがその真偽は不明。速球が武器だが吾郎のストレートに見慣れていた三船リトルに、軽く打たれてしまう。しかし佐藤寿也の好リードを受けてからは立ち直り、好投する。
川瀬 涼子(かわせ りょうこ)/ 遠藤久美子
投手。右投右打。背番号15
横浜リトルの女性投手。アメリカからの帰国子女。ギブソンに憧れて野球を始めたため、フォームがギブソンに似ている。ムービングファーストボールを得意とする。性格はかなりの負けず嫌いで、勝気。勝負に賭ける情熱は男に負けない。リトル時代に吾郎がほのかに想いを寄せたことのある人物。その後、埼玉県立大磯高校で男子になりすまし野球部に入部している(番外編『MINOR』より)。
原作では、リトル以降全く登場しないが、アニメでは、第2シリーズに登場し、ここでは山下高校野球部(横浜の山下町を想定していると思われる)に所属しており、規定により公式戦には出場できないため、練習試合で登板しているという設定である。第3シリーズでも、大磯国際大学の女性エースとして再登場し、久里山高校の香取対策として、綾音から頼まれ、聖秀高校のスライダー打ち練習に協力している。(原作では大河がボロボロになりながら最後まで投げ続けている)。
樫本 修一(かしもと しゅういち)/ 楠大典
横浜リトルの監督。
茂治とは幼馴染にあたり、同じリトルのチームでプレイした。元プロ野球選手(プロでは怪我などもあり、あまり活躍できなかったようである)。リトル時代、茂治にデッドボールを与え骨折させた過去がある。アニメ第3シリーズでは、茂野英毅と共に聖秀高校にコーチとして訪れる。清水大河は教え子だったようだ。

[編集] 三船東中学校

野球部員達の吾郎の呼び方

小森や清水、沢村以外のメンバーは、吾郎の改姓前に全く面識が無かったが、野球部全員が吾郎の事を「本田」と呼んでいる。これは、中学時代の野球部登録名が【本田吾郎】だった事が大きく関係していると考えられるが、小森達が改姓後もずっと「本田君」と呼んでいる為、それに影響されたとも考えられる。

大林 雅彦(おおばやし まさひこ)/ 長谷川歩
三塁手(中学校)、一塁手(高校)。右投右打。背番号5
三船東中で吾郎や小森とともにプレーした背の高い選手。元々剣道をやっていたが、小森の誘いで野球部に入部。小森を「こもリン」と呼ぶ。性格は小森以上に弱気。吾郎が入部するまではピッチャーだった。高校でも野球部に所属し、吾郎の聖秀と戦ったときには3番に出世、エンドランを決めるなど好打者に成長した姿を見せる。大学ではサークルで野球を続けている。W杯時には山根・牟田と共にアメリカに駆けつける。漫画では当初、「雅隆」という名前だった。(これは、中学での部活勧誘のシーンで分かる)
山根 義隆(やまね よしたか)/ 荻原秀樹
三塁手(〜中学校2年)、一塁手(中学校3年)、投手(高校)。左投右打。背番号3
三船東中で吾郎や小森とともにプレーした選手。2年の時、レギュラーを奪われた先輩に逆恨みされ、右ひじに再起不能の重傷を負わされてしまう(アニメでは練習試合中の事故)。それ以来野球を諦め不良になっていたが、サウスポーに転向した吾郎と出会い、同じく左投げに転向して再び野球部に復帰する。中学では遠投50メートルが限界だったが、高校ではピッチャーを務めるまでに成長。県大会では吾郎に果敢に勝負を挑んだが同点スリーランを打たれ、最後は惜敗した。大学ではサークルで野球を続けている。W杯時には牟田・大林と共にアメリカに駆けつける。
及川(おいかわ)/ 武内健
中堅手。右投右打。背番号8
三船東中で吾郎や小森とともにプレーした選手。野球部の部室を溜まり場にしていた山根の不良仲間。野球経験は乏しいが、元々運動神経はよく、足も速い。1番打者として活躍した。現在は就職して大工をしている。W杯観戦のための渡米を仕事の都合で断念した。アニメでは、会社で草野球をしているようである。
牟田(むた)/ 桐井大介
右投右打。背番号10
三船東中で吾郎や小森とともにプレーした選手。野球部の部室を溜まり場にしていた山根の不良仲間。補欠選手だが、山根に「秘密兵器」と呼ばれている事を嬉しく思い、上手く丸め込まれている一面も。宝仙中学戦では吾郎が遅刻をしたため、投手として先発した。友ノ浦中学戦では7回裏2アウトから代打出場し、ヒットを放っている(その後打線が繋がりチームはサヨナラ勝ちした)。W杯時には山根・大林と共にアメリカに駆けつける。髪型が中学時と違うせいもあってか、吾郎からは忘れられている。アニメでは及川同様会社で草野球をやっているが、そこでも(乱闘の)「秘密兵器」らしい。

[編集] 海堂学園高校

全国各地に散らばるスカウトが有望な選手ばかりをこぞって集めており、最強と謳われている野球の名門校。負けたことがあるのかどうか分からないほど強すぎる学校。作中での描写を見る限り夏春夏の3連覇くらいなら簡単にこなしている。それどころか全国大会でも信じられない点差で圧勝している。セレクション組の一人、泉祐一の『海堂でレギュラーを獲れば、プロへの道が保証されたも同然』という発言から、プロへのパイプも太いと考えられる。これまでにも大勢のプロ野球選手を輩出しているが、春の選抜や夏の甲子園での注目度や活躍の割に、海堂の卒業生からは『超一流』のプロは一人も出ていない。この事実は海堂のスタッフやコーチ陣(3軍コーチの乾、周防、スカウトの大貫 等)も認めている事で、W杯決勝戦中、海堂卒業生である眉村も認めている。モデルとなった学校は横浜高校と思われる。

レギュラー入りしていた選手でプロ入りが判明しているのはごく僅かで、それ以外の選手の足取りは不明。しかし、「みんな順当に決まって一安心ね」という、早乙女兄妹のセリフがある事から、何らかの形で進路は決まっていると考えられる。

[編集] 夢島組

三宅 陽介(みやけ ようすけ)/ 宮下道央
三塁手。右投左打。
セレクションで吾郎とともに合格し海堂高校に入学。かなり楽観的な性格の関西人。常に関西弁で喋っており、口は悪いが憎めない世渡り上手。プライドも高いが、根はいい奴。やや肩は弱いが、足の速さはトップレベル。セレクション時当初は、吾郎や寿也の事を軟式出の格下だと見下していたが、投打に渡る活躍を見せつけられて2人の実力を認めた。特待生との歓迎試合ではプッシュバントを決める。その後は一軍に昇格するも、ベンチ入りが精一杯だった様子。聖秀戦では代打として登場し、吾郎から安打を放つ。夢島組の中では、寿也に次いで吾郎の事を気にかけている描写が多い事から、吾郎に対して好意的だと考えられる。聖秀戦終盤で、吾郎が海堂を出て行った真の意図に気付き、吾郎の本質を悟った。
泉 祐一(いずみ ゆういち)/ 太田哲治
遊撃手。右投右打。
セレクションで吾郎とともに合格し海堂高校に入学。クールでドライ。あまりくよくよしない前向きな性格。小技が得意な1、2番タイプで守備は上手いがスタミナとパワー不足が課題。セレクション時当初は、吾郎や寿也の事を軟式出の格下だと見下していたが、投打に渡る活躍を見せつけられて2人の実力を認めた。その後は一軍に昇格し、レギュラーに定着。吾郎が海堂を去ってからも吾郎には好意的だった。のような目が特徴。
寺門 健一(てらかど けんいち)/ 松林大樹
投手。右投右打。
セレクションで吾郎とともに合格し海堂高校に入学。高身長から繰り出される重い球質のストレートと縦に割れるカーブを得意球とするが、守備は下手。性格は、ぶっきらぼうだが気配りのできるキャプテンタイプの大人。セレクション当初は、吾郎や寿也の事を軟式出の格下だと見下していたが、投打に渡る活躍を見せつけられて2人の実力を認めた。一時期自分の才能に疑問を抱き退部寸前までいったが、吾郎に諭され部に留まる(アニメ版では丸ごとカット)。海堂・聖秀戦をスタンドから見ていた(コレもアニメ版ではカットだった)事から、その後一軍には昇格できていないと思われるが、退部したのか残部しているのかは不明。
丸山 智(まるやま さとし)/ 白熊寛嗣
投手。右投。
推薦で海堂高校に入学。夢島組の投手の中で最も成績が良く、周防からは手塩にかけた一番の自信作と評されている。気が弱く、マニュアル野球には素直に従っている。歓迎試合では夢島組の先発を務めたが、その後は全く姿が見当たらず、一軍には昇格できていない。退部したのか残部しているのかは不明。
国分 篤(こくぶ あつし)/ 河杉貴志
二塁手。右投右打。
推薦で海堂高校に入学。明るく爽やかな熱血球児タイプ。根性はあるが、心配性な面も。小兵ながらガッツ溢れる努力家。コンパクトなスイングが持ち味で、特待生組との試合では土壇場で同点本塁打を放った。その後は一軍に昇格するも、ベンチ入りが精一杯だった様子。海堂・聖秀戦ではスクイズに失敗したレギュラーの渡嘉敷に代わって試合に出場する。吾郎には好意的だった。
児玉 憲太郎(こだま けんたろう)/ 武藤正史
三塁手、一塁手。右投左打。
推薦で海堂高校に入学。性格は、わがままかつ無気力でキレやすいが、その反面義理堅く人情もろい。夢島での地獄のような特訓に反発し、海堂を辞めようと考えていたが、吾郎の言葉に触発されて留まった。特待生組との試合にてことごとく併殺打を放ったため、「ゲッツーロボ」とあだ名される。その後は一軍に昇格するも、ベンチ入りが精一杯だった様子。海堂・聖秀戦では代打として登場(この時は、右打席に立っている)し、四球を選ぶ。関東出身の筈だが、関西弁とも取れる言葉遣いをたまにしている。
草野 秀明(くさの ひであき)/ 下山吉光
中堅手。左投左打。背番号8
推薦で海堂高校に入学。夢島組の中では総合的に実力が高く、暗闇でも外野フライをキャッチできる超人的能力の持ち主。外野手のポジションにプライドを持っており、夢島で外野手に回っていた吾郎に対して、吾郎は外野手を甘く見ていると感じ、敵視していたが、暗闇ノックに瞬く間に順応した吾郎のケタ違いの実力と野球センスを認め、その認識を改める事に。
その後は一軍に昇格し、レギュラーに定着。1番打者として活躍した。ミートやバントが上手く三振は滅多に無く、チームメイトも最後に三振した時は覚えていないという。吾郎の海堂退学後も吾郎には好意的だった。卒業後は京阪タイガース(阪神タイガースがモデルと思われる球団)に入団。
プレースタイル等からイチローがモデルと思われる(イチローは右利きであるが)

[編集] 特待生組

眉村 健 (まゆむら けん)/ 保村真
投手。右投右打。背番号1
常勝海堂が誇る、高校最強のオールマイティな剛球右腕。吾郎並みにキレのある直球に加え、多彩な変化球を投げ、打撃もプロ並みとの定評がある。ジャイロボーラー。元々少年ドッジのチームに所属していた所を、海堂スカウトの大貫にその才能を見抜かれ、海堂に入学する。海堂の環境と自らの才能があいまってメキメキと実力をつけ、中学時代に高校野球部一軍の内定を受けたほどである。地区大会で優勝し天狗になっていた吾郎を完膚なきまでに叩きのめし、吾郎が海堂にくる契機をつくる。歓迎試合で吾郎と再び対決、佐藤寿也のサヨナラホームランによりこのときは敗北。そして、3年夏の県大会で吾郎と三度激突、三振を奪われるも激戦の末勝利。最後の打席では吾郎に三振を食らい、プロで互いによいライバルになりたかったと眉村なりの最大の賛辞を送った。その後寿也らとともに甲子園を春夏連覇する。
ドラフト1位指名で横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)へ行き、1年目にチーム勝ち頭の11勝(8敗)を挙げた(防御率は3.21でリーグ5位)。ルーキーで唯一、最初からW杯日本代表に選出される。基本的にはあまり他人との接触を好まない一匹狼タイプだが、この頃から性格が今までと比べてかなり穏やかになり作品中のセリフの数もかなり増えている。そしてドミニカ戦ではリリーフとして好投し、プレッシャーに潰されそうになった日本代表の危機を救った。この試合の中で、「MAJORに挑戦している吾郎が羨ましい」と思っている描写があり、吾郎の影響で、将来的には自身もMAJORへ行きたいと思っているようだ。決勝のアメリカ戦では先発を務めるが、かつて経験したことのないプレッシャーに耐えられず、打ち込まれてしまうが寿也の一喝で冷静さをとりもどし、ピンチを凌ぐ。その後立ち直るものの、アレックスの打球が足に当たるアクシデントもあり5回で降板してしまう。
「鉄仮面」「いつもの無表情」と周囲から言われるほどの冷静さ、寡黙さであるが、本人曰く敢えてクールに振る舞い、自分にプレッシャーをかけてマウンドで開き直りやすくしていて、本当はいつも緊張しているようだ。うれしいと鼻がヒクつくらしい。クラシックを聞く理由を「緊張して、おなかがゆるくなるのをごまかす為」と答えていた。好きな曲はドヴォルザーク交響曲第9番
薬師寺(やくしじ)/ 桐井大介
三塁手。右投左打。背番号5
特待生として海堂高校に入学。二軍を経て、一軍レギュラーに定着し3番打者に。やや苦手なコースはインコース高め、外側とローボールには滅法強い。基本的には自信家で時に相手を鼻で笑うような態度も見られたが、海堂時代に夢島組vs特待生組の歓迎試合で自分達が負けた際、米倉や渡嘉敷達が吾郎達夢島組に突っかかっていくのを制し、潔く負けを認めたり、若手選抜チームと日本代表チーム戦の途中に、吾郎の態度に不信感を抱いていた寿也を上手く諭す場面等があり、精神的にもかなり大人なリーダータイプである事が伺える。実力は充分あるが、フライや三振の描写が圧倒的に多く、作中では活躍している場面が殆ど見られない。対聖秀戦でも吾郎から打ったヒットも抜け球を狙って打った1本だけである。
卒業後は東武ライオンズ(アニメでは埼玉ジャッカルズ、西武ライオンズがモデルと思われる球団)に入団し、1番打者に。
渡嘉敷(とかしき)/ 阪口大助
二塁手。右投右打。
特待生として海堂高校に入学。本来は野手であるが、夢島組との歓迎試合では投手として先発した。投手としての実力は薬師寺曰く、他校でなら間違いなくエースになれるほどだという。動体視力が抜群で、バントも朝飯前の2番。しかし聖秀戦ではスクイズに失敗。江頭の逆鱗に触れ、控えの国分と交代させられてしまう。
米倉(よねくら)/ 川上貴史
捕手。右投両打。
特待生として海堂高校に入学した捕手だが、レギュラーの座を寿也に奪われ、ブルペンで眉村の球を受けていた。大柄な体格に、色黒で坊主。渡嘉敷曰く、顔に似合わずリードは慎重らしい。二軍での月に一度の紅白試合では右打席で打っている描写もあることから右投げ両打ちであると考えられる。
大場(おおば)/ 川野剛稔
一塁手。両投右打。
特待生として海堂高校に入学。夢島組との歓迎試合では4番バッターを務める。原作では右投げの時もあれば左投げの時もある作者の書き間違えが多いキャラである。二軍を経て、一軍レギュラーに定着し、5番バッターに定着。原作ではこれと言って目立った活躍はないが、アニメ第2シリーズで海堂1軍との壮行試合中、吾郎に檄を飛ばした。
石松(いしまつ)/ 藤田圭宣
左翼手。左投左打。
特待生として海堂高校に入学。夢島組との歓迎試合では5番バッターを務める。二軍を経て、一軍レギュラーに定着。のような顔をしている。聖秀戦では攻守共に比較的活躍しているが、ボークでサヨナラのホームを踏むとき一人だけ喜び、かなり浮いていた。
矢尾板(やおいた)/ 後藤哲
右翼手。左投左打。
特待生として海堂高校に入学。盗塁成功率100%の俊足が売りだが、夢島組との歓迎試合ではキレた寿也にあっさり刺され驚愕する。二軍を経て、一軍レギュラーに定着。聖秀戦ではバント失敗の描写しかなく、活躍はない。
阿久津(あくつ)/ 谷山紀章
投手。左投左打。
特待生として海堂高校に入学。ナックルボールが武器の投手。他にもスライダーカーブを持っているようだが、ナックルボールしか投げている描写がない。ストレートはよく打たれるらしい。常に笑っているような表情をしており、口角が異様に上がっている。喋るときも口が動いていない(歯を食いしばったまま喋っている感じ)。1年生の頃から一軍に昇格していた。同じピッチャーの市原とは仲が悪い。歓迎試合ではピッチャーとしてのプライドから、マニュアルを無視してナックルを多投、結果寿也にホームランを打たれて退部になりかけたが、吾郎の一言に助けられる。マニュアル野球には渋々従っているような描写がある。中継ぎのプロ。
卒業後は広島(広島東洋カープがモデルと思われる球団)に入団。リリーフエースとして活躍しており、若手選抜にも選ばれた。50球ほどでスタミナ・握力共に限界がきて得意のナックルボールは投げられなくなる。
市原(いちはら)/ 森伸
投手。右投右打。
特待生として海堂高校に入学。技巧派で打たせて捕る、攻略しにくいタイプの巨漢投手。1年生の頃から一軍に昇格していた。同じピッチャーの阿久津とは仲が悪く、チームメイト全体からもあまり良く思われていない描写が多い。米倉曰く、彼の図太いマウンド捌きはうろたえるという事を知らない、というマウンド度胸がありながら神経質な性格で雨が降ると足元が気になるという設定であり海堂・聖秀戦では雨が降ったことでピッチングが乱調し、5回表で降板させられてしまった。
卒業後のドラフト指名が有力視されていたが、足取りは不明。

[編集] 吾郎在学時の一軍選手

千石 真人(せんごく まさと)/ 竹本英史
一塁手。左投左打。背番号3
吾郎が海堂高校に在学していた時の海堂一軍の4番。海堂史上最強スラッガーと呼ばれる。ビッグマウスで女好き。吾郎の球を初見で簡単に打ち返すほどの実力を持つ。1軍対2軍の壮行試合では吾郎と再び対決するが吾郎の球威に力負けし、センターフライに打ち取られる。
榎本 直樹(えのもと なおき)/ 櫻井孝宏
投手。右投右打。背番号1
吾郎が海堂高校に在学していた時の海堂一軍のエース。吾郎や眉村と同様のジャイロボールを始め、様々な変化球を有する。原作では壮行試合に登板していないが、アニメ第2シリーズでは試合に登板。普段は理性的だが、打ち込まれると豹変する。ちなみに、聖秀編では弟も登場している。

[編集] 監督・コーチ・スタッフ

早乙女 義治(さおとめ よしはる)
海堂野球部総監督。
かつて自分の長男・武士(声優:川島得愛 / 少年時・斎賀みつき)が試合で無理をして死んだのをきっかけに、海堂の監督に就任。マニュアル野球を指導する。劇中では名前のみで顔は出てきていない。
早乙女 静香(さおとめ しずか)/ 大原さやか
海堂2軍監督。
早乙女義治総監督の娘で、長兄・武士が海堂で無理をおして試合に出たために亡くなって以来、兄の過ちを繰り返さないために父親が作ったマニュアル野球を指導していた。だが吾郎と出会い次第に考え方を変え、次兄の泰造とともに海堂では数少ない吾郎の理解者に。吾郎の転校後も折に触れて支え、聖秀戦で泰造・伊沢と協力し江頭を失脚に追い込んだ。
早乙女 泰造(さおとめ たいぞう)/ 三宅健太
海堂2軍トレーナー。
早乙女義治総監督の次男で屈強な体格のオカマ。妹の静香が執拗に固執するマニュアル野球に対して疑問を抱いており、吾郎が意思を貫き実力を示すことで、早乙女一家と海堂を兄の死の呪縛から解き放てるかも知れないと感じ、熱心に指導する。「体を休める事も立派なトレーニング」という事を教え、短期のうちに吾郎のストレートを大幅に強化する。オカマだが、ここぞという時には強い『兄』の顔になる。
伊沢(いざわ)/ 白熊寛嗣
海堂1軍監督。
江頭に操られたお飾りの“現場監督”に過ぎなかったが、聖秀戦で早乙女兄妹と協力し江頭を失脚に追い込む(下の江頭の欄を参照)。その後、夏の甲子園で寿也らを優勝に導いた。
周防(すおう)/ 後藤哲夫
海堂夢島3軍監督。
リトルでの実績により弱小だった海堂野球部の監督に招聘され、徹底したスパルタ指導により県予選優勝までに押し上げる。しかし、その際無理をした早乙女武士を死なせてしまい、責任をとり監督を辞任。その後は夢島でマニュアル野球を指導する。現役時代は捕手を勤めており、テストで吾郎の球を受けたこともある。口は悪いが吾郎には好意的であった。
乾(いぬい)/ 高瀬右光
海堂夢島3軍コーチ。
かつての周防の教え子の一人で、元海堂の4番。海堂のマニュアル野球では甲子園で優勝したりプロ野球でそこそこの位置につけることはできても、真に人々を感動させるような選手は育てられないとその限界をいち早く察していた。吾郎の才能を認めており、吾郎に「怪物」になりたいのなら「野球マシン」を生産するような海堂のマニュアルは合っておらず他校に転校するよう勧めたり、適性検査の結果を周防に無断で総監督(実際には全権を掌握していた江頭)に報告してテストをやり直させたりした。早くから吾郎に好意的であった。
江頭 哲文(えがしら てつふみ)/ 中村大樹
海堂の野球部長で、1軍のチーフマネージャー(アニメでは野球部長の設定はなく、チーフマネージャーのみ)
元経営コンサルタントで理事長から部内改革を任され、野球部の実権を握る。選手を学校の広告塔として利用することで自らの存在価値をアピールしようとしており、吾郎の生い立ちとそのスター性に目をつける。吾郎が転校するとその事を逆恨みし、吾郎が転校する学校に圧力をかけ入学を拒否させたり、練習試合で選手を脅し吾郎の足をスパイクで踏ませる等、数々の汚い手を使い吾郎を妨害するが、早乙女兄妹の内偵で試合中のベンチでの醜態(吾郎の怪我は自分が企てたものであることをベンチで暴露したが、そこには伊沢の携帯電話が通話中の状態でセットされていた)が理事長の知るところとなり失脚。吾郎は彼の事を「とっつぁんぼうや」と呼んでいる。
大貫 明(おおぬき あきら)/ 廣田行生
海堂の敏腕スカウト。吾郎や眉村の才能を見抜きスカウトする。また面倒見が良く、自分がスカウトした選手に小遣いを渡したり、試合の応援に行くこともある。吾郎曰く「ヒゲゴリラ」。アニメでは高校時代に吾郎の実父・茂治と対決しているらしい。吾郎を海堂に勧誘した際も、次期エース候補としてのほかに、野球好きのオヤジの1人として成長を見守りたいという気持ちもあった。吾郎が夢島で奮闘する姿を見て乾同様、海堂のマニュアル野球には理解を示しているものの、それは吾郎には合っていないことを確信する。最終的には周防や乾同様、折に触れ吾郎のことを気にかけていたようである。
田尾(たお)/ 古屋貴史
海堂2軍スタッフ。歓迎試合、壮行試合では主審を務めた。

[編集] 聖秀学院高校

清水 大河(しみず たいが)/ 朴璐美
遊撃手 → 投手 → 右翼手(2年山本が久里山高校戦9回にて手を骨折以降)。右投左打。背番号6 → 背番号1 → 背番号10 → 背番号9(アニメでは背番号6 → 背番号1)。
清水薫の2歳下の弟。横浜リトル・シニアで5年間レギュラーを張った、攻守に天才肌のセンスの持ち主。吾郎が聖秀に野球部を作ったことを姉に知らされ、名門の誘いを蹴って入学してくる。自己中心的で他力本願な面があったため、吾郎が海堂2軍との練習試合で足を怪我したとき、なんの躊躇もなく野球部をやめてしまうが、姉からの叱咤で野球部に戻る(この時点ではチームメイトのことを仲間とも何とも思っていなかった)。吾郎の不屈の闘志と、他の部員のサポートに触発されて、チームの一員であることを自覚。大会前に吾郎の代わりに投手を務めると自分から言い出し、練習していくうちに1ヶ月でカーブまで投げられるようになった。夏の大会では利き手に怪我を負いながらも奮闘する。
吾郎らがチームを卒業した後、キャプテンを任されるが、「自分では吾郎が所属していた時以上の結果は残せない」と悩んでいた。しかし、他ならぬ吾郎から「お前はお前のチームを作ればいい」と諭されてからは、キャプテンとしてチームをまとめている。
姉と吾郎の関係がなかなか進展しないのを見兼ね、要所で2人の背中を押す“キューピッド”としての一面も。
又、アニメでは第1シリーズで顔を見せ、姉の頑張りにより、野球に興味を示す場面がさりげなく出てくる。第3シリーズでは、海堂の特待生枠を打診されながらも聖秀に来たことも明かされ、異性に関しては年下にしか興味がないと自称している。(しかし、第4シリーズでは同級生で同じクラス・野球部マネージャーの鈴木綾音とはお互いを意識しあう仲になりつつある。)また、リトル時代に「自分もこんな選手になりたい」と寿也に憧れを抱いていた。(これらの描写は原作では一切描かれていないので、アニメオリジナルエピソードであると考えられる)。吾郎以外のチームメイトは大河のことを原作では清水と呼んでいるが、アニメでは大河と呼んでいる。アニメでは、新入生が入ってから、自分の本来のポジションであるショートに専念しているようである。新入生の渋谷とは何かと衝突していたが、渋谷と以前の自分が似ていることに気付き、過去の吾郎と同じにように渋谷を叱咤し、2回戦を勝ち抜いた。自身もキャプテンとして一皮むけることができたようである。
田代(たしろ)/ 森訓久
捕手。右投右打。背番号2
過去に本牧リトル・シニアで捕手として働き、4番を打っていた実力者。会社を経営する父親の反対で野球を止めさせられ聖秀に入学。その反動で野球を毛嫌いしていたが、無理やり引っ張り出された練習試合で吾郎と藤井に刺激され、再び野球を始めた後は熱血漢の素顔を取り戻す。2年のブランクがあり、自身の鈍りを嘆いていたが、シニアでレギュラーを張っていただけあり、悟郎の球をしっかりと見て捕る等、過去の実力の片鱗を見せる。県大会では陽花学園戦で逆転満塁ホームラン、久里山戦でも逆転ホームランを打つなど、勝負強い打撃を見せた。海堂戦では吾郎の怪我を気遣ってか寿也相手に敬遠策を取ろうとするが、打席に立った寿也から「自分ならそんなリードはしない」と非難される。これは寿也のハッタリで心理作戦だったが、これにより逃げ腰のリードをやめ結果的にはバッテリーの強化につながる。
一浪したあと大学に進学。アニメでは浪人中に、1年生エース渋谷の「一人で勝ってみせる」という傲慢な態度に怒り、「野球をなめるな」と怒鳴りつけた。W杯では藤井と共にアメリカへ駆けつける。
藤井(ふじい)/ 草尾毅
二塁手、捕手。右投右打。背番号4
何をやっても中途半端で、怠惰な高校生活を送っていたナンパ男。清水薫に惚れていた。野球経験はほとんどなかったが、薫にいいところを見せようと野球部新設を目指した吾郎と勝負し完敗。その吾郎に触発され、最後まであきらめずにやっていけると感じて入部第1号となった。普段は野球は上手くなくエラーも多いが、海堂2軍との練習試合では本塁打(アニメではキャッチャーフライに変更される)、県大会ではナックルボーラー・阿久津からタイムリーを打つ(デタラメな変化をするナックルだが、藤井のスイング自体がデタラメなため、結果としてバッチリと合ってしまった)など意外性の持ち主。アニメでは母親が登場。
一浪したあと大学に進学。W杯では田代と共にアメリカへ駆けつける。
内山(うちやま)/ 保志総一朗
三塁手。右投右打。背番号5
現在は太っているが、中学まではバスケ部に所属し痩せていたらしく意外に運動神経がよい。手先も器用。家庭の事情で弟と妹の面倒を見なければならず当初は入部を渋っていたが、吾郎の熱意にほだされ入部を決意。2番でつなぎのプレーを見せる。(久理山戦では5番を打つ)持ち前の器用さでバント等の小技が上手い。大学には進学したようである。
宮崎(みやざき)/ 羽多野渉
一塁手。右投右打。背番号3
長身・痩せ型の運動音痴。子供の頃は下手なりにスポーツを楽しんでいたが、体育会系の人間のせいでスポーツ嫌いになり、運動に対して強いコンプレックスを持っていた。しかし、今まで自分が見てきた体育会系の人間とは全然違ったタイプの吾郎の熱意に根負けして入部。努力を重ねて、陽花学園戦では起死回生の2点適時打を放つ。また、三船戦ではファールで粘り四球で出塁、海堂戦でも市原からヒットを放ち、貴重な1点を返すきっかけを作った。卒業後は、大学に進学したようである。
野口(のぐち)/ 太田哲治
右翼手 → 左翼手(2年山本が久里山高校戦9回にて手を骨折以降)。右投右打。背番号9 → 背番号7(アニメでは背番号9)。
吾郎の1級下の野球部員。通称「謎の伏兵」。当初から野球部入部には前向きだった、三船戦では5回表2アウト2塁の状態で、なんとか次につなげようとし、デットボールで出塁、海堂戦では阿久津からヒットを打ち、勝ち越しになるホームインを決めるなど、奇跡的な活躍をみせ、同級性3人の中では一番活躍した。
高橋(たかはし)/ 柿原徹也
中堅手。右投右打。背番号8
吾郎の1級下の野球部員。ノッポ。同級生の3人の中では一番足が速いため、ポジションはセンタ-である。大林のライナー性の打球を、長身を生かしてセンターライナーに終わらせた。
山本(やまもと)/ 松林大樹
左翼手。右投右打。背番号7 → 背番号10(アニメでは背番号7)。
吾郎の1級下の野球部員。出っ歯で天然パーマ。久里山高校戦の9回に何とか出塁しようとバントを試みるが失敗し、自分の手にボールを当ててしまい骨折。しかし、これがチームの勝利につながった(ちなみに、吾郎在学時の部員の中で、唯一公式戦で一度も塁に出塁したことがない、アニメ第4シリーズ聖秀対帝人では出塁している)。
服部(はっとり)/ 逢坂力
遊撃手。右投左打。背番号6(アニメ第4シリーズでは4)
吾郎の2級下の野球部員。元陸上部で運動神経が良く、足も速い。貴重な戦力。久里山戦では4番だった。アニメでは、新入生入学後は大河がショートに復帰したことに伴い、セカンドにコンバートし、打順も2番になった。
山田 一郎(やまだ いちろう)/ 堀内賢雄
聖秀野球部監督。日本に帰化した米ミネソタ州出身の英語教師。旧名はスティーブ・ティモシー。
野球の指導経験はないが、1人で海堂に立ち向かおうとする吾郎に対して数々の試練を与えて、部員達との連帯感、チームワークを作らせた。吾郎のことを「ノゴロー君」と呼んでいる(「茂野吾郎」を「しげ・のごろー」と呼んだため)。生徒からは「山ちゃん」と呼ばれている。
中村 美保(なかむら みほ)/ 植田佳奈
聖秀のマネージャーで、今時の茶髪ギャル系女子高生。
編入してきた吾郎に一目惚れし、野球部の押し掛けマネージャーに。巨乳。原作ではあまり会話がないが、アニメでは多い。アニメでは両親も登場した。藤井とは浅からぬ因縁があり、小学校時代に陸上競技をしていて市内記録を持っていたが小学校6年生のある日、階段で走って来た藤井と出会い頭にぶつかり、階段から転落大腿骨を骨折。陸上を引退せざるを得なかった。このことをずっと根に持っていたが、野球を通じて変わっていく藤井を見てだんだんと惹かれていく。アニメでは大学進学後、陸上部に入ったようである。
渋谷(しぶや)/ 豊永利行
投手。右投右打。背番号1
吾郎たちが卒業した後に入学してきた新入生。海堂戦での吾郎に憧れて、名門の推薦を蹴って入学してきた。1年生ながら4番でエースを張る程の実力者で、最速145キロの速球を投げる。大河と同じで、典型的な天才タイプ。吾郎の事を誤解しており、始めは「自分一人で勝つ」と息巻いていたが、OBの田代に怒鳴りつけられて、改心する。

[編集] 聖秀学院高校編でのライバル達

[編集] 久里山高校

香取(かとり)/ 川田紳司
投手。右投右打。
オカマ。海堂セレクション最終選考のミニゲームで佐藤寿也にホームランを打たれて敗れるが、唐沢とともに久里山高校に進み「平成のKKコンビ」とまで呼ばれるほどに。高速スライダーには絶対の自信を持つ。変化球もさることながら速球のキレもよく、制球も抜群。打撃も4割の打率を誇る巧打者である。県予選4回戦で聖秀と対戦。吾郎への雪辱に燃え、9回2死までパーフェクトに抑えるが、わずかなほころびから吾郎・田代に連続本塁打を浴びて逆転負け。海堂・聖秀戦は唐沢と共にスタンドから観戦していた。
卒業後はプロ入りし神宮(東京ヤクルトスワローズがモデルと思われる球団)で1年目から先発ローテの一角に食い込み9勝を上げる。若手選抜にも選出されるが、日本代表には滅多打ちにあう。
唐沢(からさわ)/ 下山吉光
捕手。右投左打。
海堂セレクション最終選考のミニゲームで佐藤寿也にホームランを打たれて敗れた。その後は香取とともに久里山高校に進み「平成のKKコンビ」とまで呼ばれるほどになった。神奈川屈指のスラッガーにまで成長し、甘く入った吾郎の球を完璧に捉え、ネットまで届くホームランを放つ。捕手の才能もあり吾郎を高速スライダー狙いと見破った。だが、大河の抜群なセンスと吾郎の大胆な作戦を予測しておらず最終回に3点を失い敗れる。海堂・聖秀戦は香取と共にスタンドから観戦していた。
卒業後はプロ入りし、中京(中日ドラゴンズがモデルと思われる球団)では6番打者に。一塁手として若手選抜にも選出されるが、吾郎は香取と唐沢がプロ入りしていることを知らなかった。
多岐川(たきがわ)/ 吉野裕行
遊撃手。右投右打。
持久力に欠け、海堂セレクションで吾郎にPK戦で敗れる。香取・唐沢とともに久里山高校に進み、県予選4回戦で聖秀と対戦し敗れた。ただのセカンドゴロでもセーフになれるほどの俊足の持ち主。自らのことを「平塚のタッキー」「多岐川様」と呼ぶ。

[編集] マイナーリーグ

[編集] テキサスレイダース/オクラホマファルコンズ

ジョー・ギブソンJr. / 浪川大輔(幼少期:木村亜希子
三塁手。右投両打。背番号1
ジョー・ギブソンの息子。小さい頃、父親の移籍に伴い家族で日本に住んでいた(なので、日本語で会話できる)が、母親が日本での生活になじめず、茂治の死をきっかけに日本で投げつづける父親と離婚。Jrは父親と日本で、妹は母親とアメリカで別々に暮らすが、母親と妹は交通事故死してしまう。それ以来家族が離れ離れになる原因を作った父親と茂治を憎んでいた。吾郎が茂治の息子だとわかると色々と因縁をつけてきたが、対戦するうちに自身の父親・ギブソンと、吾郎の実父・茂治の本当の姿を理解して吾郎と和睦する。
野球センスは父親ゆずり。もともとは左打だったが、高校時代に左投手の変化球に対応する為、両打ちになった。また、変化球をほとんど使わない吾郎に対しては、打力の優れる左打席に立つ。W杯ではチーム1の打率を残しており、決勝では吾郎からサヨナラ満塁ホームランを打っている。また、吾郎へのリベンジの為にバットをアオダモ製にするなど努力を惜しまない。

[編集] アナハイムサーモンズ/クーガーズ

八木沼 隼人(やぎぬま はやと)/ 鈴村健一
遊撃手。右投右打。
関東大学3年の21歳。空港で置き引きにあった吾郎を助け、共にサーモンズのトライアウトを受けて合格する。シングルAにまで昇格したが、故障もあって結果が残せず解雇され日本に戻る。吾郎は「ぎぬまっち」と呼んでいる。アニメでは聖秀編にも登場。
ヒルベルト・サンチェス / 小山剛志
投手。右投右打。
吾郎がトライアウトを受け入団したサーモンズのエース。若い頃は吾郎と同じく速球派だったが、力の衰えた今は習得した抜群の制球力を駆使する。過去に2度サイ・ヤング賞を獲得したこともあり、W杯ベネズエラ代表にも選出される。サーモンズのチームメイトからは「暴れ馬」と呼ばれ、吾郎と乱闘騒動を起こしたりする。吾郎がサーモンズを解雇されたときはアドバイスをし、吾郎が自らのピッチングの方向性を確立するきっかけとなった。
W杯ではモンタナと共にベネズエラの先発陣の軸として活躍。日本戦でも先発し好投。韓国戦では連投規定によって登板できないクローザー、バレンズエラに変わって9回を締めた。
キャラクターのモデルはかつて巨人に在籍したルイス・サンチェ
フォックス/三宅健太
捕手。右投右打。背番号22
メジャーとマイナーを行ったりきたりのブルペン捕手。片言ながら日本語が話せ、吾郎の通訳をした。吾郎にマイナーリーグの厳しさを教えた人物でもある。
ボルトン/ 宗矢樹頼
左翼手。右投右打。
サーモンズの主砲。「ビッグキャノン」の異名を持ち、トライアウトで天狗になっていた吾郎からホームランを叩き込み、メジャーの洗礼を浴びせた(しかし、その時ボルトンはバットを折られていた)。その後は出番がなかったが、W杯ではアメリカ代表の5番を張っている。その際に吾郎と再会し、三振を奪われ、見事にリベンジされた。モデルはトッド・ヘルトン(もっともヘルトンは左打ちで、作中のボルトンは右打ちであるが)

[編集] インディアナホーネッツ/メンフィスバッツ

サンダース / 石井康嗣
捕手。右投右打。背番号8
3Aメンフィスバッツで長年正捕手を務める34歳のベテラン。虎ヒゲが特徴であだ名は「軍曹」。メジャー昇格経験がなく引退も考えていたが、吾郎の熱意にほだされ奮起。ガッツを前面に出した守備とパンチ力のある打撃で吾郎の盟友とも言える存在になり、3A優勝に大きく貢献する。しかし翌年の自主トレ時に古傷を故障してしまい、引退を余儀なくされた。今はホーネッツの球団職員兼ブルペン捕手をしている。妻のジェシカと、息子のマシューがいる。
バトラー / 中國卓郎
三塁手。右投右打。背番号1
バッツの3番打者。集中力をかき緩慢な守備をした際、日本語で口撃した吾郎に対し、「待ちやがれ、イエロー!」と発言するなど気性は荒い。中型砲と思われる。吾郎に感化され優勝をめざす。
ジェフ・キーン / 森川智之
捕手。右投左打。背番号7
ドラフト1位のルーキーで、1年で2Aから3Aバッツに昇格してきたエリート。当然、球団の期待は高く、サンダースから正捕手の座を奪うと沈着冷静なリードと強肩強打でチームの柱になり、ロースター枠でメジャー昇格を果たす。吾郎とは頻繁に衝突するものの、吾郎がサンダースの引退を翻意させようと張り巡らせた策に手を貸したり、渡米した清水薫のエンストを治すなど、根はいい奴。アニメでは、彼がデータ主義の野球にこだわる理由が述べられている。
ロイ / 羽多野渉
遊撃手。右投左打。背番号4
バッツの1番打者。打撃が得意で、かなりの俊足。後にホーネッツに昇格。
ケロッグ / 加藤寛規
二塁手。右投右打。背番号2
バッツの2番打者。ロイのホーネッツ昇格後は、1番打者として活躍。色黒の選手。
ダンストン / 金光宣明
外野手。右投右打。背番号13
バッツの4番打者。後にホーネッツに昇格した。他のメンバーより年上の印象。
カーター / 浦山迅
3Aメンフィスバッツの監督。チームの優勝にはこだわっていなかったが、吾郎やサンダースに感化され本気で目指すようになる。
陣内 アリス(じんない ありす)/ 榎本温子
3Aメンフィスバッツのオーナー代行。日系企業に勤める日本人の父・新司(飛田展男)とアメリカ人の母・マリー(田中敦子)を持つ。アメリカ人の祖父がバッツのオーナーだったが体調を崩した後を継ぐ。年若い女性ながら、資金力に乏しいバッツを熱意で切り盛り。サーモンズを解雇された吾郎をクローザーとして採用する。ホームゲームでは自らコウモリのコスプレをして盛り上げる。

[編集] W杯日本代表

[編集] 野手

鈴木 コジロー(すずき こじろー)
シアトル・シーガルズに在籍する俊足巧打好守の現役メジャーリーガー。練習試合などでの吾郎との勝負で実力を見抜き、代表入りを強く推薦する。W杯本戦では1番打者として攻守の要となり活躍し、ここぞと言う場面での好守が光っている。モデルはイチロー
松尾(まつお)
ニューヨーク・タイタンズに所属し、長打力をメジャーでも存分に発揮している日本代表の4番打者。若手選抜との試合で吾郎に芯で捕らえながら屈辱の外野フライに打ち取られたことにより吾郎に一目置く。コジローとともに吾郎の代表入りを推薦する。W杯本戦でもその高い長打力を発揮し主砲として活躍。モデルは松井秀喜。ちなみに吾郎が幼少時代・海堂時代にテレビの中で「松居」という松井をモデルにしたキャラがいたが、漫画の中の時代や年齢で矛盾が生じてしまうため、「松尾」にしたのだと思われる。アニメでは、「板尾」(いたお)という名前になっている。
堂島(どうじま)
日本代表の正捕手として登録されたが、怪我で早々に戦線離脱。しかしキューバ戦に代打で復帰し、同点の犠牲フライを放つ。決勝のアメリカ戦ではDHで出場。モデルは城島健司
三田村(みたむら)
日本代表の5番打者。W杯前半ではコジロー、松尾らの作ったチャンスで回ってくることが多かったが、6番の寿也と勝負するのが安全と判断した相手チームにことごとく敬遠された(しかし実際はその寿也が打ちまくってしまい、敬遠策は毎回裏目に出る)。だが準決勝以降はキューバ戦で2安打2得点(全得点)、決勝のアメリカ戦では初回に2ランホームランを放つなど活躍中。モデルは多村仁
樋口(ひぐち)
日本代表の2番打者。セカンドを守る。モデルは井口資仁
岩岡(いわおか)
日本代表のサード。モデルは岩村明憲今岡誠の合体と思われる。ただし、W杯前の頃は、今岡がモデルのような顔をしているが、ベネズエラ戦くらいから岩村のような顔付きになっている。また左打ちの描写があるため、おそらく今では、岩村がモデルとなっている。
木端(きばた)
日本代表のショート。ドミニカ戦では逆転の口火を切るバントヒットを決める。モデルは井端弘和
光中(みつなか)
日本代表の3番打者。モデルは松中信彦。ちなみに現実の松中は左投げであるが、この光中は右投げである。
吹留(ふきどめ)
日本代表。W杯前は5番を打っていたが、ドミニカ戦ではラストバッター。モデルは福留孝介。ちなみに初期に出てきてからほとんど登場機会がなかったが、ドミニカ戦で出た際、W杯前とは顔つきが全く違っていた。
谷本(たにもと)
日本代表の第3の捕手。モデルはおそらく谷繁元信。堂島や佐藤より肩が弱く(実際の谷繁は、強肩である)、打撃も今一つなのでいまだ出番はない。3巻に横浜マリンスターズの8番で、谷茂という選手がいるが、おそらく松尾と同じ理由で変更した物だと思われる。
青星(あおほし)
日本代表の外野手。ベネズエラ戦で9番センターでスタメンだったが、堂島の怪我でピッチャーが9番に入り、打席にたたない内に交代してしまった。モデルはおそらく赤星憲広青木宣親と赤星憲広が混ざっているように感じられるが、沖縄での練習試合の時に若手選抜に青井(おそらく青木)がいたのでこれはおそらく赤星だけと考えられる。
笠原(かさはら)
日本代表のファースト。モデルは小笠原道大。強打を誇るが日本代表では、8番を打っていた。w杯では、活躍なし。

[編集] 投手

野呂(のろ)
日本人メジャーリーガーのパイオニア的存在であり、今なお現役のメジャーリーガー。吾郎の握力の強さを知り、フォークボール(ジャイロフォーク)を伝授。しかし故障で代表を離脱し、その代替として吾郎が代表に選ばれる。決勝のアメリカ戦ではテレビ中継の解説を務める。モデルは野茂英雄
松若(まつわか)
メジャーでも通用するといわれる日本代表のエース。だが吾郎はその存在を知らなかったらしい。W杯ではあまり目立った活躍はできず、2次リーグ突破をかけた大一番のドミニカ戦でも5回までは好投したが6回にあっさり捕まる。モデルは松坂大輔
岩井(いわい)
日本代表。メジャーリーガーの左腕。キューバ戦に先発し、7回途中まで1失点に抑えた。モデルは石井一久
上平(うえひら)/白石充
日本代表。東京シャイアンズ(アニメでは東京ウォリアーズ)に所属するエース。W杯では韓国戦では7回までを無失点に抑えた。決勝のアメリカ戦では先発予定だったが寝違いのため眉村にマウンドを譲った。アニメでは「かみひら」と読み方が違う。モデルは上原浩治
黒場(くろば)
日本代表。W杯では地味だが、リリーフで活躍している。松若や渡部がベネズエラ戦で滅多打ちにあいながら、この黒場は粘りのピッチングで無失点に抑えた。モデルは黒田博樹
渡部(わたべ)
日本代表の下手投げ投手。ベネズエラ戦で登板したが、相手打線の勢いを止められなかった。アメリカ戦にも4番手としてマウンドに上がり、こちらは無失点にきりぬけた。モデルは渡辺俊介
小和田(こわだ)
日本代表の左投げ投手。ドミニカ戦で松若のあとを継いで登板したが、一発を浴びピンチをつくってあえなく降板。モデルは和田毅
天童 辰夫(てんどう たつお)
大阪ブルズで18年間クローザーを勤めてきた投手で、日本代表の大木監督とは師弟関係にある。球団の反対や、低迷するブルズの数少ないスター選手ということから、メジャーリーグ行きをあきらめた経緯をもつ。W杯で無理をおして出場し、ひじの故障を手術しなければいけないほどまでに悪化させてしまう。

[編集] 監督・コーチ

大木 明(おおき あきら)
ワールドカップ(W杯)日本代表監督。大阪ブルズ(大阪近鉄バファローズがモデルと思われる球団)を長年率いた日本を代表する知将で、選手との信頼関係に裏打ちされた冷静な采配が特徴。試合などではいつもサングラスを着用している。やわらかい関西弁を話す。モデルは故仰木彬
徳山(とくやま)
ワールドカップ(W杯)日本代表コーチ。吾郎の若手選抜入りを少し批判した。若手選抜監督。吾郎のジャイロフォークの落ちる位置など、見分けられないコーチ。

[編集] 各国代表

[編集] ベネズエラ

シルヴァ
走攻守三拍子そろったメジャーリーガー。W杯ベネズエラ代表。性格は傲慢で日本を格下のチームとして見下した態度をとっていたが、2次予選で吾郎の前に2打席連続三振を喫す。決勝戦での吾郎へのリベンジを誓うも、準決勝でアメリカに敗退。ドミニカ戦で決勝点となるツーランホームラン、さらにアメリカ戦でもツーランを放つなど、W杯では長打力が目立っている。女性はラテン系よりもアジア系が好みらしく、清水をナンパしていた。
バレンズエラ
ベネズエラ代表のクローザー。メジャーを代表する抑え投手だが、好投したのは予選のドミニカ戦のみ。日本戦では佐藤に逆転満塁ホームランを食らい、準決勝のアメリカ戦でもバーンズにグランドスラムを被弾。モデルはフェルナンド・バレンズエラフランシスコ・ロドリゲスの合体と思われる。
モンタナ
ベネズエラ代表のエース。メジャーでも屈指の実力を誇るサウスポーで、ドミニカ・アメリカ戦の2試合に先発し、強力打線を相手に失点0の快投乱麻を演じた。しかし、バレンズエラの乱調で決勝進出を逃してしまう。モデルはヨハン・サンタナ

[編集] 韓国

安 清源(アン セイゲン)
韓国代表のエース。メジャーで16勝を挙げ「コリアンロケット」の異名を持つ。当初「日本楽勝」発言をしていたが、2次リーグの日本戦で佐藤寿也に本塁打を浴び、敗れる。モデルはおそらく郭泰源(郭は台湾人)か、韓国人初のメジャーリーガー朴賛浩だろうと思われる。
イ・スンナム
韓国代表の代打。東京シャイアンズ(アニメでは東京ウォリアーズ)に所属し、日本での知名度も高い右の大砲。日本戦でペ・サンジュンに代わって出場した。まっすぐには滅法強く、吾郎のストレートを狙っていたが、寿也の裏をかくリードで三振する。モデルは李承燁。アニメでは右投左打。背番号26。

[編集] ドミニカ

ゲレーラ
強打が武器のメジャーリーガーで、強豪・ドミニカ共和国の主砲。W杯ドミニカ代表の4番を張り、日本戦でもホームランを放った。モデルはブラディミール・ゲレーロ
ピドロマルチネス
ドミニカのエース。日本戦に登板し途中まで好投するが、終盤に打ち込まれ降板する。モデルはペドロ・マルティネス

[編集] キューバ

ブラーボ
キューバの国内リーグで最近頭角を現し始めたルーキーのサウスポー。スライダー気味のカーブ、大きな変化のカーブ、縦に割れるカーブの三種類のカーブを持つ。ケガから復帰初戦の日本戦では好投するも、終盤に三田村、佐藤、堂島ら右打者に攻略されKOされてしまった。
メーデン
キューバ代表の1番打者。初回は持ち前の俊足で先制をするきっかけを作った。が、後にリードが大きいところを寿也から刺される。

[編集] アメリカ

バーンズ
アメリカ代表の4番打者。キューバ戦で決勝のツーランホームラン、準決勝のベネズエラ戦でも勝ち越しのグランドスラムを放つ。決勝の日本戦では、吾郎に空振り三振を喫する。モデルはバリー・ボンズ。ちなみに6巻でバリー・ボーンズという選手が出てくるが、これも松尾や谷本らと同じ理由で変更したものと思われる。
アレックス・ゴンザレス
アメリカ代表の中軸選手。右投右打。三塁手。コスタリカからの移民でアメリカは第二の祖国という感覚しかなく、国や民族の誇りをかけて戦うという精神に対して理解に苦しんでいる。またW杯を歴史も権威もない、調整だけの大会ととらえ、攻守に怠慢なプレーが目立っていた(これはアメリカ代表全員に言えることでもあった)。さらに他のレギュラー陣がギブソンに一喝された後もやる気のないプレーを続け、チーム内で浮いた存在になりつつあったが日本戦の試合中、ギブソンが心臓の病を隠したまま、母国の威信のために命を懸けて戦っていたことを知り改心する。モデルはアレックス・ロドリゲス。日本代表の松尾とは、ニューヨーク・タイタンズでのチームメイトである。
ボルテック
アメリカ代表の正捕手。準決勝で味方投手のワイルドピッチを止められず、ギブソンから喝を入れられる。その後は急遽登板したギブソンの肩を温めさせたり、バレンズエラからタイムリーを打つなど活躍。決勝でも眉村からタイムリーを放ち、9番打者だが主砲級の打撃を見せている。モデルはジェイソン・バリテック
シーザー
アメリカ代表の2番打者。右投右打。遊撃手。ベネズエラ戦でギブソンに喝を入れられた後、ボーラの当たりのよいショートライナーをファインプレーでキャッチし三塁ランナーを補殺している。モデルはデレク・ジーター。アレックスと松尾と同じニューヨーク・タイタンズ所属で松尾と会話しているシーンがある。
ヘリング
W杯アメリカ代表監督。各チームから預かった選手のプライドを配慮し、采配も遠慮がちになっていた。ギブソンの心臓の病を知ってマウンドに立たせまいとするが、彼の鬼気迫る熱意に負け、ベネズエラ戦・日本戦の舞台に送り出す。みんなからはボスと呼ばれている。

[編集] その他の登場人物

日下部(くさかべ)/ 遠近孝一
ジョー・ギブソンの通訳で、彼の不遜な発言を当り障りのないものに変えて取り繕ったりしていた。その後高校卒業直前の吾郎の元を訪れ、ギブソンがメジャーで待っている旨を伝える。
鈴木 綾音(すずき あやね)/ 茅原実里
吾郎のライバル・寿也の通う友ノ浦中学校の1年生。原作では、中学編以降一切、登場しない。野球のことは全くと言っていいほど知らないが、学校での抜き打ち検査でたまごっちを没収され、それを寿也が密かに取りかえしてくれたので(アニメでは階段から落ちそうになったところを寿也に助けてもらう)、以来彼に憧れて野球部のマネージャーになった。作者曰く大人しい性格ゆえに機能しなかったキャラクター。しかし、アニメでは出番が多く、聖秀に入学しアニメ第3、第4シリーズでは大河のクラスメートであり聖秀マネージャーとして登場する。(アニメ第3、第4シリーズからはおさげだったが、ストレートのロングヘアになっていた。)アニメでは大河とお互いに意識しあう仲になりつつある。
蒲田(かまた)
聖秀高校との練習試合に出場した海堂高校の1軍当落線上の2軍選手(吾郎より1級下の後輩にあたる)。試合前に江頭に吾郎に怪我をさせるよう持ちかけられる。最初はそんなことはできないと断ったが江頭に「他の1軍当落線上の選手に頼むだけ」、「夢島から頑張ってきたのに最後はスタンド応援組」などと脅され、意地でも1軍に残りたいという思いから吾郎の足を怪我させてしまう。彼はこの行為を激しく後悔し野球部を退部。その後海堂高校の理事長に江頭の悪事を告発した。
桂木(かつらぎ)/ 川上貴史
横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)のスカウト。現役時代は本田茂治や茂野英毅と同僚であった。吾郎の素質を高く評価し獲得を目指すが、編成部の上司は否定的な意見だった。しかし、同じスカウトの米田チーフに助言を受け、吾郎獲得に向け奔走する。
米田(よねだ)/ 赤城進
横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)のチーフスカウト。編成部の上司の反対で吾郎獲得をあきらめかけた桂木に助言を与えた。桂木と同様に吾郎の素質を高く評価している。
佐藤 美穂(さとう みほ)
W杯で佐藤寿也を応援するために渡米し、偶然清水薫に出会う。当初、清水の前では小野寺和香という偽名を使っていたが、実は佐藤寿也が小学生時代に生き別れた3つ下の実の妹。清水から相談にのってもらってた時、偶然、寿也と再会を果たしたことがきっかけで寿也がトラウマを引き起こして倒れてしまい、責任を感じて日本へ帰ろうとするが、寿也や吾郎、清水から引き留められた。ドミニカ、キューバ、アメリカ戦でも清水と共に観戦し、日本、そして寿也の応援をし続けている。
オリバー
イップスになったと思われた吾郎を診察した心理療法士。片田舎に妻と犬のマグワイアと住んでいる。治療の過程で、吾郎の不調の原因はW杯で打たれた事ではなく、ギブソンという「偉大な目標」が失われた事で野球へのモチベーションが無くなったからだと分析した。


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