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銀河鉄道999 - Wikipedia

銀河鉄道999

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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銀河鉄道999』(ぎんがてつどうスリーナイン)は、松本零士作のSF漫画、およびそれを原作とした、テレビアニメ番組、アニメ映画である。

この記事は、下記のページに内容を分割しています。このテーマに関する情報については、それぞれのページをご参照ください。

目次

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


舞台は、銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界(TVアニメ版では第1話冒頭のナレーションで西暦2221年と設定)。宇宙の多くの裕福な人々は「機械の身体」に魂を移し替えて機械化人となり(極端なサイボーグ化)永遠の生を謳歌していたが、貧しい人々は機械の身体を手に入れることが出来ないばかりか、機械化人の慰み者として迫害されていた。そんな中、無料で「機械の身体」をくれるという星を目指して、主人公の星野鉄郎が謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込む。

[編集] 概要

全体的に寓話性や教訓性がやや強いものの、物語や登場人物の印象的な描写によって多くのファンを得た。物語の枠組みは宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に登場する銀河鉄道を元にしているが、列車や運行システムの細部は日本の旧国鉄をモデルとしている。松本自身が『銀河鉄道の夜』と、SLに乗って東京へ行った青春時代の体験が元になっていることを述べている。

元は『宇宙海賊キャプテンハーロック』と共にアニメの企画であった。アニメ化が実現に至らず、やむなくそれぞれ漫画連載していたところ、松本零士も関わった『宇宙戦艦ヤマト』のブームが到来。両作品ともテレビアニメ化された。[1]同時期に『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』もテレビ放映されている。本作も大ヒットしてアニメブームの原点を確実なものとし、また1980年代初めの松本零士ブームをも巻き起こした。

漫画版は1977年に少年画報社の「少年キング」に連載され同誌の看板作品となる。1981年に連載を終了して、当初はこれをもって完全に完結し続編はないとしていた。[2]しかし、1996年から続編の連載を小学館「ビッグゴールド」誌上で描き始め、「ビッグコミック」を経て、Webで不定期連載し、松本は999話まで描きたいとした。正式名称ではないものの、「少年キング」版を「アンドロメダ編」、1996年からの新作を「エターナル編」とファンの間で便宜上仮称がつけられている。

エターナル編は、2008年現在でまだ41話までしか書き下ろされておらず、伏線の殆どは回収されないままとなっている。最後の41話が掲載されたのが2004年で、2005年の松本の漫画家50周年を記念した「ビックコミックスペリオール」の増刊に掲載された書き下ろしの4話が現在のところ最後のエピソードとなっている。エターナル編は、アニメ映画版2作の設定が取り込まれているために、漫画版アンドロメダ編からの純粋な続編ではない。ただし単行本ではアンドロメダ編の続きの巻として番号が割り振られて刊行が行なわれている。このエターナル編からは、原作者松本零士によって積極的に世界観の拡大や設定の変更が行われ、他作品『宇宙海賊キャプテンハーロック』『クイーン・エメラルダス』『1000年女王』『ニーベルングの指輪』といった作品と物語が複雑にリンクし、メーテルとエメラルダスの関係に至っては漫画のアンドロメダ編とそれを基にしたTVアニメでは「ライバル」だったが、エターナル編では「姉妹」に変更されている。

ちなみに、NHKラジオドラマ(後述)の番組中で松本自身が解説したところによれば、元々『ハーロック』『エメラルダス』『999』は同一の物語として構想していたところ、アニメ化・漫画化の際に別々の物語として再構成した、とのことである。同旨の発言は、他の媒体等でのインタビューの際にも散見される。

これについて2008年発行のファミ通999号でも、(999という洒落で)999を題材とした表紙を書き下ろした際のインタビューにおいてエターナル編についても触れ、最終話の構想について「エンドマークはまだつけていない」「連載は終了ではなくあくまで中断」「自分の物語は時空を越えて全て繋がった一つの世界で時の輪をめぐる物語として描いている」と語っている。

[編集] 世界観

アンドロメダ編に関しては、原作・TVアニメ版と長編の劇場版2作品とではやや世界観が異なっている。原作およびTVアニメ版では、人間の(とりわけ大人の)愚かさや孤独、弱さや、経済格差や実力社会を背景としたこの世の不条理を題材にしたエピソードが多く見られる。またその世界観の中には、人間の歴史から得られる教訓を下地にしたと考えられるものも多い。

劇場版では、前記のような世界観を一部踏襲しながらも、冒険活劇、青春ものの作品としてのまとまりがより強くなっている。

[編集] 登場人物

※キャストはTV、劇場版のものである。

本作の主人公。
クリスタルガラス製の機械化人。999のウェイトレス。アンドロメダ編で鉄郎を助けるために体を砕け散らせて死亡した。漫画版では、このときに鉄郎が持っていたクレアの体の破片が、終着駅で鉄郎の危機を救うキーアイテムとなる。エターナル編で元通りに復活し、再登場を果たす。
  • メタルメナ:麻上洋子
劇場版2作目に登場。クレアの後任のウェイトレスで機械化人ということ以外は外見も性格も全く異なる。機械化帝国至上主義者で、冷たい性格。
  • S・F・メタルメナ
漫画版にのみ登場する、 クレアの後任のウェイトレス。口裂け女のような容姿の機械化人であり上記のメタルメナとは別人。言動も乱暴である。数話連続で登場したが、何の説明もなく姿を消していた。
エターナル編からの登場人物
  • 電子妖精カノン(人型をした999のパーツ):戸田恵子(『エターナル~』)

レギュラーキャラクターは非常に少なく、鉄郎、メーテル、車掌の3人だけである(エターナル編からはカノンとクレアもレギュラー化)。これはゲストキャラクターによる比重が大変高いストーリー構成となっているためである。

原作ではあまり表に出てこなかったハーロックやエメラルダスなど他の松本作品に登場するキャラクターも、劇場版では前面に出て活躍する。なお、エターナル編では劇場版同様、両者は主要キャラクターとして登場し、アンドロメダ編に比べ鉄郎達との関わりも増えている。

登場人物について、劇場版2作目の『さよなら~』を特集したロマンアルバムに掲載された、ファンに向けたメッセージで原作者の松本は「ハーロックやエメラルダス、メーテルなど、作中に登場するキャラクターは敵であるプロメシュームも含めてみんな鉄郎にとって『人生の師』なんです」と語っている。

[編集] 漫画版

[編集] アンドロメダ編

  • 1977年~1981年、少年画報社「週刊少年キング」連載。ヒットコミックス全18巻。この漫画版を下敷きにテレビアニメ版およびアニメ映画版1作目が製作された。第23回(1977年度)小学館漫画賞受賞。

[編集] エターナル編

  • 1996年~、小学館「月刊ビッグゴールド」連載。「ビッグコミック」掲載。webにて掲載。

『銀河鉄道999』群においては原作者が執筆した漫画版と、TVアニメ版とアニメ映画版とはそれぞれが別の展開をし、別の結末を迎えており、本作は漫画という表現形態でありながら、漫画版アンドロメダ編の直接の続編ではなく映画版の続編と取れる表現があるがはっきりとはしていないため色々な解釈がされている。

ただし、実際に構成に当たっては漫画、TVアニメ、アニメ映画のどれからでも矛盾が極力小さくなるよう苦心したようだ。たとえば、冥王星でメーテルの台詞に「惑星大アンドロメダはブラックホールに吸いこまれ滅亡した」とあるが、これはTVアニメ版の結末である。ただし、漫画版アンドロメダ編もアンドロメダ星雲の真の中心である「光さえも抜け出せない超重力の墓場」となっているため、これをブラックホールと表現してもおかしくはない。エターナル編では、惑星大アンドロメダ駅は惑星ヘルマザリア駅を参考にして作られたという設定にもなっており、駅の描写は漫画版アンドロメダ編と似ている。その為か、いずれのメディアによるアンドロメダ編で展開された多くのシチュエーションとも、ほとんど連鎖していないことを注意されたい。

  • 映画版から引き継いでいる要素
    • エメラルダスは大きく体調を崩している描写はない。(漫画版では病に冒され余命いくばくもないと語られる)
    • トレーダー分岐点と惑星ヘビーメルダーが同一となっている(漫画版ではトレーダー分岐点と惑星ヘビーメルダーは別の惑星)。
  • 漫画版アンドロメダ編(TVアニメ版)から引きついている要素
    • この旅を「二度目の旅」と語っている。
    • クレアが死んだのは亡霊トンネルである。
    • 鉄郎がアンタレスがまだ生きていると思っている。

なお、ヘルマザリアについては、彼女が息を引き取る直前に頼まれた願いをふいにした形だが、悩む鉄郎を見るに見かねたのかメーテルはその直後に鉄郎にそれを伝えているのが、鉄郎はのちにヘルマザリアの子供たちと出会った際、そのことを忘れて生きているはずだ、と思っているなど、矛盾点もある。

[編集] アニメ版

詳細は銀河鉄道999 (アニメ)を参照

[編集] ラジオドラマ作品

キリン・ラジオ劇場
テレビアニメ放映以前にニッポン放送で放送されたラジオドラマ版。メーテル役は吉田理保子
NHKラジオドラマ
テレビアニメ放映以前にNHK-FMで放送されたラジオドラマ版。番組の進行役は松本零士、鉄郎役と他の男性の声は市村正親。音楽は冨田勲
オールナイトニッポン
映画版公開直前に宣伝を意図したスペシャル番組の番組内で生ラジオドラマとしてニッポン放送で放送。ストーリーは映画版の途中までで終わる。アニメブームの最中には『宇宙戦艦ヤマト』シリーズなどで同様のスペシャル番組が放送されていた。
ラジオドラマ 銀河鉄道999
アニメ映画『銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー』公開に合わせて、1997年10月10日から1998年にかけてニッポン放送の『岩男潤子と荘口彰久のスーパーアニメガヒットTOP10』内とABCラジオで放送された。原作の1話から抜粋した全18話。後に3枚のCDにまとめられて発売された。内容は、アンドロメダ編を簡略したものと、エターナル編の冒頭のエピソードを併せたもの。

[編集] ミュージカル作品

[編集] 銀河鉄道999 in SKD

SKD(松竹歌劇団)によるミュージカル作品。

  • スタッフ
    • 演出・脚本:宮島晴彦
    • 音楽:渋谷森久、三木たかし
    • 振付:松見登、篠井世津子、謝珠栄
  • キャスト
    • 滝真奈美、高城美輝ほか

1980年2月23日~3月30日。国際劇場。内容はアンドロメダ編を再構成したもの。

[編集] 銀河鉄道999 透明宮への旅

SKD(松竹歌劇団)によるミュージカル作品。

  • スタッフ
    • 原作・アートディレクター:松本零士
    • 演出・脚本:斉藤耕一
    • 音響監督:渋谷森久
    • 振付:松見登、謝珠栄、田村連
  • キャスト
    • 大地巡:丘乃遊莉
    • メーテル:紅エミ
    • 車掌:夕鶴みき
    • ネガの女王:立原千穂
    • フロイセス:千羽ちどり
    • ハートレス:初音ひかり
    • ゼロ:星里くらら
    • ユマ:若草久美

1986年9月21日~10月3日。青山劇場。内容は、アンドロメダ編にもエターナル編にも属さない、完全オリジナル・ストーリー。人類最後の男性となってしまった少年「大地巡」が人類再生を目指し、人類最後の女性を求め、メーテルと共に旅をする。

この作品では「メタノイド」のことを「メタリオン」と呼称している。また地下深くに存在する透明宮に閉じ込められた少女ユマは、漫画版エターナル編の冒頭に登場する、地下深いところで氷漬けになった少女を彷彿させる。

[編集] GALAXY EXPRESS 999 The Musical

アートスフィアによるミュージカル作品。

  • スタッフ
    • 原作・構成衣装監修:松本零士
    • 作曲:シュン・トクラ
    • 作詞:ダグラス・A・ブレイフィールド
    • 脚本:メラニー・ミンツ
    • 演出・振付:ジェームス・ロッコ
    • 翻訳・訳詞:松田直行
    • 美術:森安淳
    • 照明:原田保
    • 音響:松木哲志
    • 衣装:前田文子
    • 舞台監督:高橋司
  • キャスト

1997年11月5日~12月10日。内容はアンドロメダ編を再構成したもの。

[編集] スピンオフ作品

アニメ作品

詳細は銀河鉄道999 (アニメ)#スピンオフ作品を参照

ユマの物語~シンフォニーNo.V~

WEB作品。画像付き音声ドラマ。『松本零士・ステーション零』より2004年3月26日~配信。『銀河鉄道999 for PLANETARIUM』から5年後のユマの物語。惑星ヘビーメルダーを舞台に、星野鉄郎が所有していた戦士の銃 (No.4) を受け継ぐことになる、少年ハンマー・レドリルが登場する。

[編集] イベント列車

本作は鉄道に関する作品であるため、何度かそれに関連するイベント列車(臨時列車団体専用列車など)が運行された。

  • 1979年(昭和54年)7月22日23日の2日間、映画版第1作のタイアップとして日本国有鉄道ミステリー列車(団体専用列車)として上野駅烏山駅間に「銀河鉄道999号」が運行された。発売当初は「行き先不明のミステリートレイン」と言う触れ込みで、事前に多く報道されたためこの列車は話題となった。しかし烏山駅のある烏山線で当日に臨時ダイヤ編成が予告されていたこと、途中の宇都宮駅で電気機関車EF65 1007からディーゼル機関車DE10 100に付け替えが行われたことから、鉄道ファンの中では行き先が付近で唯一の非電化線の烏山線であることは推定されていた。延べ2日間・2往復の募集定員は列車名を捩り999名であったが、申込・抽選会場となった上野駅前は長蛇の列となり、チケットの競争率が70~80倍になったという(実際には不正乗車などが紛れ込み1,200人近くが乗ったと言われている)。12系客車9両編成。作者である松本零士が車掌として乗務していただけでなく、星野鉄郎役の野沢雅子、メーテル役の池田昌子、車掌役の肝付兼太、ハーロック役の井上真樹夫、クレア役の麻上洋子などが同乗した。また終着駅で下車した付近の会場で映画版第1作の試写会を行う予定だったが、トラブルにより全ての上映ができなかったため、作者である松本零士本人が舞台に上がり陳謝すると共に、ミステリートレインのチケットを映画館に持っていけば無料で見られるという説明を行った。なお烏山駅はその後も数年間、駅玄関にアンドロメダステーションの看板を保持していた。この列車は、その後国鉄~JR各線で多く見られるミステリートレインの嚆矢ともなった(この他にも夏休み期間中に各地で「銀河鉄道999号」の運行が行われた)。
  • 1997年(平成9年)9月6日「平成9年9月9日」の「9並び」の日を記念して大井川鉄道で銀河鉄道999記念「夜行SL列車」が走った。9月9日が平日になるため、やむなく9月6日に走らせたもの。当日C5644+C11227の重連で走り、その折返しの列車がC5644牽引の夜行列車。「999」のヘッドマークをつけての転車台撮影もあり、このときの帰りの夜行は会員制のビール列車として運行された。
  • 同じく1997年、「平成9年9月9日」を記念してJR東日本のツアーとしてミステリー列車が企画され、松本零士も同行した。品川駅を出発、御殿場線を経由して沼津駅で折り返し、帰りは貨物専用の神奈川臨海鉄道を経由した。
  • 1999年7月18日~8月31日には、JR九州SLあそBOYを「銀河鉄道999号」として豊肥線で運転した。999ヘッドマークに、テンダー車に「999」のメーテル・星野鉄郎のイラストが掲示される。また、スタンプラリーが実施されたり、特製のオレンジカードが発売された。
  • 1999年8月1日~9月12日には、JR品川駅にて「アニメドリームトレイン1999」が催されたが、その際、梅小路蒸気機関車館に動態保存されているC62 2号機が回送・貸し出され、999のヘッドマークを付けて展示された。
  • 2002年(平成14年)11月2日から、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線で、メーテルや鉄郎のイラストをラッピングした車両が運行された。メーテルの髪の色が白のものと黄色のものがあり、一般公募によってそれぞれ「999ホワイト号」「999イエロー号」と命名された。車内にもイラストが掲示されており、2006年4月21日の廃線の日まで走り続けた。廃線後は旧陸別駅構内で動態保存されている。

[編集] 作品世界解説

[編集] 銀河鉄道

詳細は銀河鉄道株式会社を参照

[編集] 超特急999号およびその他の車両

詳細は999号を参照

[編集] 戦士の銃

作品世界に関わる重要アイテムの一つ。星野鉄郎は999号での旅の途中、タイタンで「戦士の銃(コスモドラグーン)」を手に入れている。

誤解されがちだが、漫画版及びTVアニメ版では、機械伯爵を倒したのは別の銃(999世界においてはありふれていると思われるビームライフル)である。これは鉄郎がメーテルから借りたものであり、タイタンに住んでいたトチローの母からは「戦士の銃に比べればおもちゃ同然」とまで言われてしまう様な代物である。

詳細は戦士の銃を参照

[編集] 機械化帝国

メーテルの母・女王プロメシュームの手により建国された強大な帝国。プロメシュームが自らの理想を実現するべく、機械の体になることで永遠の命を実現し、死の恐怖を克服した者達が悠久の時を過ごす理想郷を形にしたものといえる。その首都である大母星は機械化人の故郷であり、アンドロメダ星雲の中心部付近に位置している。

詳細は機械化帝国を参照


以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] その他

  • 劇場版とTV版での星野鉄郎の顔の違いは、既に放送していたTV版とは別の銀河鉄道999を作ろうという事で、TV版では10歳だった設定を15歳に変えたため精悍な顔つきになっている。
  • 日本郵政公社2006年2月1日にアニメヒーローヒロインシリーズとして、銀河鉄道999の郵便切手10種を発行した。デザインはTVアニメ版に即したものであり、クレアと車掌のほか森木豊や機械伯爵なども描かれている。また999もC62の50号車が描かれている。ただしハーロックとエメラルダスも登場している。なお切手の印刷はフランスのカルトール社が担当している。
切手のデザイン(郵政公社HPより)
  • 2006年には、スポーツ飲料DAKARAのCMで、メーテルと鉄郎がコマーシャルソング(?)を歌いながら登場した。CM中ではメーテルがDAKARAを持ち、飲むシーンがある。
  • ゴダイゴの歌う「銀河鉄道999」が吹奏楽楽譜として登場した。
STANDARD BRASS Green!「コンサートの定番に 銀河鉄道999」(編曲:樽屋雅徳
  • また2007年には、吹奏楽の人気シリーズであるニュー・サウンズ・イン・ブラスにおいて、ささきいさおの歌う「銀河鉄道999」(TV版)とゴダイゴの歌う「銀河鉄道999」(映画版)、「宇宙戦艦ヤマト」の3曲をメドレーにした曲も作られている。
  • 福井県若狭路地域において、2007年7月28日から9月30日の期間限定で「銀河鉄道999の宝探し」が開催された。[1]
  • 漫画の誕生30周年を祝して、英連邦ツバル政府から1オンス金貨と5オンス銀貨で記念貨幣が発行された。[2]
  • 藤子・F・不二雄の漫画作品『ドラえもん』の中に、「天の川鉄道の夜」(てんとう虫コミックス20巻)という、本作を意識したようなエピソードがある。また、このエピソードをモデルとして、1996年には大長編「ドラえもん のび太と銀河超特急」が公開されている。これらの作品は、空をかける蒸気機関車という設定や、列車内の車掌の描写などが999の設定と類似している。藤子は銀河鉄道999から少なからず影響を受けていたらしく、同漫画の「人間ブックカバー」のエピソードにも、のび太が自分が読むのにちょうどいい文学作品を出来杉に紹介してもらおうとして彼から宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を勧められた際、のび太が「知ってるよ、999だろ」と答える場面がある。アニメ版銀河鉄道999車掌の声を担当していた肝付兼太は、ドラえもんで骨川スネ夫役を長期間務めていたことでも知られる。また、エターナル・ファンタジーの中では、ドラえもんでジャイアンの声を担当したたてかべ和也がゲスト出演しており、この中で主題歌を歌ったTHE ALFEEは後にドラえもんの主題歌を歌っている。
  • 2008年3月26日発売のベストアルバム『EXILE CATCHY BEST』(avex)でEXILEVERBAL(m-flo)が、1979年の劇場用アニメ『銀河鉄道999』の主題歌「銀河鉄道999 (THE GALAXY EXPRESS 999)ゴダイゴ」の曲をカバーした。キリンビール「麒麟 ZERO」のCMソング。
  •  2008年3月16日(日)に「ねりたんアニメプロジェクトin大泉」として、アニメ発祥の地として練馬区西武鉄道大泉学園駅名誉駅長に車掌さんが就任し、材質 高さ 165cm 重量 30kg 材質 FRP(強化プラスチック)製の記念オブジェが大泉学園駅に設置された。
  • シンセサイザー奏者の五十嵐充はこの漫画が好きなようで、自身のブログの中でこの漫画の写真を掲載している。

[編集] 関連項目

[編集] 出典・脚注

  1. ^ 『別冊宝島 いきなり最終回part2』宝島社、1991年
  2. ^ 松本零士インタビュー「アニメージュ徳間書店、1981年8月号

[編集] 外部リンク

小学館漫画賞少年少女部門
第22回 昭和51年度
がんばれ元気』/小山ゆう
キャプテン』・『プレイボール
ちばあきお
第23回 昭和52年度
『銀河鉄道999』・『戦場まんがシリーズ
松本零士
第24回 昭和53年度
ダメおやじ
古谷三敏


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