クロスオーバー作品
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クロスオーバー作品(クロスオーバーさくひん)とは、漫画(特にアメリカンコミック)や小説、アニメなどのジャンルにおいて、ある作品(タイトル)の登場人物が、その作品の設定を保ったまま別の作品に登場することを意味する。また、同一世界、同一時間軸で異なる主人公の物語もクロスオーバーと呼ぶ。
似たような手法として、同一作家が同一キャラクターを異なる作品に様々な役で登場させるスター・システムや、ある作品に登場する主人公以外のキャラクターを異なる作品に主人公として登場させるスピンオフ作品がある。
目次 |
[編集] クロスオーバーの例
[編集] アメリカンコミック及び映画
- 『DC vs マーヴル』
- 『エイリアンVSプレデター』シリーズ
- なお、このシリーズは「後のエイリアンシリーズの時代につながる序章」という設定で製作されている。
- 『スーパーマンVSスパイダーマン』
- 『スパイダーマン&バットマン』
- 『フレディVSゴーストバスターズ』
- 『フレディVSジェイソン』
- 『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』
- 『キングコング対ゴジラ』
- 『モスラ対ゴジラ』
- 『三大怪獣 地球最大の決戦』
- 『怪獣総進撃』
- 『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』
- 『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』
- 『仮面ライダーワールド』
- 『スーパー戦隊ワールド』
- 『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』
- 『仮面ライダー THE FIRST』とドラマ『仮面ライダーカブト』
- 『劇場版超星艦隊セイザーX 集え!星の戦士たち』
- 『モモタロスのなつやすみ』
- 『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』
- 『モモタロスのキバっていくぜ!』
[編集] テレビドラマ
- 『Xファイル』と『ミレニアム』
- 『ロー&オーダー』と『ホミサイド/殺人捜査課』
- 『ER緊急救命室』と『サード・ウォッチ』
- 『スターゲイト SG-1』と『スターゲイト アトランティス』
- 『スタートレック』シリーズ間
- 『CSI:科学捜査班』シリーズ間
- 日本の木曜ミステリー枠での放送ドラマ間
- 日本の土曜ワイド劇場『牟田刑事官VS終着駅の牛尾刑事そして事件記者冴子』
- 年末最後の放送で行われる、『牟田刑事官事件ファイル』シリーズ(主演・小林桂樹)と『森村誠一・終着駅シリーズ』(主演・片岡鶴太郎)、そして『事件記者冴子シリーズ』(主演・水野真紀)をクロスオーバーさせた、森村誠一作品のドラマ。
- 『アリー my Love』と『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』(前後編の前編がアリー、後編がプラクティス)
- 『シカゴ・ホープ』と『ピケット・フェンス』
- 『サード・ウォッチ』と『M.I. 緊急医療捜査班』
- 『CIA:ザ・エージェンシー』と『ディストリクト』
- 『アキハバラ@DEEP』と『ライオン丸G』
- 『ギフト (テレビドラマ)』と『いいひと。』
- 『電子戦隊デンジマン』と『太陽戦隊サンバルカン』
- 『ミラーマン』と『ジャンボーグA』
- 『特捜ロボ ジャンパーソン』と『ブルースワット』と『重甲ビーファイター』
- 『スーパーヒーロータイム』のタイトルバック(『スーパー戦隊シリーズ』と『仮面ライダーシリーズ』)
- 『ああ探偵事務所』と『特命係長・只野仁』
- 『超星神グランセイザー』と『幻星神ジャスティライザー』
- 『ウルトラセブン』と『ULTRASEVEN X』
[編集] オリジナルビデオ
- 『スーパー戦隊Vシネマ』
- 『ウルトラマンVS仮面ライダー』
- 『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』
- 『仮面ライダー龍騎ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト』
- 『ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!』
- 『重甲ビーファイター』『ビーファイターカブト』の主人公が登場。ただし、設定は変更されている。
- 『テツワン探偵ロボタック&カブタック 不思議の国の大冒険』
- 『燃えろ!!ロボコンVSがんばれ!!ロボコン』
[編集] テレビアニメ
- 巨人の星対鉄腕アトム(『前田武彦の天下のライバル』内アニメ、1969年9月6日放映)
- 『巨人の星』の星飛雄馬チームと『鉄腕アトム』のアトムチームが野球で対戦。
- てんとう虫の歌(1975年放映)
- 第68話「いなかっぺ大将がやってきた」に、『いなかっぺ大将』の主人公・風大左衛門が登場。
- ルパン三世 (TV第2シリーズ)(1979年放映)
- 第101話「ベルサイユは愛に燃えた」に、『ベルサイユのばら』のオスカルが登場。ただし、声優は変更されている。
- 逆転イッパツマン(1982年放映)
- 第41話「助っ人オタスケマン」に、『タイムパトロール隊オタスケマン』のオタスケマン1号・2号が登場。毎回世界観をリセットしているシリーズだが、別番組のヒーローが正式にゲスト出演した唯一のエピソード。
- 緊急発進セイバーキッズ(1991年放映)
- 第37話「Dr.バグは名探偵?」に、ルパン三世・次元大介・石川五ェ門・銭形警部(それぞれ名前や声優は変更されているが、容姿・性格等の設定は元キャラクターのまま)が登場。原作者が同じモンキー・パンチであることからの共演と思われる。
- 春一番!日本一のアニメ祭り(1992年・1993年放映)
- テレビ朝日が朝日放送の制作協力の下製作したアニメ番組の共同スペシャル番組宣伝番組。
- 星方武侠アウトロースター(1998年放映)
- 第19話(テレビ放送時は18話)に、『星方天使エンジェルリンクス』のキャラクターが登場。エンジェルリンクスはアウトロースターと同一世界の物語であり、時系列的にも続編にあたる。
- ハウス・オブ・マウス(2001年放映)
- ディズニー・アニメーションのキャラクターが経営するナイトクラブで、ディズニー映画のキャラクターが客としてやってくるテレビアニメ作品。ディズニーでは初の試みとも言える。
- クレヨンしんちゃん 真夏の夜にオラ参上!嵐を呼ぶ電王VSしん王60分スペシャル!!(2007年8月3日放映・テレビ朝日系)
- テレビアニメ『クレヨンしんちゃん』と特撮テレビドラマ『仮面ライダー電王』のクロスオーバー。
- 『しんちゃん』はこの他にも、番組改変期の特番等で『美少女戦士セーラームーン』『ドラえもん』『あたしンち』『釣りバカ日誌』『ボボボーボ・ボーボボ』『ラブ★コン』(実写映画版)とのコラボレーションを果たしている。
- らき☆すた (アニメ)(2007年放映)
- 劇中に『アニメ店長』の兄沢命斗が登場した他、次回予告を『ケロロ軍曹』、『涼宮ハルヒの憂鬱』といった同じ角川書店原作のアニメ作品のキャラクターが担当した事があった。
- 秘密結社鷹の爪(2006年放映)
- 『秘密結社鷹の爪』と『菅井君と家族石』のクロスオーバー。
- ヤッターマン(2008年5月5日放映)
- 特別版に『マッハGoGoGo』の三船剛と『科学忍者隊ガッチャマン』の5人が登場。
- ニチアサキッズタイムのニチアサキッズスペシャル(2008年4月放映)
[編集] 劇場用アニメ映画
- サイボーグ009 怪獣戦争
- 『レインボー戦隊ロビン』の主人公チーム・レインボー戦隊が登場。
- マジンガーZ対デビルマン
- グレートマジンガー対ゲッターロボ
- グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突
- グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣
[編集] OVA
- 『銀河鉄道物語』 - 銀河鉄道999の世界とリンクする。
- 『タイムボカン王道復古』第1話「チキチキ・ウゴウゴ・ホゲホゲマシーン猛レース」 - タイムボカンシリーズ7作品の悪役チームが総出演するスペシャル編。
- 『タイムボカン王道復古』第2話「ヤッターマン タツノッコン王国で同窓会だコロン」 - 『ヤッターマン』の世界に『科学忍者隊ガッチャマン』『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』『宇宙の騎士テッカマン』の各ヒーローが登場。他にも多数のタツノコプロキャラクターがカメオ出演している。
- 『ハローキティのスタンプヴィレッジ』 - サンリオのキャラクターがクロスオーバーした作品。
[編集] コンピュータゲーム
- バンダイナムコゲームス(2008年度以前はバンプレスト)『スーパーロボット大戦シリーズ』
- 日本ファルコム『ヴァンテージ・マスター』
- サンライズインタラクティブ『サンライズ英雄譚シリーズ』
- フロム・ソフトウェア/バンプレスト『Another Century's Episodeシリーズ』
- タカラ(タカラトミー)/アトラス『ブレイブサーガシリーズ』
- セガ『ファイターズメガミックス』
- 任天堂『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』(『同X』ではコナミとセガも)
- スクウェア・エニックスとウォルト・ディズニー・カンパニー『キングダムハーツシリーズ』
- ナムコとカプコン『NAMCO x CAPCOM』
- カプコンと、SNKもしくはマーヴル『VS.シリーズ』
- SDガンダムとSDウルトラマンとSD仮面ライダー『コンパチヒーローシリーズ』
- ナムコ『テイルズシリーズ』
- スクウェア・エニックス『スターオーシャンシリーズ』と『ヴァルキリープロファイルシリーズ』
- コナミ『コナミワイワイワールドシリーズ』
- コナミ『パロディウスシリーズ』
- コナミとタカラとハドソン『ドリームミックスTV ワールドファイターズ』
- コーエー『無双OROCHI』
- ニトロプラスとTYPE-MOON『ニトロ+ロワイヤル -ヒロインズデュエル-』
- バンプレスト『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』
[編集] 日本の漫画作品
- 相原コージの『かってにシロクマ』と『真・異種格闘大戦』
- 青山剛昌の『名探偵コナン』と『まじっく快斗』『4番サード』。OVAではさらに『YAIBA』のキャラクターも共演。
- 秋本治の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と『Mr.Clice』
- あろひろしの『ハンター・キャッツ』と『シェリフ』
- 石ノ森章太郎の『人造人間キカイダー』と『イナズマン』
- 加藤元浩の『Q.E.D. 証明終了』と『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』
- CLAMP学園を舞台にした漫画『CLAMP学園探偵団』『20面相におねがい!!』『学園特警デュカリオン』
- さいとう・たかをの『ゴルゴ13』と『ホテル探偵DOLL』
- 高口里純の『少年濡れやすく恋成りがたし』と『虹色仮面』
- 手塚治虫の『ブラック・ジャック』と『ミッドナイト』
- 鳥山明の『Dr.スランプ』と『ドラゴンボール』
- 永井豪の『バイオレンスジャック』
- 長谷川裕一の『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』(ガンダムシリーズと『伝説巨神イデオン』)、『超電磁大戦ビクトリーファイブ』(長浜ロマンロボシリーズ3作と『未来ロボ ダルタニアス』)、『長谷川裕一ひとりスーパーロボット大戦 大外伝』(長谷川の漫画作品多数)
- 藤子・F・不二雄の『ドラえもん』と『オバケのQ太郎』『パーマン』『エスパー魔美』『21エモン』、藤子不二雄Aの『怪物くん』。アニメスペシャルでは『チンプイ』とも共演。
- 北条司の『キャッツ♥アイ』と『シティーハンター(読切版)』
- 魔夜峰央の『パタリロ!』と『ラシャーヌ!』『妖怪始末人トラウマ!!』
- まっつー×椿あすの『これが私の御主人様』と『メイドをねらえ!』
- 水木しげるの『鬼太郎対悪魔くん』
- 水島新司の『大甲子園』『ドカベン プロ野球編』『新・野球狂の詩』と『ドカベン スーパースターズ編』
- 山中あきらの『スパイダーマンJ』とマーベル・コミックの『ブレイド』『エレクトラ』『ファンタスティック・フォー』など
- 山本航暉の『ゴッドハンド輝』と小森陽一 / 久保ミツロウの『トッキュー!!』
- ゆうきまさみの『究極超人あ〜る』と『鉄腕バーディー(旧)』
- 吉富昭仁の『RAY』と手塚治虫の『ブラック・ジャック』(漫画では曖昧な表現になっているが、アニメ版ではより具体的な表現になっている)
- 『ヒーロークロスライン』の全作品
- 長月みそかの『あ でい いんざ らいふ』『HR〜ほーむ・るーむ〜』他
その他、日本の漫画作品では、漫画雑誌の企画等で描かれる、複数名の漫画家によるコラボレーション作品にクロスオーバー作品の形式をとるものが多く見られる。
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』連載30周年記念本『超こち亀』掲載作品(リンク先参照)
- 秋本治・小林よしのり合作の『こちら葛飾区亀有公園前派出所+東大一直線』(2作品)、『帰ってきた東大通!の巻』(『こち亀』と『東大一直線』)
- 秋本治・赤塚不二夫合作の『『こち亀』赤塚キャラに乗っ取られる!の巻』(『こち亀』と『天才バカボン』『おそ松くん』)
- 秋本治・本宮ひろ志合作の『勘吉、金太郎と万吉にどつかれる!の巻』(『こち亀』と『サラリーマン金太郎』『男一匹ガキ大将』)
- 秋本治・藤井みほな合作の『渋谷でコギャルと仲良くプリクラ!の巻』(『こち亀』と『GALS!』)
- 秋本治・矢代まさこ合作の『両さん、合作少女漫画に挑戦!の巻』(『こち亀』と『ようこシリーズ』)
- 篠塚ひろむ・中原杏合作の『プリンきら☆モード』(『きらりん☆レボリューション』と『恋するプリン!』。ちゃお2006年12月号に掲載)
- 鳥山明・尾田栄一郎の合作『CROSS EPOCH』(『ドラゴンボール』と『ONE PIECE』)
- 柴田昌弘・和田慎二の合作『獏-ばく-』(『紅い牙』と『超少女明日香』)
- 大石浩二・江尻立真の合作「メゾン・ド・P2!」(「メゾン・ド・ペンギン」と「P2! - let's Play Pingpong! -」)
- 月刊アフタヌーン創刊10周年記念作品『大合作』および同14周年記念作品『大合作2』(リンク先参照)
[編集] 海外の小説作品
- スティーヴン・キングのほぼ全ての作品
[編集] 日本の小説作品
- 池波正太郎の『鬼平犯科帳』、『仕掛人・藤枝梅安』、『殺しの掟』ほか
- 落合信彦の『ただ栄光のためでなく』、『男達の伝説』、『狼たちの世界』
- 大藪春彦の『野獣死すべし』、『非情の女豹』
- 荒巻義雄の『紺碧の艦隊』と『旭日の艦隊』
- 北森鴻の『狐闇』(そのほか、多くの作品にビアバー「香菜里屋」が登場する)
- 菊地秀行の『[[魔界都市<新宿>]]』シリーズのほぼ全ての作品
- 上遠野浩平のほぼ全ての作品
- 伊坂幸太郎のほぼ全ての作品
[編集] 絵本
[編集] その他
- 『ひょっこりひょうたん島』と『プリンプリン物語』
- 『ざわざわ森のがんこちゃん』と『バケルノ小学校 ヒュードロ組』
- 少年サンデーCM劇場
- 週刊少年サンデーのCM。放送された時点で連載中の各作品のキャラクターが共演。
- 百獣戦隊ガオレンジャー VS 仮面ライダーアギト
- 『百獣戦隊ガオレンジャー』『仮面ライダーアギト』の主題歌・挿入歌を10曲ずつ収録した2枚組CD。2枚目「AGITO-DISC」の曲間のドラマパートで、『ガオレンジャー』のテトムが『アギト』の登場人物と共演している。
- 特捜戦隊デカレンジャー&ふたりはプリキュア 冬休みおたのしみスペシャルCD(講談社『おともだち』『たのしい幼稚園』『テレビマガジン』2005年1月号特別付録)
- 『特捜戦隊デカレンジャー』のバン(デカレッド)・ホージー(デカブルー)と『ふたりはプリキュア』の美墨なぎさ(キュアブラック)・雪城ほのか(キュアホワイト)がドラマパートで共演し、このCDのみのオリジナル歌曲も収録されている。
- 魔法戦隊マジレンジャー&ふたりはプリキュアMax Heart お正月おたのしみハッピーCD(講談社『テレビマガジン』『たのしい幼稚園』『おともだち』2006年2月号特別付録)
- 『魔法戦隊マジレンジャー』の魁(マジレッド)・蒔人(マジグリーン)と『ふたりはプリキュアMax Heart』の美墨なぎさ(キュアブラック)・雪城ほのか(キュアホワイト)がドラマパートで共演し、このCDのみのオリジナル歌曲も収録されている。