東京ディズニーランド
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東京ディズニーランド®(とうきょうディズニーランド、Tokyo Disneyland® :略称 TDL )は、東京ディズニーシーなどと共に東京ディズニーリゾートを形成するディズニーパークである。所在地は千葉県浦安市。
海外にある他のディズニーパークと違い、誘致当時の経緯(後述)から東京ディズニーシーと共に唯一ディズニーグループの直営ではなく、オリエンタルランド(OLC)がライセンス方式で運営する。
目次 |
[編集] 施設
- 名称:東京ディズニーランド Tokyo Disneyland Park
- 所在地:千葉県浦安市舞浜1番地1
- 開園日:1983年4月15日
- パークテーマ:「夢と魔法の王国」 The Kingdom of Dreams and Magic
- シンボル:シンデレラ城
[編集] 建設時の概要
建設計画当時、ウォルト・ディズニープロダクションズ(当時、現ウォルト・ディズニー・カンパニー。以下「ディズニー」)は、EPCOT Center(現EPCOT フロリダ州オーランド)の設計・建設のまっただ中で初の海外投資には消極的であり、リスクを軽減するために、ディズニーによる直接経営を避けた。そのため京成電鉄、三井不動産、朝日土地興業(当時、後に三井不動産に吸収合併)が主要株主である株式会社オリエンタルランド(OLC)がディズニーとのライセンス契約のもと施設を所有運営し、ディズニー側がパークの設計をすると共に版権および運営の指導・クオリティー管理を行い、そのすべての費用をOLCが負担する方式をとった。1984年にディズニーは企業買収騒動の末、経営陣が入れ替わるなどの「お家騒動」があったが、とのこの方式は細かな見直しをのぞけば現在までほぼ一貫して同じである。 2006年現在、一番新しい香港ディズニーランド・リゾートを含め世界で5つあるディズニーのテーマリゾートのうち、運営会社にディズニーが全く出資していないのは東京ディズニーランドのある東京ディズニーリゾートを運営しているOLCだけである。
ディズニーパークの設計を行う専門組織であるWED Enterprises(現 Walt Disney Imagineering)は当時その多くのリソースをEPCOT Center (現 Epcot )に投入していたためTDLのオープン当初のパーク施設のデザインはそのほとんどが米国に既に存在した二つのディズニーパークからの複製であった。 特にフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内にあるマジック・キングダム・パークから多くの影響を受けており、世界に4つある「ディズニーランド」と名の付くディズニーパークのうち、TDL以外はすべて「眠れる森の美女の城」をシンボルにしているが、TDLでは、マジック・キングダム・パークと同じ「シンデレラ城」をシンボルとしている。
TDLの建設時、ディズニー側にあったアトラクション等の設計図面は現場での度重なる変更を完全には反映しておらず、米国のパークに現存する施設との不一致が多数確認された。より米国のオリジナルのパークに忠実な施設を日本に再現するため、日本側のスタッフが何度も米国に赴いて実測図を作成し、それを基に新たな設計図面が起こされた。
それらの図面類は日本の建築基準法やディズニーの機密保持等の関係もあり、TDL内にある「ドキュメントコントロールセンター」と呼ばれる部署で集中管理され、施設改修時には随時最新版に差し替えられ、「ここの図面があればTDLをもう一つ作ることができる」と言われるように、すべての図面類をここで保管している。なお、世界のディズニーパークでこのような形で図面を集中管理するようになったのはTDLが初めてである。
[編集] 当時の建設候補地
建設候補地は浦安市舞浜の他、清水市(現・静岡市清水区)、御殿場市、横浜市、川崎市、我孫子市などがあったが、東京都心に近い立地の良さからディズニー側はかなり早い段階から舞浜に決めていた。しかし誘致合戦でOLCからより良い条件を引き出すため最後まで清水市と舞浜の二カ所を候補地として残した。最終的にディズニー首脳陣は日本の象徴である富士山が常に見える場所では人工物が引き立たなくなってしまうというと言う表向きの理由を付けて清水市を除外した。なお横浜・川崎は埋め立てで場所をとると工業地帯の用地不足になるとのことから早い段階で候補から外された。
[編集] 沿革
- 1980年12月3日 - 起工式、土木・植栽工事が開始
- 1981年
- 1982年
- 1983年
- 1984年
- 1985年
- 1986年
- 3月8日 - 「アリスのティーパーティー」オープン
- 5月17日 - 「アメリカン・ジャーニー・サークルビジョン360」オープン(「マジックカーペット世界一周」フィルム交換)(1992年8月クローズ)
- 7月11日 - 「シンデレラ城ミステリーツアー」オープン(2006年4月5日クローズ)
- 1987年
- 3月20日 - 「キャプテンEO」オープン(「マジック・ジャーニー」フィルム交換)(1996年9月1日クローズ)
- 7月4日 - 「ビッグサンダー・マウンテン」オープン
- 1988年
- 1989年
- 1990年
- 2月19日 - 「東京ディズニーランド・ティーチャーセンター」オープン
- 1991年
- 5月29日 - 1億人目のゲストが来園
- 1992年
- 10月1日 - 「クリッターカントリー」、「スプラッシュ・マウンテン」オープン
- 1993年
- 1996年
- 1997年
- 4月15日 - 「ミクロアドベンチャー!」オープン
- 7月25日 - 2億人目のゲストが来園
- 1998年
- 1999年
- 4月1日 - 駐車場料金改定(普通車:1,500円→1,700円に値上げ)
- 2000年
- 1月1日 - OLCが「リゾート宣言」を発表、「東京ディズニーリゾート」が正式にスタート、初代「東京ディズニーリゾート・アンバサダー」が就任
- 9月1日 - 「プーさんのハニーハント」オープン、パスポート料金(入園料)改定
- 2001年
- 2002年
- 6月30日 - 「ミート・ザ・ワールド」クローズ
- 11月8日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー合わせて3億人目のゲストが来園(3億人目のゲストは東京ディズニーシーへ来園)
- 2003年
- 4月15日 - 開園20周年
- 2004年
- 4月15日 - 「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」オープン
- 2006年
- 5月9日 - OLCが「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」のパスポート料金(入園料)を一部改定すると発表
- 4月5日 - 「シンデレラ城ミステリーツアー」クローズ
- 9月1日 - パスポート料金改定。(詳細については、東京ディズニーリゾートのパスポートを参照のこと。)
- 10月6日 - 「トゥーンタウン・ベビーセンター」がオープン。
- 10月27日 - 立体駐車場がオープン。
- 11月1日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー合わせて4億人目のゲストが来園(4億人目のゲストは東京ディズニーシーへ来園)
- 2007年
- 4月28日 - 「スペース・マウンテン」リニューアル・オープン
- 7月20日 - 「カリブの海賊」(PIRATES of the CARIBBEAN THE ATTRACTION)リニューアル・オープン
- 2008年
- 4月15日 - 東京ディズニーリゾート25thアニバーサリースタート。
- 7月8日 - 東京ディズニーランドホテル開業
- 7月25日 - 「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ “アロハ・エ・コモ・マイ!”」リニューリアル・オープン予定。
[編集] パーク
それぞれのテーマに分かれたエリアが7つあり、それらを「テーマランド」と呼ぶ。各テーマランドに配置されるアトラクションや物販店・飲食店および装飾類は、そのテーマに合わせてイメージの統一が図られている。園内の施設は、アトラクション以外の施設も全てOLC直営である。
パーク内のショップについては東京ディズニーランドのショップを、レストランについては東京ディズニーランドのレストランを参照。 パーク内外のサービス施設については東京ディズニーランドのサービス施設を参照。
また、東京ディズニーランドのチケット料金(東京ディズニーリゾート共通)は、こちらを参照。
- メイン・キャラクター
ディズニーの主だったキャラクターは大抵登場するが、中でも「ビッグ5」(米国では "FAB 5" や "fabulous 5")と呼ばれるメイン・キャラクターは、パレードやショーなどでもほぼ必ず登場し、別格とされている。
ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィー、プルート
近頃は、これにデイジーダック、チップとデールを入れて、「ビッグ8」と呼ばれることもある。(最近はクラリスも出てくる)
場内にいるこれらキャラクター達は、子供が見ても「かぶりもの」だが、パーク内ではちゃんとした人(?)格を持つキャラクターとして扱われる。「ミッキーはミッキー」なのであり、誰が演じているという事を意識させない点を徹底している(キャラクターを演じるキャストは、「TDRでキャラクターを演じている(いた)事実を、在職中・退社後問わず外部の人間に漏らさない」旨の機密保持契約をOLCと交わさなければならない)。ところが1990年に海部俊樹首相(当時)が来場し、帰り際に、「ミッキーやミニーの中にいる人たちも本当にご苦労様でした」とスピーチし、広報のキャストらは困ってしまった。
また、京葉線が不通になった2006年8月、パークへのキャスト出勤が困難となり開園時間が遅くなったトラブルの際、テレビ朝日のスーパーJチャンネルや報道ステーションのリポーターがTDRの広報担当キャストに「ミッキーやミニーは大丈夫でしたか?」という質問をすると、キャストは「ミッキーやミニーはここに住んでますから」と答えた。(ストーリー上、上記の主要キャラクターは、パーク内のトゥーンタウンに居住しており、本籍もそこにある(同エリアの「ミッキーの家とミート・ミッキー」に展示されている「彼」のパスポートに明記されている))。
[編集] テーマランド一覧
[編集] ワールドバザール
詳細はワールドバザールを参照
アメリカ20世紀初頭の「典型的な地方都市」の町並みを再現したテーマランド。ウォルト・ディズニーの出身地マセリーンがモデルともいわれている。海外のディズニーランドでは「メインストリートUSA」と呼ばれる。実質的にアトラクションは存在せず、銀行(三井住友銀行浦安支店・東京ディズニ-ランド出張所)や物販店が多い。日本では雨の多い気候に合わせて、アーケード商店街の様に通路全体を「オール・ウェザー・カバー」と呼ぶ大屋根で覆うことで、全天候型エリアとなっている(他のディズニーパークとテーマランドの名称が異なるのはこのためでもある)。
[編集] アドベンチャーランド
詳細はアドベンチャーランドを参照
未開の地を探検したり、海賊のいた世界を冒険したりすることを題材にしたテーマランド。「カリブの海賊」、「ジャングルクルーズ」、「魅惑のチキルーム」など、米国ディズニーランドでも歴史が古いアトラクションの移入が多い。
[編集] ウエスタンランド
詳細はウエスタンランドを参照
アメリカ開拓時代の西部の町並みを再現したテーマランド。海外のディズニーランドでは「フロンティア・ランド」と呼ばれる。「アメリカ河」という環状の「河」が敷地の多くを占め、アメリカ河の中央には散策型施設「トムソーヤ島」がある。アメリカ河を航行する「蒸気船マークトウェイン号」や、鉱山列車型のローラーコースター「ビッグサンダー・マウンテン」、劇場型アトラクション「カントリーベア・シアター」などがある。
[編集] クリッターカントリー
詳細はクリッターカントリーを参照
ディズニー映画『南部の唄』を題材に「小動物たちの住む郷」をテーマにしたテーマランド。1992年10月1日から公開された。ウォーターシュート型アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」と、園内で唯一の人力アトラクション「ビーバーブラザーズのカヌー探険」がある。
[編集] ファンタジーランド
詳細はファンタジーランドを参照
西洋のおとぎ話をテーマにしたテーマランド。園内のシンボル「シンデレラ城」はここに存在する。『シンデレラ』、『ピノキオ』、『白雪姫』、『ふしぎの国のアリス』等、往年のディズニー作品をモチーフにしたアトラクションが多い。 人気のアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」や「ホーンテッドマンション」もこのファンタジーランドに位置する。
[編集] トゥーンタウン
詳細はトゥーンタウンを参照
ディズニーアニメをテーマにした「ミッキーと仲間たちの住む街」という設定のテーマランド。1996年4月15日(開園13周年)から公開された。親子連れなど低年齢層向けのアトラクションが多い。ミッキーマウスに必ず会うことができる「ミッキーの家とミート・ミッキー 」がある。講談社がこのテーマランド全体のスポンサーになっている。
[編集] トゥモローランド
詳細はトゥモローランドを参照
人類月面着陸以前に想い描かれた無機的なSF世界を元に「未来の国」をテーマにしたテーマランド。「スペース・マウンテン」や「スター・ツアーズ」等のスリル系アトラクションや「ミクロアドベンチャー!」などの映像系のアトラクションなどがある。
そのコンセプト上、アトラクションには常にその時点での最新技術やテーマが求められることから、技術やテーマが時代遅れとなったアトラクションの入れ替えが最も多いテーマランドである。特にトゥモローランドに多い映像系のアトラクションは投資額が少ないものの、人気の持続が難しく入れ替えが早い。開園当初からウォルト・ディズニー・ワールドにあるエプコットと非常に似たコンセプトを持つエリアである。
終了したアトラクションは以下の通り。
「エターナル・シー」、「マジック・ジャーニー」、「キャプテンEO」、「世界一周・サークルビジョン360°」、「アメリカン・ジャーニー・サークルビジョン360°」、「ビジョナリアム」、「ファンタジーランド行きスカイウェイ」、「ミート・ザ・ワールド」、
東京を含む他のパークのトゥモローランドに関する概要と歴史は該当項目を参照(トゥモローランド)
[編集] アトラクションとエンターテイメント
東京ディズニーランドのアトラクション、東京ディズニーランドのエンターテイメント、東京ディズニーランドのアトモスフィアを参照。
[編集] 今後の計画
[編集] 新アトラクション『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』
2009年春のオープンを目指し、トゥモローランド内(ミート・ザ・ワールド跡地)にディズニー/ピクサー映画「モンスターズ・インク」をテーマとした、ライド形式のアトラクションの導入および、アトラクションに連動した商品店舗を、総額約100億円を投資して建設することが発表された。なお、本アトラクションは松下電器産業の提供となる。(※現在、松下電器産業が提供しているスター・ツアーズの契約は、新アトラクションオープンをもって終了することも発表されている。)
[編集] 魅惑のチキルーム 再リニューアル
2008年7月25日に再リニューアルすることが公式サイト内(年間イベント情報)で発表された。 本アトラクションは1999年に一度リニューアルされている(魅惑のチキルーム"ゲット・ザ・フィーバー")こともあり、今回で2度目のリニューアルとなる。
[編集] 課題
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせ、年間約2,500万人が来場する。これは日本のテーマパークのみならず、世界のテーマパークでもトップクラスの集客人員である。客層の約7割は関東地方在住者で占められ、開園以来、関東地方の人たちが、ほぼ一度は足を運んだといわれる。ただ、少子高齢化、人口減少なども加わり、集客数が頭打ち傾向なのも事実である。東京ディズニーシーの開園や相次ぐ新アトラクションの導入の背景には、そうしたことへの危機感が背景にある。
近年、香港にもディズニーランドがオープンし、ソウルや中華人民共和国の他の都市、シンガポールなどにもディズニーパークを誘致する計画があるとされ、これまで好調であったアジアからの集客にも陰りが出てくる可能性がある。TDRも都市間競争やグローバリゼーションの荒波に揉まれている。
[編集] 事件・事故等
- 1986年11月 - 「スペース・マウンテン」が脱線。乗客一人が軽いけが。
- 2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件の影響により、アメリカ文化の移入である東京ディズニーリゾートもテロの標的にされる懸念から、警備が強化され入園者の手荷物に対する検査等が開始され現在に至るも継続中である。2008年現在、検査は当初より緩やかになっている。
- 2003年12月5日 - アトラクション「スペース・マウンテン」において走行中、車軸が折れ車両の脱線事故が発生し、約2ヶ月半の間運転が中止された。客12人が乗っていたがけがはなかった。原因は東京ディズニーリゾート全体で設計書の単位ルールを見直した際、単位見直し前の古い設計書と新ルールに基づいた新しい設計書の2種類(インチとミリ)が存在してしまい、古い設計書の数値を用いて新設計書の単位で発注してしまった為、仕様に合致しないサイズの車軸が納品・使用され、規定外の隙間が生じたことであった。
- 2007年1月18日 - 東京ディズニーランド内のレストラン『イーストサイド・カフェ』にて提供された前菜『カプレーゼ(モッツァレラチーズとトマトの前菜)』のうち、9食に賞味期限が1月17日となっているモッツァレラチーズを使用していたことが18日14:10に判明した。OLCは、判明後直ちに提供を一時中止、新たに賞味期限内のチーズが納品されたことにより提供を再開し、この事実を翌1月19日に公表し、OLCプレスリリース20070119市川保健所などに届出を行った。OLCの自社調査によると、原因は自社倉庫の納品担当者が当日の日付を1月17日と勘違いし、賞味期限切れに気付かないまま当該チーズを出庫・納品していたことに加え、店舗担当者が本来行われるべき納品されたチーズの日付確認及び商品検収記録簿への記載を行わないまま使用し、本来の納品フローと異なる対応をした為である。
- 2007年5月31日 - 東京ディズニーランド内のグッズショップなどで大阪府高石市の市立中学校3年の男子生徒15人が修学旅行として訪問の際、“集団万引”していたことが判明した。万引した15人は発覚後、修学旅行から隔離され謝罪、引率責任者の教頭が東京ディズニーランドへ出向き謝罪、商品を返却した。なお、東京ディズニーランド側は「学校の指導に任せます」として、本件に対しては被害届は出していない。また、来年以降の修学旅行も予定どおり東京ディズニーランド訪問を含め行うという。
- 2007年12月9日 - 午後6時10分ごろ、停電によるシステム障害が発生し、「スペースマウンテン」など25のアトラクションが一時停止し、順次復旧するも閉園時間までに4つのアトラクションが再開できない事態となった。ショップやレストラン、エンターテイメントプログラムに影響はなく通常通り実施され、閉園時間の繰上げなどは行われなかった。後日使用できる優待パスポートと後日利用可能な優先入場整理券が希望者に配布された。東京ディズニーリゾート関連の停電によるシステム障害は落雷の影響を除くと2004年10月22日の東京ディズニーシーに続いて2度目となる。なお、事故原因はバックステージにある特別高圧変電所の移転作業中に配電システムの接続不備があったため、配電先の圧縮空気製造機器が停止、アトラクションの空圧が喪失したことにより一斉に複数のアトラクションで非常停止機能が実行されたものであった。
- 2008年1月3日 - 午後2時30分ごろ、アドベンチャーランド内のアトラクション「スイスファミリー・ツリーハウス」3階から出火、17平米に引火し消火された。周辺ゲスト100人が避難し、現場が一時閉鎖され当該アトラクションは緊急リハブのため再開日未定の改装運休になった。ゲストやキャストに怪我人は無かった。原因は現在調査中だがキャストが駆けつけ時、電気系統によるトラブルは確認されなかった。この小火騒ぎにより、パーク運営時間中に発生した初めての火災事故となった。
- 2008年1月8日 - 午後2時20分ごろ「ディズニー・ドリームス・オン・パレード"ムービン・オン"」の公演中にフロートの支柱が折れ、装飾物が約3メートルの高さから地面に落下した(落下事故はパーク開園以来初めて)。見物の入園客らにけがはなかった。このフロートは全17台のフロートのうち1台で、鉄製の支柱(直径約14センチ)を固定している金具が破断し、支柱と先に付いた惑星を模した強化プラスチック製の球体9つ(計約300キロ)が落ちた。このアクシデントに伴い、「ディズニー・ドリームス・オン・パレード"ムービン・オン"」と「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」の全フロート(計46台)の緊急点検のため、11日までの公演を中止し、安全点検が行われた。
[編集] その他
- パークの名称決定時には、ディズニーとOLCの名称を合わせた「オリエンタルディズニーランド(Oriental Disneyland)」や日本を意識した「ディズニーランド・ジャパン(Disneyland Japan)」等も候補に挙がったが、世界的に有名な都市「東京」圏内にあり、名称で所在地が明確になる等で「東京ディズニーランド(Tokyo Disneyland)」に決定したと言われている。 なお、TDLが2000年の東京ディズニーリゾート発足まで使われていたパークのシンボルマークは「ディズニーの『D』の字の中の空洞部分にパークのホストである(設定の)ミッキー・マウスのシルエットをあしらい、それをオリエンタルランドの『O』の字で囲んだものである。これは現在では、『ディズニーとOLCの友好の証』と言われているが、決定当時は仮決定していた「オリエンタルディズニーランド」という名称に疑問を呈したOLCに対して、ディズニー側が名称変更は認めたものの、シンボルマークの変更は認めなかったためである。(現在はシンデレラ城のシルエット)
- TDL開園10周年の記念式典の際に当時のディズニーCEOマイケル・アイズナーは、大成功を収めているTDLプロジェクトをライセンス方式で運営したことを「史上最大の失敗」と冗談めかして語っている。
- TDL計画当初、ディズニー側は自社の長年の計画であったフロリダのEPCOT Center(現:Epcot)に多額の投資をしており、海外進出を考える段階ではなかった。そのためリスクを避けるためライセンス方式による運営で、ディズニーは全く出資していない。
- パーク内は随所に遠近法を利用しており、シンデレラ城と、三大マウンテンと呼ばれるコースター系アトラクション(スペース・マウンテン、ビッグサンダー・マウンテン、スプラッシュ・マウンテン)の最上部は、ほぼ同じ高さである。ちなみに一番高さが高いのはスペースマウンテン。
- アトラクションは、アナハイムのディズニーランドと基本は同じものが多いが、同じアトラクションでも日米双方のアトラクションを体験すると若干ダイジェストされているものがあることがわかる。
- TDLをはじめとする、ディズニーパークは、世界的に有名な施設であることから多くの都市伝説、及びそれに類する噂・デマが存在するが、その多くが根拠のないものであると言われている。なお、都市伝説に関する詳細は東京ディズニーランドの都市伝説の項目を参照のこと。
- 浦安市は、2002年より東京ディズニーランドのショーベースで成人式を開催している。これは、新成人で構成される実行委員会からの提案を受け、浦安市がOLCと協議した結果、実現したものである。(詳しくは浦安市を参照されたし。)
- 現在、東京ディズニーランドは年中無休で営業しているが、以前は1年間に数回「休園日」というものが存在した。これは、テーマランドの一つである「ワールドバザール」が法規上、店舗面積4,098㎡の「第1種大規模小売店舗」に該当するため、大規模小売店舗法によって休日が規定されていたことが影響している。休園日は主に冬季に設定され、クリスマスなどイベントの飾り付けや通常では出来ない大規模なメンテナンス(オーディオアニマトロニクスの交換にヘリコプターを使う場合もあった)を行ったり、火災や地震など実際の営業で起こり得る災害を想定した大掛かりな防災訓練を行ったことがある。2000年6月に大規模小売店舗法は廃止され、新たに大規模小売店舗立地法が執行されたことで、現在休園日は設定されていない。
- 1957年5月、三越日本橋本店屋上に「こどもの夢の国 楽しいディズニーランド」という屋上遊園地が設置された。西井一夫編『60年安保・三池闘争 1957-1960 石原裕次郎の時代』(シリーズ20世紀の記憶),毎日新聞社,2000年,36ページに当時の写真が掲載されている。東京ディズニーランドが開業する遥か以前にも、日本に「ディズニーランド」の名を冠する施設が存在していたことになる。「写真と資料で読む昭和30年代大図鑑!! 三丁目の夕日の時代 日本橋編」小学館,2007年,21ページにも掲載されている。それによると、昭和32年、ディズニーとの契約により期間限定で設置されたとのこと。メリーゴーランド等のアトラクションやシンデレラ城が設置された。
- 園内には多くの「ヒドゥン・ミッキー(隠れミッキー)」(壁画やオブジェの一部にさりげなくミッキーフェイスがあしらわれている)なるものが多く存在し、ファンの間で密かなブームを呼んでいる。(この他にも、隠れプーさんが存在するという説もある。)これは東京ディズニーシーでも見られる。
- ヒドゥンミッキーの具体的な位置は、「トゥーンタウンの車のタイヤ跡」や「男性用トイレの洗浄ボタン」(いずれも東京ディズニーランド)などである。
- 学校行事として来園する際には制服着用での来園(特に学ラン)を控えるよう旅行代理店を通じて呼び掛けている(ただし強制ではない)。
- ハロウィンイベントでの仮装の注意点のイラストに、ディズニーとスクウェア・エニックスのコラボレーション作品『キングダムハーツ』シリーズの主人公であるソラの衣装の一部が載っている。この作品のオリジナルキャラクターの版権がディズニーにあるとはいえ、仮装はディズニーアニメーションもしくはアトラクションに登場するキャラクターのみが可能であり、キングダムハーツシリーズの仮装は認められていない。また、これに限らずキングダムハーツシリーズのアトラクション自体も、当然ながら存在しない。
- 屋内系のアトラクションのシアター入口等にある扉は手前(外側)に開くようになっているが、これは浦安市の消防条例により非常脱出時に扉を押して出口に向かえる様にする(パニックドア)事が定められている為である。[1]
- ^ 東京ディズニーランド社内誌「Tokyo Disneyland LINE」開園10周年記念要約版に記載
[編集] アクセス
- 鉄道
- 舞浜リゾートライン
- 一般路線バス
- 4系統(富岡線) 東京ディズニーランド⇔見明川団地⇔サンコーポ西口⇔順天堂病院前⇔市役所入口郵便局前⇔堀江三丁目⇔浦安駅入口
- 8系統(富岡S線) 東京ディズニーランド⇔東京ディズニーシー⇔見明川団地⇔サンコーポ西口⇔順天堂病院前⇔市役所入口郵便局前⇔堀江三丁目⇔浦安駅入口
江戸川区環七シャトルバス(京成バス委託) 2007年4月より試験運行
- 東京ディズニーランド⇔葛西臨海公園駅⇔総合レクリエーション公園⇔葛西駅⇔古川親水公園⇔一之江駅⇔[大杉第二小学校⇔鹿本中学校⇔JR小岩駅
- 東京ディズニーランド⇔葛西臨海公園駅⇔総合レクリエーション公園⇔葛西駅⇔古川親水公園⇔一之江駅⇔大杉第二小学校⇔上一色中学校⇔奥戸運動場⇔青砥駅東交差点⇔老健青戸こはるびの里⇔JR亀有駅
- 高速路線バス
- 東京ディズニーシーにも立ち寄る路線
- 昼行便
- 夜行便
- 東京ディズニーランドのみ止まる路線
- 京都駅中央口・奈良駅・王寺駅(ドリーム奈良号)(ジェイアールバス関東・西日本ジェイアールバス)
- 大阪駅桜橋口・天王寺駅(ドリーム大阪号)(ジェイアールバス関東・西日本ジェイアールバス)
- 高松駅・松山駅(ジェイアールバス関東・ジェイアール四国バス)
- 休止になった路線
- 車
- 最寄りの高速出口
- 最寄りの高速入口
- 首都高速道路湾岸線舞浜入口(西行)
- 首都高速道路湾岸線葛西出入口(西行)
- 首都高速道路湾岸線浦安出入口(西行・東行)
- 駐車場
- 駐車場については東京ディズニーリゾートの駐車場、東京ディズニーランドを参照のこと
[編集] バス・ターミナル
- 1番乗り場 高速バス 新宿駅南口行・横浜駅東口行
- 2番乗り場 高速バス
- 3番乗り場 ディズニーホテル ディズニーアンバサダーホテル
- 4番乗り場 オフィシャルホテル サンルートプラザ東京
- 5番乗り場 パートナーホテル
- 6番乗り場 パートナーホテル
- 7番乗り場 パートナーホテル
- 8番乗り場 高速バス 羽田空港行 成田空港行
- 9番乗り場 高速バス 環七シャトルバス
- 10番乗り場 グッドネイバーホテル等
- 11番乗り場 グッドネイバーホテル 東京ベイ有明ワシントンホテル等
- 12番乗り場 グッドネイバーホテル ホテルスプリングス幕張等
- 13番乗り場 グッドネイバーホテル
- 14番乗り場 臨時駐車場
[編集] オフィシャルスポンサー
[編集] 現在のスポンサー
- 株式会社NTTドコモ
- キッコーマン株式会社
- ポリネシアンテラス・レストラン
- キリンビール株式会社
- カリブの海賊
- ロイヤルストリート・ベランダ
- 株式会社講談社
- トゥーンタウン
- 株式会社ジェーシービー
- ミクロアドベンチャー!
- 新光証券株式会社
- 魅惑のチキルーム "ゲット・ザ・フィーバー!"
- 新日本石油株式会社
- ジャングルクルーズ
- 第一生命保険相互会社
- ビッグサンダー・マウンテン
- ベビーカー&車イス・レンタル
- 株式会社タカラトミー
- ウエスタンリバー鉄道
- 株式会社ニチレイフーズ
- シアターオーリンズ
- 株式会社日本航空インターナショナル
- スタージェット
- 日本コカ・コーラ株式会社
- スペース・マウンテン
- リフレッシュメントコーナー
- トゥモローランド・テラス
- 日本通運株式会社
- 宅配センター
- 日本ユニシス株式会社
- ハウス食品株式会社
- カントリーベア・シアター
- ハングリーベア・レストラン
- マイルロングバー
- 富士フイルム株式会社
- バズ・ライトイヤーのアストロブラスター
- カメラセンター
- ファンタジーランド・カメラショップ
- スプラッシュダウン・フォト
- 株式会社ブリヂストン
- グランドサーキット・レースウェイ
- プリマハム株式会社
- ザ・ダイヤモンドホースシュー
- スルーフットスーのダイヤモンドホースシュー
- プラザパビリオン・レストラン
- 松下電器産業株式会社
- スター・ツアーズ(モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク”完成と共に終了)
- モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”
- 三井不動産株式会社
- ショーベース
- 三井ホーム株式会社
- アリスのティーパーティー
- 明治乳業株式会社
- スウィートハート・カフェ
- クリスタルパレス・レストラン
- アイスクリームコーン
- ソフトランディング
- アイスクリームワゴン
- ベビーセンター
- トゥーンタウン・ベビーセンター
- 山崎製パン株式会社
- イーストサイド・カフェ
- UCC上島珈琲株式会社
- センターストリート・コーヒーハウス
- 株式会社ユーハイム
- スイスファミリー・ツリーハウス
- ペイストリーパレス
- 株式会社ニチレイ
- シアター・オーリンズ
- なお、ワールドバザールに「三井住友銀行浦安支店東京ディズニーランド出張所」が存在するが、三井住友銀行はオフィシャルスポンサーではない。同銀行はOLCの主要取引銀行である。
[編集] 過去の主なスポンサー
- 日産自動車(1992年10月~2006年9月3日)
- スプラッシュ・マウンテン
- 森永製菓株式会社(1983年4月15日~2006年9月3日)
- キャッスルカルーセル
- 日本ヒルズ・コルゲート株式会社(不明~2006年9月3日)
- ペットクラブ
- 日本水産株式会社(1983年4月15日~2006年9月3日)
- 蒸気船マークトウェイン号
- セイコー株式会社(1983年4月15日~2006年9月3日)
- ニューセンチュリー・クロックショップ
- セコム(1998年3月20日~2003年3月20日)
- ホーンテッドマンション
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 東京ディズニーランド・オフィシャル・ウェブサイト
- 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ:日本ユニシス(公式スポンサー)
- バズ・ライトイヤーのアストロ・ブラスター:富士フイルム(公式スポンサー)
- スター・ツアーズ:松下電器(公式スポンサー)
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