松山駅 (愛媛県)
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松山駅 | |
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駅舎(2008年6月撮影) |
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まつやま - Matsuyama | |
◄Y54 三津浜 (3.7km)
(3.5km) 市坪 U01►
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駅番号 | ○Y55・U00 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | ■予讃線 |
キロ程 | 194.4km(高松起点) |
所在地 | 愛媛県松山市南江戸一丁目 |
電報略号 | マツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
7,772人/日(降車客含まず) -2006年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月3日 |
備考 | みどりの窓口 有 |
松山駅(まつやまえき)は、愛媛県松山市南江戸一丁目にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅。駅番号はY55・U00。
本稿では、松山駅前にある伊予鉄道の松山駅前駅(まつやまえきまええき)についても記述する。
駅表示パネルのコメントは坊っちゃん、マドンナと道後温泉の駅。愛媛県の代表駅(県庁所在地駅)である。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] JR四国 松山駅
駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームを持つ地上駅である。駅構内には松山運転所(車両基地)が置かれている。
高架化が計画されている。詳細は高架化計画を参照。
[編集] のりば
当駅では、1番のりば北側に岡山・高松発着の「しおかぜ」・「いしづち」、南側に宇和島発着の「宇和海」が向かい合わせに止まる珍しい形態を取ることが多い。しかし、下り基準で「しおかぜ」編成の前側と「宇和海」の後ろ側は自由席がメインで、指定席・グリーン車を利用しての「しおかぜ」「宇和海」相互の乗り換えには時間と距離を要する。また、電車を使用する「しおかぜ」「いしづち」はここで折り返すため、車内清掃終了後すぐに発車となる(到着後およそ10分程度で発車する)。
1 | ●予讃線 | (上り) | 今治・伊予西条・新居浜・高松・岡山方面 | (特急「しおかぜ」・「いしづち」を含む) |
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(下り) | 伊予市・伊予大洲・八幡浜・宇和島方面 | (特急の大半を含む) | ||
2 | ●予讃線 | (上り) | 今治・伊予西条・新居浜方面 | (特急「ミッドナイトEXP松山」を含む) |
(下り) | 伊予市・伊予大洲・八幡浜・宇和島方面 | (特急の一部を含む) | ||
3 | ●予讃線 | (上り) | 今治・伊予西条方面 | |
(下り) | 伊予市・伊予大洲・八幡浜・宇和島方面 | (特急の一部を含む) |
- 主として、特急は1番のりば、普通は2・3番のりばを使用するが、例外もある。
[編集] 伊予鉄道 松山駅前駅
松山駅前駅 | |
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まつやまえきまえ - Matsuyama Ekimae | |
◄宮田町 (0.4km)
(0.3km) 大手町►
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所属事業者 | 伊予鉄道 |
所属路線 | 大手町線 |
キロ程 | 0.8km(古町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月3日 |
千鳥式に配置された2面2線の安全地帯が設けられている電停である。本電停を境に古町方は単線、西堀端方は複線となっている。それぞれ、松山市駅前・道後温泉方面行きと、古町・鉄砲町方面行きとなっている。後者については5系統が当駅を終着とするため、継続電車と当駅止電車で停車位置を分けている。
[編集] 貨物駅
JR貨物の施設は、駅舎の南側に位置する。本線を挟んだ西側は松山運転所が広がる。コンテナホーム2面、荷役線3本が設置されている。駅の着発線と荷役線は市坪駅方面に伸びる引き上げ線を介して接続している。また、駅構内には営業窓口のJR貨物松山営業所も置かれている。
[編集] 取り扱う貨物の種類
- コンテナ貨物
- 12ftコンテナ、20ft大型コンテナを取り扱う。
- 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
[編集] 貨物列車
貨物列車は、1日1往復高松貨物ターミナル駅方面との間に高速貨物列車が運行されているのみ。なお、当駅終着の下り列車は高松貨物ターミナル駅始発だが、当駅始発の上り列車は大阪貨物ターミナル駅を経由し金沢貨物ターミナル駅まで直通する。
[編集] 利用状況
JR松山駅の2006年度の1日平均の乗車人員は7,772人であった。これはJR四国の駅では、高松駅、徳島駅に次いで3位である。
[編集] バスのりば
駅前には伊予鉄道とJR四国バスのバスのりばが設置されている。
[編集] 一般路線バス
伊予鉄道
- (8) JR松山駅前・松山市駅~愛媛大学農学部前~道後温泉駅前
- (10) 久米駅前~大街道~松山市駅~JR松山駅前・津田団地前
- (52・53) 奥道後・湯の山ニュータウン~道後温泉駅前~松山市駅~松山空港(旧空港通り経由)
- (60) 松山市駅・JR松山駅前~高浜駅前
- (61・62) 松山市駅・JR松山駅前~太山寺・勝岡東・運転免許センター
- (90) JR松山駅前~本町六~愛媛大学前~東高前~道後温泉駅前<東西線>
- <特急>JR松山駅~松山市駅~四国がんセンター~(国道11号線・桜三里経由)~小松~西条~新居浜駅前(瀬戸内運輸と共同運行)
- 松山空港リムジン 道後温泉~大街道~松山市駅~JR松山駅前~松山空港(新空港通り経由)
- 松山観光港リムジン 道後温泉~大街道~松山市駅~JR松山駅前~松山観光港
瀬戸内運輸
JR四国バス
- <松山高知急行線> JR松山駅前~久万高原~落出
[編集] 高速バス
松山市駅前発着の高速バスはJR松山駅前を経由しないものも多い。
- 坊っちゃんエクスプレス 松山市駅前・松山駅前~高松
- 吉野川エクスプレス 松山市駅前・松山駅前~徳島
- なんごくエクスプレス 松山市駅前・松山駅前~高知
- ホエールエクスプレス松山市駅前・松山市駅~高知駅
- マドンナエクスプレス 松山市駅前・松山駅前~岡山
- キララエクスプレス 松山市駅前・松山駅前~新尾道~福山
- 松山エクスプレス大阪号 松山~大阪・京都
- オリーブ松山号 松山~名古屋
- ドリーム高松・松山号 松山~高松~東京~東京ディズニーランド
[編集] 駅弁
- あなご寿司
- アンパンマン弁当
- 四季の友
- 醤油めし
[編集] 駅周辺
- 伊予鉄道高浜線大手町駅(徒歩約5分)
- 駅前スタジアム
- 中野家(牛丼店で元吉野家チェーン店、かつては吉野家そっくりの看板を掲げていたことで知られる)
- キスケBOX
- 日本郵政グループ松山ビル(旧日本郵政公社四国支社、旧四国郵政局)
- 松山中央郵便局
[編集] 歴史
1927年に高松方面から延びてきた予讃線の駅として開業したが、松山市内には既に1888年に開業していた伊予鉄道の松山駅が存在していた。国有鉄道を当時運営していた鉄道省では伊予鉄道に駅名改称を要求し、伊予鉄道は国鉄駅の名前を「伊予松山駅」とすればよいと反発した。鉄道省は伊予鉄の運輸課長を東京の本省に呼び出して圧力を掛けるなどし、結局伊予鉄側が折れて伊予鉄の駅を松山市駅に改称して松山駅の名前を国鉄に譲った[1]。しかし国鉄の駅は市街地から離れていて、その後も松山における中心駅としての地位は松山市駅が占め続け、国鉄の駅は長距離客のみ使用するものという雰囲気が形成され、現在に至る。
[編集] JR四国 松山駅
- 1927年(昭和2年)4月3日 - 国有鉄道の駅として、伊予北条駅~松山間開通と同時に開業。
- 1930年(昭和5年)2月27日 - 伊予市駅まで路線が開通。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR四国・JR貨物の駅となる。
- 1990年(平成2年)11月21日 - 伊予北条~伊予市間電化。
- 2006年(平成18年)3月1日 - 駅番号表示を開始。
[編集] 伊予鉄道 松山駅前駅
- 1927年(昭和2年)4月3日 国鉄松山駅の開業と同時に古町~国鉄駅前(現在の松山駅前)間が開通。
- 1936年(昭和11年)5月1日 国鉄駅前~西堀端間が開業。同日に古町~国鉄駅前間を地方鉄道法による鉄道から軌道法による軌道に変更。
- 1987年(昭和62年)4月1日 JR発足に伴い、駅名を国鉄駅前からJR松山駅前に変更。
[編集] 高架化計画
現在、JR四国の松山駅では高架化計画がある。
[編集] 経緯
2000年に駅本屋をレトロ調に改装した。
松山市街の中心(大街道や松山市駅など)からはずれた中心市街地西端に位置している。これは、全国的に同様の事例がいくつかあったようだが、鉄道開業時に松山市が市街中心部への鉄道引き込みを拒否したため、当時の温泉郡南江戸村(現松山市南江戸1丁目)の田園地帯に駅を設置したことから来ている。今でも周辺部に市街化調整区域が残っており、ビルの横に田んぼというアンバランスな様相を呈する。道路も狭隘で、市街地として抜本的な改良が待たれる。高架化とあわせて土地区画整理事業を行うことにより、市街地としての再生も目指している。
実際、近辺の踏切で交通渋滞が頻繁に起きており、駅の所在する南江戸町が東西に分断されてしまっている。また改札が東側にしか無いにも拘らず自由通路も無いので、駅西側の住民が駅を利用しようとすれば南北の踏切を大回りせねばならず、不便を強いられている。
このような状況から、地元市会議員が中心となって高架化計画が持ち上がった。
[編集] 現況
愛媛県や松山市において計画が練られているが、事業構想の発表後、具体的な進展はみられない。松山駅に隣接している鉄道貨物駅も同時に移転予定であるが、大手事業所の事業縮小により貨物取扱量が減退していることから、移転交渉は難航していた。2005年12月、当初計画の貨物基地の面積を、縮小することによりJR貨物との交渉は合意したが、移転予定先の松前町において歓迎する空気は表だって見られない状況である。開発事業に反対する住民の勉強会や反対陳情等も行われている。土地区画整理事業とあわせて施行される予定であるが、土地需要もはっきりとしたものはない状況にある。
[編集] 事業概要
具体的には
- 貨物駅および松山運転所を北伊予駅~伊予横田駅間に移転(車両基地の名称は未定)
- 近隣の複線化
- 旅客ホームを含む延長2.4kmの高架化と8か所の踏切除去
- 西口駅前広場の整備
- 東口駅前の再開発等
- 伊予鉄道大手町線の軌道引込
- 軌道の西側への延伸計画がある(松山西部環状線付近まで)
- サクラメント通りのアンダーパス区間の埋め戻し
である。
完成は、愛媛県で国民体育大会が開催される2017年を予定している。
詳細は、松山市松山駅周辺整備課を参照。
[編集] 松山市駅との関係
松山市内には、前述の通り伊予鉄道の松山市駅もある。こちらは「市駅」と略して呼ぶことが多い。特に区別を要する場合、松山駅は「JR松山駅」と呼ばれる。路線の関係から、JR松山駅は主として県内外の主要都市と結ぶ足のやや長い交通、伊予鉄道の方は松山平野内の交通と棲み分けている。どちらかというと、松山市駅の方が市内中心部に近いことから、両社の相互乗り入れは絶えず課題となっている(ただ、技術的には困難)。また、予讃線西衣山駅を伊予鉄道高浜線西衣山駅に併設して連絡させる計画もあったが、伊予鉄道が反対していた。
[編集] 隣の駅
※特急停車駅は各列車記事を参照のこと。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
予讃線(伊予西条 - 松山) |
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予讃線・内子線(松山 - 内子 - 伊予大洲) |
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伊予鉄道松山市内線 |
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