桜三里
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桜三里(さくらさんり)は、愛媛県東温市(旧温泉郡川内町)から西条市(旧周桑郡丹原町)に至る金毘羅街道(讃岐街道)の峠道の通称である。
名前の由来は、およそ700年以上前に源氏に追われた平家の残党、樫原源太季秋が辿りついた後、隠れ住み、平家の再興を願って毎年のように桜を植えていった説と、江戸時代、当時の松山藩士、矢野五郎右衛門源太が、吉野山のような名所にしようと囚人を使い、街道の三里(メートル法に換算すると約12キロ)の間に桜の木を植えさせたという説がある。
その後、千原鉱山の煙害、国道11号の整備や自動車の排気ガスの影響等による立ち枯れにより、桜の木は年々減少傾向にあったが、地元住人の保存活動により、春先には満開の桜が国道沿いを中心に咲くようになった。
現在は松山自動車道が北方の「新桜三里」を越える。