久米明
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| くめ あきら 久米 明 |
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| 生年月日 | 1924年2月8日（84歳） |
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| 出生地 |  日本東京都 |
| ジャンル | 俳優、声優、ナレーター |
| 活動期間 | 1947年 - 現在 |
| 主な作品 | |
| トラ・トラ・トラ! ザ・ガードマン すばらしい世界旅行（ナレーション） 鶴瓶の家族に乾杯（ナレーション） 他 |
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久米 明（くめ あきら、本名：同じ、1924年2月8日 - ）は、日本の俳優、声優、ナレーター。東京都出身。元日本大学芸術学部教授。1992年紫綬褒章。
旧制麻布中学校、東京商科大学（現・一橋大学）卒業。長男は帝京平成大学准教授スポーツ科学者・久米秀作、次男はミュージシャン・久米大作。
目次 |
[編集] 来歴・人物
学徒兵として敗戦をむかえた。大学に復学したが、心に大きな穴があいた状態であった。初めての新劇である、東京銀座の東京劇場での俳優座によるゴーゴリ『検察官』に復員服姿で酔った。演劇研究会を結成し、大学祭では初舞台を踏み、やみつきになった。1947年、木下順二、山本安英らと劇団「ぶどうの会」を結成。山本主演、岡倉士朗演出の『夕鶴』への出演が人生を決定したという。中心俳優として活躍するが、17年での同劇団の分裂・解散により、1964年に福田恆存主宰の現代演劇協会・劇団雲に入団。その後、同協会内の劇団欅に移り、1976年からは劇団昴に所属する。
知的な風貌で、弁護士や医師といった役柄も多い。顔立ちが池田勇人元総理によく似ていたことから、映画『金環蝕』『不毛地帯』（共に山本薩夫監督）では、池田がモデルとなっている政府高官を演じ、更にNHK特集『日本の戦後』シリーズでは池田本人の役も演じている。
独特の語り口で声優としても活躍、ハンフリー・ボガートの吹き替えや、『日立ドキュメンタリー すばらしい世界旅行』のナレーターとしても知られる。NHKの「テレビ文学館」では、宮澤賢治の童話を朗読した（『注文の多い料理店』、『風の又三郎』、『どんぐりと山猫』、『狼森と笊森、盗森』）。
1972年から日本大学藝術学部講師、1975年から同教授。
[編集] 親族
- 長男:久米秀作（1953年生まれ。帝京平成大学准教授。日本体育大学卒業、同大学院修了。）
- 二男:久米大作（1957年生まれ。作曲家。）
- 長女:久米ナナ子（1960年生まれ。舞台芸術家、玉川大学文学部卒。）
[編集] 主な出演作品（俳優）
[編集] 映画
- にっぽん昆虫記（1963年、日活）
- あの試走車を狙え（1967年、大映）
- 陸軍中野学校 密命（1967年、大映）
- 陸軍中野学校 開戦前夜（1968年、大映）
- 女秘密調査員 唇に賭けろ（1970年、大映）
- トラ・トラ・トラ!（1970年、20世紀フォックス）
- 初めての愛（1972年、東宝）
- 青春の蹉跌（1974年、東宝）
- 樺太1945年夏 氷雪の門（1974年、東洋映画）
- 金環蝕（1974年、東宝）
- 動脈列島（1975年、東宝）
- 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け（1976年、松竹）
- 不毛地帯（1976年、東宝）
- 女教師（1977年、日活）
- 北村透谷 わが冬の歌（1977年、ATG）
- 皇帝のいない八月（1978年、松竹）
- 蘇える金狼（1979年、東映）
- 動乱（1980年、東映）
- しのぶの明日（1984年、日本ヘラルド映画）
- 釣りバカ日誌2（1989年、松竹）
[編集] テレビドラマ
- 花の生涯（1963年、NHK大河ドラマ） - ハリス
- ザ・ガードマン（大映テレビ・TBS）
- 第86話「悪者たちは死んだ」（1966年）
- 第89話「死神の館」（1966年） - 石浜
- 第103話「真赤な裏切り」（1967年）
- 第128話「殺しのお知らせ」（1967年）
- 第171話「情無用サラリーマン稼業」（1968年）
- 第190話「銀行は真昼に襲え」（1968年）
- 第204話「ガードマンを死刑台に送れ」（1969年）
- 第219話「魔の13日金曜の連続殺人」（1969年）
- 第227話「怪談・霧の夜は殺人鬼が笑う」（1969年）
- 第270話「妻は夫の秘密をさぐるな」（1970年）
- 第337話「奥さんがよろめく時殺人が起る」（1971年）
- キイハンター 第88・89話「スパイ忠臣蔵（前・後編）」（1968年、東映・TBS） - キラー上野
- 荒野の素浪人 第1話「乱闘 辰の上刻」（1972年、三船プロ・NET） - 堀田甲斐
- ありがとう 第3シリーズ（1973年、TBS） - 松永（山岡久乃の再婚相手）
- 国盗り物語（1973年、NHK大河ドラマ） - 明智光安
- 子連れ狼 （ユニオン映画・NTV）
- 元禄太平記（1975年、NHK大河ドラマ） - 細井広沢
- 明治の群像 海に火輪を（1976年、NHK） - ボアソナード
- 花神（1977年、NHK大河ドラマ） - 杉百合之助
- 日本の戦後 第10集「オペラハウスの日章旗 サンフランシスコ講和会議」（1978年、NHK） - 池田勇人
- 七人の刑事 第1話「警視総監の宝物」（1978年、TBS）
- 新幹線公安官 第2シリーズ 第5話「乗り入れられた分岐点」（1978年、東映・ANB）
- 太陽にほえろ! （東宝・NTV）
- 第287話「ある娘」（1978年）
- 第325話「波止場」（1978年）
- 第355話「ボス」（1979年）
- 新五捕物帳 （ユニオン映画・NTV）
- 第22話「泣くな夜あけの はぐれ鳥」（1978年） - 吉野清五郎
- 第186話「幼馴染みの別れ」（1982年）
- 草燃える（1979年、NHK大河ドラマ） - 伊東祐親
- 森村誠一シリーズII 野性の証明（1979年、東映・MBS）
- 俺たちは天使だ! 第1話「運が悪けりゃ死ぬだけさ」（1979年、東宝・NTV）
- 風の隼人（1979年 - 1980年、NHK） - 大久保次右衛門
- 服部半蔵・影の軍団 第1話「虎は嵐に爪をとぐ」（1980年、東映・KTV）-水戸光圀
- 非情のライセンス 第3シリーズ 第5話「兇悪の祈り・国外逃亡を阻止せよ」（1980年、東映・ANB）
- 関ヶ原（1981年、TBS） - 平岡頼勝
- おんな太閤記（1981年、NHK大河ドラマ） - 浅野又右衛門
- 3年B組金八先生 第2シリーズ（1981年、TBS） - 荒谷二中の大山教師
- ザ・ハングマン 燃える事件簿 第12話「高速道路にコンクリート詰め」（1981年、松竹・ABC）
- 特捜最前線 （東映・ANB）
- 第257話「母…」（1982年）
- 第410話「愛子・運河の街の女! 」（1985年） - 日本ワールド商事社長・宗円信義
- 時代劇スペシャル / 怪盗夢吉忍び控（1982年、CX） - 伝左衛門
- 早春スケッチブック（1983年、CX）
- 徳川家康（1983年、NHK大河ドラマ） - 片桐且元
- 少女に何が起ったか（1985年、大映テレビ・TBS）
- まんが道（1986年、NHK銀河テレビ小説）
- オヨビでない奴!（1987年、TBS）
- 火曜サスペンス劇場 / 過去からの殺人者（1989年11月、テレパック・NTV）
- ぼくが医者をやめた理由（1990年、TX）
- 清左衛門残日録（1993年、NHK金曜時代劇） - 家老･間島弥兵衛
- 和菓子の味（1994年、NHK）
- 春よ、来い（1994年、NHK連続テレビ小説）
- 水戸黄門 第24部（1995年、TBS） - 薩摩藩国家老・伊織頼母
- 八代将軍吉宗（1995年、NHK大河ドラマ） - 大久保忠朝
- 憲法はまだか（1996年、NHK） - 美濃部達吉
- 彼女たちの結婚 第8話「突然のプロポーズ」（1997年、CX）
- 月曜ドラマスペシャル / 浅見光彦シリーズ（12） 札幌殺人事件（1999年、TBS）
- どんまい! （2005年、NHK）
[編集] 舞台
[編集] 主な出演作品（声優）
[編集] 劇場版アニメ
[編集] 吹き替え（洋画）
- ハンフリー・ボガートの吹き替え
- その他
- ニュー・シネマ・パラダイス（フィリップ・ノワレ）
- ベスト・キッド（ノリユキ・パット・モリタ）
[編集] 吹き替え（アニメ）
[編集] 吹き替え（ドラマ）
[編集] ゲーム
- 天外魔境 風雲カブキ伝（奈落の神）
- レジェンド オブ ドラグーン（ディーユ司教）
[編集] ナレーション
- テレビドラマ
- ザ・ガードマン
- 第244話「史上最高のボーナス強盗」（1969年）
- 第247話「殺人せり市」（1969年）
- 影の軍団IV（1985年、関西テレビ）
- 女無宿人 半身のお紺（1991年、テレビ東京）
- ザ・ガードマン
- テレビアニメ
- 坊ちゃん（1980年、フジテレビ）
- わたしとわたし―ふたりのロッテ―（1991年～1992年、日本テレビ）
- 手塚治虫の旧約聖書物語（1997年、WOWOW）
- 火の鳥（2004年4月～、NHK）
- テレビ番組
- OVA
- 銀河英雄伝説（第40話内の歴史番組のナレーター）
[編集] 著書
- 朗読は楽しからずや（2007年、光文社） - 付録にミニCDがつく。
