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DARKER THAN BLACK -黒の契約者- - Wikipedia

DARKER THAN BLACK -黒の契約者-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

DARKER THAN BLACK -黒の契約者-
ジャンル SFアニメ
テレビアニメ
原作 BONES
岡村天斎
監督 岡村天斎
企画 竹田青滋(MBS)
植田益朗(ANIPLEX)
南雅彦(BONES)
峯岸卓生(博報堂DYMP)
シリーズ構成 岡村天斎
菅正太郎(13話~)
キャラクターデザイン 小森高博
岩原裕二(原案)
アニメーション制作 BONES
製作 毎日放送
DTB製作委員会:
アニプレックス
ボンズ
博報堂DYメディアパートナーズ
ミリカ・ミュージック
ムービック
放送局 放送局を参照
放送期間 2007年4月5日 - 9月27日
話数 全25話+TV未放送1話
コピーライト表記 ©BONES
岡村天斎
DTB製作委員会
MBS
テンプレート使用方法 ノート

DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』(ダーカーザンブラック くろのけいやくしゃ)はBONES制作の日本のアニメ作品。MBSTBS系列全10局で2007年4月から放映。テレビ放送分25話に、未放送分の1話を加えた全26話。

目次

[編集] 作品概要

主な舞台は日本東京であり、基本的には現実と同様の世界観となっている。事実、徹底的なロケハンにより、殆どのエピソードの舞台として実際に存在する場所・建物が(多少のアレンジを施しつつ)忠実に描かれている。ただし作品世界では「ゲート」と呼ばれる異常現象と「契約者」と呼ばれる超能力者が存在している。

物語は、「契約者」であり秘密組織に所属するエージェントでもある主人公の、他の「契約者」たちとの戦闘、また任務に関係して出会う人々との交流を中心に進展してゆく。そこに「契約者」による事件を追う警視庁公安部外事四課の刑事たちも加わって、「ゲート」や「契約者」をめぐる謎や陰謀の真相を明らかにする展開となっている。

[編集] あらすじ


注意以降の記述でDARKER THAN BLACK -黒の契約者-に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


10年前、突如東京を襲った異変。通称「地獄門(ヘルズ・ゲート)」といわれる未知の領域が出現したその時から、この世界は本当の“空”を失い、夜空を覆う満天の星空は、偽りの星達のものとなった。また、この時から「契約者」と呼ばれる特別な能力を身につけた者達が現れはじめる。人間らしい感情や「契約対価」という代償と引き換えに人外の能力を得た存在である彼らを利用して、このゲートに関する情報を得ようと、各国の諜報機関が東京にエージェントを送り込む。

主人公・黒<ヘイ>もまた、そうした契約者の一人である。彼はある”組織”に所属しており、他の諜報機関等からは「BK-201」又は「黒の死神」と呼ばれている。そして、同じ“組織”のメンバーである銀<イン>・猫<マオ>・黄<ホァン>とともに、ゲートに関連する情報を集め、“組織”の任務を実行している。

[編集] 世界設定

  • ゲートの出現と同時に本物の空が消失。以後飛行機成層圏までしか飛べず、人工衛星は使い物にならなくなった。
  • 地獄門が東京の中心に出来たために、総武線中央線が一部停止、内部にあった施設や公的機関は、移動を余儀なくされた。
  • 南米では、「天国門(ヘブンズ・ゲート)」をめぐる『天国戦争』によってどの国も壊滅状態に。さらに直後の『天国門消失』に伴い、数億の人命と広大な大陸の一部が地球から消え去っている。

[編集] 登場人物

[編集] 主要登場人物・組織

[編集] “組織”

主人公達が所属している組織。正式名称が不明のため“組織”とする。各国諜報機関の間ではそれなりに有名。コードネームや偽名に中国語を使用し、表向きには中国国籍を使っているが、監督によると、別に中国人というわけではない。各国警察・諜報機関に根を張り、国連機関PANDORAすら隠れ蓑に使う巨大な組織。その隠された目的は契約者を滅ぼすこと。

黒<ヘイ>
- 木内秀信入野自由(幼少期)
本作の主人公。強力な戦闘力を有する契約者で、“組織”のエージェントの一人。彼が関わったと見られる案件は多いものの、警察ですら実態を掴めないでいる謎の多い存在。「黒の死神「呪いの契約者」といった異名を持つ。
メシエコードはBK-201。契約能力は「電気の流れを自在に操る」。電気系統に干渉して機器を動作やショートさせたり、人間を感電死または気絶させる事も可能。契約者でありながら「心」を失っていない稀有な存在である。さらに対価も支払う様子が見られない。
任務の際には黒いコート(黒<ヘイ>が着用した場合のみ防弾効果を持つ)と白い仮面(着けない場合もある)を身に纏い、ベルトに仕込まれたワイヤーとそれに結ばれたナイフを投げて戦う。高い身体能力を持ち、戦闘の際にはワイヤーを活用して縦横無尽に駆け回る。また、それを介して相手に電流を流す攻撃方法を得意とする。
極度の大食漢で、それを満足させるため業務用の炊飯器を持ち、また中華料理の腕前は大したもの。
五年前南米で行方不明になった妹・白<パイ>を探している。
五年前の天国門消失後、契約者となった。
正確には彼は契約者ではなく契約者の能力を持った人間。能力の「電気の流れを自在に操る」は本来の能力の1つでしかなく、本当の能力は「物質変換」。彼の契約能力は白<パイ>に由来するもの。契約者になってしまった妹を受け入れるために、自身も“組織”のエージェントとなり、冷酷な暗殺者を演じていたが、南米での天国門消失の際、白<パイ>と同化。以後彼女と同じメシエコード、能力の一部を使うようになった、どっち付かずの存在。人と契約者とが互いの存亡を掛けた戦争の最終局面の鍵を握ることになり、人と契約者どちらかのみを選択するのではなく、双方が共に生きられる世界を望み「物質変換」の能力でサターンリングを単身破壊、銀<イン>と共に姿を消した。
李舜生(リ・シェンシュン)
黒<ヘイ>の表向きの顔であり、主に潜入工作の際に用いられる。物語開始と同時に「海月荘」の201号室に引っ越してきた。中国からの留学生を名乗るものの、偽装なのか、学校に通っている様子は一切無い。任務により、様々な職種のアルバイトとして目的の施設に潜入することが多い。趣味は天体観測。普段着はたいてい白いシャツジーパン、時にその上から緑のパーカーを着ることもある。
性格は黒<ヘイ>の時とは違い、気弱で穏やかだが感情表現豊かであり、行動力に溢れる。人を和ませる雰囲気で、ターゲットに疑われることなく近付くことが出来る。ちなみに、黒<ヘイ>の時三白眼である瞳が李舜生の時には普通になる。黒い防弾コートは常に所持しているようで、そのサイズは折りたたんでポケットに入る程度。
外事四課課長の霧原未咲とは何度も遭遇する。
銀<イン>
声 - 福圓美里
17歳の少女。を媒介して観測霊を操る盲目のドール。
黒<ヘイ>と同じチームに属し、主に諜報や探索を担当する。銀髪を細いリボンで結んでおり、アンティークドールを思わせるワンピースを着ている。普段は黒<ヘイ>の住む海月荘の近くにある煙草屋の看板娘。盲目ではあるが、絶対音感を有する優れた聴覚で周囲を認識し、一人でも行動出来る。
本名はキルシー(「サクランボ」の意)で、北欧育ち。月明かりの下でピアノを弾くのが好きな、感情豊かな少女だった。まだ幼かった彼女は、父親を飛行機事故で、直後に母・アンニ(声 - 鷹森淑乃)も彼女をかばって自動車事故で、と両親を相次いで亡くす悲劇に見舞われる。その後ドールとなり“組織”に入るまでの経緯は不明。
ピアノの師だったエーリスと再会するも、銀<イン>として黒<ヘイ>たちと共に居ることを選ぶ。
第25話で時間の逆行に飲み込まれそうになった黒<ヘイ>を救い、共に"組織"へ反抗。その際観測霊が人の手の形を取った。エピローグでは彼女の姿をした観測霊が見られる。
第26話ではキコの影響で腐女子的一面を見せ、またそのおかげで暗号がわかった。
猫<マオ>
声 - 沢木郁也
黒<ヘイ>と同じチームに属する"組織”の契約者。任務中、黒<ヘイ>とは行動を共にする事が多い。赤い首輪と通信機付きのを付けた黒猫
メシエコードは不明。能力は「動物への憑依」で、人間へは憑依できない。憑依中は対象が動物であっても、人語を話す事が出来る。また憑依し慣れた動物でないと上手く操れないらしい。黒猫に憑依している間に本来の肉体が死亡して戻れなくなった為、そのまま黒猫に憑依し続けている。本来の肉体を失ったので契約対価は支払済になっている。普段は冷静沈着な性格だが、猫の脳では思考力が劣るため耳につけた端末を介してコンピューターによるバックアップを受けており(その為“組織”から離れることができない)、それを怠ると、猫の本能が蘇り、行動が制御できなくなる。
黒<ヘイ>と共に"組織"から切り捨てられ、サーバーに接続できなくなったため猫に戻ってしまう。最終話では彼と思しき猫が確認できる。
黄<ホァン>
声 - 池田勝
黒<ヘイ>たちのチームの責任者。任務に関する指示の伝達や情報・物品の受け渡し等、"組織"との連絡や後方支援を担当する。いつも帽子を被りロングコートを纏う禿頭の中年男性。自身は契約者ではなく、彼らを嫌い、軽蔑している。“組織”の恐ろしさを知る彼は、任務優先のために冷酷な命令を黒<ヘイ>に与えることもあり、黒<ヘイ>や猫<マオ>と度々衝突する。銃の腕はかなりのもの。任務の際に運転しているのはスズキ・ワゴンR
本名は久能潔(くの きよし)[1]。警視庁公安部の警官であったが、ある日、恋人の岸田志保子が同僚を殺害する現場を目撃、契約者という存在を目の当たりにする。本来なら一般人は契約者に関する一切の記憶を消されてしまうところを、その前に”組織”の一員となった。当初、同じチームの黒<ヘイ>たちを、彼らが契約者であることを理由に機械のように扱っていたが、仲間の過去や自身の過去をきっかけに、打ち解けていく。
"組織"の刺客に撃たれて重傷を負い、3人と魏志軍をゲートに送った後、車で追手を引き付け、最後は自爆した。

[編集] その他の構成員
ミーナ・カンダスワミ
声 - 大原さやか
地獄門内のPANDORA施設で働く女性研究員。
PANDORA施設で働きたいがためだけに“組織”と契約し、2年前からスパイとして送り込まれている。掃除夫として侵入した黒<ヘイ>と接触するも、研究への情熱から“組織”の仕事に関してはあまり乗り気ではない。しかし黒<ヘイ>への恋心から、次第に過剰な接触や独断行動をとるようになる。
セルゲイ・ヴィクトロフ
声 - 田中秀幸
地獄門内のPANDORA施設で働く主任研究員。
かなり多くの情報に通じており、“組織”でも上層部に位置する人間のようだ。PANDORA施設でのミーナの直属の上司。
岸田志保子(きしだ しほこ)
声 - 鵜飼るみ子
新興宗教「ゲート原理主義者友愛会」に潜入している“組織”のスパイで女性契約者。潜入のずっと以前から教団と教祖アルマを追い続けていた。
メシエコード不明。契約能力は「内臓破裂」。右手を自分の胸に当てながら対象を見つめることで、相手を体内から破壊する。契約対価は「感受性を取り戻すこと」。その為、能力を使う度、己の犯した罪の恐ろしさに苦しむ。
かつて公安内部に潜入した教団スパイを割り出す任務中、情報を得るために近づいた久能潔(黄<ホァン>)を本当に愛してしまう。全てが終わったとき彼の前から姿を消したが、2人で過ごした記憶を消させないため、彼が“組織”に拾われるよう裏で計らうことまでした。作中では任務失敗のために“組織”から消されることになり、彼女をかばおうとした黄<ホァン>を守るため自分から死を選んだ。

[編集] 警視庁公安部外事四課

公安部外事四課は警視庁において契約者がらみの事件の捜査を担当している(「外事課」とは外国からのスパイテロリストを取り締まる部署のことで、実際の警視庁には一課〜三課が存在)。メンバーはみな契約者ではない一般人である。なお、警視庁本庁舎の存在する皇居周辺は地獄門内部であるため、現在新宿区初台NTT東日本の本社ビルが仮庁舎として使用されている。

霧原未咲(きりはら みさき)
声 - 水樹奈々
若くして外事四課の課長となったエリート女性刑事。警察庁警備局局長である父を持つ。階級は警視。一度警視正への昇進の話が持ち上がったが、思うところがあり辞退している。皮肉や冗談を口にすることもあるが、堅物で、強い正義感と部下への思いやりを持っている。ポルシェ・911(997型)の覆面パトカーに乗る。好物は脂っこい物だが、全く太らない体質らしい。眼鏡を掛けており、裸眼ではかなり目が悪い。高校時代は剣道部に所属。
焼肉屋で偶然出会った茅沼キコに年増と呼ばれてショックを受けていたようだ。
監督によると本作品における萌え担当キャラらしい。
最終話、“組織”の人間である宝来を逮捕しようとするが逆に殺されかけ、黒<ヘイ>に助けられる。その際彼が「李舜生」だと見抜いた。
斎藤雄介(さいとう ゆうすけ)
声 - 志村知幸
霧原未咲の部下。未咲を心から尊敬し、命令には従順な巨漢。柔道4段・空手2段の腕前を持つ。本名のまま潜入捜査をおこなったり、部外者の前で未咲と会話するなど、その言動は公安部警官としてあまり誉められたものではない。
河野豊(こうの ゆたか)
声 - 鳥海浩輔
霧原未咲の部下。斎藤とは対照的な軟派な優男。外見から軽い奴に見られがちだが、斎藤と同じく未咲を尊敬している。が、斉藤に対しては度々生意気な口を利くことも。
松本邦夫(まつもと くにお)
声 - 福田信昭
霧原未咲の部下。四課の最年長。年上のため未咲を含む皆から「松本さん」と呼ばれている。ベテランの貫禄を持つ初老の男性。自称、文学青年の成れの果て。
大塚真由(おおつか まゆ)
声 - 稲村優奈
霧原未咲の部下。天文部からの連絡・報告を課員に伝える担当。
かなりのオタクで大学時代はマン研に所属。好きなアニメは『薔薇のモーリス』。趣味は同人小説の執筆で、MAYUMAYUのペンネームで書く『モーリスの夜』には黒<ヘイ>をモデルにしたキャラを出している。黒<ヘイ>を見た時の感想は「鎖骨のラインが美しかった」。

[編集] 警察上層部
宝来善充(ほうらい よしみつ)
声 - 池水通洋
公安部部長。霧原未咲の上司。常に黒の手袋を着用している厳つい男性。
“組織”の関係者。ゲート消滅に失敗したエリック西島を殺し、自分に反抗した未咲をも始末しようとするが現れた黒<ヘイ>に敗れ逮捕される。
霧原直泰(きりはら なおやす)
声 - 宝亀克寿
警察庁の警備局長で、霧原未咲の父親。階級は警視監。娘を溺愛しており、やや公私混同のきらいがある。

[編集] 天文部

国立天文台が警視庁の関連機関となったもの。偽りの星(詳細は作中用語の項を参照のこと)の観測・分析を担うとともに、所属するドールたちが送電線を媒介して契約者の捜索を行っている。なお、国立天文台は三鷹キャンパスに実在する施設である。

石崎香那美(いしざき かなみ)
声 - 小林沙苗
国立天文台の主任の女性。霧原未咲とは同期で、高校時代の学友である。プライベートでは互いを下の名前で呼び合う仲で、未咲にとっては肩の力を抜ける相手。高校時代、委員長を務めていたが、あまり真面目な性格ではない。
星見様(ほしみさま)
声 - 松尾佳子
国立天文台の中央に座る老婆。特務天文官という肩書きが与えられたドール。詳細は不明だが特別なドールであることが伺える。
喋るようにプログラムされていないのにも関わらず、5年前の太陽の大黒斑(詳細は作中用語の項を参照のこと)周期の際に突然予言的な言葉を発しはじめ、その言葉通り天国門が消滅した。以来偽りの星同様、観測対象とされている。再び大黒斑周期が迫る中、5年ぶりに口を開き、天文部に戦慄を走らせた。

[編集] 各話登場人物・組織

[編集] フランス対外安全総局(DGSE)

ルイ
声 - 加瀬康之
フランス対外安全総局に所属するエージェントで、強力な契約者だった。国立研究所から国連機関PANDORAに不正アクセスし、持ち出した機密情報を篠田千晶に預けていた。
メシエコードはGR-544。契約能力は「重力遮断」。自分や対象にかかる重力を調整することで、相手を遥か高空まで飛ばしたり、自分の体を浮かせて空中を移動する事が出来る。契約対価は「自らの指の骨を折ること」。黒<ヘイ>に敗れ、交渉を持ちかけるも殺された。
ジャン
声 - 羽多野渉
ルイの仲間でフランス人エージェントの契約者。
メシエコードは不明。契約能力は「物質交換型テレポーテーション」。自身の体や触れている物体ないしその一部を、離れた所にある別の物体(若しくはその一部)と「交換」する。「交換」出来る体積は同等であり、また「交換」までにタイムラグがある。契約対価は「小石を正確に並べること」。
ドールを使って仕立てた「偽の篠田千晶」を利用して黒<ヘイ>を誘き出して殺そうとするも失敗、逆に黒<ヘイ>によって殺された。
アラン
声 - 大西健晴
ルイの仲間でフランス人エージェント、契約者ではない。黒<ヘイ>を殺そうとするも失敗、黒<ヘイ>に殺された。
ポール
声 - 大黒和広
契約者。ルイの仲間のエージェントで、黒肌の巨漢。
メシエコード不明。契約能力は「爆破」。爆破された対象の飛散物は硬化し、周囲にダメージを与える。契約対価は「野草を食べること」。黒<ヘイ>に殺された。

[編集] マイヤー&ヒルトン社

各地の紛争へ契約者を傭兵として派遣するなど、契約者を利用したビジネスをいち早く手がけた企業。利益をあげるためなら人体実験や暗殺も行う。現在は経営が傾いている。

ケネス
声 - 石井康嗣
田原耕造を再び会社に呼び戻すためルーコと共に来日した。独特のこだわりを持つビジネスマンで、必要以上によくしゃべる。自身は契約者ではなく、契約者を嫌っている。柏木舞に殺された。
ルーコ
声 - 山野井仁
契約者。マイヤー&ヒルトン社に雇われていて、ケネスと共に来日。
メシエコード不明。契約能力は「空気を自由に固形化させる」、無色透明なまま空気をイメージ通りに固体化することができる。刃にし、ナイフや投げ槍のように投擲したりのように長くてしなるようにしたりと、さまざまな形状・機能のものを作り出す。契約対価は「本の全ページにドッグイアーを作る」。対価を払うため常に大量の書物を所持している。田原殺害直後、黒<ヘイ>に殺された。
田原耕造(たはら こうぞう)
声 - 目黒光祐
柏木舞の父で、地獄門第一次調査隊の唯一の生き残り。
マイヤー&ヒルトン社で研究員をしていたが、娘が契約者となったことから会社をやめ、契約能力を封じるための研究を独自に行っていた。娘との仲は悪かったが、彼自身は娘を愛しており、彼が娘の待つ家に帰ることもなく続けていた"仕事"も、彼女の能力を封じるために試行錯誤を繰り返していたせいだった。モラトリアムとなり能力を暴走させる娘を自らの手で殺そうとしたが、ルーコに殺された。

[編集] MI6

イギリス情報局秘密情報部(正式略称はSIS)。そのエージェントは、英語における月の名前をコードネームとしている。ハヴォックを国連機関PANDORAに引き渡すために東京を訪れ、そのまま東京に残る。

ノーベンバー11(-イレブン)
声 - 井上和彦
(直訳すれば11月11日)“MI6最高のエージェント”と評される契約者で、金髪碧眼の白人男性。フランクでユニークな振舞いを見せる「伊達男」。表向きはイギリス外務省の「ジャック・サイモン」と名乗っている。愛用する携帯電話NTTドコモキッズケータイSA800i(ライムカラー)マツダ・RX-8を運転する。
メシエコード不明。能力は「触れた水分の凍結」。雨水やコーヒーなどの水分の氷結は勿論、人体に触れた場合は皮膚を通して血液を凍らせることもできる。また、水分を氷柱状に凍結させて武器にする。契約対価は「喫煙」だが、本人は極度の嫌煙家。タバコの銘柄はイギリス製のDEATH
能力を取り戻したハヴォックを危険視し、殺害。その際黒<ヘイ>と交戦したが、彼の能力を知ったうえで絶縁のためゴム長靴を履くなど用意周到で、決着は付かなかった。イブニング・プリムローズ(後述)に拘束された際には、参加を要求されるも断っている。
“組織”の正体とその目的に辿り着いてしまったため消されることになり、ディケイドとその部下を道連れに死亡。
エイプリル
声 - 本田貴子
MI6の女性エージェントで契約者で、派手な格好をした黒人女性。25歳。
メシエコード不明。契約能力は「空中の水分を集める」。作中では主に雨雲を形成し降雨させている。その効果範囲はかなり広い。ノーベンバー11の能力との相性の良さゆえに、彼のパートナーとしてチームを組んでいる。契約対価は「飲酒」。ちなみに本人は大の好きでかなりの酒豪。
ジュライ
声 - 浅井清己
MI6のエージェントで、つば付き帽子を目深に被った幼い少年のドール。よくエイプリルと手をつないで行動している。ノーベンバー11・エイプリルを仲間と認識している。
ガラス金属[2]を媒介に、観測霊を操る。
ディケイド
声 - 野島昭生
ノーベンバー11たちの上司で、眼鏡をかけた禿頭の中年男性。ハヴォック死亡後、ノーベンバー11に対して“組織”と黒<ヘイ>について調査するよう命令した。
“組織”の人間。“組織”の正体と目的を知ったノーベンバーの処分を下すも彼に道連れにされる。

[編集] 国連機関PANDORA

Phisicalqantity Alternation Natural Deconstruction Organized Research Agency

国連主導の国際研究機関。PANDORA法(詳細は作中用語の項を参照のこと)に基づき、契約者や地獄門の研究をしている。地獄門内に研究施設が存在する。名前の由来はパンドラの箱からと思われる。本来は単なる研究機関に過ぎないはずの組織だが、武装した独自の部隊を秘密裏に有しており、必要なら武力行使に打って出ることもある。ゲートや契約者に関するその研究は、実は契約者を滅ぼすためのものであり、背後には“組織”の存在がある。これらは機密であり、PANDORA内部でも一部の人間にしか知らされていない。

エリック西島
声 - 三木眞一郎
PANDORA職員。職位は部長。眼鏡の奥から冷徹な眼差しを向ける男性。
PANDORA内でゲート消滅を指揮していたが、任務に失敗したため宝来によって始末される。
ロバート・シュレーダー
声 - 家弓家正
ゲートの謎に関する研究で知られた科学者。数年前から地獄門内PANDORA施設の最深部に隔離され、そこで研究を続けていた。
彼はゲートを消滅させる研究をしていた。彼によればゲートが消滅すれば、全ての契約者は溶けて消えてしまうらしい。最後はエリックの死を目の当たりにして逃亡した。

[編集] 青龍堂(チンロンタン)

新宿を中心に活動している香港マフィア[3]。契約者(魏志軍)によりボス及び幹部が皆殺しにされたため事実上壊滅する。

魏志軍(ウェイ・チージュン)
声 - 草尾毅
青龍堂の構成員。アリス・ワンの護衛兼運転手。
契約者であり、青龍堂壊滅を目論むアリスと共謀、その能力を使って幹部を次々と殺害する。しかし、彼の本当の目的は自らが青龍堂を掌握することにあり、結局はアリスを裏切って殺した。
メシエコードVI-952。契約能力は「物質交換型テレポーテーション」の一種。自身の血液を対象に付着させた状態で指を鳴らすと、血が付着した部分だけが切り抜かれたようになって何処かへ転送される。能力の媒介となる自身の血液を飛ばすため毎回リストカットしており、その「自ら血を流す」という行為そのものが彼の契約対価である。能力と共に、体術・スピードにも優れているが、黒<ヘイ>に敗れて逃走しイブニング・プリムローズに加わる。以降の彼に関しては「イブニング・プリム・ローズ (Evening Primrose/EPR)」を参照。
アリス・王(ワン)
声 - 伊藤静
王少棠の一人娘。自身の誕生日に偶然、旧友である霧原未咲と再会し、彼女を誕生パーティーに招待する。
未咲の高校の同級生。マフィアの娘である自分を怖れない彼女に好感を覚え、仲良くなった。自分の価値観をすっかり変えてしまった彼女に精神的に依存していたが、彼女が自分とは相容れない立場である警察官僚の道を進んだことで自暴自棄に陥った。青龍堂の跡継としての立場から自由になることを望み、魏志軍と共謀して組織の壊滅を目論むも、彼に裏切られて殺された。
余談だが、高校時代に霧原未咲と出会うまではタバコに依存していた。その時の銘柄はマールボロ
王少棠(ワン・シャオタン)
声 - 園江治
表向きは華僑のホテル経営者だが、裏の顔は青龍堂のボスとしてかなりの有名人。アリス・ワンの父親。娘に裏切られ、魏志軍に殺された。
リチャード・ラウ
声 - 宮内敦士
青龍堂の幹部。通称「王少棠の懐刀」。警察に情報を提供して保護を求めようとしたが、霧原未咲の目前で殺される。VI-952による九人目の犠牲者。

[編集] CIA

アメリカ中央情報局。パンドラ法を無視した暗躍が目に余るため、各国から外交圧力をかけられることもしばしばである。

ニック・ヒルマン
声 - 中原茂
契約者。PANDORAの地獄門内研究施設で働く研究者。CIAに雇われ、NASAに戻ることを条件にゲート内物質「流星の欠片」を持ち出すよう命令された。
メシエコードは不明。契約能力は黒<ヘイ>と同じく「電気の流れを自在に操る」。契約対価は「対象の靴を裏返して置く」。いつか本当の星空を取り戻して、妹を宇宙に連れて行くことを願っている。ゲート内で黒<ヘイ>と交戦したが、「流星の欠片」が絡んだ謎の発光現象に伴って突如発生した、「夢」を思わせる奇妙な空間の中で子供に戻り、妹と二人、ロケットで宇宙へと飛び去る。以後、消息不明。
カリーナ・モク
声 - 石塚さより
黒<ヘイ>と同時期に、地獄門内施設へ来た中国系女性清掃員。北京大3年生と自己紹介のときに名乗る。
実はCIAの運び屋で、ゲート内物質「流星の欠片」を持ち出すべく潜入した。地獄門内の特異現象のために精神に異常をきたした彼女は、CIAを裏切り、PANDORA側に「流星の欠片」の返還を持ちかける代わりに地獄門から出ようとしたが、ニックに殺された。

[編集] ロシア連邦保安庁 (FSB)

イツァーク
声 - 青山穣
契約者。男性。ベルタとともに“組織”について探る任務を受けて行動している。
メシエコードCY-463。契約能力は「観測霊の招集・捕獲・操作」。観測霊を介した情報収集活動を妨害するとともに、観測霊を操っていたドールに精神的ショックを与え、さらにその際ドールとリンクすることでその身の上を知る事が出来る。契約対価は干渉したドールから得た情報を元に「作詩する」。情緒的な対価が可能なことから、感情の希薄化は浅いようだ。黄<ホァン>に狙撃されて死亡。
ベルタ
声 - さとうあい
契約者。イツァークとチームを組んでいる。元歌手の女性。
メシエコード不明。契約能力は「歌唱による共振波の発生」。周波数を自在に操作することで、物体を激しく振動させて破壊したり、対象の心臓を異常震動させることで殺すことが出来る。契約対価は「異物を咀嚼して吐き出す」。口に入れるものに指定はないが、過去に自分の娘の命を奪った紙煙草に執着している。
黒<ヘイ>と交戦し一度は彼の心臓を停止させたが、直後に電気ショックで自ら蘇生した黒<ヘイ>に殺された。

[編集] イブニング・プリムローズ (Evening Primrose/EPR)

ツキミソウ」を意味する名前を戴く契約者集団。15話から登場し、以降次第に明らかになる物語の核心に絡んでゆく。優秀な契約者やドールを多数集め、天国門同様、地獄門をも消失させようと企む。さらに当局に対しては、契約者の存在を公にし、その権利を確立するよう要求している。その真意は、ゲートの消滅によって全ての契約者を拭い去ろうとする“組織”の陰謀と戦うことである。

アンバー
声‐川上とも子
ライトグリーンの長髪と琥珀色の瞳が特徴的な女性。メシエコードは UB-001。かつて“組織”に所属し、黒<ヘイ>とチームを組んで行動していたが、五年前の南米で白<パイ>と共に失踪している。「アンバー」とは琥珀色を意味するコードネーム。かつて二重スパイとしてMI6に潜りこんでいた際のコードネームは「フェブラリー」。黒<ヘイ>を愛しているが、天国戦争の最中、天国門消失のために彼のチームを全滅させた事から、裏切り者扱いされている。
契約能力は「時間制御」。時間を止めたり、逆行させたりすることが可能。その際、自分と任意の対象のみ停止を回避したり、以前の時間軸で体験した内容に関する記憶を残すことができる。契約対価は「若返ること」。そのため払える回数には限度がある。
EPRをまとめるリーダー的存在。「流星の欠片」を奪った上、黒<ヘイ>やノーベンバー11を仲間に引き入れようとしている。契約者でありながら愛情を抱き、涙を流す特異な存在。
最終局面において突然重要な鍵を握ることになった黒<ヘイ>が、彼自身に悔いの残らない決定を下せるようにするため、能力を使い切り消滅する。
マキ
声‐三瓶由布子
アンバーと共に東京に現れたオッドアイ(右が緑、左が赤味を帯びたピンク)の白人少年。感情の希薄化のためか、言葉で他人とコミュニケーションを取ることの意味が理解できずにいたが、心酔するアンバーにたしなめられて以来「ありがとう」「ごめんなさい」などがちゃんと言えるように練習している。アンバーに好意を寄せるあまり、彼女が愛し執着する黒<ヘイ>に対して、強い嫉妬の念を抱いている。
メシエコード不明。契約能力は「爆発」で、手で触れた物を爆破することができる。その際に発する高熱が特徴。時間差での爆破も可能で、その場合は鼻を擦る仕草が起爆の合図となり、事前に手で触れておいた部分に手形が発現して爆発する。契約対価は「ホットミルクを飲むこと」。
アンバーに対して自身の優秀さを強くアピールしようとするあまりに暴走しノーベンバー11に戦いを挑むが、彼とエイプリル、ジュライの前に敗れ、氷の刃に貫かれて死亡。
雨霧(あまぎり)
声 - 桐本琢也
EPRのメンバーの男。左目を閉じていることが多い。
メシエコード不明。契約能力は手の平から発する「衝撃波」。その威力はコンクリートの壁に亀裂を入れるほど。契約対価は「ゆで卵を食べること」。コレステロールの過剰摂取に頭を抱えている。
最終決戦ではゲート内の粒子加速器を破壊する任務につき、粒子加速器の破壊には成功するが、舞に殺される。
魏志軍(ウェイ・チージュン)
声 - 草尾毅
青龍堂の元構成員。その際のエピソードは「青龍堂(チンロンタン)」を参照。
黒<ヘイ>との戦闘に敗れた後、再び彼と出会うためにアンバーの誘いに乗ってEPRに加わる。顔の左半分には黒<ヘイ>との戦闘により負った火傷の跡がケロイド状に残る。
アンバーの使いで黒<ヘイ>を地獄門の下に案内した後、彼に敗れた屈辱を晴らそうとして再戦に持ち込むも、敗北し死亡。死に際にゲートを破り黒<ヘイ>の道を開けた。
ブリタ
声 - 中村千絵
アメリカ大使館に潜入していたキャリアウーマン風の若い女性。ノーベンバー11とは旧知の間柄であったようだ。
メシエコード不明。契約能力は「人体の瞬間移動」。自身及び接触した相手に効果を及ぼすことができるが、服や持ち物は対象外であるため物品の運び出しはできず、移動に伴い毎回全裸になる。契約対価は「キスをすること」。キスを相手への接触の手段として用いて対価も同時に支払うことが多いようだ。

[編集] 中澤組

中澤をリーダーとする暴力団。幹部の一人が愛玩目的でのドール密売に手を染めていたために“組織”から監視されていた。作中で描かれる限り、契約者との直接的なつながりはない組織。

桜井健児(さくらい けんじ)
声 - 吉野裕行
中澤組の三下である若い青年。一橋に憧れて彼の下に入った。いつも白スーツを着て、茶髪をオールバックにしている。黒<ヘイ>(李舜生)と知り合い、彼を慕うようになる。行動力はあるが、頭は良くなく、実行力に欠ける。商品として取引される予定だったドールに惚れて駆け落ちを決意、一度は一橋に捕らえられるも最終的には無事秋田へ逃れた模様。
一橋誠史(ひとつばし)
声 - 菅原正志
中澤組の幹部。剃り込みの入った丸刈りの男。愛玩を目的としたドールの密売に手を染めており、密売ルートのキーマンとして“組織”に目を付けられている。中沢組を割ろうと内部抗争を起こし、組長殺害に成功するも、最後はヒットマンに殺される。過去に健児と同じく、命を懸けてでも守りたい女性がいたようだが、守ることが出来なかったらしく、その事をずっと後悔していた。
中澤組のドール(名前不明)
一橋のもとから売られる寸前だったドールの少女。桜井によって連れられる。ベリーショートの髪型で、紫色の瞳が特徴。何もプログラムされておらず、本来自我を持たないはずのドールだが自発的に観測霊を飛ばしたり、表情を変えたりする。劇中では一切喋らない。逃走に成功し、桜井と共に秋田へと逃れた模様。

[編集] ゲート原理主義者友愛会

略して「ゲート友の会」。「ゲート様」を信仰する新興宗教団体。EPRの計画のためにドールを集めていた。

アルマ
声 - 高乃麗
友愛会の女性教祖。契約者。メシエコード不明。契約能力は「変身」。契約対価は「老化」。
契約者となったばかりに人間(組織など)に利用される「業」から契約者たちを救いたいと願い、教団を設立した。初めは身を隠すための方便みたいなものだったが、後々それが正しいと思うようになっていく。大きすぎる対価のため能力の使用を控えていたが、自らも教団と敵対する議員を殺して以降、変身にためらいが無くなる。人間と契約者が共に住む社会を考えてきたが、黒<ヘイ>の前で最後の変身をし対価により死亡。アンバーの計画に協力し、ドール確保を手伝っていた。

[編集] その他 契約者・喪失者・ドール・モラトリアム

所属が不明な契約者・関係人物(一般人を除く)

“篠田千晶”(しのだ ちあき)
声 - 豊口めぐみ
フランス対外安全総局が、始末された篠田千晶本人の記憶・人格を移植したドール(本名・コードネームが不明であるため“篠田千晶”と表記する)。黒<ヘイ>を誘き出すための罠として使われた。最終的には篠田千晶としての仮の人格を失うも、黒<ヘイ>をかばってジャンに殺される。
篠田千晶本人は26歳女性、契約者ではない。国立研究所で働いていたが、ルイが契約者だとは知らないまま恋人になり、彼に利用されて機密情報を預かっていた。作品開始二週間前の時点で失踪、「原口」の偽名で警察から身を隠して海月荘に住み、ホステスとして働く。高校生の頃、両親を契約者に殺されたところを目撃しており、契約者に対して複雑な感情を抱いていた。
柏木舞(かしわぎ まい)
声 - 那須めぐみ
田原耕造の娘。普通の感情を持つ中学生で、仕事ばかりで家に帰らない父親を憎んでいる。離婚した母親に引き取られたため母方の姓を名乗っているが、母親と死別した現在は父親と二人暮らし。
幼い頃契約者の兆しが見えるようになったため、父の研究の成果を使って能力を封じられていたが、その効力が消えたことでモラトリアムとなる。そこから例外的に契約者へと移行した彼女を、“組織”が連れ去った。
メシエコードは不明。契約能力は「発火」。その火力はわずかな時間で人間を消し炭に出来るほど強力。契約対価は「歌をうたうこと」。
最後の決戦の際“組織”側の契約者として登場、アンバーの能力に邪魔されながらも雨霧を殺す。
ハヴォック
声 - 進藤尚美
数百人とも数千人ともいわれる犠牲者を出した史上最悪の契約者だったが、五年前に能力を失い、喪失者になった。赤髪の女性。
メシエコードは不明。能力は「真空発生」。発生する場所は任意に設定出来るらしい。契約対価は「子供の生き血を啜ること」。かつての名前(コードネーム?)は「カーマイン(Carmine)」(紅色の一種を指す色名)。黒<ヘイ>が契約者になる前から、彼のことを知っていた。
マフィアに監禁されていたところをMI6に救出され、国連機関PANDORAに引き渡されるが、その護送の最中、黒<ヘイ>達に拉致される。能力と共に失われた当時の記憶を取り戻すため、黒<ヘイ>と共に地獄門へ行き、能力を取り戻す。しかし、能力を使って人を殺し、その対価として子供を殺すという、かつての自分に戻ることを怖れ、取り戻した能力を使おうとしないままノーベンバー11に殺害された。
浮山則夫(うきやま のりお)
声 - 佐々木望
フィオーレ化粧品株式会社に入り込んだ産業スパイを追う契約者。しかしその目的についての詳細は不明。
現在彼の体に宿っているのはアミダブ・カプールという別の契約者の人格である。カプール自身の契約能力は「人間への憑依」で、視界内の人間に乗り移る事が出来る。その際、自身の身体は行動不能となる。また戻る際は、憑依した人間の視界で自身を認識する必要がある。メシエコードは不明。カプールは浮山則夫の体に乗り移っている間に何らかの理由で自分の体を失った為、対価は支払い済みとなった。元々浮山とカプールはチームを組み、北インドを中心に活動していたが、二人の間に何があったかは明らかではない。昔の自分の靴下の臭いを嗅ぐことで、失った本来の肉体の名残を感じる習慣がある。黒<ヘイ>に敗れ、殺される。
ちなみに浮山則夫本人の契約能力は「重力操作」で、メシエコード、契約対価ともに不明。
白<パイ>
声‐名塚佳織、藤井結夏(幼少期)
黒<ヘイ>の妹で契約者。彼と共に“組織”のエージェントとして南米などで活躍したが、天国門消失の前後に失踪し姿を消す。行方不明になる直前までアンバーと共に居た。
本名は「シン」。彼女が本当の「BK-201」。契約能力は「物質変換」で、光を伴う粒子を散布し、物質の組成を変化させることができる。“組織”の真の目的を察知し、天国門を守るために一帯を不可侵領域に変えたのは彼女の能力。直後に黒<ヘイ>と一体化、その際本来契約者ではなかった黒<ヘイ>に白<パイ>と同等の能力が宿った。黒<ヘイ>の使う「電気の流れを自在に操る」能力は彼女の能力の一部に過ぎない。契約対価は「睡眠」[4]

[編集] その他 一般人等

契約者ではない一般人で複数話登場しているか、所属も含め詳細が不明な人物。

弓月亜璃沙(ゆづき ありさ)
声 - 松井菜桜子
若い未亡人。亡きフィオーレ化粧品株式会社重役弓月の後妻。飼っていた黒猫の捜索を久良沢凱に依頼した。
市川悦子(いちかわ えつこ)
声 - 本井えみ
弓月家の家政婦。無口で無愛想な、とても怪しい人。久良沢凱に好意を寄せている節がある。元ネタはテレビドラマ『家政婦は見た!』の主役を演じる市原悦子から。
エーリス・カスティネン
声 - 井上倫宏
北欧出身で世界的に有名なピアニスト。十年前、盲目の少女・キルシー(銀<イン>)にピアノを教えていた。
失踪したキルシーを探し続け、ようやくつかんだ手がかりを元に久良沢探偵事務所に捜索を依頼する。再会した彼女と一緒に帰ろうとしたが、銀<イン>としての生き方を選んだ彼女から拒否され、記憶操作を受けてそのまま帰国した。

[編集] 海月荘(うみつきそう)

都内にある黒<ヘイ>が住んでいるアパート。2階建て6部屋の木造建築物。間取りは1Kで、トイレはあるが風呂は無い。ペット禁止。外国人やわけありの人が住んでいる模様。かつては篠田千晶も住んでいた。

大山美鈴(おおやま みすず)
声 - 坂本千夏
海月荘の管理人。小柄の老婆だが快活。敷地内の一軒家に夫婦で住んでいて、夫・敏郎(としろう)を完全に尻に敷いている。黒<ヘイ>のことを気に入っており、気さくに話し掛ける。黒<ヘイ>に接触するためにやってくる猫<マオ>をほうきで追いはらうのが日課。七ヶ国語ペラペラを自称するが、本当のところはかなり怪しい。
バボ(声 - 竹田雅則)/ アイリーン(声 - 斎賀みつき)/ルイス(声 - 中川慶一)/ヨシュア(声 - 福原耕平
順番にそれぞれ、「無口な黒人」「出稼ぎフィリピン人」「ロックの伝道師」「イスラエルから来たオタク」、みな海月荘の個性豊かな住人たちである。4人でよく昼間から酒を飲んでは騒いでいる。

[編集] 久良沢探偵事務所

新宿大久保の間の山手線沿線にある探偵事務所。所員は2名。物語の流れに関わる依頼を受けてたびたび登場する。

久良沢凱(くらさわ がい)
声 - 松本保典
元刑事の私立探偵。本名は松吉(まつきち)。「凱」という名を名乗ったり、常にカウボーイハットを被っていたりと、ハードボイルドを気取っているが、全く様になっていない。決して悪い人間ではないが、自分勝手な思い込みから的外れな推理をする「ヘボ探偵」。ワキガ水虫が大の苦手。貧乏探偵の為、気が乗らない仕事でも依頼料の額次第では引き受けざるを得ない。
茅沼キコ(かやぬま きこ)
声 - 加藤英美里
久良沢の助手を務める女性。ツインテールのピンク髪が特徴。コスプレアニメが大好きな貧乳腐女子。仕事中に事務所で公共放送アニメを見てもかまわない、という条件で働いている。言動、容姿ともに幼く見えるが、既に成人。酒に酔うと寝てしまう体質。ホウムラン軒でラーメンを食べている黒<ヘイ>を見かけて以来、名前も知らないまま好意を寄せ、ストーキングしている。

[編集] ホウムラン軒

李舜生の行きつけの中華料理屋。家族で経営しているがあまり繁盛しているとは言い難い。

王泰明(おう やすあき)
声 - 福原耕平
ホウムラン軒の店長。王理花の父親。
王理花(おう りか)
声 - 水沢史絵
王泰明の娘の三つ編み少女。ホウムラン軒の看板娘。猫<マオ>を「フェルナンデス」と名付け、餌を与えている。

[編集] 作中用語

[編集] 門(ゲート)

地獄門(ヘルズ・ゲート)
東京都心部に発生した異常な領域。10年前、謎の光が地球を貫いた結果として生じた。直径10kmの範囲が高さ500mの壁で日常世界と仕切られ、その外側約2kmも一般人の立ち入りが禁止されている。内部では物理法則に歪みが見られたり、異質な植物の存在なども確認されているが、今なお不明な点が多く、各国の研究対象となっている。地獄門の存在のため山手線池袋から浜松町までしか走行しておらず、中央線総武線も一部停止している。天国門の消失した現在、単に「ゲート」と呼べば地獄門を指す。
「ゲートの中では相応の対価を支払えば失ったものを取り戻すことができる」というがある。実際、ゲート内では個人の思考や感情が現実の物事に影響を及ぼすということが普通に起こる。
実は地獄門を仕切る壁には、ゲート消滅のために反ゲート粒子を打ち込むための加速器「サターン・リング」が隠されている。
天国門(ヘヴンズ・ゲート)
南米にあった地獄門と同様の場所。詳細不明。光が地球を貫通したため、地獄門とは地球の反対側に位置している。5年前には門を巡って各国の武力が衝突したことで「天国戦争」が起きたが、そのとき突如起こった謎の発光現象によって門から半径1500kmの空間はこの世界から完全に分断され、いかなる物理的手段によっても影響を及ぼすことはおろか観測すらできない絶対不可侵領域となった。これは「天国門消失」事件、もしくは「南米消失」事件と呼ばれている。
「流星の欠片」
ゲート内物質。ゲート外帯出禁止に指定されている。ガラス様の丸い板状で、望遠鏡の対物レンズに偽装されていた。契約者の能力を増幅する効果があり、PANDORAが厳重に管理していた。

[編集] 能力者について

契約者(けいやくしゃ)
常人には持ちえない能力を有するようになった人間。特殊能力を有する代わりに感情が希薄化し、能力使用後には契約対価(後述)を“支払う”必要がある。特殊能力や対価、また感情の希薄化の度合いは個々に異なる。常識や良識に縛られず、他人を殺すことにも良心の呵責を感じないため「冷徹な殺人マシーン」と蔑まれる。常に冷静で合理的な判断の下に行動し、何よりも自分の身の安全を最優先する為、場合によっては仲間を裏切ることも厭わない。
その有用性から様々な国家や企業の諜報活動に重宝され、劇中に登場する契約者の殆どは何らかの組織に属している。その存在については、報道規制や記憶消去によって一般社会から徹底的に秘匿されている。彼らの存在は地獄門の出現から1週間後に初めて確認されたが、両者の繋がりについての詳細は不明。
契約能力(けいやくのうりょく)
契約者が保有する特殊能力。発動後には対応した対価が払われる必要がある。発動時には使用者、及び使用対象にランセルノプト放射光が発生する。
以下は劇中で明言されている能力の分類である。
憑依(ひょうい)
能力者の意思が肉体を離れ、別個体の肉体を支配する能力。憑依している間、対象の意識は途切れる。別個体に憑依していれば本来の肉体が死亡しても意識が消滅することは無いが、本来の肉体に戻ることは出来なくなる。その場合、「本来の肉体に戻れない」ことが対価となり、以降は対価を払う必要が無くなる。憑依出来る対象は個々に異なる。猫<マオ>と浮山則夫(アミダブ・カプール)がこれに該当し、どちらも劇中では本来の肉体を失っている。
重力遮断(じゅうりょくしゃだん)
重力を無視して空を飛んだり出来る能力。ルイが該当する。
物質交換型テレポーテーション(ぶっしつこうかんがた-)
空間の隔たりを超え、瞬時に特定の媒介と別の物体を交換する能力。交換されるものが必ずしも有形の「物」とは限らない。ジャンと魏志軍が該当する。
重力操作(じゅうりょくそうさ)
作中では名前が登場したのみで能力の詳細は不明。本来の浮山則夫が該当する。
変身(へんしん)
他人の姿に成りすます能力。アルマが該当する。
契約対価(けいやくたいか)
単に「対価」とも。契約者が能力使用後に強迫観念に駆られて必ず取る特定の行動、あるいは必ず身に降りかかる特定の現象。たいていの契約者の場合は前者である。
対価となるものが何であるかは、能力同様、個々の契約者によって異なる。もし対価を払わなければバターのように溶けてしまう、という迷信があるらしい。実際どうなるのかは不明。
ランセルノプト放射光(-ほうしゃこう)
能力発動時に生じる青白い燐光。能力者の身体から発生するが、能力が別個体に作用する類の場合は、発動対象からも生じる。また、ゲート内物質も契約者に反応して発することがある。ちなみに、契約者は能力の行使の際、瞳孔が赤く灯る。
偽りの星(いつわりのほし)
東京に地獄門が現れてから、本当の星の代わりとして夜空に現れた星。星の一つ一つが、それぞれ契約者一人一人に対応しており、契約者の数だけ偽りの星も存在する。人が契約者になると新星が現れ、契約者が死ぬと流星となり消える。また、契約者が能力を発動すると星の輝きが増す。天文台は偽りの星を観測し、輝度やスペクトルデータを分析することで、その星に対応する契約者の活動状況を知ることが出来る。
メシエ・コード
それぞれの偽りの星に付けられた、2つのアルファベットと3つの数字で構成される識別名。また、その星に対応する契約者の呼び名としても用いられる。天文学のメシエナンバーが由来と思われる。
ドール
「受動霊媒」、或いは単に「霊媒」とも呼ばれる。銀、ジュライなどが該当。僅かながらも感情が残っている契約者と異なり、完全に感情が消失している。観測霊による広域の諜報活動が可能だが、それには媒体となる物質に触れている必要がある。何が媒体となるかは、個々のドールによって異なる。この能力は契約能力とは異なるらしく、対価を払う必要は無い。また、感情の完全消失に伴い人格も無くなっているため、ME技術(後述)を使って一時的に人格や記憶を植え込むことが可能。更に、そのままでは自らの生命維持活動を行うことすらないため、生かし続けるには周囲が付きっきりで身の回りの世話をするか、生理現象の処理など、すべき行動をプログラムする必要がある。天文部には送電線を媒体とするドールが多数所属し、調査活動を行っている。一部の一般人はその存在に気づいている。時折感情の存在を感じさせるような行動が見受けられるが、詳細は不明。
観測霊(かんそくれい)
青いエクトプラズム幽霊のような姿をしており、契約者にしか視認できない存在。ドールは特定の媒体を通して観測霊にコンタクトを取り、その周辺の状況を知ることが出来る。その際には感覚を繋げた状態になるため、コンタクト中の観測霊に変化が生じると、ドール自身にも影響が生じる。
モラトリアム
契約者の一種で、契約の履行を猶予された存在。「不完全な契約者」とも。能力を使用しても対価を行う必要が無い代わりに、その能力は一切制御できず、本人の意思とは無関係に暴発する、非常に厄介な存在。また、情緒の安定を欠き、幼児退行や記憶混乱などの症状を伴う。通常は一定期間後ドールへと移行し、契約者となる可能性はほぼ無いとされている。柏木舞もその一人だった。
喪失者(そうしつしゃ)
能力を失った契約者。極めて稀な存在であるため、各国で研究対象となる。喪失する原因や条件が何なのかは全く不明。能力と共に対価を行う必要も無くなり、ある程度感情や良心の働きが戻るようだ。地獄門に接近すると能力が再発するらしい。彼らに対応する偽りの星の光は、スペクトルが可視域から外れている。ハヴォックがこれに該当していた。

[編集] その他

ME技術(エムイーぎじゅつ)
物理的な法則が歪んでしまった地獄門内部で発見された新技術。MemoryEraser(記憶消去)の略。人の記憶を操作することができ、特定の記憶を選択的に削除したり、読み出した別人の記憶や人格をドールに移植するといった措置も可能。一般人が契約者に関する情報を得た場合、ME技術を用いて記憶の一部を消去することで秘密保持が図られる。
PANDORA法(パンドラほう)
天国戦争の後に国家間で結ばれた、ゲートや契約者に関する協定。知識や技術の研究・開発における一部国家の先行や独占を牽制し、新たに紛争の火種が生まれるのを防ぐための取り決め。以降ゲートに関する研究は国連主導で行われることとなり、そのための研究機関「PANDORA」が発足した。しかし、これらの取り決めは表向きだけのもので形骸化しており、実際にはどこの国も遵守していないのが現状である。
大黒斑
数年に一度、太陽表層の一箇所に複数の巨大な黒点が集中的に発生する不気味な現象。ゲートの出現後に見られるようになったが関連性は不明。凶兆と見なされ、五年前の大黒斑周期には天国門消滅とそれに伴う大災害が発生している。
大黒斑が極大期を迎える30分の間に、反ゲート粒子をゲート中心部に打ち込むことでゲートを消滅させることができる。また、ゲート中心部でBK-201の物質変換能力により不可侵領域化(イクスプロージョン)を行うことが可能になるのもこのタイミングである。

以上でDARKER THAN BLACK -黒の契約者-に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

第一期オープニングテーマ(第1話~第14話)
HOWLING」 (3)
第二期 オープニングテーマ(第15話~第23話、第25話、第26話)
覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A "NAME"~」 (13)
第一期エンディングテーマ(第1話~第14話)
ツキアカリ」 (35)
第二期 エンディングテーマ(第15話~第24話、26話)
Dreams」 (18)

注:タイトル後の( )の数字はオリコンチャート初週の成績

[編集] サブタイトル

アイキャッチには毎回本編と関係が無い様々なの絵(第7話と第8話はプレーリードッグ)が描かれているのが特徴で、このときに本編のサブタイトルが表示される。第1話から第22話までは前編と後編の合計2話でエピソードが構成されている。

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 契約の星は流れた…前編 岡村天斎 岡村天斎 岡村天斎 小森高博
2 契約の星は流れた…後編 安斎剛文 小平佳幸
3 新星は東雲の空に煌く…前編 野村祐一 石平真司 金子伸吾 工藤裕加
4 新星は東雲の空に煌く…後編 平向智子 芝美奈子
5 災厄の紅き夢は東欧に消えて…前編 菅正太郎 京田知己 安斎剛文 松崎正
6 災厄の紅き夢は東欧に消えて…後編 岡村天斎 山本秀世 石井百合子
7 五月雨にクチナシは香りを放ち…前編 大西信介 五十嵐卓哉 金子伸吾 高橋久美子
8 五月雨にクチナシは香りを放ち…後編 恒松圭 小森秀人
9 純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…前編 砂山蔵澄 こでらかつゆき 安斎剛文 小平佳幸
10 純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…後編 大原実 金子伸吾 工藤裕加
長谷部敦志
小森高博
11 壁の中、なくしたものを取り戻すとき…前編 菅正太郎 京田知己 千葉大輔 松崎正
12 壁の中、なくしたものを取り戻すとき…後編 岡村天斎 山本秀世 石井百合子
13 銀色の夜、心は水面に揺れることなく…前編 大西信介 もりたけし 安斎剛文 高橋久美子
14 銀色の夜、心は水面に揺れることなく…後編 大原実 金子伸吾 工藤糸織
根岸宏行
15 裏切りの記憶は、琥珀色の微笑み…前編 野村祐一 五十嵐卓哉 鳥羽聡 小森秀人
樋口聡美
16 裏切りの記憶は、琥珀色の微笑み…後編 岡村天斎 千葉大輔 小平佳幸
長谷部敦志
17 掃きだめでラブソングを歌う…前編 砂山蔵澄 大原実 安斎剛文 宇佐美皓一
永井達郎
18 掃きだめでラブソングを歌う…後編 松尾慎 久保山英一 松井理和子
桑名郁朗
飯野利明
19 あさき夢見し、酔いもせず…前編 大西信介 五十嵐卓哉 金子伸吾 高橋久美子
根岸宏行
20 あさき夢見し、酔いもせず…後編 もりたけし 千葉大輔 倉狩真吾
21 粛正の街は涙に濡れて…前編 菅正太郎 こでらかつゆき 鳥羽聡 小森秀人
武本大介
22 粛正の街は涙に濡れて…後編 岡村天斎 山本秀世 石井百合子
23 神は天にいまし… 大西信介 京田知己 安斎剛文 小平佳幸
長谷部敦志
24 流星雨 砂山蔵澄 岡村天斎 千葉大輔 高橋久美子
根岸宏行
25 死神の見る夢は、黒より暗い暗闇か? 菅正太郎 岡村天斎 小森高博
永井達郎
村井孝司
26 桜の花の満開の下[5] 大西信介 金子伸吾 金子伸吾 小森高博

[編集] 放送局

放送対象地域 放送局 系列 放送期間 放送日 備考
近畿広域圏 毎日放送 (MBS) TBS系列 2007年4月5日 - 9月27日 木曜 25時25分 - 25時55分 制作局
北海道 北海道放送 (HBC) 木曜 26時10分 - 26時40分
中京広域圏 中部日本放送 (CBC) 木曜 26時55分 - 27時25分
関東広域圏 東京放送 (TBS) 2007年4月6日 - 9月28日 金曜 25時55分 - 26時25分
宮城県 東北放送 (TBC) 金曜 26時15分 - 26時45分
静岡県 静岡放送 (SBS)
広島県 中国放送 (RCC) 2007年4月7日 - 9月29日 土曜 26時40分 - 27時10分
熊本県 熊本放送 (RKK) 2007年4月8日 - 9月30日 日曜 25時50分 - 26時20分
岡山香川県 山陽放送 (RSK) 2007年4月9日 - 10月1日 月曜 26時25分 - 26時55分
福岡県 RKB毎日放送 (RKB) 2007年4月10日 - 10月2日 火曜 26時28分 - 26時58分
日本全国 @nifty ネット配信 2007年4月11日 - 10月3日 水曜 17時00分更新
ANIMAX CS放送 2007年5月8日 - 10月23日 火曜 23時00分 - 23時30分 リピート有り
東京都 TOKYO MX[6] 独立UHF局 2007年10月13日 - 2008年3月29日 土曜 22時00分 - 22時30分
毎日放送 毎日放送木曜深夜アニメ枠
前番組 番組名 次番組
DARKER THAN BLACK
-黒の契約者-
灼眼のシャナII (Second)
東名阪地区のみネット)

[編集] 備考

  • MBS制作の新作アニメ作品としては、同時期開始の中部日本放送制作の『ロミオ×ジュリエット』(但し関西圏では独立U局ネット)同様に、史上初のハイビジョン制作・放映作品である。また、TBSへ逆ネットされるテレビアニメとしても同様である(アナログ放送でも額縁放送)。
  • MBSでは2007年4月7日放送の特別番組『アニメ好き芸能人大集合!春の新作をとことん語るぞSP』の中で、TBSとの共同制作アニメ『おおきく振りかぶって』と共に当作品が紹介された(関東圏では1都3県の独立U局各局で時差ネット)。
  • 作品内に登場する広告や商品等は、通常なら実名を使う場合はその登録商標保有者の許可が必要な事から、架空の社名もしくは製品名を用いるか、特定できないようにする例が多いが、当作品では番組スポンサー企業を中心として実際の社名や製品名を使用・明示している場面が多く見受けられる。同様の企画は前番組「コードギアス 反逆のルルーシュ」でも見られたが、当作品では更に、登場人物が愛用している品物・愛車など、本作品の番組スポンサーと関係のないものまで実名で登場あるいは特定が可能な形で登場している(何らかの形で許可を取っている可能性が高いと見られる)。
  • @niftyの人気投票で1位は黒<ヘイ>、2位は銀<イン>、3位は李舜生(黒<ヘイ>とは別扱いされている)だった。
  • 本作のネット体制は前番組の『コードギアス - (第1期)』(本放送時点)をそのまま踏襲しているが、後番組の『灼眼のシャナII (Second)』は、地上波では東名阪ネットに大幅縮小された。なお、更にその後番組である『マクロスF』では再び地上波10局体制に戻った。
  • DVDのみに収録された第26話は、第25話の続きというわけではなく、第14話以降の春が舞台となっている。

[編集] DVD

ジャケットはキャラクターデザインの小森高博描き下ろし。初回限定版は毎回(1)キャラクター原案の岩原裕二描き下ろし三方背BOX仕様、(2)40Pのブックレットが付属、(3)メタリックジャケット仕様となっている。全9巻。

  • 第1巻/ 2007年7月25日(ANSB-2791)/ 第1話、第2話
初回限定版(ANZB-2791)は特典DVD付き2枚組。
  • 第2巻/ 2007年8月22日(ANSB-2792)/ 第3話~第5話
  • 第3巻/ 2007年9月26日(ANSB-2793)/ 第6話~第8話
  • 第4巻/ 2007年10月24日(ANSB-2794)/ 第9話~第11話
  • 第5巻/ 2007年11月28日(ANSB-2795)/ 第12話~第14話
  • 第6巻/ 2007年12月26日(ANSB-2796)/ 第15話~第17話
初回限定版(ANZB-2796)は特典CD付き。
  • 第7巻/ 2008年1月23日(ANSB-2797)/ 第18話~第20話
  • 第8巻/ 2008年2月27日(ANSB-2798)/ 第21話~第23話
  • 第9巻/ 2008年3月26日(ANSB-2799)/ 第24話~第26話
初回限定版は特製封筒入りカードセット付き。

[編集] CD

  • オリジナルサウンドトラック:DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 劇伴
2007年7月24日発売
発売:アニプレックス
販売:ソニー・ミュージックディストリビューション

[編集] ドラマCD

  • DARKER THAN BLACK -黒の契約者- オリジナルドラマCD
岡村天斎 監修 野村祐一 脚本
角川書店発行の月刊Asuka、コミック連動の「応募者全員サービス」(応募者負担有り)

[編集] コミック

  • DARKER THAN BLACK -黒の契約者- (あすかコミックスDX)
原作:BONES/岡村天斎 画:野奇夜 シナリオ協力:羽角彩夏(アークライト) 発行:角川書店
角川書店発行の月刊Asukaに連載されていた。
第1巻(ISBN 978-4-04-854115-2) 2007年8月25日発行
※2007年4月号から同年7月号に初出の「第一夜」から「第四夜」までを収録。
第2巻(ISBN 978-4-04-854149-7) 2008年1月26日発行
※2007年9月号から2008年1月号に初出の「第五夜」から「最終夜」までを収録。

[編集] Webラジオ

『DARKER THAN BLACK-黒の契約者-』インターネット・ラジオ・スペシャル『25番目の星が流れる前に』

アニメイトTVにて2007年9月27日~12月27日までの期間限定で配信された。パーソナリティは木内秀信、水樹奈々、福圓美里の3人。

[編集] 脚注

  1. ^ 漢字表記の出典は、『アニメージュ』2007年10月号別冊付録「黒の契約書」。
  2. ^ アニメ雑誌『ニュータイプ』に明記。
  3. ^ 漢字表記の出典は、『アニメディア』2007年11月号別冊付録、他。
  4. ^ 出典、『アニメディア』2007年11月号別冊付録。
  5. ^ TV未放送となっている
  6. ^ 関東地方でTOKYO MXが視聴可能な地域では、前番組の『天保異聞 妖奇士』(土6枠作品)に続いて本放送終了直後のMBS制作アニメを事実上の再放送となった。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

斜字は過去の枠。※はローカルセールス枠。


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