浜松町駅
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浜松町駅 | |
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JR浜松町駅北口(2006年5月) |
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はままつちょう - Hamamatsuchō | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) 東京モノレール |
所在地 | 東京都港区海岸一丁目 |
駅構造 | 地上駅(JR東日本) 高架駅(東京モノレール) |
ホーム | 島式 2面4線(JR東日本) 頭端式 2面1線(東京モノレール) |
開業年月日 | 1909年(明治42年)12月16日 |
乗入路線 4路線 | |
所属路線 | ■山手線 ■京浜東北線(JR東日本) (いずれも正式には東海道本線) |
キロ程 | 3.1km (東京起点) |
◄新橋(1.1km)
(1.2km)田町►
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所属路線 | 東海道本線貨物支線(JR東日本) (東海道貨物線) |
キロ程 | 0.0km (浜松町起点) |
◄-(-km)
(7.7km)東京貨物ターミナル►
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所属路線 | ■東京モノレール羽田線 |
キロ程 | 0.0km (浜松町起点) |
◄-(-km)
(4.0km)天王洲アイル►
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備考 | みどりの窓口 有 |
浜松町駅(はままつちょうえき)は、東京都港区海岸一丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京モノレールの駅である。東京モノレールの正式駅名はモノレール浜松町駅(モノレールはままつちょうえき)である。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 東京モノレール
- 東京モノレール羽田線(モノレール浜松町駅)
備考
[編集] 駅構造
[編集] JR東日本
出入口は、新橋寄りの北口、ホーム中程の階段を上ったところの中央口、そして東芝ビルや日の出桟橋方面に通路でつながる南口の3か所である。中央口と南口はホームの上層にある橋上駅舎で、改札口から世界貿易センタービルとの連絡通路やその北側にある通路を通って東京モノレールへの乗り換えができる。北口は高架構造で、2008年現在周辺では汐留との連絡通路などが工事中である。
[編集] のりば
1 | ■京浜東北線 | 東京・上野・赤羽・大宮方面 |
2 | ■山手線 | 東京・上野方面 |
3 | ■山手線 | 品川・渋谷方面 |
4 | ■京浜東北線 | 品川・川崎・横浜・大船方面 |
[編集] 発車メロディ
1 | 「スプリングボックス」 |
2 | 「せせらぎ」 |
3 | 「せせらぎ」 |
4 | 「メロディー」 |
[編集] 小便小僧
山手線外回り・京浜東北線南行ホームの田町寄りに像がある。名称は「小便小僧」で、季節によって衣装を変えることで知られ、通勤者の目を楽しませている。この像は、1619年にジェローム・デュケノワによって製作されたベルギーの首都ブリュッセル市庁舎の名物ジュリアンのレプリカとされるが、作者は不明である。その後、1952年10月14日の鉄道開通80周年を記念して、地方からの旅人を癒す目的で、当時の新橋駅の嘱託歯科医だった小林光より寄贈された。
[編集] 東京モノレール(モノレール浜松町駅)
世界貿易センタービルの5階に位置している。頭端式ホーム2面1線であり、東側から乗車ホームと降車ホームに分かれている。
出入口は中央口と南口のほか、JRのコンコースからモノレールの中央改札口への一方通行の改札口が2004年に新設されている。モノレール中央改札口には、航空券の発券業務を行うMCAT(モノレールシティエアターミナル)や定期券売り場が設置されている。
現状の駅は、単線であるために1編成しか入線することができず、増発のネックになっている。京浜急行電鉄やリムジンバスとの羽田空港アクセス輸送の競争にも大きく支障を来たすことから、東海道新幹線と東海道本線の線路移設で空いた敷地に2面2線構造の駅舎を新築して移転させ、JR線との乗り換えを円滑化する計画である。
[編集] のりば
■ 東京モノレール羽田線 | 天王洲アイル・大井競馬場前・流通センター・ 羽田空港第1ビル・羽田空港第2ビル方面 |
[編集] 利用状況
年末年始・ゴールデンウィーク、お盆などの大型連休期間になると、東京モノレールを利用して羽田空港へ向かう人が増える。
[編集] 駅周辺
周辺は大企業から中小企業のオフィスが立ち並ぶ都内有数のオフィス街である。駅に隣接して西側に世界貿易センタービル、東側には旧芝離宮恩賜庭園がある。
伊豆諸島や小笠原諸島へのフェリーの出港地である竹芝桟橋、水上バスや海上バスの出港地である日の出桟橋、東京タワー、芝公園、増上寺、港区役所まで歩いて行くことが可能である。
また、北口は汐留シオサイトの南の玄関口で、大型のオフィスビル、「汐留芝離宮ビル」、「汐留ビルディング」の完成により乗降客が増加している。
- 世界貿易センタービル
- 東京ガス本社
- 東芝本社
- シーバンス(セイコー、清水建設、宇部興産他)
- JR東日本アートセンター四季劇場[春]・[秋]・自由劇場
- 文化放送メディアプラス
- 浜松町スクエア(スカイマーク他)
- 汐留芝離宮ビル(T&D保険グループ他)
- ポケモンセンタートウキョー
- 汐留ビルディング(NTTコミュニケーションズ他)
- ハマサイト・グルメ
- 旧芝離宮恩賜庭園
- 東京都立芝商業高等学校
- 東京都交通局浅草線・大江戸線大門駅 - 世界貿易センタービルの連絡通路を経由して乗り換えができる。
東京ガス本社ビル |
東芝本社ビル |
[編集] 路線バス
すべて都営バスが運行している。
- 浜松町駅前
- 浜松町バスターミナル(世界貿易センタービル1階)
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浜松町バスターミナルを参照
-
[編集] 歴史
- 1909年(明治42年)12月16日 - 国有鉄道東海道本線 品川駅~烏森駅間開通と同時に開業。旅客営業のみの旅客駅。
- 1964年(昭和39年)9月17日 - モノレール浜松町駅が開業。
- 1964年(昭和39年)10月1日 - 都営地下鉄浅草線の大門駅が開業し、乗り換え業務を開始。
- 1968年(昭和43年)10月1日 - 国鉄駅での荷物取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となる。また、営業キロ設定の変更により、東海道貨物線が当駅経由扱いとなる。
- 1998年(平成10年)1月30日 - 都営地下鉄大江戸線の工事のため、東海道貨物線 浜松町-東京貨物ターミナル間(通称「大汐線」)休止。
- 2000年(平成12年)12月12日 - 都営地下鉄大江戸線の大門駅が開業。
- 2002年(平成14年)7月14日 - 京浜東北線の快速電車が停車を開始。駅設備を改善。
[編集] 整備計画
駅周辺は都市再生緊急整備地域の指定を受けており、国土交通省、東京都、港区、JR東日本、東京モノレールの5者による浜松町周辺地区の交通施設整備計画が進められている。これは、2008年1月に完了する汐留再開発での乗降客の増加、そして2010年末に予定されている羽田空港国際線定期便就航で、モノレールの乗り換え客増加が見込まれていることによるものである。具体的には、JRとモノレールの駅舎改築、コンコースの拡幅、改札口の増設などが計画されている。また、港区は当駅周辺の交通結節機能を強化するため、駅北口から汐留方面へ京浜東北線・山手線・東海道本線・新幹線を跨ぐ、延長約75m・幅員約20mの「浜松町駅東西自由通路」の整備を計画している。世界貿易センタービルのデッキ・文化放送側デッキおよび汐留のペデストリアンデッキに接続する。こちらはジェイアール東日本コンサルタンツに業務を委託し、2007年度に概略設計を協議し、2008年度に詳細設計をまとめ、2009年度以降に工事に入る予定である。
[編集] 隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- ■京浜東北線
- ■山手線
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- 新橋駅 - 浜松町駅 - 田町駅
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- 東海道本線貨物支線(東海道貨物線)
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- 浜松町駅 - 東京貨物ターミナル駅
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[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
山手線 |
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京浜東北線・根岸線 |
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東京モノレール羽田線 |
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