港南台駅
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港南台駅(こうなんだいえき)は、神奈川県横浜市港南区港南台三丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)根岸線の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
開業時から島式ホーム1面2線を持つ。ホームは切り通しの底にあり、うち洋光台方の半分は港南台トンネル(延長およそ105メートル)の内部に入っている。またトンネルの本郷台方でも陸橋が接して塞いでおり、ホームは薄暗い部分が多い。
2007年4月14日より駅構内にてバリアフリー化工事が行われていたが、11月15日に全ての工事が終了した。
JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅である。
[編集] のりば
1 | ■根岸線 | 本郷台・大船方面 |
2 | ■京浜東北線・根岸線 | 横浜・川崎・品川・東京・上野・大宮方面 |
■横浜線・根岸線 | 横浜・新横浜・町田・八王子方面 |
[編集] 駅構内設備
- 駅設備
[編集] 利用状況
2006年度の1日平均乗車人員は34,878人、年間乗車人数は12,730,470人である。
[編集] 駅周辺
駅前にはバスの発着するロータリーがあり、それを囲むようにしてダイエーやタカシマヤなどの大規模商業施設が立ち並んでいる。
- 恩賜財団済生会横浜市南部病院
- 港南台病院
- 港南台 タカシマヤ
- プチール港南台
- NEWDAYS港南台店
- VIE DE FRANCE Deli&Loux
- FACE
- 港南台バーズ
- ダイエー 港南台店
- 港南台駅前プラザ
- 三菱東京UFJ銀行港南台支店
- 東京スター銀行港南台支店ファイナンシャル・ラウンジ
- TVKハウジング プラザ港南台
- TSUTAYA
- ハックドラッグ
- ドトールコーヒー
- ココス港南台店
- フィットネス&スパ ココカラ港南台
- 港南台214ビル
- 港南プール
- 横浜市老人福祉センター蓬莱荘
- 円海山
- 横浜自然観察の森
- 瀬上市民の森
- 上郷森の家
- 横浜市こどもログハウス どんぐりハウス(港南台北公園内)
- 神奈川県道21号横浜鎌倉線(鎌倉街道)
- 横浜市道舞岡上郷線
- 横浜市道環状3号線
- 横浜横須賀道路
- 港南台中央公園
- 港南台西公園
- 港南台南公園
- 港南台北公園
- 横浜女子短期大学
- 横浜市病院協会看護専門学校
- 山手学院中学校・高等学校
- 神奈川県立港南台高等学校
- 神奈川県立上郷高等学校
- 横浜市立港南台第一中学校
- 横浜市立日野南中学校
- 横浜市立港南台第一小学校
- 横浜市立港南台第二小学校
- 横浜市立港南台第三小学校
- 横浜市立小坪小学校
- 横浜市立港南台ひの特別支援学校
[編集] バス
[編集] 路線バス
駅前にバスロータリーがあり、1・2・5・6・7番ポールより神奈川中央交通の路線、3・4・5・6番ポールより横浜市営バスの路線が運行されている。
- 1番ポール
- 港93 港南台駅⇔中野町⇔紅葉橋⇔みどりが丘
- 港33 港南台駅⇔中野町⇔紅葉橋⇔犬山⇔桂台中央
- 港90 港南台駅→中野町→紅葉橋→犬山→桂台中央→北桂台 *夜の北桂台方向のみ
- 港83 港南台駅⇔上郷高校前⇔紅葉橋⇔犬山⇔桂台中央 *休日運休
- 港87 港南台駅→中野町→本郷小学校前→北桂台→上之→紅葉橋→中野町→港南台駅(北桂台・上之循環)
- 港88 港南台駅→中野町→紅葉橋→上之→北桂台→本郷小学校前→中野町→港南台駅(上之・北桂台循環)
- 港39 港南台駅⇔中野町⇔本郷車庫
- 2番ポール
- 港36 港南台駅⇔中野町⇔紅葉橋⇔上郷ネオポリス
- 港40 港南台駅⇔中野町⇔紅葉橋⇔上郷ネオポリス⇔栄プール
- 港37 港南台駅→中野町→紅葉橋→庄戸→八軒谷戸→上郷ネオポリス *夜のみ
- 港86 港南台駅⇔上郷高校前⇔紅葉橋⇔上郷ネオポリス *朝のみ・休日運休
- 港35 港南台駅⇔中野町⇔紅葉橋⇔庄戸 *朝のみ
- 港35 港南台駅→中野町→紅葉橋→庄戸→庄戸5・3・1丁目→庄戸
- 港85 港南台駅⇔上郷高校前⇔紅葉橋⇔庄戸 *朝のみ・休日運休
- 3番ポール
- 4番ポール
- 5番ポール
- 6番ポール
- 7番ポール
- 138 港南台駅⇔日野南中学校前⇔小山台⇔西谷戸⇔本郷台駅
[編集] 夜間高速バス・リムジンバス
- 湘南神奈交バス・西日本ジェイアールバス
- ハーバーライト京都号(21:47発)
- ハーバーライト大阪号(21:37発)
- 本郷車庫・港南台駅・上大岡駅・横浜駅東口バスターミナル・町田バスセンター・本厚木駅⇔大阪駅桜橋口・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- 湘南神奈交バス・奈良交通
- 横浜神奈交バス・京浜急行バス
- 港南台駅 ⇔ 羽田空港(第1ターミナル・第2ターミナル)
[編集] 歴史
当初の計画では根岸線は当駅の南方を通ることとされており、この駅も設置される予定はなかった。しかし種種の事情から根岸線のルートを北側にずらす必要が生じ、港南台付近を住宅地として開発していた日本住宅公団との話し合いの結果、ルートの変更を公団が受け入れる代わりにこの駅の設置が決定された。
駅の設置にかかわる費用については根岸線の磯子以南を建設した日本鉄道建設公団と日本住宅公団が共に負担することとなり、また鉄道が新しい住宅地内での往来を遮断することがないように、本来は切り通し内を走らせることで対応するはずだった線路を、駅構内に港南台トンネルなどを建設のうえ、その中に通すなどの配慮もあった[1]。
- 1973年(昭和48年)4月9日 - 国鉄根岸線 洋光台駅~大船駅間の開通時に開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 1994年(平成6年)3月8日 - 自動改札化。有人改札時代の4通路から8通路へ拡大された。
- 1998年(平成10年)12月12日 - エスカレーター設置。
- 2001年(平成13年)11月18日 - Suicaを導入。
- 2005年(平成17年)- 指定席券売機設置。
- 2006年(平成18年)3月15日 - 自動改札機を新型に更新。
- 2006年(平成18年)11月2日 - 商業店舗「プチール港南台」の増築工事着工。
- 2007年(平成19年)3月28日 - 「プチール港南台」がオープン。
- 2007年(平成19年)4月14日 - 交通バリアフリー法に基づき、エレベーター設置工事及びエスカレーター(上下)新設工事着工。
- 2007年(平成19年)6月30日 - エレベーター運用開始。
- 2007年(平成19年)11月16日 - エスカレーター運用開始。
[編集] 駅名の由来
日本住宅公団が区画整理事業者として駅周辺を「港南台」の名で開発していたため、その通称から採ったもの。開業当時の所在地名は港南区日野町であった。すでに中央本線に日野駅(東京都日野市所在)が存在していたため[要出典]、建設中の仮称は「湘南日野駅」とされていた [2]。
[編集] その他
- 同じ「こうなんだい」という読み方をする地名は日本全国に同字で2箇所、異字で2箇所ある。
- 港南台には賃貸・分譲を含め数多くの団地が建っているが、分譲販売団地の名称は山鳥の名前、賃貸団地の名称は海鳥の名前と分けられている。
- 港南台地区のキャッチコピー「野鳥のさえずる街、港南台」に因み、1990年頃から1998年7月頃まで、電車の接近を知らせる放送(いわゆる接近メロディ)に鳥の鳴き声が使用されていた。
[編集] 隣の駅
[編集] 脚注
- ^ 日本鉄道建設公団東京支社編『根岸線工事記録』、日本鉄道建設公団東京支社、1974年、p.7
- ^ 港南台バーズ「港南台トピックス第1回」
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- JR東日本 港南台駅
- 港南台の歴史(駅前にある商業施設「バーズ」のページ内、開業当初の当駅の写真あり)
- e-town港南台(港南台駅周辺情報サイト)
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