浅尾拓也
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浅尾拓也 中日ドラゴンズ No.41 |
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基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県知多市 |
生年月日 | 1984年10月22日(23歳) |
身長 体重 |
182cm 71kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2006年 3巡目 |
初出場 | 2007年4月10日 |
経歴 | |
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浅尾 拓也(あさお たくや、1984年10月22日 - )は、中日ドラゴンズのプロ野球選手(投手)。愛知県知多市出身。背番号は41。
目次 |
[編集] 来歴
愛知県立常滑北高等学校(現・愛知県立常滑高等学校)時代は捕手を務めていたが、2年生の時に投手に転向。高校卒業後、日本福祉大学を経て、2006年のドラフト会議で中日に3位指名される。ちなみに、指名前は中日以外に指名されたら社会人野球に進むと宣言していた。日本福祉大学第1号のプロ野球選手である。
細身の体から繰り出される、MAX153km/hのストレートと制球力が武器。持ち球はストレート、スライダー、フォーク、パーム、シンカーと多彩な変化球を操る。ドラゴンズの先輩である岩瀬仁紀投手と同じく、幼い頃から大学、プロでの所属チームに至るまで全て愛知県内という、地元中の地元の選手である。
大学生時代、名古屋産業大学との対戦でノーヒットノーランを達成した。今まで地元球団・中日にしか注目されていなかった浅尾だが、これにより、東京ヤクルトスワローズや西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどの複数の球団が注目する格好となった。
日本福祉大学時代に愛知大学野球リーグ1部2部入れ替え戦で、同期入団の清水昭信(名城大学)と投げあい、みごと1部昇格に導いている。
2007年4月10日の対阪神タイガース戦(甲子園球場)でリリーフし、プロ入り初登板を果たす。これは同年入団の中日選手の中で最初の一軍出場になる。このときの初球はストレートで、152km/hを計測した。また、4月24日広島東洋カープ戦(ナゴヤドーム)でプロ初勝利を挙げる。(1回3奪三振)
同年5月9日の対広島戦(広島市民球場)で初先発。本塁打を2本打たれるものの、6回を3安打2失点と好投し、プロ2勝目を挙げた。
2007年のフレッシュオールスターに出場し、セーブをあげる。このとき自己最速タイの153km/hを2球連続記録した。ちなみに157km/hと報道されたが浅尾は「絶対ない。あれは打球(のスピード)」と笑いながら否定していた。
しかし後半戦は肩を痛めたこともあってほとんど登板機会がなかった。もともと「上半身のみで投げている(森繁和コーチ談)」タイプであるため、今後は下半身強化を含めた故障しないカラダ作りが求められている。
前述したように、高校時代捕手をしていたこともあってバッティングも上手く、2007年5月9日広島東洋カープ戦(広島市民球場)では三塁打も放っている。
[編集] 人物
- アイドル顔負けの端正なルックスを持つことやサインや写真撮影の後はなぜか頼まれた側なのにお礼を言うという謙虚な姿勢から、女性人気も非常に高い。
- その一方、日本テレビのワイドショー「スッキリ!!」内で行なった「新宿2丁目のゲイ50人に聞いたプロ野球ルーキー&新戦力イケメンランキング」でも1位を獲得している(2位はヤクルトの武内晋一)。
- 整ったキレイな眉をしているが、産毛しか手入れをしていないらしい。また、多くの人に細い細いと言われるため、本人は自分の眉を嫌っている。
- 左耳にピアスの穴が3つ空いているが、これは高校時代に「若気の至り」(本人談)で空けたもので、大学入学後はしていない。
- ドラゴンズの先輩である山崎武司と同じ中学の出身。2007年交流戦で対戦した際は山崎がセンターオーバーのツーベースを放ち、先輩の貫禄をみせた。
- ファンからの愛称は「たっくん」。
- 1年目のキャンプで何もわからないときに「こっちへこいよ」と声をかけられて以来、朝倉健太を慕っている(中日新聞の日本一特集に掲載)。
[編集] 通算成績(2007年シーズン終了時点)
年度 | 所 属 球 団 |
登 板 |
勝 利 |
敗 北 |
ホ ー ル |
H P |
セ 丨 ブ |
完 投 |
完 封 勝 |
無 四 球 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007年 | 中日 | 19 | 4 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 224 | 51.0 | 51 | 5 | 20 | 0 | 40 | 2 | 0 | 21 | 20 | 3.53 |
通算成績 | 19 | 4 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 224 | 51.0 | 51 | 5 | 20 | 0 | 40 | 2 | 0 | 21 | 20 | 3.53 |
[編集] 略歴
- 身長・体重:182cm・71kg
- 投打:右投右打
- 出身地:愛知県知多市
- 血液型:A
- 球歴・入団経緯:八幡中学校-常滑北高 - 日本福祉大 - 中日
- プロ入り年度・ドラフト順位:2006年大学生・社会人ドラフト3巡目
- 背番号:41
- 英語表記:ASAO
- 年俸:1700万円(2008年)
[編集] 関連項目
監督 |
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66落合博満 |
二軍監督 |
85辻発彦 |
コーチ |
81高代延博(野手総合チーフ)|80森繁和(バッテリーチーフ)|89高橋三千丈(投手)|78小林聖始(投手)|76近藤真市(投手)|72田村藤夫(捕手)|86古久保健二(捕手)|79長谷部裕(捕手)|88高柳秀樹(打撃)|77宇野勝(打撃)|75石嶺和彦(打撃)|71川相昌弘(内野守備走塁)|74風岡尚幸(内野守備走塁)|82奈良原浩(内野守備走塁)|73笘篠誠治(外野守備走塁)|83音重鎮(外野守備走塁)|90三木安司(トレーニング)|93宮前岳巳(トレーニング)|91塚本洋(トレーニング)|92勝崎耕世(コンディショニング)|94住田ワタリ(コンディショニング)|84早川和夫(育成) |
投手 |
0金剛弘樹|11川上憲伸|13岩瀬仁紀|14朝倉健太|16佐藤充|17川井進|18中里篤史|19吉見一起|20中田賢一|21チェン|23鈴木義広|26山内壮馬|29山井大介|33平井正史|34山本昌|38斉藤信介|41浅尾拓也|42R・クルス|43小笠原孝|47菊地正法|49M・ネルソン|50佐藤亮太|54赤坂和幸|58樋口賢|60高江洲拓哉|61久本祐一|64清水昭信|67高橋聡文|68長峰昌司|69小林正人 |
捕手 |
00前田章宏|22田中大輔|27谷繁元信|28小田幸平|37小山良男|39清水将海|59小川将俊 |
内野手 |
1堂上直倫|2荒木雅博|3立浪和義(打撃コーチ兼任)|6井端弘和|25新井良太|31森野将彦|32中川裕貴|36谷哲也|40西川明|44T・ウッズ|45森岡良介|46岩崎達郎|48澤井道久|53柳田殖生|55福田永将|57デラロサ|99中村紀洋 |
外野手 |
4藤井淳志|5和田一浩|7李炳圭|8平田良介|9井上一樹|24英智|30小池正晃|35上田佳範|51中村一生|56中村公治|62普久原淳一|63堂上剛裕 |
中日ドラゴンズ 2006年ドラフト指名選手 |
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大学生・社会人 − 希望入団枠:田中大輔 / 3巡目:浅尾拓也 / 4巡目:菊地正法 / 5巡目:岩崎達郎 6巡目:清水昭信 / 7巡目:西川明 |
高校生 − 1巡目:堂上直倫 / 3巡目:福田永将 |