水上善雄

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水上 善雄 北海道日本ハムファイターズ No.72
基本情報
国籍	日本
出身地	神奈川県横須賀市
生年月日	1957年8月9日（50歳）
身長 体重	184cm 78kg
選手情報
投球・打席	右投右打
守備位置	遊撃手
プロ入り	1975年 ドラフト3位
初出場	1976年5月9日
経歴
桐蔭学園高等学校 ロッテオリオンズ（1976 - 1989） 広島東洋カープ（1990） 福岡ダイエーホークス（1991 - 1992）
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水上 善雄（みずかみ よしお、1957年8月9日 - ）は、神奈川県横須賀市出身の元プロ野球選手（内野手）。2008年現在は北海道日本ハムファイターズの二軍監督兼内野守備コーチを務める。

目次 1 来歴・人物 2 背番号 3 年度別打撃成績 4 表彰 5 エピソード 6 関連項目

[編集] 来歴・人物

桐蔭学園高校出身。1975年のプロ野球ドラフト会議でロッテオリオンズに3位指名され、1976年入団。4年目の1979年に遊撃手のレギュラーポジションを獲得。甘いマスクと華麗な守備で人気を集め、1980年には33犠打のパシフィック・リーグ記録（当時）を達成。1983年には打率3割をマークし、1987年にはベストナインを獲得。

1990年に、高橋慶彦・白武佳久・杉本征使との交換で高沢秀昭と共に広島東洋カープへ移籍。翌1991年には福岡ダイエーホークスへ金銭トレードされ、1992年オフに現役を引退した。その後は1年間の休養を経て魚市場勤務、不動産会社勤務の傍ら少年野球の指導に携わる。その一方でJ SPORTS、テレビ東京の野球解説者や、マスターズリーグ・東京ドリームスの選手としても活躍。2007年に北海道日本ハムファイターズの二軍内野守備コーチとして15年振りに現場復帰した。ハロー!プロジェクトのキックベースボールチームであるメトロラビッツH.P.の監督も務めている。

中学時代の1級下に歌手の山口百恵がいた。息子も同じ桐蔭学園高校の出身。

[編集] 背番号

• 23 （1976年～1982年）
• 7 （1983年～1989年、1991年～1992年）
• 5 （1990年）

[編集] 年度別打撃成績

• 表中の太字はリーグ最多数字

年度	チーム	背 番 号	試合	打数	得点	安打	二塁 打	三塁 打	本塁 打	塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四死 球	三振	打率（順位）
1976年	ロッテ	23	5	7	0	1	1	0	0	1	0	2	1	0	0	1	.143
1977年			44	46	5	6	3	0	0	9	1	0	1	0	1	13	.130
1978年			58	40	8	9	1	0	0	10	2	4	5	0	0	9	.225
1979年			126	341	30	68	11	1	3	90	26	11	24	0	10	60	.199
1980年			130	391	50	97	14	1	15	158	44	11	33	3	31	61	.248（33）
1981年			130	386	51	100	16	2	8	144	45	9	32	2	33	55	.259（32）
1982年			130	446	50	103	22	3	7	152	46	5	8	4	43	69	.231（33）
1983年		7	130	427	49	129	22	4	9	186	54	9	5	2	34	73	.302（10）
1984年			100	291	38	74	13	0	10	117	33	13	2	6	39	58	.254
1985年			115	358	47	87	9	1	15	143	43	20	13	3	38	63	.243（34）
1986年			80	162	20	32	5	0	4	49	15	6	8	0	14	33	.198
1987年			119	361	34	95	18	0	9	140	42	14	18	4	21	66	.263（18）
1988年			121	330	30	78	16	1	9	123	33	3	25	3	31	72	.236
1989年			76	233	28	60	20	1	6	100	36	1	20	2	27	53	.258
1990年	広島	5	76	134	13	26	4	1	5	47	13	4	2	1	15	36	.194
1991年	ダイエー	7	100	190	15	46	5	0	5	66	16	5	13	3	14	49	.242
1992年			6	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000
通算成績			1546	4145	470	1011	180	15	105	1536	450	115	210	33	351	771	.244

[編集] 表彰

• ゴールデングラブ賞 1回 - 1980年（パシフィック・リーグ遊撃手部門）
• ベストナイン 1回 - 1987年（パシフィック・リーグ遊撃手部門）

[編集] エピソード

• 野球ファンの中で『10.19』として語り継がれている、1988年10月19日のロッテ対近鉄バファローズ26回戦（ダブルヘッダー第二試合）では、新井宏昌の三塁線を襲った強烈な打球をダイビングキャッチで捕球し、近鉄の勝ち越しを阻止した（このプレーでこの試合を実況していた朝日放送のアナウンサー・安部憲幸の名言「This is プロ野球!!」が生まれた）。
• ロッテ時代の1989年頃、肩にかかるほどの長髪が話題となり『ライオン丸』と呼ばれた（現在こそプロ野球選手の長髪はしばしば見られるが、当時はまだ珍しかった）。当時は一部の芸能人の長髪がようやく話題となり始めた時期で、世間からの批判に対して水上は「今、カッコいい男はみな長髪ですよ」と反論した。ベテラン選手を中心にパンチパーマに黒スーツなど、所謂○○○風ファッションが多かった時代に、DCブランドを着始めた西崎幸広らと共にプロ野球選手にお洒落を持ち込んだ最初の選手の一人だった。有藤通世監督（当時）をはじめ現場から支持を受けたこともあり、しばらくはその長髪スタイルを通していた。しかし、球団フロントならびにロッテ本社からの評判は芳しくなく、常々髪を切るように言われていた。水上本人はそれに反発し、同僚達も水上を支持。世間に賛否両論を巻き起こす問題にまで発展するが、ある試合の前に「今日打てなかったら髪を切ります」と宣言。ノーヒットに終わり、宣言どおり断髪した。なお翌1990年に広島へ移籍した後は短髪で通すようになった。
• 広島から福岡ダイエーへ移籍となった際の入団発表前に、ビルの階段で転んで顎を骨折し、本人は入団会見を欠席した。
• 引退後になかなかプロ野球関連の職に恵まれずに、アルバイトで生計を立てて、いわゆるフリーターをしていた時期もあったと言う。2007年に日本ハムのコーチに就任したが、15年間ほどのブランクがあって現場復帰するのはきわめて稀なケースである。
• 引退後、2000年2月26日に行われた川崎球場お別れイベントの紅白戦に出場した。

[編集] 関連項目

• 神奈川県出身の人物一覧
• 千葉ロッテマリーンズの選手一覧
• 広島東洋カープの選手一覧
• 福岡ソフトバンクホークスの選手一覧
• 長内孝（高校の同期で、プロでは広島で1年間だけ同僚に）

ロッテオリオンズ（現・千葉ロッテマリーンズ） 1975年ドラフト指名選手
1位：田中由郎 / 2位：大町定夫 / 3位：水上善雄 / 4位：立野清広 / 5位：北川裕司 / 6位：中村昭