野村収

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野村 収 北海道日本ハムファイターズ No.80
基本情報
国籍	日本
出身地	神奈川県平塚市
生年月日	1946年8月9日（61歳）
身長 体重	184cm 80kg
選手情報
投球・打席	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	1968年 ドラフト1位
初出場	1969年10月4日
経歴
平塚農業高校 駒澤大学 大洋ホエールズ (1969 - 1971) ロッテオリオンズ (1972 - 1973) 日本ハムファイターズ (1974 - 1977) 横浜大洋ホエールズ (1978 - 1982) 阪神タイガース (1983 - 1986)
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野村 収（のむら おさむ、1946年8月9日 - ）は、神奈川県平塚市出身の元プロ野球選手であり、右投右打の投手である。2008年現在は北海道日本ハムファイターズ二軍投手コーチを務める。

日本プロ野球で史上初めて12球団から勝利を挙げた。

目次 1 来歴・人物 2 エピソード 3 年度別投手成績 4 タイトル・表彰・記録 4.1 タイトル 4.2 表彰 4.3 記録 5 背番号 6 関連項目

[編集] 来歴・人物

平塚農業高校を経て駒澤大学へ進学。東都大学リーグ通算47試合登板し21勝15敗、防御率2.10、198奪三振。1967年秋季リーグは7勝3敗で最優秀投手、ベストナインに選ばれた。1968年春季リーグは登板7試合全試合完投勝利の7勝、防御率1位の0.95の成績でチーム優勝に貢献し最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナインに選ばれた。大学野球選手権は決勝で法政大に敗れた。ドラフト史上最高の豊作と言われた1968年のドラフト会議で大洋ホエールズに1位指名され入団。期待されながら泣かず飛ばずだったが、1972年に江藤愼一内野手との交換トレードでロッテオリオンズに移籍するといきなり14勝をマークする。

1974年、金田正一監督（当時）が実弟・金田留広の獲得を望み、交換トレードで日本ハムファイターズへ移籍。1975年に初タイトル最高勝率を獲得。1978年に杉山知隆、間柴茂有両投手とのトレードで横浜大洋（同年より呼称を「大洋」から変更）に復帰し、17勝11敗で最多勝とカムバック賞を受賞。

1983年、通算4度目のトレードで阪神タイガースへ移籍（加藤博一外野手との交換）。ローテーションに定着し、史上初の12球団からの勝利投手となる。1985年の日本一に貢献し、1986年限りで現役引退。大卒同期入団であった山本浩二、有藤道世と共に実働18年、40歳まで現役を続けた。

引退後は、1987年阪神一軍投手コーチ、1988年～1992年大洋一軍投手コーチ、1993年阪神スカウト（関東駐在）、1994年～1995年阪神投手コーチを歴任。1996年～2003年テレビ神奈川とJ SPORTSの野球解説者。その間2000年にはシドニーオリンピック野球日本代表の投手コーチを務める。2005年～2006年オリックス・バファローズのスカウト、2007年より日本ハム二軍投手コーチに就任。

[編集] エピソード

• テレビ神奈川での平塚球場公式戦中継解説時に、平塚農業高校時代の思い出話（平塚球場設立前にあった農林水産省試験場での研修）を語った。

[編集] 年度別投手成績

年度	チーム	背番号	登板	完投	完封	無四 球	勝利	敗北	セーブ	投球回	被安打	被本 塁打	与四 死球	奪三振	自責点	防御率（順位）
1969年	大洋	16	1	0	0	0	0	0	-	5	5	0	2	1	1	1.80
1970年			28	1	0	0	1	2	-	62	64	12	27	34	37	5.37
1971年			35	2	1	0	4	3	-	124.2	100	9	38	54	31	2.23
1972年	ロッテ	17	47	7	2	2	14	10	-	220.2	216	34	61	97	101	4.13（19）
1973年			39	2	1	0	6	10	-	141.1	152	29	44	81	68	4.34（22）
1974年	日本ハム	19	39	2	0	0	4	9	1	147.2	137	13	44	69	60	3.65（19）
1975年			37	6	1	2	11	3	0	191.1	184	21	53	59	71	3.35（17）
1976年			44	12	2	2	13	16	2	231	218	27	38	99	78	3.04（12）
1977年			27	6	0	3	5	10	1	132	152	23	22	61	66	4.50（21）
1978年	大洋	21	44	12	2	2	17	11	4	238	215	21	74	123	83	3.14（4）
1979年			35	1	1	0	7	9	0	121.2	141	25	36	76	76	5.61
1980年			33	4	1	0	15	10	0	192.1	225	30	65	92	100	4.69（18）
1981年			31	2	0	1	3	14	0	115.1	158	19	25	42	79	6.18
1982年			30	1	1	0	5	9	0	120.1	134	12	39	46	59	4.43
1983年	阪神	14	32	5	0	1	12	11	0	191.1	209	22	47	85	82	3.86（13）
1984年			43	0	0	0	2	5	0	79.2	103	10	16	38	40	4.52
1985年			19	0	0	0	1	0	0	26.1	27	5	3	13	15	5.13
1986年			15	0	0	0	1	0	0	15.1	16	3	3	5	5	2.93
通算成績			579	63	12	13	121	132	8	2355.2	2456	315	637	1075	1052	4.02

[編集] タイトル・表彰・記録

[編集] タイトル

• セントラル・リーグ最高勝率 - 1回（1975年）
• セントラル・リーグ最多勝利 - 1回（1978年・17勝11敗）

[編集] 表彰

• カムバック賞 - 1978年
• オールスターゲーム出場 - 4回（1972年、1976年、1978年、1980年）

[編集] 記録

12球団からの勝利 

1983年5月15日、対横浜大洋7回戦に勝利して達成。セ・パ交流戦が無かった当時は、4球団以上に所属し、かつ一軍で投げるだけの実力を維持していないと達成不能な記録であった。交流戦開始によって、同様の記録が数度達成されているが、ファンの間では野村の記録を高く評価する傾向が強い。だが、記録達成後の野村のコメントは「新記録というより珍記録でしょう」とあくまで控えめなものだった。

[編集] 背番号

• 16（1969年～1971年）
• 17（1972年～1973年）
• 19（1974年～1977年）
• 21（1978年～1982年）
• 14（1983年～1986年）
• 83（1987年）
• 85（1988年～1992年）
• 91（1994年～1995年）
• 80（2007年～）

[編集] 関連項目

• 神奈川県出身の人物一覧
• 横浜ベイスターズの選手一覧
• 千葉ロッテマリーンズの選手一覧
• 北海道日本ハムファイターズの選手一覧
• 阪神タイガースの選手一覧

先代: 高橋里志

セントラル・リーグ最多勝利 1978年

次代: 小林繁

先代: 浅野啓司

セントラル・リーグカムバック賞 1978年

次代: 三村敏之

大洋ホエールズ（現・横浜ベイスターズ） 1968年ドラフト指名選手
1位：野村収 / 2位：辻博司 / 3位：井上幸信 / 4位：鎌田幸雄 / 5位：長野哲 / 6位：栗田良孝 / 7位：鈴木哲夫 / 8位：渡辺孝博