機動戦士ガンダム ジオンの再興
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| 機動戦士ガンダム ジオンの再興 | |
|---|---|
| 漫画 | |
| 作者 | 近藤和久 |
| 出版社 | 角川書店 |
| レーベル | ニュータイプ100％コミックス、 角川コミックス・エース |
| 発売日 | 1988年10月 |
| 巻数 | 全1巻 |
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『機動戦士ガンダム ジオンの再興』（きどうせんしガンダム ジオンのさいこう）は近藤和久による外伝漫画作品。
注意：以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 概要
時代背景的には、『機動戦士ガンダムΖΖ』の終わりから『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の間を埋めるような作品である。『逆襲のシャア』劇中で、地上に残存していたジオン軍部隊が、ある作戦を実行するため、宇宙へ撤退する経緯が描かれている。ジオン軍側の視点で描かれている数少ない作品の1つである。また、作者である近藤和久独特のデザインでこれまでに幾度も描かれてたモビルスーツや、ゴブリンの愛称で呼ばれる「MS-109A スツーカ」など近藤オリジナルのモビルスーツも登場する（本作が初出という訳ではない）。さらには、ジオン側にリック・ディアスらしき機体も描かれているなど、軍に関係なく様々な機体が存在している。
[編集] 登場人物
- フレデリック・F・ブラウン
- 階級は大尉。歴戦のベテランパイロット。指揮官としても優れ、各戦線においてその力を発揮するが、けっしてニュータイプではない。
- 近藤和久が描くガンダム系の漫画作品には頻繁に登場しており、特に一年戦争では『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』『機動戦士ガンダム0079』にてアムロと交戦した事がある少年兵として、同作者の画集『GO AHEAD』にてジオン第66突撃MS小隊を率いた青年軍人として、それぞれ異なる解釈のブラウン像を描いている。
- マイヤー
- 「シリウスの魔女」と呼ばれる、シュツルム・イエーガーやゲイ・ドライを駆る凄腕の女ニュータイプ。ブラウンとは腐れ縁がある模様。
[編集] 登場するモビルスーツ
[編集] ジオン軍
- MS-106 ハイザックB（HIZAK-B）
- 一年戦争後に連邦軍がリファインして製造した機体を、さらにネオジオン軍が接収したもの。
- MS-106 ハイザックD 陸戦用強襲型（HIZAK-D）
- 宇宙用だったB型を軽量化して、地上走行用のバーニアを強化したタイプ。
- MS-108 マラサイE（MARASAI-E）
- マラサイの初期製作タイプ。宇宙戦闘用。
- MS-108 マラサイG 陸戦用強化型（MARASAI-G）
- 宇宙用だったE型の地上戦用タイプ。
- MS-108 マラサイH（MARASAI-H）
- マラサイの寒冷地仕様。両肩が防寒用の丸いアーマーに取り替えられている。
- MS-108 マラサイS（MARASAI-S）
- マラサイのスペシャルタイプ。装甲を極限まで外してあり、外見が通常のマラサイとかけ離れている。
- MS-109A/PMX-109A ゴブリンA（GOBLIN）
- MSの絶対的不足に対して、通常のMS製作コストの2/3で作成された機体。要塞での防衛、局地戦を想定して設計されたが、現場で現役で稼動する旧式MS（ザク、グフ、ドムなど）に比べ、高性能を発揮したため、直ちに量産化され各バリエーションが製作された。※100%コミックス版は”スツーカ”という名称でしたが、角川コミックスA版で”ゴブリン”に改名。
- MS-109D/PMX-109D ゴブリンD（GOBLIN）
- ゴブリンのデザートタイプ。
- AMS-119 ギラ・ドーガ 陸戦用重装型（GERA-DOGA）
- 本作品のなかでは、マラサイの後継機種ということになっている。
- PMX-003 ジ・OII"ハウアー" （THE-O II HAUER）
- 「THE-O I」を元に試作された要塞攻略用重MS。あまりの巨体なため、戦場では標的にされることが多かった。
- PMX-005 ブレッダ（BREAD）
- 同じく試作機である「THE-O II」の小型化を目指して試作された機体。戦場におけるジ・OII は無敵を誇る火力と推進力を有しているものの、その巨大な姿は敵の目標になりやすく、かなりのダメージを負う事がしばしばあった。そこで、ジ・オII のノウ・ハウを生かした通常MSサイズでの実験が開始された。PMX-005はその実験機の1機で、これ以外に数機の試作MSが存在すると言われているが、実際に非公式ながら唯一記録として残っているのが、このBREAD（ブレッダ）である。先行量産型10機が地上に送られて実戦テストが行われているが、戦果などの記録は公式発表されていない。
- ORX-005EX シュツルム・イエーガー（STURM JAGER）
- 可変モビルアーマー。ジオンが制空権を確保するために開発した制空用MS。単独で飛行可能。型番から察するとギャプランの流れを組むものと考えられるが詳細は不明。
- MSN-04B サザビー 陸戦用重装型（SAZABI）
- 一般指揮官にも使用できるように製作された実験機。そのためファンネル等のニュータイプ用の武装は装備されていない。
- MAN-010 ゲイ・ドライ（G-3）
- ジオンが開発したニュータイプ用のMA。多数のビーム砲とファンネルを装備している。ファンネルはミサイルとしても使用可能でこの時代としては唯一誘導兵器を持つ機体である。
[編集] 連邦軍
- RGM-79E ジムII 陸戦型（GMII）
- MSA-003 ネモ 陸戦型（NEMO）
- RGM-86T ジムIII 陸戦用重装型（GMIII）
- RGZ-91 リ・ガズィ（Re-GZ）
- A/FMSZ-007II 量産型Ζガンダム 大気圏内仕様（ZETA）
- Ζガンダム（MSZ-006）の量産型。連邦の規格に合うように再設計された機体。この話の中ではウェーブライダー形態の飛行姿勢が、アニメのΖと違い上下逆で描かれている。
- RX-178 ガンダムMKIIB 陸戦用重装型（GUNDAM Mk-IIB）
- ガンダムMk-IIの陸戦型。陸上戦闘では不要な、宇宙用のバーニア等が排除されている。
- RGM-89T ジェガン 陸戦用重装型（JEGAN）
- PX-00531 νガンダム試験型（ν GUNDAM）
- νガンダムの試験機。バランス確認のための機体のため、サイコミュシステムは搭載されていない。ちなみに「00531」は生産工場における製造番号とのこと。
- SSMS-010ZZ ガンダムΖΖ 大気圏内仕様（DOUBLE ZETA）
- 単機城塞攻略用重MS。全長31mにも達する巨大モビルスーツ。別名”ジークフリート”。
[編集] 関連項目
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