ドワッジ
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ドワッジ (DOWADGE) は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の兵器。ジオン公国軍の量産型陸戦用重モビルスーツである。後にネオ・ジオンやアフリカ解放戦線でも運用された(型式番号: MS-09G)。
なお、劇中では後述のドワッジ改も含め、一括して「ドム」と呼称される。
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[編集] ドワッジ
[編集] 機体解説
ドワッジ | |
型式番号 | MS-09G |
所属 | ネオ・ジオン アフリカ解放戦線 |
建造 | ジオン公国軍 |
生産形態 | 量産機 |
頭頂高 | 18.2m |
本体重量 | 43.5t |
全備重量 | 81.7t |
ジェネレーター出力 | 1,440kW |
スラスター総推力 | 104,300kg |
センサー有効半径 | 8,800m |
装甲材質 | チタン合金 一部ガンダリウム使用 |
武装 | 30mm2連装バルカン砲×2 ヒートサーベル ジャイアント・バズ ヒートトマホーク |
主な搭乗者 | アマサ・ポーラ ガデブ・ヤシン |
ジオン公国軍のドムシリーズの最終量産型。背部にホイップアンテナを設置し通信能力が強化されている。背部熱核ジェット推進装置を強化し防塵処理を施し、脚部には航続距離延伸のためのドロップタンクが追加され、加速性及び作戦行動時間の向上が図られている。頭部にはバルカン砲4門を増設している。携帯するジャイアントバズには、熱による砲身のゆがみを抑えるためのサーマルスリーブが追加されている。
正式名称は「ドム」であるが、ドムのG型である事から「ドワッジ」と呼ばれる様になった(ドムの強化改修機にドワッジの名称が用意されていた為、共にドムの強化型である本機とペズン・ドワッジの両機体にその名がつけられたとする説もある)。
本機はドワッジ改と合わせて88機が生産された。ゲルググと並び一年戦争末期のジオン公国軍の優秀有力な決戦兵器と評価され、実戦投入が数ヶ月早ければアフリカ全域はジオン勢力下のままであり、地球連邦軍の勝利は無かっただろうともいわれる。戦後も旧公国軍残党や各種ゲリラ組織などで長期にわたって運用され、ネオ・ジオンのアマサ・ポーラや、アフリカ民族解放戦線の隊長ガデブ・ヤシンらの搭乗例が有名である。アマサ・ポーラ搭乗機は「ポーラのドム」と呼ばれた。第一次ネオ・ジオン抗争時にはジェネレーターを換装するなど大幅な改修が施されていたようである。
[編集] バリエーション
- MS-09G ドワッジ
- MS-09H ドワッジ改
[編集] ドワッジ改
ドワッジ改(ドワッジかい、DOWADGE-CUSTOM)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の兵器。旧ジオン軍残党ロンメル部隊の陸戦用重モビルスーツである(型式番号: MS-09H)。
[編集] 機体解説
ドワッジ改 | |
型式番号 | MS-09H |
所属 | ロンメル部隊 |
建造 | ジオン公国軍 |
生産形態 | 試作機 |
頭頂高 | 18.2m |
本体重量 | 43.5t |
全備重量 | 87.4t |
ジェネレーター出力 | 1,440kW |
スラスター総推力 | 122,700kg |
センサー有効半径 | 8,800m |
装甲材質 | チタン合金 一部ガンダリウム使用 |
武装 | 30mm2連装バルカン砲×2 ヒートサーベル ビームカノン ヒートトマホーク |
主な搭乗者 | デザート・ロンメル |
ジオン公国時代にドムのバリエーションのひとつとして開発された旧世代のモビルスーツドワッジを、エースパイロット用に改修したモビルスーツ。旧ジオン軍残党・ロンメル部隊のデザート・ロンメル中佐が搭乗。
両肩の装甲後部に大型ブースター4基を装備することでベース機より24,200kgの推力増加を果たし、更に運動性を向上させた。頭部のモノアイバイザーは大型化され、バルカン砲は2門に減らされている。
ビームカノンはドワッジ改の元々の武装ではなく、ロンメル部隊が連邦軍基地から強奪したものである。 ヒート・トマホークはヒート・ホークを現地改修したものと思われる。ロンメルは専らこれを使用し、劇中に於いてはヒートサーベルの使用場面は見られなかった。 またロンメル中佐のドワッジ改はさらに改修されており、リニアシート導入やジェネレーターの換装がなされ、また装甲強度が向上されている。
[編集] 関連項目
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ガンダムシリーズの映像作品 | ||||||
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ガンダムシリーズの劇中項目 | ||||||
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