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機動戦士ガンダム00 - Wikipedia

機動戦士ガンダム00

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

機動戦士ガンダム00
ジャンル ロボットアニメ
テレビアニメ: 第1シーズン
原作 矢立肇
富野由悠季
監督 水島精二
シリーズ構成 黒田洋介
脚本 黒田洋介
キャラクターデザイン 高河ゆん(原案)
千葉道徳
メカニックデザイン 海老川兼武
柳瀬敬之
寺岡賢司
福地仁
中谷誠一
大河原邦男
アニメーション制作 サンライズ
製作 創通
サンライズ
毎日放送
放送局 MBSTBS系列
放送期間 2007年10月6日 - 2008年3月29日
話数 全25話
コピーライト表記 ©創通
サンライズ
毎日放送
テンプレート使用方法 ノート

機動戦士ガンダム00』(きどうせんしガンダムダブルオー)は、日本のTVアニメ作品。2007年10月6日から第1シーズン(全25話)を放送、その後間を空けて第2シーズンを放送予定[1]

目次

作品概要

2007年10月6日からMBSTBS系列土6枠(一部地域時差ネット)で放送開始。TV放映のガンダムシリーズでは初めて前編(全25話)と後編にストーリーが分けられている。また、ガンダムシリーズおよび「土6」枠作品としては史上初のハイビジョン制作・放映となる。

本作は、ガンダムシリーズのTVシリーズとしては通算12作目(SDガンダムフォースを含む)に当たり、製作はサンライズ第3スタジオが担当。監督は同じ「土6」枠で放映された『鋼の錬金術師』などで知られる水島精二、シリーズ構成は『無限のリヴァイアス』などで知られる黒田洋介が努める。

キャラクターデザインは漫画家の高河ゆんが担当。ガンダムシリーズで漫画家がキャラクターデザインに関与した例としては『機動武闘伝Gガンダム』のキャラクター原案の島本和彦に次いで2例目。その他のサンライズ作品で漫画家が参加した例としては、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のCLAMPが挙げられる。

時代設定は宇宙世紀に代表される架空の暦ではなく、現実の暦である西暦を用いている。なお、タイトルにある「00」は数字のゼロ2つの表記で「ダブルオー」と読む。

あらすじ


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


西暦2307年。人類は枯渇した化石燃料に代わるエネルギー源となる軌道エレベーター宇宙太陽光発電システムを手に入れていた。しかし、莫大な建造費が必要な軌道エレベーターを所有しその恩恵が得られるのは3大国家群[2]である「ユニオン」、「人類革新連盟」、「AEU」のみであり、それらの超大国は全面的な対決こそ無いものの熾烈な軍備開発競争による冷戦状態にある。そしていずれの連合にも属せなかった小国は貧困にあえぎ、紛争や内戦を繰り返していた。

そんな世界の中で突然現れた謎の私設武装組織ソレスタルビーイング」(CB)は、人型機動兵器モビルスーツ(MS)「ガンダム」を投入。世界から戦争を根絶させるべく戦いを挑むが、それは「平和のための武力行使」という矛盾も抱えていた。

ガンダムを操るのは4人の青少年。彼らは自らを「ガンダムマイスター」と呼ぶ……。

登場人物

西暦(機動戦士ガンダム00)の登場人物一覧(英語版)

ソレスタルビーイング

CBの構成員は守秘義務により互いのプロフィールを秘匿しており、組織内で呼び合う名前も偽名あるいはコードネームを使用している。

ガンダムマイスター

刹那・F・セイエイ(せつな・エフ・セイエイ、Setsuna F. Seiei)
宮野真守(幼年期:西墻由香
本作の主人公。年齢:16歳。身長:162cm 体重49kg 血液型:A 生年月日:西暦2291年4月7日。近接格闘型MSガンダムエクシアのマイスター。ガンダムマイスター中最年少。
内戦の続く中東の小国クルジス共和国で生まれ育ち、10代に満たぬ頃から少年兵として戦場を駆けていた。6年前、敵MSに追い詰められ絶体絶命の状況の中、突如上空より飛来したOガンダムに命を救われ、これを機にCBに参加する。
その若さに似合わず非常に寡黙な性格で、他者の干渉を拒み常に一定の距離を置いている。その一方でしばしば感情に任せた行動を取ることがあり、任務中の独断専行や、思わず組織の機密を漏洩するなど迂闊な面も多い。
ロックオン・ストラトス(Lockon Stratos)
声:三木眞一郎
年齢:24歳。身長:185cm 体重67kg 血液型:O 生年月日:西暦2283年3月3日。狙撃型MSガンダムデュナメスのマイスター。アイルランド出身。
その優れた狙撃能力を買われCBにスカウトされた。明るく陽気な青年だが、テロにより両親を失った過去から、テロ行為に対して激しい憎悪を抱く。
年齢不詳のティエリアを除くガンダムマイスターの中では最年長で、他のマイスター達のリーダー的存在。一方で、協調性に欠けるメンバー達の統率に苦労しており、特に暴走の多い刹那の制止やフォローを引き受けることが多い。
アレルヤ・ハプティズム(Allelujah Haptism)
声:吉野裕行
年齢:19歳。身長:186cm 体重65kg 血液型:B 生年月日:西暦2288年2月27日。可変型MSガンダムキュリオスのマイスター。
孤児であった幼少期に人革連の特殊機関に在籍していた過去を持ち、後に施設を脱走し紆余曲折を経てCBに参加する。冷徹な外見に似合わず温厚で礼儀正しく、任務とはいえ人命を奪うことには抵抗を感じることもある。一方で、その心の奥には「ハレルヤ」と呼ばれる正反対の好戦的な人格が眠っている[3]
普段は前髪で片目が隠れているが、左右で目の色が異なる
ティエリア・アーデ(Tieria Erde)
声:神谷浩史
年齢:不明(外見年齢:16歳[4])。身長:177cm 体重59kg 血液型:不明。 生年月日:不明。重装型MSガンダムヴァーチェのマイスター。
中性的な美貌を持つ少年。眼鏡を掛けているが、MSの搭乗時など未着用の場面も多く、特別視力が悪いというわけでもない[要出典]。互いに経歴を秘匿しているCBメンバーの中でも際立って謎が多い人物。
CBの理念よりも、CBを統轄するマザーコンピューター「ヴェーダ」の意思を至上のものとし、その意に反するものは、たとえ味方であっても一切容赦をしない。なお、彼だけは地球上の環境に不慣れで、嫌悪の感情を抱いている。

プトレマイオスクルー

スメラギ・李・ノリエガ(スメラギ・り・ノリエガ、Sumeragi Ri Noriega)
声:本名陽子
年齢:26歳。CBの戦闘母艦プトレマイオスの戦術予報士。艦長の肩書きは持たないが、実質上の艦のトップに立つ人物。部隊の作戦立案をほぼ一手に手掛ける有能なコマンダーである。一方で酒にだらしが無く、任務中もたびたび飲酒してはクルー達に注意されているが、全く反省する様子はない。ビリーとは大学院の同級生であるが、CBの関係者であることは隠している。
クリスティナ・シエラ(Christina Sierra)
声:佐藤有世
年齢:22歳。プトレマイオス戦況オペレーターの1人。その高度なプログラミング能力を買われ、CBにスカウトされた。気さくな性格で他のクルー達からの信頼も厚い。年下であるフェルトに対しては姉のように振舞っており、非番の際には彼女をショッピングに連れ出したり、色々な服を試着させてみたりと、色々と振り回している。
フェルト・グレイス(Felt Grace)
声:高垣彩陽
年齢:14歳。プトレマイオス戦況オペレーターの1人。クルーの中では最年少だが、豊富なメカ知識を持つ。他者とのコミュニケーションを苦手とし、普段はあまり感情を表に出さない。ロックオンの相棒であるハロがお気に入りで仲が良い。
リヒテンダール・ツエーリ(Lichtendahl Caeli)
声:我妻正崇
年齢:21歳。プトレマイオスの操舵士。陽気で調子のいい性格。
ラッセ・アイオン(Lasse Aion)
声:東地宏樹
年齢:25歳。プトレマイオスの砲撃士。がっしりした体格でやや皮肉屋な性格。
イアン・ヴァスティ(Ian Vasty)
声:梅津秀行
プトレマイオスのチーフメカニック。ガンダムの整備や新装備の開発を手掛ける。ガンダムの地球での任務の際は共に地上に降りることも多い。ロックオンからは「おやっさん」と呼ばれ親しまれている。かつてはAEU軍所属の技術者であった過去を持つ。

その他

王 留美(ワン・リューミン、Wang Liu-min)
声:真堂圭
年齢:17歳。世界中の社交界で名を馳せる美少女セレブ。その正体は全世界に存在するCBのシークレットエージェントの1人で、各界の人脈を駆使した諜報活動や活動資金の調達、ガンダムマイスターへの任務伝達など、プトレマイオスの活動を影からサポートする。
紅龍(ホンロン、Hong Long)
声:高橋研二
年齢:不明。留美の執事兼ボディガードを務める青年。留美と同じくシークレットエージェントの1人。
ハロ(Haro)
声:小笠原亜里沙
歴代ガンダムシリーズに登場する球形のペットロボット。MSの操縦やメンテナンスをサポートする独立AIで、機密保持のために人員を最小限に抑えているCBにとっては必要不可欠の存在となっている。
ロックオンはこれを相棒としてデュナメスに積み込んでおり、精密射撃モード時のデュナメスの機動制御を代行させている。カラーはオレンジ。
アレハンドロ・コーナー(Alejandro Corner)
声:松本保典
ユニオンに属する国連大使でありながら、CBにも所属している紳士。
リボンズ・アルマーク
声:古谷徹
アレハンドロ・コーナーの従者。EDテロップのキャストでは蒼月昇と表示。
イオリア・シュヘンベルグ(Aeolia Schenberg)
声:大塚周夫
CBの創設者。全世界のメディア当てに送られたビデオメッセージを通じ、CBの存在と、世界中の全戦争行為に対する武力介入を宣言する。太陽光エネルギー発電システムの基礎理論を提唱した稀代の天才科学者でもあるが、彼本人が活躍したのはメッセージの放送から200年以上も前の21世紀末期で、既にこの世の人物ではないはずである。なお、その当時も公にその姿を見せたことはなかったという。

ユニオン

MSWAD/対ガンダム調査隊

グラハム・エーカー(Graham Aker)
声:中村悠一
年齢:27歳。アメリカ軍MS部隊MSWAD(エムスワッド)に所属する中尉。最新鋭MSフラッグを操るトップファイター。AEUの新型機イナクトの公開演習を見学した際、突如上空より現れたエクシアを目撃し、その圧倒的戦闘力に強い興味を抱く。その後、エクシアとの交戦を果たし、その経験を買われ新設された対ガンダム調査隊へと転属する。転属後は自身のフラッグを改造し、ガンダムとの戦いに備える。
ビリー・カタギリ(Billy Katagiri)
声:うえだゆうじ
年齢:31歳。茶髪のポニーテールに、眼鏡を掛けている長身痩躯の男。MSWADの技術顧問。フラッグの開発にも携わっている。グラハムとは公私共に親しい旧友同士。グラハムと共にAEU軍の公開演習を見学し、エクシアの性能を目の当たりにする。彼も後に対ガンダム調査隊に転属する。かつてはスメラギの同窓でもあった。
レイフ・エイフマン(Leif Eifman)
声:土師孝也
世界に名を知られたユニオンの技術者。技術主任として対ガンダム調査隊に招聘される。グラハムの依頼を受け、フラッグの強化改修を行う。かつてのビリー、スメラギの恩師でもある。
ハワード・メイスン(Howard Mason)
声:高橋研二
グラハムの要請を受け対ガンダム調査隊に配属されたフラッグファイター。階級は准尉。オールバックヘアーに眼鏡姿が特徴。
ダリル・ダッチ(Daryl Dutch )
声:西凜太朗
ハワードと共に対ガンダム調査隊に配属されたフラッグファイター。階級は曹長。赤い長髪が特徴の黒人男性。

アメリカ合衆国政府

ブライアン
声:小室正幸
西暦2307年時点のアメリカ合衆国大統領
自国が他国の紛争介入を行うのは国民の安全と国益を確保するためで、決して慈善事業ではないと考えている。
デビット
声:麻生智久
大統領補佐官。
CBに強い不信感と紛争介入への疑問を抱き、CBの正体が暴かれた時に彼らを裁くのは自分達の使命だと考えている。

経済特区・日本

沙慈・クロスロード(さじ - 、Saji Crossroad)
声:入野自由
年齢:17歳。日本の経済特区東京に在住する高校生。専攻は宇宙工学。CBの理念や行動に対しては懐疑的。両親は既に故人であり、現在は姉の絹江とマンションで2人暮らしをしている。後に潜伏のため日本に訪れた刹那とマンションの隣人として出会うことになる。
ルイス・ハレヴィ(Louise Halevy)
声:斎藤千和
年齢:17歳。スペイン(すなわちAEU)からの海外留学生で沙慈のガールフレンド。専攻も同じ。家が金持ちで、その影響かわがままな性格をしており、度々沙慈を振り回している。沙慈に紹介される形で、日本に滞在している刹那と出会っている。
絹江・クロスロード(きぬえ - 、Kinue Crossroad)
声:遠藤綾
年齢:22歳。沙慈の姉。報道機関JNNに勤務するジャーナリスト。CBの首謀者イオリア・シュヘンベルグに強い興味を持ち、彼の経歴を追う事でCBの真相に迫ろうとしている。沙慈がルイスと付き合っている事には、あまり好感を持てない様である。

AEU

パトリック・コーラサワー(Patrick Corlasawar)
声:浜田賢二
年齢:28歳。フランス軍のエースパイロット。自信過剰かつ喧嘩っ早い性格で、軍上層部も手を焼く問題児。しかし実力は確からしく、模擬戦では2000回全勝の実績を買われ最新鋭MSイナクトのテストパイロットに抜擢された。機体の公開演習にて、突如乱入して来たエクシアに惨敗してしまい、プライドを粉々に砕かれる。以降はガンダムに対し強いライバル意識を持っている。

人類革新連盟

セルゲイ・スミルノフ(Sergei Smirnov)
声:石塚運昇
年齢:43歳。「ロシアの荒熊」の異名を持つ人革連軍MS部隊の指揮官兼パイロット。階級は中佐。左目に大きな傷跡を持つ歴戦の兵士。風聞を信じず、自分で見聞きしたものしか信用しない主義。劇中では、一時的とはいえエクシアを圧倒する実力を見せた。まだ若いソーマの保護役を受け持つこととなったが、彼女が戦闘に参加すること、及び、超兵の存在についてはやや懐疑的。
ソーマ・ピーリス
声:小笠原亜里沙
年齢:18歳。人革連軍のMSパイロット。階級は少尉遺伝子組み換えにより生み出されたデザインベビーで、ナノマシンにて改造された超兵(強化人間)一号。沈着冷静で感情表現に乏しいが、アレルヤ(ハレルヤ)の存在を感応した際には暴走した。
ミン
声:大原崇
人革連軍のMSパイロットで、セルゲイの副官。階級は中尉

アザディスタン王国

マリナ・イスマイール(Marina Ismail)
声:恒松あゆみ
年齢:24歳。中東の新興国アザディスタン王国の第一王女。化石燃料が枯渇してしまい困窮する祖国を立て直すため、各国に援助を求め世界を飛び回っている。CBに対しては「戦争を戦争で解決させる」ものと否定的な見解を示している。
テロリストを追跡中の刹那と邂逅し、アザディスタンの現状に対する苦悩を打ち明け、CBを「狂信者の集団」と露骨に嫌悪感を示したが、自国によって滅ぼされたクルジスの生き残りである刹那に自らの思想を否定された上に、彼がCBのガンダムマイスターである事を明かされ、ショックを受ける。
シーリン・バフティヤール
声:根谷美智子
年齢:27歳。マリナの側近であり、同時にお目付け役も務める女性。政治的手腕は優れているが、アザディスタンでは女性が政治に関わることが許されていないため、公に姿を見せることはない[5]。また、マリナに対する言動には若干険がある。

モラリア共和国

アリー・アル・サーシェス
声:藤原啓治
年齢:35歳。モラリア共和国の民間軍事会社(PMC)に所属する傭兵。豪放だが金にうるさい男で、ボサボサに伸ばした髪とひげ面というワイルドな外見が特徴。6年前のクルジス紛争に参加していた過去があり、「神」の名の下に当時の刹那達少年兵を糾合し、戦闘技術を叩き込んだ。MSパイロットとしての腕は非常に高く、イナクトPMCカスタムを駆り刹那のエクシアを翻弄するほどの実力を見せた。

メカニック

西暦(機動戦士ガンダム00)の機動兵器一覧(英語版)

ソレスタルビーイング

GN-000 Oガンダム(オーガンダム)
CBが開発した最初のガンダム。この機体を第1世代機として、以降様々な発展機が開発されていくこととなる。機体の詳細や搭乗者などは定かではないが、2301年当時、内戦中であったクルジス共和国での実戦参加が確認されている。現地ではゲリラの掃討に従事していたアンフ部隊を全滅させ、その性能を遺憾無く発揮。当時、後にガンダムマイスターとなる少年兵時代の刹那も本機の姿を目撃しており、CBに参加する動機となっている。
機体デザインは大河原邦男が担当。言わば00における「ファースト・ガンダム」と呼べる存在であり、その形状は『機動戦士ガンダム』に登場するRX-78ガンダムを踏襲している。番組開始前、水島監督は週刊プレイボーイ2007年10月15日号のインタビューで、第1話の冒頭に「ファーストファン」が「絶叫」する「サプライズ」があると予告、「第1話を見ればわかります(笑)。」「冒頭であるMSが登場するのです」とコメントしており、それはこの機体を指している。


諸元
ガンダムエクシア
Gundam Exia
型式番号 GN-001
分類 近接格闘型MS
所属 ソレスタルビーイング
開発 クルンテープ
製造 同上
生産形態 ワンオフ機
頭頂高 18.3m
重量 57.2t
装甲材質 Eカーボン
動力源 GNドライヴ
武装 GNソード
(GNソード・ライフルモード)
GNロングブレイド
GNショートブレイド
GNビームサーベル×2
GNビームダガー×2
GNバルカン×2
GNシールド
乗員人数 1名
主な搭乗者 刹那・F・セイエイ
ガンダム アヴァランチエクシア
Gundam Avalanche Exia
型式番号 GN-001/hs-A01
分類 高機動装備追加形態
全高 18.3m
重量 62.1t
(アヴァランチ装備重量:
4.9t)
GN-001 ガンダムエクシア
GN-001 ガンダムエクシア(英語版)
刹那・F・セイエイの塔乗機。GNドライヴが生み出す圧倒的な機動性と運動性、全身に装備された7つの斬撃武装「セブンソード」を駆使した近接戦闘を主任務とする。カラーリングはブルーを基調としたトリコロール。機体デザインは海老川兼武が担当。
GNソード
小型シールドと折り畳み式の刀剣、小型ビームライフルで構成される右腕の複合武装。刀身はセブンソード中最も長大で、表面にGN粒子を定着させることにより、驚異的な切断力を発揮する。しかし重厚長大かつ下腕部に直結されるその形状のためにやや取り回しが悪く、閉所などの限定条件下では使用が制限される。射撃時は刀身を畳みライフルモードへと変形。搭載するビームライフルは近距離戦での即応性、連射性を重視した短銃タイプだが、他国の機体を一撃で撃破可能な威力を持つ。
GNロングブレイド&GNショートブレイド
両腰ラッチにマウントされる大小2振りの刀剣。GNソード同様、刀身にGN粒子を定着させることで高い切断力を発揮するが、マニピュレーターで保持するオーソドックスな形状のために取り回しではこちらが優れる。主に二刀流での使用頻度が高い。
GNビームサーベル&GNビームダガー
ガンダムに共通して装備される接近戦用ビーム兵器。剣状に収束したGN粒子の刀身で対象物を切断する。次世代のMS用武装として他国でも開発が進められているが、実用的な性能を持つに至ったのはガンダムが初である。実剣を上回る威力を持つ反面、大気や磁場などの影響によって粒子が減衰・拡散し、本来の威力を発揮出来ない場合もある。エクシアは肩アーマー後部に長刃のサーベルタイプ、腰部後面に短刃のダガータイプを2基ずつマウントする。なお、性能は他のガンダムのサーベルと同等だが、本機のみ柄の形状が異なる。
GNバルカン
両腕に内蔵された小型ビームバルカン砲。基本的に威嚇・牽制などの補助的使用が主で、出力も携行式のライフルには遠く及ばないが、Eカーボンを持たない在来兵器にとっては充分な脅威となる。
GNシールド
強靭なEカーボンで成形された防御装備。他国にはこの素材の強度を上回る攻撃力を有した兵器はほとんど存在せず、破壊は非常に困難である。エクシアのシールドは近接戦闘での取り回しを考慮した軽量小型タイプで、先端部は打突攻撃に適した鋭利な形状となっている。
GN-001/hs-A01 ガンダム アヴァランチエクシア
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』に登場。
高機動オプション「アヴァランチ」を装着した形態。GN粒子を任意方向に適時噴射することで優れた瞬発力、姿勢制御能力を持つガンダムだが、その実、単純な移動速度では専用の航空・航宙機に比べ劣っていた。アヴァランチは、これらの専用機を凌駕する速力と更なる運動性能の追求を目的に開発された。
全身各所に装備された大容量のGN粒子コンデンサーは、GNドライヴで生成されたGN粒子をチャージし、それを一気に放出することで爆発的な超加速を可能とする。ただし、フルチャージには60分もの時間を要するため、短時間での連続使用が不可能という欠点もある。また、チャージ時間の割に放出時間は非常に短く、10分程度の加速で全ての粒子を使い切ってしまう。もっとも、これ以上の加速はパイロットの肉体に多大な負荷を強いるため、10分というのはそれを見越した上で設定された時間とも言える。
セブンソードは背部に増設された各ジョイントパーツに集約してマウントされ、使用時はパーツを展開させ迅速な装備選択を行う。
「アヴァランチ(雪崩)」という名称は、進路上の敵を雪崩の如く一瞬で蹴散らす姿になぞらえて付けられた。また、型式番号の「hs」は「ハイスピード」、「A01」は「アヴァランチ型の1号機」を意味する。


諸元
ガンダムデュナメス
Gundam Dynames
型式番号 GN-002
分類 狙撃型MS
所属 ソレスタルビーイング
開発 クルンテープ
製造 同上
生産形態 ワンオフ機
頭頂高 18.2m
重量 59.2t
装甲材質 Eカーボン
動力源 GNドライヴ
武装 GNスナイパーライフル
GNビームピストル×2
GNビームサーベル×2
GNシールド×2
GNフルシールド×2 他
乗員人数 1名
主な搭乗者 ロックオン・ストラトス
GN-002 ガンダムデュナメス
ロックオン・ストラトスの搭乗機。アウトレンジからの狙撃に特化した遠距離支援型MS。標準装備の「GNスナイパーライフル」に加え、作戦に応じて用意された各種火器を選択使用する。精密射撃時は頭部アンテナがツインアイを覆うように下降し、額の高精度ガンカメラが露出する。狙撃機ながらその機動性、運動性は他国の機体を充分に凌駕しており、接近戦においても高い適応性を発揮する。その際、パイロットは専用のライフル型コントローラーを用いて射撃操作を行う。カラーリングはグリーン。機体デザインは柳瀬敬之。また、キュリオスとヴァーチェのデザインも柳瀬が担当している。
GNスナイパーライフル
通常の狙撃任務に多く用いられる大型ビームライフル。GNドライヴから供給される豊富なエネルギーと、額の高精度ガンカメラ、高性能FCSとの連動により、高高度の移動目標すらも撃墜可能な出力と射程を誇る。不使用時は肩部アタッチメントに固定される。
GNビームピストル
両ふくらはぎのホルスターに格納されるビーム拳銃。スナイパーライフルでは対応し切れない白兵戦に使用される。
GNビームサーベル
デュナメスのビームサーベルは、尻部に設置された2基のGNバーニア側面に格納されている。なお、グリップの形状はエクシアを除き全機共通となっている。
GNシールド&GNフルシールド
肩部アタッチメントに設置された防御装備。標準装備の小型GNシールドに加え、任務に応じてマント状のGNフルシールドを装着する。GN粒子のジャミング効果により完璧に近い隠密性を持つデュナメスだが、発砲の射線から自機の位置を特定される可能性も考えられるため、敵の砲火に耐えうる防御力の付加は必須事項であった。アタッチメント基部は広い可動範囲を持ち、フルシールド装着時でも機体の行動を妨げることはない。
GN-002/DG014 ガンダム デュナメストルペード
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』及び『機動戦士ガンダム00F』に登場する機体。
ガンダムデュナメスに対水中狙撃戦闘用の装備を持たせたもので、DG014とは「デュナメス専用銃の14番目」という意味合いを持つ。
この際に使用するのは地上からGN魚雷を高速で発射するランチャーであり、機体自体が水中には潜ることはない。また、左肩と頭部にそれぞれセンサーとバイザーが追加される。
なお、トルペードとはドイツ語で「魚雷」の意。


諸元
ガンダムキュリオス
Gundam Kyrios
型式番号 GN-003
分類 可変MS
所属 ソレスタルビーイング
開発 クルンテープ
製造 同上
生産形態 ワンオフ機
頭頂高 18.9m
重量 54.8t
装甲材質 Eカーボン
動力源 GNドライヴ
武装 GNビームサブマシンガン
GNビームサーベル×2
GNシールド
テールユニット(オプション)
乗員人数 1名
主な搭乗者 アレルヤ・ハプティズム
GN-003 ガンダムキュリオス
アレルヤ・ハプティズムの搭乗機。4機中唯一の可変タイプで、戦闘機形態への変形機能を持つ。加速力に優れた戦闘機形態による一撃離脱戦法を得意とするが、MS形態でも他のガンダムに引けを取らない攻撃力を有する。変形自体は単純で、背部に畳まれた機首を頭部に被り、肩アーマーを折り畳み、脚部全体を90度外側に旋回させて変形完了となる。また、上半身のみを人型に変形させた中間形態も存在する。カラーリングはオレンジ。
GNビームサブマシンガン
高い連射性を持つ2連装ビーム砲。飛行形態時はマニピュレーターで把持されたグリップ部を残して銃身が分離し、右翼部にマウントされる。グリップは遠隔無線コントローラーを兼ねており、分離状態での発砲が可能。
GNビームサーベル
キュリオスのビームサーベルはリアスカートアーマー裏面にマウントされている。
GNシールド
高速戦闘に対応した専用シールド。先端部は開閉構造となっており、打突や捕獲用のクローとしても使用される。また、中央部には伸縮式の短剣が内蔵されている。戦闘機形態時はクローで主翼を挟み込み、左側面に固定する。
テールユニット
戦闘機形態時の脚部間に装着される武装コンテナユニット。対空用ミサイルや対地用爆雷など、ミッションに応じた様々な装備を選択可能。使用後デッドウェイトとなったユニットは速やかに切り離される。


諸元
ガンダムヴァーチェ
Gundam Virtue
型式番号 GN-005
分類 重装型MS
所属 ソレスタルビーイング
開発 クルンテープ
製造 同上
生産形態 ワンオフ機
頭頂高 18.4m
重量 66.4t
装甲材質 Eカーボン
動力源 GNドライヴ
武装 GNバズーカ
GNキャノン×2
GNビームサーベル×2
乗員人数 1名
主な搭乗者 ティエリア・アーデ
ガンダムナドレ
Gundam Nadleeh
型式番号 GN-004
分類 増加装甲排除形態
全高 不明
重量 不明
武装 GNキャノン×2
GN-005 ガンダムヴァーチェ
ティエリア・アーデの乗機。単機での強襲・殲滅戦を目的とした重火力タイプで、「GNバズーカ」や「GNキャノン」などの強力な武装を装備する。4機の中では最も強固な装甲を持ち、他のガンダムに比べ二回り以上はある重厚なフォルムが特徴。そのため機動性はやや劣るものの、GN粒子の重量軽減効果により重量自体は空戦型のフラッグよりも軽量となっている。全身各所にGN粒子の増幅装置を持ち、他の機体よりも強力な防御フィールドを展開出来る。カラーリングはグレーとホワイト。
GNバズーカ
全ガンダムの兵装中最強の破壊力を持つ大型携帯ビーム砲。高密度高エネルギー状態のGN粒子を撃ち出し、複数の敵機を蒸発させる。通常は肩掛けで発砲するが、胸部のGNドライヴを直結したバーストモードに移行することで戦艦をも破壊可能な威力を発揮する。ただしバーストモード射撃後はコンデンサーに貯蔵されたGN粒子をほとんど使いきってしまうため、短時間の連射は不可能。グリップは着脱式となっており、それぞれ側面・下面に付け替えることで、状況に応じて適切な発射体勢を採ることが出来る。
GNキャノン
両肩に設置された可動式連装ビーム砲塔。射線を単一方向に向けた場合は、複数の敵機を薙ぎ払う。
GNビームサーベル
ヴァーチェのビームサーベルは両膝アーマー内に格納されている。
GN-004 ガンダムナドレ
全身の増加装甲を排除したヴァーチェの真の姿。排除後は女性を思わせる細身の体型となり、頭部の追加装甲に接続される無数のコード類があたかも髪の毛の様になびく。武装は両肩のGNキャノンを手持ち火器として使用する。この機体の存在は機密以上の絶秘とされ、CB内においても極一部のメンバーにしか存在を知らされていなかった。


諸元
プトレマイオス
Ptolemaios
型式番号 CBS-70
分類 MS輸送艦
所属 ソレスタルビーイング
全高 74m
全長 251m
全幅 84m
推進機関 主推進器×2
動力源 GNドライヴ
(ガンダム格納時のみ
最大4基)
武装 無し
特殊装備 ガンダム格納コンテナ×4
リニアカタパルト
CBS-70 プトレマイオス
4機のガンダムを搭載するCBの宇宙輸送艦。一部のメンバーからは「トレミー」の愛称で呼ばれる。艦体周囲には4基の独立したコンテナブロックを有し、それぞれのコンテナにガンダムを各1機格納する。艦首部には展開式のリニアカタパルトを持ち、コンテナから直接艦内の射出スペースに移動することで、迅速な射出を可能としている。なお、カタパルトに直結するコンテナは艦上部に位置しているそれであり、適宜回転させることで連続的に機体を射出可能となっている。
当初よりガンダムの輸送、後方支援を目的として建造されたため、艦自体の戦闘力はほとんどガンダムに依存している。また、動力すらガンダムのGNドライヴから供給されているので、全てのガンダムが出撃すると、短時間しか行動出来ない。


外伝登場機

この節では、雑誌媒体などで展開される公式外伝に登場する機体の概要を記述する。

諸元
ガンダムアストレア
Gundam Astraea
型式番号 GNY-001
分類 汎用型MS
所属 ソレスタルビーイング
→フェレシュテ
開発 クルンテープ
製造 同上
生産形態 試作機
頭頂高 18.3m
重量 55.1t
装甲材質 Eカーボン
動力源 GNドライヴ
武装 GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNシールド 他
主な搭乗者 ルイード・レゾナンス
GNY-001 ガンダムアストレア
第1世代機Oガンダムから発展した第2世代ガンダムの1号機。第3世代機であるエクシアの前型機に当たり、Oとエクシアの折衷的な外観を持つ。アストレアはOの持つ汎用性を更に追求した機体であり、ビームライフルとシールド、ビームサーベルといった標準武装に加え、様々な実験的装備が用意されている。
CBの本格的な戦争介入開始後は、その下部支援組織「フェレシュテ」の所属機としてCBの活動を影からサポートする。製造当初は白主体のトリコロールカラーに塗装されていたが、フェレシュテ所属となって以降は全身が真紅に塗り替えられている。また、頭部にはガンダム共通の特徴であるツインアイを隠すための仮面が被せられている。
機体名の「アストレア」は、タロットカードの大アルカナに属する22枚の内の1枚「正義」のカードに描かれる女神「アストライア」に由来する。同様に、他の第2世代ガンダムもこの22枚に由来した名を持ち、各々のカードの意味に対応した固有の機能を有している。


諸元
ガンダムサダルスード
Gundam Sadalsuud
型式番号 GNY-002
分類 情報戦用MS
所属 ソレスタルビーイング
開発 クルンテープ
製造 同上
生産形態 試作機
頭頂高 18.2m
重量 49.9t
装甲材質 Eカーボン
動力源 GNドライヴ
武装 リボルブバズーカ
GNビームサーベル×2
センサーシールド×2
乗員人数 1名
主な搭乗者 ガンダムマイスター874
ガンダム サダルスード(タイプF)
Gundam Sadalsuud Type F
型式番号 GNY-002F
所属 フェレシュテ
全高 18.2m
重量 51.2t
主な搭乗者 フォン・スパーク
GNY-002 ガンダムサダルスード
第2世代ガンダム2号機。索敵・情報戦に特化した機体で、全身各所に過剰と言えるほどのEセンサーを内蔵する。あらゆる状況下におけるセンサーの動作試験を目的としているため直接的な戦闘力は非常に低く、装甲はセンサーが正常に機能しうる最低限の厚さしか施されていない。唯一有効な防御力を発揮するのは左肩の大型センサーシールドのみとなっている。武装は6連の回転式弾倉を持つリボルブバズーカと、尻部GNバーニア両側面のGNビームサーベル。バズーカの弾丸は複数の種類が用意されており、異なる弾丸を混在して装填する事で銃自体に複数の機能を持たせる事が出来る。後にこの機体のテストで得られたデータは、第3世代機デュナメスの照準システムにフィードバックされる事となる。
「サダルスード」の名は、大アルカナの1枚「」のカードに由来する。
GNY-002F ガンダムサダルスード(タイプF)
フェレシュテ所属となったサダルスードを実戦用に改修した機体。右肩にも左肩と同形状の大型センサーシールドが設置され、防御力が強化されている。もっとも、これらの改修は付け焼刃程度に過ぎず、戦闘力自体はあまり向上していない。機体色はほぼ青一色に変更され、アストレア同様、顔面部に擬装用の仮面を装着する。


諸元
ガンダムプルトーネ
Gundam Plutone
型式番号 GNY-004
分類 不明
所属 ソレスタルビーイング
→フェレシュテ
開発 クルンテープ
製造 同上
生産形態 試作機
頭頂高 不明
重量 不明
装甲材質 Eカーボン
動力源 GNドライヴ
武装 不明
主な搭乗者 フォン・スパーク
GNY-004 ガンダムプルトーネ
第2世代ガンダム4号機。具体的な機能は不明。テスト中に発生した事故により、開発を中断されたいわく付きの機体。
「プルトーネ」とは、大アルカナの「審判」=冥王星にちなんだ名称。


ユニオン

諸元
ユニオンリアルド
Union Realdo
型式番号 VMS-15
分類 可変MS
所属 ユニオン
生産形態 量産機
全高 17.7m
頭頂高 15.3m
重量 60.0t
推進機関 プラズマジェットエンジン
燃料 水素
武装 リニアライフル
ディフェンスロッド
ソニックブレイド 他
乗員人数 1名
VMS-015 ユニオンリアルド
ユニオンの現用主力MS。飛行形態への変形機構を持つが、変形には出撃前の換装作業が不可欠であるため、作戦行動中の変形は不可能となっている。変形方法は腰を支点に上半身、脚部を後方に折り畳むだけという単純なもので、これは後継機のフラッグやAEU製のヘリオン及びイナクトにも見られる機構である。2307年においても引き続き主力の座にあるが、フラッグの本格配備に伴い徐々に退役しつつある。機体色はアメリカ軍所属機などに採用されたライトブルーが有名だが、タリビア軍所属機のオレンジなど様々なパターンが存在する。
機体デザインは福地仁。また、その他のユニオン製MSやAEU製MSのデザインも福地が担当している。


諸元
ユニオンフラッグ
Union Flag
型式番号 SVMS-01
分類 可変MS
所属 ユニオン
生産形態 量産機
頭頂高 17.9m
重量 67.1t
推進機関 プラズマジェットエンジン
装甲材質 Eカーボン
燃料 水素
武装 リニアライフル
ディフェンスロッド
ソニックブレイド
(プラズマソード)
20mm機銃
ミサイル×6
(脚部×2、
翼下パイロン×4)
乗員人数 1名
+腰部サブコクピット1名
主な搭乗者 グラハム・エーカー
ハワード・メイスン
ダリル・ダックス 他
グラハム専用
ユニオンフラッグカスタム
Graham's Union Flag Custom
型式番号 SVMS-01E
生産形態 カスタム機
頭頂高 17.9m
重量 66.6t
武装 試作新型リニアライフル
ディフェンスロッド
ソニックブレイド
(プラズマソード)
20mm機銃
ミサイル×6
(脚部×2、
翼下パイロン×4)
主な搭乗者 グラハム・エーカー
SVMS-01 ユニオンフラッグ
リアルドの後継機として開発された新型主力MS。リアルド同様、高速空戦形態への可変機構を持つ。公式サイトでは「基本的に戦闘中の変形は想定しておらず、あらかじめ形態を選択しての出撃が通常となっている」とあるが戦闘中の変形も可能で、プラモデルパッケージおよび付属の組み立て説明書にもそう記されており、つまり戦闘中に飛戦形態からMSにはなれるが、MSから飛戦形態へは不可な模様[要出典]
石油資源が枯渇して以降、航空機の推進機関は水素を燃料としたプラズマジェットエンジンが主流となっており、本機は背部の主翼基部、腰部の副翼基部にそれぞれ2発のエンジンを搭載する。燃料の水素は、基本骨格であるカーボンフレームを構成する炭素分子結合体内に分子レベルで浸透している。この構造は専用の燃料スペースおよび供給用のパイプラインを必要としないため、機体の大幅な軽量化に貢献している[6]。なお、各関節はモーターにより駆動しているがそちらの動力源に関する言及は劇中、関連メディア共に無く、またその総出力はユニオン最新鋭機の本機といえどもガンダムエクシアの1/6程度らしい。
コクピットは腹部のドラムフレーム内に存在するが、更に腰部内にも予備のコクピットが設置されている。この構造を活かし上下半身を分離しての独立行動も可能だが、自力での再合体は不可能となる。
その適応性は大気圏内外を問わず、用途、投入領域に応じた複数の派生機が存在する。
最新鋭の機種故、ユニオンではMSWADを始めとした精鋭部隊への配備が優先されている。そのためユフラッグのパイロットはフラッグファイターと内外から畏怖と羨望[要出典]を込めて呼ばれている。
機体色はライトブルー。
リニアライフル
口径120mmの射撃武装。電磁力で弾丸を高速射出する。電圧を調節することで破壊力の大きい単射モードと、高速戦闘に対応した連射モードを選択することが出来る。銃後部に装着されるマガジンはバッテリーと一体型の専用品を使用する。高速形態時は機首を構成し、他の銃火器に比べ空力面を考慮した流線型のフォルムを持つ。
ソニックブレイド(プラズマソード)
超高硬度カーボン製のアサルトナイフ。刃を高周波振動させ切断力を増大させる。また、刀身からプラズマを発生させ剣状に収束するプラズマソードを装備する機体もある。このプラズマの収束機構は、ビームサーベル開発の過程で生み出された技術を転用したものである。
ディフェンスロッド
左腕の防御装備。回転するローターに適切な傾斜角で敵弾を着弾させ跳弾させる。また、周囲にプラズマフィールドを展開することも可能。空戦機の観点から、重量負担の大きい通常のシールドを装備出来ない機体のために用意された。ただし万一真正面から着弾するとロッドが折れてしまうこともある。
20mm機銃
腹部ドラムフレーム左側に内蔵された機銃。口径的に同クラスのMSなどを相手にするには非力だが、ミサイル迎撃や威嚇射撃、対人戦闘など幅広い用途を持つ。
ミサイル
フラッグのミサイルは、脚部内装式と主翼、副翼下に設置される懸架式の2種が存在する。
SVMS-01E グラハム専用ユニオンフラッグカスタム
レイフ・エイフマンによって強化改造されたグラハムの専用フラッグ。背部エンジンの高出力化、ウイングの大型化によって機動性を大幅に強化。それに伴い増大した旋回モーメントを受け止めるべく、各関節部の耐久度を高めている。換装ユニット分の重量は増大しているが、装甲や搭載燃料を実用限界ギリギリまで削ぎ落とす事で、総合的にはノーマル機と比較して-0.5tの軽量化に成功。ノーマル機の約2倍以上もの最高速度を叩き出す。全身表面には漆黒の耐ビームコーティング塗料が施され、ガンダムのGNビーム兵器に対し万全を期している。武装はノーマル機の標準武装に加え、新たにアイリス社から取り寄せた新型試作ライフルを装備。左利きであるグラハムの操縦特性に合わせ、ライフルとディフェンスロッドの装備位置は左右逆となっている。
完成した機体は目標通り充分ガンダムに対抗し得る戦闘力を獲得したが、反面操作性やパイロットの安全性はほとんど考慮されていない。特に全速旋回時は、耐Gシステムの補助を用いても最大12Gもの多大な負荷がパイロットの身体に襲い掛かる事となる。
劇中では単に「カスタムフラッグ」と呼ばれる。

AEU

諸元
AEUヘリオン
AEU Hellion
型式番号 AEU-05
分類 可変MS
所属 AEU 他
生産形態 量産機
頭頂高 15.4m
重量 58.2t
武装 リニアライフル
ディフェンスロッド
ソニックブレイド 他
乗員人数 1名
AEU-05 AEUヘリオン
AEUの主力可変MS。2307年時点では既にロートル機種であるが、大量に生産されたこともあり未だその就役機体数は多い。AEU加盟国以外にも多数が輸出されているが、各地のテロリストや反政府ゲリラなどに流出した機体も少なくなく、各地で社会問題となっている。これらの機体はそれぞれ独自の改修が加えれており、勢力や組織に応じた無数のバリエーションが存在する。AEUでは次世代機であるイナクトの配備が開始されたため、随時機種転換が進み第一線から退く予定。
AEU軍における機体色は深緑。「ヘリオン」とは「乱暴者」の意。
反人革連ゲリラ仕様機
人革連の軌道エレベーター「天柱」の電力供給開始10年周年記念式典を襲撃したテロリスト達が使用した機体。頭部はメインセンサーが露出した単眼タイプに変更され、背面のエンジンブロックは空間戦闘用に主翼を廃したロッド型バーニア4基に換装されている。主兵装のリニアライフルはAEU正規軍と異なる独自品を装備。また、2機がかりで牽引される大型ミサイルランチャーの存在が確認されている。機体色はブラウン。
モラリア仕様機
AEU加盟国であるためヘリオンは主力機であるが、独自の兵器開発能力がある同国らしく、頭部形状が異なる他、腰部ドラムフレームの機関銃は大口径な物が搭載されているなど独自の改良を行っている。正規軍の他、民間軍事会社(PMC)でも主力機だが、数の上では後者の方が多い。体色は正規軍仕様が赤。PMC仕様は黒。
リ・ラベンダ仕様機
正規軍仕様機とほぼ同一の機体。機体色は青丹色(オリーブグリーンよりやや茶色ががった色)。


諸元
AEUイナクト
AEU Enact
型式番号 AEU-09
分類 可変MS
所属 AEU
生産形態 量産機
頭頂高 17.6m
重量 66.8t
動力源 太陽光エネルギー
武装 リニアライフル
ディフェンスロッド
ソニックブレイド
(プラズマソード) 他
乗員人数 1名
主な搭乗者 パトリック・コーラサワー
アリー・アル・サーシェス 他
AEU-09 AEUイナクト
ヘリオンに次ぐAEUの新たな主力機。ただし、基本設計はユニオンのフラッグを参考としており、より細身なフォルムや腰部に追加されたウイング・エンジンなど、類似・共通点が多い。
一方で独自の機能として、太陽光エネルギーを軌道エレベーターの発電システムを経由して供給する外部電源方式を採用。供給範囲内に限定すれば、理論上無制限に近い長期活動能力を持つ。
量産機の基本色はグリーン1色だが、人革連の軌道エレベーター完成10周年記念日と同時に発表されたデモンストレーション機はシアンとホワイトのツートンに塗装されており、頭頂部にもアンテナが1基追加されるなど細部形状も異なる。「イナクト」は「(法、条例を)制定する」といった意味。
デモ機による公開演習ではその性能を如何無く発揮したが、その直後現れたエクシアによって即座に行動不能にさせられた。第3話の台詞によれば、そのことにより早くもその評価が揺らいでいる。
イナクトPMCカスタム
モラリアPMCが調達した研究開発用の機体を独自にチューンナップした機体。頭部形状も独自の物になっており、専用の銃剣付リニアライフルをメインウエポンとしている。藍色の機体色とあいまってAEUの機体と印象が大きく異なる。アリー・アル・サーシェスに引き渡され、以降は彼の専用機となる。


人類革新連盟

諸元
ティエレン地上型
Tieren Ground Type
型式番号 MSJ-06II-A
分類 陸戦型MS
所属 人類革新連盟
生産形態 量産機
頭頂高 18.1m
重量 121.3t
武装 200mm×25口径長滑腔砲
(12.7mm同軸機銃)
30mm機銃
カーボンブレード
乗員人数 1名
主な搭乗者 セルゲイ・スミルノフ 他
高機動型
High Mobility Type
型式番号 MSJ-06II-C
分類 高機動型MS
頭頂高 18.3m
重量 101.1t
武装 200mm×25口径長滑腔砲
(12.7mm同軸機銃)
30mm機銃
カーボンブレード 他
主な搭乗者 セルゲイ・スミルノフ 他
宇宙型
Space Type
型式番号 MSJ-06II-E
分類 宇宙型MS
頭頂高 18.2m
重量 127.5t
燃料 水(推進剤)
武装 200mm×25口径長滑腔砲
(12.7mm同軸機銃)
(放熱ブレード)
30mm機銃 他
主な搭乗者 セルゲイ・スミルノフ 他
タオツー
Taozi
型式番号 MSJ-06II-SP
分類 超兵専用汎用型MS
生産形態 カスタム機
頭頂高 18.7m
重量 122.1t
燃料 水(推進剤)
主な搭乗者 ソーマ・ピーリス
長距離射撃型
Long-range Cannon Type
型式番号 MSJ-06II-LC
分類 長距離支援型MS
頭頂高 20.2m
(砲撃姿勢時:19.3m)
重量 142.0t
武装 300mm×50口径長滑腔砲
MSJ-06II-A ティエレン地上型
人類革新連盟の主力量産型MS。重火器と重装甲で身を包んだ、2足歩行式の戦闘車輌と言うべき機体。他国のMSと比べれば旧式の部類に属しており、特に120tを越す自重ゆえに機動性は大きく劣る。だが、その分構造は頑強で、火器搭載量の多さと防御力、信頼性の高さから現在も主力の座を守り続けている。汎用性にも優れ、高機動型のC型、宇宙型のE型など、様々なバリエーションが生み出されている。
他国の機体と違い、コクピット内にはいっさいのモニターがなく、パイロットは専用のヘッドマウントディスプレイを着用し外部の情報を得ている(劇中ではヘッドマウントディスプレイを着用した状態で搭乗することから単独でも使用できる他、ケーブルなどによってメインカメラからの情報を直接得ていることが伺える)。またコクピット自体も非常に狭く、戦車の操縦席のような印象を与える。
武装は各種実弾武装(マシンガンや滑腔砲)に加え、接近戦用の「カーボンブレード」を標準装備する。カーボンブレードはカタールのような装備で、弓状の刃を持つ。
機体色はオリーブグリーン。「ティエレン」は、「鉄人」の中国語読み。機体デザインは寺岡賢司
MSJ-06II-C ティエレン高機動型
腰部に水平展開式の可変翼、脚部内に推進用ジェットエンジンを搭載した高機動タイプ。いちおう飛行が可能となっているが機動力は低く、空戦ではなく戦地への迅速な移動を目的とした物と思われる。脚部エンジンも出力は強力だが実際は地表をホバー移動出来る程度の代物である。ゆえに飛行型ではなく高機動型と呼ばれる。機体色はカーキ
なお、既に退役しているが、かつては「MSJ-05ティエレン」という、より旧式の機体も存在したらしい[7]
MSJ-06II-E ティエレン宇宙型
無重力戦闘を目的とした宇宙戦タイプ。全身各所に推進、姿勢制御用スラスターを備え、空間機動力を強化。脚部にはシールド兼用の円筒状大型プロペラントタンクを両膝から突き出る形で装備する。タンク内の推進剤は枯渇した化石燃料の代替として水が使用されている。
標準装備の滑腔砲は銃身の効率的な冷却のため専用の放熱板が追加されている。この放熱板は接近戦用の銃剣としても使用可能な強度を持つ。
セルゲイ専用機は頭部形状が異なり、両肩にシールドが新たに装備されるなどタオツーに似通った外見をしている。
機体色はダークブルー。
MSJ-06II-SP ティエレンタオツー
ソーマ・ピーリスが搭乗する超兵専用機。投入領域ごとに住み分けがなされたティエレンシリーズには珍しく、宇宙・地上両面での行動を想定した汎用機として製造された。両肩のシールドや脚部を始め、全身各所に配置されたスラスターによって、通常のティエレンを遥かに上回る機動性を発揮する。各部センサーや情報処理能力も強化され、頭頂部にはT字型のモノアイレールが追加されている。またコクピットも他のティエレンシリーズとは異なり、ヘッドマウントディスプレイを用いない、全周囲型の一般的なタイプとなっている(これが採用されたのはアレルヤとの脳量子波の干渉を防ぐためであり、元々は他のティエレン同様のコクピットだった)。その性能に比例してパイロットに掛かる負担も非常に重く、訓練された超兵以外に乗りこなすことは不可能とされる。タオツーとは「桃子」の中国語読みであり、その名の通り桃色の機体カラーが特徴。
MSJ-06II-LC ティエレン長距離射撃型
地上型に頭部を完全に覆い隠す大型カノン砲を搭載した長距離支援機。メインセンサーは胸部に設置されている。膝部シールドは両脚に装備。砲撃時における安定性を確保するため、尻部にアンカー状の簡易脚を設置している。当然ながら地上型以上に動きは鈍重で、アンカー展開時はほとんど身動きが取れなくなる。機体色は地上型と同じ。


多目的輸送艦 ラオホゥ
人類革新同盟軍のMS搭載宇宙母艦。艦橋部がシャトルとなっており、コンテナ部と艦橋部が分離可能となっている。


その他

アンフ
世界各国の紛争で目にするMS。開発国不明。その名はアラビア語で「鼻」を意味しており、胸部から鼻のように突出した頭部が特徴。関節部に防塵処置を施されており砂漠における運用に適している。
武装は頭部下に搭載された対人用機銃と、左腕のマシンガン。現状ティエレンに輪をかけて鈍重で、性能も遠く及ばない。旧式の内燃機関を搭載しているため被弾すると容易く爆発してしまう。
2307年時点では旧スリランカの反人革連勢力(シンハラ人勢力)やアザディスタン王国軍などで運用されている。
ワークローダー
小型の作業用MS。外見は日本のテムザック社が2004年に発表したレスキューロボット「援竜」に酷似している。脚部は三脚形式だが歩行機能は有しておらず、移動は先端部のローラーによって行う。戦闘用に改修された機体が第1話冒頭でクルジス共和国のミリシャに運用されているなど、世界中の紛争地域で多く目にする。

用語

組織/国家

ソレスタルビーイング
英字表記は「Celestial Being」。
天上人」を意味する名を持つ、謎の私設武装組織。西暦2100年頃に科学者イオリア・シュヘンベルグによって創設された。世界に存在する全ての戦争を根絶させることを目的とし、4機のガンダムで全世界の紛争に介入することを宣言する。
ユニオン
アメリカを中心とした世界経済連合。正式名称は「太陽エネルギーと自由国家連合軍 (Union of Solar Energy and Free Nations)」。大統領を元首とする共和制。主にアメリカ州オセアニアの国々で構成されており、日本も「経済特区」(中国に実在するものとは別)としてこの傘下にある。
三大勢力では最も早く軌道エレベーターの実用化に成功し、以後急速な発展を遂げる。なお、軌道エレベーターは南米アマゾン川上流域に設置されている。
「世界の警察」的な役割を担っていると自負している。
人類革新連盟
中国ロシア[8]の旧共産圏インドなどを中心とした連合国家群。通称「人革連」。
ユーラシア大陸の国々から形成される。ユニオンに次いで軌道エレベーターの実用化に成功し、ユニオンと肩を並べる。技術面ではユニオン、AEUにやや遅れを取っており、その差を是正するため超技術の結晶であるガンダムの捕獲を目論む。
軌道エレベーター「天柱」はソロモン諸島の北方に設置されている。
AEU
EU(ヨーロッパ連合)を前身とする、ヨーロッパ中心の連合国家群。正式名称は「新ヨーロッパ共同体(Advanced European Union)」。勢力下に置くアフリカビクトリア湖西方に軌道エレベーターを建設中。
クルジス共和国
中東地域の国。刹那の故郷。2301年にアザディスタン王国との戦争により壊滅。末期には国民総玉砕状態となり都市部では凄惨な掃討戦が行われた。
アザディスタン王国
中東の新興国。化石燃料の枯渇によって経済的に窮乏している。国内では改革派と保守派が対立しており、王宮の近辺でもテロが日常茶判事的に起きている。
タリビア共和国
ユニオンに属する南米の一国家。歴史的に反米感情が強い。領内に大規模な麻薬生産拠点があったが、ソレスタルビーイングにより紛争の根源とされ、アレルヤの駆るキュリオスの爆撃によって焼き尽くされた。その後、ユニオンからの独立を図るが、最終的にはソレスタルビーイングを利用してユニオンと和解し、かつ国民感情の懐柔を図った。
モラリア共和国
ヨーロッパ南部の一国家。首都はリベール。軍需産業により経済が成り立っている。そのため、ソレスタルビーイングの攻撃を受け降伏。しかしその時点で流れ弾等の被害にあった民間人を含めて多大な犠牲者を出した。

技術

西暦(機動戦士ガンダム00)の技術一覧(英語版)

GNドライヴ
4機のガンダムが動力源とする半永久機関。通称は「太陽炉」。重粒子を蒸発させることなく質量崩壊させ、莫大な陽電子光子を発生させる。出力の割に小型化が容易であり、排熱量の低さから隠密性にも優れる。CBが所有するのは各々のガンダムが持つ計4基のみである。
GN粒子
GNドライヴ稼働時に生成される変異ニュートリノ。既存のレーダーシステムや通信機器を無効化する効果を持ち(ミノフスキー粒子と同一の性質)、外部に散布することで高いステルス効果を発揮する。更に粒子を一方向、または全方位に展開することで強固な防御フィールドを形成し、機体の単独での大気圏突入をも可能とする。
GNバーニア
GNドライヴ搭載機に採用された推進装置。GN粒子を反作用方向に噴射するなどで推力を得る。放出された粒子はフォトンの崩壊による発光現象を起こし、この時に電波障害が発生する。
軌道エレベーター
太陽光エネルギーを利用した発電プラントを備え持つ軌道エレベーター。スペースデブリ対策をエネルギーシールドで解決している。
Eカーボン
多くのMSの装甲材として用いられている素材。ガンダムの装甲材にも採用されているが、その目的はGNドライヴ以下、関連技術の秘匿用としての意味合いが強い。

兵器

MS-Gundam
ガンダムとは、CBの戦争根絶という目的を達成するための物理的手段として開発されたMSの総称である。TV本編に登場する4機のガンダムは、1話冒頭に登場したOガンダムを第1世代とした第3世代に当たる機体であり、その直系のプロトタイプである[要出典]第2世代ガンダムも存在する。
ガンダムに搭載された新型動力機関「GNドライヴ」(通称:太陽炉)は、莫大なエネルギーを半永久的に生み出し、同時代の現用兵器群と比較して、あらゆる面で数世代を先んじた圧倒的性能を機体に与えている。特に全機が標準装備するビーム兵装類は非常に出力が高く、他国にはこれを防ぐ技術は存在しないとされる。
CBが所有するGNドライヴは第三世代のガンダムに搭載された4基しか存在せず、再生産も困難なオーバーテクノロジーの塊である。ゆえに万一他国の手に落ちた場合、CBの活動に支障が出るだけでなく、世界の軍事的均衡が崩れ、更なる混乱をもたらす恐れがある。このため、ガンダムには外部への技術漏洩を防止するために様々なセキュリティが講じられている。例えば起動の際は、コクピット内の生体認証システムで搭乗者のデータをスキャンしている。 また、作戦行動中に損傷・飛散したパーツからデータを解析される懸念もあるため、外装やその他の損傷しやすい部位、消耗品などは可能な限り既存技術で作られた部材で構成されている。
機体デザインはエクシアが海老川兼武、その他の3機は柳瀬敬之が担当している。各機体には額などそれぞれの箇所に「Gundam」の刻印が彫られている。

その他

ガンダムマイスター(Gundam Meister)
ガンダムのパイロット達の通称。マイスターは独語で「親方」を意味しているが、「職人」や「名人」、「達人」としての意味合いが強い。英語では、Master(達人)にあたる。
公式外伝を含め、名称が判明しているガンダムマイスターは7名確認されているが、Oガンダムのパイロット及び全世代ガンダムの総数が未公開の為、これよりも数名存在しているものと思われる。

以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。


スタッフ

主題歌

オープニングテーマ

DAYBREAK'S BELL
作詞:hyde/作曲:ken/編曲・歌:L'Arc〜en〜CielKi/oon Records
第1話から第12話までのオープニングテーマ。
『Ash Like Snow』
歌:the brilliant greenデフスターレコーズ
第13話以降のオープニングテーマ[9][10]

エンディングテーマ

作詞:菅波栄純/作曲・編曲・歌:THE BACK HORNSPEEDSTAR RECORDS
第1話から第12話までのエンディングテーマ。
『フレンズ』
作詞:ステファニー/歌:ステファニーソニー・ミュージックエンタテインメント
第13話以降のエンディングテーマ[11][12]

サブタイトル

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 メカ作画監督 放送日
#01 ソレスタルビーイング 黒田洋介 大塚健
水島精二
北村真咲 千葉道徳 中谷誠一 2007年10月6日
#02 ガンダムマイスター 寺岡巌 ヤマトナオミチ 高村和宏 有澤寛 2007年10月13日
#03 変わる世界 大原実
ミズシマセイヂ
吉村章 大貫健一 西井正典 2007年10月20日
#04 対外折衝 松尾衛 うえだしげる しんぼたくろう 高瀬健一 2007年10月27日
#05 限界離脱領域 榎本明広 森下博光 松田寛 2007年11月3日
#06 セブンソード 北村真咲 松川哲也 佐村義一
有澤寛
2007年11月10日
#07 報われぬ魂 寺岡巌 ヤマトナオミチ 千葉道徳 大塚健 2007年11月17日
#08 無差別報復 木村真一郎 吉村章 大貫健一 西井正典 2007年11月24日
#09 大国の威信 うえだしげる しんぼたくろう 高瀬健一 2007年12月1日
#10 ガンダム鹵獲作戦 榎本明広 森下博光 松田寛 2007年12月8日
#11 アレルヤ 2007年12月15日

放送局

放送局 放送期間 放送日時
MBSTBS系列 2007年10月6日 - 土曜 18時00分 - 18時30分
SBSRCC 2007年10月13日 - 土曜 17時30分 - 18時00分
GyaO 土曜 19時00分更新

※初回放送開始の前週に当たる2007年9月29日の17:30 - 18:00には、放送開始記念特別番組『機動戦士ガンダム00披露宴』がMBS・TBS系列にて放送された(SBS、RCCでは1週間遅れ)。また、放送日前日に当たる10月5日の24:25 - 25:20には、これに未公開のトークや映像を加えた『機動戦士ガンダム00披露宴 完全版』がMBSでのみ放送された。

MBSTBS系列 土6
前番組 番組名 次番組
機動戦士ガンダム00
(第1シーズン)
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関連作品

漫画

月刊マガジンZにて連載(2007年11月号プレ連載、12月号より本格連載)。田口央斗作画によるコミカライズ作品。

同様にケロケロエースでも連載。作画は大森倖三。

公式外伝

テレビ放映と並行して、電撃ホビーマガジン月刊ガンダムエース月刊ホビージャパンの3誌にて、本作を別の視点から描くサンライズ公式の外伝が展開される。各作品は、それぞれアニメ本編の過去・現在・未来からの回想が描かれており、他のガンダムシリーズ作品におけるMSV系作品と同様、アニメ本編に登場するモビルスーツ(MS)のバリエーション機が多数登場している。

複数の作家の手で複数の雑誌に展開されているが、その全てを統括するのは千葉智宏スタジオオルフェ)であり、彼のシナリオに基づいて全てのストーリーが有機的に関連している。

機動戦士ガンダム00P

電撃ホビーマガジンにて連載。テレビ本編より過去を描いたショートストーリーを、連載回ごとに登場するメカの解説や模型作例を使用したジオラマを交えて掲載する。

本編から遡ること15年前。まだ人々がソレスタルビーイング(CB)の存在を知らない時代に、先代ガンダムマイスター達の手によって、その象徴たるMS「ガンダム」の開発が行われていた。

エクシアの前型機である「アストレア」を始めとする「第2世代型ガンダム」(『00』第1話冒頭に登場したOガンダムが第1世代)の開発系譜にまつわるストーリー。

機動戦士ガンダム00F

月刊ガンダムエースにて連載。ときた洸一作画によるコミック作品。テレビ本編と同じ時間軸で展開される。その他の外伝2作ともリンクしており、他作の登場人物やメカなども登場する。

西暦2307年。満を持して活動を開始したCBと共に、彼らを支援するもう一つの組織「フェレシュテ」も活動を開始した。

主人公フォン・スパークを始めとする作品オリジナルのキャラクターの他、『00P』から引き続いて登場するキャラクター、メカニックも存在する。

機動戦士ガンダム00V

月刊ホビージャパンにて連載。00P同様、ショートストーリー&模型作例を中心とした構成だが、こちらはCBの敵対組織に所属する主人公が、テレビ本編より未来から本編当時の出来事を回顧する物語となっている。

『00』本編よりも更に先の時代の物語。テレビ本編では語られなかったミッションとそこで用いられたメカニックについて、とある歴史研究者の視点から見て語られるフォトストーリー。

登場人物

ソレスタルビーイング
ガンダム開発チーム
シャル・アクスティカ
「00P」の主人公。「00P」当時16歳、本編と同じ時代である「00F」の時は31歳。
ごく普通の学生であったが、ふとした切っ掛けで、CBの第2世代ガンダムマイスターの1人に選ばれる。
ガンダム開発終了後はCBの下部支援組織である「フェレシュテ」を設立し、「00F」の時代にはその司令官を務める。16歳時と31歳時とでは容姿が大きく異なり、15年前の件で心身共に大きな傷を負っている(顔の左側から首筋にかけて大きな傷痕が見られ、左目と右目の虹彩が異なる)。
ルイード・レゾナンス
「00P」当時18歳。第2世代ガンダムマイスターの1人。メカニックに強い技術者タイプであり、自身もメカに対する愛着心が強い。陽気な性格だが、女心には鈍感な性格。意外にファッションセンスは良く、ライダースーツを着こなす。
搭乗機はGNY-001 ガンダムアストレア。
マレーネ・ブラディ
年齢不詳。第2世代ガンダムマイスターの1人。容姿端麗な美女だが、元凶悪犯罪者という異色の経歴を持つ。故に、組織ではパイロットというよりもMSのパーツの1つと見なされており、その行動には大きな制約(ガンダムの整備に立ち会ってはならない、など)が掛けられている。
ガンダムマイスター874
年齢不詳。第2世代ガンダムマイスターの1人。外見的には10代前半の少女といった容姿。彼女のみ数字でコードネームを名乗っている。感情が乏しく、機械的な会話しかしない上に、モニター越しでしか他者とのコミュニケーションを行わない。何故か自分がコクピットから出る姿を見られるのを嫌がる。
搭乗機はGNY-002 ガンダムサダルスード
フェレシュテ
フォン・スパーク
「00F」の主人公。18歳。CBの下部支援組織「フェレシュテ」に所属するガンダムマイスター。元重犯罪者であり、任務以外は常に両腕に手錠をはめられ行動を制限されている。また、叛乱防止のために遠隔操作式の小型爆弾が内蔵された首錠を身に付けている。囚われの身でありながら常に傍若無人に振る舞い、上官のシャルに対しても不遜な態度を崩さない。一見ただの精神破綻者にも見えるが、モニター鑑賞したグラハム・エーカーのカスタムフラッグの特性と弱点を瞬時に見抜くなど、鋭い洞察力を持つ。CBの理念にはさして興味が無く、自身とガンダムの力によって世界を変革する事を最大の悦びとしている。
搭乗機はGNY-004 ガンダムプルトーネ、GNY-002F ガンダムサダルスードF。
エコ・カローレ
30歳。かつてはCBのガンダムマイスター候補であったが、あらゆる面において刹那達現在のマイスターに劣っていたため落第し、現在はフェレシュテ所属のパイロットとなっている。
シェリリン・ハイド
14歳。CBのメカニックであるイアン・ヴァスティとは師弟関係にあり、卓球したメカニックセンスを持つ。無口で無表情であるが、年頃の女の子らしい面も併せ持つ。ハナヨが友達であり、任務以外ではハナヨと行動を共にする事が多い。
ハナヨ
ロックオン・ストラトスの相棒であるハロとほぼ同型の人工AI。耳状に隆起した突起など、猫を思わせる形状が特徴。戦闘におけるフォンの相棒で、共にMSに乗りサポートを行う。同時に監視役としての役割も持ち、任務時の手錠の解除や終了後の最施錠を行う。ヴェーダを介してロックオンのハロとデータリンクする事も可能で、フォンがサダルスードで捕らえた敵の情報をハロに提供しているが、ロックオン自身はその事実を知らないようだ。
その他
ロベール・スペイシー
「00V」の主人公。MS開発史研究者。本編の時代にガンダムを目撃したことをきっかけにこの道に進む。
「00V」に登場するMSの解説は、本編よりも後に書かれた彼の著書から引用したもの、という形を取っている。

スタッフ

  • シナリオ - 千葉智宏(スタジオオルフェ
  • 原作 - 矢立肇、富野由悠季
  • メカニック - 海老川兼武、柳瀬敬之、寺岡賢司、福地仁、中谷誠一、大河原邦男
  • キャラクターデザイン - 羽音たらく
  • 模型製作 - 電撃ホビーマガジン (00P)、月刊ホビージャパン (00V)
  • コミック執筆 - ときた洸一 (00F)
  • 監修 - サンライズ
  • 協力 - バンダイホビー事業部

備考

脚注

  1. ^ 河村成浩 (2007-09-01). "ガンダム00:先行試写 古谷徹「アムロなんてすぐ抜ける」とエール(まんたんウェブ)" 毎日新聞社デジタルメディア局. 2007年9月23日閲覧.
  2. ^ 旧時代の大国を中心とした同盟国による国家連合だが、全体を統括する元首あるいは議会、各国の軍とは独立した連合軍が存在している。
  3. ^ プラモデル「HGガンダムキュリオス」の組立説明書より。
  4. ^ プラモデル「HGガンダムヴァーチェ」の組立説明書より。
  5. ^ 公式サイトより
  6. ^ プラモデルパッケージおよび付属の組み立て説明書より。
  7. ^ バンダイ「1/144HGティエレン」付属解説書より。
  8. ^ ヨーロッパ部分は「モスクワ」として独立し、AEUに加盟している。
  9. ^ スポーツ報知 (2007-12-08). "ブリグリ「ガンダム」主題歌…ステファニーがエンディング" 2007年12月9日閲覧.
  10. ^ http://www.thebrilliantgreen.jp/info/
  11. ^ スポーツ報知 (2007-12-08). "ブリグリ「ガンダム」主題歌…ステファニーがエンディング" 2007年12月9日閲覧.
  12. ^ http://www.steph.jp/info/index.html

関連項目

外部リンク


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