ドム
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ドム (DOM)は、アニメ『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダム第08MS小隊』などに登場する架空の兵器。ジオン公国軍の量産型陸戦用重モビルスーツである(型式番号:MS-09)。
目次
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[編集] 機体解説
ドム | |
型式番号 | MS-09 |
所属 | ジオン公国軍 |
建造 | ツィマッド社 |
生産形態 | 量産機 |
頭頂高 | 18.6m |
本体重量 | 62.6t |
全備重量 | 81.8t |
ジェネレーター出力 | 1,269kW |
スラスター総推力 | 58,200kg |
センサー有効半径 | - |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
地上最大走行速度 | 110km/h |
武装 | 胸部拡散ビーム砲 ヒート・サーベル 360mmジャイアント・バズーカ 120mmザクマシンガン |
主な搭乗者 | ガイア オルテガ マッシュ |
ツィマッド社が開発したモビルスーツ(MS)で、脚部に内蔵されたホバーにより高速移動が可能であり、重装甲のわりに高機動である。通常はホバー走行で移動するが、普通に歩く事も可能である。また、頭部には特徴的な十文字状のモノアイレールを採用している。ドムを宇宙用に改造したリック・ドムも存在し、ゲルググが実戦配備されるまでの間は宇宙での主力となった。
この機体の主な搭乗者として黒い三連星が挙げられる。彼らはドムの先行量産型(1~3号機)をパーソナルカラーである黒と紫、グレーに塗装していたが、オデッサの戦いにて全滅した。量産型の制式塗装は彼らの機体の塗装を踏襲したものであるといわれている。
なお、連邦兵士からはその形状から「スカート付き」との別称で呼ばれた。
[編集] 開発経緯
ジオン公国軍は宇宙世紀0076年に地球侵攻作戦を前提にした局地戦用MSの開発に着手した。地上戦でネックになるモビルスーツの移動速度の遅さを補うため、ジオニック社ではグフを飛行させることで行動半径の拡大を狙ったが、開発は失敗しドダイYSとの運用で妥協せざるを得なかった。
一方ツィマッド社は宇宙世紀0078年、グフをベースにしたグフ試作実験機(MS-07C-5)を経てプロトタイプドム(YMS-09)を試作し、ホバー走行機能のMSの開発を開始した。脚部に熱核ジェットエンジンによるホバーユニットを有し、高速移動する事で陸戦用モビルスーツとしての機動力を格段に向上させるというものである。この開発にはジオン公国の主力機の座をザクIと争い、敗れたヅダ (EMS-04) の土星エンジンの技術が投入されている。本機のテスト結果は非常に良好で、空力や耐弾性の向上を目的とした外装の改良やエネルギー経路(動力パイプ)の変更を施され、直ちにドムとして正式採用された。尚仕様書においては高機動型ザクIIと同程度のボリュームの細身の機体だったが、実際に建造する際の細部の手直しで重MSに相応しいボリュームになったといわれている。
その運用方法から脚部の関節疲労が少なく、メンテナンス面で歓迎された。また、ドムおよびリック・ドムはそれぞれの局面に応じた改造機が多数生まれることとなる。大戦後期にグラナダの統合整備計画によって生産されたMS-09R-2 リック・ドムII(ツヴァイ)は後のドライセンの設計母体となった機体である。他にMS-09F/Trop ドム・トローペンなど次々にカスタマイズされた機体を見ればドムの局地戦能力、汎用性が高く評価されていることが判る。
本機はジオン本国で先行して量産され、キャリフォルニアベースで本格的に量産された。実戦配備されたドムは従来の倍以上の移動力を存分に生かし、ザクの数倍の戦果を挙げた。しかし一方では生産ラインの確立に時間を要し、戦線への配備が遅れ戦力としては十分に貢献できなかったとされる。
[編集] 武装
- ジャイアント・バズ(GB03Kバズーカ)
- ロケット推進の360mm実体弾を発射するモビルスーツ用バスーカ。ドム系MSの主装備。劇中、グフが装備しているのも確認できる。旧1/144リック・ドムの箱には「一撃で戦艦を沈める」とあり、「シャアザク3倍スピード」と同様、解釈をめぐって物議のタネとなった。劇中では、ア・バオア・クーにおいてホワイトベースが2機のリックドムにより一発づつ、左右の機関部を破壊され不時着している。「一撃で…」は確証がないがそれでもかなりの威力の武器ではある。
- ヒート・サーベル
- 近接兵装。背部ラックに試作型では水平となっていたものを斜めに装着するが、ドム・トローペンでは垂直装備に変更される。後付の設定で「使用時の損耗が激しいので基本的に使い捨て」というのもある。(ファーストガンダム放映当時や劇場版公開当時は『ヒート剣』という名称であったが、近年のプラモデルでは『ヒートサーベル』と表記されている。)
- 拡散ビーム砲
- 胸部に内蔵されているが、出力が弱いため敵MSのモニターに灼き付けを起こすことによる目くらまし程度にしか使えなかった(これは本来、ビーム兵器接続用のコネクタであったとする説もある)。
- ラケーテン・バズ
- ドム・トローペンのラケーテン(ドイツ語でロケットのこと)・バズは口径880mmだが、口径でなく弾薬の全長とする資料もある。これは、ラケーテン・バズ(のシールドの)モデルになったパンツァーシュレックが口径88mmであるため、その10倍ということで当初設定されたものが、ジャイアント・バズに比べ口径が大きすぎることから、苦しい辻褄合わせの変更になってしまったものと思われる。
- その他
- また、一年戦争後期に入って軍の補給が追いつかず、さらに次期主力MSであるゲルググの配備が間に合わなかったことからドムにもより高い汎用性が求められるようになったことで、本来はザクIIの武装であるMMP-78やMMP-80を装備した機体も現れた。
[編集] 劇中での活躍
『機動戦士ガンダム』作中では、アニメ第24話。黒い三連星がこの機体に乗り、ホワイトベースに戦いを挑む。ザクとは桁違いの重装甲、グフをも超える高速移動、一撃必殺のジャイアント・バズを生かしたジェット・ストリーム・アタックという戦術でアムロを苦しめたが、後一歩及ばず全滅してしまった。
実は、黒い三連星に配備される以前にランバ・ラル隊にも供与される筈であったが、マ・クベの画策によって補給要請が握りつぶされ、実現しなかった経緯や台詞がある。局地戦用重モビルスーツ・ドムの名前は、この時が初出となる。ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズでは、こうした設定を背景に「もしランバ・ラル隊にドムが供与されていたら」というIfも楽しむことができる。
TV版ではドムと同じデザインで宇宙用のリック・ドムが登場したが、劇場版のリック・ドムでは脚部・スカート内にバーニアが描かれ、ドムとの違いを表現していた。
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』では第10話に登場。肩や脚部アーマーのデザインが異なっている。
漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 ザクやグフとは異なり、オリジン版のリニューアル設定はおこされなかったが、三連星の機体にはオリジナルの部隊マークが描かれている。『ジャブロー編・前』の緒戦では黒い三連星による3機で構成され、ガンキャノンとガンタンクを大破させた後、必殺技「ジェットストリームアタック」でガンダムに挑むもマッシュを撃破され撤退する。後の『オデッサ編』においてガイア、オルテガを隊長に各一小隊あたり四機ずつ計8機のドム中隊を編成し、さらに「ダブルジェットストリームアタック」なる新必殺技を試みるも、ニュータイプ能力に目覚めたアムロの敵ではなく、ガンダム一機に全滅させられる。なお本編において拡散ビーム砲を使用することは一度も無かった。
[編集] 補足
テレビアニメ企画時の名称はドワッジであった。なお機動戦士ガンダムのガンプラシリーズ(当時の旧キット)では1/100と1/60スケールのみのリリースであったため、1/144スケールでのキット化は2006年1月に発売されたHGUC版が初となる(ただし、旧キット1/144スケールでリック・ドムは発売されており、フォルムは同一である為、事実上それがドムの1/144キットであった、リックドムとドムの外観が違う事になったのはMGが最初である)。また、旧シリーズの1/144リック・ドムは、ふくらはぎの形が、1/100ドムのキットと若干異なっていた。ドムのキットはほぼ平坦な緩いカーブであったのに対し、リックドムは後方が錘形に尖って現在の脚部に近い形状であった。もっともこのキットの発売当時、ドムとリックドムの外形の差異は公式・非公式を問わず全く設定されておらず、おそらく機種の違いを表現したものではなく、原型をやり直した結果と思われる。
有名なホバー走行については、元々は制作環境の都合で歩く作画をする時間がなく、演出上やむを得ずホバーを行なった事から始まっている。このスピーディーな動きが思いがけず効果を上げた事から、「ジェットの代わりにロケットを取り付ければ宇宙でも使えるのでは?」という発想でリック・ドムに転用された。元々の構想ではグフと同様に完全な地上用だったようである。
なお、上述の「開発経緯」の中で当初は細身だったが手直しされて現在のフォルムになった、というのは大河原邦男の当初のデザインはザクなどと同程度の細身で、これを見た安彦良和が「もっと重モビルスーツらしく」とデザインを変更したとされることに基づいている。またモビルスーツバリエーションにおいて、『機動戦士ガンダム』の初期の設定画を実際に製作する前の仕様として掲載している。この機体も現在定評のあるシンプルな外観を初期稿から有していたわけではなく、第1稿では角、頭部を覆う伝動パイプ、角ばった肩スパイクなどが盛り込まれたけばけばしさを持っていた。
[編集] バリエーション
[編集] ドム系統
- MS-07C-5 グフ試作実験機
- MS-09 ドム(初期設計案)
- YMS-09 プロトタイプドム
- MS-09 ドム(先行量産型)
- MS-09 (MS-09B) ドム(量産型)
- MS-09C ドム中距離支援型
- YMS-09D ドム・トロピカルテストタイプ
- MS-09D ドム(熱帯仕様)
- MS-09K-1 ドム・キャノン単砲仕様 / MS-09K-2 ドム・キャノン複砲仕様
- MS-09F ドム・フュンフ
- MS-09F/Trop ドム・トローペン
- MS-09F ドム改
- MS-09F ドワス・デザート
- MS-09F-2 ブリザードドム
- OMS-09RF RFドム
- OMS-09DRF RFデザート・ドム
- OMS-09SRF RFスノー・ドム
[編集] リック・ドム系統
詳しくはリック・ドムを参照。
- MS-06RD-4 (MS-06RD4) ザクII高機動試験型(ザク高機動試験機)
- MS-09R 試作型リック・ドム
- MS-09R リック・ドムシュトゥッツアー
- MS-09RS リック・ドム ビームバズーカ試験型
- MS-09R-2 (MS-09RII) リック・ドムII(ツヴァイ)
- MS-09R4 シュネー・ヴァイス
- MS-09F/Bn ドム・バインニヒツ
- MS-09F/Gb ドム・グロウスバイル
- MS-09S ドワス
- MS-10 ドワッジ(ペズン・ドワッジ)
- AMX-009 ドライセン
- OMS-09RF RFドム
[編集] グフ試作実験機
(型式番号:MS-07C-5)
初出は『講談社アニメグラフブックMOBLE SUIT GUNDAM』、後に『MSV』にも登場。グフと言うよりはドムに近いバリエーション機。 ツィマッド社はグフのOEM生産を請け負っており、その機体をベースに製作されたと後付で設定した記事もある。(実際はこの機がデザインされた当時、まだモビルスーツメーカーの設定は存在しなかった。)
[編集] ドム(初期設計案)
(型式番号:MS-09)
『MSV』に登場。大河原邦男のデザインを基にしたアニメの設定画が元々アニメ作中に登場した機体よりもだいぶ細かった(作中のドムは、安彦良和が「重モビルスーツはこれくらい太くなければ」と書き直した)ため、設定画に初期設計案という設定を付加したもの。
[編集] プロトタイプドム
(型式番号:YMS-09)
初出は『講談社アニメグラフブックMOBLE SUIT GUNDAM』の巻頭カラーグラビアページに「グフ〜ドム」の経過機の一つとして大河原邦男に描き下ろしイラストが掲載された。後に『MSV』にも登場し、諸々の背景設定が整えられる。
グフ試作実験機のデータを基に開戦から6ヶ月後、ジオン本国で開発された機体。当初は純粋なホバークラフトによる推進機たることを予定されたが、熱核ジェットエンジンとロケットを併用したものに落ち着いている。
これによりMSの地上での移動速度の遅さと関節部にかかる負担による整備の対応は解決した。
2機が製造され、うち1機はフレデリック・クランベリー大佐が搭乗、キャリフォルニア・ベースにて稼動実験が行なわれた。ボディカラーは黒とグレー。
[編集] ドム(先行量産型)
(型式番号:MS-09)
黒い三連星に配備されたといわれる機体。プロトタイプドムの外装を整理し、量産を開始したものである。
[編集] ドム(量産型)
(型式番号:MS-09 (MS-09B))
ドムの一般量産機。MS-09Bという型式番号は「MS-09H ドワッジ改」プラモデル解説書で設定された。
小田雅弘によるモビルスーツパリエーションの設定によれば、黒い三連星がMS-06S搭乗時代から使用しているパーソナルカラーの基調がそのまま制式塗装として採用されたとされる。が、それよりも数ヶ月前から生産されているため、MS-06RD-4のカラーが採用されたとする説もある[要出典]。
[編集] ドム中距離支援型
(型式番号:MS-09C)
PCゲーム『機動戦士ガンダム リターン オブ ジオン』(近藤和久デザイン)に登場。
ドムの中距離支援用改造機。背部にキャノン砲を2門装備したもの。主に第一次ネオ・ジオン抗争後のアフリカ戦線で投入された。
なお、PCゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション』では、同系機としてMS-09PSドムプラス支援型が存在する。
[編集] ドム・トロピカルテストタイプ
(型式番号:YMS-09D)
『MSV』に登場。プロトタイプドム2号機を基にして開発した熱帯・砂漠戦用機。熱帯戦用バックパックと近距離通信アンテナが特徴である。
アリゾナでのスカラベ部隊によるテストは良好に終わり、MS-09Dとして正式採用、おもに北アフリカ戦線のカラカル部隊に配備された。ボディカラーはサンディブラウン。
元はホビージャパン別冊『HOW TO BUILD GUNDAM』に登場した砂漠戦用ドムをプロトタイプドムベースに変更したもの。
[編集] ドム(熱帯仕様)
(型式番号:MS-09D)
ホビージャパン別冊『HOW TO BUILD GUNDAM』に登場。『MSV』で設定上存在する機体。
通常のドムに熱帯戦用バックパックなどYMS-09Dのパーツを装備したもので、正式な量産機ではない。
キャルフォルニア・ベースで10機余り製造され、そのうち予備を含めた4機は北アフリカ戦線のカラカル隊に送られ1機にはロイ・グリンウッド少佐が搭乗した。量産先行型および量産型ドムをベースとした30機ほどの改造が実行される予定だったが、キャルフォルニア陥落により頓挫するに至った。完成機は一年戦争終結まで連邦軍には入手できなかった。
[編集] ドム・キャノン
一年戦争末期、ザク・キャノンのデータを基に生産された、ドム・トロピカルテストタイプの中距離支援用改造機。MS-09KMと表記される場合もある。
なお、MS-09Cとの関連性は不明。
[編集] ドム・キャノン単砲仕様
(型式番号:MS-09K-1)
ノーマルのドムと同じく黒と紫のカラーリングで、『ガンダムネットワークオペレーション2』に登場。より長距離砲撃に特化したタイプで、生産数は少ない。
[編集] ドム・キャノン複砲仕様
(型式番号:MS-09K-2)
トロピカルテストタイプと同様の砂漠用カラーで、『機動戦士ガンダム Target in Sight』に登場、また『機動戦士ガンダム 戦場の絆』にも中距離支援型として登場。 固定武装として右肩にキャノン砲、左腕に3連装ミサイルポッドを装備。近接兵器であるヒートサーベルはオミットされているが、近距離への牽制用としてザク・マシンガンやハンド・グレネイドを携行することも多かった。
[編集] ドム・フュンフ
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』で設定上存在する機体。(型式番号:MS-09F)
「フュンフ」はドイツ語で「5」のこと。幾つかのゲームや漫画に登場しているが、作品によってドムにそっくりであったり、ドム・トローペンにそっくりであったりする。ドム改やドワス・デザートとの関係も不明と、設定が全く定まっていない機体である。
2007年4月末に『機動戦士ガンダム0083カードビルダー』用に配布されたプロモーションカードによれば、一年戦争末期に開発された高性能機でドム・トローペンのベースになったと記載されている。なお、カードの説明を見ると宇宙・地上両用(共に適正◎)という非常に珍しい性能を有しているが、これは設定上で宇宙戦艦グワデンに配備されていたことと、『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』では地上で運用されていたことの両方を受けてのものではないかと思われる。
また、アニメ版『0083』でアナベル・ガトーがエギーユ・デラーズから借りようとしたグワデン配備の赤いドムこそがドム・フュンフであるという認識も少なくなく、これはドム・トローペンのプラモデル付属の解説書で「フュンフがグワデンに配備されていた」という旨の記述によるものである。しかし、小説版『0083』で「09R(リック・ドム)」との描写があり、更にカードゲームなどで「試作型リック・ドム(エギーユ・デラーズ専用機)」という機体が設定されているため、今日では別機体という見方が強い。
[編集] ドム・トローペン
(型式番号:MS-09F/Trop)
陸戦用のドムやトロピカルテストタイプの運用実績をもとに改良された、砂漠・熱帯用の機体。
初登場はOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』。トローペン (Tropen) はドイツ語で熱帯の意で、英語のトロピカルに当たる。ちなみに足に増設されたホバー用サンドフィルター付き吸気口は、ドイツ空軍のBf109G戦闘機の熱帯仕様の過給器用空気取入口に装備されているものと全く同じデザインで、実際の機能はともかくミリタリーマニアから見れば一目瞭然で「熱帯用」とわかるお遊びであり、デザイナーがここから命名したものと思われる。その一方、ネット上ではプラモデルの広告などでアルファベット表記がTroopen(トルッペン)になっているものもあり、また劇中のセリフで英語風に「トルーペン」とも発音され、ドイツ語でこれを「騎兵仕様」とする説もあるというが、実際は単に「隊」のことなので「ドム戦隊」という意味になってしまう。おそらく、この説は誰かが途中で綴りを間違えて勝手に解釈してしまい、訂正されず今に至っているのであろう。 また、「トローベン」という誤記も数多く見られる。
[編集] ドム改
(型式番号:MS-09F)
雑誌「ホビージャパン」の連載『ジオンの星 MOBIL SUIT in ACTION』に登場。ドムからドワッジに至る中間の機体。
[編集] ドワス・デザート
(型式番号:MS-09F)
バンダイの雑誌「MJ(模型情報)」の連載『F.M.S.』及びプラモデル「フルカラーモデル リック・ドム」に登場。MS-09S ドワスの地上戦仕様。
[編集] ブリザードドム
(型式番号:MS-09F-2)
ゲームブック『機動戦士ガンダム0087 ジェリド出撃命令』に登場。ドムの寒冷地仕様。
[編集] ドワッジ
詳細はドワッジを参照。
[編集] ドワッジ改
詳細はドワッジ改を参照。
[編集] ドワッジK型
(型式番号:MS-09K)
漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』(近藤和久著)に登場。H型をさらに発展させた機体で、第2次ネオジオン抗争時に使用されている。
[編集] RFドム
(型式番号:OMS-09RF)
ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。ゲリラ組織オールズモビルが使用した陸戦用モビルスーツ。かつてのジオン公国軍の残党が使用しているためあえて旧公国軍のモビルスーツに似せて作られているが、中身は当時の最新型。
[編集] RFデザート・ドム
(型式番号:OMS-09DRF)
ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。OMS-09RF RFドムの熱帯仕様。
砂漠という苛酷な自然環境での戦闘を目的に開発されたオールズモビルの機体。 脚部の出力の向上により高速移動が可能となった。
[編集] RFスノー・ドム
(型式番号:OMS-09SRF)
ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。OMS-09RF RFドムの寒冷地仕様。
寒冷地仕様である事以外はRFデザート・ドムと大きく変わりはない。
[編集] 関連項目
- ドムのデザインをリメイクした機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場するMS。
- スペースハリアーシリーズ
- セガの体感シューティングゲーム。敵キャラに「ドム」というロボットが登場、頭部がモノアイで無いのを除きデザインが殆ど同じ。版権上の理由によりPS2版では全く別のデザインに変更され、名称も「ロボット」と改められた。
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ガンダムシリーズの映像作品 | ||||||
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ガンダムシリーズの劇中項目 | ||||||
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