ダブルゼータくんここにあり

本作品はSDクラブに掲載されていたがこの雑誌の休刊に伴って連載が中断し、その後B-CLUB誌上にて風雲編として連載が再開された。単行本化の際、出版社変更の為かSDクラブ掲載時とメディアワークス出版の単行本上では台詞に軽微の違いが見られる。本作品のタイトルはSDクラブ掲載時代の作品ロゴでは『ダブルゼータくん！ここにあり』でありSDクラブの目次では『ダブルゼータくんここにあり！』と表記されたこともあったが、単行本化された際にはすべて『ダブルゼータくんここにあり』となっている為本項目名もこれに倣った。

連載が開始されたのは1988年と十数年前のことになるが、現在でも色あせていない哲学的ともいえる深い内容の作品となっている。

単行本はバンダイ、およびメディアワークスから出されたが現在はすべて絶版状態となっており、ファンからは再刊行を望む声も少なくない。

[編集] 登場キャラクター

[編集] 村人たちと訪問者

前記の理由により登場キャラクターをSD化前のモビルスーツ・モビルアーマーの各所属別に分けることはあまり意味を持たないので、便宜的に登場頻度別に分類することにする。

なお敬称の有無・種類は基本的に電撃コミックス1巻巻末の登場キャラクター名鑑に収録されているものはそれに、それ以外は作品中で使用頻度の高いものに倣った。

[編集] 登場頻度・高

ダブルゼータくん: この作品の主人公。; かなり常人とは異なった思考回路を持っている。; くしゃみをすると頭部のハイメガ砲が発射される。

アッシマーくん: ダブルゼータくんの親友。; 機械いじりが趣味で、将来自分の設計した宇宙船を作ることを夢見ている。

Ζちゃん: 前に挙げた二人の友達であり、この作品のヒロインでもある。; 作品中の会話から察するに変形することができるようだが真偽は不明。; 擬人化されている。

サイコお父さん: ダブルゼータくんの父親。; 片時も愛用のパイプを離さない。; ダブルゼータくんが出かけるときはいつも変形して見送るが完全に変形したことは一度もない。; 職業は小説家である。; 一子を養っていることなどから作家としてはそれなりの地位があるものと思われるが、作中で語られることはなかった。

マラサイさん: SD村を流れる川の岸でテント生活を営んでいる。; 現在は魚釣りを趣味とするなどゆったりとした生活をしているが、かつては戦場を駆け回った傭兵であった。; 彼が話の最後を締めくくることも多い。モデルはムーミンのスナフキン。

[編集] 登場頻度・中

ご先祖さま(ガンダムェ門): 彼はダブルゼータくんの先祖に当たる人で長い間ダブルゼータくんの家の地下室で冷凍冬眠についていた。; 過去ではかなりの名武将であったようだ。; よく駄洒落を言う。

ホワイトベースおじさん: いつも駄洒落を考えているらしい。; 彼の中には普通の人なら入ることができる。; 内部の設備は原作の戦艦と同じものがこの作品の人に合わせたサイズで用意されているがカタパルトだけは普通のモビルスーツ用のサイズが用意されているなど彼がどこでどのように働いていたかは疑問が残る。; ご先祖様とはただならぬ過去があるらしい。

サイコ長老Mk-Ⅱ: Ζちゃんの祖父。; 彼も変形することができるが、やはり完全ではない。

ニューさん: 長らく軍人としてSD村を離れていた人。怒るとフィンファンネルで攻撃してくる。; マラサイさんとともに戦った事もあるようである。

ケンプァーちゃん: SD村の婦人警察官。; 怖い人を目の前にするとついつい発砲してしまう。; アッシマーくんの恋のお相手。

グフちゃん: ケンプァーちゃんの妹であるがスケバンまがいの事をしている。; ニューさんに恋心を抱いているが、一方通行の模様。

百式: 村内切ってのお金持ちの家の息子。; メガライダーを買ってもらうたびにろくでもない目にあっている。

ビグザム: 村1番の乱暴者。; 騒ぎを起こして村内の相撲大会を中止に追い込んだことも。

ハンブラビ先生: SD村内で開業している医師。; ヨガをしているところをダブルゼータくんに変形していると間違えられる。

バイアラン: 世界一の傭兵になるためにマラサイさんを倒そうとSD村にやってきた。

ハイゴッグ: シクシク湖の管理人さん。; 自分自身がもぐって湖底を調べることもある。

ジＯさん(じＯどん): SD村で活動している画家。; ダブルゼータ君たちの学校で美術の特別講師として教鞭を執ったことも。; 村人たちには知られていないようであるが、世界的に有名である放浪画家との事。

エビル・S: クロスボーンバンガード軍の軍人。; ダブルゼータくんとマラサイさんを自軍に引き入れようとした。

[編集] 登場頻度・低

アッガイ先生: ダブルゼータくんたちが通うSD村の学校の先生。

リゲルグちゃん: ハンムラビ医院の看護婦さん。; かなりのダーツの腕前を持っている。

ジュアッグ、アッグ、アッグガイ、ゾゴック: シーサク曲芸団の主要団員。; かつては兵士であったようである。

61式(ろくいち): シーサク曲芸団のアシスタント。; 団長のジュアッグ曰く、「家族みたいなもの」。

ザク: アッシマーくんの父親。

ギラ・ドーガさん: 作品中で唯一登場したふつうの(SD化されていない、リアルタイプの)モビルスーツ。

ゴッグ: SDすもう大会で優勝候補といわれた人物。; 鹿児島弁で話す。

ザクレロ: ゴッグと張り手で勝負しようとしていたが、諸事情で相撲大会がお流れになったので叶わなかった。

ドム: SD村で代々続く鍛冶屋の親方。; サイコお父さんの友達でもある。; 彼の好物はサイコお父さんが作ったワインのようである。

ドムⅡ、ドワッジ、ドライセン: ドム家の男3人兄弟。; 兄弟全員でジェットストリームアタックが使える。

アイザック: SD村に取材にやってきたカメラマン。; ゲルググJとは昔の知り合いである模様。

ゲルググJ(イエーガー): 最近力をつけてきた事業家。; SD村を近代化するという名目の元にレジャーランドを立てようとする。

GP02A、GP01: 「決着」をつけるためにSD村にやってきた人たち。

ブラウ・ブロ: 突然ふらりとSD村にやってきた謎の行商人。; 本人曰く、自分のことが見える子には物理的なものにとどまらずなんでも売るとの事。

ドーベン・ウルフ、ガ・ゾウム、ハイザックカスタム: SD村内の「ふりょう」たち。; 結果的にアッシマーくんの恋に一役買うことに。

ラフレシア: もめ事や戦争をなくそうとSD村の人々から欲(というより意思)を吸い取った。; クロスボーン国の研究所の職員には失敗作呼ばわりされた。

クイン・マンサ: SD村を流れる川を小船で下ってきた謎のおばさん。

Mk-Ⅱお兄さん: 「さわやか」と書かれた幟を背負っている変わった人。

ジオング、ハンマ・ハンマ: 第一話で自分自身のサイコミュを用いて釣りをしていた兄弟。; 兄と思われるジオングのほうはニューさんの歓迎宴会中にΖちゃんにちょっかいを出したことが。

ヤクト・ドーガ: SD村のリーダー格の男の子。

ズサ: ヤクト・ドーガくんのおさななじみ。; しばらく関係がよくなかったがとある事件をきっかけに仲直りした。

キュベレイおばさん: 「ファンネルくん」なる生物ともロボットともつかない物を複数持ち歩いている。; 「-ザマス」を語尾につける。

キュベレイMk-Ⅱ博士: アッシマーくんの目標とする人。; 人呼んで「ミノフスキー博士の申し子」。; 自分自身の宇宙工学関連の研究所を持っている。; キュベレイおばさんとは親戚のようだ。

R・ジャジャ: アクシズ王国の騎士団長。; 訓練中に頭を打って記憶喪失になり、竜退治をしようとSD村にやってくる。

ミドルMS: R・ジャジャの従者。; 自分のいった台詞をネタにご先祖様に駄洒落を言われる。

パラスアテネ: SD村に武器を売りつけようと大型飛行艇でやってきた商人。

バウ: 森の奥で夢治療院を開業している人。; バウアタッカーとバウナッターに分離することができるが、双方に意思があるかどうかは不明。

ガーベラ先生: 百式が小さいころから芸術を教えている先生

ギャプラン: 大急ぎで飛行形態で飛んで崖に衝突するほどせっかちな人。

[編集] ほぼ台詞なしの登場(参考)

GM(ジム)
ディジェ
量産型ゲルググ
ゲゼ、キャトル
バウンド・ドッグ
ガンキャノン量産型
アクトザク
ゾック、ネモ、ガザC
アッザム
Dガンダムサード
ズゴックE
ザクⅢ
ガブスレイ
ジェガン
ザクⅡ、ガッシャ
バーザム
エルメス
ザクフリッパー
ビグロ
ゲルググ
ガズL、ガズR
ズゴック
ガンタンク
ガンキャノン
ヘビーガンダム
ステイメン(GP03)

[編集] 動物たち

ボール: SD村に広く生息している小型の生物。; 悲しんでいる人の傍によってくるという変わった習性を持つ。

ガウ: 美しい金色の羽を持った大型の鳥類。; かつてはその羽毛を用いて生地を織ることもあったようだが、現在では乱獲により生息数が減少したために捕獲は禁じられている。

ダブデ大型陸戦艇: シーサク曲芸団が見世物のひとつとして飼育している猛獣。

アルパ・アジール(巨竜アルパアジル): ムーンムーンの木の根元に封印されていた巨大な竜。; かつてこの竜を封印したのはダブルゼータくんのご先祖様らしい。

マッドアングラー: シクシク湖の主といわれる大型の生物。; ボールの産卵期前に水面によく浮上し、その姿はとても印象的である。

グワジン: ジオン山に生息する大型の怪獣。; 雑食性ではあるが性格は凶暴。; ヤクト・ドーガが注意されたにもかかわらず退治に行こうとしたのもこの怪獣である。

ドン・エスカルゴ: ガウの同属または同科と思われる水鳥。; この鳥は光の具合で金色に見えることはあるらしいが、本当の色は金ではないようだ。

たぬき

ジッコゼミ

ザクマシンガン

クラッカー

[編集] SD村の地名その他

アバオアマンション: ダブルゼータくんの暮らすマンション。; だが、現在はダブルゼータくんの家族しか入居していない。; その名のとおり、ア・バオア・クーの形をしている。

アッシマーくんの家: 父親のザクが営んでいると思われるアッシマー整備工場が併設されており、アッシマーくんの部屋はその２階にある。工場の名前が何故息子の名前なのかは不明。

Zちゃんの家: 祖父のサイコ長老Mk-Ⅱと一緒に暮らしている。建物はギャロップカーゴの形をしている。

シクシク湖: ある季節になると「シクシク…」と泣くような音を発する不思議な湖。; その季節の手前ではマッドアングラーの豪快なジャンプも見られる。

シャングリ山: 金色の鳥ガウが棲む山。ガウが生息するのはこの山だけとのこと。

ジオン山: 凶暴な怪獣グワジンの生息する山。

ムーンムーンの木: 樹齢が数千年ともいわれる巨木。その根元には巨竜アルパ・アジールが封印されている。

ソロモンアパート: たくさんのSDたちが暮らすアパート。

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ダブルゼータくんここにあり

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