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京成3000形電車 (2代) - Wikipedia

京成3000形電車 (2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

京成3000形(2007年6月17日撮影)
京成3000形(2007年6月17日撮影)

京成3000形電車(けいせい3000がたでんしゃ)は、2003年平成15年)2月1日に営業運転を開始した京成電鉄通勤形電車

目次

[編集] 概要

[編集] 京成グループ標準車体

2003年2月に、加速性能向上を課題に抵抗制御車の3200形3300形3500形原形車などの早期代替車両として登場したコスト軽減・大量増備形車両である。当初3500形は1996年(平成8年)より全車の更新を予定していたが、更新に費用が掛かり過ぎたために初期車の更新が終わった段階で打ち切りとなり、更新を受けなかった後期車は新車投入により代替する方針となった。この車両を「京成グループ標準車体」と呼び、京成グループの北総鉄道新京成電鉄でも同一の車両構造を採用した車両を投入している(こちらを参照)。

[編集] 構成

[編集] 車体

京王電鉄9000系小田急電鉄新3000形名古屋鉄道300系などと同様に日本車輌製造ブロック工法による軽量ステンレス製である。

客室側東日本旅客鉄道(JR東日本)E231系東京急行電鉄5000・5050・5080系などと同様のハニカム構造となった。乗務員室次位のみ戸袋窓がある。なお、ドアの窓ガラスの支持方式はゴムによる接着式である。

[編集] 前面構造

3700形6次車以降に準じ、ブラック前面に非常用貫通扉が左に寄せられ、前照灯は左右上部、尾灯急行灯は腰部に縦並びに配置した。

種別・行先表示器はすべてLED式を採用したため、京成独特の貫通扉部の種別表示器は廃止された。

行先の「ちはら台」表記は他形式が「(千葉)ちはら台」となっているが、本形式では「ちはら台」と表記する。

帯はレッドとブルーの京成標準色であるが、側面が細く配されているのが特徴である。

[編集] 主回路制御

京成初のIGBT素子使用のVVVFインバータを採用した。メーカーは東洋電機製造で、前年(2002年)に登場したJR東日本武蔵野線205系5000番台京阪電気鉄道10000系で採用したものに近い。


[編集] 車両番号表記

京成の通勤車としては初めて車両番号表記にハイフンを使用し、第1編成は成田空港寄りから3001-1~3001-8、第2編成は3002-1~3002-8と付番し、それぞれ3001編成、3002編成…と呼称する。

号車をハイフン以下の数字で表した車両番号表記は相互直通運転先の東京都交通局都営地下鉄5300形京浜急行電鉄600形800形と同様であるが、これらの車両とは基準方向が逆である。

本形式は8両編成と6両編成の2種類があるが、6両編成についてはハイフン以下4と5は欠番となっている。

[編集] 編成

編成は、京急線入線対応のため、3700形と同様に先頭車は電動車、ハイフン以下3と6は付随車で、補助電源装置として東芝製IGBT素子の静止形インバータ(SIV)を設置し、空気圧縮機 (CP) はハイフン以下1・4・8にC-2000-MLを設置した。CPはレシプロ式である。

パンタグラフは東洋電機製のシングルアーム式で、ハイフン以下2と7の車両は両端に2台、4の車両は片側に1台をそれぞれ設置した。

本形式より車両メーカーにより駆動装置・モーターの区分がなされ、日本車輌製はTD駆動装置・東洋製モーターTDK6174-A、東急車輛製造製はWN駆動装置三菱電機製モーターMB-5100-Aの組み合わせになった。

最初期に落成した3001編成の日本車輌製以外、奇数編成は東急車輛製、偶数編成は日本車輌製となっている。

[編集] 空調

冷房装置は、京成で初めて集中式を採用した。各車に1基搭載する。 また、キセの外観は東日本旅客鉄道の東日本トランスポーテック社製のものと外観が酷似している。 日本車両製のキセは小田急3000形電車のものと酷似している。

[編集] 室内

座席は3700形3868編成と同色のラベンダー模様を表地とする片持ち式バケットシートで、大型袖仕切りも同形式6次車と同様である。

バリアフリーの一環として、優先席付近の荷棚は低い位置に設置された。3700形に引き続き客用扉上部にLED式旅客案内表示器を搭載するが、本形式では千鳥交互に配され、ソフト変更により表示内容などを詳細化した。客用扉には京成では初めてドアチャイムも設置されている。ドアは空気式だが3700形6次車以降などと同じく閉まってから6秒間戸閉め弱め機構が付いてある。

内装色は、3700形より多少淡い色調のアイボリーホワイト模様入りの化粧板に、耐久強化したグレーとブルーの2色の床面、FRP製のホワイト天井板と、全体的に落ち着いた配色になった。妻面の化粧板は、側面とは異なりキャラメルブラウン模様入りとなったほか、貫通扉と乗務員仕切り扉は化粧板仕上げであるが、客用扉はステンレス無塗装仕上げである。


[編集] 運用

6両固定編成が大半のため、運用はほとんどが京成線内の普通運用となっている。

都営浅草線京急線北総線にも入線可能で、営業開始の直後より両線に乗り入れている。ただし、京急線と北総線には8両編成の3001編成のみが乗り入れている。

[編集] 性能

  • 設計最高速度:120km/h
  • 営業最高速度:110km/h
  • 起動加速度:3.5km/h/s

[編集] 編成ごとの相違点

2002年(平成14年)度分として8両編成1本(8両)と6両編成4本(24両)の計32両を新製した。翌2003年度から毎年6両編成4本(24両)ずつ新製したことにより、2008年(平成20年)3月時点で8両編成1本(8両)と6両編成24本(144両)の計25本152両が在籍しており、普通運用の主力になっている。ここでは各年度の相違点を以下に分けて紹介する。

[編集] 1・2次車(3001~3009編成)

1次車の3001~3005編成は2002年12月から順次入線した。その際、都営線内での自走が不可能であったため、3600形VVVFインバータ改造車の3668編成の付随車を除いた電動車に牽引された。翌2003年2月~3月には32両が落成した。3001編成は2008年3月時点で本形式で唯一の8両編成で、京急線にも乗り入れている。また、3002編成以降は同月時点の最終増備車である3025編成まですべて6両編成で落成している。

2次車は3006~3009編成で、2003年10月11月に3006・3008編成が、続いて翌2004年(平成16年)1月に3007・3009編成が落成した。これにより北総鉄道7050形(京成3150形リース車)、3200形の8M車およびVVVFインバータ制御試験車を全廃した。

1次車と2次車では、後者で扉開閉時の動作音が多少低減されたことと、電灯回路を変更し、電灯制御スイッチを前部・後部標識灯、急行灯、車掌側乗務員室灯と分離し、室内灯を消灯しても標識灯類が消灯しないようになったこと以外での仕様は同一である。室内貫通扉はハイフン以下3・5・7の成田空港方にのみ設置された。車両製造メーカーにより落成時期は車号順でないことが多く、これは3700形AE100形などでも同様であった。

3008編成は、2005年(平成17年)9月以降試験的に純電気ブレーキに改造された。この装置は4次車以降で本格的に採用している。

2006年(平成18年)12月には3006編成が検査出場したが、一部配管変更があったのか、出場後の同編成はブレーキ緩解音が5次車同様に静粛化している。

[編集] 3次車(3010~3013編成)

3次車として2004年11月に3011・3013編成が、続いて翌2005年2月に3010・3012編成が落成した。本グループから火災時非常対策強化により室内貫通扉が全車に設置され、同時にC-ATSと緊急スイッチを装備した。加えて、運転台周りの設計を若干変更した。このC-ATSと緊急スイッチの装備などは既存の車両にも順次改造適用されている。本グループ投入により更新対象外となった1976年昭和51年)度製の3500形がすべて淘汰された。

また、落成時より客室内の蛍光灯が従来の昼白色タイプから乗り入れ先の京急・都営車共通の飛散防止白色タイプを採用し、破損時の事故防止を図った。これについては、2004年4月6月に京成通勤車の全在籍車で(蛍光灯カバーのあるAE100形を除く)昼白色タイプから前述と同様の飛散防止白色タイプに変更し、昼白色使用時より室内の色温度が多少低くなり、赤・黄味が強くなった。

[編集] 4次車(3014~3017編成)

4次車として2006年1月に3015・3017編成が、続いて同年3月に3014・3016編成が落成した。本グループから2次車の3008編成で2005年9月より試行された純電気ブレーキを本格的に採用した。

外観ではSR列車無線アンテナ用台座(共通設計形式である新京成N800形にも設置)が運転台上に設置された関係でIR列車無線アンテナが後部に移動している。今後SR無線を搭載するかは不明である。

室内では、バリアフリーの一環としてドア付近の床面に黄色いラインを配した他、マナー強化の一環として製造時より優先席付近の吊り革を黄色のものとした。その他、補助送風機(ラインデリア)吹き出し口を従来のFRP製から都営新宿線用の10-300形などと同様にアルミ製に変更した。

本グループの増備をもって本形式の在籍数は100両を超え、3700形に次ぐ主力車になった。編成数では6両と8両を合わせて本形式・3700形とも17本で同数となった。

[編集] 5・6次車(3018~3025編成)

2006年度製造分の車両として、まず同年11月~12月に3018・3020編成が、続いて翌2007年3月に3019・3021編成がそれぞれ落成・営業運転を開始した。

4次車との変更点としては、制動緩解時の音の静粛化や、減速時にインバータ装置および電動機から発する非同期モードへの変調がN800形と同じように早くなっている点が挙げられる。その他の外観・内装に関しては基本的に4次車と差異はない。

5次車の製造に先立ち、3015編成の成田空港寄り2両の走行機器が一部変更された。同車も減速時の非同期モードへの戻りが早くなっており、5次車では3015編成で試用した走行機器の結果をフィードバックした。

2007年度製造分の車両として、同年11月に5次車とほぼ同内容で6次車の3022・3024編成が、翌2008年2月に3023・3025編成がそれぞれ落成した。この4編成が落成した時点で本形式は登場から5年で京成在籍車両としては152両と形式別で最多数になった(それまでは3700形が最多数で、124両が製造した。現在、うち8両が北総へリースしている。)。

なお、3025編成の落成に伴い、それまで6両編成で運用していた3300形3344Fは中間車のうち2両が廃車となり、同時に4両編成の3500形3580編成も廃車となったので、その置き換えとして4両編成に短縮されて運用している。

[編集] 新製後の動向・特筆事項など

2004年4月時点で在籍していた3001~3009編成に関しては、客室蛍光灯破損時による事故防止のため、同年6月までに全車両の室内客室部蛍光灯すべてを従来の昼白色タイプから飛散防止形白色タイプに交換し、多少室内の色温度が低くなりイメージが変わった。

また、2005年12月時点で在籍していた3001~3013編成に関しては、マナー啓発のために2006年1月までに全車両の優先席付近の吊り革を黄色いタイプのものに変更するとともに、窓には優先席を表すステッカーも貼付された。

[編集] 形式名称の由来

「3000形」という車両形式名は、京成電鉄では「赤電」とも称された初代3000形が在籍したことから、本形式を2代目として新3000形と称することもある。京急新1000形と同じく都営浅草線乗り入れ事業者の車両については車両番号の千の位が協定で定められており、京成は3を付与することができるが、設定されていない「3900」を飛ばし、再び「3000」の形式名となった。9が縁起の悪い数字(「ク」=「苦」を連想する)という意味からである。[要出典]

[編集] 2008年3月時点の状況

前述したが、本形式は、8両編成1本(8両)と6両編成24本(144両)の計152両が在籍する。2007年3月に6両編成2本を導入した時点で128両とこれまで京成在籍車数で最多だった3700形(リース中の3808編成は除く)の数を上回った。

現在、京成に在籍する6両編成の7割以上が本形式となり、普通運用の主力となっている。千葉線千原線での運用に入る機会も多い。また、平日ダイヤでの上り普通6連1本は後部1両を行商専用車としており、本形式がその運用に充当される場合が多い(以前は行商専用列車として700形・2200形や更新入場直前の3100形など2~3両が用いられた)。

8両編成の3001編成は、3700形3400形とともに主に本線都営線京急線直通の優等運用に使用し、千葉線・千原線には入らない。

営業運転を開始した2003年以降、夏期に本形式のいずれかの編成で「京成グループ花火ナイター号」としてステッカー式ヘッドマークを装着して運転される。2006年には3001編成が充当されたのが特筆されるが、2007年は3017編成が充当された。

諸事情により、2006年末より大型転落防止幌を持つ1~3次車(3001編成~3013編成)は幌を外して運用に入っていたが、2007年夏以降に定期検査出場した3007・3009・3011編成で4次車以降と同タイプの小型の転落防止幌を設置した。

[編集] 今後の予定

当面は、老朽化した3300形および3500形で更新をやめた原形車の代替として6両編成を中心に増備を続ける予定である。なお京成成田新高速鉄道線では特急列車を120km/h、あるいはそれ以上の速度で運行される予定であるが、これによる改修工事は現在の所、特に行われていない。

[編集] 同一設計で製造された車両

2005年度以降、本形式と同一設計の車両が京成グループの他社にも導入されており、新京成電鉄N800形北総鉄道7500形が該当する。

[編集] 関連項目

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