京急川崎駅
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京急川崎駅 | |
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京急川崎駅 |
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けいきゅうかわさき - Keikyu-Kawasaki | |
所属事業者 | 京浜急行電鉄(京急) |
所在地 | 川崎市川崎区砂子一丁目 |
駅構造 | 高架駅(本線) 地上駅(大師線) |
ホーム | 2面4線(本線) 2面2線(大師線) 計4面6線 |
乗降人員 -統計年度- |
111.983人/日 -2006- |
開業年月日 | 1902年9月1日 |
乗入路線 2路線 | |
所属路線 | 本線 |
キロ程 | 11.8km (品川起点) |
◄六郷土手(1.2km)
(1.3km)八丁畷►
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所属路線 | 大師線 |
キロ程 | 0.0km (当駅起点) |
◄(km)
(1.2km)港町►
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乗換 | JR東日本(川崎駅) |
京急川崎駅(けいきゅうかわさきえき)は、神奈川県川崎市川崎区砂子一丁目にある京浜急行電鉄の駅である。JR川崎駅とは、地下通路などで結ばれており、連絡可能。(連絡切符は使用不可・連絡定期券は2008年3月15日より発売開始)
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
駅は二層構造になっており、1階は改札口および大師線のホームが、2階に本線のホームがある。
- 大師線:2面2線の地上ホームとなっており、1~3番ホームを使用。(2・3番線は同一線路、2番線は降車専用。通常は3番線のみ使用している)これらのホームでは駅自動放送が使用されている。ただし、正月三が日に川崎大師への初詣客で混雑する場合は、乗り換えの利便性を図るため、3番線を降車専用とし、2番線を乗車ホームとする場合がある。(2番線ホームの「降車専用ホーム」の案内板は、「乗車専用ホーム」と表示が変えられるようになっている。)
- 本線:2面4線の高架ホームとなっており、大師線からの続き番号で4~7番ホームを使用している。快特、特急の待ちあわせ、京急ウィング号(下りの平日夜間のみ)の通過待ちを行うため、5・6番線を快特・特急、ウイング号、4・7番線を主に普通が利用する。待避をしない普通は一部5・6番線の本線を使用する。また、一部の快特・特急は4番線を使用する(後述)。
[編集] のりば
1(臨時ホーム) 2(降車ホーム) 3 |
■京急大師線 | 川崎大師・小島新田方面 |
4(待避線) 5(本線) |
■京急本線 | 横浜・上大岡・金沢文庫・横須賀中央・浦賀方面 久里浜線 京急久里浜・三崎口逗子線 新逗子方面 |
6(本線) 7(待避線) |
■京急本線 | 品川・泉岳寺・空港線 羽田空港方面 ○都営浅草線 日本橋・浅草・押上・京成本線 京成高砂方面 |
[編集] 分割併合
- 品川方の上下線の間に1本引き上げ線があり、当駅始発の普通や、羽田空港駅発の浦賀行と新逗子行4両編成増結時の待避に使用される(通称D特)。なお、この引き上げ線は、かつて都営線からの直通急行の折り返し線として使用していた。
- 下り線の増結時は京急蒲田駅を羽田空港駅始発4両編成が先に発車し、京急川崎駅手前で上下線の間にある引き上げ線に入線後一旦停車し、後続の快特(8両編成)を先に通してから、後ろ4両の増結を行う。増結後は京急川崎駅 - 金沢文庫駅間を12両編成で運転し、羽田空港駅 - 京急川崎駅間で特急だった種別が快特に切り替わる。
- 下り線の12両編成の特急は、次に停車する神奈川新町駅のホームが足りないため、当駅で後ろ4両を回送にした上で、神奈川新町駅で切り離す。(一部列車の後ろ4両は当駅で切り離し停止位置を変更の上、当駅より先は普通電車として運行)
- 逆に上り線は、金沢文庫駅から増結された12両の快特の後ろ4両を京急川崎駅で分割し、8両編成の快特発車直後に、4両編成の特急羽田空港行に変更し発車する。また、増結待ちのD特が引き上げ線に停車中は横浜駅方から来る京急川崎駅止まりの電車が引き上げ線を使用できないため、品川駅方の上り線本線(多摩川鉄橋上)で一旦停車し渡り線を使い折り返す。引き上げ線使用時は5番線に入線するが、上り本線で折り返す場合は4番線に入線する。5番線の普通と緩急接続する快特・特急は4番線を使用する。また大師線と本線はポイントで繋がっているが、定期運転は無く、年末年始の終夜運転や車両点検などにおける車両の回送に使用されるのみである。
[編集] 利用状況
2006年度の1日平均の乗降人員は111,983人である。京急線全線72駅中第5位(大師線への乗り換え客は含まない)。
京浜急行の羽田空港乗り入れ以前は、都営浅草線乗り入れ急行列車の終着駅であったが、現在では羽田空港駅発着の快特と品川駅・泉岳寺駅発着および都営浅草線乗り入れ快特の分割・併合駅となっている。
[編集] 駅周辺
東日本旅客鉄道(JR東日本)の川崎駅までは徒歩で5~6分程度の距離にあり、乗り換えが可能(ホームからホームへは10分くらいかかる)であるが、正式な乗換駅とはなっていない。京浜急行ではJR川崎乗換えの切符は存在しないので注意が必要である。例を挙げると羽田空港駅で南武線の矢向駅までの切符を購入した場合は乗り換え駅は品川駅・横浜駅・八丁畷駅のいずれかとなる。京急川崎駅の改札で切符を投入した場合は回収されてしまう。
駅すぐ横に京急ストア川崎店や、その他に川崎大師名物の住吉屋の久寿餅(くずもち)が営業している。
ヨドバシカメラ京急川崎店は川崎駅前の商業ビル「川崎ルフロン」(西武百貨店跡)へ移転し、代わりに現店舗はヨドバシアウトレット京急川崎となっている。同店は京急系のボウリング場だった建物で、京急の持ち物である関係上、京急サービスの警備員がいる。
ここ数年、駅周辺の再開発が進んでおり、旧小美屋跡地にはさくらや、東急ハンズ、TOHOシネマズ等が入居している専門店ビルである川崎DICE、旧チネチッタ川崎はラ チッタデッラとなり、商業地区の活性化が進んでいる。
[編集] 路線バス
川崎駅#路線バスを参照。
[編集] 歴史
- 1902年9月1日 - 川崎駅として開業。
- 1925年11月1日 - 国鉄(現JR)川崎駅と混同を避けるため京浜川崎駅に改称。
- 1966年12月10日 - 本線が高架化、大師線の新ホーム供用開始。
- 1987年6月1日 - 京急川崎駅に改称。
- 1999年7月31日 - 京成本線及び都営浅草線からの直通急行が全て羽田空港駅発着になり京急川崎駅の発着が通常時のダイヤから無くなる。これに伴い本線は、京急蒲田以南横浜方面の急行運転、ならびに京成電鉄・北総鉄道車両の乗り入れが廃止され、代便に普通列車が増発される。
- 2002年10月12日 - 日中の横浜方面-羽田空港直通運転開始に伴い、品川方面快特と羽田空港方面特急の分割・併合が行われるようになる。また、品川方の引上線は、下り本線から直接進入できるよう改良される。
[編集] 隣の駅
- 京浜急行電鉄
- 本線
- 京急大師線
- ■普通
- 京急川崎駅 - 港町駅
- ■普通
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
京急本線 |
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京急大師線 |
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