中部横断自動車道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高速自動車国道 | |
---|---|
中部横断自動車道
CHUBU-ODAN EXPWY
|
|
中部横断自動車道 | |
陸上距離 | ‐km |
開通年 | 2002年 中央自動車道重複区間除く |
起点 | 静岡県静岡市清水区(吉原JCT) |
終点 | 長野県小諸市(佐久JCT) |
■Template (■ノート ■使い方) ■ウィキプロジェクト 道路 |
中部横断自動車道(ちゅうぶおうだんじどうしゃどう)は、起点を静岡県静岡市、終点を長野県小諸市とする全長約136kmの国土開発幹線自動車道である。全区間が高速自動車国道の路線に指定されている。長坂JCT (予定) から双葉JCTまでは中央自動車道と重複している。
上信越自動車道を介して太平洋側 (静岡市) と日本海側 (上越市) を結ぶ路線と位置づけられており、佐久JCT~上越JCTとあわせて、「中部日本横断自動車道」と呼ばれることもある。
現在、中央自動車道と重複している区間と、双葉JCT~増穂IC間が開通供用されている。未開通の区間のうち、富沢IC~六郷IC、八千穂IC~佐久JCT間は新直轄方式で建設される。
供用している区間の案内上の道路名は、中央自動車道として供用している区間を除き、中部横断自動車道(英称:CHUBU-ODAN EXPRESSWAY)であり、中部横断道(英称:CHUBU-ODAN EXPWY)と略される。
目次 |
[編集] 歴史
- 1987年6月30日、第四次全国総合開発計画策定。
- 1987年9月1日、国土開発幹線自動車道建設法が改正され国土開発幹線自動車道の新規追加路線として決定。静岡県清水市(現・静岡市清水区)~長野県佐久市の136kmとなる。
- 1989年2月27日、第28回国土開発幹線自動車道建設審議会で山梨県増穂町~双葉町の16kmについて基本計画が決定する。
- 1991年12月20日、第29回国土開発幹線自動車道建設審議会で山梨県増穂町~双葉町の16kmについて整備計画が決定。また、静岡県清水市~山梨県増穂町の59kmと長野県八千穂村~佐久市の23kmについて基本計画が決定。
- 1992年11月19日、増穂IC~双葉JCT間について施工命令が下される。
- 1996年12月27日、第30回国土開発幹線自動車道建設審議会で静岡県清水市~山梨県増穂町の59kmの整備計画が決定。また、佐久南IC~佐久JCT間の整備計画が上信越自動車道のインターチェンジとして決定される。
- 1997年2月5日、第30回国土開発幹線自動車道建設審議会で山梨県長坂町~長野県八千穂村の38kmについて基本計画が決定。
- 1998年4月8日、佐久南IC~佐久JCT間について施工命令が下される。
- 1998年12月25日、第31回国土開発幹線自動車道建設審議会で佐久南IC~佐久JCT間を含む長野県八千穂村~佐久市の23kmについて整備計画が決定。また吉原JCT~増穂IC間の59kmについて施工命令が下される。
- 2002年3月30日、双葉JCT~白根IC開通により中央自動車道と接続。
- 2003年12月25日、第1回国土開発幹線自動車道建設会議で整備計画を新直轄方式へと一部変更する議案が議決される。
- 2004年1月30日、八千穂IC~佐久JCT間の23kmについて新直轄方式へ整備計画が変更される。
- 2004年3月20日、白根IC~南アルプスIC開通。
- 2006年2月7日、第2回国土開発幹線自動車道建設会議で整備計画を新直轄方式へと一部変更する議案が議決される。
- 2006年2月28日、 富沢IC~六郷IC間の28kmについて新直轄方式へ整備計画が変更され、これにより山梨県は180億円の負担をすることになる。
- 2006年12月16日、南アルプスIC~増穂IC開通。
- 2007年2月17日、山梨県知事選挙にて新直轄方式の費用負担の見直しを訴えた横内正明氏が就任。
- 2007年5月14日、横内知事が菅義偉総務大臣(当時)と会談し、山梨県負担分の軽減を要請する。
- 2007年7月5日、山梨県負担分が当初の180億円から30億円へ減額されることが総務省より通達される。
[編集] インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
- BS(バス停留所)のうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- (数字)は、他路線の番号。<数字>は、予定番号。
(導入実験中のスマートICが設置されているSAPAは、斜体 で示す。また、恒久化されたスマートICは、スマートICで示す。)
- 英略字は以下の項目を示す。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点から の距離 |
終点から の距離 |
BS | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(<9>) | 吉原JCT | 第二東名高速道路(予定) 第二東名清水連絡路(予定) |
- | - | 事業中 2017年度開通予定 |
静岡県 | 静岡市清水区 | |
<TB> | 富沢TB | 本線料金所 | 事業中 2017年度開設予定 |
山梨県 | 南部町 | |||
<1> | 富沢IC | 事業中 2017年度開通予定 |
||||||
<2> | 南部IC | 事業中 新直轄方式区間 |
||||||
<3> | 身延IC | 県道9号市川三郷身延線 | 事業中 新直轄方式区間 |
身延町 | ||||
<PA> | 身延PA | 事業中 新直轄方式区間 |
||||||
<4> | 六郷IC | 県道9号市川三郷身延線 | 事業中 2018年度開通予定 |
市川三郷町 | ||||
<TB> | 増穂TB | 本線料金所 | 事業中 2018年度開設予定 |
増穂町 | ||||
5 <PA> |
増穂IC/PA | 国道52号甲西道路 国道140号 |
0.0 | 16.0 | 増穂PAは 2018年度開設予定 |
|||
TB | 南アルプスTB | 仮設本線料金所 | ↓ | ↑ | 2018年度廃止予定 | 南アルプス市 | ||
6 | 南アルプスIC | 県道12号韮崎櫛形豊富線 (新山梨環状道路) |
6.2 | 9.8 | ||||
7 | 白根IC | 県道39号今諏訪北村線 国道52号甲西道路 |
9.2 | 6.8 | ||||
(15-2) | 双葉JCT | 中央自動車道 | 16.0 | 0.0 | 甲斐市 | |||
双葉JCT~長坂JCTは中央自動車道と重複 | ||||||||
(<17-2>) | 長坂JCT | 中央自動車道 | 基本計画区間 | 山梨県 | 北杜市 | |||
<8> | 高根IC | 基本計画区間 | ||||||
<9> | 南牧IC | 基本計画区間 | 長野県 | 南牧村 | ||||
<10> | 小海IC | 基本計画区間 | 小海町 | |||||
<11> | 八千穂IC | 事業中 新直轄方式区間 2015年度開通予定 |
佐久穂町 | |||||
<12> | 佐久町IC | 事業中 新直轄方式区間 2015年度開通予定 |
||||||
<13> | 臼田IC | 事業中 新直轄方式区間 2015年度開通予定 |
佐久市 | |||||
<14> | 佐久南IC | 国道142号 | 事業中 新直轄方式区間 2010年度開通予定 |
|||||
<15> | 中佐都IC | 事業中 新直轄方式区間 2010年度開通予定 |
||||||
<16> | 国道141号IC | 事業中 新直轄方式区間 2010年度開通予定 |
小諸市 | |||||
<TB> | 佐久北TB | 本線料金所 | 事業中 2010年度開設予定 |
|||||
(<7-1>) | 佐久JCT | 上信越自動車道 | 事業中 2010年度開通予定 |
[編集] 開通予定年度
[編集] 通過市町村
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 東日本高速道路株式会社
- 中日本高速道路株式会社
- 長野県 佐久高速道事務所
- 中部横断自動車道 (山梨県)
- 中部横断 (佐久市)
- 中部横断自動車道整備促進静岡県中部地域協議会
NEXCO東日本管理道路 |
---|
道央道・札樽道・道東道・東北道・八戸道・青森道・釜石道・秋田道・ 山形道・磐越道・日本海東北道・東北中央道 北陸道・外環道・関越道・上信越道・長野道・常磐道・館山道・東関東道・北関東道・新空港道 |
NEXCO中日本管理道路 |
中央道・長野道・中部横断道・東名高速・名神高速・新名神高速・東海北陸道・北陸道・伊勢湾岸道・東名阪道・伊勢道・紀勢道 |
NEXCO西日本管理道路 |
名神高速・新名神高速・西名阪道・近畿道・関空道・ 阪和道・舞鶴若狭道・中国道・山陽道・播磨道・岡山道・米子道・松江道 広島道・浜田道・山陰道・ 徳島道・松山道・高松道・高知道・関門橋・九州道・宮崎道・長崎道・大分道・東九州道 ・沖縄道 |
JB本四高速管理道路 |
瀬戸中央道・神戸淡路鳴門道・西瀬戸道(しまなみ海道) |
都市高速道路 |
首都高速・名古屋高速・阪神高速・広島高速・福岡高速・北九州高速 |
サービスエリア (SA) ・パーキングエリア (PA) 運営会社 |
ネクセリア東日本・中日本エクシス・西日本高速道路サービス・ホールディングス・首都高速道路サービス・阪神高速サービス・JBハイウェイサービス |
関連項目(民営化前の運営法人〈特殊法人〉など) |
日本道路公団(JH)・道路施設協会・道路サービス機構 (J-SaPa) ・ハイウェイ交流センター (HELLO SQUARE) ・高速道路交流推進財団・日本高速道路保有・債務返済機構・高速道路総合技術研究所(NEXCO総研) |