甲西道路

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甲西道路（こうさいどうろ）は、山梨県南巨摩郡鰍沢町から山梨県甲斐市に至る国道52号のバイパス道路である。沿線では「甲西バイパス」と言う呼び方もされている。

沿道に住宅や商店街が形成されて狭く周りを囲まれてしまった状態で改良工事が困難な鰍沢町～韮崎市（国道20号重複区間）間での道路改良のため作られたバイパスで、増穂町内から鰍沢町内の国道52号と合流する地点(3.0km)までが2007年4月15日15時に開通した事により全線開通した。

甲西道路は最後に開通した区間以外のほとんどの区間で中部横断自動車道の側道という規格でできている。中部横断道も甲西道路の建設と平行して用地取得されたが、甲西道路の建設の方が先行し甲西道路各区間の開通の後に続けて同様に建設・供用されていった。甲西道路と平行している中部横断道の区間は甲西道路の全線開通に先んじた2006年 12月16日に南アルプスIC～増穂ICの開通によって完成した。

一部、新山梨環状道路の西部区間として建設されている。また南アルプス市内の旧甲西町にある甲西工業団地内の区間に付いては甲西工業団地の造成と共に完成しており供用されていた。

建設に際して、沿線に位置する南アルプス市域（中巨摩郡甲西町域）の大師東丹保遺跡や油田遺跡、南巨摩郡鰍沢町の鰍沢河岸など山梨県埋蔵文化財センターによる発掘調査が行われた。