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アメリカ横断ウルトラクイズのクイズ形式 - Wikipedia

アメリカ横断ウルトラクイズのクイズ形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アメリカ横断ウルトラクイズ > アメリカ横断ウルトラクイズのクイズ形式

この項では、日本テレビ系列で放送されたクイズ番組アメリカ横断ウルトラクイズ』で行われたクイズの形式について解説する。

  • 以下の解説文では「チェックポイント」を「CP」と略して表記する場合がある。準々決勝は決勝の2つ前のチェックポイントとして表記している。

目次

[編集] 国内予選

[編集] 第一次予選

本番組に応募し参加ハガキを受け取った挑戦者はまず、参加ハガキとパスポートを持参して第一次予選に参加する。会場は、第11回まで後楽園球場、第12回以降は東京ドーム。「予選」とは名付けながらも、前年度優勝者の優勝旗返還、「敗者の味方」登場やイベント的な敗者復活戦など、セレモニー的な要素も含まれる一大イベントとなっていた。

行われたクイズは、○×の二択式クイズ。勝ち抜け決定となるまで正解し続けなければならず、1問不正解で即失格となる。ただし、勝ち抜け決定者が出た問題に関しては例外で、この場合は不正解者から残りの勝者を決定する。勝ち抜け決定者が規定数に達したところで終了。通過人数は第1回は80人、第15回は130人、それ以外の大会では100人+敗者復活者数人(回によって人数は異なる)であった。

参加人数が多いため、球場の広大な敷地が有効に活用された。問題ごとに球場内に「○」と「×」のゾーンが設けられ、挑戦者自身がどちらかのゾーンに移動することによって解答するという方式が主に用いられた。正解発表は、第1回から"今世紀最後"までほぼ一貫して、場内の大型ビジョン(1980年の第4回までは電球式の電光掲示板)を用いて行われたが、例外として第4回の第1問、第5回の第2問はくす玉の中から正解が出現する方式だった。

  • 第1回では一塁側内野席で行われ、座席に座ったまま「○」か「×」のパネルを掲げる方式。不正解だと即退場。
  • 第2回以降はグラウンドで行われるようになり、内野で問題を聞き、外野の「○」か「×」のどちらかのサークルへ走る形式が採用された(○×走りクイズ)。
  • 第3回の第1問では、参加者全員に風船が渡され、正解が×と思えば風船を空に放し、○と思えば持ち続けるという形式で行われた。また、○×走りクイズでは、群集心理によって同じサークルへ大人数が一気に押し寄せるのを避けるため、「○」「×」サークルの手前にカラーボールのエリアが設けられ、○の場合は赤、×の場合は白のボールを拾ってから該当のサークルへ移動するというルールになった。ボールを拾い忘れた場合、ボールの色を誤った場合、制限時間以内にサークルの中に入っていない場合は失格。
  • 第5回からは、球場の入口で第1問が発表されるようになり、○が三塁側、×が一塁側のスタンドに移動する形式となった。これにより、第1問不正解者は人工芝を踏むことを許されなくなった。第1問は、出題から球場に入る(解答する)まで一定時間の猶予が与えられ、その時間を利用して家族・知人などに電話をかけて正解を調べることができた。公衆電話には長蛇の列が出来、後ろの列から催促がある中、必死に答えを聞き出す場面もあった(レギュラー放送当時は、まだ携帯電話が普及する前の時代であった)。
  • 参加人数の増加に従い、前述の○×走りクイズの他、グラウンドに下りるかそのままスタンド座席に居残るかを選択する方式(人工芝お別れクイズ。第2問で使用)や、内野と外野に分かれる方式(内外野お別れクイズ)も行われるようになった。これらの方式でクイズを行った後、人数がある程度絞られると○×走りクイズに切り替えられた。
  • 第11回では、当時の年齢上限である45歳の挑戦者に特権が与えられ、通常何問か正解しないと踏めない人工芝を最初から踏むことができ、第1問では歴代クイズ王が○・×のどちらに進んだかを見終わった後に自分の答えを判断することができた。総合司会の高島忠夫もその中に含まれていた。
  • 第14回では、第1問が朝のテレビ番組で流され、その番組を視聴した48歳から50歳までの人は、応募していなくても(パスポートは必要)特別に飛び入り参加が認められた。
  • "今世紀最後"では、最初の4問(放送されたのは3問)では第1回と同様、座席で○×パネルを掲げる方式で行われた。また第1問は再び球場内での発表となった。問題発表後はドームから出られず、中断していた6年の間に普及した携帯電話やノートパソコン無線LANの影響によって場内はたちまち電波が混線したという。
  • 第1問は、決勝地・ニューヨークの自由の女神に関する問題であることが恒例であった(第15回は第2問、第3問も)。例外として、第1回では上野動物園パンダの夫婦の名前、第3回では水戸黄門関連、決勝地がパリだった第9回はエッフェル塔の問題が出題された。

[編集] 演出

  • 第1問出題後、球場入口付近で徳光和夫/渡辺正行や日本テレビアナウンサーなどによる正解予想が行われ、挑戦者の注目を集めた。過去の出題パターンなどから予想することが多かったが、あくまでも演出なので、信じるか信じないかは自己責任であった。
  • 第1問の結果発表の前に、前大会のクイズ王がオープンカーなどで入場して司会者の福留功男/福澤朗の下に現れ、優勝旗返還を行った。第13回までは、前回のクイズ王と共に過去のクイズ王(大体4-8人位。全員ではない)も一緒に登場し、司会者席から1人ずつ○か×に走った。第14回-第16回では前回のクイズ王のみがグラウンドに登場。クイズ王は優勝旗返還のセレモニーまでは来賓扱いだが、その後は一挑戦者扱いに変わった。
  • 第4回は第3回の優勝者・宗田利八郎が選手宣誓を行った後、さながら国体のように各都道府県に分かれたプラカードを掲げて第一次予選を開始した。
  • 第6回では東京音頭替え歌「ウルトラ音頭」が流され、○×の浴衣を着た福留が音頭に合わせながら士気をあげる役目を果たした。
  • 第11回では第1問結果発表の前に、過去のクイズ王7人(第2回北川、第5回真木、第6回高橋、第7回横田、第8回石橋、第9回金子、第10回森田)による早押しエキシビジョンマッチを実施。クイズ王の博識ぶりと早押しの速さを披露し盛り上がった。放送上では森田が3問、石橋が2問、北川・高橋・金子がそれぞれ1問正解。
  • 第13回では、第1問の正解発表前に、過去のクイズ王たちにクイズが3問出題され、そのクイズの正解がこの回の優勝賞品のヒントだった。
  • 第14回からは、第4回以来毎回第1問で敗退していた通称「疫病神」と呼ばれた男性が司会から紹介されるようになったが、この男性は第16回で初めて第1問を突破した。
  • 敗者の鬱憤晴らしのために、「敗者の味方」役の徳光/渡辺や日本テレビの若手アナウンサーが、ヘルメットを装着しながら球場のスタンドを巡回し、ピコポンハンマーで敗者に叩かれる役目をこなしていた。顔やジャケットの上着にマジックで落書きされたこともあった。

[編集] 敗者復活戦

第8回以降では、クイズ終了後に敗者全員を対象とした敗者復活戦が行われ、若干名が復活者として第二次予選への出場権を獲得した。敗者復活戦の前には、「敗者の味方」徳光/渡辺が、大勢の敗者を味方に付けて福留に敗者復活戦を要求するという演出があった。第9回・第11回・第13回では、ここでの復活者のうち1人が本選中盤のチェックポイントまで進出している。

  • 第8回 : 数字の書かれたボールを抽選箱から選び、その数字がパスポート番号の下1桁目と一致すれば復活の権利を得る。同様に1桁ずつ数字を選んでいき、最後までパスポート番号と一致した1人が復活。
  • 第9回 : 座席の下に成田山新勝寺お守りを発見した1人が復活。実際にはお守りは2つの席にあったが、そのうちの1席には誰も座っていなかった。
  • 第10回 : まず第1問の不正解者に対し、第2問から第11問までの正解を予想するクイズが行われた。この予想をすべて当てた4人がここで復活。さらに○×クイズ終了後、福留が提示した条件にすべて当てはまった挑戦者がグラウンドに下り、ぶら下がり健康器で最後まで耐えた6人が復活。合計10人が復活した。
  • 第11回 : はいしゃ(敗者=歯医者)と無縁の人、つまり虫歯のない人(治療済み不可)がグラウンドに下り、額で卵を割り、生卵だった4人が復活[1]
  • 第13回 : 敗者復活の条件が当日の新聞に書かれていた。その条件「過去13回皆勤の人」に該当する1人が最初に復活。そして次に、その皆勤の挑戦者が選んだ芸能人(山下真司賀来千香子)に似ている敗者3人が復活。合計4人が復活した。この時男性も1人「賀来千香子に似ている」として復活した。
  • 第14回 : 敗者全員による大ジャンケン大会。敗者同士が1対1でジャンケンをし、勝ったら相手の参加ハガキを奪う。そして残った挑戦者同士でまたジャンケン。これを繰り返し、敗者全員分のハガキを手に入れた女性1人が「ジャンケンクイーン」として復活。
  • "今世紀最後" : 第1回開催当時に参加資格の無かった高齢挑戦者14人(第1回開催時に46歳以上、"今世紀最後"開催時に67歳以上)がグラウンドで○×クイズに挑戦。そして正解した高齢者の人数と同数が、敗者全体の中から番号の抽選により復活。結果、高齢挑戦者が全員正解したため14人が復活。さらにその高齢挑戦者たちも全員復活。合計28人が復活した。

例外として第12回では敗者復活者なし。また第15回では第一次予選通過者数が130人に増やされた代わりに、敗者復活戦の廃止を宣言したため敗者復活戦はなし。翌、第16回もここでは敗者復活戦は行われなかった。

[編集] 補足

第一次予選を通過しても、仕事などの関係で以降のクイズ参加を辞退する者もいるため、○×クイズで終盤まで残っていた挑戦者から順に「補欠」権利を番組側が与え、欠員を出さないようにしていた。辞退者が出た場合は補欠権利のある者に順次電話をし、承諾が得られた順に繰り上げ合格としていた。その電話が成田第二次予選の前日に来た場合もあり、ビザの準備をしていたか否で命運が分かれた者もいた。

[編集] 第二次・第三次予選

第一次予選から十数日後、成田空港(第1回のみ羽田空港)にて、国外脱出を賭けた第二次予選(または第三次予選)が行われた。なお、番組上では「成田空港」と表記されていたが、実際は空港敷地内にあるホテルで行われた(第1回は「羽田東急ホテル」、第2回-第16回は「成田エアポートレストハウス」、"今世紀最後"は「ホテル日航ウインズ成田」)。

第一次予選を通過した挑戦者は第二次予選前日に東京の日本テレビに集合。番組が用意したバスで上述のホテルに向かい1泊し、翌朝に第二次予選を行った。これは早朝ロケに確実に挑戦者を出演させるため。ただし第1回は、第二次予選当日の朝に直接会場に集合させていた。当日は早朝だったにも関わらず、第一次予選通過者80人のうち78人が集合した。

第二次(第三次)予選で行われたのは、第10回と"今世紀最後"(それぞれ後述)を除き、ジャンケンであった。各挑戦者が1対1でジャンケンを行い、先に3回(第1回では4回)勝った方が勝ち抜け、もう一方は失格となる。対戦相手の選出方法は大会毎に異なり、挑戦者番号1番対2番、3番対4番など連番同士や、1番対100番、2番対99番などで戦った。クイズ番組でありながらクイズとは全く無関係な方式で予選を行うユーモアさが特徴であった。

司会の福留/福澤は、落ち込む挑戦者や勢いに乗った挑戦者に対して気合の入った言葉を掛け、シンプルかつ地味なゲームであるジャンケンの勝敗にドラマ性を演出する努力を重ねた。また、挑戦者の中には、事前に念入りに研究をしてからジャンケンに臨む者や、ポケットコンピュータや小型の玩具によって次に何を出すかを決定するなど、工夫を凝らしてジャンケンに参加する者もいた。

  • 第一次予選で敗者復活者が1人の場合、挑戦者数が101人と奇数になるため、次のような方法が取られた。(なお第11回でもジャンケン参加者が103人となったが、どのような方法がとられたかは番組内で明らかにされていない)
    • 第8回 : 敗者復活者がコンピュータとジャンケンを行った。
    • 第9回 : ジャンケンの前におみくじを引き、当たり(棒の先に赤印)を引いた組が3人でジャンケン。この回では1組目(1番対2番)の対戦で当たりを引いたため、敗者復活者はこの組で戦った。
    • 第14回 : 復活者がくじ引きで何番と何番の対戦で戦うかを決めた。
  • 次の回では、ジャンケンに特別ルールが設けられた。
    • 第6回 : クイズが出題され、ジャンケンで先に3回勝った挑戦者が解答権を得る。クイズは「日本の首都は?」「地球は何の周りを回っている?」など、誰でも容易に正解できるレベルの問題。正解すれば勝ち抜け。不正解の場合はジャンケンに負けた方に解答権が移り、両者が間違えた場合は両者とも失格。また、この回からリニューアルされた正解チャイム及び不正解ブザーは、ここで初登場した。
    • 第7回 : 全50組中10組についてはジャンケンで先に3回負けた方が勝ち抜け。この回では男女同数(50人対50人)の挑戦者となったため男性対女性でジャンケンが行われ、「勝」「負」のポイント選択は女性が選ぶことができた。
    • 第15回・第16回 : 希望者2人に対してのみ、ジャンケンに1回勝てば即勝ち抜け、負ければ即失格という「炎の一本勝負」が行われた。

第10回と"今世紀最後"では、ジャンケン以外の方法で第二次予選が行われた。また第11回では、ジャンケン予選の前に別の予選が行われた。

  • 第10回 : 腕ズモウが行われた。公平を期すため、男性同士・女性同士で、体重もできる限り近い者同士の組合せで対戦が行われ、対戦に勝った方が勝ち抜け。利き腕が異なる挑戦者同士の場合は、どちらの腕で行うかをジャンケンで決めた。
  • 第11回 : 日本テレビ集合後、成田へ行く前に、埼玉県岩槻市(現・さいたま市岩槻区)の久伊豆神社(=クイズ神社)で第二次予選「凶の出来事クイズ」を行った。挑戦者1人ずつおみくじを引き、「凶」を引いた人3人が早押しクイズに挑戦。負けた1人が「大凶」として失格となり、この失格者は名古屋での敗者復活戦(後述)に回った。残りの挑戦者は、翌日に成田で第三次予選としてジャンケンを行った。
  • "今世紀最後" :
    • まずは「ピカイチ技」勝負。各挑戦者はそれぞれ特技(ジャンル不問)を用意。予め日本テレビで一次審査が行われ、これを通過できた30人が、第二次予選会場で対決方式によって技を披露。番組審査員からの支持を得た者が勝ち抜け(両者とも支持を得られれば両者とも勝ち抜け)。
    • ピカイチ技を通過できなかった挑戦者は「ゆで卵ポン食い決戦!」(掌にゆで卵を乗せ、腕を叩いてゆで卵を飛ばし、卵を落とさずに口に入れられると合格)に挑戦し、成功した人から勝ち抜け。ただし残り枠が1人の時に2人が成功したため、勝者決定戦が行われた。
    • 第二次予選勝者決定後、勝者のうち希望者2人が「掟破りの大勝負」ジャンケン3本勝負を行い、勝者は機内クイズとグァム・ハワイをスキップして、成田から一気に第4CP・サンフランシスコまで先回りした。一方、このジャンケンの敗者は失格となり、ピカイチ技・ポン食い敗者と共に敗者復活戦(後述)へと回った。
    • なお、一足飛びを果たした挑戦者は、グァムで敗れた直後の夫と電話で会話した後、その場で福留から○×クイズが出題された。合流時に○×のTシャツを福留のヘリコプターに見せて解答。正解し、合流決定となった。

[編集] 演出

  • 第二次(第三次)予選が始まる前、「敗者の味方」徳光/渡辺が「ジャンケン撤廃・全員通過」を求めて福留/福澤に詰め寄るが、腕ズモウとなった第10回以外はことごとく福留/福澤に一蹴されるという演出があった。第9回では新人アナウンサー日高直人による腕立て伏せの回数によってジャンケンか全員通過かが委ねられ、この結果「第二次予選全員通過」となったが、その直後、そのまま同じ場所で「第三次予選」としてジャンケンが行われた。第11回では福留が腕ズモウ、徳光がジャンケン復活という逆転現象が起き、結果ジャンケンとなった。
  • 徳光/渡辺は毎回敗者にインタビューを行い、第一次予選同様に敗者からのピコポンハンマーを受け止めた。第1回ではヘルメットの装着のみであったが、万全を期するため、第2回からアメリカンフットボール選手のプロテクター並みの完全防御態勢で敗者の“恨み”を受け止めていた。
  • 敗者は予選終了後、徳光/渡辺とともに、空港の送迎デッキから勝者の乗る飛行機に向かって「お前たちは非国民だ」「日本に帰って来るな」などのシュプレヒコールを浴びせた。徳光時代はその年の出来事にひっかけたフレーズが言われるなどの演出が施されていた。

[編集] 敗者復活戦

第4回以降では、敗者復活戦が撤廃された第15回を除き、予選終了後に徳光/渡辺による敗者復活戦が行われ、1-15人が敗者復活で本選へ進出した(第11回以降は復活者は「敗者復活」と書かれたたすきをクイズ中に常時装着する)。第9回・第11回の優勝者、第16回の準優勝者はここで復活している。

  • 第4回 : バスの中で福引き器による抽選により1人が復活。ただし、復活者は機内の座席が無いため、機内ペーパークイズはトイレの中で行った。
  • 第5回 : ○×クイズを行ったが、最初の3問は徳光が問題を読む前に答える、途中まで問題文が見えていて文末が「である」か「でない」かわからないパネルを見て答える、徳光と福留の基本給を比べるといった、運でしか答えようのない形式だった。5人が復活。ただし、復活者は機内の座席が無いため、両端の吊り輪につかまっていた。
  • 第6回 : ジャンケンクイズに両者とも答えられなかった組が1組あったため、長文引っ掛けクイズが1問出題された(○○は○○ですが、では…という問題文が延々と続く)。誤答時は即失格。正解した1人が復活[2]。また、この回からリニューアルされた解答権獲得時の音は、ここで初登場した。
  • 第7回 : 3問限定の意地悪早押しクイズが出題。誤答時は即失格かつ航空券を1枚七輪で焼却。結局2枚灰になり1人復活。なお最後の問題は誤答しても航空券を焼却されずにその人が失格になるのみで、他の人が解答することができた。
  • 第8回 : 敗者全員に鍵が手渡され、ミニ金庫の山の中から航空券の入ったミニ金庫(全部で3個)を開けた人が復活(この形式はPS2版のゲームでも採用されている)[3]
  • 第9回 : 「離陸直前空席待ち早押しクイズ」が行われた。列につく順番は、所持している荷物の重い順。9人が復活。ただし機内食は与えられず、おにぎり1個のみだった。
  • 第10回 : 早押し形式による「敗者復活なぞなぞ団体戦」。正解すると、その縦列の5人が一挙に復活。ただし間違えるとその列の5人全員が失格。3列×5人の計15人が復活。
  • 第11回 : 敗者全員が飛行機で名古屋空港へ飛び、久伊豆神社での失格者も合流して「名古屋縦断ミニトラクイズ」を行った。第1・第3・第4の各「チェックポイント」を「全員通過」という演出(後述)の後、名鉄小牧駅前のパチンコ屋「ニューヨーク」において敗者復活戦。まず入口でクイズ(早押し・三択・○×)に正解して玉200発をもらい、パチンコに挑戦。玉が無くなった場合は再びクイズに戻る。2000発以上出した先着7人が復活。
  • 第12回 : 「備えあれば復活ありクイズ」。1問ごとに渡辺が条件を提示し、該当者のみが早押しに参加(ただし最後の1問は条件が「グアムに行きたい人」、つまり事実上無条件だった)。1問正解で復活。合計5人が復活。
  • 第13回 : 早く涙を流した人3人が復活。2人抜けた後全員にワサビが与えられた。第8回ダコタとは違い、涙を誘う本などはなかった。
  • 第14回 : 一定時間内に顔面を叩くなどして顔面の温度を高める。終了後にサーモグラフィーによって判定され、その結果、温度の高い5人が復活。ただし第5位が2人いたため、復活者決定戦が行われた。
  • 第16回 : ジャンケンでの敗北時に渡辺をピコポンハンマーで叩いたときの衝撃度が軽い5人が復活。
  • "今世紀最後" : 「掟破りの大勝負」(上述)の敗者から剥奪した1枚のグァム行きチケットをかけてのジャンケン大会。まず敗者全体が2組に分かれ、各々のチーム全員でジャンケン。そして各チームの勝者同士でジャンケン3本勝負。勝った1人が復活。

[編集] 本選の主要クイズ形式

[編集] 機内ペーパークイズ

国内予選を勝ち抜いた挑戦者はグァムまたはサイパン行きの飛行機に搭乗。その飛行機内が第1CP(第10回については後述)となり、機内ペーパークイズ(筆記試験)が行われた。チェックポイント名称は「東京→グァム」(第1回・第4回・第7回-第9回)、「サイパンへ」(第2回)、「東京→サイパン」(第3回・第5回・第6回)、「成田→グァム」(第10回以降)。ここでは成績上位の30-45人が合格し、残りの成績下位の挑戦者は失格となった。

飛行機は、第1回はパンアメリカン航空、第2回-第10回と"今世紀最後"ではコンチネンタル・ミクロネシア航空、第11回-第16回は「木曜スペシャル」のスポンサーでもある全日空機。

問題は"今世紀最後"(後述)を除きすべて三択問題。「1」「2」「3」の枠の一つをマーカーで塗って解答する。問題数は第1回が800問、第2回は500問、第3回以降は400問。1問あたり4.8-6.0秒のペースで答えなければならず、まさに時間との戦いであった。なお放送では触れられていないが、実際には前半と後半に分けて行われた(400問の場合は200問ずつ)。

司会の福留/福澤は挑戦者の解答中に、視聴者向けに低い声で代表的な問題文と選択肢を数問紹介した(答えは字幕)。また番組初期の頃、制限時間が迫ると福留が「とにかくマークしろ」と挑戦者に声をかけた。これは無解答による点数のばらつきを防ぐためであった。ペーパークイズ終了後は機内食が出た。先にペーパークイズを行うのは食事による影響を防ぐためといわれていた。

合否の発表は、第1回では客室乗務員により行われたが、第2回以降では着陸後、タラップの最下段に設けられた「ブーブーゲート」と呼ばれる装置によって行われた。挑戦者が1人ずつゲート下のマットを踏み、何も鳴らなかった者は合格、ブザーが鳴った者は失格となる(ブザー操作はスタッフが行っていた。第12回までは高音のブザー、第13回以降は早押しクイズの不正解時と同じブザー音)。最高得点者や、合格者の中の最下位(ワースト1位。末期の大会のみ)はこの時点で司会者の口から発表された。

このペーパークイズは挑戦者の実力を測る試金石であり、歴代クイズ王は概ね好成績をおさめている。また、各挑戦者の得意分野・苦手分野などをチェックする目的があった。さらに、あまりにも常識問題に答えられない挑戦者を分ける目的もあったようだ。一般常識をあまりにも知らない挑戦者がいると、番組の構成にも大きく関わってくるからだ(スタッフは勝ち残った挑戦者に「出演者は世間から『頭のいい人』と思われているため、番組終了後も勉強するように」と注意していたほどである)。

  • 第1回では、ペーパークイズのあまりにもハードな状況に、体調を悪くする挑戦者が続出した。この対策として、以降、何問かに1問の割合で、「冥王星を発見したのは? 1.ヤンボー 2.ニンボー 3.トンボー」のようなくだらない問題を混ぜて挑戦者の緊張感を和らげた。
  • 第4回では、グァムに向かう途中で一度サイパンに着陸し、成績最下位の挑戦者を置き去りにした後、再度出発。グァムで改めて結果発表を行った。
  • 第15回ではブーブーゲートに「ピーピーゲート」という機能が加わった。ボーダーライン前後の挑戦者10人程に対し「ピーピー」という警告音が10秒ほど鳴り、その後「ピンポン」とチャイムが鳴れば勝ち抜け、「ブー」とブザーが鳴れば失格。
  • 第16回ではグァムを台風が直撃し、救援物資の搬入・出国者の混雑・安全警備上などの理由により、空港での結果発表が不可能な状態となっていた。そのため、成績発表の場所がグァムのホテルの玄関前に変更され、「ブーブーゲート」の簡易版である「ブーブーステップ」がバスの降り口に設けられた(原理はブーブーゲートと同じだが、合格の場合チャイムが鳴る)。失格者は同じバスで空港へ戻り、そのまま帰国した。
  • もし、合格者の最低得点者が2人以上同点で並び、その結果通過定員をオーバーしてしまう場合(例えば、定員40人のところ40位で2人以上が並んだ場合)は、合格・失格を決める○×クイズが行われた。この場面は放映されないこともあった。第7回では、シード権が与えられていた『ウルトラクイズ 史上最大の敗者復活戦』の優勝者と機内最下位2人による○×クイズが行われ、結果、『史上最大の敗者復活戦』優勝者が敗れた。

次に挙げる各回では、ペーパークイズに特別なルールが採用されたり、ペーパークイズの前後に別のクイズが行われたりした。

  • 第10回 :
    • まず、成田空港の搭乗口で第1CP「成田旅立ち」として1問限定の○×クイズが出題された。飛行機は2機用意され、挑戦者は○機か×機のうち正解と思ったほうに搭乗。離陸後、○機では福留、×機では徳光により正解発表。正解の○機の挑戦者は全員第1CP勝ち抜け、不正解の×機の挑戦者は全員失格。
    • その直後、○機ではそのまま第2CPとして、×機では条件付きの敗者復活戦として機内ペーパークイズが行われた(両機とも同じ問題)。○機の中で×機の最低得点者を下回った者は失格、そして失格者が1人出るにつき×機から成績上位者5人が復活というルール。結果発表の際、○機の挑戦者たちは先にグァム空港で待機し、×機にのみブーブーゲートが置かれたが、「復活者がいる」ことは「○機から失格者が出る」ことを意味するため、×機の挑戦者がタラップを降りてくるたび、○機の挑戦者たちが「帰れ」コールを浴びせていた。結果、×機から10人が復活し、○機から失格者2人が出た(福留により口頭で発表)。
  • 第11回 :
    • 名古屋での敗者復活戦(前述)で復活した7人は当日夜に名古屋空港からグァムに向けて出発。ジャンケンの勝者同様にこの7人にも機内でペーパークイズが行われ、勝者機の平均点を上回った人だけが合格(司会は同行アナウンサーの増田隆生)。その結果3人がグァムに上陸できた[4]
    • さらに深夜、勝者機での成績ワースト3がホテルから呼び出され、復活者との計6人による「深夜トレード早押しクイズ」が行われた。結果、名古屋の復活者3人が通過し、敗れた3人は翌日のどろんこクイズに挑戦できずに帰国となった。
  • "今世紀最後" : 三択クイズではなく、「フィッシュorチキンクイズ」という漢字書き取りクイズが行われた。クイズ前に客室乗務員から"Fish or chicken?"と尋ねられ、"Fish"と答えた人は魚の種類を、"Chicken"と答えた人は鳥の種類を知っている限り漢字で書く。漢字が合っていれば1ポイント、読みも合っていればさらに1ポイント。

[編集] 突撃○×どろんこクイズ

主にグァム(第2CP、第10回では第3CP)の海岸で行われたクイズ形式で、番組の看板クイズの一つ[5]

巨大なボードにそれぞれ「○」と「×」が描かれた2枚の大きな破壊可能のプレートが設置され、その向こうに泥のプールが掘られている。クイズは挑戦者1人に対して1問、○×クイズ形式で出題され、挑戦者は正解と思うほうのプレートに向かって飛び込む。解答時間は問題を聞いてからプレートに飛び込むまで10秒。正解の場合は泥プール上に敷かれたマットの上に着地し勝ち抜けとなるが、不正解の場合は泥プールの中に突っ込んで全身泥まみれとなり失格。誤答すること自体がそのまま罰ゲームになるクイズ形式であった。泥の中には染料が混ざっているため、一度泥の中に入ると、泥の色が衣服から取れることはまずなかった。

第4回で初登場し("犠牲者"第1号となったのは第2回優勝者であった北川宣浩)、翌第5回でもサイパンでの敗者復活戦として実施されたが、怪我人が発生し(挑戦者と手本で飛び込んだスタッフの計2人)、第6回では行われなかった。第7回でどろんこプール拡大の対策を行い再登場。その後は恒例化し、第15回までグァムでのクイズとして毎回登場した。

常識で考えれば明らかに正解が解る問題にも関わらず、誤答の方に突撃した挑戦者に、福留が「そんなわけねぇだろ」などと叫ぶシーンが頻繁に映し出されていた。このクイズは1問につき解答者が1人であり、解答時間も短いため、第一次予選では出題されないような、第三者から見れば絶対に正解が解る問題も出題された。しかし、「ウルトラクイズに挑戦している」という事実が挑戦者のテンションを上げ、冷静に考えれば間違えない問題でミスする挑戦者は多数存在した。

挑戦者のネームプレートは、普段使用するプラスティック製のものではなく、紙製のものが使用された。また、眼鏡をかけている挑戦者は福留/福澤に眼鏡を渡し、コンタクトレンズ装用の挑戦者も事前にコンタクトレンズを外すように求められた。これらは泥に飛び込んだ時の事故を未然に防ぐためである。

  • 第9回以降は、左側のパネルが○、右側のパネルが×だが、それ以前は逆だったこともある。
  • 第12回までは、クイズ会場の脇に問題の入った封筒が人数分以上吊され、挑戦者がその中から封筒を1つ選ぶという方式だった。
  • 第12回では、正解した挑戦者が勢い余ってスタッフを泥プールに落としてしまうハプニングがあった。
  • 第14回では、クイズ当日に台風が直撃し、強風や大雨で通常のどろんこクイズを行うことが困難な状態となった。機材へのダメージを防ぐため収録時間を短縮することとなり、急遽、挑戦者1人ずつ○×のボードを掲げて答える形式に切り替えられた。正解は福留が口頭で発表。なお、クイズの会場は当初の予定通り、どろんこクイズのセットが設けられた海岸。挑戦者やスタッフは全員雨でずぶ濡れになったが、中には正解・不正解にかかわらず、壊滅状態の泥プールに自ら飛び込む挑戦者もいた。このときは正解のマットは存在せず、正解であろうと泥に飛び込むこととなった。
  • 正解者が規定の通過数に足りない場合は残りの枠を巡る敗者復活戦が行われた。
    • 第7回・第8回 : 数値で答えるクイズが出題され、数字が書かれたカードやボールを泥プールから拾う。
    • 第9回 「どろんこ3択カルタクイズ」 : 三択クイズが出題され、番号が書かれたカードを泥プールから拾う。
    • 第10回 : ○×クイズ(未放送)[6]
    • 第11回 「泥んこリンボー早押しクイズ」 : 泥プールをロープをくぐりながら渡り、早押しマットを踏んで解答する。1ポイントで復活。
    • 第13回 「逆どろんこクイズ」 : 通常のどろんこクイズとは逆に、泥プールに落ちれば正解、マットに救われたら不正解。優勝者はここで復活した。
  • 正解者が多すぎた場合は勝ち抜け決定戦を行った。決定戦は○×札上げクイズなどを行ったが、放映されたことはない。第13回の「逆どろんこクイズ」でもそれだけでは復活者が決まらず、札上げクイズで決着を付けたが、その部分は放映されていない。

なお、どろんこクイズが登場しなかった回では、代わりに次のクイズが行われた。

  • 第1回から第3回までの第2CP(第1回グァム、第2回・第3回サイパン)では、挑戦者全員による○×クイズが行われた。第1回・第2回では○×のボードを掲げる方式、第3回ではホテルのベランダで解答する方式。不正解だと即失格。失格者が定員以上に達したところで終了し、最終問題の失格者の中から残りの勝者を決める敗者復活戦が行われた。敗者復活戦は、第1回では同様の○×クイズ、第2回ではカルタクイズであった。
  • 第5回、第6回の第2CPサイパンでは、「空席待ち早押しクイズ」が行われた。なお前述のように、第5回では敗者復活戦としてどろんこクイズが登場している。
  • 第16回のグァムでは、クイズ前日の台風により現地に被害が生じるほどの環境であったため、泥のプールが作れず、どろんこクイズに代わって「空席待ち早押しクイズ」が行われた。ただしどろんこクイズの○×ボード自体は組まれ、ボードが倒れると早押し機が出現するという演出が行われた。
  • "今世紀最後"のグァムでは○×ではなく、団体戦の「大家族どろんこ綱ひきクイズ」が行われた。その代わりに、決勝の西インド諸島で○×どろんこクイズが登場した(決勝戦参照)。なお、このどろんこクイズでは、ウレタンマットで囲った中に泥プールを作り、より安全性を高めていた。

[編集] 早押しクイズ

早押しクイズは、本選に入ってから最も多く使われたクイズ形式である。実力差が出やすいので、ある程度人数が絞られてから行われることが多かった。本番組の早押しクイズでは、早押しハット(ウルトラハット)という帽子状の機材が使用された。

問題の読み上げ途中であっても、最も早くボタンを押した者が解答権を得る。問題読み上げが終わったあと5秒以内に誰も解答しない場合はその問題は無効となる(キャンセル。クイズプレイヤーはスルーと呼ぶ)。また、ボタンを押してから5秒以内に答えられなかった場合は不正解となる。

基本的に、正解すればポイントが1点増え、規定ポイントに達すれば勝ち抜け。規定の人数が勝ち抜けた時点で終了し、最後に残った挑戦者が失格となる(この点は早押しに限らず、多くのクイズに共通する)。不正解の場合は、ポイントが1点減る(マイナスポイント)、次の問題の権利が無くなる(一回休み。この場合、初期から中期の大会では誤答した挑戦者が起立するなどし、「解答権がない」ことを視聴者に明白にすることもあった)、遠く離れた場所まで往復しないとクイズに復帰できないなど、さまざまなペナルティが課せられていた。

後の節で紹介するクイズ形式の多くは、早押しクイズを基本にバリエーションを持たせている。負けた時点でペナルティがある形式(1対1対決早押しクイズ)、早押しボタンの代わりに声で早押し判定をする形式(大声クイズ)、勝ち抜けに通常の早押しクイズ以外の要素が入っている形式(双子神経衰弱クイズギャンブルクイズなど)、早押しボタンを押すまでに何らかの運動が必要な形式(体力クイズ)などがある。

早押しクイズで出題された問題のうち、最初の何問かは開催地にちなんだ「ご当地問題」が出題され、旅行ガイドブックやパンフレットなどに目を通しておけば解答できる問題もあった(第9回オーランドの第1問など、洒落で全く別の問題に変化することもあった)。福留も著書などで、挑戦者は当然ご当地問題の勉強をしておくべきであると繰り返していた。

[編集] オーソドックスな早押し

決勝戦は、"今世紀最後"を除いて、毎回単純な10ポイント先取の早押しクイズである(決勝戦を参照)。決勝以外でオーソドックスな早押しクイズは少なく、全くない回もあった。ただし番組初期においては、ルール説明に時間を費やす余裕はないということで、敢えて単純な早押しクイズが多く行われた。

決勝以外で、オーソドックスな早押しクイズが行われたチェックポイントは次のとおり。

  • 第1回 ダラス(第6CP)
  • 第1回 ニューオルリンズ(第7CP、準々決勝)
  • 第2回 ナイアガラ(第9CP、準々決勝)
  • 第3回 グランドキャニオン(第5CP)
  • 第3回 サンアントニオ(第7CP)
  • 第5回 エルパソ(第10CP) : 2人が敗者となり、敗者復活戦(早く寝たほうが復活)が行われた。
  • 第5回 ヒューストン(第11CP)
  • 第6回 ダラス(第7CP)「テキサス宅急便早押しクイズ」 : モービルハウスという移動可能な家の中で行われた。
  • 第7回 ナイアガラ(第10CP) : 予定では「早押しビンゴクイズ」だったが、悪天候で収録時間を短くするためにオーソドックスな早押しクイズになった[7]
  • 第10回 アトランタ(第11CP)「南・北お別れ早押しクイズ」 : 勝ち抜けた順に、北米ルートか南米ルートのどちらへ進むかを選択する。(どちらも定員は5人)
  • 第10回 チチカカ湖(南米第13CP、準々決勝)「インディオの小船 トトーラ早押しクイズ」 : 挑戦者が各々1人1隻ずつトトーラで作られた舟に乗って行われた。早押しハットはカウボーイハットの形。
  • 第15回 ロサンゼルス(第4CP)「恐怖のドッグファイト早押しクイズ
  • 第15回 ジャクソン(第8CP)
  • 第16回 サンフランシスコ(第5CP)「11人早押しクイズ

[編集] 特殊なペナルティのある早押し

誤答(不正解)時に「マイナスポイント」「1回休み」以外の特殊なペナルティがあったもので、他の節で解説しているクイズのいずれにも当てはまらないものを以下に挙げる。ペナルティ中も、クイズ会場では問題が出題され続ける。また第4回までは、全員が答えられなかった場合は全員がペナルティを受けた。

  • 第1回 フェニックス(第5CP) : 誤答時は後ろにあるサボテンまで走らなければならない。
  • 第2回 デンバー(第7CP) 「酸素欠乏クイズ」 : 気温-2度の山岳地帯で行われた。挑戦者は服を着られるだけ着込んでからクイズ開始。誤答時は着ている服を1枚脱がなければならない。途中で挑戦者の脱げる服がなくなり再び着込んで再スタートするというハプニングがあった[6]
  • 第4回 コロラドスプリングス(第7CP)「裸足の駆け氷クイズ」 : 誤答時は30メートル後ろのロボットまで裸足でアイススケートリンクの氷上を走らなければならない。
  • 第5回 テオティワカン(第8CP)「早押し 急がば祈れクイズ」 : 誤答時は100メートル後ろの「太陽のピラミッド」まで走り、「お祈り」をしなければならない。最後には残っていた挑戦者が全員誤答したため、解答可能な挑戦者がいないまま、福留が問題を読み続けなければならない事態が発生した。
  • 第8回 ダコタ(第8CP) : 誤答時は後ろにいる馬車隊のロバか馬に人参またはリンゴを与えなければならない。2人が失格となり、敗者復活戦が行われた(本や手紙を読むなどし、早く涙を流した方が復活)。
  • 第8回 バハマ(第11CP、準々決勝)「海底早押しクイズ」 : 本番組で唯一、海底で行われた早押しクイズ。挑戦者は全員潜水マスクを着用したが、頭部以外は普段着のまま。水中なので早押しハットの代わりに発光ランプが用いられた。誤答時はマイナスポイント。番組では「空気の供給が30秒間ストップされる」と説明された。しかし実際は空気の供給は止められておらず、その間だけ解答権が無いというのが本当のペナルティ[8]
  • 第9回 オーランド(第10CP)「絶叫!! 恐怖のジェットコースター・クイズ」 : 2回間違えるとペナルティという珍しいルール。誤答時は解答席にピエロの人形が置かれ、この人形が2個になると、後方のジェットコースター「ウインナー・ルーピング」に乗ってこなければならない。ジェットコースターのペナルティが終わると、ピエロ人形は0に戻る。

[編集] ダブルチャンス

最初にボタンを押した人が誤答をした場合、別の挑戦者1人に新たに解答権が与えられる形式。通例、司会者が「ダブルチャンス」と声をかけて2度目の早押しを促す。この形式は高校生クイズでも、「このクイズにはダブルチャンスがある」という、ルール上の一般名詞として使われるようになる。

  • 第7回 デスバレー(第7CP) 「猛暑早押しダブルチャンス」 : 気温47度の猛暑の中でクイズが行われ、早押しハットの後頭部の部分には布が取り付けられた。誤答の場合は他の者がクイズに参加している間、後方にある挑戦者のトランクまで走り、服を1枚着込まなければならない(第2回デンバーとは逆のパターン)。
  • 第8回 キーウエスト(第10CP) 「早押しWチャンス潮干狩りクイズ」 : 誤答の場合、後方の浜辺で潮干狩りを行い、ハマグリを1個獲ってこなければならない。
  • 第9回 アナポリス(第11CP) 「アナポリス 早押しダブルチャンスクイズ」 : 誤答時はマイナスポイント。最初の数問は海軍士官学校に関する三択の早押し問題だった。
  • 第10回 ロサンゼルス(第7CP) 「Wチャンス 大声+念力クイズ」 : 大声クイズを参照。
  • 第12回 ゲインズビル(第13CP) 「爆走 ドラッグレースクイズ」 : ギャンブルクイズを参照。
  • 第14回 エリー(第11CP) 「サバイバル Wチャンスクイズ」 : まず挑戦者たちが24時間のサバイバル訓練を受け、その「最後の試練」としてクイズが行われた。誤答時は1回休み。

[編集] 1対1対決早押しクイズ

主にハワイなど、挑戦者がまだ多い段階で行われていたクイズ。各挑戦者が1対1で早押しクイズを行い、敗者はその場で何らかのペナルティを受けるのが通例となっていた。全挑戦者の半数が敗者となるが、敗者復活戦が行われたのは第9回と第14回のみ。

番組スタッフ側が残しておきたい参加者には「その人の得意問題」が出題されていることが検証できている。必ずしも全ての例で当てはまるわけではないが、年配と若者の対戦の時には年配者にしか答えられないような時代問題、女性と男性の対戦の時には女性が得意とする料理やファッションの問題などが出題されていた。

  • 第1回 ハワイ(第3CP) : 船上にて行われた。3ポイント勝ち抜け。誤答時はマイナスポイントで、-3ポイントになると失格。
  • 第3回 ハワイ(第3CP)「ダイビングクイズ」 : 挑戦者は船上から海上に突き出たボード上に座ってクイズに挑戦。敗者は真下の海に落とされる。このクイズは第4回、第9回「クイズ・ジャポン ワイらキキ一髪」、第16回「対決 ドボンクイズ」でも行われた(いずれも第3CP、ハワイ)。2ポイントで勝ち抜け。誤答時は第16回のみ1回休み、それ以外の回ではマイナスポイントで、-2ポイントになると失格。第9回では対決クイズ終了後、敗者復活戦(アンケートクイズ)が行われた。
  • 第5回 アカプルコ(第6CP)「ドラフトクイズ」 : 挑戦者を2組に分け、片方の組の挑戦者1人と対決したい挑戦者をもう一方の組から挙手制で募り、1対1の早押しクイズ。3ポイントで勝ち抜け。この回では負けても即敗者でなく再度対戦でき、最終的に残った1人が敗者。福留によると、かなりの時間が掛かったとのこと。
  • 第6回 アラスカ(第3CP) : 大氷河をバックにして行われた。2ポイントで勝ち抜け。
  • 第11回 ロサンゼルス(第4CP)「戦車ロシアン・ルーレットクイズ」 : “運”の要素の強い対決クイズ。早押しクイズに正解すると、会場にある5台の戦車の中から1台を指定し、砲弾が発射されれば勝ち抜け、「ハズレ」が出れば早押しに戻る。砲弾が発射される戦車は2台で、予めルーレット(挑戦者には見えない)によって抽選される。誤答時は1回休み。
  • 第14回 タヒチ(第3CP)「無人島カヌー対決クイズ」 : 浅瀬で行われ、挑戦者は身体がロープでカヌーと繋がれた。対戦相手は事前に挑戦者自身が決定。2ポイントで勝ち抜け、誤答時は1回休み。敗者はカヌーによって沖へと引きずられて行く。その後、敗者復活戦で近似値クイズが行われ、敗者12人中正解に近い5人が復活。
  • 第15回 ハワイ(第3CP)「対決生首クイズ」 : 挑戦者はあらかじめ砂浜に掘られた穴に入り、クイズに挑戦。性格の似た者同士で行われた。1問正解するごとに相手の穴にバケツ3杯分の砂が入れられる。3ポイントで勝ち抜け。不正解時は対戦相手に自動的に解答権が移動。敗者は首から下が砂で完全に埋められる。早押しボタンは頭上に装着するタイプを使用。
  • "今世紀最後" ハワイ(第3CP)「負けたらスカイダイビングクイズ」 : 上空4,000メートルの飛行機内で行われた。2ポイントで勝ち抜け。誤答時はマイナスポイント。敗者はその場からスカイダイビングで地上へ(インストラクターが同伴)。

このクイズの変形として、『ウルトラクイズ 史上最大の敗者復活戦』で行われた「石の上にも三人クイズ」がある(3人ずつの対戦で、1人しか勝ち残れない)。

[編集] 団体戦クイズ

主に挑戦者が多数残っている序盤で行われたクイズ。体力を必要とするクイズであった。挑戦者全体を4-7人ずつのチームに分けて行われた。第9回から登場。

まず、問題文を読む前にチーム対抗で競技を行い、勝ったチームに対して問題が与えられる(ただし第12回と"今世紀最後"では競技の前に出題)。1つの問題に複数(最低でもチームの人数以上)の正解があり、チームの各メンバーが1つずつ答える。全員正解すればチーム全員が勝ち抜け、1人でも間違えれば競技のやり直し。最後まで残った1チームが失格となるが、多くの場合は敗者復活戦が行われた。

放映では編集されていたが実際の収録は時間がかかっていた。参加者同士は本来ライバル関係であるが、このクイズはチーム戦ということで、励ましあいの一致団結の姿が見られた。逆にチームのうちの1人が簡単な問題で間違えると一時的な仲間割れもあった。勝ち抜けたチームは心から嬉しそうに抱き合ったり万歳をするなど、喜びを体一杯で表現した。また、残りチーム数が少なくなるにつれ、メンバーの疲労困憊が目に見えて判るようになり、ロケにも関わらずやらせなしの人間性そのままの映像を映し出していた。

  • 第9回 サンフランシスコ(第4CP) 「バケツリレー6連発クイズ」 : 消防隊が行う「バケツリレー」をクイズに取り入れたもの。「ば組」「け組」「つ組」の各6人×3チームで行った。バケツを使って台の上のドラム缶に最も早く水を一定量入れたチームに解答権が与えられる。敗れた「つ組」は一問三答早押しクイズに挑戦し、2人が敗者となった。
  • 第10回 ハワイ(第4CP) 「富める者も貧しき者も 一問多答つな引きクイズ」 : 挑戦者の所持金により「金持組」「中流組」「貧乏組」「極貧組」の各7人×4チームに分かれての4方向綱引き。チーム最後尾の1人が早押しマットを踏むことにより解答権を取得。その後3チームで3方向綱引き、2チームで通常の綱引きとなり3チームが勝ち抜け。極貧組が敗れ、その中から1人が「山手線サバイバルクイズ」で敗者復活。
  • 第11回 ハワイ(第3CP) 「命預けます 一問多答つな引きクイズ」 : 手相で今後の勝ち残り予想の長さを占い、長く勝ち残りそうな方から「亀組」「鶴組」「人並み組」「かげろう組」の各7人×4チームに分かれ、第10回同様の4方向綱引き。3チームが勝ち抜け。亀組が解答権を取ることなく敗れ、その後、3人が「あつあつワイキキ新婚クイズ」で敗者復活。
  • 第12回 バロー(第3CP) 「一問多答 人間ピラミッドクイズ」 : 体脂肪率の高い順に「クジラ組」「アザラシ組」「白クマ組」「カリブー組」の各5人×4チームに分かれての「人間ピラミッド」競争。ピラミッド(下段3人、上段2人)を組んで前進し、最も早く早押しマットを踏んだチームに解答権。誤答の場合はチーム全員が北極海の水で顔を洗わなければならない(このため、前述の一時的な仲間割れはこの回特に見られた)。一問多答クイズに全員正解後、歌詞と音声が隠されたカラオケの映像を見て曲名を答える「カラオケ通過クイズ」に正解すれば勝ち抜け。勝ち抜けたチームは正解の歌を全員で歌った。クジラ組が敗れ、そのうちの3人が「しもやけ早押しクイズ」(早押しマットを裸足で踏んで解答権を得る)で敗者復活。敗れた2人も歌った。また、アラスカの北の果てにあるバローという土地柄か、「カラオケ通過クイズ」には北国を歌った演歌が使われた。
  • 第13回 ゴールドコースト(第4CP) 「団体一問多答 ライフセーバーのようなクイズ」 : 海水浴客を守るライフセーバーに見立てたクイズ。予め挑戦者一人一人に家族宛てのビデオレターを撮らせ、その内容によって、「(健)チーム」(健全にクイズに取り組む)、「(仕)チーム」(仕事・学業・家族などを気にする)、「(遊)チーム」(遊び気分で参加)、「(普)チーム」(その他の人たち)の各6人×4チームに分かれて行った。各チーム1人が「溺れ役」として沖で待機し(待機地点には挑戦者が流されないようロープが張られていた)、他の5人はゴムボートを担いで海に入り、溺れ役をボートに乗せて砂浜に戻る。最も早く早押しマットを踏んだチームに解答権。誤答の場合はボートにバケツ2杯分の水を入れられる。(仕)チームが敗れ、そのうち4人が「ダウトクイズ」で敗者復活。
  • "今世紀最後" グァム(第2CP) 「大家族どろんこ綱ひきクイズ」 : 7人ずつの6チームに分かれ、1チーム対1チームの綱引きを行った。綱引きに勝てば解答権を得られ、負けると引っ張られて中央の泥プールに落下する。誤答した者は次の問題で綱引きに参加できない。テレビ放送45周年にちなみ、テレビ番組に関する問題などが出題された。この回では敗者復活戦が行われなかった。

第14回では、上記とはルールの異なる団体戦が行われた。

  • 第14回 オレゴン街道(第5CP) 「幌馬車マラソンクイズ」 : マラソンクイズ(後述)と合体したクイズ。挑戦者自身が選んだバンダナの色によって緑・青・赤・黄の各4人×4チームに分かれて行った。幌馬車の後部に設置された早押し機の前に各チーム一列に並んで走りながらクイズを行う。まず各チームの先頭にいる者に対して一問一答早押しクイズを行い、正解した場合は次のメンバーが早押しに参加。メンバーの2人が正解すると、残りの2人に対して一問二答クイズを出題。1人1つずつ答え、ともに正解すれば4人全員勝ち抜け、1人でも不正解の場合はまた一問一答クイズからやり直し。赤チームが敗れ、その中からリレークイズで1人が復活。

[編集] 奇襲クイズ

熟睡中や観光中など、挑戦者が油断しているさなかで突然行われるクイズ。第5回で初登場し、第13回以降は毎回実施されている。グァムやハワイなど、挑戦者の人数が多い前半のチェックポイントで実施されることが多かったが、第15回では残り5人の状況で実施され、まさに奇襲であった。「ウルトラクイズって信じちゃいけない番組だったんですね」(第8回と第15回)という挑戦者のコメントも生まれた。第11回ではペーパークイズ勝ち抜け下位3人のみ参加(機内ペーパークイズを参照)。

クイズ形式は○×クイズまたは早押しクイズ。

  • ○×クイズ - 挑戦者が一斉に○×の札を上げて解答するが、挑戦者には正解を教えず、視聴者にだけ教える。そして単独最下位が出たところでクイズ終了。失格者はすぐに発表せず、不安な状態のまま挑戦者を解散させ、翌朝に失格者を発表するのが代表的な例。
    • 第5回 ホノルル空港(第4CP)[9]: 早朝ホノルル空港に到着した挑戦者に、福留が突然「クイズを行う」と発表し、空港玄関で○×クイズが開始された。終了後全員ロサンゼルス空港へと出発したが、敗者の荷物は先に羽田空港へ輸送され、目的地のロサンゼルス空港には届かなかった。
    • 第13回 グァム→オーストラリア(第3CP) 「3時のあなた 私がマクラをかかえたらクイズ」 : 午前3時に挑戦者25人をグァムのホテルの一角に集め、「○」「×」が書かれた枕を用いて最下位1人が出るまで○×クイズ(オーストラリアに関する問題)を行った。翌朝、空港にて受け取った搭乗券に「禁オーストラリア」マークの入っていた者1人が敗者。奇襲を仕掛けられると思わなかった挑戦者10数人が午前1時過ぎまで酒盛りをして、寝ぼけ眼でクイズに参加した。実は、前日は奇襲を警戒した挑戦者がおり早めに寝たが、何事もなかったので油断したところに仕掛けられた奇襲だった[10]
    • 第16回 ハワイPARTII(第4CP) 「真夜中のウルトラツアー○×クイズ」 : 午前2時に深夜のハワイ観光と称し、バスでハワイの名所各地へ行き○×クイズを行った。第13回と同じく枕を使って答える。翌朝、挑戦者たちは海岸に集められ、遠い沖で発表された敗者の苗字を双眼鏡を使って確認した。
    • "今世紀最後" グァム(第2CP-2) 「奇襲 クイズ団体行動」 : 綱ひきクイズ終了後の買い物タイム中に行われた。約束の集合時刻ちょうどにバスの前で○×クイズがスタート。○×のボードを掲げて解答。遅くまで買い物をしていた者は、出だしの何問かを答えることができなかった。その後深夜のホテルにおいて、敗者決定戦「深夜の出前クイズ」。バス前のクイズで最下位に並んだ3人の部屋を福留が順次訪問し、サドンデスの○×クイズを行った。敗れた1人は結果を通知されず、ホテルに置いてきぼりとなった。
  • 早押しクイズ - 第15回を除き、少人数での早押しクイズが行われ、負けた者はまた別の挑戦者にクイズを仕掛けるという、後になればなるほど不利なクイズ形式だった。
    • 第8回 グァム(第2CP-2) 「奇襲・敗者たらいまわしクイズ」 : 午前4時頃、福留が熟睡中の挑戦者の部屋へ行き、叩き起こしてまず2人による早押しクイズを行った。1ポイント勝ち抜け。負けた1人は部屋番号が書かれたくじを引いて次の部屋へ行き、今度は3人で早押しクイズを行う。これを繰り返し、最後の部屋で負けた1人が敗者。
    • 第14回 タヒチPARTII(第4CP) 「ゲリラクイズ」 : まず、挑戦者の観光中に「早い者勝ちクイズ」開始。解答席は2つのみ。最も早く解答席に来た2人で早押しクイズを行い、正解した1人が勝ち抜けた直後に「早い者勝ちクイズ」が終了。ここから「ゲリラクイズ」がスタートし、早い者勝ちクイズで負けた者が最初のゲリラ。ゲリラはワイヤレス早押し機を背負い、観光中の残りの挑戦者に不意打ちで1対1の早押しクイズ(1ポイント勝ち抜けで誤答時は1回休み)を仕掛け、正解した方は勝ち抜け、負けた方は次のゲリラとなる。最終の1対1早押しクイズで負けた者が敗者。クイズは午後4時から翌日の正午まで約20時間に及んだ。さらに罰ゲームでは、敗者はタヒチの住民にゲリラクイズを挑み、勝てば罰ゲーム終了のはずだったが、逆にその住民からクイズを仕掛けられ、再びゲリラクイズを行う羽目になった。
    • 第15回 オーランド(第12CP、準々決勝) 「奇襲大作戦」 : 午前3時、就寝中の挑戦者5人全員が突然叩き起こされ、それと同時にホテルの前で早押しクイズの出題開始。早押し機に到着次第クイズに挑戦。3ポイント勝ち抜け。早押し機は、直前のチェックポイントのマラソンクイズで使用した装置が流用された。

「奇襲クイズ」と銘打って行われるのは以上の形であるが、グァム・サイパン以降のチェックポイントでは、直前までクイズをいつ行うか挑戦者に知らされないことが多かった。そのため、広い意味では大半のクイズが「奇襲」と言えた。

[編集] 空席待ち早押しクイズ

早押しクイズのバリエーションの一つ。挑戦者が多く残っている時点で行われた形式。第5回で初登場。

多数の挑戦者に対し、解答席は3つまたは5つのみで、挑戦者は各解答席の後ろに並ぶ。早押しの権利は最前列の挑戦者のみに与えられる。最前列の者が早押しに誤答すると列の最後尾へ回り、前から2番目にいた者が最前列に現れ早押し権を得る。勝ち抜け者が現れた場合も、その後ろにいた者が前列に出る。

並び順はあらかじめクイズの前に、抽選やミニクイズなどによって決められた。

  • 第5回 サイパン(第2CP)「早起き空席待ちクイズ」 : 挑戦者45人に対し解答席は5つ。「朝8時クイズ開始、集合時間は自由(ただし午前4時までは外出禁止)」と聞かされ、早くクイズ会場に到着した者から前列に並ぶ。20人が勝ち抜けた。その後、敗者復活戦(○×どろんこクイズ)が行われた。
  • 第6回 サイパン(第2CP) : 挑戦者40人に対し解答席は5つ。番組が用意した推理小説『ウルトラクイズ殺人事件』を読み(ただし最初は重要なヒントが書かれている部分は読むことができず、一度誤答した後に読むことができるようになる)、最も早く犯人を当てた者から前列に並ぶ。犯人を一発で当てた者もいれば、十人近く言っても当たらない者もいた。20人が勝ち抜けた。その後成田空港で○×クイズによる敗者復活戦が行われた。このときは勝者たちも行程の関係で一旦成田空港に戻った[11]
  • 第9回 成田空港(第三次予選) 敗者復活戦「離陸直前空席待ち早押しクイズ」 : 挑戦者51人に対し解答席は5つ。所持している荷物の重い人から前に並ぶ。誰も答えなかった場合(キャンセル(スルー))は最前列の5人全員が最後尾に回り、かつ1人分のグァム行き航空券がヤギに食べられた。1問正解で復活。敗者復活枠は当初10人であったが、キャンセル(スルー)が1回発生し航空券1枚が処分されたため、合計9人が復活した。
  • 第10回 モニュメントバレー(第8CP) 「大西部マラソンクイズ」 : マラソンクイズとの組み合わせ。挑戦者15人に対し解答席は3つで、各列5人が並ぶ。正解時は他の2人、不正解の場合は解答者自身が最後尾へ下がる。ただし残り3人になった時点で空席ができていたため、福留は前列の挑戦者2人の承諾を得て、後列にいた挑戦者1人を空席に移動させ3人での早押しとした。2ポイントで勝ち抜け。敗者は2人。
  • 第12回 フェアバンクスアラスカ鉄道、第4CP) : アラスカ鉄道クイズの一環として行われた。挑戦者14人に対し解答席は3つ。直前に行われた取材クイズで早く勝ち抜けた者から前列に並ぶ。1問正解で勝ち抜け。ここでは合計8人が勝ち抜け、残りの6人が宙ぶらりん(勝者でも敗者でもない状態)となった。
  • 第14回 ソルトレーク(第7CP) 「空席待ち列車タイムショック」 : タイムレースクイズとの組み合わせ。大陸横断鉄道の線路沿いで行われた。挑戦者12人に対し解答席は3つで、その後ろに各4人の挑戦者が並ぶ。予め行われた近似値クイズで正解に近い方から前列に並ぶ。正解の場合は他の2人、不正解の場合は解答者自身、キャンセル(スルー)の場合は3人全員が列の最後尾に下がる。クイズ時間は、クイズ会場の脇を走る列車の先頭部分が「スタート」地点を通過してから、最後尾が「スタート」地点を通過するまでの間。特別ルールとして、3ポイントを獲得するとクイズ終了を待たずに途中で勝ち抜け。終了後、0ポイントの人が4人いたため、急遽バラマキクイズによる敗者決定戦が行われた(2名失格)。残りの人は全員勝ち抜け。
  • 第16回 グァム(第2CP) : 挑戦者40人に対し解答席は3つ。並び順は抽選で決められた。正解の場合は他の2人、不正解の場合は解答者自身、キャンセル(スルー)の場合は3人全員が列の最後尾に下がる。1問正解で勝ち抜け。24人が勝ち抜けた。

[編集] リレークイズ

早押しとは違い、あらかじめ解答順を決め、その順番どおりに解答していく方式。

解答できるのは1人につき1個だけが基本だが、時間内なら何個でも解答できる回もあった。不正解の場合は次の順番の挑戦者に解答権が移る。また、解答権が1巡しても正解が出なかった場合、次の問題に移るパターンと、正解が出るまで何巡も繰り返すパターンがあり、後者の場合は途中でヒントが与えられた。番組内では編集のため解答が早めに出ていたが、出場者のウェブサイトによれば実際のところ解答権は数巡したのちに正解が出た場合も珍しくなかったという。後述のインスピレーションクイズと連動させる場合もあった。

解答席の並びは、他の多数のクイズでは挑戦者番号順であるが、このリレークイズでは抽選やミニクイズなどで順番が決められ、カメラから向かって最も左側の挑戦者から順番に解答する。

  • 一問一答方式 - 正解は1問につき1つだけであり、正解が出た時点で終了するもの。
    • 第2回 レイクタホ(第5CP) : まず湖の水温を当てる近似値クイズで席順を決定。リレークイズは1ポイントで勝ち抜け。一巡した時点でその問題は終了。
    • 第6回 ロスアンゼルス(第4CP) : インスピレーションクイズ参照。
    • 第7回 セントルイス(第9CP) 「リレー珍発明クイズ」 : インスピレーションクイズ参照。
    • 第8回 ラピッドシティ(第7CP) 「ご先祖様リレークイズ」 : インスピレーションクイズ参照。
    • 第9回 ドーバー(第15CP、準々決勝) 「おかしなおかしなゲストクイズ」 : この回では10秒以内にいくつでも解答できた。インスピレーションクイズも参照。
    • 第13回 チムニーロック(第12CP) 「爆走!! コンボイリレークイズ」 : 国道を封鎖し、巨大コンボイを使って行われたクイズ。挑戦者は6人。開始前に、コンボイに関する三択クイズを行い、各挑戦者が何号車に乗るかを決定。各挑戦者は指定されたコンボイの助手席に乗車し、そして6台のコンボイが1号車から順に一列に並んで国道を走行。まず先頭車両の挑戦者にクイズを出題し、正解すればここで勝ち抜け。不正解の場合は2台目以降の挑戦者が順次解答。2台目以降の挑戦者が正解した場合は先頭車両と並び、対決型のリレークイズ(追い着いた側の挑戦者が先に解答)。正解した方が勝ち抜けとなり、残った挑戦者は列の先頭に入り、全体へのリレークイズを再開。ちなみに敗者の乗ったコンボイは3号車だった。優勝者はラスト抜けだった。
    • 第14回 オレゴン街道(第5CP) 敗者復活戦 : 西部開拓時代にオレゴン街道を旅していた人が使っていた道具の使い方を当てるクイズ。正解者1人が復活。
  • 一問多答方式 - 1問につき複数の答えがあるもの。
    • 第10回 ハワイ(第4CP) 敗者復活戦「山手線サバイバルクイズ」 : 従来のリレークイズとは逆に、誤答者が出るまで1つの問題が続き、誤答者は直ちに失格。最後まで残った1人が復活。
    • 第11回 リンカーン(第8CP) : 早押しで解答権を獲得した挑戦者を先頭に、一巡するか正解が全て出揃うまで順番に1人1つずつ解答。正解者全員に1ポイントが与えられ、5ポイントで勝ち抜け。ポイントはクイズ会場の後ろの畑にコンバインによって棒グラフ式で表示された。

[編集] インスピレーションクイズ

現地の人物や土地に関する問題が出題されるクイズ。第1回から、一部の回を除き、ほぼ毎回実施された。単なる知識だけでは対応できず、連想力・勘・ひらめき・運などの要素を大いに必要とする形式であった。そのため、ペーパークイズの上位者が脱落したり、通過しても最下位通過など、どんでん返しが多いのが特徴だった。

どの回も規定数(1~5問)正解したところで勝ち抜け。複数人が同時に規定正解数に達し、勝ち抜け予定者数を上回った場合は同点決勝を行った。

クイズは次のいずれかの方式で行われた。

  • 三択方式 - 1、2、3の数字の書かれた札を掲げて答える。
  • ○×方式 - ○と×が書かれたボードを掲げて答える。
  • リレー方式 - 解答席の順番に解答権を得て答える。ルールはリレークイズを参照。
  • 筆記方式 - 答えをフリップボードに書いて解答する。

[編集] ゲストクイズ

現地の人物(または動物)をゲストとして招待し、そのゲストに関する問題が出題された。「私はある特技をもっています」「私は○○の世界一です」など。

  • 第1回 サンディエゴ(第4CP) : 三択。カーター大統領にそっくりな男性が登場した。終盤はご当地問題など。
  • 第1回 アトランタ(第8CP、準決勝) : 途中までゲスト三択クイズを行い、ゲストクイズ終了後は早押しクイズに切り替えられた。
  • 第2回 サンフランシスコ(第4CP) : 三択。ゲストの特技に関する問題。後半はご当地問題や一般知識の問題。
  • 第3回 ロサンゼルス(第4CP)
  • 第3回 ヒューストン(第8CP) : 途中まで動物関係の三択クイズを行い、その後動物に関わる早押しクイズに切り替えられた。
  • 第4回 サンフランシスコ(第4CP) : 挑戦者10人を「年長組」と「年少組」の2組に分け、限られた問題数でゲストクイズを実施し、各チームで最もポイントの少ない人が失格。その後、失格者2人による敗者決定戦(ゲスト三択クイズ)が行われ、1人が勝ち抜けた。
  • 第5回 ラスベガス(第5CP):三択クイズだが、最後の1問はゲストクイズではなかった。
  • 第6回 ロサンゼルス(第4CP) : リレークイズ。ただし第1問のみ、ゲストクイズではなかった。
  • 第7回 バンクーバー(第4CP) 「恐怖の三択札すてクイズ」 : 地元の木こりに関する、変則的な三択クイズ。予め、「1」「2」「3」の札各々2枚ずつと、番号の書かれていない赤い札1枚が各挑戦者に渡された。赤い札には手書きで好きな数字を入れることができる(ただし書いた数字は変更不可)。3ポイントで勝ち抜け。不正解の場合は掲げた札を捨てなければならず、手持ちの札が全てなくなると失格(このクイズの敗者は1人だが、失格者が出た後もクイズは続けられ、あくまで3ポイントを取らなければ勝ち抜けることはできなかった)。結果5人が失格となり、「敗者決定 切り株ド〜ン」が行われた(切り取った切り株の重さと自分の体重との誤差が最も大きい1人が失格)。
  • 第7回 セントルイス(第9CP) 「リレー珍発明クイズ」 : ゲストが作成した発明品を見て、何をするための道具なのかを当てるリレークイズ。
  • 第8回 ラピッドシティ(第7CP) 「ご先祖様リレークイズ」 : 登場したゲストの先祖を当てる。全てのゲストが登場した後は、先祖に関するクイズが出題された。
  • 第9回 ロスアンジェルス(第6CP) 「懐かしのTVスターハリウッド版 あの人は今」 : テレビ映画の俳優に関する三択問題。
  • 第9回 ドーバー(第15CP、準々決勝) 「おかしなおかしなゲストクイズ」 : ゲストの特技に関するリレークイズ。
  • 第10回 モハーベ砂漠(第6CP) 「驚異のゲスト三択クイズ」 : スタントマンに関する問題。

[編集] アンケートクイズ

現地の人々に対して三択または○×のアンケートを行い、挑戦者はどの回答が最も多くなるかを予想し、予想が的中すれば1ポイント獲得。

  • 第5回 メキシコシティー(第7CP) 「メキシコの子供たち95人に聞きますクイズ」 :プラサメヒコ闘牛場で行われた。メキシコの小学生95人に対する三択のアンケート。
  • 第6回 ルイビル(第9CP)「ケンタッキーの人100人に聞きますクイズ」 : ケンタッキーダービークイズの一環。地元のアメリカ人100人に対する三択の対日意識調査。ゲストが複数回答可能な質問もあった。
  • 第9回 ハワイ(第3CP) 敗者復活戦 : ハワイに住む日系老人に対する三択のアンケート。挑戦者は三択札ではなくフリップを用いて解答。15人中3人が復活。
  • "今世紀最後" サンフランシスコ(第4CP) 「THIS IS AMERICA」 : 101人のアメリカ人に対する○×方式のアンケート。11人中3人が敗退。

なお、『ウルトラクイズ 史上最大の敗者復活戦』でも宮城県野々島の住民100人による同じ形式のクイズが行われた。

[編集] ご当地クイズ

現地に因んだクイズが出題された。

  • 第5回 メンフィス(第12CP、準々決勝) 「メンフィス・ダウンタウンツアークイズ」 : 現地を回りながら三択クイズを実施。エルヴィス・プレスリーに関するクイズが多数出題。6人中2人が失格。この大会で優勝候補だった、当時学生クイズ王の道蔦岳史はここで敗退した。
  • 第14回 アーチーズ(第8CP) 「地獄のクイズ道」 : アーチーズ国立公園に向かう道のりの途中で三択クイズを実施。構成作家の萩原津年武と福留が先回りして問題を作成し、土地や現地の人物に関する問題を挑戦者に出題。10人中2人が失格。
  • 第15回 ニューオリンズ(第9CP) 「ジャズ歴史三択クイズ」 : ジャズの歴史に関する問題。

[編集] 連想クイズ

現地のゲストに日本の伝統的な物を見せ「これは何の用途に使う道具か」などと問い、挑戦者はそれに対するゲストの答えから類推し、ゲストに見せたものが何かをフリップに書いて当てる。文化の違いを逆手にとり、挑戦者の思考力の柔軟性を試すものであった。

  • 第10回 シアトル(第5CP) 「日米親善 インスピレーションクイズ」 : この回では挑戦者からゲストへの質問もできた。22人中5人が敗退。
  • 第13回 シドニー(第7CP) 「日豪親善 超・インスピレーションクイズ」 : 第10回シアトルとほぼ同じだが、実物ではなく映像をゲストに見せた問題や(ウルトラクイズの第一次予選の映像も問題に使われた)、特別ゲストの芸を見たゲストの表情をヒントに、その特別ゲストが誰かを当てる問題もあった(正解はMr.マリック)。13人中3人が敗者となり、その後Mr.マリックによる敗者復活戦「サイキックイズ」が行われ1人が復活。

[編集] バラマキクイズ

砂漠平原飛行場などの広大な場所で行われた、看板クイズの一つ。ヘリコプター飛行機気球などからクイズの問題が入った封筒がばら撒かれる(インディアンが馬に乗ってばら撒いた回もあった)。挑戦者はスタート地点から走り、封筒1通を拾って出題者の元に戻り、そこで出題者が開封して出題された問題に解答する。大抵一問一答問題。広大な大自然を利用してクイズを行う、本番組ならではのスケールの大きな形式であった。第3回から第16回まで毎回開催された。

封筒の中には、毎回一定の割合で、問題の代わりに「ハズレ」と書かれた紙の入った封筒が存在した。これを拾った挑戦者は再び封筒を取りに行かなくてはならない。また、たとえハズレでなかった場合でも、自分が正解できない問題に当たった場合は再び走る羽目となる。番組のキーワード「知力」「体力」「時の運」の3要素すべてが試されるクイズであった。

ハズレが出たとき、福留はしばしば「これを何と読む」という決まり文句を発しながらハズレ券を挑戦者に見せていた。第3回及び第5回では、ハズレ券は挑戦者のみに見せて、放送ではテロップで「ハズレ!」と表示していたが、第4回では白地に赤い文字で「ハズレ」と書かれた紙を、第6回以降は赤地に「ハズレ」の白抜き文字の紙を挑戦者とカメラに見せていた。ただし、ハズレを引いた挑戦者の表情を映すときなどは「ハズレ」のテロップを表示していた。

ハズレを何回も続けて引いた挑戦者が、それにめげずに最後まで諦めずにがんばる姿勢が映し出されていた。また、最後の勝ち抜けについては毎年のことながら勝ち抜けを切望した挑戦者同士の鬼気迫る闘いが繰り広げられた。大会によっては気温40度を超える環境でクイズが行われた。

本選の他のクイズ形式同様、規定ポイント(2ポイントが多い)に達した時点で勝ち抜けというルールが多かったが、このバラマキクイズでは正解して1ポイントを獲得するごとにメダルが首に掛けられ、誰が何ポイントを取得したかが明確になるよう工夫されていた。

  • 第3回 ツーソン(第6CP) : 封筒数は100通、うち20通がハズレ。敗者になった挑戦者がクイズ中と終了直後に2度も脱水症状で倒れてしまうハプニングがあった。
  • 第4回 ソルトレイクシティ(第5CP) 「新バラマキクイズ」 : バラマキ地点が2か所あり、スタート地点より近い場所は正解率50%の問題、遠い場所は正解率90%の問題と分け(どちらの場合もハズレが混ざっている)、挑戦者の運と人間模様を映し出した。この回ではそろって本土上陸を果たした夫婦がいたが、夫の方がここで敗退した。
  • 第5回 フェニックス(第9CP) 「落下傘バラマキクイズ
  • 第6回 モニュメントバレー(第6CP) 「荒野の決闘 バラマキクイズ!
  • 第7回 オルバニー(第11CP、準々決勝) 「新・落下傘パラマキクイズ」 : 問題が筒に入っており、その筒にパラシュートが付いて少しずつパラパラ落ちてくるところから「パラマキ」と名づけられた。参加人数が4人と少なく、勝ち抜け条件が3ポイントとなっていた。
  • 第8回 フェニックス(第6CP) 「時間差バラマキクイズ」 : 問題がばら撒かれる間隔が長いため、封筒を拾えずバラマキ地点で立ち往生する挑戦者がいた。また、挑戦者の拾った封筒の中から回収中に問題が抜け落ち、中身(クイズ問題)が無い事態が発生。ハズレ扱いとなった。なお、この回は1ポイントと引き替えに水を飲むことができたが、誰も利用しなかった。
  • 第9回 アルバカーキ(第8CP) 「夕陽の決闘!! イバラマキクイズ」 : 地面に棘(いばら)があったことから「イバラマキクイズ」と命名された。1問正解で水を飲むことができた。
  • 第10回 ダラス(第10CP) 「飛んで飛んで飛んでばらまきクイズ」 : 正解がしりとりになっている2問の問題が入った「チャンス」封筒があり、2問連続正解できれば一気に勝ち抜けだが、1問のみ正解では得点とはならない。
  • 第11回 デビルスタワー(第6CP) 「ご存知バラまきクイズ
  • 第12回 モハーベ砂漠(第8CP)
  • 第13回 モーリー(第5CP) 「史上最大! サバイバルクイズ」 : スタート地点からバラマキ地点までの距離が通常の3倍あり(スタート時のみ女性挑戦者にハンデ有り)、さらに挑戦者22人の中から約3分の1である8人を振るい落とす壮絶なクイズとなった。しかも敗者復活戦なし。25%がハズレだった。終了後、放送されただけで3回もハズレを引いた敗者が、既に拾っていた封筒の中身を確認し、「またハズレだよ」「なめてるよ」などと嘆く場面もあった。
  • 第14回 ソルトレーク(第7CP) 敗者決定戦 : 「空席待ち列車タイムショック」で最下位(0ポイント)に並んだ4人に対してのみ行われた。1ポイントで勝ち抜け。敗者は2人。
  • 第15回 モハベ(第5CP) 「砂漠の熱闘 バラマキクイズ
  • 第16回 サンタフェ(第8CP) 「聖地を駆けろ! 新バラマキクイズ」 : バラマキ地点が2か所あり、スタート地点より近いヘリコプターエリアはハズレ確率50%、遠いインディアンエリアはハズレなしであった(インディアン嘘つかないという意味らしい)。2人が敗退し、そのうち1人が「国際電話連想クイズ」で復活。

また、上記とは少々やり方が異なるバラマキクイズも行われた。

  • 第6回 ルイビル(第9CP) 敗者復活戦 「ニワトリ追っかけバラマキクイズ」 : ケンタッキーフライドチキンに引っかけたクイズ。 12羽のニワトリのうち1羽を捕まえて持ってくる。ニワトリに番号がついており、その番号に対応する問題が出題されるが、3分の2がハズレ。1ポイントで復活。終了後直ちに、敗者がこのクイズのために散らばったニワトリを全て捕まえて籠の中に戻す罰ゲームが執行された。
  • 第9回 ロンドン(第14CP) 「迷路バラマキクイズ」 : バース公爵家の巨大迷路で実施。挑戦者は「入口」から迷路に入り、封筒を拾ったら迷路をクリアして「出口」から出なければならない。3ポイント勝ち抜け。封筒の中には問題が3問入っており、上手くいけば一発で勝ち抜けも可能だったが、実際に一発勝ち抜けを果たした者はいなかった。ハズレは無し。
  • 『史上最大の敗者復活戦』 「石段バラマキ無理ヤリクイズ」 : 金刀比羅宮の参道の石段沿いに並ぶ店に問題が用意されており、それぞれの店で出される課題をクリアしないと問題をもらうことができない。

[編集] 大声クイズ

一問一答クイズであるが、早押しボタンを押す代わりに、マイクに向かって大きな声で叫び、一番先に一定音量をマークした挑戦者が解答権を獲得できる方式。第8回から第16回まで毎回実施された。

毎回、旅行の途上で名付けられたニックネームや挑戦者の職業・趣味・事情などにちなんだフレーズが福留/福澤より与えられ、挑戦者はそのフレーズを叫んで解答する(第10回は除く)。座らずに立って行われることが多かった。単純に大声の瞬発力の速さを競うだけでなく、司会・福留の絶妙な合いの手もあった。

  • 第8回 リノ(第5CP) 「遙かなる山の大声クイズ」 : 単純にマイクに大声を叫ぶだけで早押しハットが上がる仕組みで、後年のように客観的な計測装置は導入されていなかった。そのため比較的小さい声で解答権を得る挑戦者もいれば、大声を叫んでもなかなかハットが上がらないという不運もみうけられた(当時の機械の調子や精度など、また挑戦者がマイクに口を近づけていたかどうかという作戦にもよる、さまざまな要因によるもの)。
  • 第9回 ヨセミテ(第5CP) 「ヨセミテや 岩にしみいる 大声クイズ」 : 五十音順に8人ずつの2つのチーム「ヨセ組」「ミテ組」に分けて行われ、各チームから敗者が1人出た(各チーム内での個人戦)。この回で初めて声量メーターを導入。声量メーターは5段階で、このメーターがフルになれば解答権を獲得できた。誤答時はおしゃぶりを口にくわえて1回休み。
  • 第10回 ロサンゼルス(第7CP) 「Wチャンス 大声+念力クイズ」 : 刑務所内で行われた。まず近似値クイズを行い、そのクイズで正解に近かった8人が「大声組」として上段の席に立ち、遠かった8人は「念力組」として下段の席に着席。大声組は大声で解答権を得る(フレーズは全員共通の「留さーん!」で、声量メーターはなし)のに対し、念力組は精神集中によりアルファ波を機械に感知させることにより解答権を得る。ただし念力組は、大声組が誤答するか誰も答えずブザーが鳴るかしない限り、解答の権利が訪れない。念力組の挑戦者が、答えが分からないのにハットが立ってしまい、マイナスポイントが付く場面もあった。
  • 第11回 パームスプリングス(第5CP) 「強風かけこみ大声クイズ」 : 砂漠の中にある風力発電所で行われた。大声クイズと体力系クイズとの組み合わせ。挑戦者は背中にパラシュートを背負い、問題が読まれたら、笛の音を合図に強風に逆らって解答席まで走り、マイクに向かってフレーズを叫ぶ。声量メーターはなし。強風のため、早押しハットの代わりに発光ランプが用いられた。
  • 第12回 イグアス(第10CP) 「大滝びクイズ」(おたけびクイズ) : 声量メーターが再登場。
  • 第13回 ショットオーバー(第8CP) 「地獄のお叫びクイズ」 : 罰ゲームはこれだと言わんばかりに、クイズ会場の真後ろの渓谷でバンジージャンプが行われ、挑戦者を驚かせていた(実際の罰ゲームでは、飛ぶ直前で寸止め)。この回では挑戦者同士ライバルとして意識させ、フレーズとして「○○帰れー!」と叫ばせる競り合いがあった。またこの回では、1人の挑戦者が、自分の絶叫フレーズを間違え、クイズ会場が大爆笑に包まれる一幕もあった。この時解答権は認められたが誤答した。
  • 第14回 グランドテートン(第6CP) 「13人のガンマン 対決! 大声クイズ」 : 映画『シェーン』の舞台で行われた。まずは全体に対するクイズを最低2問出題。正解するとガン(拳銃)またはハット(帽子)が与えられる。誤答時は1回休み(ガンかハットの一方を獲得している場合は没収される)。1人で双方を続けて獲得するとそのまま自動的に勝ち抜け。別の挑戦者が一方ずつを獲得した場合はその2人での対決クイズ。対決クイズに正解した方が相手からアイテムを奪い、勝ち抜けとなる(相手側は獲得品を失う)。対決クイズで誤答があった場合は獲得品を没収され、全体へのクイズに戻る。
  • 第15回 エルパソ(第7CP) 「国境突破!! 大声クイズ」 : アメリカメキシコの国境を目前とした場所で行われ(クイズ会場はメキシコ)、勝者は国境を越えてアメリカに戻ることができた。
  • 第16回 レイクパウエル(第7CP) 「湖に絶叫!! 大声クイズ」 : 従来とは異なり、声量メーターが8段階に増やされ、解答権を得るまでにはフレーズを何度も繰り返し叫び続けなければならない。誤答時は1回休み。

[編集] マラソンクイズ

挑戦者たちが走りながら早押しクイズを行う方式。第8回から登場。

早押しボタンは走行している自動車(第14回では幌馬車)の後方に付いている。早押しハットは固定されており、ボタンは第7回にメインで使われた手のひら全体で叩くスタイルの大型のボタンが使われた。

  • 第8回 インディアナポリス(第9CP) : この時は「ジョギング早押しクイズ」という名称だった。インディ500の会場で行われた。誤答時は1回休み。敗れたのは第12回で準決勝まで勝ち残った挑戦者だった。
  • 第9回 ニューヨーク(第13CP) 「ニューヨークシティマラソンクイズ」 : この回から「マラソンクイズ」という名称になった。マンハッタン五番街を完全封鎖して敢行。セントラル・パークからエンパイア・ステート・ビルディングまでの通りをマラソンしながらクイズを行った。誤答時は後ろを走る日高直人アナウンサーの後ろを回ってこなければならない。
  • 第10回 モニュメントバレー(第8CP) 「大西部マラソンクイズ」 : 空席待ち形式で行われた。詳細は空席待ち早押しクイズを参照。
  • 第12回 サンフランシスコ(第5CP) 「知力派VS体力派トレード 新・マラソンクイズ」 : 複合的にクイズが展開。まず人気の犬種ランキングを当てるクイズを行い、その成績の順に「知力組」か「体力組」のいずれかを選択。「知力組」は荷台に座っての早押しで3ポイント勝ち抜け。「体力組」はマラソンで急な上り坂を走りながらの早押しで1ポイント勝ち抜け。早押しに参加できるのは「知力組」「体力組」それぞれ5人まで。どちらの席にもつけない人は空席待ち(荷台、マラソンどちらで空席待ちをしてもよい)。途中「トレードタイム」があり、挑戦者は「知力組」と「体力組」を変更することができた。
  • 第14回 オレゴン街道(第5CP) 「幌馬車マラソンクイズ」 : 4人1組の団体戦として行われた。団体戦クイズを参照。
  • 第15回 オーランド(第11CP) : ユニバーサルスタジオの敷地内で行われた。問題は全問ショービジネス関連。
  • 第16回 フロリダキーズ(第10CP、準々決勝) : 島と島を結ぶ橋「セブンマイルブリッジ」上で行われた。途中何度も、福澤が体育会系ののりで叫び、挑戦者を勇気付けた。

[編集] タイムレースクイズ

出題時間を限定して行われたクイズ。「タイムショッククイズ」とも称された。レギュラー大会での初登場は第11回だが、タイムレース自体が初めて行われたのは、『ウルトラクイズ 史上最大の敗者復活戦』である。

限られた時間内の早押しクイズでどれだけポイントを獲得できるかを競い、クイズ終了時点で最も獲得ポイントの少ない挑戦者が失格となった。

  • 第11回 カンクン(第10CP) 「日の出タイムショック」 : 日の出の見える海岸で行われた。クイズ時間は日の出直前から、太陽が海から完全に登り切ったところまで。海から太陽の先端が出始まってからの1分間に限り、1問正解2ポイント。誤答時はマイナスポイント。ペーパークイズ総合2位の挑戦者は何度も解答権を得たが早とちりを連発し、最終的にマイナスポイントとなり敗退。1問も答えなかった人が勝ち残るという皮肉な結果となった。
  • 第13回 メンフィス(準々決勝) : ホテルの屋上でクイズが行われた。5羽のアヒルがホテルのロビーにある噴水を出発したところから、屋上のアヒル小屋の前に設けられたゴールラインを通過したところまでがクイズ時間。アヒルを乗せたエレベーターが屋上に到着したところで1問正解2ポイントに切り替えられた。
  • 第14回 ソルトレーク(第7CP) 「空席待ち列車タイムショック」 : 大陸横断鉄道を走る貨物列車を利用した空席待ち方式のタイムレース。空席待ち早押しクイズを参照。
  • "今世紀最後" テキサス(第8CP、準々決勝) 「牛追いタイムバトルクイズ」 : 牧場で行われた。挑戦者は馬に乗ってクイズに参加(馬は動かない)。の群れが挑戦者の前に姿を現したところから、目の前を完全に通過し終えたところまでがクイズ時間。

"今世紀最後"では、早押しではないタイムレースも行われた。

  • "今世紀最後" シルバートン(第6CP) 「列車クイズ 止まってドボン!!」 : デュランゴ・シルバートン狭軌鉄道の列車上で行われた。解答者は前のチェックポイント(レイクパウエル)で抜けた順に1列に並んでトロッコ車両に乗る。最前の人から順に1人1問ずつ出題し、正解なら挑戦者の位置はそのまま、不正解の場合は最後尾に下がる。最後尾の人には解答権がなく、誰かが間違えるのを待たなければならない。最後尾から2番目の人が正解したら再び先頭の人から順に出題。列車がロックウッド駅に完全に停車した時点で最後尾にいた1人が敗者。

[編集] 双子神経衰弱クイズ

トランプの神経衰弱の要領で、双子または三つ子を当てるクイズ。第6回から第10回まで毎回行われた。会場には専用のボード型のセットが設けられ、その裏側でゲストが待機していた。

早押しクイズに1問正解すると神経衰弱の挑戦権が得られ、ボードに設置されたパネルの番号のうち2つ(三つ子の場合は3つ)を選択する。番号を指定するとパネルが裏返り、カーテンが開いて対応するゲストが登場。双子(または三つ子)が揃えば勝ち抜けとなる。揃えられなければ早押しクイズに戻る。

  • 第6回 ニューオリンズ(第8CP) : 双子1組を揃えると1ポイント獲得でさらに続けて神経衰弱に挑戦。2ポイントで勝ち抜け。1組だけ三つ子がおり、三つ子を揃えれば1組のみで勝ち抜け。
  • 第7回 ロサンゼルス(第6CP) : 1組揃えれば勝ち抜け。1組だけいた三つ子は「3人揃って勝ち抜け」で、第6回とは逆にアンラッキー要素だった。またこの回では、漢字2文字で表されるカリフォルニアの都市を当てる問題が出題されたが、この問題だけダブルチャンスだった。
  • 第8回 サンフランシスコ(第4CP) : 第7回とルールは同じだが、三つ子が2組に増えた。
  • 第9回 ナッシュビル(第9CP) 「パルテノン 双子ペアマッチクイズ」 : すべて双子。
  • 第10回 オーランド(北米第12CP) 「そっくりファミリー一家総出の双子神経衰弱クイズ」 : 双子のみではなく親子も参加。ここでは、早押しで2ポイント獲得すると神経衰弱に挑戦。双子または親子1組が揃えば勝ち抜け。神経衰弱を外した場合は0ポイントに戻る。またこの回でのセットはボード型ではなく、ゲストが巨大な箱から上半身を出す方式。

[編集] クイズ わたしがママよ

アメリカ人の子供の描いた絵から、母親が誰なのかを推測するクイズ。第12回から登場。双子神経衰弱と同様に会場には専用のセットが設けられ、子供はセットの裏側で、母親はセットの前で待機している。

通常の早押しクイズで規定ポイントに達した挑戦者は母親当てクイズの挑戦権を得る。番号を1つ指定すると、対応する子供が1人現れ、その子供が描いた母親の似顔絵をヒントに、母親が誰かを番号を指定して当てる。母親当てに正解すれば勝ち抜け、母親当てで誤答するとポイントが0に戻り、早押しクイズに戻る。

  • 第12回 パシフィカ(第6CP) : 1問正解で母親当てに挑戦。早押しクイズで誤答した場合は、他の者がクイズに参加している間、離れた場所で母親へのメッセージを10秒録音しなければならなかった。この時の敗者は、生後間もない子供を日本に置いて来た主婦(夫婦ともに出場したが、夫はグァムで敗退した)。里心がついて集中力も欠け、失格になった。
  • 第13回 ロサンゼルス(第10CP) : 母親当ての挑戦条件が2ポイントとなり、母親当てで誤答するとポイントが0に戻るルールとなった。早押しでの誤答ペナルティが単なる「1回休み」となった。9名中7名が通過。
  • 第16回 アトランタ(第9CP) : 従来は子供が絵で自分の顔を隠して登場していたが、この回では子供の顔を見ることができ、似顔絵の他に子供の顔もヒントとすることができた。

第11回と第15回では「わたしがママよ」に似た形式として、以下のクイズが登場した。

  • 第11回 ハワイ(第3CP) 敗者復活戦「あつあつワイキキ新婚クイズ」 : 日本人の新婚女性の夫が誰なのかを当てるクイズ。挑戦者各々に新婚女性が1人ずつ対応(どの女性かを選択することはできない)。早押しクイズに正解すると、新婚女性に対して夫に関する質問をすることができ、その答えをヒントに夫を番号で当てる。正解すれば復活、不正解なら早押しクイズに戻る。
  • 第15回 サンシティ(第6CP) 「クイズ あの時君は若かった!」 : 老人の街・サンシティで行われたクイズ。早押しクイズに正解した者は、ゲストの老人の番号を1つ指定し、そして現れた老人の子供の頃の写真を、パネルに並んだ写真の中から選択して当てる。写真当てで正解すれば勝ち抜け。

[編集] 一問多答早押しクイズ

一つの問題に2つまたは3つの答えがある早押しクイズ。答えをすべて言わないとポイントが加算されない。誤答時は1回休み。

  • 第9回 サンフランシスコ(第4CP) : 「バケツリレー6連発クイズ」で敗れたチームの敗者決定戦で行われた。1問につき答えが3つ。1ポイントで勝ち抜け。
  • 第13回 ブルーマウンテン(第6CP) 「モノラル 一問二答クイズ」 : 前半戦「ステレオ 二重音声クイズ」で7人が勝ち抜けた後、後半戦として行われた。1問につき答えが2つ。1ポイントで勝ち抜け。
  • "今世紀最後" デュランゴ(第7CP) 「お友達クイズ」 : 本番組で唯一のペア戦。クイズ会場のデュランゴ駅に辿り着くまで全員で長距離を歩くこととなり、その際に挑戦者が自らの意思でパートナーを決定しペアで行動。そしてそのペアでクイズが行われた(2人×3組=6人)。一問二答の早押しクイズで、ペア2人がそれぞれ正解を答えられれば1ポイント獲得。3ポイント勝ち抜け。相談は不可。1組が敗者となり、その後、早押し「お友達絶縁クイズ きのうの友は今日の敵」で1人が復活。

[編集] 二重音声クイズ

福留と小倉淳の2人でそれぞれ異なる問題文が同時に読み上げられる早押しクイズ。1ポイントで勝ち抜けだが、2つの問題に両方とも正解しないと勝ち抜けとはならない。第12回フェゴ島(第12CP)の敗者復活戦、第13回ブルーマウンテン(第6CP)の前半戦、第14回レイクミシガン(第12CP)の敗者決定戦の合計3回が行われた。

出題パターンは3つに分けられる。

  1. 問題文が途中まで同じで後半が異なるタイプ
  2. 問題文が始めから異なり、答えが似ているタイプ(洒落になっている。例:NATOと納豆、カートンとピンカートン。また、第13回の最後の問題は、両方とも答えが「さくら」だった。)
  3. 問題ジャンルも正解も全く異なるタイプ

特に2.は機知に富んだ出題と言えたが、問題文は始めから全く異なる文章を読まれるために難度が高かった。

[編集] 通せんぼクイズ

準決勝(決勝地の直前のチェックポイント)の定番クイズ。第4回での初登場以来、第9回と第11回以外の全大会の準決勝(第10回は北米ルートのみ)で用いられた。通例、参加人数は4人で、そのうちの2人が決勝に進出する(第6回では5人、第7回では3人が参加。第10回北米ルートでは3人参加で決勝進出は1人のみ)。第4回・第7回・第8回・第10回は、タイトルに「通せんぼ」の文字はなかった。

早押しクイズで3ポイントを獲得すると、「通過クイズ」の挑戦権を獲得。通過クイズ挑戦者は、問題の用紙の入った封筒を選択(第10回までは10通または20通の中から1つ選択、第12回以降は2通のうちどちらかを選択)して出題者に渡し、「通過席」[12]と呼ばれる解答席に立つ。この通過クイズは普通の解答席(以降、一般席と呼ぶ)に座っている他の挑戦者にも解答権が与えられ、一般席の挑戦者は通過席の挑戦者に対し「通せんぼ」を仕掛ける形となる。通過席の挑戦者がこの問題に正解すればここで決勝進出決定。しかし、通過クイズを一般席の挑戦者が正解した場合、正解者が1ポイントを獲得し、通過席に立っている者のポイントは0となり、通常の早押しクイズに戻る。また、通過席の挑戦者自らが誤答した場合も「0ポイント→通常早押しクイズ逆戻り」となる。通過クイズにおいて一般席の挑戦者が誤答した場合はもう1問出題され、誰も答えなかった場合はもう1問出題されるか、通過席の挑戦者の誤答と同じ扱いをした。一般席での誤答時は第4回・第7回・第16回を除きマイナス1ポイント。

準決勝は、アメリカ独立戦争南北戦争など、アメリカ合衆国の歴史に関連の深い場所で行われることが多く、放送ではクイズの前に歴史に関連する映像が流された。また、通せんぼクイズが行われる前に、出題者の福留/福澤が各挑戦者に対して「ライバルは誰か」と質問することも多かった。

  • 最初に行われた第4回では以降の大会と異なり、通過クイズは他の挑戦者に解答権がなかった。このため、他の挑戦者は不正解を願う以外になかった。また、一般席での誤答時は1回休みだった。続く第5回から、上記で述べたルールに変更された。
  • 第5回では、1人目に準優勝の杉山が一発目の通過クイズですぐ抜けた後、2人目が勝ち抜けるまで残りの3人の挑戦者間で阻止または自滅が繰り返され、前期ウルトラクイズでは最大の激戦が繰り広げられた。2人目の通過者で、優勝した真木は3回阻止され(最初の1回は杉山が決勝進出を決める前だった)、4回目の通過クイズで勝ち抜けた。残りの2人も2回ずつ通過席に立った(2人とも1回阻止され、1回自滅)。第13回・ボルティモアの死闘まで「ウルトラクイズ史上最大の名勝負」と呼ばれていた。
  • 第7回では、ビンゴ形式を採り入れた「早押しビンゴ通過クイズ」。まず、各挑戦者は5マス×5マスのパネルに1から50までの好きな数字を埋め込む。早押しクイズに正解すると、パネルの数字を1つ指定し、裏返してマスを赤くすることができる。縦・横・斜めのいずれか1列(5マス)全てが赤くなったところで、通過クイズに挑戦。なお、他の挑戦者の指定した数字が自らのパネルにあった場合、それを裏返すことが可能。このため、極端な場合、自分は1問も答えずに通過クイズの挑戦権を得ることもできたのだが、実際にはそのような現象は起こらなかった。誤答時は自分のパネルの赤いマスのいずれか1つを元に戻さなければならない。通過クイズで阻止された場合に通過席の挑戦者のパネルがどうなるのかについては、その場面が一度も発生しなかったため番組内でルールが明かされなかった。この回では途中、バンクーバーで急病による脱落者が1人出たため、準決勝に残ったのは3人となった。また、このビンゴのセットは本来ナイアガラのクイズで使われるものだったが、悪天候で収録時間を短くするために中止になったので、準決勝に流用した[7]
  • 第13回では、第5回以上の通過席→阻止の連鎖が繰り返され、本番組史上最大と言われる死闘が繰り広げられた。最低でも1人2回以上、全員合わせて20回以上通過席についたという。用意した150問以上の問題が底を尽き、日本から新しい問題を送ってもらうため1時間ほど休憩が入り、「もしあと50問ほどやって決まらなかったら4人とも決勝進出」だったという(この場面はテレビでは放映されていない)[10]。この第13回は当初19:30-21:00(90分)×5週の放映予定だったが、この激戦を伝えるため最終第5週が19:00-21:00の120分放映に急遽切り替えられたほどである。優勝者の長戸は8回目、準優勝者の永田は3回目(放送上の記録)で決勝進出を決めた。終了後、福留は「13年の歴史の中で最も素晴らしい闘いだった」と最大限の賞賛の言葉を贈った。
  • 第16回では、誤答時のペナルティが、マイナスポイントから1回休みに改められた。
  • "今世紀最後"ニューヨークでの準決勝では、誤答時のペナルティが再びマイナスポイントに戻った。また、ニューヨーク入りする前に挑戦者全員にアイマスクを付けさせ、そのままの状態でクイズを行った。目隠しされているので通過席はなく、通過クイズ挑戦時はその場に立って解答する。勝ち抜けた者のみがアイマスクを外し、ニューヨークの景色を見ることを許された。一方、敗者はアイマスクを付けたまま空港へ戻り、離陸後、ニューヨークの景色が完全に見えなくなってから、ようやくアイマスクを外すことができた。つまり、「せっかくニューヨークまで来たのに、景色も見ることができずに帰らなければならない」こと自体が罰ゲームであった。また、このときの放送では、罰ゲームのジングルはクイズ開始前にも流された。

第11回では、準決勝以外でこの形式のクイズが行われた。

  • 第11回 バッドランド(第7CP) 「国境突破!! 一足跳びクイズ」 : 早押し2ポイント獲得で「国境越えクイズ」に挑戦(問題は3通の封筒の中から選択。阻止はできない)。正解すると、次チェックポイント(リンカーン)が免除され、一足先にメキシコへ行くことができた。なお、次チェックポイント免除者は先着の2人だけで、決定後は2ポイント獲得でリンカーン行き決定、1人が敗者となる通常の早押しクイズに切り替えられた。

[編集] 決勝戦

決勝戦は、"今世紀最後"を除いて、第1回から第16回まで一貫して、オーソドックスな早押しクイズが行われた。誤答(不正解)時はマイナス1ポイント。先に10ポイント獲得した挑戦者がその年の優勝者(クイズ王)となった。

決勝戦まで勝ち残れたのは2人。ただし第11回は準決勝「ニュージャージー封鎖クイズ」の結果、3人での決勝となった。

決勝戦に進んだ挑戦者は、決勝戦の前にヘリコプター(第14回はセスナ機、"今世紀最後"では水上バイク)に乗り、福留/福澤による紹介を機上で受けた。決勝進出者は、乗物1機につきそれぞれ1人ずつが乗るのが慣例であったが、第9回のみ2人が1機のヘリコプターに乗って紹介された。決勝戦のクイズが始まる直前には、出題者が各挑戦者に「優勝するのは誰か」と問いかけ、気合の度合いを確かめることも多かった。

  • 第1回から第6回までは決勝もチェックポイントの1つという扱いだったらしく、「決勝ポイント」と言われていた。第7回では最初に2人の挑戦者が日本に電話をするところから始まったので「決戦前夜」、第8回では「決戦」、第9回・第10回は「決勝」、第11回以降は「決勝戦」、"今世紀最後"では「決勝地」と紹介された。また、第11回は準決勝と同日の決勝戦ということで、決勝前の挑戦者紹介のときに罰ゲームで帰宅中の準決勝敗者が映された。
  • 第1回と第7回の決勝戦前夜には、挑戦者が日本に電話をしているシーンが映し出された。
  • 第2回では、決勝戦開催時に決勝進出者両名の家族が成田エアポートレストハウスで待機し、徳光とともに決勝戦の模様を中継で聞いた。決着後、優勝した北川の家族はニューヨークへ旅立ち(この回の優勝賞品が「家族とともにNYの豪華ホテルに宿泊」であったため)、敗れた間下の家族は帰宅した。
  • 第13回から第16回までは、決勝戦放映前に「今年も多くの敗者が去っていった」という、敗者を振り返るコーナーが放送された。東京ドームから準決勝までで敗れ去った挑戦者たちの悔しい表情や涙を流す場面などが次々と映し出された。
  • "今世紀最後"の決勝戦は、これまでの早押しではなく「突撃○×どろんこ決勝」が行われた。両挑戦者が交互にサッカーのPK形式で○×どろんこクイズに解答し(問題は挑戦者が赤か青かどちらかの封筒を選ぶ)、5問終了したところで正解数の多い方が優勝。仮に同点だった場合は6問目以降サドンデスとなる予定であったが、先攻の5問目が終了した時点で決着がついた。
  • 決勝に勝ち残った挑戦者はスーツ姿で決勝戦に臨むのが慣例化していたが、これは強制ではなかった。本番組では第一次予選を突破した挑戦者達にスーツを持参するように通達していたが、これは決勝戦のためではなく、高級レストランや公的な場所などスーツを着用しないと入れない場所に対応するためであった。実際、スーツ以外で決勝戦に臨んだ挑戦者もいた。"今世紀最後"はクイズ形式がどろんこクイズのため、挑戦者は2人ともTシャツなどのラフな服装だった。
  • 決勝戦の結果は各大会の解説中に記してある。一方的になるか、僅差になるかのどちらかというケースが多い。

[編集] 決勝戦終了後

クイズ終了後、表彰式が行われた。優勝者には優勝旗と花束が贈呈され、そして特大グラスに注がれたシャンパンを飲み干す権利が与えられた。優勝者が下戸の場合や体調が悪かった場合には、シャンパンの代わりにサイダーが注がれていたというが、特に番組内でそれに関する言及は無かった。なお、第1回と第2回では、ニューヨーク市内のホールで表彰式と祝賀パーティが行われた。

決勝戦の敗者はクイズ終了後、番組オンエア上では福留/福澤から労いの言葉をかけられることもなく、コメントを発する機会もないなど、大会最後の敗者としての表情を映し出されていた。例外として、第1回では準優勝者の女性が優勝パーティーでウエイトレスの格好をして登場し、第4回では準優勝者が寂しく会場を去る姿、第7回と"今世紀最後"では準優勝者のコメントが放映された。

表彰式終了後、クイズ王は賞品地へ向かい、そこで優勝賞品を受け取った(第9回では賞品受け取りの前に一旦日本に帰国した[6])。"今世紀最後"では生放送のため決勝地においてその場で受け取り、準優勝者もその場で優勝商品受け取りを眺めていた。

[編集] 特殊な早押しクイズ

早押しクイズのうち、恒例化にまでは至っていないが、独特のルールを持っていたものを挙げる。

[編集] 体力クイズ

解答権を得るために、何らかのアクションを行わなければならないタイプの早押しクイズ。多くは体力を必要とするものだった。

リ・タイヤクイズ
第3回マイアミ(第9CP、準々決勝)で行われた。問題が読まれたら、笛の音を合図にタイヤ1本を15メートル先の早押し機まで引っ張って解答権を得る。笛が吹かれる前に引っ張るとフライングとなり、マイナスポイントとなる。なお、当初は通常の早押しクイズが行われる予定であったが、残った挑戦者が男性のみとなったためこのクイズに変更された。
インディアン嘘つかない早駆けクイズ
第4回アルバカーキ(第8CP)で行われた。インディアンの酋長と馬に同乗し、問題が読まれたら、笛の音を合図に酋長の肩を叩いて馬を走らせ、50メートル先にある騎兵隊の人形を斧で叩くと解答権を得る。
水風船タッチダウンクイズ
第4回ニューオリンズ(第9CP、準々決勝)で行われた。問題が読まれたら、笛の音を合図に少し先にある水風船を拾い、40ヤード(約36メートル)先の早押しボードまで進みタッチダウンさせて解答権を得る。途中で水風船を落とした場合は、拾ってから落とした地点まで戻り、そこから再スタートしなければならない(落とした地点にはスタッフによってイエローフラッグが置かれる)。このクイズではここまでただ一人残っていた男性が敗者となり、これによって第4回は全大会で唯一、「途中で男性が全滅した回」になった。
氷河イス取り早押しクイズ
第7回ジャスパー(第5CP)で行われた。まずは挑戦者の人数より1つ少ない椅子を使って椅子取りゲームを行い、あぶれた1人はふろしきの上の「凍結席」へ移動、椅子に座れた者は早押しクイズ。ただし椅子と早押し機が離れているため、解答権を得るには走らなければならない。誤答時は「凍結席」の者と入れ替わる。「凍結席」の者には早押し席の者が1人も答えられなかった場合のみ解答権が与えられる。勝ち抜け者が出たら再び椅子取りゲームが行われ、敗者1人が決まるまで繰り返される。
クイズヨットスクール
第7回レイクパウエル(第8CP)で行われた。当時社会問題となっていた戸塚ヨットスクールを真似たもの。挑戦者はボードの上に仰向けになり、解答権を得るには身体を起こして足元にあるボタンを叩かなければならない。誤答時はマイナスポイントとなるうえ、ボードの足の部分の下にコンクリートブロックが1つ積まれて起きにくくなる。ブロックは正解しても撤去されることはない。
足あげエアロビクスクイズ
第9回ラスベガス(第7CP)で行われた。会場は街中ではなく、郊外のミード湖の湖畔。エアロビクスの要素を取り入れたクイズ。男女問わず全員がレオタードに着替えて横になり、解答権を得るにはエアロビクスの如く片足を挙げて、足の真上に設置されたボタンを押す。誤答時は他の者がクイズに参加している間、少し離れた場所でエアロビクスの特訓を1分間受けなければならない。
13人の金曜日!! 砂地獄早押しクイズ
第10回エルパソ(第9CP)、郊外のホワイトサンズで行われた。挑戦者はまず、早押し席後方にある砂時計(1分間持続)に砂を溜める。その砂時計が機能している間のみ早押しボタンが作動し、砂が無くなると早押しは反応しない(砂が残り少なくなると解答席の警告ランプが点灯する)。そのため、挑戦者は砂時計の砂が無くなったら早押し席から砂時計の場所に戻り、必死になって砂時計の砂を補充しなければならない。
標高4080m 酸欠早押しクイズ
第10回ラパス(南米第12CP)で行われた。標高4,080メートルの高地で行われたため酸素が薄く、挑戦者もスタッフも酸素ボンベを使用しながらクイズを進行させた。挑戦者は10メートル離れた場所から、絨毯の上に置かれた早押しボタンまで走らなければならない。誤答時のペナルティはなし。スタート地点での待機中は酸素の吸入ができる。
カリブ海ぞうきんがけ早押しクイズ
第10回マイアミ(北米第13CP、準々決勝)、バハマへ向かう豪華客船の甲板上で行われた。挑戦者たちはまず雑巾を濡らし、問題が読まれたら、笛の音を合図に雑巾がけのポーズで真っ直ぐ早押しボタンへ向かう。誤答時はマイナスポイント。出題された問題は、比較的簡単なものが多かった。
クイズ タンゴアルゼンチーノ
第12回ブエノスアイレス(第11CP)で行われた。タンゴの要素を採り入れたクイズ。挑戦者は予めドレスアップをしてクイズに参加。問題が読まれたら、音楽に合わせ、現地の異性のパートナーとタンゴを踊りながら早押しマットへ向かう。早押しマットにたどり着くまで「基本ステップ+オーチョ(8の字)+ラ・クーナ(ゆりかご)」の3つのステップを踏まなければならないため、一直線に走ることはできない。女性挑戦者はステップ数が多く本人の意思次第で急ぐことができるが、男性挑戦者は「待ち」のパートがあり、急ぎたくても急げない(パートナーのステップを待たねばならない)。男女の体力差を若干考慮したクイズであった。誤答時はスタート地点の後ろで一定時間タンゴの特訓を受けなければならない。この年の優勝者はこのクイズに苦戦し、ラスト抜けした。
このクイズの前日のロケ休養日に挑戦者はスタジオに集められ、タンゴの練習を半日させられた。そのため、挑戦者はクイズ当日にそれなりに器用にステップを踏むことができた。
トマト戦争 遠すぎた塹壕
ツインレークス(第13回第11CP・第14回第9CP)で行われた。当地ツインレークスの町おこし行事である「トマト戦争」をクイズに採り入れた。早押しボタンは1台のみ。福留が「問題」と言ったら移動開始。スタート地点から早押し機までの間を、地元住民たちによって両側から投げつけられるトマトに耐えながら走っていき、早押しボタンを一番早く押した挑戦者に解答権が与えられる。挑戦者は透明な楯でトマトを防ぐ。誤答時はトマトの集中攻撃を浴びながらスタート地点に戻らなければならないが、マイナスポイントなどの、直接誤答した挑戦者に不利をもたらすペナルティは存在しなかった。第14回では「トマト戦争 遠すぎた塹壕 PART2」と銘打たれ、投げつけられるトマトの量が増大した。
挑戦者は専用の服に着替え、ゴーグルを装着(第13回では途中から)してクイズを行った。また、会場となったツインレークスはロッキー山脈上の高所にあるため酸素が薄く、そのため1時間ごとに酸素タイム(休憩)が設けられた。トマトによる攻撃が激しいため、挑戦者のネームプレートが割れることもあった。

[編集] ギャンブルクイズ

早押しに正解しても、運が良くなければ勝ち抜けることのできないクイズ。

一発逆転ギャンブルクイズ
第2回リノ(第6CP)、未明のカジノで行われた。まず男性組4人と女性組4人の2組に分け、各組において早押しクイズを行う。正解すると、フォーチュン・ウィルというルーレットを回し、出た目の金額がポイントとなる。ルーレットの目は$1,$2,$5,$10,$20,$40の6種類あり、少ない金額ほど出やすくなっている。誤答時はマイナス$1。合計$6以上で勝ち抜け。$6以上ポイントを稼いだ場合、その差額を小遣いとして実際のお金に変換して貰える。放送では$41ポイント獲得し、35ドル手に入れた女性挑戦者がいた。
早押しクイズ終了後、各組の敗者1人ずつ、合計2人が敗者決定戦としてルーレットで対決。赤の目が出れば女性が、黒の目が出れば男性が勝ち抜けという真の運試しを行い、結果女性が勝ち抜けとなった。
21のババ抜きギャンブル・クイズ
第9回アトランティックシティ(第12CP)で行われた。トランプゲーム「ブラックジャック」の要素を採り入れたクイズ。正解するとトランプのカードを1枚得られる。トランプの数字(Aは1または11、絵札は10と数える)の合計が17以上21以下になれば勝ち抜け。ただし22以上になると「ドボン」となり、カードが全て没収されて0に戻る。また、誤答時はジョーカーが置かれ(既に獲得しているカードはそのまま)、以降は他の者がキャンセル(スルー)とならない限り解答できない。正解すればジョーカーは除去される。
このクイズでまず8人中6人が勝ち抜け、その後残った2人による敗者決定戦が行われた。ジャンケンで先攻・後攻を決めて交互にスロットマシンに挑戦し、先にスリーセブンを出した者が勝ち抜け。
クラップス早押しクイズ
第12回ラスベガス(第7CP)で行われた。サイコロを使ったゲーム「クラップス」の要素を採り入れたクイズ。正解した者は、2つのサイコロを振り、その合計が7か11であれば勝ち抜け。2か3か12の場合は早押しクイズからもう一度やり直し。それ以外の場合はその場でもう一度サイコロを振る。敗者は2人。この年の準優勝者はクイズに何度も正解するもサイコロの数字が合わず、最後には後ろ向きでサイコロを振ってラスト抜けした。
爆走 ドラッグレースクイズ
第12回 ゲインズビル(第13CP)で行われた。ダブルチャンスのルールを採用。2ポイント獲得でドラッグレースの予想を行う。INコースとOUTコースのどちらの車がレースに勝つかを予想し、当たれば勝ち抜け、外れれば0ポイントに戻る。

[編集] 数値獲得クイズ

いくつかの選択肢の中から一つを選び、その選択肢に書かれた数値がポイントに加算される方式。合計ポイントが一定値に達したら勝ち抜け。アメリカに関する知識や、人間観察力を要求された。

大統領選挙クイズ
第12回 ワシントンD.C.(第14CP、準々決勝)で行われた。正解するとアメリカ50州のうち一つを指定し、その州の代議員数がポイントに加算される。合計50ポイント以上で勝ち抜け。誤答の場合は「スキャンダル」となり、獲得した州のうち最もポイントの多い州を没収される。選択肢の最大ポイントはカリフォルニア州の47。州名はボードに表示されておらず、州を選択すること自体もクイズのひとつとなっており、州名が分からないと致命的になる。
アメリカど真ん中 距離獲得クイズ
第14回 レバノン(第10CP)、アメリカ合衆国の中央、カンザス州にある「センター・ポイント」で行われた。クイズに正解すると、予め指定された州の州都までのレバノンからの距離(キロメートル単位)がポイントに加算される。第1問はオレゴン州からスタート。以降はクイズに正解した者(勝ち抜け時はその隣の者)が、次の問題での獲得ポイントとなる州を選択する(カンザス州・アラスカ州ハワイ州は対象外)。合計5,000km以上で勝ち抜け。選択肢の最大ポイントはメーン州の3,200km。
飛行時間獲得クイズ
第16回 キャメロンパーク(第6CP)、住人のほとんどが自家用飛行機を持つ町でのクイズ。正解者はゲストとして迎えられた地元のパイロット経験者のうち一人を指名し、その人の生涯飛行時間がポイントに加算される。合計がパイロットとして一人前とみなされる2,000時間以上となれば勝ち抜け。この時は選択肢の中に勝ち抜けポイント以上のものがあり、一発で勝ち抜けた挑戦者が多数いた。選択肢の最大ポイントは22,000時間だが、指名されずに終わった。飛行機に関する問題が多く出題された。

[編集] 妨害クイズ

解答権利を剥奪する、ポイントを奪う、解答権を押し付けて自分がポイントを獲得するなど、他の挑戦者に対して「妨害」する要素を含んだ早押しクイズ。各挑戦者が各々の実力・弱点を知るようになってくる終盤に行われることが多く、駆け引きが重要なポイントとなった。

封鎖クイズ
第3回準決勝ワシントンで行われた。早押しクイズに正解すると、1ポイント獲得すると同時に他の挑戦者1人を「封鎖」し、次の問題の解答権を剥奪できる(封鎖された挑戦者は巨大な「?」マークで顔が隠される)。誤答時はマイナスポイント。強者にとっては主導権さえ握れば楽な展開になるが、逆に主導権を握られると圧倒的に不利になるルールである。一抜けした優勝者の宗田は常に主導権を握り続け、残り2人を交互に指名し「封鎖クイズを楽しんでる」と福留に言われた。宗田自身も勝ち抜け直後、「最も楽なクイズだった」と言っていた。
弱肉強食 ポイント略奪クイズ
第10回リオデジャネイロ(南米第14CP、準決勝)で行われた。早押しクイズであるが、従来のものとは逆に、まず3人の挑戦者全員に持ち点として4ポイントが与えられた。正解すると他の挑戦者1人から1ポイントを奪い、それを自分のものにすることができる。誤答の場合は自らが1ポイントを失う。0ポイントとなったところでその挑戦者は失格。2人が失格となり、最後に残った1人が決勝進出。
ワシントンつぶし合いクイズサミット
第11回ワシントン(第12CP、準々決勝)で行われた。挑戦者全員が豪華ホテル内で正装し、半円状のテーブルに座って行った。まず、指名権を争う早押しクイズが行われ、正解者が最初の指名権を獲得。指名権を握った者は、他の挑戦者1人を指名し、各自が所有する問題カードの中から、その者に対して出題したい1問を選択する。そして指名した相手に問題が出題され、不正解ならば指名した者が1ポイントを獲得し、指名権続行。正解した場合は、正解者に1ポイント与えられると同時に指名権も移る。合計5ポイントで勝ち抜け。勝ち抜け者が出たら、新ラウンドとして再び指名権獲得クイズから開始され、敗者1人が決まるまで繰り返される。実力の弱い挑戦者は狙われやすい反面、実力者も指名権獲得クイズで正解できないと、ポイントを獲得できる可能性は低いため苦戦しやすいクイズ形式だった。
これに類似した形式で、『ウルトラクイズ 史上最大の敗者復活戦』の北海道予選で行われた「ニガ手問題出しっこクイズ」があった。こちらは1対1の対戦であるとともに、両者の持っている問題が同じだった。
最南端で災難クイズ
第12回フェゴ島(第12CP)で行われた。上述の「ポイント略奪クイズ」と「クイズサミット」の要素を足したような形式である。早押しで解答権を獲得した挑戦者は自ら答えることも、他者に解答権を押し付けることも可能。解答権を押し付けられた相手が不正解の場合は自分に解答権が戻る。ポイントの増減は次のようなルールとなっている。
  • 早押しで解答権を得た挑戦者自身が解答した場合、正解→+1ポイント、不正解→-1ポイント
  • 他の挑戦者に解答権を押し付けた場合
    • 指名された挑戦者が正解→相手側に+3ポイント、自分は-3ポイント
    • 指名された挑戦者が不正解&自分が正解→自分に+3ポイント、相手側は-3ポイント
    • 指名された挑戦者が不正解&自分も不正解→自分は-3ポイント。相手側はポイント変動なし
+5ポイント以上で勝ち抜け。ただし、-12ポイント以下になると失格。5人勝ち抜けか2人失格となった時点で終了。クイズ開始当初は簡単な問題が続いたため、自分自身での解答が目立った。次第にそれぞれの挑戦者が解答を押し付け合い、潰したり潰されたり解答権を押し付けた挑戦者が誤答して自滅したりの混戦模様となったが「まず自分自身が答えを知っていて、かつ相手が分からないだろうという問題で指名する」であるため、実力の低い挑戦者が狙われやすかった。
災難クイズ終了後、敗者復活戦の二重音声クイズにより2名のうち1名が復活した。
ダウトクイズ
第13回ゴールドコースト(第4CP)の敗者復活戦で行われた。他のクイズと違い、ただ正解するだけでは勝ち抜けることができず、他の挑戦者を騙すことができれば勝ち抜けという早押しクイズ。解答権を得た挑戦者は正解・不正解どちらを言っても構わない。他の者はその解答を聞き、それが不正解だと思ったら早押しボタンを押して「ダウト」の声を掛けることができる。正解を言って他の挑戦者から「ダウト」の声が掛かるか、不正解を言って誰からも「ダウト」の声が掛からなければ敗者復活。正解者に「ダウト」と言ってしまった場合および不正解で「ダウト」と言われた場合は、ペナルティとして後ろまで走って往復しなければならない。演技力が重要なポイントとなった。
まァ! うんと憎らし早押しクイズ
第13回クイーンズタウン(第8CP)で行われた。正解してポイントを獲得した者は、ポイントを持っている他の挑戦者に対して1対1の「対決クイズ」を仕掛けることができる。この対決クイズに正解すれば、相手の持っているポイントをすべて奪うことができ、相手は0ポイントになる。対決クイズでの誤答の場合は自分が0ポイントに戻り、全員での早押しに戻る。全体クイズでの誤答時は1回休み。3ポイント獲得で勝ち抜け。
「まァ! うんと憎らし」という名称はクイズ会場となった「マウント・ニコラス牧場」に引っ掛けて命名された。また、第14回グランドテートンの大声クイズも、これに似た形式で行われた(大声クイズを参照)。
新大陸獲得クイズ
第15回ドミニカ共和国(第10CP)で、クリストファー・コロンブスに因んで行われた。16世紀大航海時代の地図の大陸数に因んだ6ラウンド制。正解した者は誰か1人を指名して「封鎖」することができる。封鎖された人は×印の封鎖ボードを解答席に置き、以降そのラウンドでの解答権がなくなる。誤答時は1回休み。1人ずつ封鎖していき、そのラウンドで最後まで封鎖されずに残った1人が勝ち抜け。1ラウンド終了したら残りの挑戦者で新たなラウンドが開始され、敗者1人が決定するまで繰り返される。
封鎖されると勝ち抜け者が出るまで休みとなるため、知力より駆け引きが重要な鍵を握るが、当然のように前評判が高かった2人が全員に狙い撃ちされ封鎖され続けた。逆に言えば実力評価の低い人は最後まで指名されずに、最終的に漁夫の利の形で勝つこともできた。

[編集] その他の早押しクイズ

他のいずれのタイプにも分類されないルールを持っていた早押しクイズ。

熱湯早押しクイズ
第4回イエローストーン(第6CP)で行われた。早押しハットの代わりに、ボタンを押すと解答席の後ろから熱湯が噴き出す仕組みとなっていた。クイズ会場周辺の間欠泉が20m以上吹き上がっている間は「ラッキータイム」として1問正解すると2ポイントを獲得することができる。誤答時はマイナス1ポイント(ラッキータイム中も同様)。
ゴーストうらめし早押しクイズ
第6回バーストー(第5CP)・キャリコのゴーストタウンで行われた。挑戦者は11人だが、早押し機は10台で、残りの1人は解答権の無い「ゴースト席」に座らされる。まず最初に挑戦者は11本のビデオテープの中から1本を選び、再生した結果、徳光のお化けが出た者1人がゴースト席へ座り、残りの10人(福留のお化けが出るテープを選んだ者)が早押し席に座る。早押しクイズは2ポイント勝ち抜け。誤答した場合は、ポイントが0になったうえ、ゴースト席の者と入れ替わることになる。早押し席の者が誰も答えられなかった場合はゴースト席の人に解答権が移り、正解した場合は早押し席にいる誰か一人を指名して交代することができ、交代させられた人の持ち点は0に戻る。第7回ジャスパー「氷河イス取り早押しクイズ」(体力クイズ参照)もこれと類似したルールであった。
ニュージャージー封鎖クイズ
第11回の準決勝ニュージャージー(第13CP)で行われた。第1回クイズ王の松尾清三が登場。名乗り出た挑戦者から順に、4つの問題封筒の中から1つを選択し、対決席で松尾との1対1の対決早押しクイズに挑戦する(3ポイント先取)。勝てば無条件で決勝進出[13]。結果、4人のうち3人が対決クイズで勝利し、これによって全大会で唯一の3人での決勝戦が実現した。対決に敗北した1人はそのまま敗者となった。また、このクイズの放送直前には、第1回や第7回の決勝戦直前同様、残った挑戦者たちが日本に電話しているところが放送された。
バック・トゥ・ザ・フューチャークイズ
第14回レイクミシガン(第12CP、準々決勝)で行われた。まず最初のクイズ会場(ミシガン湖の湖岸)で「午前10時」から5人で早押しクイズを実施(4人通過)。その後すぐさま、勝者・敗者ともに時間変更線をまたいで2つめのクイズ会場へ移動し、再び「午前10時」から5人で早押しクイズ(バック・トゥ・ザ・フューチャークイズ PART2)を実施した。2つのクイズ会場の間には1時間の時差があり、クイズは問題文は異なるが、問題の正解の並び順が同一であった。また、クイズ会場周辺の演出(郵便局員の登場、ビーチバレーをする女性)も共通しており、あたかも時間が戻ったかのような演出がなされていた。終了後、1回目の敗者と2回目の敗者との敗者決定戦「二重音声クイズ」によって真の敗者が決められた。
レイクミシガンの項も参照。
クイズ完璧主義
"今世紀最後" レイクパウエル(第5CP)で行われた。まず全体で一問一答の早押しクイズ。正解すると、その問題の答えに関連した問題がその挑戦者のみに対して3問連続で出題される。この3問を全問正解すれば勝ち抜け。1問でも間違えると1回休みとなり、全体の早押しクイズに戻る。

[編集] その他のクイズ形式

ここでは、他の節で取り上げていないクイズ形式を挙げる。

カルタクイズ
第2回サイパン(第2CP)の敗者復活戦で行われた。数値で答える問題が出題され、挑戦者はカルタの要領で、正解の数字が書かれたカードを取る。正解のカードを最も早く取った者が1ポイント獲得。1ポイントで復活、お手つきはマイナスポイント(顔にシールが貼られる)で、-2ポイントになると失格。後に第7回-第9回でも同様のクイズがグァムの敗者復活戦で行われているが、こちらはどろんこクイズの泥プールで行われ、誤答ペナルティは無し。また第8回ではカードではなくボールを取る方式だった。また第9回は数字に関するクイズではなく、泥の成分を当てる三択クイズだった。
記憶力クイズ
第2回ハワイ(第3CP)で行われた。挑戦者はまずステージで行われるハワイアンショーを一定時間観る。ショー終了後、そのショーに関連した問題が出題され、スケッチブックに答えを示す。問題は「浴衣を着ていた子供の帯の色は?」「ダンサーが最初にたいまつを投げたのはどちらの手?」「登場したダンサーは全部で何人?」など。3ポイントで勝ち抜け。勝ち抜け人数は20人中10人(最後は同点決勝が行われた)。
国際電話連想クイズ
第2回シカゴ(第8CP)で行われ、第11回マイアミと第16回サンタフェの敗者復活戦でも採用された(第11回では「早起き連想クイズ」)。挑戦者は1人ずつ、日本にいる親類・親戚・友人などに国際電話をかけてクイズを開始。挑戦者は与えられたキーワードについてのヒントを電話の相手に伝え(キーワードそのものを喋ってはいけない)、相手がそのキーワードを答えられたら1ポイント獲得。90秒経ったところでクイズは終了。獲得したポイントが最も少ない挑戦者が失格となる。
熱気球ダウンアップクイズ
第2回の準決勝ボストン(第10CP)で行われた。挑戦者は熱気球に乗り、12メートル上空まで上がった時点でクイズ開始。形式は○×クイズで、気球のゴンドラから○・×の垂れ幕を表示して解答する。熱気球の音で問題が聞こえないことを危惧し、トランシーバーと問題が書かれた箱を挑戦者のいるゴンドラまで上げるという手の込みようであった。正解の場合は4メートル下降、不正解の場合は4メートル上昇し、最終的に地面まで降りれば(=+3ポイント)決勝進出となり、24メートルまで上昇する(=-3ポイント)と失格となる。1人が決勝進出を決めた後、リーチをかけていた2人が共に正解して同時に地面まで降りてきたため、同点決勝が行われた。
『ウルトラクイズ伝説』によると、収録を開始しようとする時に風が強くなり、風が収まるまでかなりの時間を要したという。また、熱気球のロープがカメラマンの足に絡まり、カメラマンが宙に浮いたというエピソードが残っている。
クレーン宙吊りドボンクイズ
第5回ハワイ(第3CP)で行われた。○×どろんこクイズと同様、一問の○×クイズで勝敗が決まるが、出題方法がユニークな形式である。挑戦者はペアになり、1人が出題者、もう1人が解答者。出題者は数種類のジャンルの中から問題の封筒を選択し、その封筒に入っている問題を読んで解答者に出題。出題後、解答者はクレーンで宙吊りになり、上部にある○か×のパネルを取って解答する。正解ならゆっくりと陸上に下ろされ勝ち抜けだが、不正解だとそのまま急降下して着水、失格となる。
ケンタッキーダービークイズ
第6回ルイビル(第9CP、準々決勝)で行われた。第1コーナーから第4コーナーまでの4種類のクイズで競う。
  • 第1コーナー クイズ ショックタイム! - 1から7まで番号の書かれた封筒を選び、5問連続して出題される二択問題に答える。
  • 第2コーナー 馬上○×クイズ! - レース場で馬の上に跨り、○か×のどちらかのゾーンに移動する。
  • 第3コーナー ケンタッキーの人100人に聞きますクイズ - 地元のアメリカ人100人に対する三択アンケートクイズ
  • 第4コーナー 追い込み!! 早押しクイズ! - 誤答時はマイナスポイント。
全てで合計10ポイント(ただし、問題集の中では12ポイント勝ち抜けと書かれている)獲得すれば勝ち抜け。6人中4人が勝ち抜け、その後敗れた2人で敗者復活戦「ニワトリ追っかけバラマキクイズ」が行われた。
つな引きクイズ(第7回・第8回)
第7回と第8回のハワイ(第3CP)で行われた。挑戦者全体が2つのチームに分かれて綱引きを行う。並び順は、第7回「早起きつな引きクイズ」では早起きしてクイズ会場に早く到着した順、第8回「朝めし早食いつな引きクイズ」では朝食を早く食べ終わった順。問題が読み上げられた後、綱引き開始。ただし、解答権は勝ったチームの先頭の人にのみ与えられる。もし読まれた問題に自信が無ければ、先頭の人は裏切って相手チームの方向に引っ張る(相手に解答権を押し付ける)ことができる。クイズに正解すれば勝ち抜けて綱引きから解放、誤答の場合は列の最後尾に回る。第7回では前列の6人対6人(それ以降は2軍で待機状態)だったが、第8回では全員参加だったため勝ち抜け者が出たチームが不利になった。
ドーバー横断○×クイズ
第9回の準決勝(第16CP)で行われた。第15CP・ドーバーでの「おかしなおかしなゲストクイズ」に勝ち抜けた者は、飛行場に用意された○×問題に答える。決勝地のパリに向かう飛行機は○機と×機の2機が用意されており、正解と思ったほうの飛行機に乗る。ただし各飛行機の定員は2人のため、片方が満席になった場合、後に勝ち抜けた人は飛行機を選ぶことができない。ゲストクイズで勝ち抜けた4人全員が飛行機に乗ると離陸。ドーバー海峡を横断後フランス領の海岸上空付近で正解発表が行われた(正解は畑に書かれていた)。正解の×機に乗った2人は決勝進出、不正解の○機に乗った2人は失格となった。ゲストクイズで先に勝ち抜けた2人で○機が満席になったため、結果的に救われた挑戦者もいた。
恐怖のピラミッドかけのぼり数字クイズ
第11回、メキシコのチチェンイツァ(第9CP)、古代マヤ文明の遺跡の一つであるピラミッド神殿(エル・カスティーヨ)の階段を使ってクイズが行われた。階段の手前の位置からクイズ開始。問題は全て答えが数値であり、挑戦者は正解と思われる2桁の数値をパネルで示す。正解すれば示した数値分だけ階段を登り、不正解の場合は示した数値分だけ階段を降りる[14]。もし答えが分からない場合は数字を示さないか、00と示せば降りなくてすむ。最上段の92段まで登れば勝ち抜け。
爆走 エアーボートカルタクイズ
第11回マイアミ(第11CP)・エバーグレーズの広大な湿原で行われた。挑戦者は各自エアーボート(画像参照)に乗ってクイズに挑戦(運転手が同伴)[15]。問題が出題されたら、エアーボートで1km先まで行き、その問題の答えの頭文字となる文字が書かれたカードを拾ってスタート地点に戻り、クイズに解答する。拾うカードは正解そのものの単語の頭文字でなくても、別の言い方(外来語など)や形容詞句をつけた言い回しの頭文字でも可(例:正解が「切手」の場合は「き」の他、「スタンプ」の「す」や「郵便局で売っている切手」の「ゆ」でも可)。1問につき先着最大3人の正解者に1ポイントが与えられ、3ポイントで勝ち抜け。6人中2人が敗者となり、その後敗者復活戦(早起き連想クイズ)が行われた。
アラスカ鉄道クイズ
第12回フェアバンクスからアンカレッジにかけてのアラスカ鉄道で行われた(第4CP)。起点から終点までの12時間の間に多数のクイズが出題された。「勝ち抜けクイズ」に勝てば、終点のアンカレッジまでクイズは免除。一方「置き去りクイズ」に敗れた場合はその場で失格(置き去り)。勝ち抜けにも置き去りにもならない挑戦者は「宙ぶらりん」と呼ばれ、クイズが出題され続ける。敗者は3人。
  1. 車内で勝ち抜けクイズとして、アラスカ鉄道に関しての三択クイズ。2問正解した3人が一気に勝ち抜け。3人とも女性だった。
  2. ニナーナ駅に降りて置き去りクイズ「突撃取材クイズ」を行った。各挑戦者にスケッチブックが渡され、駅前にある物体が何のためのものかについて現地の人に絵を描いてもらい、その絵から推理し、福留のところへ行き口頭で解答。ここで最後に残った者が最初の敗者。ここでの敗者は、第8回で準決勝まで進出した男性だった。
  3. 車内で勝ち抜けクイズ「空席待ちクイズ」を行い8人が勝ち抜け。
  4. 勝ち抜けなかった6人は途中で降りて置き去りクイズ「時間ですよ! 早押しクイズ」を行った。ここでも最後に残った1人が置き去りのルールであったが、早押しクイズ中に出発の時間が来て2人が置き去り状態になり、小倉淳がヘリコプターで救助に現れクイズを出題。ここでは手旗を使用。勝った1人が列車に戻り、負けた者が2人目の敗者。
  5. 最後にアンカレッジに移動中の車内で勝ち抜け&置き去り早押しクイズを行い、4人が勝ち抜け。残った1人が最後の敗者。
勝利への脱シュートクイズ
第12回サンパウロ(第9CP)、パルメイラスのホームスタジアムであるパレストル球技場で行われた。サッカーの要素を採り入れたクイズである。挑戦者は男性はサッカーゴールから14メートル、女性は11メートル離れた地点から、それぞれが割り当てられた色のサッカーボールを蹴ってゴールを狙う。問題文が読み終えられた後、笛の音を合図にボールを蹴り、一番先にゴールの中に入った挑戦者が解答権を得る。ゴールキーパーは笛が鳴るまでは背を向けて挑戦者を事前に確認することができず、複数の挑戦者が一斉に蹴るボールを器用にはじかなければならなかった。誤答時はゴールキーパーによりボールが蹴られ(又は投げられ)、そのボールを取りに行かなくてはならない。2ポイントで勝ち抜け。
ゴールキーパーは初めに蹴られた球を優先的に弾いていた傾向があり、あとから蹴った挑戦者が隙を突いてゴールする場面がたびたび見受けられた。クイズの答えを知っていてもゴールキーパーとの1対1の勝負では必ずしも有利とは限らない。その点でクイズに強い人が優先的に勝ち抜けるとは限らない形式であった。皮肉にもこのクイズの敗者はサッカー通の男性であった。罰ゲームはPK特訓だった。
サイキックイズ
第13回シドニー(第7CP)の敗者復活戦。インスピレーションクイズで特別ゲストとして登場したMr.マリックによって行われた。まずはモノレール内で、敗者となった3人に対してマリックが記憶術を伝授。そしてモノレールの駅でクイズ開始。挑戦者は、15人のオーストラリア人各々が持つキーワードを暗記。その後リレークイズ方式で、指定された番号に対応するキーワードを解答していく。間違えた者はただちに失格となり、最後まで残った1人(この回の準優勝者)が敗者復活となった。この後、復活者はマリックから暗記したものを忘れる方法を教わったが、敗者2人はそれを教えられることなく、「このクイズで暗記したキーワードを忘れられなくなる、一生消えない」こと自体が罰ゲームとなった(数字を見るたびにキーワードを思い出すはめになった)。

[編集] 本編以外で行われたクイズ

本番組では時々おまけ的な要素として、勝敗に無関係な場面でのクイズも行われた。

  • 第9回 : 「ドーバー横断○×クイズ」で誤答機に乗った敗者2人に対して、「3位決定戦」と称した800問の三択ペーパークイズが行われた。しかし、あくまで罰ゲームであるため、採点は行われず放置された。
  • 第11回 : 敗者復活戦「名古屋縦断ミニトラクイズ」の第1CPとして、バスの中で三択クイズが行われたが、「時間の関係で全員通過」となった。その後、第3CP「ハワイ」、第4CP「ロスアンゼルス」も「全員通過」(どちらも同名の喫茶店の前をバスで通過)という演出が行われた。
  • 第11回 : ハワイで敗退した4人に対し、罰ゲームとして、空き缶の束を引きずりながらのマラソンクイズが行われた。クイズは、日本人の新婚夫婦に関する問題であった。
  • 第13回 : 準決勝ボルティモアで敗退した2人に対して、「3位決定戦兼罰ゲーム」としてリレークイズが行われた。敗者2人は大きな袋を首に掛け、早押しで解答権を得た方から、州の数が15だった時のアメリカの州を順次解答していく。解答できなかった場合はその都度、袋の中に煉瓦が入れられ、先に立てなくなった方が負け(4位)。3位の挑戦者にはアメリカ50州のジグソーパズルが贈呈されたが、「ニューヨークへ行けなかった」という意味でニューヨーク州のピースのみ没収された。
  • 第14回 : レイクミシガンでのクイズの前に、当時トミーから発売されていたウルトラクイズの玩具を使用して早押しクイズが行われた。これは実は「敗者予想クイズ」で、敗れた挑戦者1人は「予想敗者」となった。この挑戦者は本番のレイクミシガンで本当に敗退した。
  • 第14回 : 準決勝キティホークで敗退した2人に対して、3位決定戦として三択クイズが出題された。3位の挑戦者には清掃道具一式が贈呈された。そして、罰ゲームとして、アメリカ大陸横断に用いたバスを2人で掃除することに。
  • 第15回 : 第二次予選のジャンケンで敗れた挑戦者に対し、成田空港送迎デッキにて渡辺正行が2択クイズを出題。これは「敗者本音絶叫クイズ」と称され、敗者全員で2択クイズの答えを勝者の飛行機に向かってシュプレヒコールとして叫ぶというものだった。
  • 第16回 : 準決勝フィラデルフィアで敗退した2人の罰ゲームとして、「クイズ馬車」が行われた。2人の敗者のうち1人が出題者、もう1人が解答者となる。問題はすべて答えが数値となっており、解答者がクイズに正解した場合は出題者と解答者が交代、不正解の場合は解答者が正解の数値と同じ歩数分だけ出題者を乗せた馬車を引く。

[編集] 嘘問について

設問自体が間違っているいわゆる「嘘問」は、一問で運命が決まる本番組では特に出題しないように気が配られ、同じ問題が3度にわたり入念に点検された。この作業はあとどり(裏取り)と呼ばれる。問題制作を担当したトマホークの萩原津年武社長は、その結果設問には「一度も誤りがなかった」と自慢している[16]

しかし、実際には稀にだが、嘘問が出されたことがある。

  • 第4回「日本では、太陽が頭の真上に来ることはない 」 - ○が正解とされた。太陽が真上に来るのは南北の回帰線の間なのだが、沖ノ鳥島は北回帰線の南にあるため、頭の真上に来ることがある。よって正解は×。
  • ゾウの鼻には骨はない 」 - 正解が○という判定に対して、失格になった動物の専門家が「鼻の付け根の部分に骨のようなものがある」と抗議し、訴訟騒ぎになりかけたという。
  • 第9回「君が代の歌には2番がある 」 - 本番組では×とされたが、その後『平成あっぱれテレビ』で本番組の過去問をそのまま使ってクイズ大会を行った際に、正解が○になっていた。

上記の問題についてはそのまま放映されたが、嘘問が判明した場合、大抵は番組ではカットされるか、アフレコで問題文を入れ替えて放映していたという。また、回答の判定はウルトラクイズ審査委員会がその場で行い、その場で設問の誤りがわからなければ、後で誤りがわかっても訂正は受け付けないようにしていたという[17]

[編集] 脚注

  1. ^ 実際には虫歯のない人が多数いたため、○×クイズで卵で割る人を絞っていた。
  2. ^ 実際にはその後、第8回と同様の金庫を使った敗者復活戦が行われ、ここで10人が復活した。(第6回クイズ王のウェブサイト「クイズの部屋」より。ただし別の挑戦者のウェブサイトには、金庫開けでの復活者は「4人」と書かれている。)
  3. ^ 実際には、金庫を使った敗者復活戦の前に、早押しで「アメリカ横断ウルトラクイズを反対から読むと何?」という問題が出題され(後ろの横断幕を見ても可)、答えた1人が復活した(第8回挑戦者のウェブサイトより)。合計4人復活。
  4. ^ 放送では触れていないが、夜だったため結果発表は空港の建物内で行われた。
  5. ^ 回によっては、「突撃○×ドロンコクイズ」と表記された。また第4回は、「グアム○×どろんこクイズ」というタイトルだった。
  6. ^ a b c 北川宣浩『クイズ王の本』 インターネット版
  7. ^ a b 福留功男著「私情最大!アメリカ横断ウルトラクイズ」
  8. ^ 第8回挑戦者のウェブサイトより
  9. ^ スタジオのルート紹介では、このCPは「ロスアンジェルス」と紹介されていた。
  10. ^ a b 長戸勇人著『クイズは創造力』
  11. ^ 第6回クイズ王のウェブサイトの「クイズの部屋」参照
  12. ^ 「通過席」ではなく「お立ち台」と呼んでいた回もあった。
  13. ^ 仮にもし松尾に勝利した挑戦者が0人または1人だった場合は、対決クイズで獲得したポイントを持った状態で通常の早押しクイズを行い、3ポイント獲得で決勝進出、そして決勝進出者が2人決まった時点で終了というルールであったという。(ハウエバー稲川のパチンコ島通信(第11代クイズ王によるブログ)より)
  14. ^ 階段を降りられない(マイナスになる)場合は、地上まで降りてペナルティボックスに入れられ1回休みというルールであった。放送上では、第1問で誤答した挑戦者も普通に次の問題に解答していたように見えたが、実際には第2問が誰も数字を示さなかったためカットされた。このためこのペナルティは放送では触れられなかった。(ハウエバー稲川のパチンコ島通信(第11代クイズ王によるブログ)より)
  15. ^ 実際は本クイズの前に、ウルトラクイズに関するカルタ取りが行われ、勝ち抜けた挑戦者から順に搭乗するボートを自分で選んでいた。しかしクイズ中に挑戦者のボート1台が故障するハプニングが発生し、急遽スタッフの使用していたボートで代用する事態となった。(ハウエバー稲川のパチンコ島通信(第11代クイズ王によるブログ)より)
  16. ^ 『テレビ番組の40年』
  17. ^ 北川宣浩 TVクイズまる金必勝マニュアル-アメリカ横断ウルトラクイズ

[編集] 関連項目


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