リノ (ネバダ州)
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リノ (Reno) は、アメリカ合衆国ネバダ州北西部に位置する商業、観光都市。人口は198,300人(2004年)で州内の規模はラスベガスに次ぐ。また、ラスベガスと共にカジノ・シティとしても名高い。
街の愛称は、“The Biggest Little City In The World”(世界で一番大きい小都市)である。
市名は南北戦争で戦死した英雄ジェシー・リー・リノ (Jesse Lee Reno、1823年 - 1862年) に因む。一攫千金のためカリフォルニアを目指した者らが1858年に定住。翌年には近辺で金や銀が採鉱され大いに潤った。1868年にはセントラル・パシフィック鉄道の開通により、拠点都市として発展した。
しかし、都市が本格的に発展を遂げたのは、ラスベガス同様、カジノの解禁とコロラド川の電源開発である(ラスベガスを参照)。今日では州内ではラスベガスに次ぐカジノのメッカとして知られ、市街地も年々発展してきており、ダウンタウンには人口規模に反した華やかなネオン街が顔を覗かせる。しかし、前者が砂漠地帯なのに対し、リノは山岳地帯の盆地に位置するため、都市としての広がりは見られない。反面、周辺に広がるシエラネバダ山脈の観光拠点としても発展を見せている。
また、ネバダ大学があり、学術都市としての一面も見せている。
毎年9月には、飛行機によるレース、リノ・エアレースが行われることでも知られている。 現在、2018年冬季オリンピック開催地に立候補する意向を示している。
[編集] 交通
この都市はリノ・タホ国際空港によってサービスされている。
サンフランシスコより、インターステイト80号を4~5時間ほど東に走行してシエラネバダ山脈を越えると、リノ市に到達する。途中の風景は絶景である。