第24回全国中等学校優勝野球大会
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| 出場校 | 22校 |
| 参加校数 | 633校 |
| 優勝 | 平安中学校（初） |
| 試合数 | 21試合 |
| 選手宣誓 | 掛川中・村松幸雄主将 |
| 本塁打数 | 0本 |
第24回全国中等学校優勝野球大会は1938年（昭和13年）8月13日から21日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で実施された全国中等学校優勝野球大会である。
開会式の8月13日は上海事変1周年であり、甲子園球場内は「堅忍持久」「心身鍛錬」等の文字が踊り、愛国行進曲を歌い、進軍ラッパで大会開始となるなど戦時一色であった。
目次 |
[編集] 出場校
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[編集] 試合結果
[編集] 1回戦
- 平安中 6x - 5 海草中
- 大分商 4 - 0 台北一中（大分商・浦野がノーヒットノーラン達成）
- 高崎商 3 - 1 北海中
- 坂出商 2 - 0 掛川中
- 下関商 7 - 1 日大三中
- 仁川商 3 - 2 天津商
[編集] 2回戦
- 平安中 4 - 0 大分商
- 浅野中 5 - 3 敦賀商
- 高崎商 5 - 0 坂出商
- 京阪商 2 - 1 福岡工
- 岐阜商 5 - 0 松本商
- 下関商 6 - 1 仁川商
- 甲陽中 10 - 0 山形中
- 鳥取一中 3 - 0 青森師範
[編集] 準々決勝
- 平安中 1 - 0 浅野中
- 高崎商 11 - 4 京阪商
- 岐阜商 5 - 0 下関商
- 甲陽中 3 - 0 鳥取一中
[編集] 準決勝
- 平安中 7 - 2 高崎商
- 岐阜商 3 - 1 甲陽中
[編集] 決勝
- 平安中 2x - 1 岐阜商
（岐）大島-加藤三、（平）天川-上村
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
| 岐阜商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
| 平安中 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2x | 2 |
[審判]（球）伊丹（塁）三谷・藤田・伊達
2年前の決勝と同じ顔合わせであり、そのときは岐阜商が圧勝している。平安中天川、岐阜商大島の両投手のすばらしい投手戦となったが、岐阜商は9回表一死一、二塁から5番西松が鮮やかに右前に適時打を放ち均衡を破った。このまま再び岐阜商に勝運が向いたかと思われたが、平安中は一死一、二塁から三盗、続いて二盗を成功させ、8番木村実が前進守備の遊撃手の頭を越す適時打で同点とした。二死後、1番保井の当たりは二塁手の後ろにポトリと落ちて平安中のサヨナラ勝ち。平安中は見事2年前の雪辱を果たした。
[編集] 大会本塁打
なし
[編集] 主な出場選手
- 吉水幸夫（松本商-黒鷲軍（大和軍））
- 手塚明治（松本商-明治大-小口製作所-巨人-大洋）
- 増山桂一郎（敦賀商-慶應大-大塚産業-大映-日本石油監督）
- 村松幸雄（掛川中-名古屋軍）
- 天野竹一（掛川中-名古屋軍）
- 大島信雄（岐阜商-慶應大-大塚産業-松竹-名古屋）
- 野村清（岐阜商-明治大-全京城-毎日-高橋）
- 国枝利通（岐阜商-明治大-大日本土木-中日）
- 木村進一（平安中-立命館大-名古屋軍-平安高校監督）
- 保井浩一（平安中-立命館大-満州電電-京都大丸-平安高校監督-東急-東映監督）
- 天川清三郎（平安中-南海）
- 古家武夫（平安中-立命館大-巨人）
- 金田正泰（平安中-阪神）
- 深尾文彦（京阪商-南海）
- 宮口美吉（京阪商-南海）
- 別当薫（甲陽中-慶應大-全大阪-阪神-毎日）
- 森下重好（甲陽中-法政大-パシフィック（太陽）-近鉄）
- 小前博文（甲陽中-法政大-ゴールドスター（金星）-阪急-広島）
- 大崎憲司（福岡工-西日本鉄道-西鉄-南海）
- 上野義秋（福岡工-名古屋金鯱軍-西鉄-広島）
