毛利元就 誓いの三矢
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毛利元就 誓いの三矢(もうりもとなり・ちかいのさんや)はコーエーから発売された1997年5月23日にWindows版が発売されたコンピュータゲームのシミュレーションRPGで、「英傑伝シリーズ」の第3作である。当時放送されていたNHK大河ドラマ『毛利元就』に合わせて発売され、中国地方の覇者である戦国大名毛利家の発展を描いている。
目次 |
[編集] 発売日
- Microsoft Windows版(1997年5月23日発売)
- セガサターン版(1997年10月2日発売)
- プレイステーション版(1998年2月26日発売)
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 主な登場人物
- 詳細は、それぞれの人物の記事を参照のこと。
[編集] 毛利家
- 毛利元就(もうり もとなり)
- 毛利弘元の次男。兄の興元の嫡男、幸松丸の死後毛利家の家督を継ぐ、主人公。
- 毛利隆元(もうり たかもと)
- 元就の嫡男。尼子攻めの為月山富田城に向かう途中に尼子の忍びの手にかかり死去。
- 毛利輝元(もうり てるもと)
- 元就の嫡孫。元就の死後毛利家の家督を継ぐ。小早川隆景等の重臣に決断を依存していたため決断力に欠ける。
- 杉の方(すぎのかた)
- 毛利弘元の側室。毛利元就の母が5歳の時他界したため母代わりとなり元就を支え、遺言として百万一心の言葉を残す。
- おかた
- 毛利元就の妻。吉川国経の子。毛利隆元、吉川元春、小早川隆景の母。
- 毛利弘元(もうり ひろもと)
- 元就の父。元就が10歳のときに亡くなる。
- 毛利興元(もうり おきもと)
- 弘元の嫡男、元就の兄。酒の害により亡くなる。
- 毛利幸松丸(もうり こうまつまる)
- 興元の嫡男。7才の若さで病死する。
- 相合元綱(あいおう もとつな)
- 元就の弟。尼子家の策略により毛利家当主の座を元就と争う。武勇に優れる。
- 相合の方(あいおうのかた)
- 元綱の母。息子を毛利家の当主にしようと企む。
[編集] 主な毛利家家臣
- 福原広俊(ふくはら ひろとし)
- 毛利家家臣。毛利元就の母方の祖父でもある。元就に安芸統一の夢を託し死去。(騎馬兵)
- 志道広良(しじ ひろよし)
- 毛利家家臣。家老として元就を支える。厳島合戦後に引退。その後「君は船・臣は水」の遺訓を残し死去。(軍目付)
- 口羽通良(くちば みちよし)
- 毛利家家臣。志道広良の弟。毛利家に忍者の世鬼政清を加える。(弓騎兵)
- 桂広澄(かつら ひろずみ)
- 毛利家家臣。坂広秀・渡辺勝と共に相合元綱を毛利家当主にしようとする。(弓騎兵)
- 桂元澄(かつら もとずみ)
- 毛利家家臣。毛利元就の弟・相合元綱が謀反を起こした際に父、桂広澄に従い元綱に付いたが元就の説得により家臣となる。以後厳島合戦の際には陶晴賢に向けて偽の書状を送るなどして活躍する。(弓兵)
- 児玉就忠(こだま なりだだ)
- 毛利家家臣。元就の初陣から参戦し、勇猛果敢な戦いぶりで活躍する。(騎馬兵)
- 飯田義武(いいだ よしたけ)
- 毛利家家臣。槍隊を率いて活躍する。(槍兵)
- 国司元相(くにし もとすけ)
- 毛利家家臣。弓兵隊を率いる。(弓兵)
- 坂広秀(さか ひろひで)
- 毛利家家臣。相合元綱を毛利家当主にしようとする。(弓兵)
- 渡辺勝(わたなべ すぐる)
- 毛利家家臣。坂広秀・桂広澄と共に相合元綱を毛利家当主に推す。(騎馬兵)
- 村上武吉(むらかみ たけよし)
- 村上水軍の頭。初めから紅切を持っているため全海賊中トップレベルの攻撃力を誇る。(海賊)
[編集] 吉川家
- 吉川元春(きっかわ もとはる)
- 元就の次男。吉川興経が家臣から当主の座を追われたのち吉川家に養子に入る。以後毛利家の主力として活躍する。
- 吉川広家(きっかわ ひろいえ)
- 元春の三男。
- 吉川元経(きっかわ もとつね)
- 小田信忠(おだ おぶただ)
- 有田城主。武田元繋に攻められ毛利に援軍を要請する。
[編集] 小早川家
- 小早川隆景(こばやかわ たかかげ)
- 元就の三男。小早川家に養子に入り乃美宗勝率いる小早川水軍を統括する。
- 小早川正平(こばやかわ まさひら)
- 沼田小早川家当主。月山富田城の戦いの退却の際、しんがりを引き受け討ち死にする。
[編集] 同盟を結んでいた武将
- 河野通直(こうの みちなお)
[編集] 主な敵の武将
[編集] 安芸武田家
[編集] 大内家
- 大内義興(おおうち よしおき)
- 大内家当主。中国地方西部の有力守護大名。
- 大内義隆(おおうち よしたか)
- 大内家当主。中国地方西部の有力大名。元就の嫡男隆元を人質に毛利家を傘下に加えていた。父大内義興が築いた勢力をさらに広げるも、家臣陶晴賢の謀反に倒れる。
- 陶晴賢(すえ はるかた)
- 大内家家臣。主君大内義隆に謀反を起こしたのち、厳島で元就と戦う。
- 天野興定(あまの おきさだ)
- 安芸の国人。米山城主。鏡山城の援軍に向かう。
- 蔵田房信(くらた ふさのぶ)
- 大内家家臣。鏡山城城主。
- 蔵田直信(くらた なおのぶ)
- 大内家家臣。鏡山城を守っていたが元就の謀略により寝返る。蔵田房信のおじに当たる。史実では裏切った後、尼子経久に殺される。
[編集] 大友家
[編集] 尼子家
- 尼子経久(あまご つねひさ)
- 山陰の戦国大名。11ヶ国の太守(石見・出雲・伯耆・美作・備前・備中・備後・安芸・播磨・隠岐・因幡)と呼ばれた。
- 尼子晴久(あまご はるひさ)
- 尼子家当主。中国地方東部の有力大名。父尼子政久が戦死した為、祖父尼子経久から家督を譲られる。大内家と対立する中、勢力を伸ばす元就を敵視する。元就の策謀により、尼子家を支えていた新宮党を討ち、尼子家を衰退させる。
- 山中鹿之介(やまなか しかのすけ)
- 尼子家家臣。尼子家再興の為に何度も毛利家と戦う。鹿之介亡き後も毛利家は後に鹿之介の子供と関ヶ原で戦う。
- 尼子勝久(あまご かつひさ)
- 尼子家再興の為、鹿之介と共に毛利と戦う。
[編集] 織田家
- 織田信長(おだ のぶなが)
- 織田家当主。尾張の一大名から天下統一を目指し、畿内を平定したのち、中国地方への進出を企てる。
- 羽柴秀吉(はしば ひでよし)
- 織田家家臣。足軽の息子から織田家の重臣にのし上がる。使者として毛利家に訪れた際に元就と対面する。信長の命で山中鹿之介を支援するも、形勢不利とみて撤退する。史実ではのちの豊臣秀吉。
- 明智光秀(あけち みつひで)
- 織田家家臣。織田家の重臣として信長に重用されていたが、逆心を抱き、徳川家康にそそのかされ本能寺の変を起こす。
- 斎藤利三(さいとう としみつ)
- 明智光秀家臣。坂本城で輝元から降伏を勧められるも主君に忠義を通して毛利家と戦う。
[編集] 徳川家
[編集] ストーリー
史実では毛利家は織田家と和睦し、後に豊臣家に臣従するのだが、本作では本能寺の変後、毛利家が羽柴秀吉、明智光秀、徳川家康に勝利する架空の展開となる。
- 第一話
- 若鷲の初陣―有田城の戦い
- 第二話
- 花一輪―鏡山城攻略戦
- 第三話
- 兄と弟―船山城の戦い
- 第四話
- 訣別の時―銀山城の戦い
- 第五話
- 盟主の条件―安芸平定戦
- 第六話
- 出雲の虎―吉田郡山城の戦い
- 第七話
- 愚かな行軍―出雲退却戦
- 第八話
- 百万一心―備後迎撃戦
- 第九話
- 三矢の訓え―神辺城攻略戦
- 第十話
- 叛将陶晴賢―安芸備後平定戦
- 第十一話
- 謀略―安芸西進戦
- 第十二話
- 奇襲! 厳島―厳島合戦
- 第十三話
- 傀儡大名―防長進撃戦
- 第十四話
- 豊後の梟雄大友宗麟―門司城争奪戦
- 第十五話
- 尾張の風雲児―石見銀山の戦い
- 第十六話
- 隆元死す―白鹿城攻略戦
- 第十七話
- 富田落城―富田城攻略戦
- 第十八話
- 伊予援軍―大洲城の戦い
- 第十九話
- 挟み撃ち―筑前攻略戦
- 第二十話
- 尼子再興の夢―布部山の戦い
- 第二十一話
- 誓いの三矢―備前攻略戦
- 第二十二話
- 新たな敵―木津川口の戦い
- 第二十三話
- 鹿之介の最後―上月城の戦い
- 第二十四話
- 湖上の忠義―羽柴軍追撃戦
- 第二十五話(1)
- 赤き琵琶湖―畿内進撃戦
- 第二十五話(2)
- 赤き琵琶湖―安土城の戦い
- 第二十六話
- 京の怨霊―濃尾平定戦
- 最終話(1)
- 決戦―関ヶ原の戦い
- 最終話(2)
- 決戦―岐阜城の戦い
[編集] ムービー
ストーリーの要所要所ではムービーが流れる。
- 毛利元就の父・弘元死去・1506年から1517年の中国地方の状況
- 毛利元就の妻・おかたの嫁入り
- 三本の矢の訓示
- 厳島合戦に村上水軍参戦
- 山中鹿之介・「我に七難八苦を与えたまえ」と誓う
- 毛利元就・尼子を滅ぼし中国統一
- 毛利元就死去
- 備中高松城城主・清水宗治切腹
[編集] 外部リンク
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作品 | 英傑伝 - 孔明伝 - 毛利元就 - 織田信長伝 - 曹操伝 |
関連項目 | リコエイションゲーム |