THEわれめDEポン
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THEわれめDEポン(ザ・われめデポン)は、1995年12月30日からフジテレビで放送されている麻雀バラエティ番組である。
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[編集] 番組概要
放送開始当初は、収録で隔週放送されていたが、生放送をしたところ好評を得たことから不定期で深夜に生放送することとなった。基本的には深夜のためローカル放送扱いだが、一部の系列局でも同時放送されている(北海道文化放送など)。現在の正式名称は、芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめDEポン 生スペシャル(通称:われポン)である。ゲストは腕に覚えのある芸能人で構成されている。 これまでに65回放送されている。
また、不定期と言ってもゴールデンウィークや年末年始、祝日、日本テレビの24時間テレビの裏で放送することが多い。内容は芸能人が麻雀をし、優勝を目指すものである。番組の名の由来は、かつてビートたけしが主演していたバラエティ番組「笑ってポン!」のもじりであることと、割れ目ルール採用の過激なルールであるということの掛け合わせであると思われる。
司会はたけし軍団のガダルカナル・タカ(放送開始当初は森脇健児)。実況は野島卓アナが担当していたが、2004年9月からニューヨークへ転勤となったことから、2004年10月17日放送の第59弾から桜井堅一朗アナが務め、2007年1月1日の放送ではフジテレビよりフリーとなった山中秀樹アナが務めた。なお、2008年1月3日に放送された第65弾はニューヨークから帰国した野島アナが3年ぶりに復帰した。解説に麻将連合代表の井出洋介プロがいる。コンセプトが類似した番組として、テレビ朝日が元日の深夜に生放送している「熱闘!朝まで麻雀スタジアム」というものもがある(こちらは「われめ」と違いショーアップのための派手な得点ルールが施されている)が、2008年の「朝まで麻雀スタジアム」の放送は無い。
番組メインBGMは高橋幸宏作曲の「ファンキーMAHJANG」を編集したものである。使用されている「ファンキーMAHJANG」はオリジナルバージョンではなくライブバージョンであり、サディスティック・ミカ・バンドのアルバム「晴天」に収録されている(マージャンの正確なスペルはMAHJONGである。)。なお、レギュラー放送時代(森脇健児司会時)は、エンディングにVane For Road「Love Letter」(作詞・作曲:大江千里)が使用されていた。
[編集] 番組内で採用されている麻雀のルール
- 東風戦、クイタン・後付けアリのアリアリルール
- 25,000点持ちの30,000点返し。東四局終了時点で確定トップがいない場合は帰り東
- オカはトップ取りで順位ウマは無し
- ドラは常時2枚捲りの王牌16枚残し
- トビ有りでトビ罰符は10,000点(トビ罰符を加算した後に順位を出す)
- 得点は100点単位まで計算(番組内での合計点数は0.1P=100点である)
- 開門場所となった人物の和了に関する点棒授与は常に倍(ノーテン罰符及び積み棒は倍にならない。いわゆる割れ目ルール)
- 一本場300点、オープンリーチ有り、途中流局全部有り、テンパイ連荘(全員ノーテンは親連荘)
- オーラス親の和了りヤメ・テンパイヤメ有り。ダブロンは、頭跳ね
- 五本場から二翻縛り有り(確定二翻必要。七対子では上がれるが、リーチ一発や飜牌嶺上開花はダメ)
[編集] 番組の特徴
生放送のため、時間打ち切り有りで設定時間(放送時間終了の10分前から15分前に設定されていることが多い)を過ぎた時に行っていたゲームを最終ゲームとしている。大体、一度の放送では4ゲーム~7ゲームほど放送される。番組放送開始前から既に数ゲームほど消化しているケースが殆どであるが、過去に3回、1ゲーム目から完全中継されたことがあった。(第1、6、65弾の3回。午前0時台からの放送)それでもなお、最終ゲームが番組放送時間内に終了できず最終結果を放送できないことが多々ある。放送時間に収まらなかった場合を含め、最終結果(点数状況のみ)は番組WEBページで公表されるほか、雑誌「近代麻雀」(竹書房)では牌譜・解説付きで掲載される。
各回の優勝者には賞金100万円が贈られる。隔週放送時は、16人の芸能人によるトーナメントだった。かつては、優勝者以外はノーギャラであることを明言していたが、現在は不明。また、番組内で視聴者による優勝者予想が行われ、麻雀卓などのプレゼントがある。
過去に、出場者が5人以上などの要因で全ゲームが早く終了し、ハイライトシーンを振り返っても放送時間が余ったことがあった。この場合、解説の井出プロを交えたエキシビションマッチが急遽行われた。
[編集] 番組のトラブル
[編集] DVD
井出洋介が厳選した名場面を収録したDVDがポニーキャニオンより発売された。井上順が出したわれポン初の役満 、山本陽子の二人飛ばし、ブラザー・コーンの0点からの大逆転、萩原聖人の初優勝、風間杜夫の4連覇達成などが収録されている。(井出の解説や、点数計算講座も収録している)
[編集] 過去に出場した芸能人
[編集] 優勝回数(複数回)
- 6回 - 風間杜夫、萩原聖人
- 5回 - 坂上忍
- 4回 - 秋元康、川合俊一
- 3回 - 加賀まりこ、堺正章、清水アキラ、田中裕二
- 2回 - 落合博満、小柳ルミ子、山本圭一
[編集] スタッフ
- ディレクター : 荷見基成、児玉芳郎、中村由紀 (4-Legs)
- 演出 : 栗原真 (4-Legs)
- プロデューサー : 清水宏泰 / 安藤厚司 (4-Legs)
- 技術協力 : ニユーテレス
- 制作協力 : 4-Legs
- 制作 : フジテレビバラエティ制作センター
[編集] 関連項目
- 野島卓(司会・実況)※2008年1月第65弾より復帰
- 桜井堅一朗(第59弾~第63弾実況)
- 山中秀樹(元フジテレビアナウンサー・2007年第64弾実況)
- 内田恭子(元アシスタント)
- 富永美樹(元アシスタント)