小島武夫
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小島 武夫(こじま・たけお、1936年2月11日 - )は、競技麻雀のプロ雀士。福岡県福岡市博多区出身。日本プロ麻雀連盟初代会長・最高顧問。
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[編集] プロフィール
雀士としての知名度はトップクラスで、「ミスター麻雀」の異名を持つ。 故阿佐田哲也・古川凱章らと「麻雀新撰組」を結成。往年の人気深夜番組「11PM」の麻雀コーナーに登場するなどタレント的人気を博した。一方で著書(「麻雀-君ならどう打つ」)の記述について、天野晴夫にその著書「リーチ麻雀論改革派」において批判されるなど、さまざまな意味でメディアをにぎわせた。ツモった牌を手牌の中にしまったかどうかを相手からわからなくする「小手返し」を得意とし、誰にも見破られなかった青年時代を過ごす。
桜井章一のイカサマさえも見破る経験を持つ。【2007.09.04 小島武夫談】
現在は、CSのTV対局・麻雀格闘倶楽部シリーズ・ロン2などで現役として活躍している。
麻雀のみならずギャンブル一般に造詣が深い。特に競艇界では大御所の一人である。博多弁が特徴で、性格は明るく人なつっこく、男女問わずに好かれる。スター性、カリスマ性を持つ。経営者となったいくつもの雀荘をことごとくつぶしている上、借金王としても有名。近代麻雀オリジナルにて連載されていた『はっぽうやぶれ』(漫画:かわぐちかいじ)のモデルにもなっている。
多くのプロ雀士や麻雀愛好家は小島先生と呼んでいる。
複数の女性との間に子供を持つ(正確な数は本人にもわからない)。
[編集] 雀風
「魅せる麻雀」を信条としており常に視聴者を意識した手作りをする。内容は手役を作りにいくもので、打点の高さはプロ随一である。本人いわく「1000点、2000点の手にはなんの興味も無い」らしい。得意手役は三色同順。しかしその手作りが枷となり、スピードという点で他者よりも聴牌が遅れることがよくある。
[編集] タイトル
- 最高位(第3・4期)
- 無双位(第1期)
- マイルドセブン杯(第1期)
- 最強位(第2期)
など
[編集] 現在出演中の番組
[編集] 著書
- 「ひと目でわかる麻雀 点数のかぞえ方」(2004年 日本文芸社)
- 「勝つ麻雀負けない麻雀―初心者でも実戦ですぐに勝てるコツ」(2000年 日本文芸社)
- 「絶対負けない麻雀―読むだけで強くなる驚異の麻雀戦術」(1999年 日本文芸社)
- 「わかりやすい最新麻雀―天才プロ小島が教える」(1997年 梧桐書院)
- 「小島武夫の実戦麻雀読みのすべて」(1992年 永岡書店)
- 「麻雀・最強の打ち方―役作りの構想からリーチ看破法まで 最強プロはこう打つ!」(1991年 日本文芸社)
- 「麻雀-君ならどう打つ」(1986年 日本文芸社)
- 「麻雀・私ならこう打つ」(1985年 日本文芸社)
- 「麻雀必殺の打ち方」(1981年 日本文芸社)
- 「小島の麻雀 必殺の決め手」(1978年 日東書院)
- 「麻雀の研究 笑いながら強くなる本」(1971年 祥伝社)――作家吉行淳之介との対談形式