NHK旭川放送局
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放送対象地域 | 北海道旭川地方 |
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所在地 | 〒070-8680 旭川市6条通6丁目右10 |
公式サイト | |
総合テレビ | |
開局日 | 1958年12月28日 |
コールサイン | JOCG-TV |
デジタル親局 | 旭川 15ch (キーID3) |
アナログ親局 | 旭川 9ch |
教育テレビ | |
コールサイン | JOCC-TV |
デジタル親局 | 旭川 13ch (キーID 2) |
アナログ親局 | 旭川 2ch |
ラジオ第1 | |
開局日 | 1933年9月8日 |
コールサイン | JOCG |
親局 | 旭川 621kHz |
ラジオ第2 | |
コールサイン | JOCC |
親局 | 旭川 1602kHz |
FM | |
コールサイン | JOCG-FM |
親局 | 旭川 85.8MHz |
主な中継局 | |
デジタルテレビ ○和寒 総合38 教育18 |
|
ラジオ #チャンネル・周波数参照 |
NHK旭川放送局(エヌエイチケイあさひかわほうそうきょく)は、北海道の上川支庁、留萌支庁、宗谷支庁と空知支庁の北部(北空知)を放送対象地域とするNHKの地方放送局。テレビとラジオで地域放送を行っている(ニュースは平日のみ。土日祝日および12月29日~1月3日は原則として札幌放送局からの全道向け放送となるが、状況によってはこの限りではない)。
目次 |
[編集] 放送局概要
- 演奏所 〒070-8680 旭川市6条通6丁目右10 電話0166-24-7000
- 稚内報道室 〒097-0021 稚内市港1丁目2-3 郡ビル2F 電話0162-23-3403
放送対象地域のうち、北空知地区は以前は岩見沢放送局(現・札幌放送局岩見沢報道室)の管轄だった[1]。
全国のNHKの放送局の中では、受け持ちエリアの面積が日本一広いとされる[2]
稚内報道室には記者1人が常駐し、宗谷管内全域と留萌管内北部(天塩町・幌延町・遠別町)の取材を担当している。
[編集] チャンネル・周波数
[編集] 地上デジタル放送
地上デジタル放送にもコールサインが付与されたため、旭川送信所は旭川放送局の親局となる。
旭川送信所は2007年9月7日13:00から、和寒中継局は9月10日から試験電波発射と同時に試験放送開始。
2007年10月1日より旭川送信所と和寒中継局で本放送開始。ワンセグも試験放送開始当初から地域向けローカル放送を行っている。なお、本放送開始までテレビ画面でコールサイン、試験放送中のテロップは終日表示されなかった。[3]
今後は2008年に名寄・留萌・富良野・上川・上士別・深川・上富良野・幌加内で、2009年に知駒・稚内・羽幌・礼文・枝幸・小平・苫前・幾寅・仙法志・西稚内・麓郷・東山・幌延で、2010年には幌糠・船泊・占冠・北稚内・温根別・下川・上勇知・置杵牛・小石・抜海・枝幸問牧・枝幸目梨泊・和寒西和・一の橋・小平港・小平本町で放送開始予定。旭川台場中継局は旭川送信所・深川中継局のカバー状況を見ながら2010年に開局するか置局不要かを判断する。音威子府中継局は非該当[4]。
2008年に放送開始予定の上富良野局・富良野局エリアの地域でも、放送開始まで場所により高利得アンテナ使用で旭山送信所の地上デジタル放送が受信できる可能性もある。同じく2008年に放送開始予定の上士別局エリアの地域でも、放送開始まで場所によりパラスタックアンテナなどの使用で旭山送信所・和寒中継局の地上デジタル放送が受信できる可能性もある。
2008年に放送開始予定の深川局エリアの一部地域(深川市、沼田町、秩父別町、北竜町、妹背牛町など)では2007年10月1日に開局した歌志内中継局から送信される札幌放送局のデジタル総合テレビ・デジタル教育テレビが受信可能な場合もある[5]。
- 旭川送信所(旭山)TVhを除く民放各局が共同で新設。局舎・鉄塔・送信アンテナとも新設されたが局舎は民放各局のみ使用、NHKは既存のアナログテレビ・FM送信所施設を使用する。
- デジタル総合テレビ(JOCG-DTV)15ch 出力1kW(リモコンキーID:「3」)
- デジタル教育テレビ(JOCC-DTV)13ch 出力1kW(リモコンキーID:「2」)
- 和寒中継局(塩狩)放送エリア:和寒町(和寒西和中継局エリアとなる西和・福原地区を除く全域)・剣淵町(一部)・士別市(一部)
- デジタル総合テレビ 38ch 出力3W(リモコンキーID:「3」)
- デジタル教育テレビ 18ch 出力3W(リモコンキーID:「2」)
旭川送信所と和寒中継局の物理チャンネルは旭山送信所のアナログテレビおよび地上デジタル放送の電界強度がかなり強いことから、物理チャンネルはそれぞれ異なる番号で送信される。
ちなみに旭川送信所と同時開局した和寒中継局は地上デジタル放送中継局として旭川放送局管内で初の設置である。
旭川局独自の時刻スーパーはアナログ・デジタルとも旭川局独自のローカル放送のみ表示され、それ以外では東京または札幌局送出(デジタルは札幌局送出)のものを表示。全国に先駆け、2007年9月26日よりローカルのみ先行でロダン数字のフォントの使用を開始している(7セグメントの使用は試験放送開始からわずか十数日程度に終わった)。
スタジオ内・ニュース取材映像はデジタル放送開始当初からハイビジョン化されている。表示テロップ、天気などのCG画面は当初、標準画質用のものを使用していたが、2008年2月25日以降、表示テロップ、天気などのCG画面もハイビジョン化された。
[編集] アナログテレビ
※は、2011年7月24日の停波をもって運用を終える予定の中継局。
(注)は、先行局のカバー状況によって置局か2011年7月24日で廃局かを決める。
[編集] 総合テレビ(JOCG-TV)
- 旭川 9ch 1kW
- 中継局
- 旭川台場 53ch 10W(注)
- 上川 3ch 30W
- 名寄 4ch 250W
- 留萌 4ch 100W
- 富良野 4ch 100W
- 枝幸 4ch 10W
- 礼文 4ch 10W
- 知駒 9ch 250W
- 深川 18ch 100W
- 稚内 28ch 200W[6]
- 占冠 42ch 10W
- 美瑛 46ch 3W
- 空知金山 48ch 10W
- 幌糠 48ch 10W
- 和寒 48ch 30W
- 幌加内 48ch 3W
- 利尻仙法志 52ch 10W
- 幾寅 53ch 10W
- 音威子府 53ch 10W※
- 羽幌 55ch 100W
- 上士別 58ch 30W
- 下川 59ch 10W
- 富良野麓郷 60ch 10W
[編集] 教育テレビ(JOCC-TV)
- 旭川 2ch 1kW
- 中継局
- 旭川台場 49ch 10W(注)
- 知駒 2ch 250W
- 留萌 2ch 100W
- 上川 5ch 30W
- 名寄 12ch 250W
- 富良野 12ch 100W
- 枝幸 12ch 10W
- 礼文 12ch 10W
- 深川 16ch 100W
- 稚内 30ch 200W
- 占冠 44ch 10W
- 空知金山 45ch 10W
- 和寒 46ch 30W[7]
- 音威子府 49ch 10W※
- 利尻仙法志 50ch 10W
- 幾寅 51ch 10W
- 羽幌 53ch 100W
- 下川 61ch 10W
- 富良野麓郷 62ch 10W
[編集] ラジオ第1放送(JOCG)
- 中継局
[編集] ラジオ第2放送(JOCC)
- 旭川 1602kHz 1kW[9]
- 中継局
- 名寄 1125kHz 1kW
- 留萌 1359kHz 100W
- 中頓別 1359kHz 100W
- 稚内 1467kHz 1kW
- 遠別 1602kKHz 1kW
[編集] FM放送(JOCG-FM)
- 旭川 85.8MHz 500W(ERP・2.9kW)[10]
- 中継局
- 深川 84.0MHz 10W
- 富良野 84.2MHz 100W
- 稚内 84.5MHz 100W
- 上川 84.5MHz 10W
- 留萌 84.8MHz 100W
- 名寄 88.2MHz 1kW(ERP・1.8kW)
- 知駒 89.1MHz 1kW(ERP・6.6kW)[11]
- 礼文 89.7MHz 10W
- 枝幸 89.9MHz 10W
[編集] 沿革
- 昭和8年(1933年)
- 昭和9年(1934年)
- 昭和11年(1936年)
- 昭和25年(1950年)
- 4月25日 ラジオ第2放送開始
- 昭和25年(1950年)
- 昭和33年(1958年)
- 昭和35年(1960年)
- 昭和39年(1964年)
- 昭和44年(1969年)
- 昭和53年(1978年)
- 11月23日 中波チャンネルプラン変更
- 昭和54年(1979年)
- 6月 コンピュータによる運行装置の運用開始
- 昭和61年(1986年)
- 8月 総合テレビジョン音声多重放送開始
- 平成3年(1991年)
- 3月21日 教育テレビジョン音声多重放送全国同時開始
- 平成19年(2007年)
- 10月1日 旭川(旭山)と和寒中継局で地上デジタル放送開始
[編集] 主な番組
[編集] 総合テレビ
- ほっからんど北海道 あさひかわ(平日11:50~12:00)
- 女性契約キャスターのみ担当。 途中、11:54~11:57の間、東京からの気象情報をはさむ。
- 特集ほっからんどあさひかわ(原則毎月最終木曜日11:05~11:54)
- まるごとニュース北海道 あさひかわ(平日18:45~18:58)
- 基本的に男性アナウンサー、女性契約キャスターのいずれか1人が日替わりで務めるが、夏休みなどで男性アナウンサーがどちらも不在の場合、札幌放送局からアナウンサーが派遣される。
- 途中、18:50~18:55の間、札幌からの気象情報をはさむ。
※平日正午のテレビニュース(旭川ローカル枠12:18~)は男性アナウンサーのみ担当。
[編集] ラジオ第1放送
- あさひかわ発 ふるさと便(金曜日14:05~14:35)
- このため、「歌の散歩道」は隣接するエリアの札幌局、帯広局、北見局、室蘭局のいずれかの周波数を受信しない限り聴取はできない(大半の地域は聴取可能)。
[編集] アナウンサー
[編集] 現在
- 福井茂(ふくい・しげる、チーフアナウンサー) 2006年6月~
- 猪飼雄一(いかい・ゆういち)2008年3月~(前任地の札幌局から異動)
[編集] 過去
- 市川泰(いちかわ・やすし)
- 志摩悦二郎(しま・えつじろう)※
- 旭川に再度赴任してからは、札幌局や函館局(現在)など通算20年近く北海道内に在籍している。
- 曽根優(そね・まさる)※
- 南山吉弘(みなみやま・よしひろ)※
- 小野孝二(おの・こうじ)
- 館野直光(たての・なおみつ) 現在は札幌局で週1回(日曜早朝~昼間)、ラジオ・FMの北海道地方のニュースを担当
- 堀伸浩(ほり・のぶひろ) 現在流れているアナログ総合テレビ、ラジオ第1放送、FM放送コールサインの呼び出しの放送(収録音源)は2003年夏頃から使われている。
- 赤松俊理(あかまつ・しゅんり) 2004年4月~2008年3月
- 画家・丸木俊の親戚にあたる。2007年10月1日より、デジタル総合テレビのコールサイン呼び出しを担当。札幌局転勤後もデジタル総合テレビのコールサイン呼び出し収録音源は現在も継続使用されている。
※印は入局時の初任地
[編集] 過去の制作番組
- ほくほくテレビニュース あさひかわ(総合テレビジョン)
- 札幌放送局を除くNHK道内各放送局の夕方のローカル枠の中では唯一、「ほくほくテレビ」のタイトルがつけられていた。オープニングBGMはローカル番組独自のものだが、エンディングBGMは札幌放送局で流れているもの(「ほくほくテレビニュース」終了時 )とまったく同じである。そのため番組終了時のクレジットは「ほくほくテレビニュース 終」と表示されていた。
- ここスタ!○○(現行の「まるごとニュース北海道 あさひかわ」金曜日放送枠の時間帯にて不定期放送)
- 道北・北空知地方の各市町村へ中継車を派遣し、特設会場から生中継を行う。また、このときに限り、道北・北空知地方のローカルニュースは通常のニューススタジオではなく、局内のニュースデスクにカメラを設置し、ニュースデスク担当者がニュースを伝える(気象情報は通常通り男性アナウンサーまたは女性契約キャスターが担当)。2008年3月7日放送(この日の中継先は羽幌町)では通常のニューススタジオからの放送だったが、背景のクロマキー合成画面ではアナウンス・番組制作などのさまざまなデスクが置かれている部署内の映像が流れていた。
- ニュースネットほっかいどう(総合テレビジョン)
- 北海道の窓(総合テレビジョン)
- 夕べのひととき(FM)
- ハローサタデー旭川(FM)
[編集] 過去の関連行事
- NHKスキー学校
- オープンスタジオ
- 旭川冬まつりスノーステージ
[編集] 天気カメラ
- 旭川市内
- ロワジールホテル旭川屋上(2007年10月下旬にハイビジョンカメラに更新)
- 以前は旭川放送局鉄塔に設置していたが、旭川パレスホテル(現ロワジールホテル旭川)完成時に移設された。
- JR旭川駅(買物公園方向)
- ロワジールホテル旭川屋上(2007年10月下旬にハイビジョンカメラに更新)
- 稚内
- 留萌(千望台の中継塔)
- 東神楽町(旭川空港)
- 美瑛町
- 利尻島 ほか
[編集] 関連項目
[編集] 隣接地域のNHK放送局
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ 北空知地区にある深川中継局の総合テレビとFM放送、および幌加内中継局の総合テレビでは、2000年以前は札幌放送局を親局としていたが、後に旭川放送局に切り替えた。ただし教育テレビはそれ以前より旭川放送局を親局としていた。
- ^ 面積は四国地方とほぼ同規模。
- ^ 総合テレビで4:20分前に出されるコールサインID画面で「試験電波発射中」と札幌以外の道内6放送局のコールサインが書かれた静止画が表示されたのみである
- ^ 名寄中継局・知駒中継局でカバーできるため。
- ^ これらの地域では2008年の深川中継局開局後はデジタル総合テレビ・デジタル教育テレビの3桁チャンネル番号に枝番が付けられる(NHKの放送局名が旭川と札幌で別々になるため)
- ^ 以前は4chで放送していたが、混信対策のためUHFに変更された。同じく教育テレビも以前は12chで放送、変更理由は同様
- ^ 1965年の開設当初は45chで放送。1972年開設のHTB和寒中継局が44chを使用することになったため、46chに変更された。チャンネル変更当時、テレビ受像機の選局はダイヤルを手でまわす方式しかなかったため旧チャンネルは即停波されたが、現在はリモコン式のテレビが普及しているため新チャンネル移行の際は旧チャンネルが即停波にならないように暫定的に新旧チャンネルのサイマル放送が行われ、旧チャンネルの放送終了・停波の告知を視聴者に周知させ混乱させないよう対応がとられている(2007年3月末まで行われていた地上デジタル放送開始に伴うアナアナ変換がこれにあたる)
- ^ 地域により、日中は良好に受信できても夜間は外国波との混信が激しいところがあるが、和寒町以北の上川地方北部では名寄局(837kHz)のほうが夜間でも良好に受信できることがある。
- ^ 旭川放送局は出力が弱いため、地域によっては札幌放送局(747kHz・出力500kw)のほうが良好に受信出来ることがある。
- ^ 地域によっては外部FMアンテナを使わなければ良好に受信出来ない場合もある。この場合は札幌送信所、名寄中継局、知駒中継局などで受信したほうが良いこともある。
- ^ 送信所の所在地は中頓別町であるが、同じ1kWの名寄中継局よりもERP(実効輻射電力)が倍以上も強いため外部のFMアンテナの性能次第では稚内市内や上川地方北部(和寒町以北)でも地域により受信可能である
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NHKの放送局 (NHK北海道ネットワーク) |
札幌・函館・旭川・帯広・北見・釧路・室蘭 |
ラジオ(AM)・テレビ兼営 | HBC(HBCラジオ)(JNN/JRN・NRN系) |
テレビ単営 | STV(NNN・NNS系)・HTB(ANN系)・uhb(FNN・FNS系)・TVh(TXN系)1 |
ラジオ(AM)単営 | STVラジオ(NRN系) |
ラジオ(FM)単営 | AIR-G'(JFN系)・FM NORTH WAVE(JFL系) |
1放送エリアは札幌・旭川・函館・室蘭地区のみ。 |