長崎県立佐世保南高等学校
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過去の名称 | 旧制長崎県立佐世保中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 長崎県 |
設立年月日 | 1908年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 単位制 |
設置学科 | 普通科/グローバル(文理混合)コース 普通科/一般コース |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 42109A |
所在地 | 〒857-1151 |
長崎県佐世保市日宇町2526 | |
電話番号 | 0956-31-5291 |
FAX番号 | 0956-33-4103 |
外部リンク | 公式サイト |
長崎県立佐世保南高等学校(ながさきけんりつさせぼみなみこうとうがっこう)は、長崎県佐世保市日宇町2526番地にある県立共学の全日制普通科高等学校である。(→所在地地図)
佐世保三校(佐世保南、佐世保北、佐世保西)と呼ばれる進学校の一つ。 交通手段としては、JR、バスがあるが、交通の利便性からバスを利用する学生が多い。 通称:佐南(さなん)、南高(なんこう、みなみこう)。 平成16年度から平成18年度までSELHi(Super English Language Highschool)指定校であった。
校内敷地内を川が流れ、「かしわ橋」「かつら橋」「さくら橋」の三つの橋が架かっている。これらの橋の名称はそれぞれ佐世保南高校、旧制佐世保中学校、旧制佐世保高等女学校の校章に由来している。
また、四種のさくら「寒桜」「緋寒桜」「ソメイヨシノ」「シダレザクラ」があり、卒業・入学を迎える時期に美しい花をつけることで知られている。「寒桜」は1941年(昭和16年)に佐世保南高の前身・旧制佐世保中学が保立町(現在の旧八幡小学校跡地)から日宇町(現在地)に移転した記念に植樹されたものである。
目次 |
[編集] 学科
- 全日制普通科
- グローバル(文理混合)コース/定員80名
- 一般コース/定員200名
- 従来からの国公立大学受験を目標とするコースである。
[編集] 沿革
- 1908年(明治41年) 4月17日、長崎県立佐世保中学校として創立(現在の旧八幡小学校跡地(草木ヶ原:第一応援歌冒頭にも出てくる)、佐世保市保立町10-1)。
- 1941年(昭和16年) 8月に佐世保市日宇町2526番地(現在地)へ移転。
- 1948年(昭和23年) 長崎県立佐世保第一高等学校へ改称(学制改革による新制高等学校発足)。
- 1949年(昭和24年) 2月1日、長崎県立佐世保南高等学校として発足(佐世保一高、佐世保女子高、他3校との統合・分割による)。
- 日宇校舎…県立佐世保一高(旧制佐世保中学)校舎を継承。
- 白南風校舎…県立佐世保女子高(旧制佐世保高女)校舎を継承(現在の旧佐世保スポーツランド、佐世保市三浦町5-6)。
- 1951年(昭和26年) 12月25日、校舎を日宇校舎へ合併統合(白南風校舎は県立佐世保商科短大(長崎県立大の前身)として移管)。
- 1972年(昭和47年) 佐世保三校(南・北・西)での総合選抜制度による入学試験開始。
- 2002年(平成14年) 従来からの3学期制を廃止し、2学期制を導入。
- 2003年(平成15年) 総合選抜制度による入学試験廃止、単独選抜制度による入学試験開始。
- 2007年(平成19年) 「長崎県立佐世保南高等学校史料室」及び「長崎県立佐世保中学校同窓会史料室」設置。
[編集] 校訓
- 自彊自律
- 和敬礼節
[編集] 校歌・応援歌
- 校歌、第一応援歌は「長崎県立佐世保南高等学校公式サイト」で聴くことができる。
- 校歌について
- 1949年(昭和24年)10月、職員生徒から委員が選出され校歌制定委員会が発足。歌詞は匿名での公募・審査・投票により選出。
- 1949年(昭和24年)11月10日の歌詞正式決定後、東京芸大教授・下総皖一氏に作曲を依頼。
- 1950年(昭和25年) 3月1日、第2回卒業式(白南風校舎講堂)において正式に発表。
[編集] 学習
- 宿泊研修 1年生が対象。就学時の中学から高校への移行期・高校学習導入期に高校生としての学習習慣・生活習慣の早期定着を目的に行う。
- 早朝補習 通常授業前、7時25分より45分間実施される。全学年・全生徒が対象。
- 学習合宿 1年生と3年生が対象。1年生は4泊5日、3年生は6泊7日、夏季に宿泊施設にて集中学習を行う。
[編集] 行事
- マラソン大会 佐世保南高から猫山ダムまでの坂道を往復、男子15.2km、女子7.3kmを走破する。50年以上の歴史を持つ。
- 体育祭 南高グラウンドで行われる。大会の開催、企画・運営等はほとんど生徒により運営される。
- 文化祭 南高とアルカスSASEBOが会場となる。アルカスSASEBOでは文化部などの展示や大ホールでのステージ発表が行われる。
[編集] 制服
- 男子生徒の制服には紺色の詰襟(金ボタン)を使用。(黒詰襟からの変更は1981年(昭和56年))
[編集] 部活動(あいうえお順)
〈運動部〉
〈文化部〉
- 2000年(平成12年) 第45回九州吹奏楽コンクール銅賞
- 2001年(平成13年) 第46回九州吹奏楽コンクール銀賞
- 2002年(平成14年) 第47回九州吹奏楽コンクール銀賞
- 2003年(平成15年) 第48回九州吹奏楽コンクール金賞
- 2004年(平成16年) 第49回長崎県吹奏楽コンクール金賞
- 2005年(平成17年) 第50回長崎県吹奏楽コンクール金賞
- 2006年(平成18年) 第51回長崎県吹奏楽コンクール金賞
- 2007年(平成19年) 第52回長崎県吹奏楽コンクール金賞
[編集] 卒業生
- 原田泳幸 - 日本マクドナルドHD(株)、日本マクドナルド(株)代表取締役会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)
- 福島昭英 - 元マイクロソフト(株)常務取締役/相談役
- 岡田甲子男 - アリアケジャパン(株)会長、元代表取締役社長 [3]
- 國松照朗 - (株)パールトーン社長(パールトーン安心きもの振興会会長)[4]
- 吉田紘一 - 元住友生命保険相互会社社長(元生命保険協会会長)
- 小池寛治 - 元国際連合大学学長特別顧問、元外務省特命全権大使(駐オランダ大使)
- 前畑英介 - 元(株)ピー・シー・エル代表取締役社長・医学博士[5]
- 河野茂 - 長崎大学医学部第二内科教授(医学部長)
- 中村聖三 - 長崎大学工学部社会開発工学科准教授
- 鳥谷一生 - 大分大学経済学部・大学院経済学研究科教授
- 今泉俊文 - 東北大学理学部・大学院理学研究科地学専攻教授
- 久野英子 - 登山家(1975年エベレスト女性世界初登(日本女子登山隊隊長、副隊長は田部井淳子)
- 金子成人 - 脚本家 (1997年度向田邦子賞)[6]
- 馬場忍 - 画家
- 平尾由希 - NHKキャスター(NHK BSニュース)
- 本野大輔 - 讀賣テレビ放送アナウンサー(2005年入社)
- 吉田正志 - 音楽家、音楽プロデューサー
- 久保ミツロウ - 漫画家
- たいらいさお - 3代目うたのおにいさん(NHK おかあさんといっしょ)
- アジサカコウジ - イラストレーター
- 光武顕 - 佐世保市長(前職・1995年4月30日-2007年4月、3期)
- 朝長則男 - 佐世保市長(現職・2007年4月30日就任、1期目)
- 堀多香子 - テレビ佐世保アナウンサー
- 曲寿郎 - 陸上幕僚長、東京簡裁判事、弁護士