第1次森内閣
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第1次森喜朗内閣(だい1じもりよしろうないかく)は、前任の小渕恵三首相が脳梗塞で緊急入院し職務執行不能となったため、2000年4月5日に第85代の内閣総理大臣に指名・任命された森喜朗が同日、前小渕内閣をそのまま引き継ぐ形で組閣した内閣である。
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[編集] 概要
前小渕内閣に引き続き、自由民主党、公明党、および保守党による自公保政権であった。
小渕首相の発症・入院が急であり重篤と伝えられ、五人組による不透明が問題視された内閣となった。官房長官を含めて全て前内閣からの再任者となる居抜き内閣でスピード組閣された。また、第42回衆議院議員総選挙を想定しての「選挙管理内閣」の性格が強く、事実上「代理続行のための緊急内閣」であった。内閣総理大臣としての人事権により森首相が独自に組閣するのは、同年7月4日の第2次森内閣からである。
[編集] 国務大臣等
【】内は特命事項を担当する国務大臣の職務。
- 内閣総理大臣 - 森喜朗
- 法務大臣 - 臼井日出男
- 外務大臣 - 河野洋平
- 大蔵大臣 - 宮澤喜一
- 文部大臣、科学技術庁長官、国立国会図書館連絡調整委員会委員 - 中曽根弘文
- 厚生大臣、【年金問題担当】 - 丹羽雄哉
- 農林水産大臣 - 玉澤徳一郎
- 通商産業大臣、【国際博覧会担当】 - 深谷隆司
- 運輸大臣、北海道開発庁長官、【新東京国際空港担当】 - 二階俊博 ( 保守党 )
- 郵政大臣 - 前島英三郎(八代英太)
- 労働大臣 - 牧野隆守
- 建設大臣、国土庁長官、【研究・学園都市、土地対策、首都機能移転担当】 - 中山正暉
- 自治大臣、国家公安委員会委員長 - 保利耕輔
- 内閣官房長官、沖縄開発庁長官、【男女共同参画、沖縄担当】 - 青木幹雄
- 金融再生委員会委員長 - 谷垣禎一
- 総務庁長官、【中央省庁再編担当】 - 續訓弘 ( 公明党 )
- 防衛庁長官 - 瓦力
- 経済企画庁長官、【総合交通対策、新千年紀記念行事担当】 - 池口小太郎(堺屋太一)
- 環境庁長官、【地球環境問題担当】 - 清水嘉与子
[編集] 政務次官
組閣同日に発足。
※1999年(平成11年)9月20日、将来の副大臣制度を見据えた政務次官の権限強化に関する法改正があり、同日以降は「○○総括政務次官」(1省庁に複数置かれる場合は筆頭者のみ)と呼称することとなった。この改正では権限部分のみで官職名までは改められず、閣議での申し合わせという形での「総括」呼称導入であったため、法的根拠を要する任命辞令には「総括」を含まない正式官職名が使用される。
- 法務政務次官 - 山本有二
- 外務政務次官 - 江﨑鐵磨 ( 保守党 )、 山本一太
- 大蔵政務次官 - 大野功統、林芳正
- 文部政務次官 - 河村建夫、小此木八郎
- 厚生政務次官 - 大野由利子 ( 公明党 )
- 農林水産政務次官 - 谷津義男、金田勝年
- 通商産業政務次官 - 細田博之、茂木敏充
- 運輸政務次官 - 中馬弘毅、鈴木政二
- 郵政政務次官 - 小坂憲次、前田正
- 労働政務次官 - 長勢甚遠
- 建設政務次官 - 加藤卓二、岸田文雄
- 自治政務次官 - 平林鴻三、橘康太郎
- 総理府政務次官 - 長峯基
- 金融再生政務次官 - 村井仁
- 総務政務次官 - 持永和見
- 北海道開発政務次官 - 米田建三
- 防衛政務次官 - 依田智治、西川太一郎 ( 保守党 )
- 経済企画政務次官 - 小池百合子 ( 保守党 )
- 科学技術政務次官 - 斉藤鉄夫 ( 公明党 )
- 環境政務次官 - 柳本卓治
- 沖縄開発政務次官 - 白保台一 ( 公明党 )
- 国土政務次官 - 増田敏男
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
小渕内閣第2次改造内閣 | 第1次森内閣 2000年4月5日 - 2000年7月4日 |
第2次森内閣 | |||||||||||||
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※ 名前は内閣総理大臣、名前の後の数字は任命回数(組閣次数)、「改」は改造内閣、「改」の後の数字は改造回数(改造次数)をそれぞれ示す。 |