金田勝年
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金田 勝年(かねた かつとし、1949年10月4日 - )とは日本の政治家。自由民主党所属の元参議院議員、元大蔵省の官僚。北京オリンピックを支援する議員の会所属。
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[編集] 経歴
[編集] 大蔵省入省まで
秋田県立秋田高等学校を経て、一橋大学経済学部を卒業し、1973年大蔵省に入省(主計局)。
東大紛争による東大入試中止の年次にあたる。採用は例年より少なく、同期に財務事務次官に就任した者はいない。銭谷真美(文部科学事務次官、東北大教育学部卒)は高校の同期で、ともに一浪し東大入試受験の機会を逃す。
主な大蔵省同期として以下。
- 加藤秀樹(構想日本代表、東京財団会長兼理事長、京大経済学部卒)
- 新井将敬(元自民党衆議院議員、東大経済学部卒)
- 佐藤隆文(金融庁長官、一橋大経済学部卒)
- 井戸清人(日本銀行理事、元財務省国際局長、東工大理学部卒)
- 竹内洋(日本政策投資銀行理事、元財務省関税局長、東大法学部卒)
- 牧野治郎(国税庁長官、牧野隆守女婿、東大経済学部卒)
- 増井喜一郎(日本証券業協会副会長、元金融庁総務企画局長、京大法学部卒)などで
[編集] 大蔵省での略歴
- 1978年東京国税局山梨税務署長
- 1981年大蔵省主計局法規課長補佐(建設・運輸・郵政担当)
- 1983年大蔵省主計局主計官補佐(農林水産担当)
- 1988年大阪国税局調査部長
- 1990年プリンストン大学国際問題研究所客員研究員
- 1991年大蔵省証券局証券取引審査室長
- 1992年大蔵省主計局給与課長
- 1993年大蔵省主計局主計官(環境・国土・法務・警察・総務・経企・沖縄・宮内・衆参国会・裁判所・公取・総理府等を担当)
- 1995年大蔵省退官
[編集] 政界での略歴
1995年7月の参議院議員選挙に秋田県選挙区で出馬し、現職で日本社会党候補の細谷昭雄を破り初当選(得票数20万3274票)。以後、2期連続当選した。2007年の参院選で野党統一候補の松浦大悟に敗れ、落選した。
2008年、郵政民営化に反対し自民党を除名された野呂田芳成が次回(第45回)総選挙に出馬せず今期限りでの引退を表明した際に、秋田2区における野呂田の後継候補として金田が指名された。但し、同選挙区では前回総選挙において南関東ブロック比例単独で当選した近江屋信広も出馬を目指している。
- 1997年 参議院自民党自由民主党国会対策副委員長
- 1999年 農林水産政務次官
- 2000年 自由民主党副幹事長、参議院農林水産委員会筆頭理事
- 2001年 自由民主党政務調査会厚生労働部会長
- 2002年 参議院厚生労働委員長
- 2004年 参議院議院運営委員会筆頭理事
- 2005年 外務副大臣
- 2007年 第21回参議院議員通常選挙で落選
- 2008年 自由民主党秋田県第2区支部長