畑英次郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
畑 英次郎（はた えいじろう、昭和3年（1928年）9月10日 - ）は、政治家。衆議院議員。細川内閣の農林水産大臣、羽田内閣の通商産業大臣を歴任した。大分県日田市出身。甥に作家の畑正憲がいる[1]。
昭和21年（1946年）武蔵工業専門学校（現武蔵工業大学）を中退し、地元の日田市役所に就職する。その後地元選出の衆議院議員広瀬正雄の秘書となる。昭和43年（1968年）日田市長選挙に立候補し当選する。当選回数3回。
昭和54年（1979年）第35回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で立候補し当選する。自民党では田中派→竹下派（経世会）に所属する。族議員としては逓信族、郵政族で、郵政政務次官、厚生政務次官、衆議院逓信委員長を歴任した。
平成4年（1992年）竹下派の分裂では、小沢一郎、羽田孜を支持し羽田派（改革フォーラム21）に参加する。平成5年（1993年）宮沢内閣不信任案に賛成投票をし、羽田派のメンバーとともに自民党を離党、新生党に参加する。第40回衆議院議員総選挙後に成立した細川護熙内閣で農林水産大臣に就任し、コメの自由化など懸案に当たった。平成6年（1994年）4月に羽田孜内閣が成立すると、通商産業大臣に就任した。同年12月に新進党に参加する。新進党では、羽田孜に近く、小沢一郎に批判的な立場にまわる。平成8年（1996年）新進党を離党し太陽党に参加、党幹事長に就任する。平成10年（1998年）民政党に加わり、同年4月民主党に合流した。民主党では副代表を務める。平成12年（2000年）第42回衆議院議員総選挙には立候補せず、政界を引退した。
同年勲一等瑞宝章を受章する。
[編集] 脚注
- ^ 『サンケイ日本紳士年鑑 第18版』（サンケイ新聞データシステム） より
|
|
|
|
|
|
| 農林大臣（戦前） |
|---|
| 高橋是清 - 岡崎邦輔 -早速整爾 -町田忠治 -山本悌二郎 -町田忠治 -山本悌二郎 -後藤文夫 -山崎達之輔 -島田俊雄 -山崎達之輔 -有馬頼寧 -櫻内幸雄 -伍堂卓雄 -酒井忠正 -島田俊雄 -石黒忠篤 -井野碩哉 -山崎達之輔 |
| 農林大臣（戦後） |
| 千石興太郎 - 松村謙三 -副島千八 -和田博雄 -吉田茂 -木村小左衛門 -平野力三 -波多野鼎 -永江一夫 -周東英雄 -森幸太郎 -広川弘禅 -根本龍太郎 -広川弘禅 -小笠原三九郎 -広川弘禅 -田子一民 -内田信也 -保利茂 -河野一郎 -井出一太郎 -赤城宗徳 -三浦一雄 -福田赳夫 -南条徳男 -周東英雄 -河野一郎 -重政誠之 -赤城宗徳 -坂田英一 - 松野頼三 -倉石忠雄 -西村直己 -長谷川四郎 -倉石忠雄 -赤城宗徳 -足立篤郎 -櫻内義雄 -倉石忠雄 -安倍晋太郎 -大石武一 -鈴木善幸 -中川一郎 |
| 農林水産大臣（中央省庁再編前） |
| 中川一郎 - 渡辺美智雄 -武藤嘉文 -亀岡高夫 -田沢吉郎 -金子岩三 -山村新治郎 -佐藤守良 -羽田孜 -加藤六月 -佐藤隆 -羽田孜 -堀之内久男 -鹿野道彦 -山本富雄 -近藤元次 -田名部匡省 -宮澤喜一 -畑英次郎 -加藤六月 -大河原太一郎 -野呂田芳成 -大原一三 -藤本孝雄 -越智伊平 -島村宜伸 -中川昭一 -玉澤徳一郎 -谷洋一 -谷津義男 |
| 農林水産大臣（中央省庁再編後） |
| 谷津義男 -武部勤 -大島理森 -亀井善之 -島村宜伸 -小泉純一郎 -岩永峯一 -中川昭一 -松岡利勝 -赤城徳彦 -若林正俊 -遠藤武彦 -若林正俊 |
| 通商産業大臣 |
|---|
| 稲垣平太郎 - 池田勇人 -高瀬荘太郎 -横尾龍 -高橋龍太郎 -池田勇人 -小笠原三九郎 -岡野清豪 -愛知揆一 -石橋湛山 -水田三喜男 -前尾繁三郎 -高碕達之助 -池田勇人 -石井光次郎 -椎名悦三郎 -佐藤栄作 -福田一 -櫻内義雄 -三木武夫 -菅野和太郎 -椎名悦三郎 -大平正芳 -宮澤喜一 -田中角栄 -中曽根康弘 -河本敏夫 -田中龍夫 -河本敏夫 -江崎真澄 -佐々木義武 -田中六助 -安倍晋太郎 -山中貞則 -宇野宗佑 -小此木彦三郎 -村田敬次郎 -渡辺美智雄 -田村元 -三塚博 -梶山静六 -松永光 -武藤嘉文 -中尾栄一 -渡部恒三 -森喜朗 -熊谷弘 -畑英次郎 -橋本龍太郎 -塚原俊平 -佐藤信二 -堀内光雄 -与謝野馨 -深谷隆司 -平沼赳夫 |
| 経済産業大臣 |
| 平沼赳夫 - 中川昭一 - 二階俊博 - 甘利明 |
