山下勝充

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山下 勝充 東北楽天ゴールデンイーグルス No.38
基本情報
国籍	日本
出身地	大阪府八尾市
生年月日	1977年5月19日（31歳）
身長 体重	186cm 90kg
選手情報
投球・打席	右投右打
守備位置	二塁手、一塁手、三塁手、遊撃手
プロ入り	1999年 4位
初出場	2000年4月1日
年俸	760万円（2008年）
経歴
近畿大学附属高等学校 近畿大学 大阪近鉄バファローズ（2000 - 2004） 東北楽天ゴールデンイーグルス（2005 - ）
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山下 勝充（やました かつみ、本名：山下 勝己（読み同じ）、1977年5月19日 - ）は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属するプロ野球選手（内野手）。

目次 1 経歴 1.1 プロ入り前 1.2 近鉄時代 1.3 楽天時代 2 人物・エピソード 3 年度別打撃成績 4 獲得タイトル・表彰 5 関連項目

[編集] 経歴

[編集] プロ入り前

• 小学4年時にニ人の兄の影響で本格的にソフトボールを始める。六年生次にボーイズリーグ「八尾フレンド」に入部し、三塁手として全国大会優勝、中学時代には全国大会ベスト4進出。近大附属高校へ進学。甲子園出場はなし。
• 近畿大学へ進学。二年次に二岡智宏（巨人）、藤井彰人（楽天）らと共に史上初のアマチュア五冠（春のリーグ戦、秋のリーグ戦、大学選手権、明治神宮大会、全日本アマチュア野球王座決定戦の五大会で優勝）を達成。二年と三年の春にベストナインを受賞。

[編集] 近鉄時代

• 1999年のドラフトにて、大阪近鉄バファローズより四巡目指名を受けて入団。
• 2000年、オープン戦で本塁打を放つなどの活躍を見せ、オープン戦の新人賞を受賞。4月1日のオリックス戦に八番一塁手としてプロ初出場。5月7日のダイエー戦で篠原貴行から初本塁打を記録する。しかしその後打率は1割台と低迷し二軍落ちとなる。同シーズンの一軍出場67試合は現時点での山下の最高試合出場数となっている。翌年は一軍出場二試合、翌々年は一軍出場ゼロに終わる。
• 2003年、ウエスタンリーグで二冠王（打率.361、19本塁打）を獲得。梨田昌孝監督から下山真二とともに「下山下コンビ」と命名され期待を受ける。
• 2004年、一軍22試合出場、打率.171。一軍では結果を残すことができないまま、シーズン終了後、球団合併に伴う分配ドラフトにより、東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍する。

[編集] 楽天時代

2005年

春季キャンプ中に行われた球団初の紅白戦では四番に入り、初打席に本塁打を放った。その後も好調を維持し開幕一軍を果たし、守備固めとして4試合に出場したが3月30日には二軍降格し一軍出場9試合に終わった。

二軍ではチームトップの12本塁打を打って長打力を発揮し、守備でも一塁手52試合、三塁手37試合、二塁手14試合、遊撃手7試合を守った。シーズン途中に両親からの提案を受けて登録名を変更。「勝己」から「勝充」とした。

2006年

打撃好調で三塁手として開幕一軍を果たしたが、4月10日に二軍降格。5月6日に一軍昇格となるが、5月29日の試合で一塁にヘッドスライディングを試みた際に左手の中指を骨折し戦線離脱。8月6日に復帰し代打で押し出しの四球を選んで打点を挙げたが、9月1日には再び二軍降格しそのままシーズンを終えた。一軍では6年ぶりの100打席以上を経験し、打率.278とまずまずの成績を残したが、ケガに泣かされる一年となった。

二軍では打率.341、13本塁打、長打率.715の成績で、竹原直隆（ロッテ）と並んでイースタンリーグ本塁打王を受賞した（竹原は82試合出場、山下は35試合出場）。近鉄時代にもウェスタン・リーグで最多本塁打賞を受賞しているため史上二人目のイ、ウ両リーグ本塁打王となる（史上初は現楽天二軍総務の河野亮）。外野守備も1試合だけ経験した。

2007年

一軍出場なし。二軍では44試合で打率.296、1本塁打を記録した。三塁手のライバルが多く、出場機会を増やすために二軍では二塁手での出場のほうが多かった。しかし二塁で6失策、三塁で5失策、一塁で2失策と守備で精彩を欠いた。

2008年

4月11日のオリックス・バファローズ戦で延長10回に代打で登場し、見事チームの連敗を止めるサヨナラヒットを放ち自身初のお立ち台に上った。5月6日のソフトバンク戦で一軍では8年ぶりとなる本塁打を記録した。

[編集] 人物・エピソード

• ど根性ガエルの登場人物・佐川梅三郎に似ているということで愛称は梅さん。
• 大の浜崎あゆみファン。漫画『ドカベン スーパースターズ編』の中でもネタとなっている。
• 春先に絶好調だが開幕とともに失速するため、「オープン戦男」「二軍の帝王」という不名誉な異名を持つ。
• 2006年オフから、課題であった精神面の弱さを克服するため、下柳剛と同じ福島大学の講師の下に通い、メンタル面の強化に努めている。
• 上述の2008年4月のサヨナラヒットの際、監督の野村克也は「その瞬間はトイレに行っていて見ていなかった。まさか山下が打つとは思わなかった」と苦笑いしていた。

[編集] 年度別打撃成績

年度	チーム	背番号	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	打率
2000年	近鉄	38	67	107	8	16	4	0	1	5	0	.150
2001年			2	0	0	0	0	0	0	0	0	-
2002年			一軍試合出場なし
2003年			24	57	4	15	5	0	0	5	2	.263
2004年			22	41	4	7	1	0	0	1	0	.171
2005年	楽天		9	6	0	1	0	0	0	0	0	.167
2006年			39	90	9	25	8	0	0	9	3	.278
2007年			一軍試合出場なし
通算（8年）			163	301	25	64	18	0	1	20	5	.213

[編集] 獲得タイトル・表彰

• ウエスタンリーグ首位打者・最多本塁打・最高出塁率（2004年）
• イースタンリーグ最多本塁打（2006年）

[編集] 関連項目

• 野村克也
• 鈴木貴久

大阪近鉄バファローズ 1999年ドラフト指名選手
1位：宮本大輔 / 2位：高木康成 / 3位：前田忠節 / 4位：山下勝己 / 5位：岩隈久志 / 6位：鷹野史寿 7位：覚前昌也 / 8位：奈良将史 / 9位：吉川勝成